第1の発明は、家屋の地震を検知し自宅の震度情報を含めた地震検知情報を送信する地震検知手段と、前記地震検知手段から送信された地震検知情報を受信する通信手段と、通信ネットワークを介してサーバーから広域の震度情報を含めた広域地震情報を取得する広域地震情報取得手段と、前記自宅の震度と広域の震度とを比較する地震情報判断手段と、前記比較結果に応じて利用者の安否を予め設定した連絡先に送信するか否かを確認させるための報知手段と、利用者の前記安否情報を予め設定した連絡先に通信網を介して送信させるための操作手段を備えた通信端末である。
そして、報道される広域の地震情報(震度)と利用者の家屋の震度情報に応じて、たとえば、安否を送信する通信端末の報知画面の表示・非表示や送信する/しない、送信のタイミング等を切り替えることができる。これにより、報道よりも自宅の震度が大きい時は早急に連絡したり、報道よりも小さいときは「心配しなくても大丈夫」という安否情報を送信できる。
第2の発明は、家屋の地震を検知し震度情報を含めた地震検知情報を送信するステップと、前記地震検知情報を受信するステップと、通信ネットワークを介してサーバーから広域の震度情報を含めた広域地震情報を取得するステップと、前記自宅の震度と広域の震度とを比較するステップと、前記比較結果に応じて利用者の安否を予め設定した連絡先に送信するかを確認させるステップと、利用者の前記安否情報を予め設定した連絡先に通信網を介して送信させる操作を行うステップとを備えた安否情報送信方法である。
そして、報道される広域の地震情報(震度)と利用者の家屋の震度情報に応じて、安否を送信する通信端末の報知画面の表示・非表示や送信する/しない、送信のタイミング等を切り替えることができる。これにより、報道よりも自宅の震度が大きい時は早急に連絡したり、報道よりも小さいときは「心配しなくても大丈夫」という安否情報を送信できる。
第3の発明は、前記地震情報判断手段は、前記自宅の震度情報と前記広域の震度情報との差が所定値よりも大きい場合に、前記自宅の震度情報を予め設定した連絡先に送信させ
る。
これによって、報道される広域の地震情報(震度)と利用者宅の震度との差が大きいときに直ちに連絡することができる。
第4の発明は、前記地震情報判断手段は、前記自宅の震度情報が前記広域の震度情報よりも大きい場合に、利用者の安否確認の送信に先立ち、前記自宅の震度情報を予め設定した連絡先に送信させる。
これにより、利用者宅の震度情報が広域の地震情報(報道の震度)よりも大きい場合は、利用者宅の震度として、報道よりも大きな地震があったことをまず家族に伝えられるので、家族は利用者宅の震度として大きな地震があったことを一早く確認することができ、安否確認のシステムとして利便性が向上する。
第5の発明は、前記地震情報判断手段は、前記自宅震度情報が前記広域の震度情報よりも小さい場合に、利用者の安否確認をせずに、前記自宅の震度情報を予め設定した連絡先に送信させる。
そして、利用者宅の震度が広域の地震情報(報道の震度)より小さい場合には、報道よりも実際は小さいことを家族に伝えるので、家族が心配しなくても良い小さな地震において、不要に安否情報が送信されることをなくし利便性が向上する。
第6の発明は、前記地震検知手段を通信端末外のメーターや家電機器、設備機器に備えて、前記通信端末は前記メータや家電機器、設備機器から地震検知情報を取得する。
そして、家屋に設置済みの地震検知手段を用いることができ、例えば、地震検知手段が家屋に複数ある場合には、それらの地震検知手段の震度の最大値・平均・最小値などを演算することで自宅の震度情報の精度を高めることができる。
第7の発明は、第1、3、4、5に記載のいずれかの通信端末の少なくとも一部を実行させるためのプログラムである。
そして、プログラムを用いることで電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の通信端末の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に本発明の実施の形態1について図1〜図11を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるガスメーターと通信する通信端末を用いたガス集中監視システムを示すシステム構成図である。
ここではガスメーターで説明するが、電力メーターや水道メーター、燃料のメーターなど生活インフラに係わるメーターでもよい。
ガス集中監視システムとは、ガスメーター1とガス会社のセンターのサーバー4とを通
信端末2によって通信回線(電話回線や、インターネット)で接続し、ガスメーター1で検知した情報を、随時、または定期的に報知し、センターでガスの安全利用を監視しているサービスシステムである。
また、本システムは、自動検針システムとも呼ばれ、ガスメーター1で計測しているガス使用量を、毎月1回定期的にセンターのサーバー4へ通報する。そして、ガスによってガス料金を算出し、ユーザーに請求する。また、ガスメーター1の内部に備えたセンサや、使い方に異常を検知した場合、ガスを遮断し、不安全な状態になることを防止すると共に、異常が発生しガス遮断した情報を、センターのサーバー4へ報知する。さらにガスの種類は、一般にLPガス(液化石油ガス)と都市ガスが存在するが、LPガスでは、利用しているボンベの残量値もセンターのサーバー4へ報知する。
図1で、ガスメーター1はネットワーク接続機能(通信機能)を備えたネット機器であり、無線装置1dが接続され、無線で通信端末2と通信する機能を備える。無線装置1dは特定小電力無線(429MHz、波長70cm)を用いて構成される。
また、通信端末2には、表示機能を備え、サーバー4よりコンテンツ情報(天気、ニュース、地域情報、お店情報、広告情報など)を取得し通信端末2で表示し利用される。HTMLで作成されたコンテンツ情報の場合、通信端末2に備えるブラウザの機能で閲覧する。また広告情報などは、通信端末2の制御画面に情報を埋め込んで表示する機能も備え、様々な情報を扱うことができるようにしてユーザーへの利便性を高めている。
ここで、ネット機器は、インターネット3を含む様々なネットワークに接続する機能を有する家電機器、設備機器を示す概念であり、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、エアコン、給湯機、乾燥機、食器洗い乾燥機、掃除機、ガステーブル、IH機器、炊飯器、温水洗浄便座、電子錠、各種防犯センサ(人感センサ、開閉センサ)、ネットカメラ、照明機器、コージェネレーションシステム機器、燃料電池システム機器、ホームサーバー、テレビ、ビデオ、DVD機器、パソコン、PDA、携帯電話、FAX、電話機、オーディオ機器、およびそのリモコン、ガスメーター、水道メーター、電力メーターなどのユーザー宅にある機器である。
本実施の形態では、ガスメーター1と接続されたシステムを説明するが、ガスメーター1に加えて、前記機器の制御コントローラとして通信端末2を機能させることもできる。
通信端末2は、ADSLモデム7、ADSL回線を介してISPに接続し、インターネット3を通してサーバー4に接続される。なお本実施の形態では、通信回線はADSLで説明するが、電話回線、ISDN、xDSL、CATV網、光ケーブル、PHS、無線通信網などで構成された通信媒体を介してISPに接続し、インターネット3を介してサーバー4に接続してもよい。またインターネットを経由せず、直接電話回線で接続させてもよく、また専用線であってもよい。
なお本実施の形態では、図示はしないがISPはインターネットサービスプロバイダであり、インターネット接続を行うサービスを行うものである。通信プロトコルにはインターネットで一般的に使用されるTCP/IP、HTTPなどを使用し通信を行う。
また、インターネット3や電話回線網に接続できる携帯電話5によって、ガスメーター1、または通信端末2を制御する機能を備える。
また通信端末2は、ガスメーター1の通信プロトコルと、インターネット通信で利用されるアプリケーションプロトコルを相互に変換する通信プロトコルのゲートウェイ機能を
備える。
通信端末2には、サーバー4に接続を行う場合に必要なユーザー認証用のID、パスワードなどを保持する。さらに通信端末2と通信を行う無線装置1dのIDも保持する。
通信端末2は、図2に示すようにCPU2a、メモリ2b、FlashROM(Flash Read
Only Memory)、ROM、またはハードディスクの外部記憶装置2cの他に、前記ガスメーター1の無線装置と通信する無線装置2d、イーサネット(登録商標)などの通信インターフェース2e、LCDなどで構成されるディスプレイ2fのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図3に示すような無線通信手段301、地震情報判断手段302、宅外通信手段303、安否情報生成手段304、報知手段305、操作手段306、送信先登録手段307、広域地震情報取得手段311を機能させている。
図2において、ガスメーター1は、CPU1a、メモリ1b、センサ1c、無線装置1d、遮断弁1e、感震器1fを具備しており、これらを協働させ、図3に示す地震検知手段308、弁遮断手段309、メーター制御手段310を機能させている。
次に通信端末2の構成機能を詳しく説明する。動作・作用は後述する。
図3において、無線通信手段301は、ガスメーター1に接続された無線装置1dと無線通信する機能である。ガスメーター1で計測している検針情報(ガス使用量情報)や、ガスメーター1で監視しているガス異常情報(遮断情報など)をガスメーター1と通信する。通常は1ヶ月に1回、検針情報をセンターのサーバー4へ通報するように設定されている。
ガスメーター1では、地震検知、ガス漏れ検知、ガス圧力低下検知、使用時間・使用量の異常検知などが発生したとき、メーター制御手段310により弁遮断手段309によってガスを遮断する機能を備えている。
地震情報判断手段302は、ガスメーター1から通信端末2に通信される地震検知情報(自宅の震度情報を含む)を無線通信手段301から受信し、また地震情報取得手段311がインターネット3を介してサーバー4から取得した広域の地震情報(震度情報を含む)を受信し、自宅と広域の震度レベルに応じて、報知手段305に「安否情報送信確認画面」を表示させるかを判断する。詳細は後述する。
また、地震情報判断手段302は、地震検知情報以外の検針情報、ガス異常情報などを受信し、情報の内容を判断する機能も有する。またガス異常情報の場合、ガス異常情報の内容によって、通信端末2の報知手段305で報知するかどうかを判断する。
宅外通信手段303は、通信端末2をインターネット3、または電話回線などの外部への通信網に接続して、サーバー4との間でデータ送受信可能な状態を実現する。具体的には、図3において宅外通信手段303は、ルーター6、ADSLモデム7を介してISPに接続し、そこからインターネット3を通じてサーバー4にTCP/IP接続するものである。
安否情報生成手段304は、地震検知情報の震度レベルを地震情報判断手段302で判断し、予め登録した連絡先に安否情報を送信する必要がある場合は、地震情報判断手段302から地震検知情報が通知される。
また報知手段305に表示されている「安否情報送信確認画面」の内容を利用者が確認
し、安否情報を送信する操作を行った場合、操作手段306から安否情報送信通知が送信され、受信した安否情報生成手段304は、安否情報を生成する。安否情報とは、画面上に表示し選択した文言などのテキスト情報、日時情報、氏名、電話番号、連絡先の電子メールアドレスなどを含む情報である。そして、生成した安否情報は、所定の電文を生成して、宅外通信手段303へ送信し、インターネット3を介してサーバー4へ送信する。なお、サーバー4では、前記安否情報を受信して、電子メールを作成し、指定された連絡先の電子メールアドレスへメールを送信する。
報知手段305は、文字、画像、音声などによってユーザーに情報を伝える機能を提供する。具体的には、液晶表示に地震検知情報の内容を表示したり、また安否情報送信確認の画面を表示したりする。また同時にスピーカにより音声でガイダンスを行ってもよい。
操作手段306は、通信端末2上のタッチパネル、キー等で機能が提供される。利用者は、ソフトキーボードなどを表示した操作手段306を利用し、安否情報を送信する連絡先の入力を行う。また、安否情報送信確認画面を表示した場合には、送信するメッセージの選択や、安否情報メールの「送信」ボタンの機能を提供する。
送信先登録手段307は、通信端末2の利用者が、自宅に地震が発生した時に、自分の無事を連絡する連絡先、例えば家族、知人、隣人など電子メールアドレスを、入力、登録する機能を提供する。入力は操作手段306で提供され、ソフトキーボードを表示し、電子メールアドレスを入力させる。また入力する連絡先は複数であってもよい。また、入力された電子メールアドレスは、通信端末2に保持してもよいし、サーバー4へ送信しサーバーで管理してもよい。サーバー4で管理すると、安否情報を通信端末2から受信した場合、送信した利用者のID等を確認してサーバーから、登録された電子メールアドレスへ電子メールを送信する。
地震検知手段308は、ガスメーター1の感震器1fで構成され、地震の揺れの強弱レベルを検知しメーター制御手段310に通知する。
弁遮断手段309は、前述したガス異常検知の時に、ガスメーター1内のガス管(図示しない)の流路の弁を遮断する機能を備える。具体的には、地震発生の場合、前記地震検知手段308により大きな地震を検知するとメーター制御手段310に通知され、メーター制御手段310によって電磁弁を制御し、ガス遮断弁1eを遮断する。また、異常状態が解消された場合、センターのサーバー4からの通信や、通信端末4、ガスメーター1の操作によって、ガス遮断弁1eを開放復帰制御する機能も備える。
メーター制御手段310は、前述したように地震検知手段308の検知情報によって、弁遮断手段309を遮断制御する。またガスメーター1で検知したガス異常情報、検針情報などを送信する電文を生成し、無線装置1dを介して通信端末4へ送信する機能を備える。
一方、サーバー4は、前記通信端末2から送信されてきた通信端末2の認証要求、情報取得要求、制御要求などの種別を判断処理し、前記電文の応答電文を送信する。そのため、図4に示すようにCPU4a、メモリ4b、外部記憶装置4c、通信インターフェース4dなどのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図5に示す送受信手段501、ユーザー認証・判断処理手段502、ユーザー情報データベース503、送信情報生成手段504、地震情報データベース505を機能させる。
送受信手段501は、インターネット3を介して通信端末2から、認証要求、情報取得要求または制御要求などのTCP/IP接続があったときに通信端末2との間で送受信状
態を確立させ、認証情報、設定情報、地震情報、制御情報などを送受信するものである。
ユーザー認証・判断処理手段502は、認証要求時に通信端末2から受信する通信端末2の認証情報である端末ID、パスワードをユーザー情報データベース503で管理するユーザー情報と比較認証する処理を行う。前記端末IDは通信端末2ごとにユニークに記録されているシリアル番号のようなものであり、通信端末2の初期設定時において、ユーザー認証時にサーバー4に送信され、その他のユーザー情報(電話番号、暗証番号(パスワード))などと一緒に管理される。またデータの種別をそのデータに付帯するデータ識別子によって判断する。地震検知情報、安否情報、検針情報、ガス異常情報の報知内容も、ここで受信処理され内容が判断され、ユーザー情報と共に管理される。
ユーザー情報データベース503は、ユーザーの名前、住所、地域コード、電話番号、携帯電話番号、暗証番号(パスワード)、端末ID、サービス加入状況、携帯電話のメールアドレスなどを保持している。また、利用者の通信端末2から送信された地震検知情報、安否情報、検針情報やガス異常通報の通報履歴なども管理する。
送信情報生成手段504は、通信端末2の要求電文を受信すると、前記要求電文の応答電文を生成し応答する。通信端末2から安否情報送信電文をサーバー4で受信した場合、前記安否情報送信電文の中の連絡先電子メールアドレスを抽出し、また送信された情報から利用者の安否情報の電子メールを作成し、前記連絡先電子メールアドレスに対して、安否情報の電子メールを、送受信手段501を介して送信する。送信された利用者の安否情報の電子メールは、インターネット3を介して、連絡先のアドレスへ送信される。
地震情報データベース505には、日常は地震や災害発生時に関する対処方法、地域ごとの避難場所、けが人発生時の応急処置などの各種情報が記録されている。また、地震発生、災害発生時には、地域ごとの地震情報(震度)や緊急に各ユーザーに伝えるべき緊急情報、政府・自治体が出す避難指示・勧告、被害状況、ライフライン(ガス、電気、水道)の状況、復旧見通し、道路、交通機関の状況、復旧見通しなどの交通情報、また被災書への生活支援情報、自治体で行う相談窓口などの情報が適時更新され記録される。
これらの情報は、HTMLなどWEBブラウザで閲覧させる形式で記録され、通信端末2の報知手段305で表示される。また、音声で報知すべき緊急情報も記録され、更新されると適時通信端末2で情報取得し、スピーカなどで構成された報知手段305で報知し、ユーザーに緊急情報を伝えられるようにしている。
なお、図5ではサーバー4を1つの装置のように図示したが、サーバーが複数であってもよく、またユーザー情報データベース503や地震情報データベース505が別の装置または別の場所にあっても構わない。
次に本実施の形態での動作・作用について図6、図7を用いて説明する。
図6は、ガスメーター1の地震検知手段306で地震を検知し、通信端末2で、安否情報送信確認画面を表示・送信する動作を示すフローチャートである。また図7(a)は、通信端末2に表示された安否情報送信確認画面、図7(b)は、安否情報が送信された携帯電話の電子メールの表示画面である。また適時、図3も参照しながら説明する。
地震が発生すると、ガスメーター1の地震検知手段308で揺れを検知し、揺れのレベルを震度レベルを入れて、地震検知情報をメーター制御手段310に通知する(ステップ601)。
また、ガスメーター1では、所定の震度以上になれば、ガスを遮断する機能が備わっており、地震検知手段308より、所定震度を示すレベルであった場合、メーター制御手段310から弁遮断手段309を制御し、ガスを遮断する。ガスが遮断されると、ガスメーター1はガス遮断事象(ガス異常)が発生したことを、通信端末2からインターネット3を介してガス会社のセンターへ報知する(図示しない)。
ガスメーター1で地震検知、または地震によるガス遮断が起こると、メーター制御手段310で異常発生を報知する電文を生成し無線装置1dへ送信し、無線を介して通信端末2の無線通信手段301へ送信する(ステップ602)。
無線通信手段301で受信された電文は、地震情報判断手段302で、報知された電文内容を解析し判断処理される。そして、報知電文が、地震検知情報、または地震によるガス遮断異常情報であれば、報知手段305に地震検知情報の表示を行う(図示しない)。
通信端末2は、広域地震情報取得手段311によって、サーバー4の地震情報データベース505から、広域の地震情報を取得する。このとき自分の住所に一番近い地点の震度情報を得る。このため、たとえば郵便番号や住所、電話番号を情報端末4は予め登録しており、これらをキーとして自分の住所に一番近い地点の震度情報を得る(ステップ603)。
地震情報判断手段302は、地震検知手段308から得られた自宅の震度と、サーバー4から得られた広域の震度情報とを比較し、その差が大きいときに安否情報の送信の必要があると判断する(ステップ604)。利用者の安否を家族などに知らせるための「安否情報送信確認画面」(図7(a))が表示される(ステップ605)。
「安否情報送信確認画面」は、通信端末2のサービスを受けている利用者が、自分の家族や知人に、大きな地震が発生した時に、いち早く連絡をとり自分の無事を知らせたり、連絡をもらいたい場合に、簡単に連絡を取るための機能を提供する。表示された画面には、大きな地震が発生した内容や、利用者が設定した家族に安否情報を送信する内容が表示され、また「無事です。安心してください」や「至急、連絡ください」などの簡易的なメッセージを選択して、家族などに電子メールを送信する機能を提供する。
そして、利用者は自分が無事であることを家族に知らせたい場合には、図7(a)の画面から「無事です。安心してください」のメッセージを選択して、「送信」ボタンを押下する。押下すると、連絡先電子メールアドレス、地震検知情報、前記選択文言、時刻などをセットした安否情報電文を生成し、宅外通信手段303を制御して、インターネット3を通してサーバー4へ前記電文を送信する(ステップ606)。
サーバー4では、前記電文の内容を解析し、内容が安否情報電文だった場合、受信の履歴をユーザー情報データベース503に記録し、前記電文を受理したという内容の応答電文を、送信情報生成手段504で作成して送受信手段501より、通信端末2へ応答する。
安否情報電文を受信したサーバー4は、ユーザー認証・判断処理手段502で前記電文を解析し、連絡先電子メールアドレスを抽出し、送信情報生成手段504で送信する利用者の安否情報メールを作成してインターネット3へ送信する(ステップ607)。
インターネット3を介して送信された安否情報メールは、利用者の家族などの連絡先の携帯電話で受信される。携帯電話5で受信した電子メールの一例を図7(b)に示している。
図7(b)のように、利用者宅で地震が発生し、安否の分かる内容がメールされ、家族は安否情報送信した利用者が、無事であることを確認できる(ステップ608)。
(実施の形態2)
図8は、自宅と広域の震度を判定し震度に応じて安否情報を送信する画面を表示するしないを切り替え、送信する情報を変える通信端末2の動作を示すフローチャートである。
図9は、所定時間経過しても、安否情報が送信されない場合、自宅に在宅・不在を判定して、安否情報送信画面を携帯電話へ転送する動作、または要連絡情報を送信する通信端末2の動作を示すフローチャートである。
本実施の形態で、前記実施の形態1と同一構成要素に関しては同一番号を付し説明を省略する。システムの構成は図1〜5と同様であるので省略する。
地震が発生すると、地震検知手段308により地震検知情報を通信端末2へ送信される。また、広域の震度情報をサーバー4から取得する(ステップ801)。広域の震度情報は、地震検知手段308により地震検知してから取得するようにしてもよいし、サーバー4から送られてくる情報を受信待ち受けする形態でもよい。
地震情報判断手段302でまず、自宅の震度を判定する(ステップ802)。自宅の震度が4以上(これに限らない)であると、大地震ということでステップ808以下によって自宅の震度情報を即送信し(ステップ808)、安否確認を行って送信する(ステップ811)。
つぎに、地震情報判断手段302は自宅の震度と広域の震度とを比較する(803)。
自宅の震度が広域の震度よりも小さいレベルの地震の場合、宅外通信手段303から家族に震度情報を送信する(ステップ804)。報道よりも実際の地震が小さいので安否情報は不要とし、家族に「大丈夫である」ことを早急に知らせる。家族はこれを見て、例えTV等での報道での該当地域の震度が大きくても、その住宅において軽度の地震であることを知り安心できる。もちろん、震度情報の送信の後に安否情報を念のために送信するようにしてもよい。
また自宅の震度と広域の震度とがだいたい同じであった場合、前記実施の形態1と同じように「安否情報送信確認画面」(図7(a))が表示される(ステップ805)。そして、通信端末2では安否情報が送信されたか否かを判断する(ステップ806)。「送信」が押下されると、安否情報が家族などに送信される(ステップ807)。前記操作画面のいずれも操作がない場合は、図9のステップ901へ遷移する。
また自宅の震度が広域の震度よりも大きかった場合、大きな被害が予想されるので、発生した時点で地震検知情報の震度情報を家族へ送信する(ステップ808)。報道より地震が大きいので安否情報に先立ち、何よりも「大地震である」ことを家族に早急に知らせる。
そして、通信端末2では安否情報が送信されたか否かを判断する(ステップ809,810)。「送信」が押下されると、安否情報が家族などに送信される(ステップ811)。前記操作画面のいずれも操作がない場合は、図9のステップ901へ遷移する。
次に、図9を用いて、「安否情報送信確認画面」(図7(a))が表示され、利用者が
安否情報を送信しなかった場合の動作を説明する。
前記実施の形態2のステップ901より、通信端末2において所定時間、例えば10分経過を計測し、10分たっても安否情報が送信されない場合、利用者が地震発生時(または発生後)に在宅、または不在であったかを判断する(ステップ903)。在宅・不在の判断はは、図示しないが通信端末に接続されたネット家電や照明、テレビなどの使用状況や、人感センサ、電気・ガス・水道の使用状況などの検知情報によって判断する。
ステップ903で、地震時に不在だった場合、通信端末2を操作して安否情報を送信できない。そのため、通信端末2は、不在を検知すると、予め登録された利用者の携帯電話などへ、前記「安否情報送信確認画面」(図7(a))を転送する。前記「安否情報送信確認画面」は、HTMLなどで記述され、携帯電話に搭載されたブラウザでも閲覧できるようにしているものである(ステップ904)。
そして返信した場合は、安否情報が家族に送信される(ステップ905、ステップ906)。
また、携帯電話から返信がない場合、あるいは、利用者が在宅であると判断したにもかかわらず安否情報が送信されない場合は、利用者に何かあった可能性があるので、家族に至急連絡する旨を伝える「要連絡情報」を送信する(ステップ907)。「要連絡情報」を受信した家族は、電話、電子メールなどを利用して利用者の安否を確認するものである。
また「要連絡情報」には、通信端末2にCCDカメラなどの撮像手段(図示しない)を設けたり、もしくは通信端末2と通信するネットカメラを設けてシステムを構成し、安否情報の送信がない場合に、利用者宅内の画像撮影し、画像を家族などに送信することで、利用者の自宅がどのような状況かを、より詳細に伝えることができ、サービス性が向上する。
なお本発明の課題を考慮すれば図8よりも簡単に実施しても良い。図8のステップ802を削除し、ステップ803において震度を比較して、前記自宅の震度情報と前記広域の震度情報との差が所定値よりも大きい場合に、前記自宅の震度情報を予め設定した連絡先に送信してもよい。
なお、前記実施の形態1〜2において、電子メールの送信は携帯電話5でなくてもよく、PCやPDAでもよい。また場所は限定されない。
なおガスメーター1で地震検知し通報する震度レベルは、予め所定値に設定されているものである。また図8で説明した判断基準の震度は一例であってこの限りではない。
なお通信端末2とサーバー4はインターネット3で接続されると説明したがそれに限定にされるものではなく、通信回線は、電話回線、ISDN、ADSL、CATV、光ケーブル(FTTH)、無線LAN,イーサネット(登録商標)などでも構わない。
また通信端末2とガスメーター1の通信手段として、特定小電力無線を用いて説明したが、電灯線通信やイーサネット(登録商標)や無線LANなどでもよい。
また送信するメールアドレスは、1箇所でなく複数であってもよい。
また連絡先へ通知する情報は、電子メールの形態でなくてもよく、HTMLや専用の端
末にテキスト情報で通知するようにしてもよい。
なお本実施の形態ではガスメーターとして説明したが、これに限らず、電力メーターや水道メーターであってもよい。また、地震検知手段308を通信端末2側に備えても良い。
また地震検知手段308を、ガスメーター1に備えたもので説明したが、これに限定されるものではなく、通信端末に備えても良い。あるいは、電力メーター、水道メーターや家電機器、設備機器に備えて、通信端末は地震検知情報を取得してもよい。
このように、家屋に設置済みの地震検知手段を用いることができ、例えば、地震検知手段が家屋に複数ある場合には、それらの地震検知手段の震度の最大値・平均・最小値などを演算することで自宅の震度情報の精度を高めることができる。
また各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
以上の説明のように、ガスメーター1の地震検知手段308で地震を検知し、震度情報を含む地震検知情報を通信端末2へ送信し、利用者宅の震度情報と広域の震度情報とを比較して、安否情報送信画面を表示する・しないを切り替え、安否情報送信が必要な場合には、利用者の確認操作で、予め設定した連絡先に安否情報を簡単に送信できるようになる。
また広域の地震情報(例えばテレビ報道)よりも自宅の震度が大きい場合は、利用者宅の震度として、非常に大きな地震があったことをまず家族に伝えられるので、家族は利用者宅の震度として大きな地震があったことを一早く確認することができ、安否確認のシステムとして利便性が向上する。
また広域の地震情報(例えばテレビ報道)よりも自宅の震度が小さい場合には、地震があった旨だけを早急に家族に通知し、安否情報送信する画面を表示しないので、家族が心配しなくても良い小さな地震において、不要に安否情報が送信されることをなくし利便性が向上する。
なお、前記報知手段によって、利用者の安否を予め設定した連絡先に送信するか否かを確認させるための報知を行ってから、所定時間を経過しても、前記利用者の安否が確認出来ない場合に、地震発生時の利用者の在宅状況を判断して、在宅であった場合に、連絡要請の情報を予め設定した連絡先に送信してもよい。
地震発生時に在宅していたにも関わらず、所定時間経過しても安否情報を送信する操作が行われない場合、けがをしていたりして安否情報を送信できない場合に、家族に至急連絡することを促す情報を送信することで、安否確認のシステムの信頼性とサービス性を向上させる。
また、前記報知手段によって、利用者の安否を予め設定した連絡先に送信するか否かを確認させるための報知を行ってから、所定時間を経過しても、前記利用者の安否が確認出来ない場合に、前記利用者の携帯通信端末に転送して安否確認を行ってもよい。
地震時、利用者が自宅を不在にしていた場合でも、通信端末で送信する安否情報を、利用者の携帯通信端末に転送して安否情報を送信できるので、不在の場合でも、安否情報が送信されず心配をかけることもない。
また、家屋の画像を撮像する撮像手段を備え、利用者の安否が確認出来ない場合に、前記撮像手段による家屋の画像情報を、前記連絡要請の情報に添付して送信してもよい。
そして、利用者の安否確認ができない場合、利用者宅の状況を写す撮像手段において、画像情報を撮影し、家族に送信することで、家の状況をより詳細に伝えることができるので、サービス性が向上する。
(実施の形態3)
なお、最後に、通信端末2がサーバー4から広域地震情報を取得する方法について図10、図11を用いて説明する。この方法の効果は、広域で同時に発生する地震に対する、サーバー4から広域の地震情報取得するための通信トラフィック集中をどのようにして分散させ抑えるかである。
地震発生を検知したときに、メーターなどライフラインの使用状況や家電機器・設備機器の使用状況の情報に応じて、広域地震情報取得の必要性や優先度を判断し、通信ネットワークを介してサーバーから広域地震情報を取得する情報端末を実現することで、広域地震情報取得のための通信トラフィックを分散させスムーズな配信・提供を行う。
図10(a)は、ガスメーター1の地震検知手段308で地震を検知し、通信端末2で地震情報をサーバー4から取得する動作を示すシーケンス図である。
地震が発生すると、ガスメーター1の地震検知手段308で地震の揺れを検知し、揺れのレベルを揺れレベル情報(地震検知情報)をメーター制御手段310に通知する(1001)。なお、地震検知情報は地震の有無であってもよい。
メーター制御手段310で地震検知情報の電文を生成し無線装置1dへ送信し、無線を介して通信端末2の無線通信手段301へ送信する(1002a)。このとき、ガスメーター1のメーター制御手段310は、そのときのガス使用量や過去10時間のガス使用量(ガスの使用状況の情報)を情報端末2に送信する(地震検知情報の電文と合わせて送信してもよいし、別途電文を作成して送信してもよい)。
無線通信手段301で受信された電文は、地震情報判断手段302で内容を解析し判断処理される。そして、地震検知情報があれば、広域地震情報取得手段311に広域地震情報を取得させる。
このとき、地震情報判断手段302、広域地震情報取得手段311は広域地震情報を取得する必要性・優先度をガスの使用状況に応じて判断する(1003)。
例えば、図11(A)に示すように、地震発生時のガス使用量と過去10時間のガス使用履歴により地震情報を必要性・優先度を次のように判断する。
1)図11(A)中で最も高い優先度1:地震発生時に住人がガス機器を使用中であったと判断した場合
2)優先度2:地震発生時にガス機器を使用していなかったが、過去10時間にガス機器を使用しており、住人が在宅の可能性が高い場合
3)優先度3:過去10時間にガス機器を使用しておらず、住人が外出中の可能性が高い場合。
もちろん、これは一例であり、地震発生時のガス使用量だけで判断しても良いし、過去10時間のガス使用履歴だけで判断してもよい。また、過去の使用歴は10時間に限らず
24時間で判断してもよいし、また判断条件をさらに複数設けてもよい。たとえば、優先度1をさらに2段階に分けて、地震発生時にガスを大量に使用していた場合の優先度をさらい高めても良い。
そして、優先度が高いほうが早く地震情報を取得できるように、サーバー4に広域地震情報取得要求を行うまでの待ち時間を設ける(1004)。例えば、優先度1であれば待ち時間1分、優先度2であれば待ち時間3分、優先度3であれば地震情報を取得しない、などのようにする。
その後、広域地震情報取得手段311は、広域地震情報取得要求の電文を生成し、宅外通信手段303を制御して、インターネット3を通してサーバー4へ前記電文を送信する(1005)。
サーバー4では、受信した電文の内容を解析し、内容が広域地震情報取得要求であった場合、地震情報データベース505に記録された情報を応答電文にセットし、通信端末2に送信する。通信端末2は広域地震情報を取得する(1006)。
また、図示しないが、地震検知手段を情報端末2に備えるようにしても良い。このようにすれば、現在、地震検知手段(感震器)を備えていない電力メーターや水道メーター、燃料のメーターなどライフラインに係わるメーターにも適用でき、地震に関する情報を取得する必要性・優先度を判断するための情報を増やすことができる。
この構成においての動作・作用の一例について図10(b)を用いて、図10(a)と異なる点を中心に説明する。
電力メータ1aから定期的に電力の使用状況の情報が情報端末2に送信され(1000a)、情報端末2はこの使用状況情報を記憶する。
地震の発生を検知したとき(1001)、情報端末2の地震情報判断手段302、広域地震情報取得手段311は記憶していた電力の使用状況に応じて広域地震情報を取得する必要性・優先度を判断する(1003)。判断基準は図7(A)においてガスを電力に置き換えたものである。
以降は、図10(a)と同じであるので説明を省く。
なお、メーターから情報端末への使用状況情報の送信は図10(a)と図10(b)とを組み合わせても良く、使用状況の情報を定期的に送信し、かつ、地震検知時にそのときの使用状況の情報を送信することも可能である。
以上のように、本実施の形態3は、地震を検知する地震検知手段を備えたガス・電力・水道などのライフラインのメーターと通信する情報端末において、メーターから地震検知情報やライフラインの使用状況の情報を受信する無線通信手段(通信手段)と、無線通信手段(通信手段)によって地震検知の情報を受信するとライフラインの使用状況の情報に応じてインターネット(通信ネットワーク)を介してサーバーから地震に関する情報を取得する必要性・優先度を判断する広域地震情報取得手段とを備えた情報端末である。
また、地震検知手段を情報端末側に備えて、メーターからライフラインの使用状況の情報を受信する無線通信手段(通信手段)と、地震検知手段によって地震を検知すると無線通信手段(通信手段)で受信したライフラインの使用状況の情報に応じてインターネット(通信ネットワーク)を介してサーバーから地震に関する情報を取得する必要性・優先度
を判断する広域地震情報取得手段とを備えた情報端末である。
これによって、地震発生を検知したときに、ガス・電力・水道などのライフラインの使用状況から、例えば、地震が起きたときに家屋に人がいた/不在であったのか、あるいはまた、大量のガス・電気・水道を使っていた/いなかったのかによって地震に関する情報の必要性・優先度を判断して、人がいた家屋の情報端末を優先して、あるいはまた、大量のライフラインを使っていた家屋の情報端末を優先して、広域地震情報を取得することができる。すなわち、広域地震情報の取得のための通信トラフィック集中を分散させ抑えることが可能となる。
また家電機器・設備機器に地震検知手段を備え、図10(a)と同様に、図10(c)に示すように構成してもよい。
このような構成により、情報端末2の地震情報判断手段302、広域地震情報取得手段311は地震を検知したときに、広域地震情報を取得する必要性・優先度を家電機器や設備機器の使用状況に応じて判断することができる(図10(c)中の1003)。
例えば、図11(B)に示すように、在宅センサや照明・エアコン・TVなどの使用状況により地震情報を必要性・優先度を次のように判断する。
1)図11(B)中で最も高い優先度1:地震発生時に住人が活動していたと判断した場合
2)優先度2:地震発生時に住人が就寝していた可能性が高い場合
3)優先度3:地震発生時に外出中の可能性が高い場合。
もちろん、これは一例であり、他の機器の使用状況で判断しても良いし、また図11(A)のように過去10時間の使用履歴を用いて判断してもよい。
さらに、図11(C)に示すように、優先度1の上位にさらに優先度を設けて、地震発生時に住人が火気を扱っていた場合(優先度0.1)、浴室やトイレなど特殊空間(狭い空間)に居た場合(優先度0.5)の優先度をさらに高めても良い。
そして、優先度が高いほうが早く広域地震情報を取得できるように、サーバー4に広域地震情報取得要求を行うまでの待ち時間を設ける(1004)。例えば、優先度0.1であれば待ち時間0、優先度0.5であれば30秒、優先度1であれば待ち時間1分、優先度2であれば待ち時間3分、優先度3であれば広域地震情報を取得しない、などのようにする(1004)。
また実施の形態1と同様に、図示しないが、地震検知手段を情報端末2に備えるようにしても良い。このようにすれば、地震検知手段(感震器)を備えていない家電機器や設備機器にも適用でき、広域の地震に関する情報を取得する必要性・優先度を判断するための情報を増やすことができる(図10(d))。
なお、本実施の形態はいずれも通信端末2やサーバー4の手段を、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても同様の機能を提供することができる。
プログラムとすることで、マイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ又は他の装置の一部の機能として実現できるようになり、利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできるものである。