JP2002357203A - 産業用車両の油圧制御装置 - Google Patents

産業用車両の油圧制御装置

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JP2002357203A
JP2002357203A JP2001167626A JP2001167626A JP2002357203A JP 2002357203 A JP2002357203 A JP 2002357203A JP 2001167626 A JP2001167626 A JP 2001167626A JP 2001167626 A JP2001167626 A JP 2001167626A JP 2002357203 A JP2002357203 A JP 2002357203A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトシリンダの作動による影響を受けるこ
となくチルトシリンダやアタッチメントシリンダを作動
させられる産業用車両の油圧制御装置を提供する。 【解決手段】 チルトシリンダ3とアタッチメントシリ
ンダ7に作動油を供給する第一油圧ポンプP1と、リフ
トシリンダ5にリフト制御弁6を介して作動油を供給す
る第二油圧ポンプP2とを備え、メータリング絞り1
0、11の前後差圧に応動して第一油圧ポンプP1から
吐出される作動油のうち必要流量をアタッチメントシリ
ンダ7とチルトシリンダ3に分流するとともにその余剰
流量を第二油圧ポンプP2から吐出する作動油と合流さ
せてリフト制御弁6を介してリフトシリンダ5に供給す
る圧力補償弁9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用車両の油圧
制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図2に示すように、フォー
クリフト101は、車体の前部にチルトシリンダ103
により傾動するマスト113を備えるとともに、このマ
スト113に沿ってリフトシリンダ105により昇降す
るフォーク114を備え、フォーク114を荷物の下部
にさし込み、荷物を持ち上げたり運搬する。
【0003】フォークリフト101には、荷役作業に対
応して例えばクランプ装置等の作業アタッチメント(図
示せず)が取り付けられ、この作業アタッチメントも油
圧アクチュエータによって駆動される。
【0004】この種のフォークリフト101には従来例
えば、の油圧制御装置が設けられていた。
【0005】図3において、204はチルトシリンダ
103に対する作動油の給排を制御するチルト制御弁、
206はリフトシリンダ105に対する作動油の給排を
制御するリフト制御弁である。207、208はそれぞ
れ各アタッチメントシリンダに対する作動油の給排を制
御するアタッチメント制御弁である。211、212は
それぞれシャトル弁であり、シャトル弁211はリフト
チルト制御弁206に備えられるメータリング絞り21
0の下流圧力とチルトチルト制御弁204に備えられる
メータリング絞り209の下流圧力のうち高い方を選択
する。213は圧力補償弁であり、この圧力補償弁21
3はシャトル弁211、212を介して導かれる圧力と
メータリング絞り210、209の上流圧力の差圧に応
動して、必要流量をリフトシリンダ105とチルトシリ
ンダ103の分流し、余剰流量をアタッチメントシリン
ダに供給する。
【0006】図4において、104はチルトシリンダ
103に対する作動油の給排を制御するチルト制御弁、
106はリフトシリンダ105に対する作動油の給排を
制御するリフト制御弁である。107、108はそれぞ
れ各アタッチメントシリンダに対する作動油の給排を制
御するアタッチメント制御弁である。
【0007】全ての制御弁104、106、107、1
08は、それぞれの中立ポジションに中立通路を有し、
油圧ポンプPから吐出する作動油は各中立通路を通って
タンクTへと流れ、チルトシリンダ103、リフトシリ
ンダ105、各アタッチメントシリンダにはそれぞれパ
ラレル通路を介して圧油が供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフォークリフトにあっては、チルトシリンダ
103とアタッチメントシリンダの必要流量はリフトシ
リンダ105の必要流量に比べて小さいため、次のよう
な問題点があった。
【0009】の油圧制御装置にあっては、チルトセク
ション、アタッチメントセクションには、リフトが操作
されない時、油圧ポンプPから吐出する作動油の全流量
が供給されるため、チルト用アクチュエータまたはアタ
ッチメント用アクチュエータの圧力が高くなり、速く動
き過ぎる。
【0010】の油圧制御装置にあっては、全ての制御
弁104、106、107、108が中立ポジションに
切り換えられると、チルト制御弁104およびアタッチ
メント制御弁107、108にも油圧ポンプPから吐出
される作動油の全量が流れるため、作動ポジションにて
必要流量の小さいチルト制御弁104、アタッチメント
制御弁107、108にも中立通路の流路断面積をリフ
ト制御弁106と同等に確保しなければならず、制御弁
等が必要以上に大きくなる。
【0011】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、リフトシリンダの作動による影響を受けるこ
となくチルトシリンダやアタッチメントシリンダを作動
させられる産業用車両の油圧制御装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、作動油の
給排によって作動するリフトシリンダと、リフトシリン
ダに対する作動油の給排を切換えるリフト制御弁と、作
動油の給排によって作動する補助アクチュエータと、補
助アクチュエータに対する作動油の給排を切換える補助
制御弁とを備え、補助アクチュエータに供給される作動
油の流量がリフトシリンダに供給される作動油の流量よ
り小さい産業用車両の油圧制御装置に適用する。
【0013】そして、補助アクチュエータに補助制御弁
を介して作動油を供給する第一油圧ポンプと、リフトシ
リンダにリフト制御弁を介して作動油を供給する第二油
圧ポンプとを備え、第一油圧ポンプから吐出する作動油
を補助アクチュエータに供給する油路にメータリング絞
りを介装し、このメータリング絞りの前後差圧に応動し
て第一油圧ポンプから吐出される作動油のうち必要流量
を補助制御弁を介して補助アクチュエータに分流すると
ともにその余剰流量を第二油圧ポンプから吐出する作動
油と合流させてリフト制御弁を介してリフトシリンダに
供給する圧力補償弁を備えたことを特徴とするものとし
た。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、リフ
ト制御弁がリフトシリンダに対する作動油の給排を停止
する中立ポジションにて第一油圧ポンプおよび第二油圧
ポンプから供給される作動油をタンク側へ戻す中立通路
を備えたことを特徴とするものとした。
【0015】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、補助アクチュエータとしてチルトシリンダおよび
アタッチメントシリンダとを備え、チルトシリンダおよ
びアタッチメントシリンダに作動油を供給する各油路に
メータリング絞りをそれぞれ介装し、各メータリング絞
りの下流側の圧力のうち高い方を選択して圧力補償弁に
導くシャトル弁を備えたことを特徴とするものとした。
【0016】
【発明の作用および効果】第1の発明によると、圧力補
償弁は第一油圧ポンプから吐出される作動油のうち必要
流量を補助制御弁を介して補助アクチュエータに分流す
るとともにその余剰流量を第二油圧ポンプから吐出する
作動油と合流させてリフト制御弁を介してリフトシリン
ダに供給する。このため、リフトシリンダと独立して補
助アクチュエータの作動を制御することが可能となり、
リフトシリンダの作動が補助アクチュエータの作動に影
響を与えることを回避できる。
【0017】なお、補助アクチュエータに供給される流
量変動によってリフトシリンダに導かれる圧力が変動す
るが、補助アクチュエータの容量はリフトシリンダの容
量に比べて小さいため、リフトシリンダの作動速度に与
えられる影響を小さく抑えられる。
【0018】第2の発明によると、補助アクチュエータ
およびリフトシリンダの非作動時、第一油圧ポンプと第
二油圧ポンプから供給される作動油の全量がリフト制御
弁の中立通路を流れてタンク側へと戻され、圧力損失を
小さく抑えられる。このとき、作動油が補助制御弁を迂
回して流れるため、補助制御弁に中立通路を形成する必
要がなく、補助制御弁の大型化が避けられ、製品のコス
トアップを避けられる。
【0019】第3の発明によると、シャトル弁は各メー
タリング絞りの下流側の圧力のうち高い方を選択して圧
力補償弁に導くため、チルトシリンダまたはアタッチメ
ントシリンダの負荷が高い場合、圧力補償弁は第一油圧
ポンプからの作動油をチルトシリンダおよびアタッチメ
ントシリンダへと供給する。このため、シャトル弁を用
いて補助アクチュエータの数を増やすことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】図1は産業用車両としてフォークリフトの
作業機に設けられる油圧制御装置を示したもので、図に
おいて3は作業機のマストを傾倒する2本のチルトシリ
ンダ、5はマストに沿ってフォーク14を昇降させる2
本のリフトシリンダ、7は例えばクランプ装置等の作業
アタッチメントを駆動するアタッチメントシリンダであ
る。
【0022】アタッチメントシリンダ7およびチルトシ
リンダ3は補助アクチュエータを構成し、これらに供給
される作動油の流量はリフトシリンダ5に供給される作
動油の流量に比べて小さい。
【0023】図においてP1、P2はエンジンによって
駆動される第一、第二油圧ポンプ、Tはタンク、6はリ
フトシリンダ5に対する作動油の給排を制御するリフト
制御弁、4はチルトシリンダ3に対する作動油の給排を
制御するチルト制御弁、8はアタッチメントシリンダ7
に対する作動油の給排を制御するアタッチメント制御弁
である。チルト制御弁4、アタッチメント制御弁8は補
助制御弁を構成している。
【0024】第一油圧ポンプP1はチルト制御弁4を介
してチルトシリンダ3に作動油を供給するとともに、ア
タッチメント制御弁8を介してアタッチメントシリンダ
7に作動油を供給する。第二油圧ポンプP2はリフトシ
リンダ5にリフト制御弁6を介して作動油を供給する。
【0025】図において、9は圧力補償弁であり、この
圧力補償弁9は第一油圧ポンプP1から吐出される作動
油のうち必要流量をアタッチメントシリンダ7とチルト
シリンダ3に分流するとともにその余剰流量を第二油圧
ポンプP2から吐出する作動油と合流させてリフト制御
弁6を介してリフトシリンダ5に供給する。
【0026】図において、80、16はリリーフバルブ
であり、このリリーフバルブ80は第一油圧ポンプP1
の吐出圧が所定値以上に上昇すると開弁し、リリーフバ
ルブ16は第一油圧ポンプP2の吐出圧が所定値以上に
上昇すると開弁し、それぞれの最高吐出圧を決める。
【0027】チルト制御弁4、アタッチメント制御弁
8、圧力補償弁9、リリーフバルブ80等は、それぞれ
コントロールバルブ1に収装される。リフト制御弁6は
コントロールバルブ2に収装される。
【0028】チルト制御弁4のスプールは、コントロー
ルバルブ1のスプール孔に摺動可能に介装され、その摺
動位置に応じて中立ポジションcと後傾ポジションaお
よび前傾ポジションbに切り換えられる。
【0029】チルト制御弁4のスプールはセンターリン
グスプリングの付勢力によって図示したように中立ポジ
ションcに保持される。この中立ポジションcにおい
て、供給油路22、ロッド側油路32、ボトム側油路3
3がそれぞれ閉塞され、パイロット油路34がタンク油
路29に連通される。これにより、チルトシリンダ3の
伸縮作動が停止される。
【0030】チルト制御弁4のスプールが図において左
方向に摺動すると、後傾ポジションaに切り換えられ、
供給油路22とロッド側油路32がメータリング絞り1
0を介して連通し、ボトム側油路33とタンク油路29
が連通し、チルトシリンダ3が収縮作動する。このチル
トシリンダ3の収縮作動時に第一油圧ポンプP1から吐
出する作動油は、吐出油路21→圧力補償弁9→供給油
路22→メータリング絞り10→ロードチェック弁35
→ロッド側油路32の順に流れてロッド側油室38に供
給される。一方、ボトム側油室39の作動油は、ボトム
側油路33→タンク油路29の順に流れてタンクTへと
戻される。
【0031】チルト制御弁4のスプールが図において右
方向に摺動すると、前傾ポジションbに切り換えられ、
供給油路22とボトム側油路33がメータリング絞り1
0′を介して連通するとともに、ロッド側油路32とタ
ンク油路29がカウンタバランス弁37を介して連通
し、チルトシリンダ3が伸張作動する。このチルトシリ
ンダ3の伸張作動時に第一油圧ポンプP1から吐出する
作動油は、吐出油路21→圧力補償弁9→供給油路22
→メータリング絞り10′→ロードチェック弁35→ボ
トム側油路33の順に流れてボトム側油室39に供給さ
れる。一方、ロッド側油室38の作動油は、ロッド側油
路32→カウンタバランス弁37→タンク油路29の順
に流れてタンクTへと戻される。カウンタバランス弁3
7は第一油圧ポンプP1の吐出圧に応じてロッド側油室
38からタンクTへと戻される作動油量を調節する。
【0032】アタッチメント制御弁8のスプールは、コ
ントロールバルブ1のスプール孔に摺動可能に介装さ
れ、その摺動位置に応じて中立ポジションcと作動ポジ
ションaおよび解除ポジションbに切り換えられる。
【0033】アタッチメント制御弁8のスプールはセン
ターリングスプリングの付勢力によって図示したように
中立ポジションcに保持される。この中立ポジションc
において、供給油路22、ロッド側油路42、ボトム側
油路43がそれぞれ閉塞され、パイロット油路44がタ
ンク油路29に連通される。これにより、アタッチメン
トシリンダ7の伸縮作動が停止される。
【0034】アタッチメント制御弁8のスプールが図に
おいて左方向に摺動すると、作動ポジションaに切り換
えられ、供給油路22とロッド側油路42がメータリン
グ絞り10を介して連通し、ボトム側油路43とタンク
油路29が連通し、アタッチメントシリンダ7が収縮作
動する。このアタッチメントシリンダ7の収縮作動時に
第一油圧ポンプP1から吐出する作動油は、吐出油路2
1→圧力補償弁9→供給油路22→メータリング絞り1
1→ロードチェック弁45→ロッド側油路42の順に流
れてロッド側油室48に供給される。一方、ボトム側油
室49の作動油は、ボトム側油路43→タンク油路29
の順に流れてタンクTへと戻される。
【0035】アタッチメント制御弁8のスプールが図に
おいて右方向に摺動すると、解除ポジションbに切り換
えられ、供給油路22とボトム側油路43がメータリン
グ絞り10′を介して連通するとともに、ロッド側油路
42とタンク油路29が連通し、アタッチメントシリン
ダ7が伸張作動する。このアタッチメントシリンダ7の
伸張作動時に第一油圧ポンプP1から吐出する作動油
は、吐出油路21→圧力補償弁9→供給油路22→メー
タリング絞り11′→ロードチェック弁45→ボトム側
油路43の順に流れてボトム側油室49に供給される。
一方、ロッド側油室48の作動油は、ロッド側油路42
→タンク油路29の順に流れてタンクTへと戻される。
【0036】リフト制御弁6のスプールは、コントロー
ルバルブ2のスプール孔に摺動可能に介装され、その摺
動位置に応じて中立ポジションcと上昇ポジションaお
よび下降ポジションbに切り換えられる。
【0037】リフト制御弁6のスプールはセンターリン
グスプリングの付勢力によって図示したように中立ポジ
ションcに保持され、ボトム側油路53が閉塞され、リ
フトシリンダ5の伸縮作動が停止される。この中立ポジ
ションcにおいて、供給油路23が中立通路15を介し
てタンク油路28に連通され、第二油圧ポンプP2から
吐出される作動油と第一油圧ポンプP1から吐出し圧力
補償弁9を介して供給油路23に分流した余剰作動油は
中立通路15を通ってタンクTへと戻されるので、圧力
損失を小さく抑えられる。
【0038】リフト制御弁6のスプールが図において左
方向に摺動すると、上昇ポジションaに切り換えられ、
供給油路23とボトム側油路53が連通し、単動型のリ
フトシリンダ5が伸張作動する。この上昇ポジションa
において、第二油圧ポンプP2または第一油圧ポンプP
1から送られる作動油は、ロードチェック弁55→ボト
ム側油路53の順に流れてリフトシリンダ5の油室に供
給される。
【0039】リフト制御弁6のスプールが図において右
方向に摺動すると、下降ポジションbに切り換えられ、
ボトム側油路33とタンク油路28が連通し、リフトシ
リンダ5が収縮作動する。この下降ポジションbにおい
て、供給油路23が中立通路15を介してタンク油路2
8に連通され、圧力補償弁9を介して供給油路23に分
流した余剰作動油は中立通路15を通ってタンクTへと
戻されるので、圧力損失を小さく抑えられる。
【0040】圧力補償弁9は吐出通路21を供給油路2
2に接続するポジションaと、吐出通路21を供給油路
23に接続するポジションbとを有する。圧力補償弁9
にはパイロット油路19を介して供給油路22からメー
タリング絞り10、10′、11、11′の上流側圧力
が導かれるとともに、パイロット油路18を介してメー
タリング絞り10、10′、11、11′の下流側圧力
が導かれる。
【0041】パイロット油路18にはシャトル弁17を
介してパイロット油路34とパイロット油路44が選択
的に連通される。シャトル弁17はパイロット油路34
とパイロット油路44のうち圧力の高い方をパイロット
油路18に連通する。
【0042】シャトル弁17は高圧を選択して圧力補償
弁9に導くため、メータリング絞り10、10′の前後
差圧またはメータリング絞り11、11′の前後差圧が
所定値より小さい場合、圧力補償弁9はスプリングの付
勢力によって図示したようにポジションaに保持され、
第一油圧ポンプP1から吐出する作動油が、吐出油路2
1→圧力補償弁9→供給油路22の順に流れてチルトシ
リンダ3、アタッチメントシリンダ7へと供給される。
【0043】メータリング絞り10、10′の前後差圧
とメータリング絞り11、11′の前後差圧の両方が所
定値以上に上昇した場合、圧力補償弁9はリングスプリ
ングに抗してポジションbに切換えられ、第一油圧ポン
プP1から吐出する作動油が、吐出油路21→圧力補償
弁9→チェック弁51→供給油路23の順に流れてリフ
ト制御弁6へと供給される。
【0044】以上のように構成され、圧力補償弁9は第
一油圧ポンプP1から吐出される作動油のうち必要流量
をアタッチメントシリンダ7とチルトシリンダ3に分流
し、余剰流量をリフトシリンダ5に供給するため、リフ
トシリンダ5と独立してアタッチメントシリンダ7また
はチルトシリンダ3の作動を制御することが可能とな
る。すなわち、リフトシリンダ5に供給される流量変動
によってアタッチメントシリンダ7またはチルトシリン
ダ3に導かれる圧力が変動せず、リフトシリンダ5の作
動がアタッチメントシリンダ7またはチルトシリンダ3
の作動速度に影響を与えることを回避できる。
【0045】リフトシリンダ5には第二油圧ポンプP2
から吐出される作動油の全量と第一油圧ポンプP1から
吐出される余剰作動油の合流したものがリフト制御弁6
を介して導かれる。アタッチメントシリンダ7またはチ
ルトシリンダ3に供給される流量変動によってリフトシ
リンダ5に導かれる圧力が変動するが、アタッチメント
シリンダ7、チルトシリンダ3の容量はリフトシリンダ
5の容量に比べて小さいため、リフトシリンダ5の作動
速度に与えられる影響を小さく抑えることができる。
【0046】また、チルト制御弁4、アタッチメント制
御弁8、リフト制御弁6が全て中立ポジションcに切換
えられると、第一油圧ポンプP1から吐出される作動油
の全量が、吐出油路21→圧力補償弁9→供給油路23
→中立通路15→タンク油路28の順に流れてタンクT
へと戻されるとともに、第二油圧ポンプP2から吐出さ
れる作動油の全量が、供給油路23→中立通路15→タ
ンク油路28の順に流れてタンクTへと戻される。これ
により、圧力損失を小さく抑えられ、第一油圧ポンプP
1の消費エネルギを低減する。このとき、作動油がチル
ト制御弁4、アタッチメント制御弁8を迂回して流れる
ため、チルト制御弁4、アタッチメント制御弁8に中立
通路を形成する必要がなく、チルト制御弁4、アタッチ
メント制御弁8の大型化が避けられる。
【0047】なお、リフト制御弁6はリフトシリンダ5
の大容量に対応してチルト制御弁4、アタッチメント制
御弁8より大型のものが用いられているため、中立通路
15を形成することによってリフト制御弁6が大型化す
ることを抑えられ、製品のコストアップを避けられる。
【0048】シャトル弁17はメータリング絞り10、
10′の下流側圧力とメータリング絞り11、11′の
下流側圧力のうち高い方を選択して圧力補償弁に導くた
め、チルトシリンダ3またはアタッチメントシリンダ7
の負荷が高い場合、圧力補償弁9は第一油圧ポンプP1
からの作動油をチルトシリンダ3およびアタッチメント
シリンダ7へと供給する。このため、シャトル弁を用い
て補助アクチュエータの数を増やすことができ、アタッ
チメントシリンダおよびアタッチメント制御弁は複数セ
ット設けることが可能である。
【0049】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す油圧回路図。
【図2】従来例を示すフォークリフトの側面図。
【図3】従来例を示す油圧回路図。
【図4】従来例を示す油圧回路図。
【符号の説明】
3 チルトシリンダ 4 チルト制御弁 5 リフトシリンダ 6 リフト制御弁 7 アタッチメントシリンダ 8 アタッチメント制御弁 9 圧力補償弁 10 メータリング絞り 11 メータリング絞り 15 中立通路 17 シャトル弁 P1 第一油圧ポンプ P2 第二油圧ポンプ
フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA02 BD02 BE02 FB01 FB03 FH08 3H089 AA27 AA74 BB19 BB27 CC01 CC12 DA02 DA06 DB13 DB14 DB33 DB37 DB43 GG02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補助アクチュエータに供給される作動油の
    流量がリフトシリンダに供給される作動油の流量より小
    さい産業用車両の油圧制御装置において、 補助アクチュエータに補助制御弁を介して作動油を供給
    する第一油圧ポンプと、 リフトシリンダにリフト制御弁を介して作動油を供給す
    る第二油圧ポンプとを備え、 第一油圧ポンプから吐出する作動油を補助アクチュエー
    タに供給する油路にメータリング絞りを介装し、 このメータリング絞りの前後差圧に応動して第一油圧ポ
    ンプから吐出される作動油のうち必要流量を補助制御弁
    を介して補助アクチュエータに分流するとともにその余
    剰流量を第二油圧ポンプから吐出する作動油と合流させ
    てリフト制御弁を介してリフトシリンダに供給する圧力
    補償弁を備えたことを特徴とする産業用車両の油圧制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記リフト制御弁が前記リフトシリンダに
    対する作動油の給排を停止する中立ポジションにて前記
    第一油圧ポンプおよび第二油圧ポンプから供給される作
    動油をタンク側へ戻す中立通路を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の産業用車両の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記補助アクチュエータとしてチルトシリ
    ンダおよびアタッチメントシリンダとを備え、 チルトシリンダおよびアタッチメントシリンダに作動油
    を供給する各油路に前記メータリング絞りをそれぞれ介
    装し、 各メータリング絞りの下流側の圧力のうち高い方を選択
    して前記圧力補償弁に導くシャトル弁を備えたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の産業用車両の油圧制
    御装置。
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