JP3861260B2 - 消火器ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、オフィスビル等の建物の壁面に埋め込んで使用される消火器ケースに関し、特に外観を良くした構造のものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、消火器ケースが邪魔にならないようにするために、壁面に埋め込んで使用するタイプのものがある。
【0003】
この消火器ケースは、建物の壁面に形成した凹部内に取付用ブラケットを固定し、この取付用ブラケット内に消火器ケース本体を嵌入して取り付けるようにしたものであるが、壁面と取付用ブラケットの間に生ずる隙間は、消火器ケース本体の前端外周に形成した鍔部で覆い隠すようにしていた。
【0004】
そのため、消火器ケースが実際よりも大きく感じるだけでなく、鍔部が露出しているため壁面とマッチせず違和感が生ずるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明では、上記の問題点を解決し、外部に露出する鍔部をなくし、外観を良くした消火器ケースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのためこの発明では、建物の壁面Wに形成した凹部内に取付用ブラケット5を固定し、この取付用ブラケット5内に消火器ケース本体1を嵌入して取り付けた消火器ケースであって、取付用ブラケット5の前部に消火器ケース本体1が嵌入する大きさの枠体5cを設け、且つ前記枠体5cの前端を壁面Wと面一に取り付けるようにし、前記取付用ブラケット5に当たり部 5d を内側に向けて設け、消火器ケース本体1に鍔部 1a を外側に向けて設け、取付用ブラケット5の当たり部 5d に消火器ケース本体1の鍔部 1a を当接させて消火器ケース本体1が位置決めされるようにし、かつ、消火器ケースが、前面に透明な板体からなる扉2を取り付けたものであり、消火器ケース本体1の前端に鍔部 1a が形成され、枠体 5c の後端付近に当たり部 5d が形成され、さらに扉2が、壁面Wと面一になるように、ヒンジ3により消火器ケース本体1より前方に突出して取り付けられている消火器ケースとした。
【0007】
このようにすれば、壁面に従来の消火器ケースのような鍔部が表れないようになる。
【0008】
壁面に壁紙を貼った場合には、枠体5cの上にも壁紙を貼ることができ、枠体5cを壁紙で覆い隠して見えなくすることもできる。
【0009】
また、消火器ケース本体1の取付用ブラケット5に対する位置決めが容易になる。さらに、壁面に壁紙を貼り、壁紙を取付用ブラケット5の内側に折り込んだ場合には、内側に折り込んだ壁紙の端を消火器ケース本体1の鍔部1aで覆って隠すことができる。
【0010】
しかも、消火器ケース本体1が壁面より奥まった位置に取り付けられているので、扉2が透明なものであっても、消火器ケース本体1が外部から見えにくくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の消火器ケースの壁面への取り付け状態を示す分解斜視図であり、図2はこの発明の消火器ケースの壁面への取り付け状態における正面図、図3は消火器ケースの左側部の構造を示す中央縦断面図、図4は消火器ケースの右側部の構造を示す中央縦断面図、図5は壁面への取り付け状態における横断面図である。
【0012】
以下、これらの図面に基づき説明する。
【0013】
符号1は、消火器ケース本体であり、左右の側面板と上面板と底面板と後面板からなる前方が開放された箱型をしており、金属板で形成されたものである。さらに、消火器ケース本体1の前端外周には鍔部1aを設けている。また、消火器ケース本体1の後面板には、消火器を吊り下げるフック1bを取り付けている。
【0014】
消火器ケース本体1の前面には、アクリル樹脂や強化ガラスからなる透明な扉2をヒンジ3,3にて蝶着しており、他端側をマグネットラッチ4で係止している。ヒンジ3は、基端側が消火器ケース本体1に固定され、消火器ケース本体1より前方且つ水平に延設された腕部3aの先に扉固定部3bを回動自在に取り付けたものであり、扉2はヒンジ3により消火器ケース本体1より前方に突出した状態で取り付けられている。
【0015】
マグネットラッチ4は、磁石の吸着力を利用した係止具であり、家具一般に使用されている公知の構造のものである。
【0016】
この消火器ケース本体1は、建物の壁面Wに形成した凹部内に取付用ブラケット5を固定し、この取付用ブラケット5内に消火器ケース本体1を嵌入して取り付けるようになっている。
【0017】
この取付用ブラケット5は、鉄板を折曲して形成した縦型四角形をしたブラケット本体5aと、ブラケット本体5aの後方より水平方向に延びるコの字形の枠5bを上下に取り付けている。さらに、ブラケット本体5aの前部には消火器ケース本体1が嵌入する大きさの枠体5cを設け、且つ前記枠体5cの前端は壁面Wと面一になるように取り付けられている。またさらに、ブラケット本体5aの内周面には、消火器ケース本体1の鍔部1aの後ろ側の面と当接する当たり部5dを形成している。
【0018】
この実施例では、壁面Wは、プラスターボード(石膏ボード)からなるものであり、その上に壁紙Pを貼ってその表面を仕上げするようになっている。
【0019】
この消火器ケースを取り付けるには、次の様にして施工する。
【0020】
まず、プラスターボードからなる壁面Wに取付用ブラケット5が入る大きさの凹部を形成し、そこに取付用ブラケット5を枠体5cの前端が壁面Wと面一なるように調整して固定する。ここでいう面一とは、完全なものでなくても良く、概略一致していれば良い。
【0021】
取付用ブラケット5の凹部内での固定方法は従来からある任意の工法により施工する。枠体5cと壁面Wとの間に生ずる隙間は、目地用コーキング剤により埋めておく。
【0022】
次に壁面Wに壁紙Pを貼ると同時に、壁紙Pを枠体5cの内側の当たり部5dに至るところまで貼っておく。
【0023】
壁面Wの凹部内に固定された取付用ブラケット5に消火器ケース本体1を嵌入し、取り付けネジ6,6で消火器ケース本体1を取付用ブラケット5に固定する。このとき、消火器ケース本体1の鍔部1aが取付用ブラケット5の当たり部5dに当接し、消火器ケース本体1の位置決めがされるようになっている。
【0024】
またこのとき、取付用ブラケット5の内側に折り込んだ壁紙Pの端を、消火器ケース本体1の鍔部1aで覆い隠せば、壁紙Pの端が見えず、外観が良くなる。
【0025】
このようにして施工して壁面Wに取り付けられた消火器ケースは、取付用ブラケット5の枠体5cも壁紙Pにより覆われているので、表側からは扉2しか見えない。
【0026】
そのため、この発明の消火器ケースは、外観の良いスッキリとしたものとなる。
【0027】
以上が実施例の説明であり、施工する壁面Wを、プラスターボードに壁紙Pを貼ったものとした例を示したが、壁面Wは土壁等任意に変更することができる。
【0028】
【発明の効果】
この発明では、上述のように構成されており、従来の消火器ケースのような鍔部が壁面上に表れないので、スッキリとした外観の良いものになる。
【0029】
さらに、取付用ブラケット5に当たり部5dを設け、消火器ケース本体1に鍔部1aを設け、取付用ブラケット5の当たり部5dに消火器ケース本体1の鍔部1aを当接させて消火器ケース本体1が位置決めされるようにしたことにより、消火器ケース本体1の取付用ブラケット5に対する位置決めが容易になり、取り付け易いものになる。さらに、壁面に壁紙を貼り、壁紙を取付用ブラケット5の内側に折り込んだ場合には、内側に折り込んだ壁紙の端を消火器ケース本体1の鍔部1aで覆って隠すことができるので、より外観の良いものになる。
【0030】
また、消火器ケースが前面に透明な板体からなる扉2を取り付けたものであり、消火器ケース本体1の前端に鍔部1aが形成され、枠体5cの後端付近に当たり部5dが形成され、さらに扉2が壁面Wと面一になるようにヒンジ3により消火器ケース本体1より前方に突出して取り付けられていようにしたことにより、消火器ケース本体1が壁面より奥まった位置に取り付けられているので、扉2が透明なものであっても、消火器ケース本体1が外部から見えにくくなり、外観の良いものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の消火器ケースの壁面への取り付け状態を示す分解斜視図である。
【図2】 この発明の消火器ケースの壁面への取り付け状態における正面図である。
【図3】 この発明の消火器ケースの左側部の構造を示す中央縦断面図である。
【図4】 この発明の消火器ケースの右側部の構造を示す中央縦断面図である。
【図5】 この発明の消火器ケースの壁面への取り付け状態における横断面図である。
【符号の説明】
W 壁面
1 消火器ケース本体
1a 鍔部
2 扉
3 ヒンジ
5 取付用ブラケット
5c 枠体
5d 当たり部
Claims (1)
- 建物の壁面(W)に形成した凹部内に取付用ブラケット(5)を固定し、この取付用ブラケット(5)内に消火器ケース本体(1)を嵌入して取り付けた消火器ケースであって、取付用ブラケット(5)の前部に消火器ケース本体(1)が嵌入する大きさの枠体(5c)を設け、且つ前記枠体(5c)の前端を壁面(W)と面一に取り付けるようにし、取付用ブラケット(5)に当たり部( 5d )を内側に向けて設け、消火器ケース本体(1)に鍔部( 1a )を外側に向けて設け、取付用ブラケット(5)の当たり部( 5d )に消火器ケース本体(1)の鍔部( 1a )を当接させて消火器ケース本体(1)が位置決めされるようにし、かつ、消火器ケースが、前面に透明な板体からなる扉(2)を取り付けたものであり、消火器ケース本体(1)の前端に鍔部( 1a )が形成され、枠体( 5c )の後端付近に当たり部( 5d )が形成され、さらに扉(2)が、壁面(W)と面一になるように、ヒンジ(3)により消火器ケース本体(1)より前方に突出して取り付けられていることを特徴とする消火器ケース。
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