JP2002128409A - 保守作業支援システムおよびその管理センタならびに保守作業支援方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プッシュ型で作業員に対して情報を送信する
ことにより、効率的に保守作業を支援する。 【解決手段】 管理センタ１００は、監視対象機器２０
０から状態情報を受信し格納して、状態情報をユーザ端
末３００に提供し、状態情報を作業員用端末４００に送
信し、ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を作
業員用端末４００に送信するので、作業員は、効率的に
作業を実行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、保守作業支援シス
テムおよびその管理センタならびに保守作業支援方法に
関し、特に、移動体通信網を用いる保守作業支援システ
ムおよびその管理センタならびに保守作業支援方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、遠隔地に設置された機器（例
えば建設機械など移動する機器を含む）の故障時の訪問
修理業務を管理センタにより支援する保守作業支援シス
テムが存在する。当該システムの管理センタでは作業員
派遣スケジュールと全作業員のスケジュールを管理して
いる。そして、管理センタにおいてお客様のもとへ派遣
する作業員を適切に選出して割り当てる際に、管理セン
タから作業員への連絡方法は電話（音声）または電子メ
ール等を使用する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、管理セ
ンタから作業員へ電話で連絡した際に、作業員が作業中
のときには電話に出られないため連絡がとれなかった
り、また、電話の内容をメモを取る手間がかかるという
問題点があった。

【０００４】また、従来の保守作業支援システムでは、
作業確認手段として作業員がノートパソコンや携帯電話
（またはＰＨＳ）等の電子メールを用いる場合もある。
この場合、パソコン起動、ＰＰＰコネクション確立、デ
ータ内容確認といった一連の作業が必要であり、さら
に、データ内容確認にはポーリングで行なっていたた
め、内容確認のタイミングが遅れることが多いという問
題点があった。

【０００５】さらに、ユーザは独自に保守作業の業務用
システムを構築しなければならず、また、ユーザは専用
線や専用サーバ等の設備を自前で用意する必要があると
いう問題点があった。

【０００６】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、プッ
シュ型で作業員に対して情報を送信することにより、効
率的に保守作業を支援することができる保守作業支援シ
ステムおよびその管理センタならびに保守作業支援方法
を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項１に記載の発明は、第１のネットワー
クを介して監視対象機器および作業員用端末に接続さ
れ、第２のネットワークを介してユーザ端末に接続され
た管理センタにおいて、前記監視対象機器から状態情報
を受信し格納する手段と、前記状態情報を前記ユーザ端
末に提供する手段と、前記状態情報を前記作業員用端末
に送信する手段と、前記ユーザの連絡先のリンク情報を
含む作業情報を前記作業員用端末に送信する手段とを備
えたことを特徴とする。

【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の管理センタにおいて、前記第１のネットワークは、移
動体通信網であり、前記作業員用端末は、携帯電話端末
であることを特徴とする。

【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
の管理センタにおいて、前記第２のネットワークは、イ
ンターネットであることを特徴とする。

【００１０】請求項４に記載の発明は、管理センタと、
第１のネットワークを介して前記管理センタに接続され
る監視対象機器および作業員用端末と、第２のネットワ
ークを介して前記管理センタに接続されるユーザ端末と
を含む保守作業支援システムにおいて、前記監視対象機
器は、故障情報を含む状態情報を前記第１のネットワー
クを介して管理センタに送信する手段を備え、前記管理
センタは、前記監視対象機器から前記状態情報を受信し
格納する手段と、前記状態情報を前記ユーザ端末に提供
する手段と、前記状態情報を前記作業員用端末に送信す
る手段と、前記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業
情報を前記作業員用端末に送信する手段とを備え、前記
作業員用端末は、前記管理センタから受信した前記作業
情報の前記リンク情報をクリックすることにより前記ユ
ーザに連絡することを特徴とする。

【００１１】請求項５に記載の発明は、請求項４に記載
の管理センタにおいて、前記第１のネットワークは、移
動体通信網であり、前記作業員用端末は、携帯電話端末
であることを特徴とする。

【００１２】請求項６に記載の発明は、請求項４に記載
の管理センタにおいて、前記第２のネットワークは、イ
ンターネットであることを特徴とする。

【００１３】請求項７に記載の発明は、第１のネットワ
ークを介して監視対象機器および作業員用端末に接続さ
れ、第２のネットワークを介してユーザ端末に接続され
た管理センタの保守作業支援方法において、前記監視対
象機器から状態情報を受信し格納するステップと、前記
状態情報を前記ユーザ端末に提供するステップと、前記
状態情報を前記作業員用端末に送信するステップと、前
記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を前記作
業員用端末に送信するステップとを備えることを特徴と
する。

【００１４】請求項８に記載の発明は、請求項７に記載
の保守作業支援方法において、前記第１のネットワーク
は、移動体通信網であり、前記作業員用端末は、携帯電
話端末であることを特徴とする。

【００１５】請求項９に記載の発明は、請求項７に記載
の保守作業支援方法において、前記第２のネットワーク
は、インターネットであることを特徴とする。

【００１６】請求項１０に記載の発明は、管理センタ
と、第１のネットワークを介して前記管理センタに接続
される監視対象機器および作業員用端末と、第２のネッ
トワークを介して前記管理センタに接続されるユーザ端
末とを含む保守作業支援システムの保守作業支援方法に
おいて、前記監視対象機器は、故障情報を含む状態情報
を前記第１のネットワークを介して管理センタに送信す
るステップを備え、前記管理センタは、前記監視対象機
器から前記状態情報を受信し格納するステップと、前記
状態情報を前記ユーザ端末に提供するステップと、前記
状態情報を前記作業員用端末に送信するステップと、前
記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を前記作
業員用端末に送信するステップとを備え、前記作業員用
端末は、前記管理センタから受信した前記作業情報の前
記リンク情報をクリックすることにより前記ユーザに連
絡することを特徴とする。

【００１７】請求項１１に記載の発明は、請求項１０に
記載の保守作業支援方法において、前記第１のネットワ
ークは、移動体通信網であり、前記作業員用端末は、携
帯電話端末であることを特徴とする。

【００１８】請求項１２に記載の発明は、請求項１０に
記載の保守作業支援方法において、前記第２のネットワ
ークは、インターネットであることを特徴とする。

【００１９】以上の構成によれば、監視対象機器から状
態情報を受信し格納して、状態情報をユーザ端末に提供
し、状態情報を作業員用端末に送信し、ユーザの連絡先
のリンク情報を含む作業情報を作業員用端末に送信する
ので、作業員は、効率的に作業を実行することができ
る。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について詳細に説明する。

【００２１】図１は、本発明が適用される保守作業支援
システムのシステム構成の一例を示す図であり、本シス
テムの構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に
示している。

【００２２】システムは、少なくとも、管理センタ１０
０と、監視対象機器２００と、ユーザ端末３００と、こ
れらを相互に接続機能を有する通信ネットワーク５００
とから構成される。

【００２３】管理センタ１００は、監視対象機器２００
の状態情報を収集しユーザ端末３００に対して提供する
機能を有する。また、作業員のスケジュールを管理する
機能を有する。ここで、管理センタ１００は、ＷＥＢサ
ーバやＡＳＰサーバ等として構成してもよく、そのハー
ドウェア構成は、一般に市販されるワークステーショ
ン、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置およびそ
の付属装置により構成してもよい。

【００２４】監視対象機器２００は、ユーザが監視をす
る機器であり、各種のセンサやカメラ等を含んで成る。
監視対象機器２００は、移動機が接続されてあり、移動
体通信網を介して管理センタ１００に監視対象機器２０
０の状態情報を送受信してもよい。

【００２５】ユーザ端末３００および作業員用携帯電話
４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステ
ーション、ＰＨＳ端末、携帯電話端末、移動体通信端末
またはＰＤＡ等の情報処理端末等の情報処理装置にプリ
ンタやディスプレイやイメージスキャナ等の周辺装置を
必要に応じて接続し、該情報処理装置にウェブ情報のブ
ラウジングを実現させるソフトウェア（プログラム、デ
ータ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
特に、携帯端末は、電子メール機能やインターネットへ
のアクセス機能を有する端末であってもよい（例えば、
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ（会社名）が提供す
るｉモード（サービス名）端末等）。

【００２６】通信ネットワーク５００は、管理センタ１
００と監視対象機器２００とユーザ端末３００と作業員
用携帯電話４００とを相互に接続する機能を有し、例え
ば、インターネットや、イントラネットや、ＬＡＮ（有
線／無線の双方を含む）や、ＶＡＮや、公衆電話網（ア
ナログ／デジタルの双方を含む）や、専用回線網（アナ
ログ／デジタルの双方を含む）や、ＣＡＴＶ網や、ＩＭ
Ｔ２０００方式、ＧＳＭ方式、ＰＤＣ／ＰＤＣ―Ｐ方式
等の携帯回線交換網／携帯パケット交換網や、無線呼出
網や、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ等の局所無線網や、ＰＨＳ網
や、衛星通信網等のうちいずれかを含んでもよい。

【００２７】また、以下に説明する管理センタ１００、
監視対象機器２００、ユーザ端末３００および作業員用
携帯電話４００の各機能は、ハードウェア構成中におい
ては、ＣＰＵ、ディスク装置、メモリ装置、入力装置、
出力装置、通信制御装置等およびそれらを制御するプロ
グラム等により実現される。

【００２８】ここで、図２は、本発明が適用される管理
センタ１００の構成の一例を示す図であり、該構成のう
ち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。本
発明の管理センタ１００は、少なくとも、システム全体
を統括的に制御する、プログラムされた主制御部（制御
手段、以下ＣＰＵと略称する）１０２と、ＣＰＵ１０２
にバス１０４を介して接続される、マウス等の各種ポイ
ンティングデバイスやキーボードやイメージスキャナや
デジタイザ等から成る入力装置１０６、入力データのモ
ニタに用いる表示装置１０８、各種処理結果その他のデ
ータを出力するプリンタ等の出力装置１１０、通信回線
（有線／無線、公衆／専用、ＬＡＮ／インターネット、
アナログ／デジタルを含む）等に接続するモデムやター
ミナルアダプタやＤＳＵやルータ等の通信装置に接続さ
れる通信ポート１１２、および、記憶装置１２０から構
成される。また、入力装置１０６、表示装置１０８およ
び出力装置１１０は、それぞれ入出力インターフェース
を介してＣＰＵ１０２に接続されてもよい。ＣＰＵ１０
２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の
制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラ
ム、および所要データを格納するための内部メモリを有
し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行す
るための情報処理を行う。記憶装置１２０は、ＲＡＭ、
ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディス
ク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレ
ージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる
各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベース
やウェブページ用ファイル等を格納し、少なくとも、監
視対象機器に関するマスタ情報を格納する監視対象機器
ファイル１２２と、故障処理票に関するマスタ情報を格
納する故障処理票ファイル１２４と、ユーザに関するマ
スタ情報を格納するユーザファイル１２６と、作業員に
関するマスタ情報を格納する作業員ファイル１２８と、
保守作業に関するマスタ情報を格納する作業ファイル１
３０とを格納する。ここで、入力装置１０６、表示装置
１０８、出力装置１１０は、管理センタ１００を保守・
監視する保守者が当該装置を保守・監視するために使用
するものであるため、管理センタ１００の構成上必須で
はない。通信ポート１１２は、他の端末と通信回線を介
してデータを通信する機能を有する。

【００２９】このように構成された本実施の形態の管理
センタ１００は、作業員派遣スケジュールを作業員ファ
イル１２８に記録し、全作業員のスケジュールを作業フ
ァイル１３０に記録して管理する。予め定めた選出ルー
ルに基づき適切な作業員が選出し、作業員に対して故障
処理票ファイル１２４に基づいて故障情報を電子メール
形式でｉモード等を用いて送信し、修理作業要請を行
う。修理作業要請は、監視対象機器ファイル１２２、故
障処理票ファイル１２４およびユーザファイル１２６に
基づいて作成され、例えば、故障情報、機器のユーザ、
機器の管理者、設置場所（住所、最寄駅等）等が含まれ
る。作業員はパソコンまたはｉモード等の移動体通信サ
ービスを使用して管理センタにアクセスし、機器情報等
を閲覧できる。

【００３０】次に、このように構成された本発明におけ
る保守作業支援システムの動作の一例について、以下に
図３を参照して詳細に説明する。

【００３１】本発明の保守作業支援システムは、以下の
動作を行う。 １）モバイルネットワークを介して、移動機から監視対
象機器２００の状態情報を管理センタ１００へ送信す
る。ここで、予め定められた時刻に監視対象機器の状態
情報を管理センタに送信してもよく、また、監視対象機
器の状態情報を管理センタ主導で収集してもよい。さら
に、複数の監視対象機器の状態情報を集約し、管理セン
タに送信してもよい。なお、監視対象機器に故障が発生
した場合には、状態情報として、故障情報を管理センタ
に通報する。 ２）管理センタは、顧客情報をユーザファイル１２６で
管理し、機器情報を監視対象機器ファイル１２２で管理
する。また、監視対象機器２００の状態情報を監視対象
機器ファイル１２２に格納し、収集する。 ３）インターネットを介して、ユーザ端末３００に対し
て、当該情報受給者（ユーザ）の所有する監視対象機器
の状態情報および故障情報を出力する。 ４）作業員派遣スケジュールと全作業員のスケジュール
を管理センタで管理する。管理センタは、作業員の稼動
状況をリアルタイムで管理する。 ５）管理センタ１００は、作業員への持っているブラウ
ザ機能搭載携帯電話（作業員用携帯電話４００）へプッ
シュ型で故障処理票を送信する。例えば作業員が訪問先
へ電話連絡する際に、ブラウザ機能搭載携帯電話の画面
上に示された顧客情報である電話番号のリンク選択によ
り電話をかける。図３は、本発明におけるシステムの保
守作業支援システムの動作の一例を示すフロー図であ
る。また、図４乃至図７は、本実施形態において作業員
用携帯電話４００のディスプレイ上に表示される表示画
面の一例を示す図である。

【００３２】（管理センタ１００の動作） １）お客様からの故障通知、機器からの故障通知受付 管理センタで監視対象機器２００の故障発生が検出さ
れ、画面上に表示される故障発生のメッセージを確認す
る（ステップＳ３０２）。 ２）故障処理票を作成し、作業員に対する作業オーダを
起票 例えば、故障処理票種別（故障／定期点検）、お客様情
報、申告情報（症状、発生日時、申告種別、故障種別、
機器ＩＤ）、起票者情報（オペレータＩＤ、起票者氏
名、起票年月日、起票内容）、受付者情報（オペレータ
ＩＤ、受付者氏名、受付年月日、受付内容）に基づい
て、故障処理票を作成し、作業員に対する作業オーダを
起票する（ステップＳ３０４）。 ３）作業員割当 最適な作業員の選出を予め定めたアルゴリズムに基づい
て実行し、作業オーダを電子メールで送信する（ステッ
プＳ３０６）。 ４）故障処理票、作業オーダ終票 作業員が作業完了報告を行なった作業オーダに対して、
承認処理を行なう（ステップＳ３２８）。

【００３３】（作業員の作業）作業員は、ブラウザ機能
搭載携帯電話（作業員用携帯電話４００）を常時携行し
ており、ノートパソコンを鞄から出したり、ノートパソ
コンと携帯電話（またはＰＨＳ）とを接続したり、ノー
トパソコンを起動したり、管理センタにアクセスすると
いった作業は不要である。 １）作業オーダ割当メール受信 管理センタから、作業員への持っているブラウザ機能搭
載携帯電話へプッシュ型で故障処理票が送信され、作業
員が故障処理票が届いているか否かチェックする手間無
しで、またタイミングを逃さずに作業オーダを受信する
（ステップＳ３０８）。 ２）ＵＲＬ選択 管理センタからのトラブル通知に記述されているＵＲＬ
を選択し、クリックする（ステップＳ３１０）。 ３）ログイン 管理センタ１００から送信されたログイン画面に基づい
て、ログイン画面にユーザ名、パスワードを入力し、決
定ボタンを押す（ステップＳ３１４）。 ４）故障処理票確認 図４は、作業員用携帯電話４００のディスプレイ上に表
示される故障処理票確認画面の一例を示す図である。

【００３４】まず、故障処理票一覧画面で、概略情報
（故障処理票ＩＤ、会社名、機器ＩＤ、故障処理票種
別）を確認する。ついで、故障処理票を選択し、以下の
詳細情報を参照する（ステップＳ３１６）。 ・企業情報（会社名、住所、代表氏名、代表電話番号、
代表ＦＡＸ番号など） ・機器情報（設備管理ＩＤ，設置住所、管理者氏名、管
理者電話番号、管理者ＦＡＸ番号など） ・故障履歴（発生年月日時分、作業内容） 申告情報（発生年月日時分、申告種別、故障種別、申告
者名、申告者電話番号、申告者ＦＡＸ番号、作業指示内
容）等 ５）故障処理票受理報告、作業開始報告 作業員が割り当てられた作業オーダに対応する故障処理
票の詳細を確認した後、故障処理票受理報告を行なう。
まず、故障処理票受理画面で、故障処理票受理ボタンを
押す（ステップＳ３１８）。ここで、図５は、作業員用
携帯電話４００のディスプレイ上に表示される故障処理
票受理画面の一例を示す図である。

【００３５】ついで、作業員は、ブラウザ機能搭載携帯
電話の画面上に示された顧客情報である電話番号のリン
ク選択により電話をかけ、お客様に訪問修理をする旨を
連絡する（ステップＳ３２２）。図６は、作業員用携帯
電話４００のディスプレイ上に表示されるユーザ電話番
号のリンク選択画面の一例を示す図である。この際、顧
客の電話番号リストを検索する手間が削減されている。

【００３６】ついで、作業開始画面で、作業開始ボタン
を押すことにより、故障処理票受理報告した故障処理票
に対し、作業員が作業を開始する際に作業開始報告を行
なう（作業開始年月日時分、作業オーダの状態）（ステ
ップＳ３２４）。図７は、作業員用携帯電話４００のデ
ィスプレイ上に表示される作業開始画面の一例を示す図
である。 ６）故障支援作業の実施 管理センタ１００は、作業員用携帯電話４００に対し
て、監視対象機器ファイル１２２、故障処理票ファイル
１２４、ユーザファイル１２６および作業ファイル１３
０等に格納された情報に基づいて、作業員のサポートを
する情報を提供する。 ７）作業完了報告 作業員が作業を完了すると、作業完了画面で、作業内容
を選択し、必要に応じ、作業メモ（例えば、作業終了発
生年月日時分、作業内容、作業オーダの状態、故障処理
票回答作業者氏名、故障処理票回答内容など）を入力
し、管理センタにメールで送信する（ステップＳ３２
６）。

【００３７】本実施形態において、作業員の稼動状況
は、例えば、ステップＳ３０２乃至ステップＳ318は、
作業員が割り当てられる前のすべての状況に該当し、ス
テップＳ318乃至ステップＳ322は、訪問修理に行くため
顧客のもとへ移動中の状況に該当し、ステップＳ32４乃
至ステップＳ328は、故障修理作業中の状況に該当す
る。

【００３８】（他の実施の形態）上述した実施の形態に
おいては、各実施形態を独立に実現する場合を一例に説
明したが、本発明はこの場合に限定されるものではな
く、他の実施の形態においては、各実施形態を適宜組み
合わせて実施することができることは当業者にとって自
明である。

【００３９】また、上述した実施の形態においては、１
つの筐体でデータセンタ管理センタ１００を実現する場
合を一例に説明したが、本発明はこの場合に限定される
ものではなく、本発明の各機能を実現するものであれ
ば、単数または複数の機器のいずれの場合においても実
施することができることは当業者にとって自明である。

【００４０】また、上述した実施の形態においては、携
帯電話網／携帯パケット網は株式会社エヌ・ティ・ティ
・ドコモ（会社名）のＰＤＣ／ＰＤＣ―Ｐ方式等を一例
に説明したが、本発明はこの場合に限定されるものでは
なく、他の実施の形態においては、無線方式が異なる携
帯電話網／携帯パケット網等にも適用してもよい。

【００４１】また、上述した実施の形態においては、株
式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ（会社名）のサービ
ス、システム方式等を一例に説明したが、本発明はこの
場合に限定されるものではなく、他の実施の形態におい
ては、同様の機能を有する他社のサービス、システム方
式等に適用してもよい。

【００４２】また、上述した表示画面は説明のための一
例であって、ボタンの配置や形状や表示領域の配置およ
び大きさ等は本発明の実施形態において示された例に限
定されるものではない。

【００４３】また、上述の実施形態では、ユーザ端末３
００または作業員用携帯電話４００に対する管理センタ
１００の情報提供は、ウェブページ上の表示をブラウジ
ングする技術を利用して行ったが、電子メール、その他
周知の通信方法で情報を送受信してもよく、また、ユー
ザが保有する通信機器、例えば、電話、ＦＡＸを使用し
てもよく、さらに通信形態は、インターネット以外の通
信方法を使用してもよい。

【００４４】さらに、以上述べた形態以外にも種々の変
形が可能である。しかしながら、その変形が特許請求の
範囲に記載された技術思想に基づくものである限り、そ
の変形は本発明の技術範囲内となる。

【００４５】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、監視対象機器から状態情報を受信し格納して、状
態情報をユーザ端末に提供し、状態情報を作業員用端末
に送信し、ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報
を作業員用端末に送信するので、作業員は、プッシュ型
で故障処理票が管理センタ１００から送信され、作業員
が故障処理票が届いているか否かチェックする手間無し
でまたタイミングを逃さずに作業オーだを受信でき、ま
た、ユーザの連絡先を自ら入力すること無しにクリック
するだけで連絡できるので、効率的に作業を実行するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される保守作業支援システムのシ
ステム構成の一例を示す図である。

【図２】本発明が適用される管理センタ１００の構成の
一例を示す図である。

【図３】本発明の保守作業支援システムの動作の一例を
示すフロー図である。

【図４】作業員用携帯電話４００のディスプレイ上に表
示される故障処理票確認画面の一例を示す図である。

【図５】作業員用携帯電話４００のディスプレイ上に表
示される故障処理票受理画面の一例を示す図である。

【図６】作業員用携帯電話４００のディスプレイ上に表
示されるユーザ電話番号のリンク選択画面の一例を示す
図である。

【図７】作業員用携帯電話４００のディスプレイ上に表
示される作業開始画面の一例を示す図である。

【符号の説明】

１００ 管理センタ １０２ ＣＰＵ １０４ バス １０６ 入力装置 １０８ 表示装置 １１０ 出力装置 １１２ 通信ポート １２０ 記憶装置 １２２ 監視対象機器ファイル １２４ 故障処理票ファイル １２６ ユーザファイル １２８ 作業員ファイル １３０ 作業ファイル ２００ 監視対象機器 ３００ ユーザ端末 ４００ 作業員用携帯電話 ５００ 通信ネットワーク

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１のネットワークを介して監視対象機
   器および作業員用端末に接続され、第２のネットワーク
   を介してユーザ端末に接続された管理センタにおいて、 前記監視対象機器から状態情報を受信し格納する手段
   と、 前記状態情報を前記ユーザ端末に提供する手段と、 前記状態情報を前記作業員用端末に送信する手段と、 前記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を前記
   作業員用端末に送信する手段とを備えたことを特徴とす
   る管理センタ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の管理センタにおいて、 前記第１のネットワークは、移動体通信網であり、前記
   作業員用端末は、携帯電話端末であることを特徴とする
   管理センタ。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の管理センタにおいて、 前記第２のネットワークは、インターネットであること
   を特徴とする管理センタ。
4. 【請求項４】 管理センタと、第１のネットワークを介
   して前記管理センタに接続される監視対象機器および作
   業員用端末と、第２のネットワークを介して前記管理セ
   ンタに接続されるユーザ端末とを含む保守作業支援シス
   テムにおいて、 前記監視対象機器は、 故障情報を含む状態情報を前記第１のネットワークを介
   して管理センタに送信する手段を備え、 前記管理センタは、 前記監視対象機器から前記状態情報を受信し格納する手
   段と、 前記状態情報を前記ユーザ端末に提供する手段と、 前記状態情報を前記作業員用端末に送信する手段と、 前記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を前記
   作業員用端末に送信する手段とを備え前記作業員用端末
   は、 前記管理センタから受信した前記作業情報の前記リンク
   情報をクリックすることにより前記ユーザに連絡するこ
   とを特徴とする保守作業支援システム。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の管理センタにおいて、 前記第１のネットワークは、移動体通信網であり、前記
   作業員用端末は、携帯電話端末であることを特徴とする
   管理センタ。
6. 【請求項６】 請求項４に記載の管理センタにおいて、 前記第２のネットワークは、インターネットであること
   を特徴とする管理センタ。
7. 【請求項７】 第１のネットワークを介して監視対象機
   器および作業員用端末に接続され、第２のネットワーク
   を介してユーザ端末に接続された管理センタの保守作業
   支援方法において、 前記監視対象機器から状態情報を受信し格納するステッ
   プと、 前記状態情報を前記ユーザ端末に提供するステップと、 前記状態情報を前記作業員用端末に送信するステップ
   と、 前記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を前記
   作業員用端末に送信するステップとを備えることを特徴
   とする保守作業支援方法。
8. 【請求項８】 請求項７に記載の保守作業支援方法にお
   いて、 前記第１のネットワークは、移動体通信網であり、前記
   作業員用端末は、携帯電話端末であることを特徴とする
   保守作業支援方法。
9. 【請求項９】 請求項７に記載の保守作業支援方法にお
   いて、 前記第２のネットワークは、インターネットであること
   を特徴とする保守作業支援方法。
10. 【請求項１０】 管理センタと、第１のネットワークを
    介して前記管理センタに接続される監視対象機器および
    作業員用端末と、第２のネットワークを介して前記管理
    センタに接続されるユーザ端末とを含む保守作業支援シ
    ステムの保守作業支援方法において、 前記監視対象機器は、 故障情報を含む状態情報を前記第１のネットワークを介
    して管理センタに送信するステップを備え、 前記管理センタは、 前記監視対象機器から前記状態情報を受信し格納するス
    テップと、 前記状態情報を前記ユーザ端末に提供するステップと、 前記状態情報を前記作業員用端末に送信するステップ
    と、 前記ユーザの連絡先のリンク情報を含む作業情報を前記
    作業員用端末に送信するステップとを備え前記作業員用
    端末は、 前記管理センタから受信した前記作業情報の前記リンク
    情報をクリックすることにより前記ユーザに連絡するこ
    とを特徴とする保守作業支援方法。
11. 【請求項１１】 請求項１０に記載の保守作業支援方法
    において、 前記第１のネットワークは、移動体通信網であり、前記
    作業員用端末は、携帯電話端末であることを特徴とする
    保守作業支援方法。
12. 【請求項１２】 請求項１０に記載の保守作業支援方法
    において、 前記第２のネットワークは、インターネットであること
    を特徴とする保守作業支援方法。