JPH0684006U - ロードセンシング油圧回路 - Google Patents

ロードセンシング油圧回路

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JPH0684006U
JPH0684006U JP2625093U JP2625093U JPH0684006U JP H0684006 U JPH0684006 U JP H0684006U JP 2625093 U JP2625093 U JP 2625093U JP 2625093 U JP2625093 U JP 2625093U JP H0684006 U JPH0684006 U JP H0684006U
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JP
Japan
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pressure
pump
valve
oil passage
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP2625093U
Other languages
English (en)
Inventor
陽二 三崎
寛 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リリーフ時の無駄な吐出量を低減し、ポンプ
吐出圧の上限をリリーフ圧より低く設定する。 【構成】 ロードセンシング油圧回路において、負荷圧
検出油路8に設けたリリーフ弁9よりポンプレギュレー
タ10側に、外部パイロットにより二次圧を高低少なく
とも二段に調整可能な減圧弁20を設ける。アンロード
弁11へのパイロット圧取出点11pを減圧弁20より
ポンプレギュレータ10側に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建設機械等のロードセンシング油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種ロードセンシング油圧回路を図2に示す。
【0003】 この油圧回路では、可変容量形の油圧ポンプ1のポンプ吐出油路2の途中に可 変絞り弁3と圧力補償弁4を備える。ポンプ吐出油はこの可変絞り弁3及び圧力 補償弁4を介してアクチュエータ5へと導かれる。可変絞り弁3とアクチュエー タ5との間からはアクチュエータの負荷圧検出油路6が引き出され、この負荷圧 検出油路6がシャトル弁7を介して最大負荷圧油路(広義の負荷圧検出油路)8 に接続される。そして、最大負荷圧油路8にはリリーフ弁9が設けられ、この最 大負荷圧油路8の圧力を、ポンプレギュレータ10に導入すると共に、アンロー ド弁11及び圧力補償弁4の閉側パイロットに導入している。また、アンロード 弁11には開側パイロットとしてポンプ吐出圧が導入されている。
【0004】 この油圧回路では、最大負荷圧油路8の圧力がポンプレギュレータ10に導入 されることにより、ポンプレギュレータ10が可変絞り弁3の操作量に応じた流 量を吐出するように、前記油圧ポンプ1の吐出量を増減させる。又、圧力補償弁 4は最大負荷圧が増大すると、開側に切り換わり流量補償する。又、負荷圧が高 圧になると、リリーフ弁9が作動し、ポンプ1はその圧力に応じた流量を吐出す る。又、操作をやめるとアンロード弁11が開側に作動して吐出油をアンロード する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記油圧回路では、負荷圧が高圧になってリリーフ弁9が作動した際にも、ポ ンプがその圧力に応じた流量を吐出するので、吐出流量の無駄が多かった。又、 ポンプ吐出圧の上限が前記リリーフ弁9の設定で決まるので、アクチュエータ5 を作動して掘削作業などを行っている場合、掘削力の上限が大き過ぎて、埋設物 の保護ができない場合があった。
【0006】 本考案は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであって、リリーフ時 の無駄な吐出量を低減することができ、又、ポンプ吐出圧の上限をリリーフ圧よ り低く設定することのできるロードセンシング油圧回路を提供することを目的と する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、可変容量形ポンプの吐出油をアクチュエータへ導くポンプ吐出油路 の途中に可変絞り弁を設け、前記アクチュエータの負荷圧検出油路の圧力を前記 ポンプの容量を制御するポンプレギュレータに導入し、前記負荷圧検出油路にリ リーフ弁を設けると共に、前記ポンプ吐出油路にアンロード弁を設け、このアン ロード弁の閉側パイロットに前記負荷圧検出油路の圧力を導入し、開側パイロッ トに前記吐出油路の圧力を導入したロードセンシング油圧回路において、前記負 荷圧検出油路の前記リリーフ弁よりポンプレギュレータ側に二次圧を高低少なく とも二段に調整可能な減圧弁を設け、前記アンロード弁へのパイロット圧取出点 を前記減圧弁よりポンプレギュレータ側に設けたことにより、上記課題を解決し たものである。
【0008】
【作用】
本考案のロードセンシング油圧回路においては、アクチュエータが抵抗等で移 動できないと、負荷圧(Pc)が上昇する。ここで、減圧弁の設定が低圧(Pg 1)になっている場合は、負荷圧(Pc)が減圧弁の設定(Pg1)以上になる と、減圧弁が作動して、減圧された圧力(Pg1)が、負荷圧としてポンプレギ ュレータに導入される。
【0009】 このとき、ポンプからの吐出油の行き場はないので、ポンプ吐出圧(Pp)は 上昇して行く。そして、ポンプ吐出圧(Pp)と負荷圧(Pg1)の圧力差が、 ポンプレギュレータの設定圧(Pl)以上になると、ポンプレギュレータが前記 圧力差を一定にするよう容量減少方向に制御動作し、その結果、ポンプは最小吐 出量状態(以下「最小傾転」という)になる。
【0010】 最小傾転となっても、ポンプから吐出される油の行き場はないので、ポンプ吐 出圧(Pp)はさらに上昇する。そして、ポンプ吐出圧(Pp)が、負荷圧(P g1)とアンロード弁の設定圧(Pa)とを足した圧力(Pg1+Pa)、つま りその時の閉方向の圧力以上になると、アンロード弁が開作動して、吐出油がア ンロードされる。即ち、吐出圧がPg1+Paで、最小傾転にてアンロードされ ることになる。従って、リリーフ弁が作動するより低い圧力でアンロードされ、 ポンプの吐出圧の上限がリリーフ圧より低くなる。
【0011】 又、減圧弁の設定が高圧(Pg2)になっている場合は、上記と同様にして最 小傾転となる。最小傾転となっても、ポンプから吐出される圧油の行き場はない ので、ポンプ吐出圧(Pp)はさらに上昇する。そして、リリーフ圧(Pr)以 上になると、リリーフ弁が作動し、負荷圧をリリーフする。即ち、最小傾転でリ リーフする。この場合は、アンロード弁の閉側パイロットに減圧弁で設定された 高圧が導入されるので、アンロード弁は作動しない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。
【0013】 図1は実施例のロードセンシング油圧回路を示す。この回路では、最大負荷圧 油路8のリリーフ弁9よりポンプレギュレータ10側に減圧弁20を設け、この 減圧弁20よりポンプレギュレータ10側にアンロード弁11のパイロット圧取 出点11pを設け、減圧弁20後の圧力を油路15を介してポンプレギュレータ 10に導入している。
【0014】 この減圧弁20は、スプリングの押圧力を外部パイロットのON/OFFで変 化させることにより、高圧と低圧の二段に二次圧を調整できる形式のものである 。減圧弁20の外部パイロットは、スイッチ21の操作により駆動される電磁切 換弁22を介して、新たに設けたポンプ24又はタンク25と接続される。即ち 、作動位置22aで外部パイロットをポンプ24に連通させ、非作動位置22b で外部パイロットをタンク25に連通させる。その他の構成は図2の従来例と同 様であるので、説明は省略する。
【0015】 ここでは、各油路の圧力や油圧要素の設定を以下のように表す。
【0016】 減圧弁20の設定 (低圧) :Pg1 (高圧) :Pg2 ポンプ吐出油路2の圧力 :Pp 最大負荷圧油路8の圧力 :Pc 最大負荷圧減圧後の油路15の圧力 :Pcm アンロード弁11のスプリング設定圧:Pa リリーフ弁9の設定圧 :Pr ポンプレギュレータ10の設定圧力差:Pl
【0017】 次に作用を説明する。
【0018】 図1で、スイッチ21がONされ、電磁切換弁22が作動位置22aに切り換 えられると、減圧弁20の外部パイロットがOFFとなり(ドレンされ)、減圧 弁20の設定が低圧Pg1となる。
【0019】 この状態で、アクチュエータ5が抵抗等により移動できなくなると、最大負荷 圧Pcが上昇する。そして、最大負荷圧Pcが減圧弁20の設定圧Pg1以上に なると、減圧弁20が作動して、減圧弁20後の油路15の圧力PcmがPcm =Pg1となる。ここでアクチュエータ5が動かないと、ポンプ1からの吐出油 の行き場がないので、ポンプ吐出圧Ppが上昇する。そして、ポンプ吐出圧Pp がPg1+Pl以上になると、ポンプ1が最小傾転となる。
【0020】 最小傾転となっても、ポンプ1から吐出される油の行き場はないので、ポンプ 吐出圧Ppはさらに上昇する。そして、最大負荷圧PcがPg1+Pa以上にな ると、アンロード弁11が作動し、吐出油がアンロードされる。従って、リリー フ弁9が作動するより低い圧力でアンロードされ、ポンプ1の吐出圧の上限がリ リーフ圧より低くなり、アクチュエータ5で掘削作業などを行っている場合には 、埋設物の保護が可能となる。
【0021】 又、スイッチ21がOFFされているときは、電磁切換弁22が非作動位置2 2bにあり、減圧弁20の外部パイロットがONとなり(高圧状態となり)、減 圧弁20の設定が高圧Pg2となる。
【0022】 この状態で、アクチュエータ5が抵抗等により移動できなくなると、最大負荷 圧Pcが上昇する。そして、最大負荷圧Pcが減圧弁20の設定圧Pg2以上に なると、減圧弁20が作動して、減圧弁20後の油路15の圧力PcmがPcm =Pg2となり、上記と同様にして容量減少方向に動作し最小傾転となる。最小 傾転となっても、ポンプから吐出される圧油の行き場はないので、ポンプ吐出圧 Ppはさらに上昇する。そして、リリーフ圧Pr以上になると、リリーフ弁9が 作動し、最大負荷圧をリリーフする。即ち、最小傾転でリリーフすることになっ て、吐出流量の無駄が最小限に抑制される。この場合は、アンロード弁11の閉 側パイロットに、減圧弁20で設定された高圧が導入されるので、アンロード弁 11は作動しない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のロードセンシング油圧回路によれば、リリーフ 時の無駄な吐出量を低減することができる。又、ポンプ吐出圧の上限をリリーフ 圧より低く設定することができるようになり、アクチュエータで掘削作業を行う 場合には最大掘削力を低めに制限することができ、埋設物の保護を図ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図
【図2】従来例を示す回路図
【符号の説明】
1…可変容量形ポンプ 2…吐出油路 3…可変絞り弁 5…アクチュエータ 6…負荷圧検出油路 8…最大負荷圧油路(負荷圧検出油路) 9…リリーフ弁 10…ポンプレギュレータ 11…アンロード弁 11a…パイロット圧取出点 20…減圧弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量形ポンプの吐出油をアクチュエー
    タへ導くポンプ吐出油路の途中に可変絞り弁を設け、前
    記アクチュエータの負荷圧検出油路の圧力を前記ポンプ
    の容量を制御するポンプレギュレータに導入し、前記負
    荷圧検出油路にリリーフ弁を設けると共に、前記ポンプ
    吐出油路にアンロード弁を設け、このアンロード弁の閉
    側パイロットに前記負荷圧検出油路の圧力を導入し、開
    側パイロットに前記吐出油路の圧力を導入したロードセ
    ンシング油圧回路において、 前記負荷圧検出油路の前記リリーフ弁よりポンプレギュ
    レータ側に二次圧を高低少なくとも二段に調整可能な減
    圧弁を設け、 前記アンロード弁へのパイロット圧取出点を前記減圧弁
    よりポンプレギュレータ側に設けたことを特徴とするロ
    ードセンシング油圧回路。
JP2625093U 1993-05-20 1993-05-20 ロードセンシング油圧回路 Pending JPH0684006U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002519596A (ja) * 1998-06-29 2002-07-02 マネスマン レクソロート アクチェンゲゼルシャフト 油圧回路
JP2006316937A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Tcm Corp 作業車両の油圧回路
JP2010190389A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Kayaba Ind Co Ltd 油圧制御システム

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