JP3104809B2 - 油圧作業機の油圧駆動装置 - Google Patents

油圧作業機の油圧駆動装置

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JP3104809B2 JP04005935A JP593592A JP3104809B2 JP 3104809 B2 JP3104809 B2 JP 3104809B2 JP 04005935 A JP04005935 A JP 04005935A JP 593592 A JP593592 A JP 593592A JP 3104809 B2 JP3104809 B2 JP 3104809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなどの油
圧作業機に備えられ、特に、ローディングシステムを有
するものにあって可変容量油圧ポンプの吐出圧力とアク
チュエータの駆動圧力との差圧の目標値である目標差圧
を変更することのある油圧作業機の油圧駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、この種の従来の油圧作業機の油
圧駆動装置を示す回路図である。この従来技術は、可変
容量油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1の吐出流量を制
御する流量制御手段2と、油圧ポンプ1から吐出される
圧油によって駆動されるアクチュエータ5と、油圧ポン
プ1からアクチュエータ5に供給される圧油の流れを制
御する方向制御弁4と、方向制御弁4から油圧ポンプ1
方向への圧油の逆流を防止する逆止弁3と、アクチュエ
ータ5の駆動圧力を規定するリリーフ弁6と、油圧ポン
プ1の吐出圧力とアクチュエータ5の負荷圧力PLとの
差圧ΔPを検出する差圧検出手段7と、上述の差圧ΔP
が所定の圧力以上になると油圧ポンプ1の吐出油をタン
クに戻すアンロード弁8と、上述の差圧ΔPの目標値を
目標差圧ΔPsとして設定する信号Sを出力する目標差
圧設定手段12と、差圧検出手段7から出力される信号
に応じて上述の差圧ΔPが目標差圧ΔPsに一致するよ
うに流量制御手段2に駆動信号を出力する制御手段11
とを備えている。
【0003】この従来技術で示すローディングシステム
では、油圧ポンプ1の吐出圧力とアクチュエータ5の負
荷圧力PLとの差圧ΔPが目標差圧設定手段12で設定
された目標差圧ΔPsとなるように油圧ポンプ1の吐出
流量を制御する。このような制御をおこなう間、負荷圧
力PLがリリーフ弁6の設定圧力Pr以上になると、理
想的には油圧ポンプ1の吐出油はリリーフ弁6の設定圧
力Prよりもアンロード弁8の設定圧力ΔPrだけ高い
圧力Pr+ΔPrでアンロード弁8を通ってタンクに戻
る。このときの差圧ΔPはアンロード弁8の設定圧力Δ
Prに等しくなる。そして、このような駆動装置におい
ては、高圧時の損失を小さくするように油圧ポンプ1の
吐出流量をカットオフすることが通常おこなわれてお
り、このためアンロード弁8の設定圧力ΔPrが目標差
圧ΔPSよりも大きくなるように、すなわち、ΔPr>
ΔPsとなるように、アンロード弁8の設定圧力ΔPr
が設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
技術では、、アンロード弁8の設定圧力ΔPrは一義的
に設定されていることから、目標差圧ΔPsを例えばΔ
Ps2から、このΔPs2よりも小さいΔPs1に下げる
と、カットオフするときの差圧の偏差である、〔目標差
圧ΔPs〕−〔油圧ポンプ1の吐出圧力とアクチュエー
タ5の負荷圧力PLとの差圧ΔP=アンロード弁8の設
定圧力ΔPr〕、すなわち差圧偏差(ΔPs−ΔPr)
は、(ΔPs2−ΔPr)から(ΔPs1−ΔPr)とな
って急激な制御量の変化を招くために油圧ポンプ1の流
量制御は不安定になりやすく、このため現実には油圧ポ
ンプ1の流量制御ゲインは低く抑えられ、これによりポ
ンプ流量制御系の制御の安定化を図るようにしている。
【0005】しかしながら、このように目標差圧ΔPの
変更に際してのカットオフ時の流量制御の安定化に対処
するために上述のように流量制御ゲインをあらかじめ低
く抑えることは、カットオフ以外の状態におけるアクチ
ュエータ5の駆動に対する応答性の低下をもたらし、ア
クチュエータ5を介しておこなわれる作業機の作業能率
の向上を見込めない問題がある。
【0006】本発明は、上記した従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、目標差圧の変更
に対しカットオフ時の安定した流量制御を確保できると
ともに、カットオフ以外の状態におけるアクチュエータ
の駆動に対する良好な応答性を確保することができる油
圧作業機の油圧駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、可変容量油圧ポンプと、この可変容量油
圧ポンプの吐出流量を制御する流量制御手段と、上記可
変容量油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動され
るアクチュエータと、上記可変容量油圧ポンプから上記
アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向
制御弁と、上記可変容量油圧ポンプの吐出圧力と上記ア
クチュエータの負荷圧力との差圧を検出する差圧検出手
段と、上記差圧が所定の圧力以上になると上記可変容量
油圧ポンプの吐出油をタンクに戻すアンロード弁と、上
記可変容量油圧ポンプの吐出圧力とアクチュエータの負
荷圧力との差圧の目標値を目標差圧として設定する目標
差圧設定手段と、上記差圧検出手段から出力される信号
に応じて上記差圧が上記目標差圧に一致するように上記
流量制御手段に駆動信号を出力する制御手段とを備えた
油圧作業機の油圧駆動装置において、上記目標差圧設定
手段で設定される目標差圧の変更に応じて上記アンロー
ド弁の設定圧力を、該目標差圧が小さくなるにしたがっ
て小さくなるように、該目標差圧が大きくなるにしたが
って大きくなるように変更する設定圧力変更手段を設け
た構成にしてある。
【0008】
【作用】本発明は、上記の設定圧力変更手段を備えた構
成にしてあることから、目標差圧ΔPsが、例えば比較
的大きいΔPs2から、このΔPs2よりも小さいΔPs
1に下げられたときには、設定圧力変更手段によってそ
の目標差圧ΔPs1に応じてアンロード弁の設定圧力Δ
Prは、比較的大きい設定圧力ΔPr2から、この設定
圧力ΔPr2よりも小さい設定圧力ΔPr1となるように
制御され、カットオフ時の差圧偏差(ΔPs−ΔPr)
は(ΔPs2−ΔPr2)から(ΔPs1−ΔPr1)とな
り、逆に目標差圧ΔPsが比較的小さいΔPs1から、
このΔPs1よりも大きいΔPs2に上げられたときに
は、設定圧力変更手段によってその目標差圧ΔPs2
応じてアンロード弁の設定圧力は、比較的小さい設定圧
力ΔPr1から、この設定圧力ΔPr1よりも大きい設定
圧力ΔPr2となるように制御され、カットオフ時の差
圧偏差(ΔPs−ΔPr)は(ΔPs1−ΔPr1)から
(ΔPs2−ΔPr2)となり、いずれにしてもカットオ
フ時の差圧偏差(ΔPs−ΔPr)の変化を小さくする
ことができ、これによりカットオフ時における目標差圧
ΔPsの変更に伴うポンプ流量制御量の急変を考慮する
必要がなくなり、すなわち、ポンプ流量制御系の制御ゲ
インをカットオフ時の系の安定化のためにあらかじめ下
げておく必要がなくなり、十分に高い制御ゲインに設定
することができ、このように高い制御ゲインを設定する
ことにより、アクチュエータに対する敏速な応答性を確
保することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の油圧作業機の油圧駆動装置の
実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の一実施
例を示す回路図である。この図1は前述した図7に対応
させて描いてあり、図7に示す部材と同等の部材は同一
の符号で示してある。
【0010】すなわち、この図1に示す実施例にあって
も、可変容量油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1の吐出
流量を制御する流量制御手段2と、油圧ポンプ1から吐
出される圧油によって駆動されるアクチュエータ5と、
油圧ポンプ1からアクチュエータ5に供給される圧油の
流れを制御する方向制御弁4と、方向制御弁4から油圧
ポンプ1方向への圧油の逆流を防止する逆止弁3と、ア
クチュエータ5の駆動圧力を規定するリリーフ弁6と、
油圧ポンプ1の吐出圧力とアクチュエータ5の負荷圧力
Lとの差圧ΔPを検出する差圧検出手段7と、上述の
差圧ΔPが所定の圧力以上になると油圧ポンプ1の吐出
油をタンクに戻すアンロード弁8と、上述の差圧ΔPの
目標値を目標差圧ΔPsとして設定する信号Sを出力す
る目標差圧設定手段12と、差圧検出手段7から出力さ
れる信号に応じて上述の差圧ΔPが目標差圧ΔPsに一
致するように流量制御手段2に駆動信号を出力する制御
手段11とを備えている。
【0011】そしてさらに、この実施例は、油圧源、例
えば油圧ポンプ1と同期して駆動されるパイロットポン
プ9と、このパイロットポンプ9の吐出管路14に設け
られ、パイロットポンプ9の吐出圧を規定するパイロッ
トリリーフ弁10と、上述のパイロットポンプ9の吐出
管路14とアンロード弁8の駆動部とを連絡し、アンロ
ード弁8を閉じる方向の付勢力を与えるパイロツト圧を
導く管路15と、この管路15中に介設した電磁比例減
圧弁13とを備え、この電磁比例減圧弁13は制御手段
11から出力される駆動電流信号ILによって駆動する
ようになつている。また、制御手段11には、あらかじ
め図2に示す目標差圧設定手段12から出力される信号
Sと目標差圧ΔPsの関係、図3に示す目標差圧ΔPs
と差圧ΔPとの差(ΔPs−ΔP)と、油圧ポンプ1の
流量の増減量ΔDTとの関係、及び図4に示す目標差圧
ΔPsと上記の駆動電流信号ILの関係をあらかじめ記
憶させてある。なお、図2に示す関数関係は、信号Sの
値がS1からS2(S1<S2)まで増加するに伴って
目標差圧ΔPsの値がΔPs1からΔPs2まで次第に増
加する関係に設定してあり、図3に示す関数関係は、目
標差圧ΔPsと差圧ΔPとの差(ΔPs−ΔP)が0の
ときには油圧ポンプ1の流量の増減量ΔDTが0とな
り、差(ΔPs−ΔP)の絶対値が大きくなるに伴って
流量の増減量ΔDTの絶対値が次第に大きくなる関係に
設定してあり、図4に示す関数関係は、目標差圧ΔPs
の値が増加するに伴って駆動電流信号ILの値が次第に
増加する関係に設定してある。
【0012】上記したパイロットポンプ9と、このパイ
ロットポンプ9の吐出管路14と、管路15と、電磁比
例減圧弁13と、図2、図4に示す関数関係を記憶する
制御手段11とは、目標差圧設定手段12で設定される
目標差圧ΔPsの変更に応じてアンロード弁8の設定圧
力ΔPrを目標差圧ΔPsが小さくなるにしたがって小
さくなるように、該目標差圧ΔPsが大きくなるにした
がって大きくなるように変更する設定圧力変更手段、す
なわち、アンロード弁8の駆動部に与えられる力を調整
する力調整手段を構成している。
【0013】このように構成した実施例における動作は
以下のとおりである。すなわち、図6の手順aで示すよ
うに、制御手段11において、はじめに初期化が行われ
る。次に手順bに移り、この制御手段11に差圧検出手
段7で検出される差圧ΔPと目標差圧設定手段12から
出力される信号Sが読み込まれる。次に手順cに移り、
この制御手段11で下記の演算を行なう。 ΔPs=f(s) ……(1) ΔDT=h(ΔPs−ΔP) ……(2) DT=DT+ΔDT ……(3) IL=J(ΔPs) ……(4) ここで、上記式(1)では、図2に示す関数関係から、
目標差圧設定手段12から出力される信号Sの値に応じ
た目標差圧ΔPsを求める演算が行なわれる。今、例え
ば信号Sの値が図2に示す十分に大きいS2であるとす
ると、目標差圧ΔPsは図2に示すように十分に大きい
ΔPs2と求められる。また、上記式(2)では、図3
に示す関数関係から、目標差圧ΔPsと差圧ΔPとの差
(ΔPs−ΔP)〔今は、ΔPs=ΔPs2〕に応じた
油圧ポンプ1の流量の増減量ΔDTを求める演算が行な
われる。また、上記式(3)では、式(2)で求めた増
減量ΔDTを前回の油圧ポンプ1の目標流量DTに加えて
今回の目標流量DTとする演算が行なわれる。そして、
上記式(4)では、図4に示す関数関係から、式(1)
で求めたΔPs=ΔPs2に応じた駆動電流信号ILの値
を求める演算が行なわれる。今の場合、図4の関係から
駆動電流信号ILの値は、十分に大きいI2となる。
【0014】次に、図6の手順dに移り、この制御手段
11から電磁比例減圧弁13の駆動部に駆動電流信号I
L(値I2)が出力され、流量制御手段2に駆動信号(値
T)が出力される。これにより、流量制御手段2が駆
動し、値DTに応じた流量が油圧ポンプ1から吐出する
ように調整される。また、電磁比例減圧弁13が閉じ方
向に駆動し、吐出管路14、管路15によって導かれた
パイロット圧が電磁比例減圧弁13を介してアンロード
弁8の駆動部に与えられ、これによりアンロード弁8は
十分に閉じ方向に駆動し、その設定圧力ΔPrが比較的
高いΔPr2に調整される。図5はアンロード弁8の特
性を示す図、すなわち、アンロード弁8の設定圧力ΔP
rと、このアンロード弁8を流れる流量Qrとの関係を
示す特性図である。上記の場合は、駆動電流信号I
L(値I2)に対応する破線で示す特性線となる。この場
合、油圧ポンプ1の吐出圧力とアクチュエータ5の負荷
圧力PLとの差圧ΔPが目標差圧設定手段12で設定さ
れた目標差圧ΔPs2となるように油圧ポンプ1の吐出
流量が制御されるとともに、負荷圧力PLがリリーフ弁
6の設定圧力Pr以上となると、油圧ポンプ1の吐出油
はほぼリリーフ弁6の設定圧力Prよりもアンロード弁
8の設定圧力ΔPr2だけ高い圧力Pr+ΔPr2でアン
ロード弁8を通ってタンクに戻る。そして、高圧時の損
失を小さくするために、吐出圧が所定の高圧に至ったと
きには、油圧ポンプ1の吐出流量をカットオフすること
が行なわれる。このため、アンロード弁8の設定圧力Δ
Pr2が目標差圧ΔPs2よりも大きくなるように、すな
わち、ΔPr2>ΔPs2の関係を満足するようになって
いる。
【0015】このような実施例にあって、目標差圧ΔP
sを低くすることを考慮して、目標差圧設定手段12か
ら図2に示す値S1の信号Sが出力されたものとする
と、目標差圧ΔPsは図2に示すようにΔPs2よりも
小さいΔPs1と上記式(1)で求められる。このと
き、図4に示す関係からΔPs=ΔPs1に応じた駆動
電流信号IL=I1が求められ、制御手段11から電磁比
例減圧弁13の駆動部にこの小さな値I1を有する駆動
電流信号ILが出力される。これによりアンロード弁8
は比較的緩やかに閉じ方向に駆動し、その設定圧力ΔP
rが前述したΔPr2に比べて十分に低いΔPr1に調整
される。このときのアンロード弁8の特性は図5の実線
で示す特性線となる。このようにアンロード弁8の特性
線は、目標差圧設定手段12で設定される目標差圧ΔP
sの大きさに応じて、同図5の矢印で示すように適宜平
行移動する。
【0016】以上のように、この実施例では、目標差圧
ΔPsが、比較的大きいΔPs2から、このΔPs2より
も小さいΔPs1に下げられたときには、その目標差圧
ΔPs1に応じてアンロード弁8の設定圧力ΔPrは、
比較的大きい設定圧力ΔPr2から、この設定圧力ΔP
2よりも小さい設定圧力ΔPr1となるように制御さ
れ、カットオフ時の差圧偏差(ΔPs−ΔPr)は(Δ
Ps2−ΔPr2)から(ΔPs1−ΔPr1)となる。な
お、逆に目標差圧ΔPsが比較的小さいΔPs1から、
このΔPs1よりも大きいΔPs2に上げられたときに
は、上記と同様にして目標差圧ΔPs2に応じてアンロ
ード弁8の設定圧力ΔPrは、比較的小さい設定圧力Δ
Pr1から、この設定圧力ΔPr1よりも大きい設定圧力
ΔPr2となるように制御され、カットオフ時の差圧偏
差(ΔPs−ΔPr)は(ΔPs1−ΔPr1)から(Δ
Ps2−ΔPr2)となる。
【0017】いずれにしても、この実施例によればカッ
トオフ時の差圧偏差(ΔPs−ΔPr)の変化を小さく
することができ、これによりカットオフ時における目標
差圧ΔPsの変更に伴うポンプ流量制御量の急変を考慮
する必要がなくなり、すなわち、ポンプ流量制御系の制
御ゲインをカットオフ時の系の安定化のためにあらかじ
め下げておく必要がなくなり、十分に高い制御ゲインに
設定することができ、このように高い制御ゲインを設定
することにより、アクチュエータ5に対する敏速な応答
性を確保することができ、アクチュエータ5を介して行
なわれる作業機の作業能率を向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように構成してあること
から、目標差圧の変更に対しカットオフ時の安定した流
量制御を確保できるとともに、カットオフ以外の状態に
おけるアクチュエータの駆動に対する良好な応答性を確
保することができ、アクチュエータを介して行なわれる
作業機の作業能率を向上させることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧作業機の油圧駆動装置の一実施例
を示す回路図である。
【図2】図1に示す制御手段で設定される関数関係を示
す図である。
【図3】図1に示す制御手段で設定される関数関係を示
す図である。
【図4】図1に示す制御手段で設定される関数関係を示
す図である。
【図5】図1に示す実施例で得られるアンロード弁の特
性を示す図である。
【図6】図1に示す制御手段でおこなわれる処理の手順
を示すフローチャートである。
【図7】従来の油圧作業機の油圧駆動装置の一実施例を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 可変容量油圧ポンプ 2 流量制御手段 3 チェック弁 4 方向制御弁 5 アクチュエータ 6 リリーフ弁 7 差圧検出手段 8 アンロード弁 9 パイロツトポンプ 10 パイロットリリーフ弁 11 制御手段 12 目標差圧設定手段 13 電磁比例減圧弁 14 吐出管路 15 管路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変容量油圧ポンプと、この可変容量油
    圧ポンプの吐出流量を制御する流量制御手段と、上記可
    変容量油圧ポンプから吐出される圧油によって駆動され
    るアクチュエータと、上記可変容量油圧ポンプから上記
    アクチュエータに供給される圧油の流れを制御する方向
    制御弁と、上記可変容量油圧ポンプの吐出圧力と上記ア
    クチュエータの負荷圧力との差圧を検出する差圧検出手
    段と、上記差圧が所定の圧力以上になると上記可変容量
    油圧ポンプの吐出油をタンクに戻すアンロード弁と、上
    記差圧の目標値を目標差圧として設定する目標差圧設定
    手段と、上記差圧検出手段から出力される信号に応じて
    上記可変容量油圧ポンプの吐出圧力と上記アクチュエー
    タの負荷圧力との差圧が上記目標差圧に一致するように
    上記流量制御手段に駆動信号を出力する制御手段とを備
    えた油圧作業機の油圧駆動装置において、上記目標差圧
    設定手段で設定される目標差圧の変更に応じて上記アン
    ロード弁の設定圧力を、該目標差圧が小さくなるにした
    がって小さくなるように、該目標差圧が大きくなるにし
    たがって大きくなるように変更する設定圧力変更手段を
    設けたことを特徴とする油圧作業機の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 設定圧力変更手段が、アンロード弁の駆
    動部に与えられる力を調整する力調整手段であることを
    特徴とする請求項1記載の油圧作業機の油圧駆動装置。
  3. 【請求項3】 力調整手段が、油圧源と、この油圧源と
    アンロード弁の駆動部との間に設けた電磁比例減圧弁
    と、目標差圧設定手段で設定される目標差圧の大きさに
    応じた駆動信号を上記電磁比例減圧弁の駆動部に出力す
    る制御手段とを含むことを特徴とする請求項2記載の油
    圧作業機の油圧駆動装置。
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