JPH11306463A - ガス漏れ警報器 - Google Patents

ガス漏れ警報器

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JPH11306463A
JPH11306463A JP10955698A JP10955698A JPH11306463A JP H11306463 A JPH11306463 A JP H11306463A JP 10955698 A JP10955698 A JP 10955698A JP 10955698 A JP10955698 A JP 10955698A JP H11306463 A JPH11306463 A JP H11306463A
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JP
Japan
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gas
alarm
gas leak
leak alarm
gas concentration
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Withdrawn
Application number
JP10955698A
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English (en)
Inventor
Kikuo Kawasaki
紀久雄 川崎
Kenji Ishikura
賢二 石倉
Takeshi Numagami
毅 沼上
Shiro Kondo
史郎 近藤
Eiji Matsumoto
栄治 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のガス漏れ警報器は、その機能が予め設
定されており、設置状況等に応じて変更することができ
なかった。 【解決手段】 ガス漏れ警報器に、別の目的で構成され
た自動検針システムや遠方監視用のセンタシステムとの
通信手段を備えるとともに、ガス漏れ警報器で検出した
ガス濃度および警報動作の情報をセンタに送信する手段
を備える。また、センタからの指示に従って、新たに受
信した情報にもとづく音声の出力をしたり、受信した情
報を利用することで個々の警報器には持っていない新た
な機能を発揮する。また、センタから受信した情報は不
揮発性メモリ内に記憶することで、繰返し使用が可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガスの異常な漏れ
や発生を検知し、周囲に警報発信するガス漏れ警報器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス漏れ警報器は家庭内の炊事、暖房な
どに使用する可燃性ガスの漏れや不完全燃焼時に発生す
る一酸化炭素ガス(COガス)を検知し、警報音や音声
を発生して周囲の使用者に通知する装置として広く使用
されている。また、自動車で発生するCOガスを検知す
る装置、ホテルやビルなどの建物内の安全性を高めるセ
ンサなどとしても使用されている。これらのガス漏れ警
報器は、警報の出力手段として音声発生装置やブザーを
用いているのが一般的である。音声発生装置を用いた場
合は、警報として使用する音声内容を設計時に選定して
メモリ内に記憶しておくため、警報内容が予め固定され
てしまう。さらに、従来の警報器では、動作の設定値、
つまり警報動作を開始または停止するガス濃度の設定
は、設計時、あるいは製造時の調整で設定される。その
ため、いったん家庭等に設置した後に、その設定値をユ
ーザ側で変更するのは、実際問題として不可能であっ
た。
【0003】また、ホテルなどに設置された警報器で
は、ガスを検知して警報出力の作動をした場合に、警報
動作したことを外部へ通知する機能がある。これは外部
出力としてトランジスタ出力あるいは接点出力のオン/
オフを出力する以外に、6−12Vのようにアナログレ
ベルの信号を出力する機能を備えたものもある。しか
し、この警報器では単純に動作結果だけを外部に通知す
るに過ぎない。その他に、ガスメータとの通信機能を持
ったガス漏れ警報器も存在する。これは、S型保安ガス
メータと接続されるものであるが、ガス漏れ警報器から
通信される情報内容は警報器の動作状況と電源の接続状
況に限られている。
【0004】このように従来のガス漏れ警報器は予め決
められた機能に従って動作するものであり、外部との通
信結果によって機能を拡張する機能は持っていない状況
にある。なお、センタからの警報や通知手段として電話
や留守番電話の利用も考えられるが、この方法では人が
いないときには通知ができない、あるいは留守番電話の
チェックを行わないとセンタからの通知を受けられない
と言う欠点がある。多くの場合にセンタからの通知は緊
急性の高い情報であるので、留守番電話のように暇なと
きに確認するような使い方をされる装置では好ましくな
い。また、最近ではアナログ回線電話の他に携帯電話の
利用が増大しているので、必ずしも家庭内とセンタ間の
通信に電話回線が適しているのかという疑問も存在す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明はガス
漏れ警報器が持つ音声やブザーで警報を発生する機能を
別の用途にも利用することで、ガス漏れ警報器を外部通
知装置として新たな役割機能を付加しようとするもので
ある。また、従来のガス漏れ警報器としての警報動作結
果だけでなく、実際のガス濃度レベルに相当するガスセ
ンサの動作レベル情報を通信で外部に送り、きめ細かな
状況監視を可能にしようとするものである。
【0006】さらに、ガス漏れ警報器と監視センタを通
信手段で結合することによって、センタからの情報をガ
ス漏れ警報器の音声出力手段によって出力することも課
題の一つとする。この音声案内の情報としてガス漏れ警
報器の機能に関係ない情報を取り扱うことで、ガス漏れ
警報器を汎用性のある音声出力端末として使用可能にし
ようとするものである。なお、ガス漏れ警報器の機能に
限っても、種々の情報をセンタに送信することで、セン
タが過去の状況やガスの使用状況に合わせて、ガス漏れ
警報動作の設定値を変更したり、ガスの使用者に注意の
喚起を促す等のきめ細かな音声案内を行うことも課題の
一つとする。
【0007】また、センタから受信する通信機能を利用
することで、ガス漏れ警報器が発生する音声情報や動作
レベルを設置後にも変更可能とすることで、ガス漏れ警
報器の安全性を高めようとすることも課題である。ま
た、センタから通知された警報、通知、連絡などの情報
を素早く伝達するためにガス漏れ警報器の持つ音声やブ
ザー情報を一定の間隔以上で通知したり、その音声やブ
ザーの出力を停止できるようにすることも課題である。
この他、通知する機能によって、つまり緊急性のレベル
に応じて音声やブザーの出力レベルをコントロールする
機能を付加することも課題とする。
【0008】さらに、別の課題としてガス漏れ警報器は
室内に設置されており、居住者への通知と言う点では適
しているが、自動検針用のガスメータは屋外に設置され
ている。また、多くのケースでガスメータが自動検針や
保安機能の向上のためにセンタシステムに接続されてい
る。本発明の機能を発揮するために、すでに設置の進ん
でいる自動検針用システムを利用することが経済的にも
有効である。しかしながら、警報器からガスメータへ通
信結合してガスメータあるいはガスメータ用通信手段を
通してセンタシステムと通信できるようにした場合に、
ガスメータは屋外に、警報器は室内にあるため、通信線
で結合するには配線による美観の低下などが問題にな
り、配線の不要な無線通信による接続が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るために、請求項1の発明は、雰囲気中のガス濃度を検
出する1以上のガスセンサと、警報出力の判定基準とな
るガス濃度レベルを記憶した記憶手段と、検出されたガ
ス濃度が記憶されているガス濃度レベルを越えたか否か
を判別する判別手段と、ガス濃度が所定濃度を越えたと
判別された場合に音声または/および表示により警報を
出力する警報出力手段とを備えたガス漏れ警報器におい
て、ガス漏れ警報器と監視センタとの間を接続する通信
回線と、ガス漏れ警報器の動作情報をガス漏れ警報器か
ら通信回線を介して監視センタへ送信する伝送手段とを
備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のガス漏
れ警報器において、監視センタにあってガス漏れ警報器
から送られてきた動作情報にもとづき前記ガス漏れ警報
器への指示情報を作成する手段と、監視センタで作成さ
れた指示情報を通信回線を介してガス漏れ警報器へ送信
する伝送手段と、監視センタからガス漏れ警報器に送ら
れてきた指示情報をガス漏れ警報器内の記憶手段に格納
するとともにその指示情報にもとづいてガス漏れ警報器
を作動させる手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、ガス漏れ警報器により監視センタへ
送られる動作情報として、ガスの種類、ガスの検出濃
度、ガス濃度の増加率の各値の全てまたは一部としたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、雰囲気中のガス濃度を
検出する1以上のガスセンサと、警報出力の判定基準と
なるガス濃度レベルを記憶した記憶手段と、検出された
ガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを越えたか否
かを判別する判別手段と、ガス濃度が所定濃度を越えた
と判別された場合に音声または/および表示により警報
を出力する警報出力手段と、ガス漏れ警報器と監視セン
タとの間を接続する通信回線と、監視センタからガス漏
れ警報器へ動作信号を送信する手段と、監視センタから
ガス漏れ警報器へ送られた動作信号にもとづき警報器に
予め記憶しておいた音声情報または/および表示情報を
再生または/および表示動作させる手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、雰囲気中のガス濃度を
検出する1以上のガスセンサと、警報出力の判定基準と
なるガス濃度レベルを記憶した記憶手段と、検出された
ガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを越えたか否
かを判別する判別手段と、ガス濃度が所定濃度を越えた
と判別された場合に音声または/および表示により警報
を出力する警報出力手段とを備えたガス漏れ警報器にお
いて、ガス漏れ警報器と監視センタとの間を接続する通
信回線または別のローカル的に通信する通信手段と、前
記監視センタあるいはローカルからガス漏れ警報器へ送
られた情報を受信する受信手段と、ガス漏れ警報器に受
信された情報にもとづき、音声情報および表示情報それ
らの制御情報を一括あるいは分割してガス漏れ警報器の
持つ機能として設定する機能設定手段とを備えたことを
特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
のいずれかの発明において、通信手段として無線機を用
いたことを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、無線機の通信タイミングとして、プレアラーム動作
時、警報動作時、警報値を超えた1以上の所定レベルに
到達する度毎としたことを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項6または請求項
7の発明において、ガス漏れ警報器と通常の交信をする
無線機とは別に配設した予備の無線機と、この予備の無
線機がガス漏れ警報器と通常の交信をする無線機との交
信を監視して、ガス漏れ警報器からの送信が一定回数あ
るいは一定時間以上通常の交信をする無線機に受信され
ない場合に、予備無線機を作動させて新たにガス漏れ警
報器側の無線機と無線交信を開始することにより迂回通
信回線を構築する手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項6または請求項
7の発明において、ガス漏れ警報器と通常の交信をする
無線機とは別に配設した予備の無線機と、ガス漏れ警報
器からの送信が一定回数あるいは一定時間以上通常の交
信をする無線機に受信されない場合に、ガス漏れ警報器
から予備の無線機に対して通信相手情報を送ることによ
り予備無線機を作動させて迂回通信回線を構築する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項6から請求項
9のいずれかの発明において、ガス漏れ警報器に無線機
を内蔵したことを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項1から請求項
10のいずれかの発明において、警報動作の開始ととも
にガスの供給を停止する手段と、警報動作の開始ととも
に監視センタへ異常の発生を通知した後その通知に対す
る監視センタからガス遮断の指示にもとづきガスの供給
を停止する手段と、警報動作を開始して一定時間経過後
にガスの供給を停止する手段との中のいずれか一つを備
えたことを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項1から請求項
11のいずれかの発明において、ガスセンサに検出され
たガス濃度レベルの単位時間当たりの変化からガス濃度
増加率を算出する手段と、算出されたガス濃度増加率の
値にもとづきより高い警報レベルへの到達の有無を予測
し、より高い警報レベルへの到達が予測される場合はそ
の予測結果を監視センタへ送信する手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0021】請求項13の発明は、請求項1から請求項
12のいずれかの発明において、監視センタとの通信回
線に、ガスメータの自動検針または遠方監視用通信シス
テムを用いたことを特徴とする。
【0022】請求項14の発明は、雰囲気中のガス濃度
を検出する1以上のガスセンサと、警報出力の判定基準
となるガス濃度レベルを記憶した記憶手段と、検出され
たガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを越えたか
否かを判別する判別手段と、ガス濃度が所定濃度を越え
たと判別された場合に音声または/および表示により警
報を出力する警報出力手段とを備えたガス漏れ警報器に
おいて、ガスセンサに検出されたガス濃度レベルの単位
時間当たりの変化からガス濃度増加率を算出する手段
と、算出されたガス濃度増加率の値にもとづきより高い
警報レベルへの到達の有無を予測し、より高い警報レベ
ルへの到達が予測される場合はその旨の警報を出力する
予測手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、ガス濃度増加率算出手段および警報出力手段の
動作/非動作を選択するための指令を入力するスイッチ
と、このスイッチの開閉信号にもとづき前記ガス濃度増
加率算出手段および警報出力手段の動作/非動作の設定
をする手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】請求項16の発明は、請求項13または請
求項14または請求項15の発明において、ガス漏れ警
報器に外部通信手段を設けるとともに、外部通信手段を
用いて、音声情報、警報動作レベル情報、警報表示情
報、警報動作に予測手段の追加情報のすべてまたはその
一部の機能を変更または追加する手段を備えたことを特
徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。図1には本発明に係る通信機能を付加し
たガス漏れ警報器の実施形態の構成図を示す。この種の
警報器は多くの場合に家庭の炊事場所に置かれる例が多
い。一般に、都市ガスでは可燃ガスであるメタンガスを
検知するとともに、不完全燃焼時に発生する猛毒のCO
ガスを検知する場合が多い。接触燃焼式ガスセンサでは
メタン、COガスともにその可燃性を利用し、高温のコ
イル付近で検出対象の可燃性ガスを燃焼させることによ
ってセンサであるコイル温度が上昇することを抵抗値の
変化でとらえる方式である。別の方法としてガスに接触
することによって抵抗値が低下する性質を利用した半導
体式ガスセンサがある。図1はこの半導体式ガスセンサ
の場合の回路構成を示している。
【0026】図では、メタンを検出するガスセンサ2
と、COを検出するガスセンサ3が設置されており、検
出ガスの発生によって、それぞれのセンサ2,3の抵抗
値が低下するのをアンプ(Amp)32,33を介して
CPU1が検知する。このセンサ情報をCPU1が連続
的なガスの濃度値として検知することで、CPU1内の
ソフト手段で設定された動作値と対比して警報動作を行
うかどうかを判定する。なお、警報器としての警報動作
の判定は、従来と同様にセンサ出力レベルを指定のレベ
ルと対比して、そのレベル以上にあるかどうかにより判
定することも可能である。
【0027】また、警報器の保持するセンサ情報は、具
体的に計測した検出ガス濃度の値であるので、このセン
サ情報を常時または一定間隔で監視センタへ送信するこ
とで、監視センタ側でガス濃度の異常変化を監視し、警
報器とほぼ同一のタイミングで異常を検知することも可
能である。さらに、従来であれば、警報器の動作した後
で、危険度がより上昇することも考えられる。例えば、
通常の警報器動作レベルは爆発限界値の1/4以下のレ
ベルで警報を発生するが、警報器が警報を出しているに
もかかわらず、ガス漏れ状態が継続するとガス濃度レベ
ルがより高まることがある。この場合は、ガスセンサの
具体的な検出ガス濃度の計測結果およびそのセンサレベ
ル情報を監視センタに送ることにより、センタ側でガス
漏れ状況とその危険度合いを監視することができる。
【0028】また、警報器がガス漏れ状況の発生を検知
すると、警報器は表示や音声で周囲の人に通知するため
に大きな音声で警報音を発生する。このために音声LS
I4を用いてその出力を増幅用のアンプ(Amp)34
を通してスピーカ17から音声を発生する。なお、スピ
ーカ17はブザー音も発生できるのでブザーを特に設け
る必要がない。前述したように、本発明のガス漏れ警報
器では警報通知用の音声だけでなく、案内や通知の場合
の音声用の機能も必要であるので、Amp34にはCP
U1から音量制御する機能が設けられている。
【0029】また、ガス漏れ状態が継続する期間中は警
報音を連続的に発生する必要があるものの、前述の通知
や案内を出力してその内容が確認された後では、繰り返
し同ひ一内容の音声を出力している状態をそのまま放置
したのでは、騒音となって困るので、それを停止するた
めの確認停止スイッチ12を設けている。このスイッチ
12を開閉操作することで、警報音の出力が直ちに停止
される。また、このスイッチ12を操作しない場合も、
一定時間以上の通知案内を終了したら音声案内の通知を
終了するという機能をCPU1に予め設定しておくこと
も可能である。
【0030】なお、確認停止スイッチ12の開閉操作
を、警報器本体側で直接操作する以外にも、赤外光通信
手段7を用いて、非接触でCPU1に通知して警報音の
出力を停止させることも可能である。また、確認停止ス
イッチ12を作動させることで全ての警報動作を解除し
てしまっては保安上問題があるので、解除の対象とする
動作機能と、解除の対象としない動作機能を予め設定し
ておき、重大な危険性を警告する警報を解除するスイッ
チ操作がされた場合にはその操作を無効とするようにし
ておく。
【0031】外部への通知方法は音声手段の他に表示ラ
ンプで通知する。そのために、LED35,LED36
が設けられており、LED35,LED36は、CPU
1により通電されることで表示が制御される。表示内容
は電源の接続状況、メタンガスの発生状況、COガスの
発生状況などである。また、図1では外部との通信手段
として、無線機8と赤外光通信手段7を用いている。無
線機8は、CPU9、RFモジュール10、アンテナ1
1等により構成されており、CPU9は警報器本体側の
CPU1と信号線19を介して接続されている。
【0032】無線機8を警報器本体のすぐ近くに配置す
ることで、信号線19からのノイズ侵入を少なくするこ
とができる。また、無線機8をガス漏れ警報器の中に内
蔵して一体化することも可能である。一体化すれば重複
する電源や構造体、インターフェース回路などを省略で
きるので、さらに小型化することができる。無線機8の
CPU9は無線通信プロトコルの制御とともに警報器本
体との送信・受信通信を行い、さらにRFモジュール1
0からアンテナ11を介して、外部の図示しない監視セ
ンタ等と無線通信を行う。
【0033】なお、無線機8では電池電源の場合を示し
ているが、警報器本体側の電源回路6から電源を供給す
る構成とすることも可能である。また、電源回路6は電
源コード18により商用電源が供給される。この無線機
8を介して、外部の図示しない監視センタ等から音声情
報やガス検知レベルの設定値をデータセットすることが
可能である。また、もう一つの通信手段である赤外光通
信手段7を用いても同様に、非接触で外部から各種デー
タを送信して再設定したり、警報動作に関する情報を取
り出すことが可能である。特に、この赤外光通信手段7
を利用すれば、ガス漏れ警報器の設置場所で新たな音声
情報のセットや設定値の変更が可能であるため、点検な
どの際に便利な機能である。
【0034】次に、図2はガス漏れ警報器がマイコンガ
スメータと信号線を通して接続している場合を示してい
る。マイコンガスメータ41は電話回線42とNCU4
3を介して接続されている。電話回線42には図示しな
い監視センタが接続され、監視センタとガスメータ41
の間で通信が可能である。このガスメータ41と電話回
線42を通して監視センタと接続されたセンタシステム
は、すでに数十万台以上が使用されている実績があり、
周知の技術であるため具体的な説明は省略する。このガ
スメータ41と信号線44を介してガス漏れ警報器45
を接続することで、ガス漏れ警報器45と監視センタと
が接続されて、図1の実施形態と同様に互いに情報の送
受信が可能となる。
【0035】図3はガス漏れ警報器45のメモリにセッ
トされている音声テーブル情報の構成例を示す。番号1
から番号3まではガス漏れ警報器に属する警報用の音声
を示しており、それぞれガス漏れ警報器の動作状況によ
って単独、あるいは複数の音声を結合して発声する。こ
の警報用音声はこれらの3種類に限定することなく、必
要な音声を記憶させておけば良い。図3でn1からn3
はガス漏れ警報器に直接結びつかない機能である。もち
ろん、連絡、通知、警報などの機能であるので、ガス漏
れ警報器を音声出力端末として位置づければ、それらは
いずれも出力音声の一つとなる。これらの事例に限ら
ず、例えば、「××さんに電話下さい。」と言うような
音声情報を、音声テーブルに記憶しておいて出力させる
ことも可能である。
【0036】これらの音声情報は、予め警報器にROM
として記録する方法もある。この方法の場合にはメモリ
素子の価格を安価に製造ができるものの、情報を書き換
えることができない。そこで図1のEEPROM5にそ
の音声情報を書き込むようにすることで、ガス漏れ警報
器を実際の使用場所に設置した後に、任意に音声の内容
を書き換えることができる。この場合は、標準的な音声
情報やガス漏れ警報器用の固定された音声はCPU1や
音声LSI4に書き込み、監視センタや取り付け場所か
ら任意に追加、変更する音声情報を書き換え可能なEE
PROM5に記憶するものとする。これらの音声情報に
は音声をどのように使用するかの弁別情報とをペアにし
てセットしておき、弁別情報(多くの場合に音声番号情
報)を指定することで音声を選定できる。
【0037】ここで、外部の監視センタ等から音声情報
をセットする場合の所要時間としては、音声メモリに必
要な情報量が50kbの場合、通信速度が10kbps
(10kb/秒)であれば5秒間となり、仮に、通信速
度を1kbpsとしても50秒間で送れることになる。
もちろん、通信上の実行速度として考える必要がある
が、この程度の時間であれば、深夜などの時間に情報を
伝送してセットすれば電話回線で通常の使用に支障なく
利用できる。
【0038】通信手段に無線機を使用し、しかも、その
無線機が電池を電源としている場合には、通信頻度の増
加に伴う電池の消費量の増大により無線機の寿命が短縮
される心配がある。このため、通信頻度を制限する必要
がある場合には、ガスセンサの検出濃度の情報を常時伝
送することは好ましくない。また、無線機を使用しなく
ても図2に示すように警報器45から信号線44を介し
てガスメータ41と通信する場合でも、マイコンガスメ
ータ41の内部のMMC(マイコンメータコントロー
ラ)は電池を電源としているため、通信によって電池容
量を消費する。この場合も通信頻度の低減が必要とな
る。
【0039】このような場合に適した送信タイミングの
決定例を図4に示す。例えば、ガス配管に亀裂が発生し
てガス漏れが発生し、ガス濃度が上昇して警報器のプレ
アラームのレベルにセンサ出力が達すると、プレアラー
ム送信を行う。さらに上昇を続け、警報動作のレベルに
達すると警報アラーム送信を行う。更にガス濃度が上昇
してと、1.5倍、2倍、2.5倍、3倍などのように一
定の間隔のガス濃度上昇や低下に応じて送信を行うこと
で、監視センタはガス濃度の危険性の度合いを把握する
ことができる。監視センタは危険の度合いに応じて、警
報音声の選択、電話による通報や必要であればサービス
カーやパトロールカーを派遣して対処するなどの方法を
選択できる。
【0040】なお、ガス濃度の換算値としてガス濃度だ
けでなく、ガス濃度の勾配情報すなわちガス濃度の単位
時間当たりの増加率を組み込むことが必要である。つま
り、ガス濃度の増加が急激な場合には早急に対策を行わ
ないとガスの爆発が発生したり、CO中毒の発生が心配
である。このため、ガス濃度の値にガス濃度の勾配係数
を加算したガス濃度換算値を求めることで濃度勾配を組
み入れた判定をする方法やガス濃度の勾配情報を送信す
ることが重要となる。
【0041】また、無線機などでは一定の間隔、例えば
1日に1回とかの頻度で、無線機が故障を起こしていな
いかなどの確認通信も必要である。この場合には、セン
サレベル情報を送れば、消費電力にほとんど関係なく、
ガスの使用環境のモニタが可能になる。なお、電池容量
に余裕が存在する場合は、ガスセンサ情報などきめ細か
な通信を行うことで、監視センタにとってより正確なユ
ーザ状況の把握が可能になる。このようにどの程度の通
信頻度を選定するかは、電池容量の余裕に応じて決定さ
れる。
【0042】図5はガス漏れ警報器の動作を系統的に示
したフローチャートであり、以下、このフローチャート
にもとづき動作を説明する。先ず、電源が入ると図1の
CPU1が作動し、CPU1の動作に必要な機能をセッ
トし、メモリなどの破損がないかの調査を行いガスセン
サの動作に必要な安定化時間の経過を待つ(ステップS
1)。一定の時間が経過すると、ガスセンサの動作レベ
ルを計測し、設定された警報値と対比する(ステップS
2)。ここで、警報レベルを超えていれば(ステップS
3Yes)、警報音声出力、警報LED出力、外部出力
信号の送出などの動作を行う(ステップS4)。
【0043】次に、これらの警報制御を行った後で、警
報用の通信を行う(ステップS5)。この通信方法には
無線機を使用する方法、ガスメータと有線の通信線を通
して通信する方法などが存在することはすでに説明した
通りである。警報通信は必ず実行するものとし、その交
信タイミングは図4に示した方法を採用する。無線機8
に電源回路6等から電源供給があれば消費電力は問題が
ないし、また、電池容量に余裕があれば例えば10分毎
に行うことができる。なお、検出されたガス濃度が警報
レベル以下になった場合にもある程度のヒステリシス幅
を持たせて送信する必要がある。それは、復帰情報を送
らないとセンタシステムはガス漏れ警報状態が異常に継
続しているものとして誤った状況判断をするからであ
る。
【0044】また、電力に余裕がある場合は、検出され
たガス濃度が警報レベルに達しない状態であっても、一
定の間隔でセンサ情報をセンタに送信し(ステップS
6)、次いで、センタから音声情報や警報レベルのセッ
ト準備、制御情報などの受信を行う(ステップS7)。
なお、消費電力を節約するのであれば、センサ情報に変
化が少ない場合は送信間隔を長くしたり、送信を休止す
る。さらに、監視センタからの送信処理についても、特
にセンタがガス漏れ警報器の機能を設定し直す必要がな
ければ、通信を休止する。従って、このステップS6,
S7は必要に応じて実行する。
【0045】次に、ガス漏れ警報器からの音声案内や警
報などセンタからの情報に対して、利用者が了解して確
認すると、確認停止スイッチ12を操作する(ステップ
S8)。このスイッチ操作によって、そのレベルの危険
度に対しての確認ができたのであるから、一旦は、音声
と表示の出力およびセンタへの通知を停止する(ステッ
プS9)。しかし、さらに危険度が上昇した場合には、
より上位の警報レベルに達することになるため、新たな
警報を出力する。この制御は、図4に示したのように多
段階に設定されたガス濃度レベルごとに実行される。
【0046】次に、ガス漏れ警報器と自動検針システム
や監視センタとの関連する動作について説明する。図6
は家庭内にあるガスメータを無線通信で接続し、さらに
ネットワーク接続して構成された自動検針システムの通
信網の構成を示す図である。図において、管理用計算機
21は自動検針用計算機であり、もし別目的の需要家の
監視システムであれば、別の計算機を並列に接続して仕
事を分担しても良いし、同一の計算機を機能分割して使
用することも可能である。
【0047】通信ネットワーク22は電話回線網と考え
て良い。地域通信ネットワーク23は電話網の場合もあ
るし、無線システムで独自に構成しても良い。最も注目
すべきは各家庭に設けられた無線端末24である。無線
端末24と各ガスメータ25は無線で結合されている。
無線端末24からの通信では無線機を1:1で結合した
場合と、1:n通信システムで構成する場合が存在す
る。
【0048】図7は図6の要部を拡大して具体的に示し
た図であり、無線端末24は通信ライン27を介して地
域通信ネットワーク23と結合されている。ガスメータ
25には無線ユニット26が取り付けられ無線ユニット
26とガスメータ25内のMMC(マイコンメータコン
トローラ)が通信線で接続されている。このようにして
ガスメータ25の持っている計量データや遮断弁の開閉
情報などが管理用計算機21とガスメータ25と間で通
信制御されている。
【0049】このガスメータ25の無線ユニット26か
ら約100m程度の範囲が無線交信エリアである。この
無線交信エリア内にガス漏れ警報器30が配置される。
また、ガス漏れ警報器30用の無線機31は、前述した
ように無線ユニット26との無線通信が可能である。同
時に、ガス漏れ警報器30は、無線端末24との交信エ
リア内にも存在していることになるため、通信プロトコ
ルの工夫によっては、ガス漏れ警報器30の無線機31
が直接に無線端末24と無線通信することも可能であ
る。
【0050】通常、100mの交信エリアには数十軒程
度の家庭が存在する場合があるので、1つの交信エリア
で数十軒のガスメータと通信することが可能な場合があ
る。このため、例えばあるガス漏れ警報器が検出したガ
ス濃度が警報レベルに達したため、異常状態になったこ
とを特定のガスメータ25の無線ユニット26宛てに送
信する。ここで相手の無線ユニット26から応答がない
場合、電波が送信されたままとなる。このような異常な
通信電波は他の交信可能な無線ユニットでも受信できる
ので、複数の無線ユニットが互いに他の無線ユニットの
交信を監視することができる。すなわち、ある無線機3
1からの送信が一定期間以上継続していれば、その送信
相手の無線ユニットに何らかの原因で通信不能な異常状
態にあると判断できる。
【0051】この場合には、宛先とは異なる無線ユニッ
トが受信し、その情報を代わりに管理用計算機21に送
信することで、通信機能がダウンしたガスメータ25の
無線ユニット26を迂回して通信ルートが確立され、ガ
ス検知による警報の通報が途中で途切れるというシステ
ムとしての基本的な問題を回避することができる。また
同時に、管理用計算機21の判断によって、最も近い家
庭に異常な状態を通知したり、パトロールカーを派遣し
て至急対策することが可能となる。このようにすること
によって安全性の高いシステムを構築できる。
【0052】また、図6、図7に記載のガス漏れ警報器
30の動作をガスメータ25を介して管理用計算機21
へ通報するシステムの場合は、ガス漏れの状態やCOガ
スの発生を検知した次の段階として、ガスメータおよび
ガス供給システムの安全性の向上のために、速やかにガ
スの供給を遮断することが望ましい。しかし、ガス検知
の警報が出力されたため、末端のガス器具が燃焼状態の
ままでガスの供給を遮断してしまうと、その後、ガス漏
れ等の異常事態が解消されたことを確認して、ガスの供
給を再開しても、遮断時に燃焼状態であったガス器具か
らは点火されずにガスが放出されてガス漏れの状態とな
る。
【0053】これらの事態を避けるために、ガスの供給
遮断は慎重を期する必要がある。そのためには、警報器
が作動して警報音声が出力された場合は、そこに居合わ
せたガスの利用者が、その異常に対して適切に対応して
異常原因を除去することが望ましい。この処置を行う時
間的な余裕を持たすために、ガス爆発やCO中毒になる
前の安全な状態で警報動作を開始するのが望ましいこと
になる。そこで、ガス漏れ警報器30からの情報を受け
たガスメータ25はガス濃度が異常に高くなったり、急
激なガス濃度の上昇があれば、すぐに遮断することが安
全上重要である。しかし、ガス濃度が徐々に上昇してい
る場合には、センタシステムに通信して状況判断に従っ
て遮断するかどうかの行動を選択しても良い。
【0054】また、センタシステムへ通信が正常に機能
しない場合には一定時間を待って、自動的にガスの供給
を遮断することも安全上として必要な場合もある。この
ようにガス濃度の変化を段階的に判定して、そのガス濃
度の危険度に応じて、種々の安全を考慮した遮断機能を
持たすことが望ましい。これらのことから、安全性とガ
ス供給の信頼性との協調が取れた新しいガス漏れ警報シ
ステムを構築できる。なお、ガスメータ側に警報通信を
受けた場合に一定時間で遮断するタイマ機能を選定する
機能を設けておくことも簡単なガス漏れ警報器としては
有効である。とくに安全性を重視した警報器の場合に
は、このような機能を備えることが望ましい。
【0055】次に、上述した実施形態での説明が不充分
な部分に関して、その内容を補足的に説明する。先ず、
図8は、請求項1および請求項2の発明に関し、ガス漏
れ警報器から送信されるデータおよび受信されるデータ
の構成を示す図である。図は送受信データの内容を示し
ており、電文の最初を示すSTX、電文の終わりのET
X、データの正しさを検証するためのデータBCC等に
より構成されている。
【0056】また、送信データの場合は、請求項1の発
明に関するものであり、ガス漏れ警報器の登録番号、そ
の形式番号で、どのようなガス漏れ警報器からの情報か
の判断ができる。また、メタンガスが警報状態にあるか
否か、COガスは警報状態にあるか否かが送信される。
この送信データを受信したガスメータはガス漏れ警報器
の動作状況を認識し、その情報をセンタシステムに送信
することができる。
【0057】受信データの場合は、請求項2の発明に関
するものであり、ガス漏れ警報器が受信するデータの構
成例を示し、受信したガス漏れ警報器はどのような音声
出力とするか、その音量はどのレベルかなどのデータと
ともに、内蔵する表示器の表示方法の指定を受けること
ができる。この他、警報器の警報レベルや警報出力する
までの確認時間などの警報動作モードを受信する。この
結果、過去のガス漏れ警報の発生状況を考慮して、繰り
返し警報を発生するユーザには繰り返し防止を強調した
警報内容にしたり、低めのガス濃度の値で警報を発生す
るなどの機能切り変えを可能としている。
【0058】次に、図9は請求項3の発明に関し、デー
タ構成の例を示す図である。図9の(1)は送信データ
のメタンとCOの警報モードを示しており、その内容は
図8に示した内容と一部同じであるが、ここではさらに
ガス濃度とガス濃度の勾配情報を加えてガス漏れ警報器
から送信している。この情報を受信したガスメータは自
分自身あるいはガスメータから送信されたセンタシステ
ムがガス漏れ警報器付近の状況をより正確に把握でき
る。例えば、急激にガス濃度が上昇している場合にはガ
ス濃度が低い状態から警報動作を開始した方がより安全
である。このように請求項3の発明ではガス漏れ警報器
の持つ具体的な検出ガス濃度値の情報をセンタシステ
ム、またはガスメータへ送り、ガスメータまたはセンタ
システム側で具体的な警報動作を変更指示できるように
機能を追加したものである。
【0059】次に請求項4の発明に関しては、請求項3
までの発明が警報器の所有情報に限って機能していたガ
ス漏れ警報器に新たな機能を付加したものである。ガス
漏れ警報器が受信するデータ構成の例を図9の(2)お
よび(3)に示している。すでにガス漏れ警報器内に登
録されている音声情報を選定して使用するように音声番
号や音声レベル、表示の動作モードなどを送れば良い。
そのデータを受けてガス漏れ警報器は自分の中にある情
報を選択して動作するので、警報器に関係なく情報を出
力できる。なお、警報器本来の機能として、ガス漏れ警
報器が動作している場合はその情報を優先して警報動作
することが原則である。
【0060】しかし、例えば、「津波の発生」や「大地
震の発生」などによる退避を呼びかける音声出力をしよ
うとする場合には、これらのランクは、プレアラームや
軽度のガス漏れ警報よりも上位となる。そこでここには
示していないが、警報の優先度合いランクを同時に送る
ことで、状況に応じた適切な動作が可能な情報出力端末
としての機能をガス漏れ警報器に備えさせることができ
る。なお、音声の内容によっては優先度が事前に決まる
こともあるので、ガス漏れ警報器内に機能登録する際に
警報の優先度ランクを音声別に同時に指定しておくこと
も可能である。
【0061】次に請求項8および請求項9の発明に関し
ては、家庭などの無線検針システムは接近した状態でガ
スメータが存在する。それに比較して無線機から届く範
囲は一般的には十分広く、警報器から送り出す無線電波
は通常10数軒以上のガスメータの通信エリアとラップ
している。このため、警報器から出している情報は自家
のガスメータ、あるいはその無線端末が受信することが
原則である。これらの構成については既に図6、図7に
おいて説明した通りであり、それぞれのガスメータから
の交信エリアを示す円は図示していないが互いにラップ
している。
【0062】図10にその交信のタイミング関係を示し
ている。ガス漏れ警報器からの送信電波は自家、他家の
ガスメータに送られているが、自家のガスメータが何ら
かの理由で受信できない場合がある。その場合には、他
家のガスメータが4回目に受信し、その情報をセンタシ
ステムに送信する。実際の構成では何回の通信ミスで迂
回路通信を構築するか、あるいは何処の他家のガスメー
タが受信するかを予め設定しておく。通常は3回程度を
設定しておき、またガスメータとガス漏れ警報器の登録
番号に一定の関係、例えば、同一番号や続き番号などと
しておき、その番号の違いを時間差としてそれぞれの受
信時の受信遅れの基準とすることで各ガスメータの受信
動作の開始時における受信競合を防ぐことができる。
【0063】次に請求項11の発明に関しては、ガス漏
れ警報器から警報動作情報を受信したガスメータの動作
として、すぐにガス供給を停止し安全を確保することが
できる。しかし、この方法ではガスの利用者の思わぬ行
動によってガス供給が停止されると、その再供給のため
の操作が問題になる。ここで思わぬ行動とは、例えば、
調理に酒等を大量に使用して、そのアルコール分の影響
でガス漏れ警報器が作動したとか、警報器に殺虫剤をか
けてその可燃成分の影響によりガス漏れ警報器が作動し
たなどである。
【0064】これらの不測の作動のため、図11に示す
ように種々の動作モードの指定が可能な構成にしてい
る。このデータは図9の(1)送信データに加えて送信
すれば良い。図11では各警報モードにビット番号を付
与しているため、実際のデータ送信には、ビット番号を
用いてガス漏れ警報器からガスメータへ動作指示として
送信すればよい。
【0065】次に請求項12の発明に関しては、ガス濃
度の変化を加味して警報動作判定を行うようにしたもの
である。それを示したのが図12である。ガス濃度の時
間変化を示すカーブa、その微分的な要素の時間変化を
示すカーブb、ガス濃度と微分要素を一定の割合で加算
した値の時間変化を示すカーブcが示されている。この
ような条件の場合、従来はガス濃度だけで警報判定をし
ていた。そこで、新たにガス濃度と微分要素の加算値で
警報判定することも考えられる。しかしながら、このよ
うにガス濃度に微分要素を一定の割合で加算した値だけ
で判定したのでは、瞬間的なガス発生の場合に微分要素
が突出した値となり判定を誤り不要に警報を出力してし
まうことがある。
【0066】そこでこのような誤動作を防止するため
に、本発明では、ガス濃度だけのレベル(a)が所定値
を越えるとともに、ガス濃度(a)に一定の割合で微分
要素(b)を加算したレベル(c)が所定値を越えた場
合にのみ警報出力の判定とするものとした。このように
ガス濃度の絶対値の判定に微分要素を加味した予測機能
を用いることで、より確実な警報動作が実現可能とな
る。
【0067】次に請求項14,15,16の発明に関し
て説明する。請求項1から請求項13までの発明は、ガ
スメータやセンタシステムとの通信機能を持った場合を
想定している。しかし、ガス漏れ警報器として単独で動
作するガス漏れ警報器として機能する場合も当然存在す
る。このように単独のガス漏れ警報器として動作する場
合にも、ガス濃度の勾配を加味して危険度の予測を含め
て警報判断することが安全性の改善にとって重要であ
る。
【0068】このための回路構成の例が図13である。
図13は図1の構成から無線機8および信号線19を削
除したものである。その削除部分を有線で別の通信手段
と接続することが可能なように、外部通信端子14が設
けてある。例えば、ガス漏れ警報器の設置場所で、ガス
漏れ警報器に濃度の勾配を加味した警報機能を新たにセ
ットしようとする場合には、外部通信端子14へパソコ
ン等の端末を接続して、それらの設定情報を入力するこ
とができる。
【0069】また、予測機能を使用するかどうかを取り
付け場所毎に設定した方が好ましい場合のために、予測
機能有無を設定するためのスイッチ13が設けられてい
る。このスイッチ13の開閉を切替操作することで予測
機能を使用するかどうかの選択が可能になる。なお、遠
方からの通信手段を用いることなく、ガス漏れ警報器の
設置場所で赤外光通信手段7を用いることでも、外部通
信端子14を用いた場合と同様に、ガス漏れ警報器に新
たな機能をセットして音声内容、警報動作方式、判定基
準を変更することが可能である。これらの内容について
は請求項1から請求項13までの発明と共通である。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ガス
漏れ警報器に、別の目的で構成された自動検針システム
や遠方監視用のセンタシステムとの通信手段を備えると
ともに、ガス漏れ警報器の持つ種々の情報をセンタに送
信する手段を備えたことで、センタからの指示に従っ
て、ガス漏れ警報器の動作機能を設定したり、動作すべ
き情報を受信することが可能になる。その受信した情報
を利用することで個々の警報器には持っていない機能を
発揮することができる。
【0071】また、センタから受信した情報は不揮発性
メモリ内に記憶することで、繰り返し使用ができる。さ
らに、ガス漏れ警報器は予め警報器に関係のない別の音
声を記憶したり、外部の通信線を介してそれらの情報を
受信することができる。また、従来は外部に出力するの
は警報動作結果だけであったものが、センサの動作状況
レベルを通信手段で送信する機能を持つことで、センタ
側で個々の警報器の作動状況つまりガス漏れ状況を把握
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス漏れ警報器の実施形態の構成
を示す図である。
【図2】本発明に係るガス漏れ警報器の接続例を示す図
である。
【図3】図1の実施形態の音声テーブルの構成例を示す
図である。
【図4】図1の実施形態のガス濃度とアラーム送信を示
すグラフである。
【図5】図1の実施形態の動作を系統的に示したフロー
チャートである。
【図6】本発明が接続対象とする自動検針システムの構
成を示す図である。
【図7】図6の要部を拡大して具体的に示した図であ
る。
【図8】本発明の実施形態で送受信されるデータの一例
を示す図である。
【図9】本発明の実施形態で送受信されるデータの一例
を示す図である。
【図10】本発明の実施形態で通信の迂回路が形成され
る際のタイミング図である。
【図11】本発明の実施形態で送信される警報モードの
内容を示す図である。
【図12】本発明の実施形態で警報動作の判定例を示す
グラフである。
【図13】本発明に係るガス漏れ警報器の他の実施形態
の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2,3 ガスセンサ 4 音声LSI 5 EEPROM 6 電源回路 7 赤外光通信手段 8 無線機 9 CPU 10 RFモジュール 11 アンテナ 12 確認停止スイッチ 13 スイッチ 14 外部通信端子 17 スピーカ 18 電源コード 19 信号線 21 管理用計算機 22 通信ネットワーク 23 地域通信ネットワーク 24 無線端末 25 ガスメータ 26 無線ユニット 27 通信ライン 30 ガス漏れ警報器 31 無線機 32〜34 アンプ(Amp) 35,36 LED 41 マイコンガスメータ 42 電話回線 43 NCU 44 信号線 45 ガス漏れ警報器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 史郎 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 松本 栄治 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雰囲気中のガス濃度を検出する1以上の
    ガスセンサと、 警報出力の判定基準となるガス濃度レベルを記憶した記
    憶手段と、 検出されたガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを
    越えたか否かを判別する判別手段と、 ガス濃度が所定濃度を越えたと判別された場合に音声ま
    たは/および表示により警報を出力する警報出力手段
    と、 を備えたガス漏れ警報器において、 ガス漏れ警報器と監視センタとの間を接続する通信回線
    と、 ガス漏れ警報器の動作情報をガス漏れ警報器から通信回
    線を介して監視センタへ送信する伝送手段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス漏れ警報器におい
    て、 監視センタにあってガス漏れ警報器から送られてきた動
    作情報にもとづき前記ガス漏れ警報器への指示情報を作
    成する手段と、 監視センタで作成された指示情報を通信回線を介してガ
    ス漏れ警報器へ送信する伝送手段と、 監視センタからガス漏れ警報器に送られてきた指示情報
    をガス漏れ警報器内の記憶手段に格納するとともにその
    指示情報にもとづいてガス漏れ警報器を作動させる手段
    と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のガス漏れ
    警報器において、 ガス漏れ警報器により監視センタへ送られる動作情報と
    して、ガスの種類、ガスの検出濃度、ガス濃度の増加率
    の各値の全てまたは一部としたことを特徴とするガス漏
    れ警報器。
  4. 【請求項4】 雰囲気中のガス濃度を検出する1以上の
    ガスセンサと、 警報出力の判定基準となるガス濃度レベルを記憶した記
    憶手段と、 検出されたガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを
    越えたか否かを判別する判別手段と、 ガス濃度が所定濃度を越えたと判別された場合に音声ま
    たは/および表示により警報を出力する警報出力手段
    と、 ガス漏れ警報器と監視センタとの間を接続する通信回線
    と、 監視センタからガス漏れ警報器へ動作信号を送信する手
    段と、 監視センタからガス漏れ警報器へ送られた動作信号にも
    とづき警報器に予め記憶しておいた音声情報または/お
    よび表示情報を再生または/および表示動作させる手段
    と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  5. 【請求項5】 雰囲気中のガス濃度を検出する1以上の
    ガスセンサと、 警報出力の判定基準となるガス濃度レベルを記憶した記
    憶手段と、 検出されたガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを
    越えたか否かを判別する判別手段と、 ガス濃度が所定濃度を越えたと判別された場合に音声ま
    たは/および表示により警報を出力する警報出力手段
    と、 を備えたガス漏れ警報器において、 ガス漏れ警報器と監視センタとの間を接続する通信回線
    または別のローカル的に通信する通信手段と、 前記監視センタあるいはローカルからガス漏れ警報器へ
    送られた情報を受信する受信手段と、 ガス漏れ警報器に受信された情報にもとづき、音声情報
    および表示情報それらの制御情報を一括あるいは分割し
    てガス漏れ警報器の持つ機能として設定する機能設定手
    段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載のガス漏れ警報器において、 通信手段として無線機を用いたことを特徴とするガス漏
    れ警報器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のガス漏れ警報器におい
    て、 無線機の通信タイミングとして、プレアラーム動作時、
    警報動作時、警報値を超えた1以上の所定レベルに到達
    する度毎としたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7記載のガス漏れ
    警報器において、 ガス漏れ警報器と通常の交信をする無線機とは別に配設
    した予備の無線機と、 この予備の無線機がガス漏れ警報器と通常の交信をする
    無線機との交信を監視して、ガス漏れ警報器からの送信
    が一定回数あるいは一定時間以上通常の交信をする無線
    機に受信されない場合に、予備無線機を作動させて新た
    にガス漏れ警報器側の無線機と無線交信を開始すること
    により迂回通信回線を構築する手段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  9. 【請求項9】 請求項6または請求項7記載のガス漏れ
    警報器において、 ガス漏れ警報器と通常の交信をする無線機とは別に配設
    した予備の無線機と、 ガス漏れ警報器からの送信が一定回数あるいは一定時間
    以上通常の交信をする無線機に受信されない場合に、ガ
    ス漏れ警報器から予備の無線機に対して通信相手情報を
    送ることにより予備無線機を作動させて迂回通信回線を
    構築する手段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  10. 【請求項10】 請求項6から請求項9のいずれか1項
    に記載のガス漏れ警報器において、 ガス漏れ警報器に無線機を内蔵したことを特徴とするガ
    ス漏れ警報器。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれか1
    項に記載のガス漏れ警報器において、 警報動作の開始とともにガスの供給を停止する手段と、 警報動作の開始とともに監視センタへ異常の発生を通知
    した後その通知に対する監視センタからガス遮断の指示
    にもとづきガスの供給を停止する手段と、 警報動作を開始して一定時間経過後にガスの供給を停止
    する手段と、 の中のいずれか一つを備えたことを特徴とするガス漏れ
    警報器。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11のいずれか1
    項に記載のガス漏れ警報器において、 ガスセンサに検出されたガス濃度レベルの単位時間当た
    りの変化からガス濃度増加率を算出する手段と、 算出されたガス濃度増加率の値にもとづきより高い警報
    レベルへの到達の有無を予測し、より高い警報レベルへ
    の到達が予測される場合はその予測結果を監視センタへ
    送信する手段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれか1
    項に記載のガス漏れ警報器において、 監視センタとの通信回線に、ガスメータの自動検針また
    は遠方監視用通信システムを用いたことを特徴とするガ
    ス漏れ警報器。
  14. 【請求項14】 雰囲気中のガス濃度を検出する1以上
    のガスセンサと、 警報出力の判定基準となるガス濃度レベルを記憶した記
    憶手段と、 検出されたガス濃度が記憶されているガス濃度レベルを
    越えたか否かを判別する判別手段と、 ガス濃度が所定濃度を越えたと判別された場合に音声ま
    たは/および表示により警報を出力する警報出力手段
    と、 を備えたガス漏れ警報器において、 ガスセンサに検出されたガス濃度レベルの単位時間当た
    りの変化からガス濃度増加率を算出する手段と、 算出されたガス濃度増加率の値にもとづきより高い警報
    レベルへの到達の有無を予測し、より高い警報レベルへ
    の到達が予測される場合はその旨の警報を出力する予測
    手段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のガス漏れ警報器にお
    いて、 ガス濃度増加率算出手段および警報出力手段の動作/非
    動作を選択するための指令を入力するスイッチと、 このスイッチの開閉信号にもとづき前記ガス濃度増加率
    算出手段および警報出力手段の動作/非動作の設定をす
    る手段と、 を備えたことを特徴とするガス漏れ警報器。
  16. 【請求項16】 請求項13または請求項14または請
    求項15記載のガス漏れ警報器において、 ガス漏れ警報器に外部通信手段を設けるとともに、外部
    通信手段を用いて、音声情報、警報動作レベル情報、警
    報表示情報、警報動作に予測手段の追加情報のすべてま
    たはその一部の機能を変更または追加する手段を備えた
    ことを特徴とするガス漏れ警報器。
JP10955698A 1998-04-20 1998-04-20 ガス漏れ警報器 Withdrawn JPH11306463A (ja)

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