JP2005157432A - 制御情報配信システム、制御情報配信サーバー、制御情報配信方法、およびプログラム - Google Patents

制御情報配信システム、制御情報配信サーバー、制御情報配信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高速性、信頼性の高い制御情報一斉配信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】制御情報を配信する制御情報サーバー装置5と、制御情報サーバー装置と通信回線を介して接続され、配信された制御情報に応じて機器を制御する少なくとも1つ以上の通信端末3とを備え、前記制御情報サーバー装置5は、制御対象となる通信端末3にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信するとともに、前記通信端末3は、制御情報サーバー装置5からの制御情報の受信通知、および制御情報内容の制御完了通知をコネクション型(TCP)通信を用いて制御情報サーバー装置5へ送信するようにしたものである。これにより、多数の通信端末への制御情報を高速かつ信頼性高く配信し、短時間で多数の通信端末が制御可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御情報配信サーバーからの制御により多数の通信端末を一斉に制御する制御情報配信システム、制御情報配信サーバー、制御情報配信方法、およびプログラムに関するものである。
従来、サーバーからネットワークを介して端末装置を制御する場合、制御の信頼性を確保するためコネクション型で信頼性の高い通信プロトコルであるTCPを利用して行うことが多く、コネクションレス型で信頼性の低い通信プロトコルのUDPは用いられることは少なかった。
また、データ配信システムでは、UDP/IPなどのコネクションレス型の通信プロトコルを用いて、データ配信を効率的に行い、データの転送エラーによって欠落データが発生した場合には自動的にデータの欠落を検出してその回復を行うようにしているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、複数の端末装置に対してデータを配信する方法において、同一のデータが複数の端末装置で同時に欠落した場合に、データを配信する送信装置の処理負荷の急増を防止するため、受信端末側でデータの欠落の有無を監視し、受信データの欠落が検出された場合には、同報送信プロトコルによってデータの再送要求を送信装置と共に他の受信端末へも同報送信することで、他の受信端末は、再送要求を出すことなく送信装置から再送されるデータを待つようにすることで、送信装置の処理負荷を軽減するシステムを構成しているものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平05−327709号公報 特許第3392742号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ブロードキャストまたはマルチキャストして多数の端末装置に対して、データを効率的かつ信頼性高く送信できるようにはなるが、制御情報を扱う場合、多数の通信端末で制御情報の内容がどのように処理されたか、いつ完了したかを確認する必要があり、データ送信の信頼性は担保されるが、多数に送信された制御情報の制御結果、進行状態が分からないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、多数の通信端末への制御情報を高速かつ信頼性高く配信し、短時間で多数の通信端末を制御可能な制御情報配信システム、制御情報配信サーバー、制御情報配信方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の制御情報配信システムは、制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて機器を制御する少なくとも1つ以上の通信端末とを備え、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信するとともに、前記通信端末は、制御情報配信サーバーからの制御情報の受信通知、および制御情報内容の制御完了通知をコネクション型(TCP)通信を用いて制御情報配信サーバーへ送信するようにしたものである。
これにより、制御情報の送信はコネクションレス型で高速なUDP通信を利用することで、多数の通信端末への一斉配信を高速に行い、受信通知、制御完了通知は信頼性の高いコネクション型のTCP通信で各通信端末から受信させることで、通信端末への受信状況を管理し、制御情報が未受理の通信端末のみを判別、再送できるようにし、制御情報の各通信端末での進行状態を一連で管理できるようにすることで、高速性と信頼性を備えた一斉制御を行えるようにしている。
また、本発明の制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する制御情報送信部と、各通信端末の個々を識別するために付与される端末IDを管理するユーザー情報管理部と、通信端末からコネクション型(TCP)で送信される制御情報の受信通知を受け取る受信通知受信部と、通信端末からコネクション型(TCP)で送信される、通信端末へ送信した制御情報の制御完了通知を受け取る制御完了通知受信部と、各通信端末へ送信した制御情報の受信結果、制御結果を管理する制御情報管理部とを備え、制御情報管理部に記録された受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行うものである。これにより、多数の通信端末への制御情報を高速かつ信頼性高く配信し、短時間で多数の通信端末が制御可能である。
また、本発明の制御情報配信方法は、制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて機器を制御する端末IDが付与された通信端末とを備え、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する手順と、通信端末は、制御情報の個々を識別するために付与される制御情報ID、制御内容を含む制御情報を受信する手順と、通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて受信通知を送信する手順と、制御情報の内容を処理し完了すると通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて制御完了通知を前記制御情報配信サーバーへ送信する手順を有し、前記制御情報配信サーバーは、受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行うようにしたものである。これにより、多数の通信端末への制御情報を高速かつ信頼性高く配信し、短時間で多数の通信端末が制御可能である。
また、本発明のプログラムは、制御情報配信サーバーにおける機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるものである。これにより、プログラムを用いることでマイクロコンピュータ、パソコンなどの汎用機器で容易に実現することができる。
本発明の制御情報配信システム、制御情報配信サーバー、制御情報配信方法、およびプログラムは、多数の通信端末への制御情報を高速かつ信頼性高く配信し、短時間で多数の通信端末が制御可能である。
第1の発明は、制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて機器を制御する少なくとも1つ以上の通信端末とを備え、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信するとともに、前記通信端末は、制御情報配信サーバーからの制御情報の受信通知、および制御情報内容の制御完了通知をコネクション型(TCP)通信を用いて制御情報配信サーバーへ送信するようにした制御情報配信システムとすることにより、制御情報の送信はコネクションレス型で高速なUDP通信を利用することで、多数の通信端末への一斉配信を高速に行い、受信通知、制御完了通知は信頼性の高いコネクション型のTCP通信で各通信端末から受信させることで、通信端末への受信状況を管理し、制御情報が未受理の通信端末のみを判別、再送できるようにし、制御情報の各通信端末での進行状態を一連で管理できるようにすることで、高速性と信頼性を備えた一斉制御が行える。
第2の発明は、特に、第1の発明において、制御情報配信サーバーは、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理する機能を有することにより、ユーザーの端末ごとの宛先情報と、前記端末への送信上限回数を個々に設定できるようになり、通信状態が悪い場合や、時間がかかっても制御成功させたい場合などに応じて送信上限回数を個別に設定できるようになり、システムの信頼性が向上する。
第3の発明は、特に、第1の発明において、制御情報配信サーバーは、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理する機能を有することにより、制御情報の進行状態を管理できるようになり、また、受信通知や制御完了通知が受信されない場合、通信端末ごとに再送できるので再送制御が効率的になる。また、制御情報送信回数を管理することで、通信端末への再送回数がわかるようになり、次回以降の制御情報送信時の送信回数を通信端末ごとに最適にすることも可能となり、一斉制御情報配信を効率的に運用できるようになる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、制御情報配信サーバーは、送信対象となる通信端末に対して、制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を送信上限回数まで繰り返す機能を有することにより、制御情報の一斉配信を、高速性を保ちながら信頼性・通信品質を向上させることができるようになる。
第5の発明は、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する制御情報送信部と、各通信端末の個々を識別するために付与される端末IDを管理するユーザー情報管理部と、通信端末からコネクション型(TCP)で送信される制御情報の受信通知を受け取る受信通知受信部と、通信端末からコネクション型(TCP)で送信される、通信端末へ送信した制御情報の制御完了通知を受け取る制御完了通知受信部と、各通信端末へ送信した制御情報の受信結果、制御結果を管理する制御情報管理部とを備え、制御情報管理部に記録された受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行う制御情報配信サーバーとすることにより、多数の通信端末への制御情報を高速かつ信頼性高く配信し、短時間で多数の通信端末が制御可能である。
第6の発明は、特に、第5の発明において、ユーザー情報管理部は、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および前記制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理することにより、ユーザーの端末ごとの宛先情報と、前記端末への送信上限回数を個々に設定できるようになり、通信状態が悪い場合や、時間がかかっても制御成功させたい場合などに応じて送信上限回数を個別に設定できるようになる。
第7の発明は、特に、第5の発明において、制御情報管理部は、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理するすることにより、制御情報の進行状態を管理できるようになり、また、受信通知や制御完了通知が受信されない場合、通信端末ごとに再送できるので再送制御が効率的になる。また、制御情報送信回数を管理することで、通信端末への再送回数がわかるようになり、次回以降の制御情報送信時の送信回数を通信端末ごとに最適にすることも可能となり、一斉制御情報配信を効率的に運用できるようになる。
第8の発明は、特に、第5の発明において、制御情報送信部は、送信対象となる通信端末に対して、制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を送信上限回数まで繰り返すようにしたことにより、制御情報の一斉配信を、高速性を保ちながら信頼性・通信品質を向上させることができるようになる。
第9の発明は、制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて機器を制御する端末IDが付与された通信端末とを備え、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する手順と、通信端末は、制御情報の個々を識別するために付与される制御情報ID、制御内容を含む制御情報を受信する手順と、通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて受信通知を送信する手順と、制御情報の内容を処理し完了すると通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて制御完了通知を前記制御情報配信サーバーへ送信する手順を有し、前記制御情報配信サーバーは、受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行うようにした制御情報配信方法である。
そして、制御情報の送信はコネクションレスで高速なUDP通信を利用することで、多数の通信端末への一斉配信を高速に行い、受信通知、制御完了通知は信頼性の高いコネクション型のTCP通信で各通信端末から受信させることで、通信端末への受信状況を管理し、制御情報が未受理の通信端末のみを判別、再送できるようにし、制御情報の各通信端末での進行状態を一連で管理できるようにすることで、高速性と信頼性を備えた一斉制御を行えるようにしている。
第10の発明は、特に、第9の発明において、制御情報配信サーバーは、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および前記制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理する手順を備えたことにより、ユーザーの端末ごとの宛先情報と、前記端末への送信上限回数を個々に設定できるようになり、通信状態が悪い場合や、時間がかかっても制御成功させたい場合などに応じて送信上限回数を個別に設定できるようになる。
第11の発明は、特に、第9の発明において、制御情報配信サーバーは、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理する手順を備えたことにより、制御情報の進行状態を管理できるようになり、また、受信通知や制御完了通知が受信されない場合、通信端末ごとに再送できるので再送制御が効率的になる。また、制御情報送信回数を管理することで、通信端末への再送回数がわかるようになり、次回以降の制御情報送信時の送信回数を通信端末ごとに最適にすることも可能となり、一斉制御情報配信を効率的に運用できるようになる。
第12の発明は、特に、第9の発明において、制御情報配信サーバーは、送信対象となる通信端末に対して、制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を送信上限回数まで繰り返す手順を備えたことにより、制御情報の一斉配信を、高速性を保ちながら信頼性・通信品質を向上させることができるようになる。
第13の発明は、特に、第5〜第8のいずれか1つの発明における制御情報配信サーバーにおける機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラムとすることにより、プログラムを用いることでマイクロコンピュータ、パソコンなどの汎用機器で容易に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における制御情報配信システムを示すものである。
図に示すシステムは、家庭内に設置されLAN通信機能を備えた通信端末3に、ガスメーター1と通信する機能を持たせ、検針情報やガス異常情報を、通信端末3を介してサービス業者の制御情報配信サーバーである制御情報サーバー装置5に通報するガス保安監視サービスや、通信端末3に備える表示部で閲覧可能な情報サービスを提供する制御情報配信システムを構成している。
また、通信端末3は、ガスメーター1に接続される無線端末2と特定小電力無線400MHz帯を用いて、前述したガス異常情報などを無線で通信する。また、制御情報サーバー装置5から各ガスメーター1に対して、ガスメーター1の遮断制御や復帰制御など遠隔制御も行うことができる。制御情報サーバー装置5は、サービスを提供する多数のユーザーの通信端末3と通信可能であり、大規模な地震や災害が発生したときには、ガスメーター1を一斉に遮断制御し、ガス供給を停止し安全を確保する機能を備えるものであり、詳細な動作は後述する。
また、図示していないが、通信端末3は、ルーターなどに接続され、ADSL回線やFTTHなどの通信回線を介して、インターネット4に接続している。また、通信端末3には、ガスメーター1と通信するための各種設定情報(無線端末ID、ガスメーター種類、運用形態など)、通信端末3が制御情報サーバー装置5と通信するための認証情報(ID、パスワード)、各通信端末3をユニークに管理するための端末IDなどを内部のメモリに保持している。
また、通信端末3には、図示はしていないが、ガスメーター1以外の機器ともエコーネット(R)通信プロトコルを用いて無線通信で通信可能としている。前記機器とは、留守中の侵入者を検知する侵入センサ、または人感センサ、緊急コールリモコン、火災センサ、ガス漏れセンサ、COセンサなどのセンサ機器、または洗濯機、炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、掃除機などの家電機器、またはビデオ、テレビ、パソコン、オーディオなどのAV機器、または給湯機、温水暖房システム、コージェネレーションシステム、燃料電池システムなどの設備機器を指す概念である。
また、通信端末3には、電子注文するための商品情報や、ユーザーに対するメール情報、広告情報、料理のレシピや地域情報などのコンテンツ情報を表示させる機能を備える。また、ガスメーター1から送信されてきた異常情報、例えば、ガス漏れなどを警告するためのガス保安情報を通信端末3の表示部で報知させる機能も備える。さらに、前記エコーネットで接続される機器をコントロールする機能や、運転状態を確認する機能などを持たせている。
制御情報サーバー装置5は、図1に示すように複数のユーザーのガスメーター1と通信可能としている。各ユーザー宅に設置される通信端末3と、ガスメーター1に接続される無線端末2との間で無線により通信を行う。また、制御情報サーバー装置5から一斉制御を行う時、制御情報を、インターネット4を介して各通信端末3のIPアドレス宛に同報送信して、通信端末3に接続されるガスメーター1を一斉制御できるようにしている。
次に、宅内側の個々の機器について図2を用いて詳細に説明する。図2は、ガスメーター1と通信端末3のブロック構成を示している。
ガスメーター1は、家庭毎もしくは集合住宅などに設置されるもので、ガス漏れなどの異常情報や、検針情報を通信端末3に出力する機能を有する。具体的に説明すると、図示はしないが、内部にガス開閉用弁の付帯したガス管、ガス開閉弁用の電磁弁、ガス自動遮断機構、自動検針機構を少なくとも備える。ガス自動遮断機構は、ガス漏れなどの異常を検知した場合に、自動的にガス開閉用弁を閉止する機能アルゴリズムを備えるものであり、自動検針機構は、内部のガス管を流れるガスの流量を計測し、これを電気的なデータに変換して出力し検針することができるものである。そして、少なくとも自動検針情報の送出や、ガス漏れ時の異常発呼の処理を行うために、当該ガスメーター1は、図2に示すように、CPU1a、メモリ1b、ガスの供給圧力を監視する圧力センサや地震を検知する感震センサなどのセンサ1c、および線装置1dなどの必要なハードリソースを備えている。
無線装置1dは、次に述べる通信端末3の無線装置3eとの間で、ワイヤレスで通信可能な有効伝送距離内に設置されているものである。なお、無線装置1dは、図示はしないが、ガスメーター1と別々に設けて構成してもよい。
通信端末3は、家庭内(好ましくは台所付近)、とりわけ保安監視に利用される端末のため、目に付きやすい場所に設置されるもので、コンテンツ情報、ガスメーター1で検知した異常情報を受信し、適宜処理し情報内容に応じて、通信端末3に記憶したり、表示したり、制御情報サーバー装置5へ報知したりする。また、制御情報サーバー装置5からの制御情報を、インターネット4を介して受信しガスメーター1を制御する。通信端末3は、日常で目に付きやすい場所に設置されているので、広告情報の表示に好適であり、広告表示も行う機能を備えている。
また、制御情報サーバー装置5にWWWサーバー機能を備え、前記機能を利用し、宅外のパソコンや携帯電話やPDAなどから、宅内のガスメーター1の各種設定や制御情報を通信端末3へ送信し、通信端末3を介してガスメーター1に対する設定、制御を可能にする機能を備える。
また、通信端末3は、図2に示すように、CPU3a、メモリ3b、FlashROM、ROM、HDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶装置3dの他に、液晶やELなどのディスプレイ3cやボタン、タッチパネルなどの入力装置3f、無線装置3e、イーサネット(R)などの通信インターフェース3gなどのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図3に示すような送受信部301、制御情報受信部302、制御処理部303、受信通知送信部304、無線通信部305、制御完了通知送信部306を機能させている。
送受信部301は、通信端末3を、インターネット4を介して制御情報サーバー装置5とデータ送受信可能な状態を実現する。具体的には、図3において、送受信部301は、イーサネット(R)のLAN I/Fを備え、ガスメーター1から無線通信により受信したガス異常情報などを、インターネット4で利用される各種プロトコルで送信できるように情報作成する。そして、図示しないがADSL回線を利用してインターネット接続する場合、ルーター、ADSLモデムを用いてADSL回線に接続し、ISP(インターネットサービスプロバイダ)経由でインターネット4へ接続する。そして、インターネット4を通して制御情報サーバー装置5にTCP/IP接続し、HTTP、HTTPSのプロトコルを利用して前記ガス異常情報を制御情報サーバー装置5へ送信、報知する。HTTPSでは、送信したい情報が盗み見されないようにSSLを利用し暗号化する。また、逆に、制御情報サーバー装置5からガスメーター1を制御する場合、制御情報サーバー装置5で生成された制御情報を、インターネット4を介して通信端末3へ送信する。個別に制御を行う時は、TCP/IPで通信端末3に送信し、一斉に多数の端末制御する場合は、UDP/IPを用いる。詳細は後述する。
制御情報受信部302は、送受信部301で受信された制御情報の内容を判定処理する。判定処理を行う前に、正しい制御情報サーバー装置5からかどうかを認証処理する。そして、正しいサーバー装置5と確認できた場合、制御情報の内容を判定処理する。制御情報の内容が判ると制御処理部303へ、制御情報に応じた制御命令を指示する。また制御情報が正しく判定されると、制御情報を受理したことを制御情報サーバー装置5へ応答する為に受信通知送信部304へ受信通知の送信指示を行う。
制御処理部303は、制御情報受信部302からの制御命令により、通信端末3に備える機能を使い、制御情報の内容の制御を行う。例えば、制御内容が「ガスメーター1遮断処理」の場合、無線通信部305を動作させ、無線によって無線端末2と通信し、ガスメーター1の遮断制御電文を送信する。遮断処理の成功応答があると、制御処理部303は制御完了通知送信部306へ制御完了したことを伝える。通信失敗の場合、所定のリトライ処理を繰り返すが、完全に失敗した場合、制御結果失敗したことを制御完了通知送信部306へ伝える。
受信通知送信部304は、制御情報受信部302が制御情報を正しく受信できた場合に、制御情報受信部302から受信通知の送信指示が送信され、前記送信指示によって送受信部301から、制御情報サーバー装置5へ「受信通知」を送信する。この時の送信電文は、TCP/IPプロトコルが利用される。
無線通信部305は、ガスメーター1に接続される無線端末2との間で、ガス保安監視システムでの通信プロトコルを使用し、特定小電力無線400MHz帯で通信する機能を持っている。また、図示されていないが、エコーネット(R)通信プロトコルで宅内の機器と通信し、制御情報や、機器のメンテナンス情報、機器異常情報、設定情報などを通信する機能も備える。また、制御処理部303により、ガスメーター1に対する制御電文を生成すると、無線通信部305より、無線端末2に対して無線通信を行い、ガスメーター1を制御する。また逆に、ガスメーター1でガスの異常を検知した場合には、ガスメーター1で異常情報の発呼電文が生成され無線端末2から無線通信部305に無線で送信され、制御処理部303で内容が判断処理され、送受信部301から制御情報サーバー装置5へ報知される。またこの時、異常内容に応じて、通信端末3に備える表示部で異常内容を表示する。
制御完了通知送信部306は、制御処理部303が制御情報サーバー装置5からの制御情報をガスメーター1へ送信、制御した後、処理の完了応答を受信すると制御完了通知を受信する。そして、制御完了通知送信部306は、制御情報サーバー装置5への制御完了通知を生成し、送受信部301により、コネクション型であるTCP/IP通信プロトコルで、インターネット4を介して制御情報サーバー装置5へ通知される。
次に、制御情報サーバー装置5側の機能について、図4、図5を用いて説明を行う。
制御情報サーバー装置5は、前記通信端末3からの制御情報の受信通知、制御完了通知を受信し、後述する制御情報管理部に通知情報の受信時刻を記録し管理する。前記管理情報により、通信端末3に対する制御処理の進行状態を管理し、通知のない端末に対しては再送制御を行うものである。そのため、図4に示すように、CPU5a、メモリ5b、外部記憶装置5c、通信インターフェース5dなどのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図5に示す送受信部501、ユーザー情報管理部502、制御情報送信部503、受信通知受信部504、制御完了通知受信部505、制御情報管理部506を機能させる。
送受信部501は、インターネット4を介して通信端末3からTCP/IP接続があった時、通信端末3との間で各種情報を送受信する状態をとる。また、通信端末3へのマルチキャストでの一斉同報制御時は、UDP/IP通信により通信端末3との間で通信を行う。UDP通信は、コネクションレス型通信のため通信速度が速いが、送信情報に対して「ACK」を受けないので通信信頼性はTCP/IPに比較して悪い。また、個別に通信端末3へ制御情報を送信する場合には、TCP/IP通信を用いて制御情報を送信する。また、図示していないが、制御情報サーバー装置5は、ルーターを介してインターネット4に接続されているものである。また、通信回線に応じてモデム装置も介在する場合もある。
ユーザー情報管理部502は、ガス保安監視サービス、情報サービスを提供されるユーザーの通信端末3の管理情報や、ユーザー情報を記録しているユーザー情報管理テーブルを備えている。管理情報の項目には、ユーザー名、電話番号、メールアドレス、住所などのユーザー情報、また、通信端末3ごとにユニークに付与している端末ID、接続しているガスメーター1の機種(器番コード)、無線端末2のID情報、ガスメーター1に設定している設定情報(ガス異常時の発呼条件、LPガスボンベの残量報知レベル設定など)、およびインターネット4を介して通信端末3へ制御情報を送信するために必要なIPアドレスとポート番号(通信端末3へ制御情報を送信する時のポート番号)、一斉同報で制御情報をUDP通信する時の送信上限回数(再送も含めた送信回数の上限値)などのシステム情報がある。
なお、各通信端末3と通信するためのIPアドレスは、実際は通信端末3が接続されているルーターがISPなどから付与されている。このIPアドレスは、ルーターがインターネットへ接続する度に変更されるので、ユーザー情報管理テーブルでは、端末IDと、通信端末3と通信するためのIPアドレス、ポート番号をセットで管理している。
通信端末3は、上記IPアドレス、ポート番号を定期的に取得し、制御情報サーバー装置5へ通知し更新させているものである。なお、この更新間隔は一定でなくてもよく、送信間隔は変更されても構わない。このように端末IDごとに管理されたIPアドレスに対して、制御情報サーバー装置5はUDP/IPを用いて制御情報を一斉配信する。
制御情報送信部503は、制御情報サーバー装置5が複数の通信端末3に対してコネクションレス型のUDP/IP通信により制御情報を一斉配信する機能を提供する。一斉配信を行う対象ユーザーの通信端末3の端末IDを、ユーザー情報管理部502のユーザー情報管理テーブル601(図6に示す)から取得する。
ユーザー情報管理テーブル601には、制御情報を送信すべきIPアドレス、ポート番号が記録されており、取得した端末IDの前記アドレス、ポートに対して一斉に制御情報を送信する。
また、制御情報を送信すると、制御情報の送信とその状態を管理する制御情報管理部506に備える制御情報管理テーブル701(図7に示す)に制御情報の送信時刻を記録する。この時、制御情報の内容には、制御情報を識別する制御情報IDが付与され、制御情報IDに対して、送信した端末IDを記録し、かつ送信時刻を記録している。所定時間、受信通知や制御完了通知を受信できない場合、未受信の端末IDの通信端末3に対して送信上限回数まで再送する機能を有する。なお、ユーザー情報管理テーブル601は、実際の登録情報の一部の一例を示すものであり、データ項目もこれに限定されるものではない。
受信通知受信部504は、制御情報を受信した通信端末3の受信通知送信部304から送信される受信通知を受信する機能を実現する。通信端末3から受信通知を受信すると、受信した通信端末3の端末IDを取得し、制御情報管理テーブル701に対して、取得した端末IDの受信通知受信時刻を記録する。
制御完了通知受信部505は、送信した制御情報の処理結果を通信端末3から受信し、その制御完了通知を受信した時刻を、端末IDごとに制御情報管理テーブル701に記録する。
制御情報管理部506は、前述しているように一斉に配信した制御情報の送信と、制御情報の状態を管理している。その管理手段として、制御情報管理テーブル701を備え、制御情報の送信ごとに、制御情報IDを付与し、送信した通信端末3に対する制御処理の状態を管理する機能を提供する。この機能により、効率的に、高速性と信頼性のある一斉制御情報配信機能を提供できるものである。
なお、図5では制御情報サーバー装置5を1つの装置のように図示したが、サーバー装置が複数であってもよい。
本実施の形態では、通信媒体としてインターネット4を介して接続しているが、必要に応じて専用線や高速広域無線で接続する構成にもでき、インターネット4に限定されるものではない。
次に、本実施の形態のガス保安監視システムに適用した制御情報配信システムの動作と作用を図8、図9を用いて説明を行う。図8は、制御情報送信時に、制御情報サーバー装置5と通信端末3での通信動作を概略的に示す動作シーケンスであり、図9は、前記動作を示すフローチャートである。
図8のように、制御情報サーバー装置5からN台の通信端末3に対して制御情報を送信する場合、まず制御情報をコネクションレス型のUDP/IP通信により、一斉に制御情報を同報処理する(マルチキャスト)。そして、前記制御情報を受信した各通信端末3はコネクション型のTCP/IP通信により受信通知を、前記サーバー装置5へ通知し、サーバー装置5はこれを各々記録する。そして、制御情報を受理した通信端末3は、情報に応じた制御処理を行い、処理が完了すると、コネクション型のTCP/IP通信により制御完了通知を前記サーバー装置5へ通知し、サーバー装置5で記録して制御処理の進行を管理するという流れである。
図9により動作の詳細を説明すると、制御情報サーバー装置5において、制御対象のユーザー対して制御情報を作成する。この作業は、前記サーバー装置5で、自動で行われてもよいし、ガス業者やサービス管理業者のオペレーターが、端末を操作して制御情報を生成してもよい(ステップ901)。
制御情報が生成されると同時に、制御対象となるユーザーが選択される。この場合、サービス対象の全てのユーザーである場合もあれば、エリアなどの属性によってユーザーが選択される。そして、「送信実行」キーの押下などのトリガを与えると、制御情報は、選択されたユーザーの通信端末IDで管理されるIPアドレス、ポート番号に対してUDP/IP通信により、制御情報が送信される。そして、制御情報管理テーブル701の制御情報の送信時刻、送信回数を更新する。初めて送信するときは、送信回数は1回である。
なお、このテーブルで同時に管理される受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻が更新されない場合、一定時間更新を検出すると、ユーザー情報管理テーブル601で予め設定された送信上限回数まで再送を繰り返す。再送すると制御情報送信回数を更新し1回加算する。図7の制御情報管理テーブル701では、端末ID:KST100000015で欠落部702が発生しており、再送制御されている(ステップ902)。
そして、制御情報は、インターネット4を介してUDP/IPで送信され、通信端末3で受信される(ステップ903)。
受信処理が通信端末3で成功すると、各通信端末3は、受信通知を制御情報サーバー装置5へ対してTCP/IP通信を用いて通知する(ステップ904)。
この時、受信通知はサーバー装置5に対し同時大量アクセスになる為、情報量が小さい場合はよいが、大きい場合、受信通知に何か情報を添付して送信する場合などの為に、初めに送信された制御情報に受信通知を送信する絶対時刻またはオフセット時刻をセットして送信し、送信した前記情報に従って受信通知を通知させることもでき、これはサーバー処理の負荷分散を考えると効果的である。
受信通知が各通信端末3から送信されると、制御情報サーバー装置5の受信通知受信部504で受信される。受信されると、その受信した時刻情報を、制御情報管理テーブル701に当該の端末IDの場所に記録し、受信通知が受理される度に前記テーブル701を更新する。そして、制御情報サーバー装置5は送信した全ての端末IDに対して受信通知が返信されているかを確認する。これは一定時間ごとにポーリング的に行われ、受信通知の欠落部702があると、前述したように送信上限回数を最大に再送処理が行われる。なお、この再送処理は、欠落数が少ない場合はTCP/IPを用いて送信することもできる(ステップ905)。
制御情報サーバー装置5での受信通知の処理と並行して、通信端末3では、制御情報の処理が行われ、例えば、大規模地震発生に伴うガスメーター1の一斉遮断制御の場合、各通信端末3は、無線通信によりガスメーター1に対して遮断電文を送信し、遮断制御を行う(ステップ906)。この時の一斉制御は、制御管理テーブル701の欠落部702を確認すれば、遮断できなかったユーザーが分かり、サービスにも、安全確保の上でも非常に重要となる。
また、この時通信端末3に表示部を備える場合、図10に示すような表示画面(1001)を行い、ユーザーに事態を伝えることもできる。ユーザーは、この内容を確認し、確認キー1002を押下し対処方法を得る。
そして、遮断制御の完了応答を通信端末3で受信すると、通信端末3は制御情報サーバー装置5に対して制御完了通知をTCP/IP通信により送信・通知する(ステップ907)。
制御情報サーバー装置5は、各通信端末3からの制御完了通知を制御完了通知受信部505で受信する。受信すると、その受信した時刻情報を、制御情報管理テーブル701に当該の端末IDの場所に記録し、その制御完了通知が受信する度に、前記テーブル701を更新する。そして、制御情報サーバー装置5は送信した全ての端末IDに対して制御完了通知が返信されているかを確認する。これは一定時間ごとにポーリング的に行われ、制御完了通知の欠落部があると、所定の再送処理が行われる。そして全ての端末IDに対して制御完了通知を受信するか、または、受信通知の欠落部に対して最大送信回数の再送を行うか、または、所定時間経つと一連の一斉同報の制御処理を完了するものである(ステップ908)。
このようにして、ガス保安監視システムに本発明を適用すれば、多数のガスメーター1に対して一斉遮断制御を可能とし、大規模災害時に緊急的に一斉制御できるようになり、ガス供給の安全性を向上することができるようになる。
なお、本実施の形態では、ガス保安監視システムを用いて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、エコーネット(R)通信を用いたネット家電に適用してもよい。また制御対象が複数のユーザーにまたがらなくてもよく、1ユーザーの複数の機器に対する一斉制御に適用することも可能である。
また、広告情報、連絡事項、地域広報などを制御情報サーバー装置5から大規模にPUSH型で一斉配信し、通信端末3で表示させることも可能である。また、エコーネット(R)通信で制御可能な機器を一斉に制御させることも可能であり、例えば、デマンドサイドマネージメントのように、エネルギー供給側から宅内の機器の制御も行うことも可能となる。
なお、本実施の形態では無線通信は特定小電力無線(400MHz帯)を用いた場合を説明したが、これに限定されるものではなく電灯線通信、Bluetooth(R)や無線LANであっても宅内通信を同様に構成できる。
また、通信端末3は、文中で表示部を備えるように説明したが、表示装置と通信装置とに分離する構成でも構わない。
また、通信端末3と制御情報サーバー装置5は、インターネット4で接続されると説明したが、それに限定にされものではなく、接続される通信回線はインターネット通信プロトコルで通信できる媒体であればよい。すなわち、ADSL、CATV、FTTH(光ケーブル)、無線LAN、専用線などでも構わない。
また、各部の具体的な構成は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
以上のように、本実施の形態では、制御情報を配信する制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続された多数の通信端末とから構成されたシステムにおいて、前記サーバー装置は、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する制御情報送信部と、各通信端末の個々を識別するために付与される端末IDを管理するユーザー情報管理部と、通信端末から送信される制御情報の受信通知を受け取る受信通知受信部と、通信端末へ送信した制御情報の制御完了通知を受け取る制御完了通知受信部と、各通信端末へ送信した制御情報の受信結果、制御結果を管理する制御情報管理部とを備えて構成し、また、通信端末は、制御情報の個々を識別するために付与される制御情報ID、制御内容を含む制御情報を受信する制御情報受信部、制御情報の受信を受けると、通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて受信通知を送信する受信通知送信部と、制御情報の内容を処理し完了すると通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて制御完了通知を前記サーバーへ送信する制御完了通知送信部を備えて構成し、前記制御情報配信サーバーは、制御情報管理部に記録された受信通知、制御完了通知を管理することにより、多数の通信端末への一斉制御情報配信を行い、制御情報の送信はコネクションレスで高速なUDP通信を利用することで、多数の通信端末への一斉配信を高速に行い、受信通知、制御完了通知は信頼性の高いコネクション型のTCP通信で各通信端末から受信させることで、通信端末への受信状況を管理し、制御情報が未受理の通信端末のみを判別、再送できるようにし、制御情報の各通信端末での進行状態を一連で管理できるようにすることで、高速性と信頼性を備えた一斉制御を行えるようになる。
また、本実施の形態のユーザー情報管理部は、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および前記制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理することで、ユーザーの端末ごとの宛先情報と、前記端末への送信上限回数を個々に設定できるようになり、通信状態が悪い場合や、時間がかかっても制御成功させたい場合などに応じて送信上限回数を個別に設定できるようになるのでシステムの信頼性が向上する。
また、本実施の形態の制御情報管理部は、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理することで、制御情報の進行状態を管理できるようになり、また、受信通知や制御完了通知が受信されない場合、通信端末ごとに再送できるので再送制御が効率的になる。また、制御情報送信回数を管理することで、通信端末への再送回数がわかるようになり、次回以降の制御情報送信時の送信回数を通信端末ごとに最適にすることも可能となり、一斉制御情報配信を効率的に運用できるようになる。
また、本実施の形態の制御情報送信部は、送信対象となる通信端末に対して、前記制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を前記送信上限回数まで繰り返すことで、制御情報の一斉配信を、高速性を保ちながら信頼性・通信品質を向上させることができる。
また、本実施の形態は、いずれも制御情報配信サーバーの手段の全てもしくは一部として、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても同様に構成できるものである。プログラムとすることで、マイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ又は他の装置の一部機能として実現できるようになり、利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また、記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
また、本実施の形態は、制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて制御を行う通信端末とから構成されたシステムであって、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する制御情報送信部と、各通信端末の個々を識別するために付与される端末IDを管理するユーザー情報管理部と、通信端末から送信される制御情報の受信通知を受け取る受信通知受信部と、通信端末へ送信した制御情報の制御完了通知を受け取る制御完了通知受信部と、各通信端末へ送信した制御情報の受信結果、制御結果を管理する制御情報管理部とを備え、通信端末は、制御情報の個々を識別するために付与される制御情報ID、制御内容を含む制御情報を受信する制御情報受信部、制御情報を受信すると、通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて受信通知を送信する受信通知送信部と、制御情報の内容を処理し完了すると通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて制御完了通知を前記サーバーへ送信する制御完了通知送信部とを備えて構成され、前記制御情報配信サーバーは、制御情報管理部に記録された受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行う制御情報配信システムであってもよい。
以上のように、本発明にかかる制御情報配信システム、制御情報配信サーバー、制御情報配信方法、およびプログラムは、高速性と信頼性を兼ね備えた制御機能を実現できるので、通信端末(情報コントローラ)とネットワークを構成した設備機器システムである電力メーターシステム、水道メーターシステム、電力制御システム、ネット家電制御システム、コージェネレーションシステム、燃料電池システム、また宅内に設置された情報表示装置に対するサーバーから端末へPUSH型情報配信を行う広告配信システムなどの用途にも適用できる。
本発明の実施の形態における制御情報配信システムの構成図 同システムにおけるガスメーター、通信端末のブロック図 同システムにおける通信端末の機能を示すブロック図 同システムにおける制御情報サーバー装置のブロック図 同システムにおける制御情報サーバー装置の機能を示すブロック図 同システムにおけるユーザー情報管理テーブルを示す図 同システムにおける制御情報管理テーブルを示す図 同システムにおける動作シーケンス図 同システムにおける一斉制御情報配信の動作を示すフローチャート 同システムにおける通信端末の表示画面の一例を示す図
符号の説明
3 通信端末
4 通信回線(インターネット)
5 制御情報配信サーバー(制御情報サーバー装置)
302 制御情報受信部
304 受信通知送信部
306 制御完了通知送信部
502 ユーザー情報管理部
503 制御情報送信部
504 受信通知受信部
505 制御完了通知受信部
506 制御情報管理部

Claims (13)

  1. 制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて機器を制御する少なくとも1つ以上の通信端末とを備え、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信するとともに、前記通信端末は、制御情報配信サーバーからの制御情報の受信通知、および制御情報内容の制御完了通知をコネクション型(TCP)通信を用いて制御情報配信サーバーへ送信するようにした制御情報配信システム。
  2. 制御情報配信サーバーは、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理する機能を有する請求項1に記載の制御情報配信システム。
  3. 制御情報配信サーバーは、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理する機能を有する請求項1に記載の制御情報配信システム。
  4. 制御情報配信サーバーは、送信対象となる通信端末に対して、制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を送信上限回数まで繰り返す機能を有する請求項1に記載の制御情報配信システム。
  5. 制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する制御情報送信部と、各通信端末の個々を識別するために付与される端末IDを管理するユーザー情報管理部と、通信端末からコネクション型(TCP)で送信される制御情報の受信通知を受け取る受信通知受信部と、通信端末からコネクション型(TCP)で送信される、通信端末へ送信した制御情報の制御完了通知を受け取る制御完了通知受信部と、各通信端末へ送信した制御情報の受信結果、制御結果を管理する制御情報管理部とを備え、制御情報管理部に記録された受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行う制御情報配信サーバー。
  6. ユーザー情報管理部は、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および前記制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理する請求項5に記載の制御情報配信サーバー。
  7. 制御情報管理部は、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理する請求項5に記載の制御情報配信サーバー。
  8. 制御情報送信部は、送信対象となる通信端末に対して、制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を送信上限回数まで繰り返すようにした請求項5に記載の制御情報配信サーバー。
  9. 制御情報を配信する制御情報配信サーバーと、前記制御情報配信サーバーと通信回線を介して接続され、前記制御情報配信サーバーから配信された制御情報に応じて機器を制御する端末IDが付与された通信端末とを備え、前記制御情報配信サーバーは、制御対象となる通信端末にコネクションレス型(UDP)通信を用いて制御情報を送信する手順と、通信端末は、制御情報の個々を識別するために付与される制御情報ID、制御内容を含む制御情報を受信する手順と、通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて受信通知を送信する手順と、制御情報の内容を処理し完了すると通信端末からコネクション型(TCP)通信を用いて制御完了通知を前記制御情報配信サーバーへ送信する手順を有し、前記制御情報配信サーバーは、受信通知、制御完了通知を管理することにより、少なくとも1つ以上の通信端末への制御、管理を行うようにした制御情報配信方法。
  10. 制御情報配信サーバーは、少なくとも端末ID、IPアドレス、ポート番号、および前記制御情報の送信回数の上限を示すための送信上限回数を管理する手順を備えた請求項9に記載の制御情報配信方法。
  11. 制御情報配信サーバーは、少なくとも制御情報ごとに付与され、制御情報を識別するための制御情報ID、端末ID、制御情報送信時刻、受信通知受信時刻、制御完了通知受信時刻、および制御情報送信回数を管理する手順を備えた請求項9に記載の制御情報配信方法。
  12. 制御情報配信サーバーは、送信対象となる通信端末に対して、制御情報の送信を行い、一定時間、制御情報受信通知を受信できない通信端末に対して制御情報の再送信を送信上限回数まで繰り返す手順を備えた請求項9に記載の制御情報配信方法。
  13. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の制御情報配信サーバーにおける機能の少なくとも一部をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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