JP3080170B2 - 油圧制御回路 - Google Patents
油圧制御回路Info
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- JP3080170B2 JP3080170B2 JP02195758A JP19575890A JP3080170B2 JP 3080170 B2 JP3080170 B2 JP 3080170B2 JP 02195758 A JP02195758 A JP 02195758A JP 19575890 A JP19575890 A JP 19575890A JP 3080170 B2 JP3080170 B2 JP 3080170B2
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- pressure
- flow port
- control
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えばフォークリフト等の車両に用いる
のに最適な油圧制御回路に関する。
のに最適な油圧制御回路に関する。
(従来の技術) 第3図に示した従来の制御回路は、フォークリフトの
制御回路に関するもので、ポンプPに優先弁PVを接続し
ている。この優先弁PVの制御流ポート1をパワーステア
リング用のシリンダを制御する第1回路系統s1に接続
し、余剰流ポート2を作業機系のアクチュエータを制御
する第2回路系統s2に接続している。このようにした優
先弁PVは、制御流ポート1側に優先的に一定流量の圧油
を分流させ、その制御流量以上の余剰流量を第2回路系
統s2に供給するようにしている。
制御回路に関するもので、ポンプPに優先弁PVを接続し
ている。この優先弁PVの制御流ポート1をパワーステア
リング用のシリンダを制御する第1回路系統s1に接続
し、余剰流ポート2を作業機系のアクチュエータを制御
する第2回路系統s2に接続している。このようにした優
先弁PVは、制御流ポート1側に優先的に一定流量の圧油
を分流させ、その制御流量以上の余剰流量を第2回路系
統s2に供給するようにしている。
余剰流ポート2に接続した第2回路系統s2には、その
上流側から、リフトシリンダを制御する第1制御弁V1、
チルトシリンダを制御する第2制御弁V2、アタッチメン
トシリンダを制御する第3制御弁V3を接続している。
上流側から、リフトシリンダを制御する第1制御弁V1、
チルトシリンダを制御する第2制御弁V2、アタッチメン
トシリンダを制御する第3制御弁V3を接続している。
上記第1〜3制御弁V1〜V3は、そのスプール部3〜5
の両端をパイロット室6〜8に臨ませるとともに、これ
らパイロット室6〜8は減圧弁9を介してポンプPに連
通させている。したがって、このパイロット室6〜8に
作用する最高圧は、減圧弁9によって制御される。そし
て、このパイロット室6〜8の圧力は比例ソレノイド10
〜12によって個々に制御されるものである。
の両端をパイロット室6〜8に臨ませるとともに、これ
らパイロット室6〜8は減圧弁9を介してポンプPに連
通させている。したがって、このパイロット室6〜8に
作用する最高圧は、減圧弁9によって制御される。そし
て、このパイロット室6〜8の圧力は比例ソレノイド10
〜12によって個々に制御されるものである。
上記のようにした第1〜3制御弁V1〜V3は、それらを
中立位置に保持しているとき、その中立ポート13〜15が
開き、余剰流ポート2から供給された圧油を中立流路16
を介してタンクTに戻す。上記最下流の第3制御弁V3の
下流側には背圧弁17を設け、中立流路16に作動油が通過
するとき、この中立流路16に所定の圧力を発生させるよ
うにしている。
中立位置に保持しているとき、その中立ポート13〜15が
開き、余剰流ポート2から供給された圧油を中立流路16
を介してタンクTに戻す。上記最下流の第3制御弁V3の
下流側には背圧弁17を設け、中立流路16に作動油が通過
するとき、この中立流路16に所定の圧力を発生させるよ
うにしている。
なお、上記リフトシリンダを制御する第1制御弁V
1は、下降位置である図面左側位置に切換えたときに
も、その中立ポート13が開いたままで、アクチュエータ
に連通する側のポートがタンクに連通する関係にしてい
る。つまり、この下降位置においては、当該リフトシリ
ンダを自重で降下させるようにしたものである。
1は、下降位置である図面左側位置に切換えたときに
も、その中立ポート13が開いたままで、アクチュエータ
に連通する側のポートがタンクに連通する関係にしてい
る。つまり、この下降位置においては、当該リフトシリ
ンダを自重で降下させるようにしたものである。
また、第1〜3制御弁V1〜V3のそれぞれの流入ポート
はパラレルフィーダ18を介して連通するもので、これら
制御弁のいずれかを切換えたとき、圧油がパラレルフィ
ーダ18を経由してアクチュエータに供給される。
はパラレルフィーダ18を介して連通するもので、これら
制御弁のいずれかを切換えたとき、圧油がパラレルフィ
ーダ18を経由してアクチュエータに供給される。
そして、このパラレルフィーダ18には、アンロード弁
19が接続されている。このアンロード弁19の圧力室20
は、ソレノイドバルブ21を介して上記中立流路16に連通
している。このソレノイドバルブ21は、ノーマル状態で
開弁しているが、第1〜3制御弁V1〜V3の比例ソレノイ
ド10〜12を励磁すると、このソレノイドバルブ21も励磁
されて閉弁するようにしている。つまり、第1〜3制御
弁V1〜V2を中立位置以外の位置に切換えたとき、このソ
レノイドバルブ21が閉位置に切換わるものである。
19が接続されている。このアンロード弁19の圧力室20
は、ソレノイドバルブ21を介して上記中立流路16に連通
している。このソレノイドバルブ21は、ノーマル状態で
開弁しているが、第1〜3制御弁V1〜V3の比例ソレノイ
ド10〜12を励磁すると、このソレノイドバルブ21も励磁
されて閉弁するようにしている。つまり、第1〜3制御
弁V1〜V2を中立位置以外の位置に切換えたとき、このソ
レノイドバルブ21が閉位置に切換わるものである。
ソレノイドバルブ21が図示の開位置にあるときには、
アンロード弁19の圧力室20がタンクTに連通するので、
当該アンロード弁19は開弁し、パラレルフィーダ18の圧
油をタンクTに戻すものである。
アンロード弁19の圧力室20がタンクTに連通するので、
当該アンロード弁19は開弁し、パラレルフィーダ18の圧
油をタンクTに戻すものである。
上記のようにした従来の油圧制御回路の作用は次のと
おりである。
おりである。
ポンプPの吐出量が一定流量以上になると、その余剰
流量が第2回路系統S2に流れる。このとき各制御弁V1〜
V3が図示の中立位置にあれば、作動油が中立流路16及び
背圧弁17を経由して、そのままTタンクに戻される。こ
のように背圧弁17を作動油が経由することによって、背
圧が発生し、この背圧がパイロット圧として、機能する
ものである。したがって、上記の状態で第1〜3制御弁
V1〜V3のいずれかの比例ソレノイドを操作すると、その
操作量に応じたパイロット圧がそれぞれのパイロット室
に作用し、当該制御弁を切換えるものである。
流量が第2回路系統S2に流れる。このとき各制御弁V1〜
V3が図示の中立位置にあれば、作動油が中立流路16及び
背圧弁17を経由して、そのままTタンクに戻される。こ
のように背圧弁17を作動油が経由することによって、背
圧が発生し、この背圧がパイロット圧として、機能する
ものである。したがって、上記の状態で第1〜3制御弁
V1〜V3のいずれかの比例ソレノイドを操作すると、その
操作量に応じたパイロット圧がそれぞれのパイロット室
に作用し、当該制御弁を切換えるものである。
もし、この背圧弁17がないと、例えば、リフトシリン
ダを下降させるとき、第1制御弁V1をフルストロークさ
せるだけのパイロット圧が発生しないことになる。つま
り、リフトシリンダは自重によって降下させる。そのた
めに当該シリンダを下降させるときには、第1制御弁V1
を図面左側位置に切換えるが、この左側位置において
は、その中立ポート13を開放したままにして、作動油が
中立流路16を経由してタンクTに戻るようにしている。
したがって、第1制御弁V1を切換えるために比例ソレノ
イド10を励磁しても、ポンプPの圧力が十分に立たず、
そのためにパイロット圧不足になって第1制御弁V1がフ
ルストロークできなくなる。このように第1制御弁V1が
フルストロークできないと、リフトシリンダの下降速度
が遅くなってしまうので、それを防止するために、中立
流路16に背圧弁17を設けたものである。
ダを下降させるとき、第1制御弁V1をフルストロークさ
せるだけのパイロット圧が発生しないことになる。つま
り、リフトシリンダは自重によって降下させる。そのた
めに当該シリンダを下降させるときには、第1制御弁V1
を図面左側位置に切換えるが、この左側位置において
は、その中立ポート13を開放したままにして、作動油が
中立流路16を経由してタンクTに戻るようにしている。
したがって、第1制御弁V1を切換えるために比例ソレノ
イド10を励磁しても、ポンプPの圧力が十分に立たず、
そのためにパイロット圧不足になって第1制御弁V1がフ
ルストロークできなくなる。このように第1制御弁V1が
フルストロークできないと、リフトシリンダの下降速度
が遅くなってしまうので、それを防止するために、中立
流路16に背圧弁17を設けたものである。
そして、上記のように制御弁の比例ソレノイドを操作
すると、それにともなってソレノイドバルブ21も励磁さ
れて図示の開位置から閉位置に切換わる。したがって、
アンロード弁19も閉状態を維持する。
すると、それにともなってソレノイドバルブ21も励磁さ
れて図示の開位置から閉位置に切換わる。したがって、
アンロード弁19も閉状態を維持する。
このようにして各アクチュエータを作動させていると
きに緊急事態が発生したら、当該アクチュエータを制御
している制御弁の比例ソレノイドを消磁させる。これに
よってソレノイドバルブ21も消磁されるので、当該バル
ブ21が開位置に切換わり、アンロード弁19の圧力室20を
タンクTに連通させる。圧力室Tがタンク圧になれば、
アンロード弁19が開弁し、余剰流ポート2からの作動油
を、パラレルフィーダ18からアンロード弁19を経由して
タンクTに戻す。したがって、アクチュエータには作動
油が供給されず、当該アクチュエータの作動を停止でき
る。
きに緊急事態が発生したら、当該アクチュエータを制御
している制御弁の比例ソレノイドを消磁させる。これに
よってソレノイドバルブ21も消磁されるので、当該バル
ブ21が開位置に切換わり、アンロード弁19の圧力室20を
タンクTに連通させる。圧力室Tがタンク圧になれば、
アンロード弁19が開弁し、余剰流ポート2からの作動油
を、パラレルフィーダ18からアンロード弁19を経由して
タンクTに戻す。したがって、アクチュエータには作動
油が供給されず、当該アクチュエータの作動を停止でき
る。
なお、上記アンロード弁は、第1〜3制御弁V1〜V3を
中立位置にしているときに、この第2回路系統S2に流入
した作動油をタンクに戻して、当該回路の油温の上昇を
防ぐ機能も有する。
中立位置にしているときに、この第2回路系統S2に流入
した作動油をタンクに戻して、当該回路の油温の上昇を
防ぐ機能も有する。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにした従来の油圧制御回路では、ポンプP
の吐出量が少ない状態で、チルトシリンダを前傾させる
ために第2制御弁V2を切換えると、フォークの負荷の作
用で中立流路16及びパラレルフィーダ18のそれぞれに負
圧が発生する。そのためにパイロット圧が十分に立た
ず、リフトシリンダの降下時と同様の原理で、第2制御
弁V2がフルストロークできなくなるという問題があっ
た。
の吐出量が少ない状態で、チルトシリンダを前傾させる
ために第2制御弁V2を切換えると、フォークの負荷の作
用で中立流路16及びパラレルフィーダ18のそれぞれに負
圧が発生する。そのためにパイロット圧が十分に立た
ず、リフトシリンダの降下時と同様の原理で、第2制御
弁V2がフルストロークできなくなるという問題があっ
た。
また、比例ソレノイドを急激に操作して、その位置で
停止させると、その瞬間は、背圧弁17による圧力で、当
該アクチュエータが少し動く。しかし、このとき中立ポ
ート13〜15が十分に閉じていないと、圧油のほとんどが
中立流路16を経由してタンクTに戻されるので、当該ア
クチュエータが途中から作動しなくなるという問題も発
生していた。
停止させると、その瞬間は、背圧弁17による圧力で、当
該アクチュエータが少し動く。しかし、このとき中立ポ
ート13〜15が十分に閉じていないと、圧油のほとんどが
中立流路16を経由してタンクTに戻されるので、当該ア
クチュエータが途中から作動しなくなるという問題も発
生していた。
この発明の目的は、常に安定したパイロット圧を発生
させられるようにした油圧制御回路を提供することであ
る。
させられるようにした油圧制御回路を提供することであ
る。
(課題を解決するための手段) この発明は、ポンプに優先弁を接続し、この優先弁の
制御流ポート側に第1回路系統を接続し、余剰流ポート
側に第2回路系統を接続してなり、この第2回路系統に
は、アクチュエータを制御する制御弁を複数接続し、こ
れら制御弁のパイロット室にはポンプの吐出圧を作用さ
せるとともに、この圧力を比例ソレノイドで制御する構
成にし、しかも、これら制御弁が中立位置にあるとき、
余剰流ポートから供給された作動油が中立流路を経由し
てタンクに戻される構成にした油圧制御回路を前提にす
るものである。
制御流ポート側に第1回路系統を接続し、余剰流ポート
側に第2回路系統を接続してなり、この第2回路系統に
は、アクチュエータを制御する制御弁を複数接続し、こ
れら制御弁のパイロット室にはポンプの吐出圧を作用さ
せるとともに、この圧力を比例ソレノイドで制御する構
成にし、しかも、これら制御弁が中立位置にあるとき、
余剰流ポートから供給された作動油が中立流路を経由し
てタンクに戻される構成にした油圧制御回路を前提にす
るものである。
そして、優先弁制御流ポートに接続した背圧弁と、優
先弁の余剰流ポートに接続したアンロード弁とを備え、
上記背圧弁は、第2回路系統の制御弁を切換えるとそれ
に連動して切換わり、この背圧弁の上流側に所定の圧力
を発生させる一方、上記アンロード弁は、通常の状態で
余剰流ポートとタンクとを連通するが、背圧弁の前後に
生じる差圧が所定圧になると切換わり、余剰流ポートと
タンクとの連通を遮断する構成にしたことを特徴とす
る。
先弁の余剰流ポートに接続したアンロード弁とを備え、
上記背圧弁は、第2回路系統の制御弁を切換えるとそれ
に連動して切換わり、この背圧弁の上流側に所定の圧力
を発生させる一方、上記アンロード弁は、通常の状態で
余剰流ポートとタンクとを連通するが、背圧弁の前後に
生じる差圧が所定圧になると切換わり、余剰流ポートと
タンクとの連通を遮断する構成にしたことを特徴とす
る。
(本発明の作用) この発明によれば、第2回路系統の制御弁を切換えれ
ば、それにともなって背圧弁が切換わるので、この背圧
弁によってパイロット圧による必要な圧力を確保でき
る。
ば、それにともなって背圧弁が切換わるので、この背圧
弁によってパイロット圧による必要な圧力を確保でき
る。
また、第2回路系統の制御弁を全て中立位置に保て
ば、背圧弁がノーマル位置に戻る。そして、このように
背圧弁がノーマル位置にあれば、その前後の差圧もほと
んど生じないので、アンロード弁も通常の位置に戻る。
したがって、このアンロード弁を介して余剰流ポートか
ら導かれた圧油をタンクに戻す。
ば、背圧弁がノーマル位置に戻る。そして、このように
背圧弁がノーマル位置にあれば、その前後の差圧もほと
んど生じないので、アンロード弁も通常の位置に戻る。
したがって、このアンロード弁を介して余剰流ポートか
ら導かれた圧油をタンクに戻す。
(本発明の効果) この発明によれば、優先弁の制御流ポートに背圧弁を
設けたので、第2回路系統のアクチュエータの負荷圧に
関係なく、安定したパイロット圧を得ることができる。
設けたので、第2回路系統のアクチュエータの負荷圧に
関係なく、安定したパイロット圧を得ることができる。
また、第2回路系統の全ての制御弁を中立位置に保っ
ているとき、余剰流ポートからの圧油をタンクに戻すよ
うにしたので、第2回路系統における油温の上昇を押さ
え、エネルギー損失を最小にすることができる。
ているとき、余剰流ポートからの圧油をタンクに戻すよ
うにしたので、第2回路系統における油温の上昇を押さ
え、エネルギー損失を最小にすることができる。
(本発明の実施例) 第1図に示した第1実施例は、優先弁PVの制御流ポー
ト1に背圧弁BVを設けた点と、優先弁PVの余剰流ポート
2にアンロード弁AVを設けた点とが特徴である。そし
て、前記従来のような背圧弁17、アンロード弁19及びソ
レノイドバルブ21を省略したものである。
ト1に背圧弁BVを設けた点と、優先弁PVの余剰流ポート
2にアンロード弁AVを設けた点とが特徴である。そし
て、前記従来のような背圧弁17、アンロード弁19及びソ
レノイドバルブ21を省略したものである。
上記以外の点は従来と同様なので、共通の構成要素に
ついては、同一符号を付して説明し、その詳細は省略す
る。
ついては、同一符号を付して説明し、その詳細は省略す
る。
上記背圧弁BVは、ソレノイド22を励磁することによっ
て、図示のノーマル位置Iから絞り位置IIに切換わるも
のである。そして、このソレノイド22は、前記第1〜3
制御弁V1〜V3の比例ソレノイド10〜12と同期する構成に
している。つまり、第1〜3制御弁V1〜V3のいずれかの
比例ソレノイド10〜12を励磁させることによって、この
背圧弁BVのソレノイド22も励磁し、フリーフロー位置I
から絞り位置IIに切換わるようにしている。
て、図示のノーマル位置Iから絞り位置IIに切換わるも
のである。そして、このソレノイド22は、前記第1〜3
制御弁V1〜V3の比例ソレノイド10〜12と同期する構成に
している。つまり、第1〜3制御弁V1〜V3のいずれかの
比例ソレノイド10〜12を励磁させることによって、この
背圧弁BVのソレノイド22も励磁し、フリーフロー位置I
から絞り位置IIに切換わるようにしている。
次にこの第1実施例の作用を説明する。
図示の状態からいずれかの制御弁V1〜V3を切換える
と、それにともなって背圧弁BVがフリーフローIの状態
から絞り位置IIに切換わる。したがって、背圧弁BV前後
に差圧が発生するとともに、その圧力がパイロット圧と
なる。
と、それにともなって背圧弁BVがフリーフローIの状態
から絞り位置IIに切換わる。したがって、背圧弁BV前後
に差圧が発生するとともに、その圧力がパイロット圧と
なる。
このようにして発生したパイロット圧は、第2回路系
統S2のアクチュエータの負荷に影響されないこと明らか
である。
統S2のアクチュエータの負荷に影響されないこと明らか
である。
したがって、この第1実施例によれば、第2回路系統
S2側のアクチュエータに影響されることなく、常に、安
定したパイロット圧を確保できる。
S2側のアクチュエータに影響されることなく、常に、安
定したパイロット圧を確保できる。
また、アンロード弁AVは、図示のノーマル位置にある
ときに開弁し、背圧弁BVが切換わってその前後に差圧が
発生すると閉弁する構成にしている。
ときに開弁し、背圧弁BVが切換わってその前後に差圧が
発生すると閉弁する構成にしている。
したがって、第1〜3制御弁V1〜V3に連動して背圧弁
BVを切換えると、アンロード弁AVが閉弁する。そして、
第1〜3制御弁V1〜V3を中立位置に保持していれば、こ
のアンロード弁AVが開弁して、第2回路系統S2側の作動
油をタンクTに戻す。
BVを切換えると、アンロード弁AVが閉弁する。そして、
第1〜3制御弁V1〜V3を中立位置に保持していれば、こ
のアンロード弁AVが開弁して、第2回路系統S2側の作動
油をタンクTに戻す。
第1〜3制御弁V1〜V3を中立位置に保持していると
き、アンロード弁AVが開弁するので、アクチュエータを
動作していないときの油温上昇を防止できる。
き、アンロード弁AVが開弁するので、アクチュエータを
動作していないときの油温上昇を防止できる。
第2図に示した第2実施例は、アンロード弁AVをロジ
ック弁LVとパイロット弁23とで構成したものであり、ロ
ジック弁LVをパイロット弁23によって制御するようにし
ている。その他については、第1実施例と同様である。
ック弁LVとパイロット弁23とで構成したものであり、ロ
ジック弁LVをパイロット弁23によって制御するようにし
ている。その他については、第1実施例と同様である。
図面第1〜2図は、この発明の第1,2実施例の回路図、
第3図は従来の油圧制御回路を示す回路図である。 P……ポンプ、PV……優先弁、1……制御流ポート、2
……余剰流ポート、S1、S2……第1、2回路系統、V1〜
V3……第1〜3制御弁、6〜8……パイロット室、10〜
12……比例ソレノイド、16……中立流路、T……タン
ク、BV……背圧弁、AV……アンロード弁、LV……アンロ
ード弁を構成するロジック弁。
第3図は従来の油圧制御回路を示す回路図である。 P……ポンプ、PV……優先弁、1……制御流ポート、2
……余剰流ポート、S1、S2……第1、2回路系統、V1〜
V3……第1〜3制御弁、6〜8……パイロット室、10〜
12……比例ソレノイド、16……中立流路、T……タン
ク、BV……背圧弁、AV……アンロード弁、LV……アンロ
ード弁を構成するロジック弁。
Claims (1)
- 【請求項1】ポンプに優先弁を接続し、この優先弁の制
御流ポート側に第1回路系統を接続し、余剰流ポート側
に第2回路系統を接続してなり、この第2回路系統に
は、アクチュエータを制御する制御弁を複数接続し、こ
れら制御弁のパイロット室にはポンプの吐出圧を作用さ
せるとともに、この圧力を比例ソレノイドで制御する構
成にし、しかも、これら制御弁が中立位置にあるとき、
余剰流ポートから供給された作動油が中立流路を経由し
てタンクに戻される構成にした油圧制御回路において、
優先弁の制御流ポートに接続した背圧弁と、優先弁の余
剰流ポートに接続したアンロード弁とを備え、上記背圧
弁は、第2回路系統の制御弁を切換えるとそれに連動し
て切換わり、この背圧弁の上流側に所定の圧力を発生さ
せる一方、上記アンロード弁は、通常の状態で余剰流ポ
ートとタンクとを連通するが、背圧弁の前後に生じる差
圧が所定圧以上になると切換わり、余剰流ポートとタン
クとの連通を遮断する構成にしたことを特徴とする油圧
制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02195758A JP3080170B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 油圧制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02195758A JP3080170B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 油圧制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483908A JPH0483908A (ja) | 1992-03-17 |
JP3080170B2 true JP3080170B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=16346473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02195758A Expired - Fee Related JP3080170B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 油圧制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080170B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4907098B2 (ja) * | 2005-04-26 | 2012-03-28 | カヤバ工業株式会社 | フォークリフト用制御回路 |
JP4778721B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2011-09-21 | カヤバ工業株式会社 | フォークリフト用制御回路 |
JP5219880B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2013-06-26 | カヤバ工業株式会社 | 油圧制御システム |
JP2011163508A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Toyota Motor Corp | 油圧制御装置 |
CN105604991B (zh) * | 2016-01-21 | 2017-08-25 | 燕山大学 | 一种水下航行器舱门启闭液压控制系统 |
CN110984285B (zh) * | 2019-12-09 | 2022-05-13 | 广西柳工机械股份有限公司 | 装载机用分配阀及装载机液压系统 |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP02195758A patent/JP3080170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0483908A (ja) | 1992-03-17 |
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