JP5219880B2 - 油圧制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、ステアリング機構を備えた作業機などに用いる油圧制御システムに関する。
この種のものとして、特許文献1に示す油圧制御システムが従来から知られている。この従来の油圧制御システムは、流量制御弁を、ステアリング系回路と作業機系回路とに接続している。そして、流量制御弁には、その一方のパイロット室に図示されていないがスプリングを設け、上記ステアリング系回路に連通する過程に設けた制御オリフィス前後の差圧を、上記スプリングのばね力に等しくなるようにして、一定の制御流量をステアリング回路系に供給し、制御流量以外の余剰流量を作業機系回路に供給するものである。
特開2004−352466号公報
上記のようにした従来の油圧制御システムにおいて、上記流量制御弁が作業機系回路に余剰流量を供給するためには、当該流量制御弁において上記スプリングのばね力に相当する圧力損失を発生するという問題があった。
この発明の目的は、ステアリング操作をしているときには、ステアリング系回路に一定の制御流量を供給するとともに、ステアリング操作をしていないときには、圧力損失を最少にして作業機系回路に余剰流量を供給できるようにした油圧制御システムを提供することである。
この発明は、メインポンプと、流入ポートをメインポンプに接続した流量制御弁と、この流量制御弁の制御流ポートに接続したステアリング系回路と、上記ステアリング系回路に設けた制御オリフィスと、上記流量制御弁の余剰流ポートに接続した作業機系回路とを備え、かつ、上記流量制御弁には一対のパイロット室を設け、一方のパイロット室には、上記制御オリフィスの下流側の圧力を導き、他方のパイロット室には、上記ステアリング系回路あるいは制御流ポートとステアリング系回路との連通過程に設けた制御オリフィスの上流側の圧力を導き、しかも、上記一方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、当該流量制御弁は、上記制御オリフィス前後の差圧が上記スプリングのばね力に等しくなるように制御して、一定の制御流量をステアリング系回路に優先的に導き、余剰流量を作業機系回路に導くようにしている。
さらに、この発明は、上記油圧制御システムを前提にしつつ、サブポンプと、上記制御スプリングのばね力を制御する制御ピストンと、制御ピストンとサブポンプとを接続するパイロット流路と、このパイロット流路に設けるとともにステアリング系回路のステアリング操作信号に応じて切り換わる切換弁と、中立位置にあるとき上記パイロット流路をタンクに導き切換位置にあるときパイロット流路とタンクとの連通を遮断する作業機系回路に設けた切換制御弁と、アンロード位置にあるとき、メインポンプと流量制御弁を連通させるメイン流路をタンクに導き、閉位置にあるとき上記メイン流路とタンクと連通を遮断するアンロード弁とを備え、上記アンロード弁は、その一方にスプリングのばね力を作用させ、他方にパイロット室を設け、このパイロット室はステアリング系回路の負荷圧あるいはサブポンプの圧力のいずれか高い方の圧力を導く構成にし、アンロード位置において上記メイン流路をアンロードする一方、上記パイロット室にステアリング系回路の負荷圧あるいはサブポンプの圧力のいずれか高い方の圧力が作用したとき、当該アンロード弁は閉位置に切り換わりメイン流路とタンクとの連通を遮断し、上記切換弁はノーマル位置にあるとき、上記制御ピストンに作用する圧力をタンク圧にして制御スプリングのばね力を最少に保つ一方、上記ステアリング操作信号に応じて切換弁が切り換わったとき、上記サブポンプの圧力を上記制御ピストンに作用させるとともに制御スプリングのばね力を大きくして制御オリフィス前後の差圧を所定圧に保構成にしている。
この発明によれば、ステアリング操作をしているときには、切換弁が切り換って制御ピストンに圧力を作用させる。このように制御ピストンに圧力が作用すると、流量制御弁の一方のパイロット室に設けたスプリングをたわませ、ステアリング系回路に一定の制御流量を導く。
一方、ステアリング操作をしていないときには、上記制御ピストンに作用させる圧力をタンク圧にして上記スプリングのばね力を最少に保ちながら、作業機系回路にポンプからの吐出流量を供給する。
したがって、ステアリング操作をしていない状態では、作業機系回路に供給される流体には、スプリングのばね力分の圧力損失がほとんど発生せず、省エネルギーを実現できる。しかも、ステアリング操作をしていないときには、ポンプからの供給油はアンロード弁からアンロードされるので、より効果的な省エネルギーを実現できる。
また、ステアリング及び作業機系の切換制御弁を操作していないときには、ポンプからの供給油は流量制御弁の上流側からアンロードされるので、ポンプからタンクまでの流路長さを最少に保つことができ、その分、圧力損失もさらに小さく抑えることができる。また、上記アンロード弁をポンプに直結することも可能になる。
第1実施形態の回路図である。 第1参考例の回路図である。 第2参考例の回路図である。 第3参考例の回路図である。
図1に示した第1実施形態は、フォークリフトに適用した油圧制御システムで、エンジンEにメインポンプMPとサブポンプSPとを連係している。したがって、エンジンEが駆動すると、それにともなってメインポンプMPとサブポンプSPとが回転する。
なお、この実施形態におけるサブポンプSPは、図示していないブレーキシステム等に圧油を供給するためのものである。
上記メインポンプMPはメイン流路1を介して流量制御弁CVの流入ポート2に接続しているが、この流量制御弁CVは、その制御流ポート3をステアリング系回路Sに接続し、余剰流ポート4を作業機系回路Wに接続している。
上記ステアリング系回路Sは、ステアリングホイール5の回転速度に比例して油量を制御するメータリングユニット6と、ロータリーバルブ7とからなるとともに、このロータリーバルブ7に制御オリフィス8を備えている。
そして、上記流量制御弁CVは、その一方のパイロット室9を上記制御オリフィス8の下流側に接続し、他方のパイロット室10を上記制御オリフィス8の上流側に接続している。さらに、上記一方のパイロット室9にはスプリング11を設けるとともに、このスプリング11にはピストン室12に設けた制御ピストン13を連係している。そして、ピストン室12に圧力が作用していないときには、スプリング11はほぼ自由長を維持してそのばね力がほとんどゼロとなるようにしている。また、ピストン室12に圧力が作用したときには、制御ピストン13の推力でスプリング11がたわんで所定のばね力を発揮するようにしている。
上記のようにスプリング11がたわんで所定のばね力を発揮しているときには、流量制御弁CVは、上記した制御オリフィス8前後の差圧がこのスプリング11のばね力に等しくなるように制御流量を一定に制御する。そして、制御流量以上の余剰流量は、余剰流ポート4から作業機系回路Wに供給されることになる。
上記作業機系回路Wは、その上流側からリフトシリンダ14を制御する切換制御弁15、チルトシリンダ16を制御する切換制御弁17および図示していないアタッチメント用アクチュエータを制御する切換制御弁18を設けている。
そして、これら切換制御弁15,17,18は、図示の中立位置にあるとき、余剰流ポート4から作業機系回路Wに接続した作業機系流路19をタンクTに導く構成にしている。
また、上記サブポンプSPは、パイロット流路20および切換弁21を介して上記ピストン室12に接続されるが、この切換弁21は、その一方にパイロット室22を設けるとともに、このパイロット室22と対向する反対端にスプリング23のばね力を作用させている。
そして、上記パイロット室22は、上記制御オリフィス8の下流側に接続している。したがって、ステアリングホイール5を操作して、ステアリング系回路Sにステアリング信号であるステアリング負荷圧力が発生すると、そのステアリング負荷圧力が上記パイロット室22に作用する。このようにパイロット室22に圧力が作用すると、切換弁21はスプリング23のばね力に抗して切り換わる。
そして、上記切換弁21がスプリング23のばね力で図示のノーマル位置を保っているときには、上記ピストン室12をタンクTに連通する。また、パイロット室22の圧力作用で切換位置に切り換わったとき、サブポンプSPの圧油を、パイロット流路20を介してピストン室12に導く。ピストン室12に圧力が導入されると、このピストン室12の圧力作用で制御ピストン13が移動してスプリング11をたわませる。
さらに、上記パイロット流路20と連通する分岐路20aは、各切換制御弁15,17,18が図示の中立位置にあるとき、これら切換制御弁15,17,18を介してタンクTに連通するとともに、切換制御弁15を図面右側であるリフト位置に切り換えるかあるいは切換制御弁17,18を中立位置から切換位置に切り換えることによって、パイロット流路20とタンクTとの連通を遮断する構成にしている。
なお、図中符号24はダンパオリフィス、25は他方のパイロット室10から圧力を抜くときに機能するチェック弁、26はリリーフ弁、27は上記分岐路20aに設けた絞りである。
さらに、メインポンプMPと流量制御弁CVとを接続する上記メイン流路1には、アンロード弁28を接続している。このアンロード弁28は、その一方にパイロット室29を設けるとともに、このパイロット室29と対向する反対端にはスプリング30を設けている。そして、上記パイロット室29は高圧選択弁31を介して、制御オリフィス8の下流側と分岐路20aとに連通している。したがって、このパイロット室29には、制御オリフィス8の下流側の圧力と、分岐路20aの圧力のうち高い方の圧力が導かれる。
上記のようにしたアンロード弁28は、パイロット室29に圧力が導かれないかぎり、スプリング30の作用で図示のノーマル位置であるアンロード位置を保つ。アンロード弁28がアンロード位置にあるときには、流量制御弁CVの上流側であるメイン流路1をアンロードさせて、メインポンプMPをほぼ無負荷の状態に保つ。
また、上記パイロット室29に圧力が導かれると、アンロード弁28はスプリング30のばね力に抗して閉位置に切り換わり、メイン流路1とタンクTとの連通を遮断する。
なお、図中符号32は安全弁で、スプリング33のばね力の作用で図示のノーマル位置を保っているときには、分岐路20aをタンクTに連通させる。また、上記スプリング33とは反対側に設けたソレノイド34が励磁されると、安全弁32は上記スプリング33のばね力に抗して切り換わり、分岐路20aとタンクTとの連通を遮断する。そして、このソレノイド34は、図示していない運転席のシートスイッチに接続し、運転席にオペレータが着座していないときには非励磁状態を保って、当該安全弁32を上記ノーマル位置に保つ。オペレータが運転席に着座していれば、ソレノイド34が励磁して分岐路20aとタンクTとの連通を遮断する。したがって、オペレータが運転席に着座しないで、切換弁15,17または18を操作しても、リフトシリンダ14、チルトシリンダ16又はアタッチメント用のアクチュエータが作動しないために安全である。
次に、この第1実施形態の作用を説明する。
今、オペレータが運転席に着座していなければ、安全弁32が図示のノーマル位置にあって、分岐路20aをタンクTに連通させるので、絞り27の下流側の圧力がアンロード弁28のパイロット室29に作用することはない。したがって、アンロード弁28は図示のアンロード位置を保ち、メインポンプMPの吐出油はアンロードされることになる。
なお、オペレータが運転席に着座していないときでも、ステアリングホイール5を操作すれば、その操作圧力が高圧選択弁31を介して、アンロード弁28のパイロット室29に導かれる。仮に、オペレータが運転席に着座しないまま走行したとしても、ステアリングホイール5を操作すれば、ステアリングは作動するので、ステアリング操作は通常通り可能になり、安全性を保つことができる。
オペレータが運転席に着座していたとしても、ステアリングホイール5を操作せず、かつ、作業機系回路Wの切換制御弁15,17,18のそれぞれを中立位置に保っているときには、アンロード弁28のパイロット室29に圧力が導かれないので、アンロード弁28はアンロード状態を保つ。
このように、流量制御弁CVの上流側においてメインポンプMPがアンロード弁28を介してタンクTに連通されるので、メインポンプMPはほとんど無負荷の状態に保たれ、エネルギー損失がほとんどなく、きわめて効果的な省エネルギーを実現することができる。
また、アンロード弁28を流量制御弁CVの上流側すなわちメインポンプMPに近い位置に設けたので、このアンロード弁28をメインポンプMPと一体化しやすくなる。
そして、フォークリフトが停止中にオペレータが切換制御弁15を図面右側のリフト位置に切り換えるか、あるいは切換制御弁17,18のいずれかひとつでも切り換え操作すると、上記したように分岐路20aとタンクTとの連通が遮断されるので、サブポンプSPの吐出圧が高圧選択弁31を介してアンロード弁28のパイロット室29に導かれる。したがって、アンロード弁28は閉位置に切り換わってメイン流路1とタンクTとの連通を遮断し、メインポンプMPの吐出油を流量制御弁CVの流入ポート2に導く。
ただし、このときには上記したようにフォークリフトが停止して、ステアリングホイール5を操作していないので、切換弁21のパイロット室22にはパイロット圧が導かれない。したがって、切換弁21は図示のノーマル位置を保持し、ピストン室12をタンクTに連通させる。このようにピストン室12がタンクTに連通していれば、流量制御弁CVのスプリング11はほぼ自由長を維持し、そのばね力を最少に保つ。
上記の状態で、流量制御弁CVの流入ポート2にメインポンプMPからの吐出油が流入すれば、流量制御弁CVは、自由長を維持しているスプリング11の小さなばね力に抗して切り換わり、流入ポート2と余剰流ポート4とをほぼ全開状態で連通させる。
上記のように流量制御弁CVは、ほぼ自由長を保ったスプリング11の非常に弱いばね力に抗して切り換わることができるので、流入ポート2から余剰流ポート4への流れに対して、圧力損失を最少に保つことができる。したがって、さらに効果的な省エネルギー効果を実現することができる。
また、ステアリングホイール5が操作されると、制御オリフィス8の上流側に圧力が発生するとともに、この上流側の圧力が、切換弁21のパイロット室22と、アンロード弁28のパイロット室29との両方に作用する。したがって、切換弁21が切換位置に切り換わるとともに、アンロード弁28が上記閉位置に切り換えられる。
なお、上記のようにステアリングホイール5と、作業機系回路Wの切換制御弁15,17,18とを同時操作したときには、制御オリフィス8の下流側の圧力とサブポンプSPの吐出圧との高い方の圧力がアンロード弁28のパイロット室29に導かれるので、上記のように同時操作の場合にも、アンロード弁28は必ず閉位置に切り換えられるものである。
上記のようにアンロード弁28が閉位置を保つとともに、切換弁21が切換位置を保てば、サブポンプSPの吐出圧が切換弁21を介してピストン室12に導かれるとともに、この圧力作用で制御ピストン13はスプリング11をたわませる。
したがって、流量制御弁CVは、制御オリフィス8前後の差圧が、たわんだスプリング11のばね力に相当するように制御流ポート3の開度を制御して、制御流量をステアリング系回路Sに導くとともに、余剰流量を余剰流ポート4、作業機系流路19を介して作業系回路Wに導く。
上記のように第1実施形態によれば、ステアリングホイール5を操作せずに、作業機系回路Wの切換制御弁15,17,18を切り換え操作したときに、流量制御弁CVにおける圧力損失を最小限に抑えることができる。
そして、ステアリングホイール5を操作したときには、流量制御弁CVは、たわんだスプリング11で制御された制御流量を、必ず制御流ポート3から流出させる。
図2に示した第1参考例は、ステアリング系回路Sに、ステアリングホイール5の操作を電気的に検出するセンサー35を設けるとともに、切換弁21には、上記センサー35の電気信号に応じて励磁するソレノイド36を設けたものである。そして、ソレノイド36が励磁すると、切換弁21がスプリング23のばね力に抗して、上記ノーマル位置から切換位置に切り換わる。
なお、上記以外の構成は、第1実施形態と同じである。
したがって、この第1参考例においても、ステアリングホイール5を操作すれば、センサー35がその操作を感知して切換弁21のソレノイド36を励磁する。ソレノイド36が励磁されれば、切換弁21が切換位置に切り換わり、ピストン室12にサブポンプSPの吐出圧を導く。これによって、流量制御弁CVのスプリング11のばね力を強くして、ステアリング系回路Sに制御流量を供給し、作業機系回路Wに余剰流量を供給することは、第1実施形態と同じである。
図3に示した第2参考例は、アンロード弁28を流量制御弁CVの下流側である作業機系流路19に接続したもので、その他の構成は、第1参考例と同じである。
ただし、アンロード弁28を流量制御弁CVの下流側である作業機系流路19に接続したので、第1実施形態のように高圧選択弁31を必要としない。なぜなら、アンロード弁28がアンロードするのは、作業機系流路19に導かれる流量だけだからである。
そのためにアンロード弁28のパイロット室29は、作業機系回路Wの各切換制御弁15,17,18を中立位置に保っているとき、タンクに連通し、切換制御弁15を図面右側のリフト位置に切り換えるか、あるいは切換制御弁17,18のいずれかひとつでも切り換えたとき、分岐路20aとタンクTとの連通が遮断されるので、サブポンプSPの吐出圧がアンロード弁28のパイロット室29に導かれる。したがって、アンロード弁28は閉位置に切り換わって作業機系流路19とタンクTとの連通を遮断し、流量制御弁CVの余剰ポート4からの余剰流量を作業機系回路Wに供給する。
上記以外の構成は第1参考例同じなので、その詳細な説明を省略する。
図4に示した第3参考例は、アンロード弁28を流量制御弁CVの下流側における作業機系流路19に接続した点は、第2参考例と同じであるが、アンロード弁28を、電磁パイロット操作弁とした点が第2参考例と異なる。
電磁パイロット操作弁タイプのアンロード弁28は、その一端にスプリング30を設けるとともに、このスプリング30に対向する反対端にはソレノイド37を設けている。このソレノイド37は、図示していないシートスイッチに連動する電気スイッチ38を介してコントローラCに接続している。
また、上記コントローラCは、切換制御弁15,17,18に設けたリミットスイッチ39〜41のそれぞれに接続している。これらリミットスイッチ39〜41は、切換制御弁15,17,18を中立位置に保っているときには、オフの状態を保ち、切換制御弁15,17,18を上記中立位置から切換位置に切換動作したときそれに関連してオンになるものである。
なお、リフトシリンダ14を制御する切換制御弁15は、リフトシリンダ14を下降させるために図面左側位置に切り換えたときには、リミットスイッチ39はオフの状態を保つようにしている。
そして、上記のように各切換制御弁15,17,18が中立位置にあってリミットスイッチ39〜41がオフのときには、コントローラCはソレノイド37を非励磁の状態に保つ。ソレノイド37が非励磁の状態にあれば、アンロード弁28はアンロード状態に保たれる。したがって、流量制御弁CVの余剰流ポート4からの余剰流量のすべてが、アンロード弁28を介してアンロードされることになる。
また、リフトシリンダ14を制御する切換制御弁15を図面右側のリフト位置に切り換えるか、あるいは切換制御弁17,18のいずれかひとつでも切り換え操作して、リミットスイッチ39〜41のいずれかがオンになると、コントローラCはソレノイド37を励磁させる。ソレノイド37が励磁すると、アンロード弁28が閉位置に切り換わり、作業機系流路19とタンクTとの連通を遮断し、流量制御弁CVの余剰流ポート4からの余剰流量を作業機系回路Wに供給する。
なお、この第3参考例のステアリング系回路Sと、このステアリング系回路Sのステアリング操作信号によって切り換わる切換弁21とは第1実施形態と同様の構成にしている。
上記のようにした油圧制御システムは、フォークリフトなどに用いると、大きな省エネルギー効果を期待できる。
MP メインポンプ
SP サブポンプ
CV 流量制御弁
1 メイン流路
2 流入ポート
3 制御流ポート
4 余剰流ポート
S ステアリング系回路
W 作業機系回路
8 制御オリフィス
9,10 パイロット室
11 スプリング
12 ピストン室
13 制御ピストン
15 切換制御弁
17 切換制御弁
18 切換制御弁
19 作業機系流路
20 パイロット流路
21 切換弁
28 アンロード弁
29 パイロット室
30 スプリング

Claims (1)

  1. メインポンプと、
    流入ポートをメインポンプに接続した流量制御弁と、
    この流量制御弁の制御流ポートに接続したステアリング系回路と、
    上記ステアリング系回路に設けた制御オリフィスと、
    上記流量制御弁の余剰流ポートに接続した作業機系回路とを備え、
    かつ、上記流量制御弁には一対のパイロット室を設け、一方のパイロット室には、上記制御オリフィスの下流側の圧力を導き、他方のパイロット室には、上記ステアリング系回路あるいは制御流ポートとステアリング系回路との連通過程に設けた制御オリフィスの上流側の圧力を導き、しかも、上記一方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、当該流量制御弁は、上記制御オリフィス前後の差圧が上記スプリングのばね力に等しくなるように制御して、一定の制御流量をステアリング系回路に優先的に導き、余剰流量を作業機系回路に導く構成にした油圧制御システムにおいて、
    サブポンプと、
    上記制御スプリングのばね力を制御する制御ピストンと、
    制御ピストンとサブポンプとを接続するパイロット流路と、
    このパイロット流路に設けるとともにステアリング系回路のステアリング操作信号に応じて切り換わる切換弁と、
    中立位置にあるとき上記パイロット流路をタンクに導き切換位置にあるときパイロット流路とタンクとの連通を遮断する作業機系回路に設けた切換制御弁と、
    アンロード位置にあるとき、メインポンプと流量制御弁を連通させるメイン流路をタンクに導き、閉位置にあるとき上記メイン流路とタンクと連通を遮断するアンロード弁とを備え、
    上記アンロード弁は、その一方にスプリングのばね力を作用させ、他方にパイロット室を設け、このパイロット室はステアリング系回路の負荷圧あるいはサブポンプの圧力のいずれか高い方の圧力を導く構成にし、アンロード位置において上記メイン流路をアンロードする一方、上記パイロット室にステアリング系回路の負荷圧あるいはサブポンプの圧力のいずれか高い方の圧力が作用したとき、当該アンロード弁は閉位置に切り換わりメイン流路とタンクとの連通を遮断し、
    上記切換弁はノーマル位置にあるとき、上記制御ピストンに作用する圧力をタンク圧にして制御スプリングのばね力を最少に保つ一方、上記ステアリング操作信号に応じて切換弁が切り換わったとき、上記サブポンプの圧力を上記制御ピストンに作用させるとともに制御スプリングのばね力を大きくして制御オリフィス前後の差圧を所定圧に保油圧制御システム。
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