JP2002183864A - 防災情報報知システム、防災情報処理装置、情報端末装置、防災情報報知方法、および、記録媒体 - Google Patents

防災情報報知システム、防災情報処理装置、情報端末装置、防災情報報知方法、および、記録媒体

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JP2002183864A
JP2002183864A JP2000376581A JP2000376581A JP2002183864A JP 2002183864 A JP2002183864 A JP 2002183864A JP 2000376581 A JP2000376581 A JP 2000376581A JP 2000376581 A JP2000376581 A JP 2000376581A JP 2002183864 A JP2002183864 A JP 2002183864A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防災設備の状況を遠方の管理者等に正確かつ
迅速に報知することのできる、防災情報報知システム等
を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかる防災情報報知システム
は、防災設備1の防災情報を出力する防災監視盤100
と、防災情報を受信するサーバ装置200と、携帯電話
300とを備えて構成された防災情報報知システムであ
って、サーバ装置200は、防災情報の被報知者の電子
メールアドレスを格納するアドレスDBと、防災情報を
報知するためのWebページの所在を特定するための特
定情報を含んだ電子メールを生成する電子メール生成部
等を備える。また、携帯電話300は、電子メールを受
信して出力する電子メーラと、この電子メールに含まれ
る特定情報に基づいてWebページを出力するWebブ
ラウザとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災報知設備、消
火設備、防排煙設備、防犯設備等の防災設備の状況を、
遠方の管理者等に報知するための、防災情報報知システ
ム、防災情報処理装置、情報端末装置、防災情報報知方
法、および、記録媒体に関連する。
【0002】
【従来の技術】ビルや共同住宅等の建物には、各種の災
害等を監視および抑制するための防災設備が設けられて
いる。このような防災設備としては、火災発生を報知す
るための火災報知設備、火災の消火や拡大の抑制を行な
うための消火設備、火災で発生した煙の制御を行うため
の防排煙設備、防犯監視を行なうための防犯設備等を挙
げることができる。このような各種の防災設備におい
て、火災等の異常が検出された場合や、防災設備の機能
異常が検出された場合等には、これらの検出情報を管理
者等に迅速に報知して、適切な対応を取るように促す必
要がある。
【0003】このような情報を報知するため、防災設備
全体の防災情報を監視する防災監視盤には、火災等の異
常状態や機能異常状態を管理者に報知するために、ブザ
ーや表示灯の如き各種の報知装置が設けられている。そ
して、管理者は、防災監視盤の報知装置の報知内容から
異常内容をチェックする。このような防災設備の監視業
務は、管理者が常駐して行うのが望ましいが、時間帯や
建物の規模等によっては常駐が困難な場合も多い。ま
た、管理者が常駐する場合でも、少ない管理者数で広い
建物の防災設備を監視する場合、管理者は、巡回してい
る間、防災監視盤から長い時間離れることになって好ま
しくない。
【0004】このような問題等を解決するためには、防
災設備の状況等をWebページにおいて公開し、防災設
備から離れた場所においても、Webページをインター
ネットを介して閲覧可能にすることが考えられる(特開
2000−11280号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに単にWebページを用いただけでは、防災情報を管
理者に確実かつ迅速に報知することは困難である。すな
わち、Webページを閲覧するためには、一般的には能
動的な閲覧操作を行なうことが必要になるため、防災監
視盤の近傍にいる管理者が、遠方の他の管理者等に対し
て電話連絡等を行なって、Webページへのアクセスを
促す必要がある。
【0006】しかし、管理者が巡回等のために防災監視
盤の近傍にいない場合も考えられ、この場合には、他の
管理者へ電話連絡等することができないことになる。ま
た、管理者が防災監視盤の近傍に居た場合であっても、
火災等の異常時には、この管理者は火災等への対応に追
われるため、電話連絡等の対応が遅れる可能性が高い。
したがって、このシステムでは、管理者が防災監視盤か
ら離れた位置に居る場合には通知を行なうことができな
い。
【0007】さらに、このように電話連絡を用いた場合
には、多くの情報を混乱なく正確に伝えることは困難で
ある。例えば、防災設備が多数ある場合において、防災
設備毎に異なるWebページが公開されているような場
合には、状況に応じた正しいWebページの所在を伝え
ることが難しいことが考えられる。
【0008】これらのことから、遠方に居る管理者等に
対して、防災情報を正確かつ迅速に報知することのでき
る、これまでにない新規なシステムを確立することが要
望されていた。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、防災設備の状況を遠方の管理者等に正確かつ迅速に
報知することのできる、防災情報報知システム、防災情
報処理装置、情報端末装置、防災情報報知方法、およ
び、記録媒体を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の防災情報報知システムは、防
災設備の防災情報を出力する防災監視盤と、この防災情
報を受信する防災情報処理装置と、この防災情報処理装
置に対してネットワークを介して通信可能に接続された
情報端末装置とを備えて構成された防災情報報知システ
ムであって、上記防災情報処理装置は、上記防災情報の
被報知者の電子メールアドレスを格納するアドレス格納
手段と、上記防災監視盤から出力された所定内容の防災
情報を受信した際、当該防災情報を報知するためのWe
bページの所在を特定するための特定情報を含んだ電子
メールを生成する電子メール生成手段と、上記電子メー
ル生成手段によって生成された電子メールを、上記アド
レス格納手段によって格納された電子メールアドレス宛
てに、上記ネットワークを介して送信する電子メール送
信手段とを備え、上記情報端末装置は、上記電子メール
送信手段によって送信された電子メールを受信して出力
する電子メール受信手段と、上記電子メール受信手段に
て受信された電子メールに含まれる特定情報に基づい
て、上記WebページのWebデータを取得して、当該
Webページを出力するWebページ閲覧手段と、を備
えることを特徴とする。
【0011】このシステムによれば、防災情報を報知す
るためのWebページの所在を特定するための特定情報
を含んだ電子メールが生成され送信され、この電子メー
ルが受信され、この電子メールに含まれる特定情報に基
づいてWebページが出力される。したがって、電子メ
ールによる迅速な情報の報知と、Webページによる詳
細な情報の報知とを組み合わせて防災情報を報知するこ
とができ、防災設備の状況を遠方の管理者等に正確かつ
迅速に報知することができる。
【0012】また、本発明は防災情報処理装置に関連す
るものであり、請求項2に記載の防災情報処理装置は、
防災監視盤から出力された防災設備の防災情報を受信す
るものであって、情報端末装置に対してネットワークを
介して通信可能に接続された防災情報処理装置であっ
て、上記防災情報の被報知者の電子メールアドレスを格
納するアドレス格納手段と、上記防災監視盤から出力さ
れた所定内容の防災情報を受信した際、当該防災情報を
報知するためのWebページの所在を特定するための情
報を含む電子メールであって、上記アドレス格納手段に
よって格納された電子メールアドレスを宛て先とする電
子メールを生成する電子メール生成手段と、上記電子メ
ール生成手段によって生成された電子メールを、上記ネ
ットワークを介して送信する電子メール送信手段とを備
えることを特徴とする。
【0013】この装置によれば、防災情報を報知するた
めのWebページの所在を特定するための特定情報を含
んだ電子メールが生成され送信される。したがって、電
子メールによる迅速な情報の報知と、Webページによ
る詳細な情報の報知とを組み合わせて防災情報を報知す
ることができ、防災設備の状況を遠方の管理者等に正確
かつ迅速に報知することができる。
【0014】また、請求項3に記載の防災情報処理装置
は、請求項2に記載の防災情報処理装置において、上記
アドレス格納手段には、複数の被報知者の電子メールア
ドレスが格納されており、上記電子メール生成手段は、
上記防災監視盤から出力された防災情報に基づいて、上
記アドレス格納手段によって格納された電子メールアド
レスの中から、上記電子メールの宛て先にする電子メー
ルアドレスを選択することを特徴とする。
【0015】この装置によれば、防災情報に基づいて、
複数の電子メールアドレスの中から、電子メールの宛て
先にする電子メールアドレスが選択される。したがっ
て、防災情報が火災情報の場合には管理者に電子メール
を送信し、防災情報が障害情報の場合には管理者と保守
者の両方に電子メールを送信する等、防災情報に応じた
最適な宛て先に電子メールを送信することができる。
【0016】また、請求項4に記載の防災情報処理装置
は、請求項2または3に記載の防災情報処理装置におい
て、上記防災監視盤から出力された防災情報に基づい
て、上記Webページを生成するWebページ生成手段
を備えることを特徴とする。
【0017】この装置によれば、防災情報に基づいてW
ebページのWebデータが動的に生成される。したが
って、防災情報に応じた詳細情報を報知するためのWe
bページを、管理者等に容易かつ迅速に提示することが
できる。
【0018】また、請求項5に記載の防災情報処理装置
は、請求項4に記載の防災情報処理装置において、上記
防災設備に関連する地図情報を格納する地図情報格納手
段を備え、上記Webページ生成手段は、上記防災監視
盤から出力された防災情報に基づいて、上記地図情報を
上記地図情報格納手段から取得し、この地図情報を上記
Webページ上において出力可能にすることを特徴とす
る。
【0019】この装置によれば、防災情報に基づいて、
防災設備に関連地図情報が取得され、この地図情報がW
ebページ上において出力可能になる。したがって、管
理者等は、Webページにおいて防災設備に関連する地
図情報を閲覧等することができ、防災設備の状況や位置
関係等を容易かつ迅速に把握することができる。
【0020】また、請求項6に記載の防災情報処理装置
は、請求項4または5に記載の防災情報処理装置におい
て、上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から
出力された防災情報の履歴データを、上記Webページ
上において出力可能にすることを特徴とする。
【0021】この装置によれば、防災情報の履歴デー
タ、例えば、防災設備における所定の物理量の検出結果
を示すデータがWebページ上において出力可能にな
る。したがって、管理者等は、Webページにおいて防
災設備における動作履歴の一覧やトレンドグラフ等を閲
覧等することができ、火災等の原因や拡大傾向等を容易
かつ迅速に判断等することができる。
【0022】また、請求項7に記載の防災情報処理装置
は、請求項4〜6のいずれか一つに記載の防災情報処理
装置において、上記防災設備の関係者に関連する情報を
格納する関係者情報格納手段を備え、上記Webページ
生成手段は、上記防災監視盤から出力された防災情報に
基づいて、上記防災情報を報知されるべき関係者に関連
する情報を上記関係者情報格納手段から取得し、この関
係者に関連する情報を上記Webページ上において出力
可能にすることを特徴とする。
【0023】この装置によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報を報知されるべき関係者に関連する情報が
取得され、この関係者に関連する情報がWebページ上
において出力可能になる。したがって、管理者等は、W
ebページにおいて関係者の組織名称や連絡先等を知る
ことができ、必要に応じてこれら関係者に容易かつ迅速
に連絡を取ることができる。
【0024】また、請求項8に記載の防災情報処理装置
は、請求項4〜7のいずれか一つに記載の防災情報処理
装置において、上記防災情報の内容に応じた対処方法に
関連する情報を格納する対処方法情報格納手段を備え、
上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力
された防災情報に基づいて、上記防災情報の内容に応じ
た対処方法に関連する情報を上記対処方法情報格納手段
から取得し、この対処方法に関連する情報を上記Web
ページ上において出力可能にすることを特徴とする。
【0025】この装置によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報の内容に応じた対処方法に関連する情報が
取得され、この対処方法に関連する情報がWebページ
上において出力可能になる。したがって、管理者等は、
Webページにおいて防災情報に対する対処方法を確認
等することができ、適切な対処を迅速かつ的確に行なう
ことができる。
【0026】また、請求項9に記載の防災情報処理装置
は、請求項4〜8のいずれか一つに記載の防災情報処理
装置において、上記防災設備に関連する情報を格納する
設備情報格納手段を備え、上記Webページ生成手段
は、上記防災監視盤から出力された防災情報に基づい
て、上記防災情報を発信した上記防災設備に関連する情
報を上記設備情報格納手段から取得し、この防災設備に
関連する情報を上記Webページ上において出力可能に
することを特徴とする。
【0027】この装置によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報を発信した防災設備に関連する情報が取得
され、この防災設備に関連する情報がWebページ上に
おいて出力可能になる。したがって、管理者等は、We
bページにおいて防災設備の設備名称や型名等を確認等
することができ、この防災設備の異常原因の特定や修理
の準備等を迅速かつ的確に行なうことができる。
【0028】また、請求項10に記載の防災情報処理装
置は、請求項4〜9のいずれか一つに記載の防災情報処
理装置において、上記防災設備に対する操作内容に関連
する情報を格納する操作内容情報格納手段を備え、上記
Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力され
た防災情報に基づいて、上記防災情報を発信した上記防
災設備に対する操作内容に関連する情報を上記操作内容
情報格納手段から取得し、この操作内容に関連する情報
を上記Webページ上において出力可能にすることを特
徴とする。
【0029】この装置によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報を発信した防災設備に対する操作内容に関
連する情報が取得され、この操作内容に関連する情報が
Webページ上において出力可能になる。したがって、
管理者等は、Webページにおいて防災設備の操作内容
を確認等することができ、この防災設備に対する操作を
迅速かつ的確に行なうことができる。
【0030】また、請求項11に記載の防災情報処理装
置は、請求項2〜10のいずれか一つに記載の防災情報
処理装置において、上記電子メール送信手段による電子
メールの送信結果を解析する送信結果解析手段を備え、
上記電子メール送信手段は、送信結果解析手段による解
析結果に応じた所定の周期で、上記電子メールの再送を
行なうことを特徴とする。
【0031】この装置によれば、電子メールの送信結果
が解析され、この解析結果に応じた所定の周期で電子メ
ールの再送が行なわれる。したがって、電子メールが直
ちに受信されない場合であっても、その受信状態に応じ
た最適な形態にて電子メールを再送することができる。
【0032】また、本発明は情報端末装置に関連するも
のであり、請求項12に記載の情報端末装置は、防災監
視盤から出力された防災設備の防災情報を受信する防災
情報処理装置に対してネットワークを介して通信可能に
接続された情報端末装置であって、上記防災情報処理装
置から送信された電子メールを受信して出力する電子メ
ール受信手段と、上記電子メール受信手段にて受信され
た電子メールに含まれる情報に基づいて、上記防災情報
を報知するためのWebページのWebデータを取得し
て、当該Webページを出力するWebページ閲覧手段
とを備えたことを特徴とする。
【0033】この装置によれば、防災情報処理装置から
送信された電子メールが出力され、この電子メールに含
まれる情報に基づいて、防災情報を報知するためのWe
bページのWebデータが取得され出力される。したが
って、電子メールによる迅速な情報の出力と、Webペ
ージによる詳細な情報の出力とを組み合わせて防災情報
を出力することができ、防災設備の状況を正確かつ迅速
に把握することができる。
【0034】また、本発明は防災情報報知方法に関連す
るものであり、請求項13に記載の防災情報報知方法
は、防災設備の防災情報を被報知者に報知するための防
災情報報知方法であって、上記防災情報の被報知者の電
子メールアドレスを格納するアドレス格納手順と、上記
防災情報を報知するためのWebページの所在を特定す
るための特定情報を含んだ電子メールを生成する電子メ
ール生成手順と、上記電子メール生成手順において生成
された電子メールを、上記アドレス格納手順において格
納された電子メールアドレス宛てに送信する電子メール
送信手順と、上記電子メール送信手順において送信され
た電子メールを受信して出力する電子メール受信手順
と、上記電子メール受信手順において受信された電子メ
ールに含まれる特定情報に基づいて、上記Webページ
のWebデータを取得して、当該Webページを出力す
るWebページ閲覧手順とを備えることを特徴とする。
【0035】この方法によれば、防災情報を報知するた
めのWebページの所在を特定するための特定情報を含
んだ電子メールが生成され送信される。したがって、電
子メールによる迅速な情報の報知と、Webページによ
る詳細な情報の報知とを組み合わせて防災情報を報知す
ることができ、防災設備の状況を遠方の管理者等に正確
かつ迅速に報知することができる。
【0036】また、請求項14に記載の防災情報報知方
法は、請求項13に記載の防災情報報知方法において、
上記アドレス格納手順において、複数の被報知者の電子
メールアドレスが格納されて、上記電子メール生成手順
において、上記防災情報に基づいて、上記アドレス格納
手順において格納された電子メールアドレスの中から、
上記電子メールの宛て先にする電子メールアドレスを選
択することを特徴とする。
【0037】この方法によれば、防災情報に基づいて、
複数の電子メールアドレスの中から、電子メールの宛て
先にする電子メールアドレスが選択される。したがっ
て、防災情報が火災情報の場合には管理者に電子メール
を送信し、防災情報が障害情報の場合には管理者と保守
者の両方に電子メールを送信する等、防災情報に応じた
最適な宛て先に電子メールを送信することができる。
【0038】また、請求項15に記載の防災情報報知方
法は、請求項13または14に記載の防災情報報知方法
において、上記防災情報に基づいて、上記Webページ
を生成するWebページ生成手順を備えることを特徴と
する。
【0039】この方法によれば、防災情報に基づいてW
ebページのWebデータが動的に生成される。したが
って、防災情報に応じた詳細情報を報知するためのWe
bページを、管理者等に容易かつ迅速に提示することが
できる。
【0040】また、請求項16に記載の防災情報報知方
法は、請求項15に記載の防災情報報知方法において、
上記防災設備に関連する地図情報を格納する地図情報格
納手順を備え、上記Webページ生成手順において、上
記防災情報に基づいて、上記地図情報を取得し、この地
図情報を上記Webページ上において出力可能にするこ
とを特徴とする。
【0041】この方法によれば、防災設備に関連する地
図情報が取得され、この地図情報がWebページ上にお
いて出力可能になる。したがって、管理者等は、Web
ページにおいて防災設備に関連する地図情報を閲覧等す
ることができ、防災設備の状況や位置関係等を容易かつ
迅速に把握することができる。
【0042】また、請求項17に記載の防災情報報知方
法は、請求項15または16に記載の防災情報報知方法
において、上記Webページ生成手順において、上記防
災情報の履歴データを、上記Webページ上において出
力可能にすることを特徴とする。
【0043】この方法によれば、防災情報の履歴デー
タ、例えば、防災設備における所定の物理量の検出結果
を示すデータがWebページ上において出力可能にな
る。したがって、管理者等は、Webページにおいて防
災設備における動作履歴の一覧やトレンドグラフ等を閲
覧等することができ、火災等の原因や拡大傾向等を容易
かつ迅速に判断等することができる。
【0044】また、請求項18に記載の防災情報報知方
法は、請求項15〜17のいずれか一つに記載の防災情
報報知方法において、上記防災設備の関係者に関連する
情報を格納する関係者情報格納手順を備え、上記Web
ページ生成手順において、上記防災情報に基づいて、上
記防災情報を報知されるべき関係者に関連する情報を取
得し、この関係者に関連する情報を上記Webページ上
において出力可能にすることを特徴とする。
【0045】この方法によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報を報知されるべき関係者に関連する情報が
取得され、この関係者に関連する情報がWebページ上
において出力可能になる。したがって、管理者等は、W
ebページにおいて関係者の組織名称や連絡先等を知る
ことができ、必要に応じてこれら関係者に容易かつ迅速
に連絡を取ることができる。
【0046】また、請求項19に記載の防災情報報知方
法は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の防災情
報報知方法において、上記防災情報の内容に応じた対処
方法に関連する情報を格納する対処方法情報格納手順を
備え、上記Webページ生成手順において、上記防災情
報に基づいて、上記防災情報の内容に応じた対処方法に
関連する情報を取得し、この対処方法に関連する情報を
上記Webページ上において出力可能にすることを特徴
とする。
【0047】この方法によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報の内容に応じた対処方法に関連する情報が
取得され、この対処方法に関連する情報がWebページ
上において出力可能になる。したがって、管理者等は、
Webページにおいて防災情報に対する対処方法を確認
等することができ、適切な対処を迅速かつ的確に行なう
ことができる。
【0048】また、請求項20に記載の防災情報報知方
法は、請求項15〜19のいずれか一つに記載の防災情
報報知方法において、上記防災設備に関連する情報を格
納する設備情報格納手順を備え、上記Webページ生成
手順において、上記防災情報に基づいて、上記防災情報
を発信した上記防災設備に関連する情報を取得し、この
防災設備に関連する情報を上記Webページ上において
出力可能にすることを特徴とする。
【0049】この方法によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報を発信した防災設備に関連する情報が取得
され、この防災設備に関連する情報がWebページ上に
おいて出力可能になる。したがって、管理者等は、We
bページにおいて防災設備の設備名称や型名等を確認等
することができ、この防災設備の異常原因の特定や修理
の準備等を迅速かつ的確に行なうことができる。
【0050】また、請求項21に記載の防災情報報知方
法は、請求項15〜20のいずれか一つに記載の防災情
報報知方法において、上記防災設備に対する操作内容に
関連する情報を格納する操作内容情報格納手順を備え、
上記Webページ生成手順において、上記防災情報に基
づいて、上記防災情報を発信した上記防災設備に対する
操作内容に関連する情報を取得し、この操作内容に関連
する情報を上記Webページ上において出力可能にする
ことを特徴とする。
【0051】この方法によれば、防災情報に基づいて、
この防災情報を発信した防災設備に対する操作内容に関
連する情報が取得され、この操作内容に関連する情報が
Webページ上において出力可能になる。したがって、
管理者等は、Webページにおいて防災設備の操作内容
を確認等することができ、この防災設備に対する操作を
迅速かつ的確に行なうことができる。
【0052】また、請求項22に記載の防災情報報知方
法は、請求項13〜21のいずれか一つに記載の防災情
報報知方法において、上記電子メール送信手順における
電子メールの送信結果を解析する送信結果解析手順と、
上記送信結果解析手順における解析結果に応じた所定の
周期で、上記電子メールの再送を行なう電子メール再送
手順とを備えることを特徴とする。
【0053】この方法によれば、電子メールの送信結果
が解析され、この解析結果に応じた所定の周期で電子メ
ールの再送が行なわれる。したがって、電子メールが直
ちに受信されない場合であっても、その受信状態に応じ
た最適な形態にて電子メールを再送することができる。
【0054】また、本発明は記録媒体に関連するもので
あり、請求項23に記載の記録媒体は、請求項13〜2
2のいずれか一つに記載された防災情報報知方法をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とする。
【0055】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせて実行
することによって、請求項13〜22のいずれか一つに
記載された防災情報報知方法をコンピュータを利用して
実現することができ、これら各方法と同様の効果を得る
ことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる防災情報
報知システム、防災情報処理装置、情報端末装置、防災
情報報知方法、および、記録媒体の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により
この発明が限定されるものではない。
【0057】(防災情報報知の全体の概要)以下、本シ
ステムにて行われる防災情報報知の全体の概要について
説明し、その後、本システムの構成および処理等につい
て詳細に説明する。図1はこの実施形態にかかる防災情
報報知システムの全体構成図である。
【0058】この図1に示すように、本システムは、防
災設備の防災情報を報知するためのシステムであり、防
災設備1における防災情報を出力する複数の防災監視盤
100と、この防災情報を受信する防災情報処理装置と
してのサーバ装置200と、この防災情報を報知される
被報知者の情報端末装置としての携帯電話300とを備
えて構成されている。そして、防災監視盤100とサー
バ装置200とは、電話回線400を介して相互に接続
されており、サーバ装置200と携帯電話300とは、
基地局401、パケット網402に配置されたゲートウ
ェイサーバ装置403、および、インターネット404
を介して通信可能に接続されている。
【0059】このように構成される本システムは、下記
のような基本的特徴を有する。まず、防災設備1の全体
を統括して監視制御する防災監視盤100は、防災設備
1の監視情報等の防災情報をサーバ装置200に定期的
およびまたは随時に出力する。このサーバ装置200
は、この防災情報の内容に応じて、防災情報の詳細な内
容を含んだWebページを生成すると共に、被報知者の
携帯電話300に電子メールを送信する。この電子メー
ルには、防災情報の概要と、上記生成したWebページ
の所在を特定するための情報が含まれている。そして、
被報知者は、この電子メールを携帯電話300にて受信
して閲覧することにより、防災情報の概要を把握するこ
とができると共に、上記Webページを閲覧して防災情
報の詳細な内容を把握することができる。
【0060】ここで、防災設備1とは、上述した火災報
知設備、消火設備、防排煙設備、防犯設備等の全ての防
災に関連する設備を含む概念であり、その具体的な構成
は任意である。本実施の形態における防災設備1は、以
下、複数のマンションの各々に設けられた火災報知設備
および消火設備であるものとして説明する。このうち、
火災報知設備は、例えば、防災設備機器として、複数の
火災感知器および地区音響装置を備えて構成されてい
る。この火災感知器は、公知の原理に基づいて所定の監
視範囲における火災発生を感知し、火災発生を感知した
際には火災感知信号を出力する。また、防災監視盤10
0は、この火災感知信号を受信することで、火災表示お
よび火災警報を行うと共に、必要な地区音響装置を鳴動
させる作動信号を出力する。また、消火設備は、例え
ば、防災設備機器として、複数のスプリンクラーヘッド
を備えたスプリンクラー設備で構成されている。この消
火設備は、設備単独で動作する他、火災報知設備の防災
監視盤100からの制御信号によって操作され、その作
動時には作動内容に応じた作動信号を出力する。
【0061】また、防災情報とは、防災設備1に関連す
る全ての情報を含む概念であり、その具体的な内容は任
意である。本実施の形態における防災情報は、火災発生
に関連する情報である火災情報、制御機器の作動に関連
する情報である作動情報、および、機能障害に関連する
情報である障害情報、の少なくとも一つを含んで構成さ
れている。
【0062】さらに、これら火災情報、作動情報、およ
び、障害情報は、いずれも、概要情報と詳細情報とに大
別される。このうち、概要情報には、イベントが発生し
た発生日時(発生日時)、イベントが発生した住所、イ
ベントの種別(火災、作動、または、障害)が含まれ
る。また、詳細情報には、イベントが発生した防災設備
1に関連する地図の地図データ、イベントの履歴デー
タ、イベントが発生した旨やその内容等を知らせるべき
関係者の情報、イベントに対処するための対処方法、お
よび、イベントが発生した旨を送信した防災設備1自体
に関連する情報を含んで構成される。
【0063】このような防災情報を報知される被報知者
は、任意に決定することができる。ここでは、防災情報
が火災情報や作動情報である場合には、防災設備1の管
理を行なうビル管理会社や警備会社等の管理者が被報知
者である。また、防災情報が障害情報である場合には、
上記管理者と、防災設備1の保守や修理を行なう設備メ
ーカーの保守者とが被報知者になる。
【0064】なお、Webページとは、ハイパーテキス
ト言語を使ったインターネット上の広域情報システムで
あるWWW(World Wide Web)において提供される情報で
あり、WWWサーバ装置(本実施の形態においてはサー
バ装置200)に格納されたWebデータをインターネ
ットを介してダウンロードし、情報端末装置の閲覧ソフ
トウェア(ブラウザ)によって解析および出力制御する
ことによって提示される情報を意味している。また、W
ebページの所在を特定するための情報としては、具体
的には、Webページに割り当てられたURL(Uniform
Resource Locator)を用いる。ただし、IP(Internet
Protocol)アドレスを用いることもできる。
【0065】(システム構成―防災監視盤100)この
ような特徴を有する本システムの構成について説明す
る。まず、防災監視盤100の構成について説明する。
図2は防災監視盤100の要部構成を示すブロック図で
ある。この図2において、防災監視盤100には、RO
M101、RAM102、入出力制御IF(IF=イン
ターフェース)103、および、制御部104が設けら
れている。
【0066】このうち、ROM101は、防災監視盤1
00の各部を制御するために必要になるプログラムおよ
びデータを不揮発的に記憶する記憶手段である。また、
RAM102は、防災監視盤100の各部を制御するた
めに必要になるプログラムおよびデータを揮発的に記憶
する記憶手段である。また、入出力制御IF103は、
防災設備機器との間において各種信号を授受する。な
お、防災設備機器から防災監視盤100に対する各種信
号の出力に関連する構成および処理は任意であり、一般
的な防災設備において移報を行なうために用いられる各
種の構成および処理を適用することができる。
【0067】また、制御部104は、防災監視盤100
の各部を制御する制御手段であり、防災設備機器から各
種の信号を受信すると、この信号の解析を行い、この信
号の内容に対応した処理を行う。この処理としては、例
えば、表示および警報処理を行うと共に、受信した情
報、解析した情報、または、加工した情報からなる防災
情報を、入出力制御IF103および電話回線400を
介してサーバ装置200に送信する。また、制御部10
4は、サーバ装置200からの制御信号に基づいて、防
災設備機器に対して制御信号を出力する。なお、防災監
視盤100からサーバ装置200への防災情報の送信
は、防災設備機器からの信号を受信したような場合以外
にも、定期的(例えば、数時間毎)に送信しても良い
し、あるいは、サーバ装置200から要求があった場合
に送信しても良い。
【0068】(システム構成―サーバ装置200)次
に、サーバ装置200の構成について説明する。図3は
サーバ装置200の要部構成を示すブロック図である。
図3においてサーバ装置200は、概略的に、管理DB
(DB=データベース)201、アドレスDB202、
アドレス決定DB203、地図DB204、関係者DB
205、対処方法DB206、設備DB207、操作内
容DB208、WebDB209、通信制御IF(IF
=インターフェース)210、および、制御部220を
備えて構成されており、これら各部は任意の通信路を介
して通信可能に接続されている。さらに、このサーバ装
置200は、ルータ等の図示しない通信装置および専用
線を介して、インターネットに通信可能に接続されてい
る。
【0069】これらサーバ装置200の各構成要素のう
ち、管理DB201は、本システムにて防災情報の報知
を行なうための管理情報を格納する管理情報格納手段で
ある。この管理DB201に格納される情報は、図5に
例示するように、本システムにて報知される防災情報を
送信する各火災報知設備または各消火設備を一意に識別
するための設備ID、各火災報知設備または各消火設備
が設置されているマンションの住所、を相互に関連付け
て構成されている。
【0070】また、アドレスDB202は、管理者およ
び保守者の電子メールアドレスを格納するアドレス格納
手段である。このアドレスDB202に格納される情報
は、図6に例示するように、各火災報知設備または各消
火設備の管理者を一意に特定するための管理者IDある
いは各火災報知設備または各消火設備の保守者を一意に
特定するための保守者ID、各管理者または各保守者の
電子メールアドレス、を相互に関連付けて構成されてい
る。
【0071】また、アドレス決定DB203は、防災情
報の内容に基づいて当該防災情報を報知する管理者また
は保守者を決定するための決定情報を格納するアドレス
決定情報格納手段である。このアドレス決定DB203
に格納される情報は、図7に例示するように、各設備I
Dと、防災情報を報知されるべき管理者または保守者の
管理者IDまたは保守者IDとを、防災情報の種別(火
災、作動、障害)毎に、相互に関連付けて構成されてい
る。
【0072】また、地図DB204は、各火災報知設備
または各消火設備に関連する地図情報を格納する地図情
報格納手段である。この地図DB204に格納される情
報は、図8に例示するように、各火災報知設備または各
消火設備の各設備ID、各火災報知設備または各消火設
備を含んだ平面図の画面データ、を相互に関連付けて構
成されている。また、地図情報として、防災設備1を設
置している建物の所在地を示す地図の画面データを格納
してもよい。
【0073】また、関係者DB205は、各火災報知設
備または各消火設備の関係者に関連する情報を格納する
関係者情報格納手段である。この関係者DB205に格
納される情報は、図9に例示するように、各設備ID、
各関係者の組織名称、各関係者の氏名、各関係者の電話
番号、各関係者の電子メールアドレス、を相互に関連付
けて構成されている。
【0074】また、対処方法DB206は、防災情報の
内容に応じた対処方法に関連する情報を格納する対処方
法情報格納手段である。この対処方法DB206に格納
される情報は、図10に例示するように、各設備ID
と、対処方法を記載した対処方法データとを、防災情報
の種別(火災、作動、障害)毎に、相互に関連付けて構
成されている。なお、対処方法データの具体的な形式は
任意であり、例えば、対処方法をテキストとして記載し
たテキストデータや、対処方法をフローチャートとして
示した画像データを格納することができる。
【0075】また、設備DB207は、各火災報知設備
または各消火設備に関連する情報を格納する設備情報格
納手段である。この設備DB207に格納される情報
は、図11に例示するように、各設備ID、各火災報知
設備または各消火設備の設備名称、各火災報知設備また
は各消火設備の型名、を相互に関連付けて構成されてい
る。
【0076】また、操作内容DB208は、防災設備1
に対する操作内容に関連する情報を格納する操作内容情
報格納手段である。この操作内容DB208に格納され
る情報は、図12に例示するように、各設備の各設備I
Dと、各設備に対して行なうことのできる操作内容と
を、防災情報の種別毎(火災、作動、障害毎)に相互に
関連付けて構成されている。
【0077】また、WebDB209は、防災情報の詳
細情報を報知するためのWebページのWebデータを
格納するWeb情報格納手段である。このWebDB2
09に格納される情報は、URL、Webデータ、を相
互に関連付けて構成されている。なお、Webデータ
は、例えば、Compact HTML(Hypertext Markup Languag
e)、WML(Wireless Markup Language)、あるいは、HDM
L(Handheld Device Markup Language)にて記述され格
納されている。この他、Webデータには、必要に応じ
て、携帯電話300において出力するための音声をWAVE
形式やAIFF形式の如き音声ファイルで格納したり、静止
画や動画をJPEG形式やMPEG2形式の如き画像ファイルで
格納することができる。
【0078】また、図3において、制御部220は、当
該サーバ装置200の各部を制御する。この制御部は機
能概念的に、防災情報受信部221、電子メール生成部
222、電子メール送信部223、Webページ生成部
224、送信結果解析部225、および、設備制御部2
26、を備えて構成されている。
【0079】このうち、防災情報受信部221は、防災
監視盤100から送信された防災情報を受信する受信手
段である。また、電子メール生成部222は、防災情報
受信部221によって防災情報が受信された際、当該防
災情報を報知するためのWebページのURLを含んだ
電子メールであって、アドレスDB202によって格納
された電子メールアドレスを宛て先とする電子メールを
生成する電子メール生成手段である。また、電子メール
送信部223は、電子メール生成部222によって生成
された電子メールを、インターネット404を介して送
信する電子メール送信手段である。
【0080】また、Webページ生成部224は、防災
情報受信部221によって受信された防災情報に基づい
て、Webページを生成するWebページ生成手段であ
る。また、送信結果解析部225は、電子メール送信部
223による電子メールの送信結果を解析する送信結果
解析手段である。また、設備制御部226は、管理者等
の操作内容に従って、火災報知設備または消火設備を操
作するための制御信号を生成する制御信号生成手段であ
る。なお、これら各部によって行なわれる処理の詳細に
ついては、後述する。
【0081】(システム構成−携帯電話300)次に、
情報端末装置としての携帯電話300の構成について説
明する。図4は携帯電話300の要部構成を示すブロッ
ク図である。この図4に示すように、携帯電話300
は、概略的には、制御部310、ROM320、RAM
330、入力装置340、出力装置350、入出力制御
IF360、および、通信制御IF370を備えて構成
されており、これら各部がバスを介してデータ通信可能
に接続されている。
【0082】このうち、制御部310は、Webブラウ
ザ311および電子メーラ312を備えて構成されてい
る。このうち、Webブラウザ311は、基本的には、
Webデータを解析して、後述するモニタに表示させる
表示制御(ブラウズ処理)等を行うWebページ閲覧手
段である。また、電子メーラ312は、電子メールのメ
ールデータを解析して、後述するモニタに表示させる表
示制御等を行なう電子メール受信手段である。また、R
OM320は、携帯電話300の各部を制御するために
必要になるプログラムおよびデータを不揮発的に記憶す
る記憶手段である。また、RAM330は、携帯電話3
00の各部を制御するために必要になるプログラムおよ
びデータを揮発的に記憶する記憶手段である。
【0083】また、入力装置340は、携帯電話300
に対する入力を行なうための入力手段であり、例えば、
テンキー等を含む操作ボタンと、マイクとして構成され
る。また、出力装置350は、携帯電話300からの出
力を行なうための出力手段であり、例えば、モニタ、ブ
ザー、スピーカ、および、バイブレータとして構成され
る。また、入出力制御IF360は、入力装置340お
よび出力装置に対する各種信号の入出力を制御する入出
力制御手段である。また、通信制御IF370は、携帯
電話300とインターネット404(またはルータ等の
通信装置)との間における通信制御を行う。
【0084】このように構成された携帯電話300は、
基地局401を介して、所定の通信規約(例えば、WAP
(Wireless Application Protocol))に従ってゲート
ウェイサーバ装置403にアクセスすることができる。
そして、このゲートウェイサーバ装置403によって、
送受信アドレスの付け替えおよびプロトコル変換(例え
ば、WAPとTCP/IPインターネットプロトコルとの
相互変換)が行なわれることにより、携帯電話300が
インターネット404を介してサーバ装置200に接続
される。
【0085】(処理の内容−防災監視盤100における
処理)次に、このように構成された本システムを用いて
行なわれる処理の内容について説明する。防災監視盤1
00は、防災設備機器からの火災感知信号の有無と、作
動の有無とを監視すると共に(通常監視状態)、所定間
隔で自己および防災設備機器に対する機能試験を行なう
ことによって各設備の機能異常の有無を判断する。そし
て、防災監視盤100は、火災感知信号や作動があった
場合、機能異常があった場合、あるいは、定期的に、防
災情報を所定方法にて生成してサーバ装置200に出力
する。この防災情報は、例えば、当該防災情報を送信し
た火災報知設備または消火設備(以下、当該設備)の設
備ID、防災情報の種別、発生日時、送信された信号が
火災感知信号である場合には火災感知器にて感知された
煙濃度等のアナログデータ(履歴データ)、を含んで構
成される。
【0086】(処理の内容−Webデータ生成等)一
方、サーバ装置200の防災情報受信部221は、防災
監視盤100からの防災情報の送信の有無を監視してい
る。そして、防災情報を受信した場合には、この防災情
報をWebページ生成部224に受け渡す。このWeb
ページ生成部224は、防災情報に基づいて、防災情報
の詳細情報を報知するためのWebページを生成する。
このWebページ生成部224によるWebページの生
成に関連する処理のフローチャートを図13、14に示
す。
【0087】具体的には、Webページ生成部224
は、まず、防災情報に含まれる設備IDに基づいて管理
DB201を参照し、当該設備が設置されているマンシ
ョンの住所を取得する(ステップSA−1)。また、W
ebページ生成部224は、防災情報の種別を取得し
(ステップSA−2)、防災情報に含まれる発生日時を
取得する(ステップSA−3)。
【0088】また、Webページ生成部224は、防災
情報に含まれる設備IDに基づいて地図DB204を参
照し、当該設備を中心とする所定範囲の平面図の画面デ
ータを取得する(ステップSA−4)。そして、Web
ページ生成部224は、この画面データを表示するため
の地図情報WebページのWebデータを生成する(ス
テップSA−5)。
【0089】また、Webページ生成部224は、防災
監視盤100からの防災情報がアナログデータを含んで
いる場合には(ステップSA−6)、このアナログデー
タを取得し、過去に取得して格納してあるアナログデー
タも用いて、煙濃度等の推移を示すトレンドグラフを生
成する(ステップSA−7)。このトレンドグラフの具
体的な形態は任意であるが、例えば、横軸を時間軸、縦
軸を煙濃度とする線グラフを形成することができる。な
お、トレンドグラフを生成するためには時間軸に沿った
複数のアナログデータが必要になる。このようなアナロ
グデータは、通常監視状態に、防災監視盤100におい
て取得および格納しておき、上記防災情報に含めて送信
するようにしてもよい。あるいは、防災監視盤100か
らサーバ装置200に順次送信し、サーバ装置200に
おいて格納しておき、このアナログデータを用いてトレ
ンドグラフを生成してもよい。そして、Webページ生
成部224は、このトレンドグラフを表示するためのグ
ラフ表示ページのWebデータを生成する(ステップS
A−8)。
【0090】また、Webページ生成部224は、防災
情報に含まれる設備IDに基づいて関係者DB205を
参照し、当該設備に対応する関係者の氏名、組織名称、
および、電話番号を取得する(ステップSA−9)。そ
して、Webページ生成部224は、これら組織名称お
よび電話番号を一覧表示するための関係者一覧表示ペー
ジのWebデータを生成する(ステップSA−10)。
【0091】また、Webページ生成部224は、防災
情報に含まれる設備IDと、防災情報に含まれる防災情
報の種別とに基づいて対処方法DB206を参照し、当
該設備および防災情報の種別に対応する対処方法データ
を取得する(ステップSA−11)。そして、Webペ
ージ生成部224は、この対処方法データを表示するた
めの対処方法表示ページのWebデータを生成する(ス
テップSA−12)。
【0092】また、Webページ生成部224は、防災
情報に含まれる設備IDに基づいて設備DB207を参
照し、当該設備の設備名称および型名を取得する(ステ
ップSA−13)。そして、Webページ生成部224
は、これら設備名称および型名対処方法データを表示す
るための設備詳細表示ページのWebデータを生成する
(ステップSA−14)。
【0093】また、Webページ生成部224は、防災
情報に含まれる設備IDに基づいて操作内容DB208
を参照し、当該設備に対して行なうことのできる操作内
容を取得する(ステップSA−15)。そして、Web
ページ生成部224は、この操作内容を表示するための
操作ページのWebデータを生成する(ステップSA−
16)。
【0094】さらに、Webページ生成部224は、こ
のように取得したマンションの住所、防災情報の種別、
および、発生日時と、上述のように生成した地図情報W
ebページ、グラフ表示ページ、関係者一覧表示ペー
ジ、対処方法表示ページ、設備詳細表示ページ、およ
び、操作ページのそれぞれを表示するためのハイパーリ
ンクを表示するメニューページのWebデータを生成す
る(ステップSA−17)。これにてWebデータの生
成を終了する。
【0095】なお、これまで説明したWebデータの動
的生成は、例えば、CGI(CommonGateway Interface)
を用いて行なうことができる。このようなWebデータ
の生成後、あるいは、生成を行なう毎に、Webページ
生成部224は、生成したWebデータを、WebDB
209の内部ディレクトリであって、予め設定したUR
Lによって特定されるディレクトリに格納する(ステッ
プSA−18)。
【0096】(処理の内容−電子メールの生成等)その
後、上記Webデータに割り当てられたURLのうち、
少なくとも管理者または保守者によって最初に閲覧され
るべきWebページ(ここでは、メニューページ)のU
RLが電子メール生成部222に受け渡される。する
と、電子メール生成部222は、防災情報の概要情報を
報知するための電子メールのメールデータを生成する。
この処理のフローチャートを図15に示す。
【0097】具体的には、電子メール生成部222は、
まず、上述したWebページ生成部224による処理と
同様に、当該設備が設置されているマンションの住所
と、防災情報に含まれる発生日時とを取得する(ステッ
プSB−1)。なお、当然のことながら、このようにW
ebページ生成の処理と同様の情報については、このW
ebページ生成の処理において用いたデータを流用する
ことができる。
【0098】また、電子メール生成部222は、防災情
報に含まれる当該防災情報の種別を取得する(ステップ
SB−2)。さらに、電子メール生成部222は、防災
情報に含まれる設備IDと防災情報の種別とに基づいて
アドレス決定DB203を参照し、防災情報を報知する
管理者または保守者の管理者IDまたは保守者IDを取
得する(ステップSB−3)。ここでは、防災情報が障
害情報を含んでいない場合には管理者IDのみが取得さ
れ、防災情報が障害情報を含んでいる場合には、管理者
IDおよび保守者IDが取得されるように、アドレス決
定DB203の内容が構成されている。
【0099】そして、この管理者IDまたは保守者ID
に基づいてアドレスDB202を参照し、防災情報を報
知する管理者または保守者の電子メールアドレスを取得
する(ステップSB−4)。そして、電子メール生成部
222は、上記メニューページのURLと、マンション
の住所、発生日時、および、防災情報の種別とを含むも
のであって、管理者または保守者の電子メールアドレス
を宛て先とする電子メールのメールデータを生成して、
このメールデータを電子メール送信部223に受け渡す
(ステップSB−5)。これにて、電子メールの生成に
関連する処理が終了する。
【0100】(処理の内容−電子メール送信等)この電
子メール送信部223は、受け渡されたメールデータ
を、インターネットを介して送信する。この処理のフロ
ーチャートを図16に示す。具体的には、電子メール送
信部223は、このメールデータに含まれる電子メール
アドレスによって特定される携帯電話300に対して呼
び出しを行なう(ステップSC−1)。一方、携帯電話
300の制御部は、サーバ装置200からの呼び出しを
受けることにより、当該携帯電話300の出力装置35
0におけるブザーを鳴動させ、およびまたは、バイブレ
ータを作動させる。
【0101】そして、管理者または保守者が、携帯電話
300の呼び出しに応じた場合、電子メール送信部22
3は、当該携帯電話300に対してメールデータを送信
する(ステップSC−2〜SC−4)。このメールデー
タは、電子メーラ312によって受信される。これによ
って、管理者または保守者は、電子メールが受信された
旨を把握することができ、この電子メールを所定の手順
によって閲覧する。
【0102】ここで、携帯電話300が、通信圏外にあ
る場合や、電源が入っていない場合には、これらの各状
態を通知するための所定の音声メッセージが、基地局4
01等から電子メール送信部223に対して出力され
る。この音声メッセージは、送信結果解析部225に受
け渡される。この送信結果解析部225は、この音声メ
ッセージに基づいて音声メッセージの内容を解析し、そ
の解析結果を電子メール送信部223に受け渡す。この
解析は、例えば、音声メッセージの長さ、音声メッセー
ジの内容を言語解析してキーワードマッチングを図るこ
と、等によって行うことができる。
【0103】この電子メール送信部223は、音声メッ
セージの解析結果に応じた所定の周期で、携帯電話30
0への電子メールの再送を行なう。具体的には、音声メ
ッセージが、携帯電話300が通信圏外にある旨を通知
するメッセージである場合には、電子メールが受信され
る可能性が比較的高いと考えられるので、電子メールが
受信されるまで、比較的短い所定の周期で電子メールを
再送し続ける(ステップSC−5、SC−6)。
【0104】また、音声メッセージが、その以外の音声
メッセージである場合(携帯電話300の電源が切られ
ている旨を通知するメッセージである場合)には、電子
メールが受信される可能性が比較的低いと考えられるの
で、電子メールが受信されるまで、通信圏外の場合より
も長い所定の周期で電子メールを再送し続ける(ステッ
プSC−5、SC−7)。このような処理を行なうこと
により、電子メールが直ちに受信されない場合であって
も、その受信状態に応じた最適な形態にて電子メールを
再送することができる。
【0105】このように送信され携帯電話300にて受
信された電子メールの表示例を図17に示す。この図1
7に示すように、電子メールには、防災情報の概要情報
として、マンションの住所MA−1、発生日時MA−
2、防災情報の種別MA−3、および、上記メニューペ
ージのURLMA−4が表示されている。したがって、
管理者または保守者は、この電子メールを閲覧すること
によって、防災情報が発信された旨や、その場所および
発生日時を把握することができ、必要に応じて初動対応
を取ることができる。
【0106】(処理の内容−Webページの閲覧等)そ
の後、管理者または保守者は、防災情報の詳細情報を知
りたい場合には、電子メールに表示されているメニュー
ページのURLMA−4を入力装置340を介して選択
する。すると、Webブラウザ311は、このURLを
通信制御IFを介して所定の通信規約にて送信し、この
URLに基づくルーティングによってサーバ装置200
に対するメニューページのWebデータの送信要求を行
う。
【0107】一方、サーバ装置200は、携帯電話30
0からの送信の有無を監視しており、送信を受けると、
この送信の内容を解析し、その結果に応じて当該制御部
内の各部に処理を移す。送信の内容がWebデータの送
信要求である場合には、WebDB209から、当該U
RLに対応するメニューページのWebデータを取得
し、このWebデータを通信制御IF210を介して携
帯電話300に送信する。ここで、サーバ装置200か
ら携帯電話300へデータ送信を行う際の当該携帯電話
300の特定は、携帯電話300から送信要求と共に送
信されたIPアドレスを用いて行うことができる。
【0108】この携帯電話300は、サーバ装置200
からのWebデータを通信制御IF370を介して受信
し、このデータをWebブラウザ311にて解析するこ
とにより、モニタにメニューページを表示する。このメ
ニューページを図18に例示する。この図18に示すよ
うにメニューページには、マンションの住所MB−1、
発生日時MB−2、防災情報の種別MB−3、地図情報
Webページ、グラフ表示ページ、関係者一覧表示ペー
ジ、対処方法表示ページ、および、設備詳細表示ページ
の各ページへのそれぞれのリンクボタンMB−4〜MB
−8と、対応する設備に対する操作内容を選択するため
の操作ページへのリンクボタンMB−9とが表示されて
いる。
【0109】そして、管理者や保守者は、リンクボタン
MB−4〜MB−9のいずれかを入力装置340を介し
て選択する(例えば、各リンクボタンMB−4〜MB−
9に対応する番号を入力する)ことにより、各ページを
閲覧することができる。具体的には、管理者や保守者が
図18のメニューページにおいてリンクボタンMB−4
を選択した場合には、この選択に応じたWebデータの
送信要求がサーバ装置200に対して行なわれ、このサ
ーバ装置200から出力された地図情報Webページの
Webデータが受信され、地図情報Webページがモニ
タに表示される。この地図情報Webページには、図1
9に例示するように、防災情報を送信した当該設備名M
C−1と、当該設備の機器MC−2と、その周囲の建屋
を含んだ平面図MC−3が表示されている。したがっ
て、管理者または保守者は、地図情報Webページを見
ることによって、防災設備1の状況や位置関係等を容易
かつ迅速に把握することができる。
【0110】また、管理者や保守者が図18のメニュー
ページにおいてリンクボタンMB−5を選択した場合に
は、上記と同様の処理を経て、グラフ表示ページがモニ
タに表示される。このグラフ表示ページには、図20に
例示するように、火災感知器によって感知された煙濃度
のトレンドグラフMD−1が表示されている。したがっ
て、管理者または保守者は、グラフ表示ページを見るこ
とによって、火災等の原因や拡大傾向等を判断すること
ができる。
【0111】また、管理者や保守者が図18のメニュー
ページにおいてリンクボタンMB−6を選択した場合に
は、上記と同様の処理を経て、関係者一覧表示ページが
モニタに表示される。この関係者一覧表示ページには、
図21に示すように、当該設備に関係する関係者の組織
名称ME−1、氏名ME−2、電話番号ME−3、およ
び、電子メールアドレスME−4が表示されている。し
たがって、管理者または保守者は、関係者一覧表示ペー
ジを見ることによって、必要に応じてこれら関係者に連
絡を取ることができる。
【0112】また、管理者や保守者が図18のメニュー
ページにおいてリンクボタンMB−7を選択した場合に
は、上記と同様の処理を経て、対処方法表示ページがモ
ニタに表示される。この対処方法表示ページには、図2
2に示すように、管理者等が行なうべき対処方法のフロ
ーチャートMF−1が表示されている。したがって、管
理者または保守者は、対処方法表示ページを見ることに
よって、適切な対処を迅速かつ的確に行なうことができ
ると共に、対処を指示することができる。
【0113】また、管理者や保守者が図18のメニュー
ページにおいてリンクボタンMB−8を選択した場合に
は、上記と同様の処理を経て、設備詳細表示ページがモ
ニタに表示される。この設備詳細表示ページには、図2
3に示すように、当該設備の設備名称MG−1、およ
び、型名MG−2が表示されている。したがって、管理
者または保守者は、設備詳細表示ページを見ることによ
って、当該設備の異常原因の特定や修理の準備等を行な
うことができる。
【0114】なお、これまでに説明したような、防災監
視盤100による防災情報の出力から、携帯電話300
におけるWebページの表示までの各処理は、一定間隔
で、あるいは、防災設備1において所定のイベントが発
生する毎に繰り返し行われ、Webページの内容が最新
の方法に更新される。すなわち、防災監視盤100の制
御部は、一定間隔で、あるいは、防災設備1において所
定のイベントが発生する毎に、防災情報を出力する。そ
して、サーバ装置200のWebデータ生成部224
は、防災情報を受け取る毎に、この最新の防災情報に基
づいて、新たなWebページのWebデータを生成し
て、WebDB209に格納する。また、携帯電話30
0のWebブラウザ311は、Webデータに含まれる
Metaタグを解析実行すること等によって、Webデ
ータの再送要求を自動的に行ない、サーバ装置200か
ら送信される最新のWebデータを解析してモニタに表
示する。このような処理によれば、管理者等は、常に最
新のトレンドグラフ等を見ることができる。
【0115】その後、管理者や保守者が図18のメニュ
ーページにおいてリンクボタンMB−9を選択した場合
には、上記と同様の処理を経て、操作ページがモニタに
表示される。この操作ページには、図24に示すよう
に、当該設備に対して取り得る操作内容の実行を指示す
るための指示ボタンMH−1が表示されている。そし
て、管理者等は、自己の意図する操作内容に対応する指
示ボタンMH−1を入力装置340を介して選択するこ
とができる。また、防災情報から得られた設備IDと種
別から、その対応に最適な指示ボタンMH−1のみを表
示することもできる。
【0116】このように指示ボタンMH−1が選択され
ると、その旨と、選択された操作内容を特定するための
情報とが、携帯電話300からサーバ装置200に対し
て送信される。これを受けたサーバ装置200の設備制
御部226は、この操作内容に対応する制御信号を生成
して、これを当該設備の防災監視盤100に出力する。
この出力を受けた防災監視盤100の制御部104は、
対応した制御信号を行う。
【0117】また、図24の操作ページには、図24に
示すように、同報メールの送信を指示するための同報メ
ールボタンMH−2が設けられている。そして、管理者
等が同報メールボタンMH−2を入力装置340を介し
て選択すると、当該設備の関係者に対して、所定内容の
電子メールが同報送信される。すなわち、同報メールボ
タンMH−2を選択すると、その旨を示す情報がサーバ
装置200に送信される。サーバ装置200の電子メー
ル生成部222は、当該設備の関係者の電子メールアド
レスを関係者DB205から呼び出す。そして、この電
子メールアドレスを宛て先とする電子メールであって、
火災発生の旨等の所定の内容を含んだ電子メールを自動
生成して、電子メール送信部223に受け渡す。この電
子メール送信部223は、この電子メールを送信する。
このような処理によれば、管理者等は、同報メールを容
易に送信することができる。なお、このように操作を行
う際には、管理者または保守者の操作権限を確認するた
め、操作に先立って、パスワード認証等を行うようにし
てもよい。
【0118】さて、これまで本発明の実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外に
も、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内
において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいも
のである。例えば、上記実施の形態においては、防災監
視盤100からサーバ装置200への防災情報の出力
は、火災等のイベントが発生した際、または、一定間隔
毎に防災監視盤から一方的に出力するものであったが、
イベントが発生していないかをサーバ装置200から防
災監視盤100に対して一定間隔毎に呼び出すようなも
のでも良い。
【0119】また、上記実施の形態においては、防災情
報を携帯電話300のモニタに表示させるものとして説
明したが、この防災情報は、サーバ装置200または携
帯電話300で音声変換して出力し、携帯電話300の
スピーカを介して音声出力してもよい。また、上記実施
の形態においては、WebページのWebデータを動的
生成するものとして説明したが、地図情報Webページ
や関係者一覧表示ページ等のWebデータを予め生成し
ておき、これらのページのURLを電子メールにて送信
するようにしてもよい。
【0120】また、上記実施の形態において、防災情報
の履歴データのWebページ生成例として、煙濃度をト
レンドグラフとして表示する例を示したが、この他に
も、防災設備1の構成内容に応じて、温度、ガス濃度等
の任意の物理量をトレンドグラフとして表示することが
できる。また、防災監視盤100から受信した防災情報
の履歴一覧をWebページとして生成することもでき
る。この場合の履歴一覧の各防災情報は、例えば、設備
ID、防災情報の種別、発生日時から構成される。
【0121】また、上記実施の形態においては、防災情
報を受けた際に、Webページの全てを動的生成するも
のとして説明したが、メニューページ以外のWebペー
ジに関しては、携帯電話300からのメニュー選択によ
るWebデータの送信要求があってから生成しても良
い。この場合には、サーバ装置200の負荷が一層低減
される。また、防災設備に監視カメラ設備や音声取得設
備等を設け、監視カメラ設備によって取得された映像デ
ータや音声データ、あるいは、音声取得設備によって取
得された音声データを組み込んだWebページを生成
し、このWebページを情報端末装置で閲覧等すること
ができるようにしてもよい。
【0122】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報については、特記する場合を除いて任意に
変更することができる。
【0123】また、図示したサーバ装置200の各構成
要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示
の如く構成されていることを要しない。例えば、サーバ
装置200が備える処理機能、特に制御部にて行なわれ
る各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU
(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析
実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤ
ードロジックによるハードウェアとして実現される。さ
らに、サーバ装置200の分散・統合の具合的形態は図
示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負
荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散
・統合して構成することができる。例えば、WebDB
209はWebサーバ装置として独立に構成してもよ
く、あるいは、電子メール送信部223をメールサーバ
装置として独立して構成してもよい。
【0124】また、情報端末装置は、上述の携帯電話3
00以外にも、PHS(Personal Handy Phone System)
の如き他の形態による移動体通信端末や、パーソナルコ
ンピュータ、ワークステーション、家庭用ゲーム機、イ
ンターネットTV、あるいは、PDA(Personal Digita
l Assistant)、として構成されてもよい。この携帯電話
300の制御部310は、その全部または任意の一部
を、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログ
ラムにて実現することができる。すなわち、ROM32
0には、OS(Operating System)と協動してCPUに
命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログ
ラムが記録されている。このコンピュータプログラム
は、RAM330にロードされることによって実行さ
れ、CPUと協動して制御部を構成する。しかしなが
ら、このコンピュータプログラムは、携帯電話300に
対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケ
ーションプログラムサーバに記録されてもよく、必要に
応じてその全部または一部をダウンロードすることも可
能である。このあるいは、各制御部の全部または任意の
一部を、ワイヤードロジック等によるハードウェアとし
て実現することも可能である。
【0125】(ネットワーク)また、防災監視盤100
とサーバ装置200とを接続するネットワーク、あるい
は、サーバ装置200と携帯電話300とを接続するネ
ットワークとしては、上述した電話回線400やインタ
ーネット404に限られず、任意のネットワークを利用
することができる。例えば、限定されたエリア内でLA
N、WANあるいはパソコン通信網を用いて、本システ
ムを構築することができる。また、その他にも、地上
波、CATV、CS、BS、あるいは、ISDB(Inte
grated Services Digital Broadcasting)を用いて、各
種データを送受信することができる。すなわち、ネット
ワークには、有線ネットワークのみならず、これら無線
・通信ネットワークを含めることができる。
【0126】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気
ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−
ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」
や、各種コンピュータシステムに内蔵されるROM、R
AM、HD等の任意の「固定用の物理媒体」、あるい
は、LAN、WAN、インターネットに代表されるネッ
トワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線
や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信
媒体」を含むものとする。
【0127】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating System)に代表される
別個のプログラムと協働してその機能を達成するものを
も含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録
媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あ
るいは、読み取り後のインストール手順等については、
周知の構成や手順を用いることができる。
【0128】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、防災情報を報知するためのWebページの所在を特
定するための特定情報を含んだ電子メールが生成され送
信される。したがって、電子メールによる迅速な情報の
報知と、Webページによる詳細な情報の報知とを組み
合わせて防災情報を報知することができ、防災設備の状
況を遠方の管理者等に正確かつ迅速に報知することがで
きる。
【0129】また、本発明によれば、防災情報に基づい
て、複数の電子メールアドレスの中から、電子メールの
宛て先にする電子メールアドレスが選択される。したが
って、防災情報が火災情報の場合には管理者に電子メー
ルを送信し、防災情報が障害情報の場合には管理者と保
守者の両方に電子メールを送信する等、防災情報に応じ
た最適な宛て先に電子メールを送信することができる。
【0130】また、本発明によれば、防災情報に基づい
てWebページのWebデータが動的に生成される。し
たがって、防災情報に応じた詳細情報を報知するための
Webページを、管理者等に容易かつ迅速に提示するこ
とができる。
【0131】また、本発明によれば、防災情報に基づい
て、防災設備に関連する地図情報が取得され、この地図
情報がWebページ上において出力可能になる。したが
って、管理者等は、Webページにおいて防災設備に関
連する地図情報を閲覧等することができ、防災設備の状
況や位置関係等を容易かつ迅速に把握することができ
る。
【0132】また、本発明によれば、防災情報の履歴デ
ータがWebページ上において出力可能になる。したが
って、管理者等は、Webページにおいて防災設備にお
ける動作履歴の一覧やトレンドグラフ等を閲覧等するこ
とができ、火災等の原因や拡大傾向等を容易かつ迅速に
判断等することができる。
【0133】また、本発明によれば、防災情報に基づい
て、この防災情報を報知されるべき関係者に関連する情
報が取得され、この関係者に関連する情報がWebペー
ジ上において出力可能になる。したがって、管理者等
は、Webページにおいて関係者の組織名称や連絡先等
を知ることができ、必要に応じてこれら関係者に容易か
つ迅速に連絡を取ることができる。
【0134】また、本発明によれば、防災情報に基づい
て、この防災情報の内容に応じた対処方法に関連する情
報が取得され、この対処方法に関連する情報がWebペ
ージ上において出力可能になる。したがって、管理者等
は、Webページにおいて防災情報に対する対処方法を
確認等することができ、適切な対処を迅速かつ的確に行
なうことができる。
【0135】また、本発明によれば、防災情報に基づい
て、この防災情報を発信した防災設備に関連する情報が
取得され、この防災設備に関連する情報がWebページ
上において出力可能になる。したがって、管理者等は、
Webページにおいて防災設備の設備名称や型名等を確
認等することができ、この防災設備の異常原因の特定や
修理の準備等を迅速かつ的確に行なうことができる。
【0136】また、本発明によれば、防災情報に基づい
て、この防災情報を発信した防災設備に対する操作内容
に関連する情報が取得され、この操作内容に関連する情
報がWebページ上において出力可能になる。したがっ
て、管理者等は、Webページにおいて防災設備の操作
内容を確認等することができ、この防災設備に対する操
作を迅速かつ的確に行なうことができる。
【0137】また、本発明によれば、電子メールの送信
結果が解析され、この解析結果に応じた所定の周期で電
子メールの再送が行なわれる。したがって、電子メール
が直ちに受信されない場合であっても、その受信状態に
応じた最適な形態にて電子メールを再送することができ
る。
【0138】また、本発明によれば、防災情報処理装置
から送信された電子メールが出力され、この電子メール
に含まれる情報に基づいて、防災情報を報知するための
WebページのWebデータが取得され出力される。し
たがって、電子メールによる迅速な情報の出力と、We
bページによる詳細な情報の出力とを組み合わせて防災
情報を出力することができ、防災設備の状況を正確かつ
迅速に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における防災情報報知シス
テムの全体構成図である。
【図2】防災監視盤の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】サーバ装置の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図4】携帯電話の要部構成を示すブロック図である。
【図5】管理DBに格納される情報の構成例を示す図で
ある。
【図6】アドレスDBに格納される情報の構成例を示す
図である。
【図7】アドレス決定DBに格納される情報の構成例を
示す図である。
【図8】地図DBに格納される情報の構成例を示す図で
ある。
【図9】関係者DBに格納される情報の構成例を示す図
である。
【図10】対処方法DBに格納される情報の構成例を示
す図である。
【図11】設備DBに格納される情報の構成例を示す図
である。
【図12】操作内容DBに格納される情報の構成例を示
す図である。
【図13】Webページの生成に関連する処理のフロー
チャートである。
【図14】Webページの生成に関連する処理のフロー
チャートである。
【図15】電子メールのメールデータの生成に関連する
処理のフローチャートである。
【図16】電子メールのメールデータの送信に関連する
処理のフローチャートである。
【図17】電子メールの表示例を示す図である。
【図18】メニューページの表示例を示す図である。
【図19】地図情報Webページの表示例を示す図であ
る。
【図20】グラフ表示ページの表示例を示す図である。
【図21】関係者一覧表示ページの表示例を示す図であ
る。
【図22】対処方法表示ページの表示例を示す図であ
る。
【図23】設備詳細表示ページの表示例を示す図であ
る。
【図24】操作ページの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 防災設備 100 防災監視盤 101 ROM 102 RAM 103 入出力制御IF 104 制御部 200 サーバ装置 201 管理DB 202 アドレスDB 203 アドレス決定DB 204 地図DB 205 関係者DB 206 対処方法DB 207 設備DB 208 操作内容DB 209 WebDB 210 通信制御IF 220 制御部 221 防災情報受信部 222 電子メール生成部 223 電子メール送信部 224 Webページ生成部 225 送信結果解析部 226 設備制御部 300 携帯電話 310 制御部 311 Webブラウザ 312 電子メーラ 320 ROM 330 RAM 340 入力装置 350 出力装置 360 入出力制御IF 370 通信制御IF 400 電話回線 401 基地局 402 パケット網 403 ゲートウェイサーバ装置 404 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04M 11/00 301 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA04 AA09 AA10 AA21 AA40 AA42 AA44 AA51 BB03 BB12 BB14 BB16 BB21 BB46 BB75 CC46 CC52 DD04 DD05 DD08 DD23 DD26 EE16 EE17 FF01 FF04 FF17 FF19 FF20 FF23 GG08 GG12 GG18 GG21 GG24 GG30 GG32 GG36 GG43 GG51 GG57 GG63 GG67 GG70 5K101 KK02 KK13 LL12 PP03 RR12

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防災設備の防災情報を出力する防災監視
    盤と、この防災情報を受信する防災情報処理装置と、こ
    の防災情報処理装置に対してネットワークを介して通信
    可能に接続された情報端末装置とを備えて構成された防
    災情報報知システムであって、 上記防災情報処理装置は、 上記防災情報の被報知者の電子メールアドレスを格納す
    るアドレス格納手段と、 上記防災監視盤から出力された所定内容の防災情報を受
    信した際、当該防災情報を報知するためのWebページ
    の所在を特定するための特定情報を含んだ電子メールを
    生成する電子メール生成手段と、 上記電子メール生成手段によって生成された電子メール
    を、上記アドレス格納手段によって格納された電子メー
    ルアドレス宛てに、上記ネットワークを介して送信する
    電子メール送信手段とを備え、 上記情報端末装置は、 上記電子メール送信手段によって送信された電子メール
    を受信して出力する電子メール受信手段と、 上記電子メール受信手段にて受信された電子メールに含
    まれる特定情報に基づいて、上記WebページのWeb
    データを取得して、当該Webページを出力するWeb
    ページ閲覧手段と、 を備えることを特徴とする防災情報報知システム。
  2. 【請求項2】 防災監視盤から出力された防災設備の防
    災情報を受信するものであって、情報端末装置に対して
    ネットワークを介して通信可能に接続された防災情報処
    理装置であって、 上記防災情報の被報知者の電子メールアドレスを格納す
    るアドレス格納手段と、 上記防災監視盤から出力された所定内容の防災情報を受
    信した際、当該防災情報を報知するためのWebページ
    の所在を特定するための情報を含む電子メールであっ
    て、上記アドレス格納手段によって格納された電子メー
    ルアドレスを宛て先とする電子メールを生成する電子メ
    ール生成手段と、 上記電子メール生成手段によって生成された電子メール
    を、上記ネットワークを介して送信する電子メール送信
    手段と、 を備えることを特徴とする防災情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記アドレス格納手段には、複数の被報
    知者の電子メールアドレスが格納されており、 上記電子メール生成手段は、上記防災監視盤から出力さ
    れた防災情報に基づいて、上記アドレス格納手段によっ
    て格納された電子メールアドレスの中から、上記電子メ
    ールの宛て先にする電子メールアドレスを選択するこ
    と、 を特徴とする請求項2に記載の防災情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記防災監視盤から出力された防災情報
    に基づいて、上記Webページを生成するWebページ
    生成手段、 を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の防
    災情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記防災設備に関連する地図情報を格納
    する地図情報格納手段を備え、 上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力
    された防災情報に基づいて、上記地図情報を上記地図情
    報格納手段から取得し、この地図情報を上記Webペー
    ジ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項4に記載の防災情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記Webページ生成手段は、上記防災
    監視盤から出力された防災情報の履歴データを、上記W
    ebページ上において出力可能にすること、を特徴とす
    る請求項4または5に記載の防災情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記防災設備の関係者に関連する情報を
    格納する関係者情報格納手段を備え、 上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力
    された防災情報に基づいて、上記防災情報を報知される
    べき関係者に関連する情報を上記関係者情報格納手段か
    ら取得し、この関係者に関連する情報を上記Webペー
    ジ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載の防災
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記防災情報の内容に応じた対処方法に
    関連する情報を格納する対処方法情報格納手段を備え、 上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力
    された防災情報に基づいて、上記防災情報の内容に応じ
    た対処方法に関連する情報を上記対処方法情報格納手段
    から取得し、この対処方法に関連する情報を上記Web
    ページ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項4〜7のいずれか一つに記載の防災
    情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記防災設備に関連する情報を格納する
    設備情報格納手段を備え、 上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力
    された防災情報に基づいて、上記防災情報を発信した上
    記防災設備に関連する情報を上記設備情報格納手段から
    取得し、この防災設備に関連する情報を上記Webペー
    ジ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項4〜8のいずれか一つに記載の防災
    情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記防災設備に対する操作内容に関連
    する情報を格納する操作内容情報格納手段を備え、 上記Webページ生成手段は、上記防災監視盤から出力
    された防災情報に基づいて、上記防災情報を発信した上
    記防災設備に対する操作内容に関連する情報を上記操作
    内容情報格納手段から取得し、この操作内容に関連する
    情報を上記Webページ上において出力可能にするこ
    と、 を特徴とする請求項4〜9のいずれか一つに記載の防災
    情報処理装置。
  11. 【請求項11】 上記電子メール送信手段による電子メ
    ールの送信結果を解析する送信結果解析手段を備え、 上記電子メール送信手段は、送信結果解析手段による解
    析結果に応じた所定の周期で、上記電子メールの再送を
    行なうこと、 を特徴とする請求項2〜10のいずれか一つに記載の防
    災情報処理装置。
  12. 【請求項12】 防災監視盤から出力された防災設備の
    防災情報を受信する防災情報処理装置に対してネットワ
    ークを介して通信可能に接続された情報端末装置であっ
    て 上記防災情報処理装置から送信された電子メールを受信
    して出力する電子メール受信手段と、 上記電子メール受信手段にて受信された電子メールに含
    まれる情報に基づいて、上記防災情報を報知するための
    WebページのWebデータを取得して、当該Webペ
    ージを出力するWebページ閲覧手段と、 を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  13. 【請求項13】 防災設備の防災情報を被報知者に報知
    するための防災情報報知方法であって、 上記防災情報の被報知者の電子メールアドレスを格納す
    るアドレス格納手順と、 上記防災情報を報知するためのWebページの所在を特
    定するための特定情報を含んだ電子メールを生成する電
    子メール生成手順と、 上記電子メール生成手順において生成された電子メール
    を、上記アドレス格納手順において格納された電子メー
    ルアドレス宛てに送信する電子メール送信手順と、 上記電子メール送信手順において送信された電子メール
    を受信して出力する電子メール受信手順と、 上記電子メール受信手順において受信された電子メール
    に含まれる特定情報に基づいて、上記WebページのW
    ebデータを取得して、当該Webページを出力するW
    ebページ閲覧手順と、 を備えることを特徴とする防災情報報知方法。
  14. 【請求項14】 上記アドレス格納手順において、複数
    の被報知者の電子メールアドレスが格納され、 上記電子メール生成手順において、上記防災情報に基づ
    いて、上記アドレス格納手順において格納された電子メ
    ールアドレスの中から、上記電子メールの宛て先にする
    電子メールアドレスを選択すること、 を特徴とする請求項13に記載の防災情報報知方法。
  15. 【請求項15】 上記防災情報に基づいて、上記Web
    ページを生成するWebページ生成手順、 を備えることを特徴とする請求項13または14に記載
    の防災情報報知方法。
  16. 【請求項16】 上記防災設備に関連する地図情報を格
    納する地図情報格納手順を備え、 上記Webページ生成手順において、上記防災情報に基
    づいて、上記地図情報を取得し、この地図情報を上記W
    ebページ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項15に記載の防災情報報知方法。
  17. 【請求項17】 上記Webページ生成手順において、
    上記防災情報の履歴データを、上記Webページ上にお
    いて出力可能にすること、 を特徴とする請求項15または16に記載の防災情報報
    知方法。
  18. 【請求項18】 上記防災設備の関係者に関連する情報
    を格納する関係者情報格納手順を備え、 上記Webページ生成手順において、上記防災情報に基
    づいて、上記防災情報を報知されるべき関係者に関連す
    る情報を取得し、この関係者に関連する情報を上記We
    bページ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項15〜17のいずれか一つに記載の
    防災情報報知方法。
  19. 【請求項19】 上記防災情報の内容に応じた対処方法
    に関連する情報を格納する対処方法情報格納手順を備
    え、 上記Webページ生成手順において、上記防災情報に基
    づいて、上記防災情報の内容に応じた対処方法に関連す
    る情報を取得し、この対処方法に関連する情報を上記W
    ebページ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の
    防災情報報知方法。
  20. 【請求項20】 上記防災設備に関連する情報を格納す
    る設備情報格納手順を備え、 上記Webページ生成手順において、上記防災情報に基
    づいて、上記防災情報を発信した上記防災設備に関連す
    る情報を取得し、この防災設備に関連する情報を上記W
    ebページ上において出力可能にすること、 を特徴とする請求項15〜19のいずれか一つに記載の
    防災情報報知方法。
  21. 【請求項21】 上記防災設備に対する操作内容に関連
    する情報を格納する操作内容情報格納手順を備え、 上記Webページ生成手順において、上記防災情報に基
    づいて、上記防災情報を発信した上記防災設備に対する
    操作内容に関連する情報を取得し、この操作内容に関連
    する情報を上記Webページ上において出力可能にする
    こと、 を特徴とする請求項15〜20のいずれか一つに記載の
    防災情報報知方法。
  22. 【請求項22】 上記電子メール送信手順における電子
    メールの送信結果を解析する送信結果解析手順と、 上記送信結果解析手順における解析結果に応じた所定の
    周期で、上記電子メールの再送を行なう電子メール再送
    手順と、 を備えることを特徴とする請求項13〜21のいずれか
    一つに記載の防災情報報知方法。
  23. 【請求項23】 上記請求項13〜22のいずれか一つ
    に記載された防災情報報知方法をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録したことを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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