JP2000303742A - 開口部構造 - Google Patents

開口部構造

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JP2000303742A
JP2000303742A JP11114064A JP11406499A JP2000303742A JP 2000303742 A JP2000303742 A JP 2000303742A JP 11114064 A JP11114064 A JP 11114064A JP 11406499 A JP11406499 A JP 11406499A JP 2000303742 A JP2000303742 A JP 2000303742A
Authority
JP
Japan
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handrail
opening
frame
wing
bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP11114064A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Umeoka
尚 梅岡
Satoru Yamazawa
悟 山沢
Hidekazu Tsuda
英一 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内側開口の直近に手摺を安定して位置させるこ
とができ、しかも、開口縁部の取り付け位置や大きさ等
の設計の自由度を上げることができる開口部構造を提供
する。 【解決手段】壁面11に開設された開口12の開口縁部
に沿って手摺棒16が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に形成された
開口(以下、『壁面開口』と称する。)の開口縁部に据
え付けられると共に、揺動又は滑動可能なウイング(戸
・窓・ブラインド等)を内側開口に設置可能とした開口
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物等の壁面開口の開口縁部
に額縁を据え付けると共に、額縁の内側開口に揺動又は
滑動可能なウイング(戸・窓・ブラインド等)を設置し
たものが知られている。
【0003】一方、このような壁面開口の近傍に老人等
の出入りを補助するための手摺を設けたものも知られて
いる。
【0004】ところで、このような手摺は、壁面開口の
手前に設けられているため、ウイングの開閉に伴って身
体が手摺から離れてしまうという問題が生じていた。
【0005】そこで、図5に示すように、壁面1に形成
された開口2に木製の額縁3を据え付けると共に、壁面
1に設けた手摺4とは別に、額縁3の内側開口3a内で
滑動するウイング5に手摺6を設け、ウイング5の開閉
時においてもできるだけ手元に手摺6を位置させること
が考えられている(特開平10−96375号公報参
照)。
【0006】尚、手摺6は、図5(A),(B)に示す
ように、手摺4と一直線上に並ぶように隣接されると共
に、内側開口3a内で互い違いに滑動する一対のウイン
グ5毎にブラケット7を介して固定されている。また、
手摺6のウイング5間で対向する端部同士はインロー方
式で摺動可能に連結されており、図5(C)に示すよう
に、ウイング5の滑動を可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された手摺6にあっては、ウイング5の開閉に連動
するため、常に手元に手摺6を位置させることができる
ものの、ウイング5が滑動可能であることから、身体を
手摺6に預けた場合の荷重によって不本意にウイング5
が滑動してしまい、身体が安定せずに機能を充分に発揮
することができないという問題が生じていた。
【0008】また、手摺6を設置する場合の作業が困難
で、後付けタイプには不向きであるばかりでなく、壁面
1からの突出量が多く廊下などの空間が狭くなってしま
うという問題も生じていた。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、内側開口の直近に手摺を安定して位置させるこ
とができ、しかも、開口縁部の取り付け位置や大きさ等
の設計の自由度を上げることができる開口部構造を提供
することを目的とする。
【0010】また、壁面からの突出量を少なくすること
ができる開口部構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、壁面に開設された開口の
開口縁部に、該開口縁部の設けられる方向に沿う手摺が
形成されていることを要旨とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、前記開口
縁部に凹部が設けられ、該凹部内に前記手摺が形成され
ていることを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の開口部構造の実施
の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1及び図2は、本発明
の開口部構造の実施の形態1を示す。
【0015】図1(A),(B)において、11は家屋
等の壁面、12は壁面11に開設された開口、13は開
口12に据え付けられた額縁、14は額縁13の内側開
口13aを開閉する揺動式のウイングである。
【0016】額縁13は、例えば、開口12の開口周縁
部のうち床面側を除く三方に沿って木枠を組み付けたも
のである。また、ウイング14のノブ14aの近傍に位
置する額縁13には、図2に示すように、手挿入凹部1
3bと手摺設置凹部13cとを有する凹陥部13dが形
成されている。さらに、額縁13には手摺15が着脱可
能に設けられている。尚、凹陥部13dの下端までの地
上高さH1は850mm〜900mmに設定され、凹陥
部13dの上端までの地上高さH2は1500mmに設
定されている。
【0017】手摺15は、図1(C)及び図1(D)に
示すように、手摺設置凹部13cに両端16aが挿入さ
れるシャフト状の手摺棒16と、手摺棒16の両端16
aを手摺設置凹部13cに固定するための固定カバー1
7とを備えている。
【0018】手摺棒16は、金属芯材の表面に樹脂被膜
をコーティングしたものが使用されており、断面円状の
直径は25mm〜30mmとなっている。また、手摺棒
16は額縁13の延在方向(縦方向)に沿って延在され
ており、利用者の身長等の変化に適合している。さら
に、手摺棒16は、ノブ14aの近傍に位置しているこ
とから、ウイング14の開閉時にあっても、内側開口1
3aにより近い位置での補助が可能となっている。
【0019】固定カバー17は、手摺棒16を握持した
場合であっても変形やガタが発生しないよう、表面に樹
脂被膜等の表面処理を施した金属等の比較的強度の高い
ものが用いられ、ネジ18によって額縁13に固定され
る。
【0020】なお、手摺15を設けない場合には、図2
(B)に示すように、額縁13を同材料若しくは同表面
色の目隠蓋19によって凹陥部13dを塞ぐことも可能
である。
【0021】上記の構成において、手摺15を設置する
には、予め額縁13に凹陥部13dを形成し、手摺設置
凹部13cに手摺棒16の両端16aを挿入した後に、
固定カバー17をネジ18によって額縁13に固定する
だけで良い。
【0022】また、手摺棒16を利用するには、手挿入
凹部13bに手を挿入した状態で手摺棒16を握持すれ
ば良い。
【0023】この際、額縁13に凹陥部13dを形成し
たことから、手摺棒16の握持の容易性を維持したまま
額縁13の表面からの手摺15の突出量を小さくするこ
とができ、廊下などの空間を広く確保することができる
と共に、手摺棒16の存在を目立たなくすることがで
き、見栄えの向上並びに違和感の解消を実現することが
できる。
【0024】尚、この違和感の解消は、一般の住居にあ
っては、利用者があたかも施設や病院等で生活している
ような雰囲気を感じて気が滅入ったりすることなく、極
自然に生活することができる。また、逆に、病院や施設
等にあっては、利用者があたかも一般の住居で生活して
いるような安心感を与えることができる。
【0025】(実施の形態2)図3は、本発明の開口部
構造の実施の形態2を示す。
【0026】図3(A),(B)において、21は家屋
等の壁面、22は壁面21に形成された開口、23は開
口22に据え付けられた額縁、24は額縁23の内側開
口23aを開閉する揺動式のウイングである。
【0027】額縁23は、例えば、開口22の開口周縁
部のうち床面側を除く三方に沿って木枠を組み付けたも
のである。また、ウイング24のノブ24aの近傍に位
置する額縁23には凹陥部23bが形成されている。さ
らに、額縁23には手摺25が着脱可能に設けられてい
る。
【0028】手摺25は、図3(C),(D)に示すよ
うに、手摺棒26と、手摺棒26の両端に装着されて凹
陥部23bに手摺棒26を固定するための固定カバー2
7とを備えている。
【0029】手摺棒26は、シャフト状の金属芯材の表
面に樹脂被膜をコーティングしたもので、断面円状の直
径は25mm〜30mmとなっている。また、手摺棒2
6は額縁23の延在方向(縦方向)に沿って延在されて
おり、利用者の身長等の変化に適合している。また、手
摺棒26は、ノブ24aの近傍に位置していることか
ら、ウイング24の開閉時にあっても、内側開口23a
に寄り近い位置での補助が可能となっている。
【0030】尚、手摺棒26の固定カバー27から露出
している部分の下端までの地上高さH3は850mm〜
900mmに設定され、手摺棒26の固定カバー27か
ら露出している部分の上端までの地上高さH4は150
0mmに設定されている。
【0031】固定カバー27は、手摺棒26を握持した
場合であっても変形やガタが発生しないよう、表面に樹
脂被膜等の表面処理を施した金属等の比較的強度の高い
ものが用いられ、固定カバー17と同様にしてネジ(図
示せず)によって額縁23に固定される。尚、固定カバ
ー27の上下各端面からバネ付勢によって出没可能なピ
ンを設け、凹陥部23bの上下壁端面にこのピンと係合
可能な穴を設けて手摺25を凹陥部23bで保持しても
良い。
【0032】尚、手摺25を設けない場合には、図2
(B)に示した目隠蓋19と同様に凹陥部23bの形状
と一致する目隠蓋(図示せず)によって凹陥部23bを
塞ぐことも可能である。
【0033】上記の構成において、手摺25を設置する
には、予め額縁23に凹陥部23bを形成しておき、凹
陥部23bに手摺25を挿入した後に、固定カバー27
をネジによって額縁23に固定するだけで良い。
【0034】また、手摺棒26を利用するには、凹陥部
23bに手を挿入した状態で手摺棒26を握持すれば良
い。
【0035】この際、額縁23に凹陥部23bを形成し
たことから、手摺棒26の握持の容易性を維持したまま
額縁23の表面からの手摺25の突出量を小さくするこ
とができ、廊下などの空間を広く確保することができる
と共に、手摺棒26の存在を目立たなくすることがで
き、見栄えの向上並びに違和感の解消を実現することが
できる。
【0036】(実施の形態3)図4は本発明の開口部構
造の実施の形態3を示す。
【0037】図4において、31は便器30が設置され
たトイレ個室等の壁面、32は壁面31に形成された開
口、33は開口32に据え付けられた額縁、34は額縁
33の内側開口33aを開閉する滑動式のウイングであ
る。
【0038】額縁33は、例えば、開口32の開口周縁
部の四方に沿ってアルミ枠を組み付けたものである。ま
た、額縁33の下縁部には凹陥部33aが形成されてい
る。さらに、額縁33には手摺35が着脱可能に設けら
れている。
【0039】手摺35は、手摺棒36と、手摺棒36を
凹陥部33aに固定するための固定カバー37とを備え
ている。
【0040】手摺棒36は、シャフト状の金属芯材の表
面に樹脂被膜をコーティングしたもので、断面円状の直
径は25mm〜30mmとなっている。また、手摺棒3
6は額縁33の延在方向(横方向)に沿って延在されて
おり、利用者の姿勢等の変化に適合している。
【0041】固定カバー37は、手摺棒36を握持した
場合であっても変形やガタが発生しないよう、表面に樹
脂被膜等の表面処理を施した金属等の比較的強度の高い
ものが用いられ、固定カバー17と同様にしてネジ(図
示せず)によって額縁33に固定される。
【0042】上記の構成において、手摺35を設置する
には、予め額縁33に凹陥部33aを形成しておき、凹
陥部33aに手摺35を挿入した後に、固定カバー37
をネジによって額縁33に固定するだけで良い。
【0043】また、手摺棒36を利用するには、凹陥部
33aに手を挿入した状態で手摺棒36を握持すれば良
い。
【0044】この際、額縁33に凹陥部33aを形成し
たことから、手摺棒36の握持の容易性を維持したまま
額縁33の表面からの手摺35の突出量を小さくするこ
とができ、廊下などの空間を広く確保することができる
と共に、手摺棒36の存在を目立たなくすることがで
き、見栄えの向上並びに違和感の解消を実現することが
できる。
【0045】上述したように、本発明の開口部構造にあ
っては、手摺15,25,35を額縁13,23,33
に形成したことにより、額縁13,23,33とは別に
手摺棒16,26,36を取り付けるためのブラケット
やフレーム等が不要となり、コストを軽減することがで
きる。
【0046】また、手摺15,25,35を額縁13,
23,33と一体としたことによって、上述したブラケ
ットやフレームを額縁13,23,33に取り付る場合
の不具合、即ち、ウイング11,21,31の大きさや
設置位置、内側開口13a,23a,33aの大きさ、
額縁13,23,33の幅、手摺棒16,26,36の
設置スペースや凹陥部13b,23b,33bの大きさ
の確保等、様々な条件を考慮する必要が不要となり、設
計の自由度も向上することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の開口部構
造にあっては、壁面に開設された開口の開口縁部に、該
開口縁部の設けられる方向に沿う手摺が形成されている
ことにより、内側開口の直近に手摺を安定して位置させ
ることができ、しかも、開口縁部の取り付け位置や大き
さ等の設計の自由度を上げることができる。
【0048】また、前記開口縁部に凹部が設けられ、該
凹部内に前記手摺が形成されていることにより、壁面か
らの突出量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わる開口部構造を示
し、(A)は開口部構造を揺動式のドアウイングに適用
した正面図、(B)はその側面図、(C)は要部の拡大
正面図、(D)は要部の拡大縦断面図である。
【図2】同じく、(A)は額縁の要部の拡大正面図、
(B)は額縁の要部の拡大縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係わる開口部構造を示
し、(A)は開口部構造を揺動式のドアウイングに適用
した正面図、(B)はその側面図、(C)は要部の拡大
正面図、(D)は要部の拡大縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係わる開口部構造を示
し、開口部構造を滑動式の窓ウイングに適用した正面図
である。
【図5】従来の開口部構造を示し、(A)は滑動式ドア
ウイングと周辺部分の斜視図、(B)はドアウイングに
よって額縁の内側開口を閉成した状態の平面図、(C)
はドアウイングによって額縁の内側開口を開放した状態
の平面図である。
【符号の説明】
11…壁面 12…開口 13…額縁 13d…凹陥部(凹部) 15…手摺 16…手摺棒 17…固定カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に開設された開口の開口縁部に、該開
    口縁部の設けられる方向に沿う手摺が形成されているこ
    とを特徴とする開口部構造。
  2. 【請求項2】前記開口縁部に凹部が設けられ、該凹部内
    に前記手摺が形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の開口部構造。
JP11114064A 1999-04-21 1999-04-21 開口部構造 Pending JP2000303742A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133460A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Comany Inc 間口の門型枠体

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