JP2000304002A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP2000304002A
JP2000304002A JP11115680A JP11568099A JP2000304002A JP 2000304002 A JP2000304002 A JP 2000304002A JP 11115680 A JP11115680 A JP 11115680A JP 11568099 A JP11568099 A JP 11568099A JP 2000304002 A JP2000304002 A JP 2000304002A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型のパワーステアリング回路を用いたとし
ても、ソレノイドバルブの大型化をどうしできる油圧制
御装置を提供すること。 【解決手段】 メイン流量制御弁1の優先流ポート2と
背圧弁14およびソレノイドバルブ17との間に、サブ
流量制御弁Rを接続し、このサブ流量制御弁Rによっ
て、一定流量を優先的に背圧弁14およびソレノイドバ
ルブ17側に供給し、余剰流量をパワーステアリング回
路PSに直接供給する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
などに用いられる油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトなどに用いられる油圧制
御装置としては、例えば、図3に示すものが従来から知
られている。図3に示した従来の油圧制御装置は、メイ
ンポンプPに、その吐出油を優先流ポート2側と余剰流
ポート3側とに振り分けるメイン流量制御弁1を接続し
ている。上記優先流ポート2には、優先流路4を介して
パワーステアリング回路PSに接続している。また、余
剰流ポート3には、供給流路6を介して、図示していな
いアクチュエータを制御する切換弁9〜11に接続して
いる。そして、上記優先流路4には、絞り5を設け、こ
の絞り5の下流側の圧力を、スプリングsを設けたメイ
ン流量制御弁1の第1パイロット室1aに導き、絞り5
の上流側の圧力を、ダンパオリフィスdを介して第2パ
イロット室1bに導いている。
【0003】このようにしたメイン流量制御弁1は、第
1パイロット室1aのパイロット圧の作用力およびスプ
リングsのバネ力と、第2パイロット室1bのパイロッ
ト圧の作用力とのバランスを保ちながら、絞り5前後に
生じる差圧を一定に保ち、一定流量を常に優先流ポート
2側に供給し、余った流量を余剰流ポート3側に供給す
る。
【0004】上記優先流路4には、オープンセンタータ
イプの切換弁を備えたパワーステアリング回路PSを接
続している。なお、この切換弁は図示していない。上記
のように切換弁をオープンセンタータイプにしたのは、
それを切り換えたときに、パワーステアリング回路PS
にショックが発生しないようにするためである。すなわ
ち、切換弁をオープンセンターにしておくと、その切り
換え過程で、供給流量の一部が、タンクに戻される。そ
のために、供給流量の全量がパワーステアリング回路P
S側に一気に供給されたりしない。
【0005】もし、切換弁を切り換えると同時に、供給
流量の全量が一気にパワーステアリング回路PSに供給
されると、その瞬間にショックが発生する。しかし、上
記のようにオープンセンターにしておけば、供給流量の
一部がタンクに戻されるので、全量がパワーステアリン
グ回路PSに供給されることがない。したがって、ショ
ックも発生しない。
【0006】一方、メイン流量制御弁1の余剰流ポート
3には、供給流路6を接続するとともに、この供給流路
6に中立流路7とパラレル流路8とを接続している。そ
して、これら中立流路7およびパラレル流路8に上記切
換弁9〜11を接続している。切換弁9〜11は、ノー
マルオープンタイプであり、全ての切換弁9〜11がノ
ーマル位置にあるときに、中立流路7がタンクtに連通
する。
【0007】また、切換弁9〜11は、比例電磁式減圧
弁9a〜11aで減圧したパイロット圧を、パイロット
室9b〜11bに導くことよって切り換わるようにして
いる。そして、この比例電磁式減圧弁9a〜11aに導
くパイロット一次圧は、メイン流量制御弁1の上流側か
ら分岐させたパイロット圧ライン12を介して供給する
ようにしている。ただし、上記パイロット圧ライン12
には、減圧弁13を接続し、この減圧弁13で減圧させ
た圧油を、比例電磁式減圧弁9a〜11aでさらに減圧
して各切換弁9〜11のパイロット室に供給するように
している。
【0008】一方、メイン流量制御弁1は、優先流路4
側に常に一定の流量を供給するが、パワーステアリング
回路PSが中立状態にあれば、そこに供給された流量の
全部がタンクtに戻される。したがって、パワーステア
リング回路PSを中立状態に保ち、しかも、切換弁9〜
11を中立位置に保っていると、優先流ポート2および
余剰流ポート3側の圧力が低下する。このように両ポー
ト2、3の圧力が低下すると、パイロット圧ライン12
側に所定のパイロット圧を得るだけの圧力が立たなくな
る。そのために、この場合には、パイロット圧不足が原
因で、切換弁9〜11を切り換えられなくなる。
【0009】そこで、この装置では、以下に説明する背
圧弁14を優先流路4に設けることによって、切換弁9
〜11およびパワーステアリング回路PSを中立状態に
保っていても、メイン流量制御弁1の上流側に所定の圧
力を発生させるようにしている。言い換えれば、切換弁
9〜11およびパワーステアリング回路PSを中立状態
に保っていても、切換弁9〜11を切り換えるためのパ
イロット圧が不足しないようにしている。
【0010】上記背圧弁14は、その上流側の圧力を第
1パイロット室14aに導き、下流側の圧力を、スプリ
ング15を設けた第2パイロット室14bに導いてい
る。このようにした背圧弁14は、ノーマル状態で閉位
置を保ち、優先流路4を遮断している。ただし、その前
後の圧力差で生じる作用力が、スプリング15のバネ力
以上になると開き、優先流ポート2からの流量をパワー
ステアリング回路PS側に供給するとともに、その上流
側にクラッキング圧以上の背圧を発生させる。このよう
に背圧弁14の上流側に背圧を発生させることによっ
て、所定のパイロット圧が得られるだけの圧力を、メイ
ン流量制御弁1の上流側に保つようにしている。
【0011】一方、背圧弁14で所定の背圧を発生させ
るということは、それだけエネルギーロスにもなる。そ
こで、パイロット圧を必要としない場合、すなわち切換
弁9〜11を切り換える必要がない場合には、背圧弁1
4を介さずに、バイパス流路16を介して圧油をパワー
ステアリング回路PSに供給するようにしている。すな
わち、背圧弁14の前後にバイパス流路16を接続する
とともに、このバイパス通路16にソレノイドバルブ1
7を接続している。
【0012】このソレノイドバルブ17は、弁本体17
aとソレノイド18とからなり、ノーマル状態で図示す
る開状態を保ち、優先流ポート2からの圧油を、バイパ
ス流路16を介してパワースアリング回路PS側に供給
する。そして、ソレノイドバルブ17が開いているとき
には、優先流路4に導かれた圧油は、ソレノイドバルブ
17を経由してパワーステアリング回路PSに導かれ
る。したがって、圧油は背圧弁14を通過しないので、
背圧弁を通過することによるエネルギーロスも生じな
い。
【0013】なお、優先流路4に設けた固定絞り5によ
っても、その上流側にある程度の圧力を発生させること
ができる。ただし、この固定絞り5は、メイン流量制御
弁1の制御流ポート2側に供給する流量を設定するため
のものであり、その開度は、設定流量によって決まって
いる。そのため、絞り5の開度を勝手に変えることはで
きない。
【0014】つまり、固定絞り5だけで、メイン流量制
御弁1の上流側に、所定の圧力を発生させるには無理が
ある。そこで、前記したように、優先流路4に背圧弁1
4を設けて、この背圧弁14で所定の圧力を発生させる
ようにしている。
【0015】また、上記ソレノイドバルブ17は、ソレ
ノイド18を励磁すると閉じて、バイパス流路16を遮
断する。このソレノイド18は、切換弁9〜11に設け
た比例電磁式減圧弁9a〜11aのソレノイドと連動さ
せている。すなわち、比例電磁式減圧弁9a〜11aの
それぞれは、図示していないジョイスティックに電気的
に連係し、これらジョイスティックを操作して、比例電
磁式減圧弁9a〜11aを動作させるようにしている。
【0016】そして、上記ソレノイドバルブ17のソレ
ノイド18は、全てのジョイスティックに電気的に連係
し、いずれのジョイスティックを操作しても、それに連
動して励磁するようにしている。ただし、ソレノイド1
8が励磁するタイミングは、比例電磁式減圧弁9a〜1
1aが動作する直前になるように設定している。具体的
には、ジョイスティックの操作レバーを少しでも傾けた
ときに、ソレノイド18が励磁する。そして、それ以上
操作レバーを傾けたときに、上記比例電磁式減圧弁のソ
レノイドが励磁するようにしている。
【0017】上記のように比例電磁式減圧弁9a〜11
aと連動して、ソレノイドバルブ17を切り換えるよう
にしたのは、切換弁9〜11を切り換えるときにだけ、
所定のパイロット圧を発生させるためである。すなわ
ち、切換弁9〜11が全て中立のときには、パイロット
圧もいらないが、切換弁9〜11を切り換える直前に
は、所定のパイロット圧が得られるようにしている。
【0018】また、上記メイン流量制御弁1の優先流ポ
ート2側には、常に所定の流量が供給されているが、そ
の流量は、パワーステアリング回路PSが必要とする最
大流量に設定している。このように最大必要流量を優先
流ポート2に供給することによって、パワーステアリン
グ装置の性能を十分に発揮できるようにしている。そし
て、このパワーステアリング回路PSの最大必要流量
が、ソレノイドバルブ17や背圧弁14側にも供給され
ることとなるので、これらソレノイドバルブ17や背圧
弁14の大きさは、パワーステアリング回路PSの必要
最大流量に応じて決めている。例えば、最大必要流量が
多いパワーステアリング回路を用いる場合には、ソレノ
イドバルブおよび背圧弁14も大きいタイプのものを使
用し、最大必要流量が少ないパワーステアリング回路を
用いる場合には、ソレノイドバルブ17や背圧弁14も
小さいタイプのものを使用する。
【0019】なお、図中符号19は、パワーステアリン
グ回路PS側からの圧油の逆流を防止するチェック弁で
あり、符号20、21は、それぞれリリーフ弁である。
また、符号pはサブポンプであり、このサブポンプpの
吐出油を、供給流路6に合流させている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
例えば、大型のパワーステアリング回路PSを用いた場
合、当然のこととして最大必要流量も増えるので、それ
に応じてソレノイドバルブ17も大型のタイプのものを
用いなければならない。ところが、大型のソレノイドバ
ルブ17は、弁本体17aが大きくなるので、それを切
り換えるために大きな推力が必要になる。そのため、大
型のソレノイドバルブ17には、コイルの巻き数を増や
すなどして、励磁力を強化した大型のソレノイド18を
用いなければならない。つまり、ソレノイドバルブ17
は、背圧弁14等と異なり、ソレノイド18で切り換え
る構成にしているので、弁本体を大きくすれば、それに
応じてソレノイド18まで大型化しなければならない。
その結果、ソレノイドバルブ17が非常に大きくなって
しまう。
【0021】上記のようにソレノイドバルブ17が大き
くなると、この装置を車両などに組み付ける場合に、ソ
レノイドバルブ17が他の機器に干渉することがある。
そのため、大型のパワーステアリング回路を用いた場合
に、その装置を車両に組み付けることができないという
問題があった。この発明の目的は、大型のパワーステア
リング回路を用いたとしても、ソレノイドバルブ17の
大型化を防止できる油圧制御装置を提供することであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポンプと、
このポンプに接続し、ポンプ吐出油を優先的に優先流ポ
ート側に供給するとともに余った流量を余剰流ポート側
に供給するメイン流量制御弁と、優先流ポートに接続し
た優先流路と、この優先流路に対してパラレルに接続し
た背圧弁およびソレノイドバルブと、これら背圧弁およ
びソレノイドバルブの下流側に接続したパワーステアリ
ング回路と、上記メイン流量制御弁の余剰流ポートに接
続した1または複数の切換弁と、これら切換弁に設ける
とともに、供給電流に応じて減圧したパイロット圧を切
換弁のパイロット室に供給する電磁式減圧弁と、メイン
流量制御弁の上流側の圧油を電磁式減圧弁に導くパイロ
ット圧ラインとを備えている。
【0023】そして、上記ソレノイドバルブは、それが
開いているときに、上記メイン流量制御弁の優先流ポー
トから導いた流量を、ソレノイドバルブを介してパワー
ステアリング回路に供給する。また、ソレノイドバルブ
は、電磁式減圧弁が作動する直前に閉じて、優先流ポー
トから導いた流量を背圧弁を介してパワーステアリング
回路に供給する油圧制御装置を前提にする。
【0024】第1の発明は、上記油圧制御装置を前提に
しつつ、上記メイン流量制御弁の優先流ポートと背圧弁
およびソレノイドバルブとの間にサブ流量制御弁を接続
し、このサブ流量制御弁によって、一定流量を優先的に
背圧弁およびソレノイドバルブ側に供給し、余剰流量を
パワーステアリング回路に直接供給する構成にしたこと
を特徴とする。第2の発明は、背圧弁およびソレノイド
バルブの下流側を、パワーステアリング回路に接続した
ことを特徴とする。第3の発明は、パワーステアリング
回路をサブ流量制御弁の余剰流側に接続し、他のアクチ
ュエータを背圧弁およびソレノイドバルブの下流側に接
続したことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】図1に示した第1実施例は、優先
流路4にサブ流量制御弁Rを接続し、このサブ流量制御
弁Rによって、メイン流量制御弁1の優先流ポート2か
ら導いた流量を、優先流ポート22側と余剰流ポート2
6側とに振り分けている。上記優先流ポート22には、
流路23を介して背圧弁14とソレノイドバルブ18と
をパラレルに接続している。そして、上記流路23に絞
り24を設け、この絞り24の下流側を、スプリングS
を設けたサブ流量制御弁Rの第1パイロット室Raに接
続し、絞り24の上流側を、ダンパオリフィス25を介
して第2パイロット室Rbに接続している。このように
したサブ流量制御弁Rは、絞り24前後の差圧を一定に
保つことによって、優先流ポート22に一定の流量を常
に供給し、余剰流量を余剰流ポート26に供給する。
【0026】また、サブ流量制御弁Rの余剰流ポート2
6には、流路27を接続し、この流路27にパワーステ
アリング回路PSを直接接続している。そして、上記流
路27には、上記背圧弁14およびソレノイドバルブ1
7の下流側をチェック弁28を介して接続し、優先流ポ
ート22からの流量を合流させている。なお、上記サブ
流量制御弁Rよりも上流側の構成については、前記従来
例と同じなので、同じ構成要素については同じ符号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0027】この第1実施例によれば、例えば、パワー
ステアリング回路PSの最大必要流量が15l/min
の場合、メイン流量制御弁1の優先流ポート2に供給す
る流量を、15l/minに設定する。そのため、サブ
流量制御弁Rには、15l/minの流量が供給される
が、このサブ流量制御弁Rでは、その制御流ポート22
側に供給される流量を、5l/minに設定する。した
がって、背圧弁14およびソレノイドバルブ17側に
は、5l/minの流量が供給され、残った流量10l
/minが余剰流ポート26から流路27を介してパワ
ーステアリング回路PSに供給される。
【0028】優先流ポート22側には、5l/minの
流量が常に供給されているので、ソレノイドバルブ17
を閉じれば、前記従来例と同様に、背圧弁14の上流に
所定の背圧が発生する。したがって、所定の圧力がパイ
ロット圧ライン12に供給される。また、背圧弁14を
通過した5l/minの流量は、チェック弁28を介し
て流路27に合流する。そのため、パワーステアリング
回路PSには、優先流ポート22からの供給流量5l/
minと、余剰流ポート26からの供給流量10l/m
inとの合計流量15l/minが供給される。したが
って、パワーステアリング回路PS側には、このパワー
ステアリング回路PSの最大必要流量15l/minが
常に供給されることとなる。
【0029】一方、切換弁9〜11を中立に保っている
場合には、ソレノイドバルブ17が開状態を保ち、優先
流ポート22からの圧油を、ソレノイドバルブ17→チ
ェック弁28→流路27を介して流路27に合流させ
る。したがって、この場合おいても、パワーステアリン
グ回路PSには、それが必要とする最大流量15l/m
inを常に供給することができる。
【0030】次に、上記の場合よりも大型のパワーステ
アリング回路PSを用いる場合、例えば30l/min
の最大流量を必要とするパワーステアリング回路PSを
用いる場合について説明する。この場合には、メイン流
量制御弁1の優先流ポート2の設定流量を30l/mi
nにする。そのため、サブ流量制御弁Rには、30l/
minの流量が供給されることになるが、サブ流量制御
弁Rでは、制御流ポート22側の設定流量を上記の場合
と同様に5l/minとする。このようにすれば、優先
流ポート22側に供給される流量が、上記の場合と同じ
5l/minなので、ソレノイドバルブ17や背圧弁1
4を大型化せずに済む。
【0031】そして、この場合においても、上記と同様
に、ソレノイドバルブ17を閉じれば、背圧弁14の上
流側に背圧が発生し、パイロット圧ライン12に所定の
圧力を導くことができる。また、サブ流量制御弁Rの余
剰流ポート26側には、25l/minの余剰流量が供
給される。そして、この余剰流量と上記優先流ポート2
2側の流量とが合流して30l/minとなり、パワー
ステアリング回路PSに供給される。したがって、この
パワーステアリング回路PSにも、最大必要流量を供給
することができる。
【0032】以上のように、この第1実施例によれば、
最大必要流量の多い大型のパワーステアリング回路PS
を用いたとしても、ソレノイドバルブ17や背圧弁14
を大型化しなくても済む。したがって、ソレノイドバル
ブ17の大型化を防止でき、ソレノイドバルブ17が他
の機器に干渉するようなことがない。
【0033】図2に示した第2実施例は、優先流ポート
22に接続した背圧弁14およびソレノイドバルブ17
の下流側に、ブレーキブースターBBを接続している。
また、余剰流ポート26には、流路27を介してパワー
ステアリング回路PSを接続している。そして、この第
2実施例では、優先流ポート22と余剰流ポート26と
の下流側を合流させずに、パワーステアリング回路PS
には、余剰流ポート26からの流量のみを供給し、ブレ
ーキブースターBBには、優先流ポート22からの流量
のみを供給している。その他の構成については、上記第
1実施例と同じである。
【0034】この第2実施例によれば、例えばパワース
テアリング回路PSの最大必要流量が30l/min、
ブレーキブースターBBの最大必要流量が5l/min
の場合、メイン流量制御弁1の優先流ポート2の設定流
量を35l/minとする。そして、サブ流量制御弁R
の優先流ポート22の設定流量を5l/minとして、
残った流量30l/minを余剰流ポート26に供給す
る。このようにすれば、ソレノイドバルブ17や背圧弁
14を大型化せずに、パワーステアリング回路PSに必
要最大流量を供給することができる。また、パワーステ
アリング回路PS側にも、ブレーキブースターBB側に
も、必要とする最大流量を常に供給することができる。
【0035】
【発明の効果】第1の発明によれば、サブ流量制御弁
で、ソレノイドバルブ側に所定の流量を優先的に供給
し、パワーステアリング回路側に余剰流量を直接供給す
る構成にしている。そのため、パワーステアリング回路
の最大必要流量が増えたとしても、パワーステアリング
回路側に直接供給する余剰流量を増やせば、ソレノイド
バルブ側に供給される流量を増やさなくても済む。この
ようにソレノイドバルブ側に供給する流量を増やさなく
てもすむので、このソレノイドバルブの大型化を防止で
きる。
【0036】第2の発明によれば、サブ流量制御弁の優
先流側の流量を、余剰流側に合流させてパワーステアリ
ング回路に供給する構成にしているので、優先流側に供
給した流量も、パワーステアリング回路に無駄なく供給
することができる。第3の発明によれば、パワーステア
リング回路と他のアクチュエータとの両方に、それぞれ
所定の流量を常に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の装置を示す回路図である。
【図2】第2実施例の装置を示す回路図である。
【図3】従来例の装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 メイン流量制御弁 2 優先流ポート 3 余剰流ポート 9〜11 切換弁 9a〜11a 比例電磁式減圧弁 9b〜11b パイロット室 12 パイロット圧ライン 14 背圧弁 17 ソレノイドバルブ PS パワーステアリング回路 R サブ流量制御弁 P ポンプ BB 他のアクチュエータに相当するブレーキブース
ター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D033 EC04 EC06 3F333 AA02 AB13 CA11 DA10 DB10 FB02 FH08 3H089 AA73 AA74 BB20 DA02 DB02 DB12 DB17 DB44 DB47 DB48 DB49 EE05 EE31 FF08 FF09 GG02 JJ09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプと、このポンプに接続し、ポンプ
    吐出油を優先的に優先流ポート側に供給するとともに余
    った流量を余剰流ポート側に供給するメイン流量制御弁
    と、優先流ポートに接続した優先流路と、この優先流路
    に対してパラレルに接続した背圧弁およびソレノイドバ
    ルブと、これら背圧弁およびソレノイドバルブの下流側
    に接続したパワーステアリング回路と、上記メイン流量
    制御弁の余剰流ポートに接続した1または複数の切換弁
    と、これら切換弁に設けるとともに、供給電流に応じて
    減圧したパイロット圧を切換弁のパイロット室に供給す
    る電磁式減圧弁と、メイン流量制御弁の上流側の圧油を
    電磁式減圧弁に導くパイロット圧ラインとを備え、上記
    ソレノイドバルブは、それが開いているときに、上記メ
    イン流量制御弁の優先流ポートから導いた流量を、ソレ
    ノイドバルブを介してパワーステアリング回路に供給す
    る一方、電磁式減圧弁が作動する直前に閉じて、優先流
    ポートから導いた流量を背圧弁を介してパワーステアリ
    ング回路に供給する油圧制御装置において、上記メイン
    流量制御弁の優先流ポートと背圧弁およびソレノイドバ
    ルブとの間にサブ流量制御弁を接続し、このサブ流量制
    御弁によって、一定流量を優先的に背圧弁およびソレノ
    イドバルブ側に供給し、余剰流量をパワーステアリング
    回路に直接供給する構成にしたことを特徴とする油圧制
    御装置。
  2. 【請求項2】 背圧弁およびソレノイドバルブの下流側
    を、パワーステアリング回路に接続したことを特徴とす
    る請求項1記載の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 パワーステアリング回路をサブ流量制御
    弁の余剰流側に接続し、他のアクチュエータを背圧弁お
    よびソレノイドバルブの下流側に接続したことを特徴と
    する請求項1記載の油圧制御装置。
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