JP2000302602A - 水面浮遊性粒状農薬製剤、その製造方法およびその散布方法 - Google Patents

水面浮遊性粒状農薬製剤、その製造方法およびその散布方法

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JP2000302602A
JP2000302602A JP11116053A JP11605399A JP2000302602A JP 2000302602 A JP2000302602 A JP 2000302602A JP 11116053 A JP11116053 A JP 11116053A JP 11605399 A JP11605399 A JP 11605399A JP 2000302602 A JP2000302602 A JP 2000302602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農薬有効成分が自己拡散する性質を有し、従
来の製剤よりも大きな形状の水面浮遊性粒状製剤におい
て、確実に水面浮遊性が見られ、且つ、容易な散布を実
現し、又、散布時に農薬の被曝がなく、発生した粉塵に
よる周囲の作物、環境への影響がない粒状製剤を提供す
ること。 【解決手段】 農薬有効成分、界面活性剤、固体担体、
水面浮遊性付与剤、水、必要に応じてその他補助剤を含
有してなる成形物であって、下記条件(1)〜(3)を
満たす水面浮遊性粒状農薬製剤並びにその製造方法。 (1)1粒当たりの重量が0.03g〜0.3g、且つ1
粒の密度が0.4以上1.0未満 (2)1粒の短径と長径の比率が1〜3、曲面で構成さ
れた外的形状 (3)水面に浮いた粒が崩壊分散するまでの時間が30
分以内

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水田あるいは貯水
池等に直接散布する粒状農薬製剤に関し、さらに詳しく
は、省力的な農薬散布が可能であり、且つ、使用者や周
辺環境への影響がない水面浮遊性粒状農薬製剤、その製
造方法及びその散布法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水田で用いられる農薬製剤は、粒
剤、粉剤、乳剤、水和剤、及びフロアブル剤が一般的で
ある。これらの農薬製剤のなかで粒剤及び粉剤は、通常
10アール当たり3〜4kgを水に希釈しないで直接散
布されてきたが、近年、農薬散布の省力化が叫ばれてお
り、これに対応するために、製剤中の農薬活性成分含有
量を高めて製剤としての散布量を低減することや、ある
いは水田に入らずに畦畔から投げ込むだけで散布可能な
農薬製剤が検討されている。
【0003】このような要求に対して種々の農薬製剤が
検討され、その技術が公開されている。例えば、農薬活
性成分を比重が1以下のロウ状物質に溶解あるいは分散
し、水溶性増量剤に被覆あるいは含有させた農薬粒剤
(特開昭55−154902号、特開昭56−3090
1号、特開平7−101805号)、軽石あるはパーラ
イトなどの水面浮遊性担体に殺菌成分を担持させた組成
物(特公昭48−1179)、パーライトにパラフィン
石油樹脂等を用いて殺虫成分を付着させた組成物(特公
昭48−1181号)、パーライトなど水に浮く無機担
体に殺草成分を担持させた組成物(特公昭48−118
2号)、48メッシュ以下の鉱物質粒状担体に農薬活性
成分と撥水性物質を担持させた粒状農薬製剤(特開昭4
8−56831号)、比重1以下で粒径5mm以下の中
空体に農薬活性成分を担持し成形した組成物(特開昭5
8−65203号)、カーバメート系農薬活性成分を水
に対する分配係数が10以上の有機化合物と混合し、
水浮遊性担体に撥水性物質とともに担持させた組成物
(特開平2−174702号)が開示されている。しか
し、いずれも農薬活性成分を含んだロウ状物質や農薬活
性成分が担持された粒核が長時間水面に浮遊するため、
風による吹き寄せにより水田中の農薬活性成分の濃度む
らが生じ薬効不足や薬害の発生原因となる等の問題があ
った。
【0004】また、農薬活性成分と特定の界面活性剤、
ベントナイト、水浮遊性中空粒子を含有する組成物(特
開平7−82102号)や、農薬活性成分と250μm
以下のガラス質中空体と特定の界面活性剤を含有する組
成物(特開平6−345603号)が開示されている
が、良好な崩壊性を得るためには、実質上、粒の大きさ
を2mm以下とする必要があり、散布時に風の影響を受
け支障を来す。更に、農薬活性成分と比重が1以下の粉
末基剤、特定の性質を有する界面活性剤より成る組成物
で粒径1mm〜5mmの水面浮遊性粒剤が開示されてい
るが(特開平7−233002号)、比重が1以下の粉
末基剤の配合量が多いため、圧縮崩壊強度が非常に低
く、散布する際散布者が農薬に被曝したり、周辺環境へ
飛散する問題があった。
【0005】更にまた、特開平6−336403号には
農薬活性成分と焼成バーミキュライトあるいは発泡パー
ライト、発泡シラス、コルク及びアセチレン系界面活性
剤を含有する製剤を水溶性フィルムに包んだ組成物が開
示されているが、水面浮遊性を付与するための焼成バー
ミキュライトあるいは発泡パーライト、発泡シラス、コ
ルクの配合量が多いため、圧縮崩壊強度が非常に低く、
水田に直接散布すると農薬の被曝及び周辺環境への影響
があるため、水溶性フィルムに包装して投げ入れること
を前提としている。しかもこの技術を用いた粒状物は、
散布後その一部は水没するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、農薬有効成
分が自己拡散する性質を有し、従来の製剤よりも大きな
形状の水面浮遊性粒状製剤において、確実に水面浮遊性
が見られ、且つ、容易な散布を実現し、又、散布時に農
薬の被曝がなく、発生した粉塵による周囲の作物、環境
への影響がない粒状製剤を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは水面浮遊性
粒状製剤、特にその好適な物理的性状について鋭意研究
した結果、粒状製剤の物理的性状を特定の範囲とするこ
とにより、農薬有効成分が自己拡散する性質を有する粒
状製剤が得られ、前記の課題を解決することができるこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明は、農薬有効成分、界面活
性剤、固体担体、水面浮遊性付与剤、水、必要に応じて
その他補助剤を含有する成形物であって、下記条件
(1)〜(3)を満たす水面浮遊性粒条農薬製剤を提供
するものである。 (1)1粒当たりの重量が0.03g〜0.3g、且つ1
粒の密度が0.4以上1.0未満 (2)1粒の短径と長径の比率が1〜3、曲面で構成さ
れた外的形状 (3)水面に浮いた粒が崩壊分散するまでの時間が30
分以内
【0009】また本発明は、農薬有効成分、界面活性
剤、固体担体、水面浮遊性付与剤、その他補助剤、水を
混合し、これらを造粒後、1粒の短径と長径の比率が1
〜3、曲面で構成された外的形状となるように成形し、
更に水分が水面浮遊性粒状農薬製剤100重量部に対し
て0.3部〜6部となるまで乾燥するか、界面活性剤、
固体担体、水面浮遊性付与剤、その他補助剤、水を混合
し、これらを造粒後、1粒の短径と長径の比率が1〜
3、曲面で構成された外的形状となるように成形し、更
に水分が水面浮遊性粒状農薬製剤100重量部に対して
0.3〜6重量部となるまで乾燥した後、農薬有効成分
を吸着せしめる上記水面浮遊性粒状農薬製剤の製造法を
提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の水面浮遊性粒状農薬製剤
は、成分として農薬有効成分、界面活性剤、固体担体、
水面浮遊性付与剤および水の他、必要に応じてその他補
助剤を含有するものであり、これら成分を次の条件
(1)〜(3)を満足するように成形したものである。 (1)1粒当たりの重量が0.03g〜0.3g、且つ目
的の1粒の密度が0.4以上1.0未満 (2)1粒の短径と長径の比率が1〜3、曲面で構成さ
れた外的形状 (3)水面に浮いた粒が崩壊分散するまでの時間が30
分以内 そして、好ましくはその1粒当たりの圧縮崩壊強度は
0.1kgf以上である。
【0011】本発明の水面浮遊性粒状農薬製剤(以下、
「浮遊製剤」という)において、原料として用いること
のできる農薬活性成分は、一般に農薬として用いられる
ものであれば特に限定されず、固体あるいは液体状の何
れでも用いることができる。この農薬活性成分は水に難
溶性あるいは易溶性であってもよく、例えば、除草剤、
殺菌剤、殺虫剤、植物成調節剤等の農薬活性成分が用い
られるが、とりわけ水面施用において有用な農薬活性成
分が好適である。
【0012】本発明に用いることのできる農薬活性成分
の具体例としては、例えば、除草剤として、2−メチル
−4−クロロフェノキシチオ酢酸−S−エチル(フェノ
チオール)、α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリ
ド(ナプロアニリド)、5−(2,4−ジクロロフェノ
キシ)−2−ニトロ安息香酸メチル(ビフェノック
ス)、S−(4−クロロベンジル)N,N−ジエチルチ
オカーバメート(ベンチオカーブ)、S−ベンジル=
1,2−ジメチルプロピル(エチル)カオカルバマート
(エスプロカルブ)、S−エチルヘキサヒドロ−1H−
アゼピン−1−カーボチオエート(モリネート)、S−
1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジン−1−カ
ルボチオアート(ジメピペレート)、O−3−tert
−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチ
ル)チオカルバマート(ピリブチカルブ)、2−クロロ
−2',6'−ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセト
アニリド(ブタクロール)、2−クロロ−2',6'−ジ
エチル−N−(2−プロポキシエチル)アセトアニリド
(プレチラクロール)、(RS)−2−ブロモ−N−
(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメチルブチル
アミド(ブロモブチド)、2−ベンゾチアゾール−2−
イルオキシ−N−メチルアセトアニリド(メフェナセッ
ト)、1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラ
トリル)尿素(ダイムロン)、メチル=α−(4,6−
ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファ
モイル)−O−トルアート(ベンスルフロンメチル)、
1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3
−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イル)尿素(イマゾスルフロン)、エチル=
5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカルバ
モイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−4−
カルボキシラート(ピラゾスルフロンエチル)、2メチ
ルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−s−トリアジ
ン(シメトリン)、2−メチルチオ−4,6−ビス(イ
ソプロピルアミノ)−s−トリアジン(プロメトリ
ン)、2−メチルチオ−4−エチルアミノ−6−(1,
2−ジメチルプロピルアミノ)−s−トリアジン(ビメ
タメトリン)、2,4−ジクロロフェニル−3'−メトキ
シ−4'−ニトロフェニルエーテル(クロメトキシニ
ル)、5−ターシャリ−ブチル−3−(2,4−ジクロ
ロ−5−イソプロポキシフェニル)、1,3,4−オキサ
ジアゾリン−2−オン(オキサジアゾン)、4−(2,
4−ジクロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピ
ラゾリル−p−トルエンスルホネート(ピラゾレー
ト)、2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセトフェ
ノン(ピラゾキシフェン)、(RS)−2−(2,4−
ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオンアニリド(ク
ロメプロップ)、2−[4−[2,4−ジクロロ−m−
トルオイル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イル
オキシ]−4'−メチルアセトフェノン(ベンゾフェナ
ップ)、S,S'−ジメチル=2−ジフルオロメチル−4
−イソブチル−6−トリフルオロメチルピリジン−3,
5−ジカルボチオアート(ジチオピル)、2−クロロ−
N−(3−メトキシ−2−テニル)−2',6'−ジメチ
ルアセトアニリド(テニルクロール)、n−ブチル−
(R)−2−[4−(2−フルオロ−4−シアノフェノ
キシ)フェノキシ]プロピオネート(シハロホップブチ
ル)、3−[1−(3,5−ジクロルフェニル)−1−
メチルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−
フェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン(オキ
サジクロメホン)、3−(4−クロロ−5−シクロペン
チルオキシ−2フリオロフェニル)−5−イソプロピリ
デン−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン(ペント
キサゾン)、1−(ジエチルカルバモイル)−3−
(2,4,6−トリメチルフェニルスルフォニル)−1,
2,4−トリアゾール(カフェンストロール)、N−
{[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミ
ノカルボニル]}−1−メチル−4−(2−メチル−2
H−テトラゾール−5−イル)(アジムスルフロン)、
メチル 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−
イル)オキシ]−6−[(E)−1−(メトキシイミ
ノ)エチル]ベンゾエイト(ピリミノバックメチル)等
が挙げられる。
【0013】また、農薬活性成分のうち殺菌剤の具体例
としては、O,O−ジイソプロピル−S−ベンジルチオ
フォスフェート(IBP)、3'−イソプロポキシ−2
−メチルベンズアニリド(メプロニル)、α,α,α−ト
リフルオロ−3'−イソプロポキシ−O−トルアニリド
(フルトラニル)、3,4,5,6−テトラクロロ−N−
(2,3−ジクロロフェニル)フタルアミド酸(テクロ
フタラム)、1−(4−クロロベンジル)−1−シクロ
ペンチル−3−フェニル尿素(ペンシクロン)、6−
(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)−3(2
H)−ピリダジノン(ジクロメジン)、メチル=N−
(2−メトキシアセチル)−N−(2,6−キシリル)
−DL−アラニナート(メタラキシル)、(E)−4−
クロロ−α,α,α−トリフルオロ−N−(1−イミダゾ
ール−1−イル−2−プロポキシエチリデン)−o−ト
ルイジン(トリフルミゾール)、カスガマイシン、バリ
ダマイシン、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチ
アゾール−1,1−ジオキシド(プロベナゾール)、ジ
イソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イリデン−マ
ロネート(イソプロチオラン)、5−メチル−1,2,4
−トリアゾロ[3,4−b]ベンゾチアゾール(トリシ
クラゾール)、1,2,5,6−テトラヒドロピロロ[3,
2,1−ij]キノリン−4−オン(ピロキロン)、5
−エチル−5,8−ジヒドロ−8−オキソ[1,3]ジオ
キソロ[4,5−g]キノリン−7−カルボン酸(オキ
ソリニック酸)、(Z)−2'−メチルアセトフェノン
=4,6−ジメチルピリミジン−2−イルヒドラゾン4,
5,6,7−テトラクロロフタリド(フェリムゾン)、3
−(3,5−ジクロロフェニル)−N−イソプロピル−
2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド
(イプロジオン)等が挙げられる。
【0014】更に、農薬活性成分のうち殺虫剤の具体例
としては、O,O−ジメチル−O−(3−メチル−4−
ニトロフェニル)チオホスフェート(MEP)、(2−
イソプロピル−4−メチルピリミジル−6)−ジエチル
チオホスフェート(ダイアジノン)、1−ナフチル−N
−メチルカードメート(NAC)、O,O−ジエチル−
O−(3−オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジン−
6−イル)ホスホロチオエート(ピリダフェンチオ
ン)、O,O−ジメチル−O−3,5,6−トリクロロ−
2−ピリジルホスホロチオエート(クロルピリホスメチ
ル)、ジメチルジカルベトキシエチルジチオホスフェー
ト(マラソン)、O,O−ジメチル−S−(N−メチル
カルバモイルメチル)ジチオホスフェート(ジメトエー
ト)、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオフェニ
ルホスフェート(プロパホス)、O,S−ジメチル−N
−アセチルホスホロアミドチオエート(アセフェー
ト)、エチルパラニトロフェニルチオノベンゼンホスホ
ネート(EPN)、2−セカンダリ−ブチルフェニル−
N−メチルカーバメート(BPMC)、2,3−ジヒド
ロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ[b]フラニル=N
−ジブチルアミノチオ−N−メチルカルバマート(カル
ボスルファン)、エチル=N−[2,3−ジヒドロ−2,
2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル
(メチル)アミノチオ]−N−イソプロピル−β−アラ
ニナート(ベンフラカルブ)、(RS)−α−シアノ−
3−フェノキシベンジル=(RS)−2,2−ジクロロ
−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボ
キシラート(シクロプロトリン)、2−(4−エトキシ
フェニル)−2−メチルプロピル=3−フェノキシベン
ジル=エーテル(エトフェンプロックス)、1,3−ビ
ス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)プロパン塩酸塩(カルタップ)、5−ジメチルアミ
ノ−1,2,3−トリチアンシュウ酸塩(チオシクラ
ム)、S,S'−2−ジメチルアミノトリメチレン=ジ
(ベンゼンチオスルホナート)(ベンスルタップ)、2
−ターシャリ−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−
フェニル−1,3,5,6テトラヒドロ−2H−1,3,5
−チアジアジン−4−オン(ブプロフェジン)等が、植
物成調節剤としては、4'−クロロ−2'−(α−ヒドロ
キシベンジル)イソニコチンアニリド(イナベンフィ
ド)、(2RS,3RS)−1−(4−クロロフェニ
ル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリ
アゾール−1−イル)ペンタン−3−オール(パクロブ
トラゾール)、(E)−(S)−1−(4−クロロフェ
ニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)ペンタ−1−エン−3−オール
(ウニコナゾール)等を挙げることができるが、本発明
はこれら農薬活成分に限定されるものではない。
【0015】上記の各農薬活性成分は単独で又は2種以
上を混合して用いることができる。また、これら農薬活
性成分の配合割合の合計は、組成物100重量部に対し
て、通常、0.1重量部〜70重量部、好ましくは1重
量部〜50重量部であり、より好ましくは2重量部〜2
5重量部である。
【0016】本発明の浮遊製剤では、水面に浮遊した粒
を崩壊させ、農薬有効成分を水中に拡散させるために界
面活性剤を使用する。用いることのできる界面活性剤
は、農薬製剤に一般的に使用されるものであり、例え
ば、ポリエチレングリコール高級脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアリー
ルフェニルエーテル、ソルビタンモノアルキレート、ア
セチレンアルコールおよびアセチレンジオール並びにそ
れらのアルキレンオキシド付加物等のノニオン性界面活
性剤、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスル
ホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン
酸塩及びその縮合物、アルキル硫酸エステル塩、アルキ
ル燐酸エステル塩、アルキルアリール硫酸エステル塩、
アルキルアリール燐酸エステル塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン
アルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアリールフェニルエーテル燐酸エステル塩、ポ
リカルボン酸型高分子活性剤等のアニオン性界面活性剤
等、さらにはシリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活
性剤を挙げることができる。中でもアセチレンアルコー
ルおよびアセチレンジオール並びにそれらのアルキレン
オキシド付加物、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界
面活性剤が好適である。 なお、液体の界面活性剤は、
ホワイトカーボン、珪藻土、尿素等の固体担体に吸着し
て用いても良い。
【0017】これらの界面活性剤は単独であるいは2種
以上を混合して用いることができ、またそれらの界面活
性剤の配合割合は、組成物100重量部に対して、通
常、0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜20重量
部、さらに好ましくは2〜10重量部である。
【0018】本発明の浮遊製剤に配合される固体担体と
しては、水溶性あるいは非水溶性の固形担体を用いるこ
とができ、これらを組み合わせて用いることもできる。
水溶性固形担体は、例えば、硫酸アンモニウム、重炭酸
アンモニウム、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、
塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、ク
エン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム等の有機又は無機酸塩類、クエン酸、コハク酸等の有
機酸類、蔗糖、ラクトース等の糖類、尿素等を挙げるこ
とができる。また、非水溶性固形担体は一般的には鉱物
質微粉が用いられ、例えば、クレー類、炭酸カルシウ
ム、ベントナイト、タルク、珪藻土、ステアリン酸カル
シウム、ホワイトカーボン等を挙げることができる。こ
れら増量剤の配合割合は、組成物100重量部に対し
て、通常、5〜80重量部、好ましくは10〜70重量
部である。
【0019】また、本発明の浮遊製剤には水面浮遊性付
与剤が配合される。この水面浮遊性付与剤は、粒状の浮
遊製剤を散布した際、各粒が水中に沈むことなく、水面
に浮遊する性質を付与するもので、独立した1個または
複数個の気室を有する物質である。具体的には、例え
ば、真珠岩や黒曜石よりなるパーライト、シラスよりな
る発泡シラス、アルミノシリケート系で焼成してなるフ
ィライト、珪酸ソーダあるいは硼砂を発泡させたマイク
ロバルーン、軽石、粒状珪藻土、粒状活性炭、木粉、コ
ルク粉、フェノール樹脂よりなるフェノールマイクロバ
ルーン、エポキシ樹脂よりなるエコスフェアー、ポリウ
レタンよりなるポリウレタンフォーム、ポリアクリロニ
トリルよりなるマイクロスフェアー等が挙げられるが、
中でもマイクロスフェアーが好適である。マイクロスフ
ェアーは、それ自体の浮力によって水面に浮遊させる性
質を付与するのではなく、これを用いて成形する際、非
常に多くの空気を造粒物に混入させることができ、即
ち、非常に少ない含有量でも効果が高いこと、又、紫外
線によって中空構造が容易に破壊されるため、いつまで
も水面を漂うことがない点で好ましい。
【0020】これら水面浮遊性付与剤は配合量が多いと
圧縮崩壊強度が小さくなるため、配合量は組成物100
重量部に対して0.3〜30重量部、望ましくは0.5〜
20重量部を含有させる。本発明においては、これら水
面浮遊性付与剤を配合し、1粒の密度が0.4以上1.0
未満、好ましくは0.4以上0.9以下、さらに好ましく
は0.4以上0.8以下となるようにする。1粒の密度が
1.0以上では水面浮遊性が得られない。1粒の密度が
0.4以下の場合、崩壊圧縮強度が小さく、粉塵発生量
が多くなり、又、散布飛距離も短くなるため好ましくな
い。
【0021】本発明の浮遊製剤において、水は必須成分
である。本発明の水面浮遊性粒状農薬製剤は、前出の水
面浮遊性付与剤と水を含有することによってはじめて良
好な水面浮遊性が得られる。水を含有することで水面浮
遊性が得られることは、全く意外な知見である。本発明
において水は水面浮遊性粒状農薬製剤100重量部に対
して0.3〜6重量部、望ましくは0.5〜5重量部であ
り、更に望ましくは0.8〜3重量部である。水が0.3
重量部以下の場合、水に粒状物を投入すると、数秒間は
水面に浮遊するが、その後粒状物内部の空気が抜けて沈
降する。一方、水が6重量部以上の場合、圧縮崩壊強度
が低くなり、散布時に粒が衝突、崩壊することにより微
粉が発生するため望ましくない。本発明の浮遊製剤中の
水の含有量は、例えばカールフィッシャー方式の水分測
定装置を用いて測定することができる。
【0022】本発明においては、上記の必須成分の他
に、補助剤が必要により配合される。この任意成分であ
る補助剤の例としては、結合剤、有機溶剤等を挙げるこ
とができる。用いることのできる結合剤は農薬粒状組成
物に一般的に用いられるもので、水溶性の物質が望まし
い。この結合剤の例としては、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム塩、デキストリン、水溶性デンプン、キ
サンタンガム、グアシードガム、蔗糖、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリ
ウム塩、平均分子量6000〜20000のポリエチレ
ングリコール、平均分子量10万〜500万のポリエチ
レンオキサド等を挙げることができる。これらの結合剤
の配合割合は、組成物100重量部に対して、通常、
0.01〜10重量部、好ましくは0.1〜6重量部であ
る。
【0023】また、有機溶剤は農薬活性成分を溶解させ
る場合に用いられ、例えば、ジオクチルフタレート、メ
チルナフタレン、アルキルピロリドン、フニルキシリー
ルエタン、グリセリン、アルキレングリコール等を用い
ることができるが、高沸点溶剤が望ましい。これら有機
溶剤の配合量は、農薬活性成分に対して、通常10〜2
00重量部である。
【0024】上記各成分で構成される本発明の浮遊製剤
に要求される物理的性状の一つは、1粒当たりの重量が
0.03g〜0.3gで、その密度が0.4以上1.0未満
であることである。1粒当たりの重量が0.03g以下
の場合、風上に向かって散布を行うと吹き戻されてしま
うため、農薬被曝の危険性が増したり、また、姿勢を低
くし足下に散布することになるため、散布作業に労力を
必要とするばかりか、散布飛距離が短いため期待した農
薬の効果が得られない。一般に、風下部分は藻類が吹き
寄せられており、そこに水面浮遊性粒状農薬製剤を局所
散布しても良好な拡散性が得られないため、ある程度散
らばった状態で散布することが必要であり、そのために
は1粒当たりの重量は0.03g以上でなければならな
い。本発明の水面浮遊性粒状農薬製剤は農薬の被曝を防
ぐために、箱等の容器から振りまいたり、あるいは動力
散布機による機械散布を行うことが望ましいが、1粒当
たりの重量が0.3g以上の場合、箱等の容器から振り
まく際、一振りで多量の薬剤が吐出し、即ち吐出回数が
減り拡散不良の原因となるため好ましくなく、さらに、
吐出孔の面積を調整し、一振りで多量の薬剤が吐出しな
いようにすると散布不良を来すことになる。なお、本発
明の水面浮遊性粒状農薬製剤を箱等の容器から振りまい
て散布する場合、散布不良を防止するためには、吐出孔
の面積を造粒径の20倍以上、望ましくは25倍以上と
する。又、藻類が発生した水田に散布する場合、均一な
拡散性を得るためには10a当たり少なくも20回以上
吐出するようにするのが望ましい。機械散布する際も、
1粒当たりの重量が0.3g以上の場合、単位時間当た
りの吐出量が多量にならないように開度を調整すると散
布不良を来すことになる。
【0025】本発明の浮遊製剤に要求される物理的性状
の第二は、1粒の短径と長径の比率が1〜3で、曲面で
構成された外的形状の粒あることである。短径と長径の
比率は、より好ましくは1〜2である。さらに、散布時
に粒が衝突、崩壊することによる微粉の発生を防止する
ためには、1粒当たりの圧縮崩壊強度が0.1kgf以
上、好ましくは0.3kgf以上とすることがより好ま
しい。この圧縮崩壊強度は、1粒に一定の重力加速度で
荷重を加えた際、粒が崩壊する時の荷重値である。1粒
当たりの圧縮崩壊強度は、一般に市販されている荷重試
験機、あるいは引張圧縮試験機等を用いて測定すること
ができる。
【0026】本発明の浮遊製剤に要求される物理的性状
の第三は、水面に浮いた粒が崩壊分散するまでの時間が
30分以内であることである。粒が崩壊分散するまでの
時間が30分以上となると、散布した際、風によって粒
が吹き寄せられるため、水田中の成分が不均一となり、
風下部分の薬害の原因となったり、風上部分では期待し
た農薬の効果が得られない。この崩壊、分散時間の調整
は、前記界面活性剤の配合量や、その種類の選択により
行うことができる。
【0027】本発明の浮遊製剤の調製は、以上説明した
農薬有効成分、界面活性剤、固体担体、水面浮遊性付与
剤、その他補助剤を配合し、これを成形することにより
行われる。具体的な調製法の一例は上述の配合成分と水
を混合し、これらを造粒後、1粒の短径と長径の比率が
1〜3、曲面で構成された外的形状となるように成形
し、更に水分が水面浮遊性粒状農薬製剤100重量部に
対して0.3〜6重量部となるまで乾燥する方法が挙げ
られる。
【0028】浮遊製剤を製造するための成形の方法は特
に限定しないが、全原料を混合後水を加えて混練し、一
定の大きさの穴を開けたプレートから押し出して造粒す
る方法が好ましい。造粒物は適当な長さに裁断後、曲面
で構成された外的形状に成形する。その方法は特に限定
しないが、例えば、裁断は、押し出し造粒する孔の外側
に回転する刃(所謂スクレーパー)を取り付け、それを
回転させることで裁断する。裁断する長さは刃の回転速
度で調整することができる。又、成形は、裁断した造粒
物に転がる動きを与え、表面が滑らかな状態となった時
点で動きを止める方法が挙げられる。ここで表面が滑ら
かな状態、即ち曲面で構成された外的形状とは、全体が
丸みを帯びた状態以外に、一部が窪んだ状態も含む。曲
面で構成された外的形状に成形した後、水分が水面浮遊
性粒状農薬製剤100重量部に対して0.3〜6部の範
囲となるように乾燥し本発明の浮遊製剤とすれば良い。
【0029】また、本発明の浮遊製剤の別の調製法の例
としては、界面活性剤、固体担体、水面浮遊性付与剤、
その他補助剤、水を混合し、これらを造粒後、1粒の短
径と長径の比率が1〜3、曲面で構成された外的形状と
なるように成形し、更に水分が水面浮遊性粒状農薬製剤
100重量部に対して0.3〜6重量部となるまで乾燥
した後、農薬有効成分を吸着せしめる方法が挙げられ
る。
【0030】本発明の浮遊製剤は、水田に入らず、水に
希釈することなく直接散布する。手に握って散布するこ
とも可能であるが、被曝を避けるために、粒に触れない
で散布することが望ましい。散布する方法は、吐出孔を
設けた箱あるいは筒等の容器から振りまいたり、動力散
布機による機械散布、ラジコンヘリ等を用いた空中散
布、水田に流入する水に散布する水口散布等が挙げられ
る。
【0031】
【実施例】次に実施例、比較例および試験例を挙げ、本
発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等
により何ら制約されるものではない。
【0032】実 施 例 1 ベンスルフロンメチル1.5部、メフェナセット20
部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル3部
をホワイトカーボン3部に吸着させた粉末、ポリオキシ
エチレンアリールフェニルエーテル燐酸エステル塩3部
をホワイトカーボン3部に吸着させた粉末、アセチレン
アルコール3部をホワイトカーボン3部に吸着させた粉
末、デキストリン2部および塩化カリウム55.8部を
均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0033】得られた粉末と、マイクロスフェアー1.
2部を高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて
混練後、5mmの孔より押し出し造粒を行いながら、ス
クレーパーにて10mmの長さに裁断した。得られた造
粒物を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外
的形状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを
与えた後、水分が1.5部となるまで乾燥し浮遊製剤を
得た。
【0034】実 施 例 2 ベンスルフロンメチル1.5部、メフェナセット20
部、ホワイトカーボン3部に吸着させたポリオキシエチ
レンアリールフェニルエーテル3部、ポリオキシエチレ
ンアリールフェニルエーテル燐酸エステル塩3部をホワ
イトカーボン3部に吸着させた粉末、アセチレンアルコ
ール3部をホワイトカーボン3部に吸着させた粉末、デ
キストリン2部および塩化カリウム35.5部を均一に
混合後、衝撃式粉砕した。
【0035】得られた粉末と、発泡シラス20部を高速
攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、5
mmの孔より押し出し造粒を行いながら、スクレーパー
にて15mmの長さに裁断した。得られた造粒物を横置
きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外的形状とな
るまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを与えた後、
水分が3部となるまで乾燥し浮遊製剤を得た。
【0036】実 施 例 3 ピロキロン30部、リグニンスルホン酸ナトリウム塩2
部、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル燐酸
エステル塩3部をホワイトカーボン3部に吸着させた粉
末、デキストリン3部および硫安34部を均一に混合
後、衝撃式粉砕した。
【0037】得られた粉末と発泡シラス20部を高速攪
拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、7m
mの孔より押し出し造粒を行いながら、スクレーパーに
て14mmの長さに裁断した。得られた造粒物を横置き
にしたドラムに入れ、曲面で構成された外的形状となる
までドラムを回転し造粒物に転がる動きを与えた後、水
分が5部となるまで乾燥し浮遊製剤を得た。
【0038】実 施 例 4 エトフェンプロックス4部をフェニルキシリールエタン
4部に溶解した液をホワイトカーボン4部に吸着させた
粉末、ポリカルボン酸ナトリウム塩3部、アルキルアリ
ールスルホン酸塩2部、ポリオキシエチレンアリールフ
ェニルエーテル3部をホワイトカーボン3部に吸着させ
た粉末、ポリビニルアルコール1部、クレー10部およ
び硫安46部を均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0039】得られた粉末と発泡シラス25部を高速攪
拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、3m
mの孔より押し出し造粒を行いながら、スクレーパーに
て9mmの長さに裁断した。得られた造粒物を横置きに
したドラムに入れ、曲面で構成された外的形状となるま
でドラムを回転し造粒物に転がる動きを与えた後、水分
が5部となるまで乾燥し浮遊製剤を得た。
【0040】実 施 例 5 ピリミノバックメチル1.2部、ベンスルフロンメチル
2.1部、メフェナセット9部、ポリオキシエチレンア
リールフェニルエーテル4部をホワイトカーボン4部に
吸着させた粉末、アセチレンアルコール2.5部をホワ
イトカーボン2.5部に吸着させた粉末、ポリビニルア
ルコール1部、塩化カリウム10部および無水芒硝62
部を均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0041】得られた粉末と、マイクロスフェアー1部
を高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練
後、5mmの孔より押し出し造粒を行いながら、スクレ
ーパーにて10mmの長さに裁断した。得られた造粒物
を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外的形
状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを与え
た後、水分が0.7部となるまで乾燥し浮遊製剤を得
た。
【0042】実 施 例 6 ピリミノバックメチル2.4部、ベンスルフロンメチル
2.1部、カフェンストロール8.4部、ダイムロン18
部、ポリカルボン酸ナトリウム塩5部、ポリオキシエチ
レンアリールフェニルエーテル3部をホワイトカーボン
3部に吸着させた粉末、ポリアクリル酸ナトリウム塩
0.1部、ステアリン酸カルシウム2部および硫安54.
2部を均一に混合後、高速気流中粉砕した。
【0043】得られた粉末と、マイクロスフェアー0.
8部を高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて
混練後、5mmの孔より押し出し造粒を行いながら、ス
クレーパーにて10mmの長さに裁断した。得られた造
粒物を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外
的形状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを
与えた後、水分が1部となるまで乾燥し浮遊製剤を得
た。
【0044】実 施 例 7 ピリミノバックメチル1.2部、ベンスルフロンメチル
2部、オキサジクロメホン1.6部、ポリオキシエチレ
ンアリールフェニルエーテル2部をホワイトカーボン2
部に吸着させた粉末、ポリオキシエチレンアリールフェ
ニルエーテル燐酸エステル塩1部をホワイトカーボン1
部に吸着させた粉末、アセチレンアルコール2部をホワ
イトカーボン2部に吸着させた粉末、ポリアクリル酸ナ
トリウム塩0.1部、塩化カリウム15部および無水芒
硝66.9部を均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0045】得られた粉末と、マイクロスフェアー1.
2部を高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて
混練後、6mmの孔より押し出し造粒を行いながら、ス
クレーパーにて15mmの長さに裁断した。得られた造
粒物を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外
的形状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを
与えた後、水分が2部となるまで乾燥し浮遊製剤を得
た。
【0046】比 較 例 1 実施例1において、3mmの孔より押し出し造粒を行い
ながら、スクレーパーにて5mmの長さに裁断する以外
は同一の条件とし、浮遊製剤を得た。
【0047】比 較 例 2 実施例1において、押し出し造粒する際の孔数が10分
の1となるように孔を埋め、造粒圧を実施例1と比べて
高める以外は同一の条件とし、浮遊製剤を得た。
【0048】比 較 例 3 実施例7において、造粒物を24mmの長さとなるよう
に裁断する以外は同一の条件とし、浮遊製剤を得た。
【0049】比 較 例 4 ピリミノバックメチル1.2部、ベンスルフロンメチル
2部、オキサジクロメホン1.6部、ポリオキシエチレ
ンアリールフェニルエーテル2部をホワイトカーボン2
部に吸着させた粉末、ポリオキシエチレンアリールフェ
ニルエーテル燐酸エステル塩1部をホワイトカーボン1
部に吸着させた粉末、アセチレンアルコール2部をホワ
イトカーボン2部に吸着させた粉末、ポリアクリル酸ナ
トリウム塩0.1部、塩化カリウム15部および無水芒
硝68.7部を均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0050】得られた粉末と、マイクロスフェアー1.
2部を高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて
混練後、6mmの孔より押し出し造粒を行いながら、ス
クレーパーにて15mmの長さに裁断した。得られた造
粒物を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外
的形状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを
与えた後、水分が0.2部となるまで乾燥し浮遊製剤を
得た。
【0051】比 較 例 5 ピリミノバックメチル1.2部、ベンスルフロンメチル
2部、オキサジクロメホン1.6部、ポリオキシエチレ
ンアリールフェニルエーテル2部をホワイトカーボン2
部に吸着させた粉末、ポリオキシエチレンアリールフェ
ニルエーテル燐酸エステル塩1部をホワイトカーボン1
部に吸着させた粉末、アセチレンアルコール2部をホワ
イトカーボン2部に吸着させた粉末、ポリアクリル酸ナ
トリウム塩0.1部、塩化カリウム15部および無水芒
硝60.9部を均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0052】得られた粉末と、マイクロスフェアー1.
2部を高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて
混練後、6mmの孔より押し出し造粒を行いながら、ス
クレーパーにて15mmの長さに裁断した。得られた造
粒物を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外
的形状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを
与えた後、水分が8部となるまで乾燥し浮遊製剤を得
た。
【0053】比 較 例 6 実施例1において、8mmの孔より押し出し造粒を行い
ながら、スクレーパーにて16mmの長さに裁断する以
外は同一の条件とし、浮遊製剤を得た。
【0054】比 較 例 7 実施例6において、造粒物を裁断後、横置きにしたドラ
ムに入れて回転しない以外は同一の条件とし、円柱状の
浮遊製剤を得た。
【0055】比 較 例 8 ピリミノバックメチル1.2部、ベンスルフロンメチル
2部、オキサジクロメホン1.6部、ジオクチルスルホ
サクシネート10部およびデキストリン5部を均一に混
合後、衝撃式粉砕した。
【0056】得られた粉末と、パーライト79.7部を
高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練
後、高速攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混
練後、5mmの孔より押し出し造粒を行いながら、スク
レーパーにて10mmの長さに裁断した。得られた造粒
物を横置きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外的
形状となるまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを与
えた後、水分が0.5部となるまで乾燥し浮遊製剤を得
た。
【0057】比 較 例 9 ピリミノバックメチル1.2部、ベンスルフロンメチル
2部、オキサジクロメホン1.6部、ラウリル硫酸ナト
リウム塩2部、アルキルアリールスルホン酸塩2部、ポ
リビニクアルコール4部および塩化カリウム56.7部
を均一に混合後、衝撃式粉砕した。
【0058】得られた粉末と、発泡シラス30部を高速
攪拌機中で均一に混合し、適量の水を加えて混練後、5
mmの孔より押し出し造粒を行いながら、スクレーパー
にて10mmの長さに裁断した。得られた造粒物を横置
きにしたドラムに入れ、曲面で構成された外的形状とな
るまでドラムを回転し造粒物に転がる動きを与えた後、
水分が0.5部となるまで乾燥し浮遊製剤を得た。
【0059】試 験 例 1 1粒当たりの重量測定:実施例1〜7および比較例1〜
9で得た浮遊製剤を任意に100個選び1粒ずつ重量を
測定し、1粒当たりの平均重量を算出した。この結果を
後記表1に示す。測定の結果、比較例1及び比較例3、
比較例6が本発明の浮遊製剤の条件を外れていた。
【0060】試 験 例 2 粒 の 密 度 測 定 :実施例1〜7、比較例1〜9の浮
遊製剤を200ml容メスフラスコに約3分の1精秤し
て入れ(MS)、粒径0.2mmのガラスビーズを標線
まで入れる。その際、数回振動を加えてガラスビーズ面
が下がらないことを確認し、浮遊製剤とガラスビーズを
合わせて重量を測定する(MSG)。次に浮遊製剤を入
れないで同様の操作によりガラスビーズの重量を測定す
る(MG)。式1により粒の密度を算出した。なお、こ
こで係数(k)は、密度既知の粒状物を同様の方法で測
定した値の本来の密度に対する比率である。
【0061】
【式1】密度=k×MS/(MS+MG−MSG) 本方法により10回測定を行い、平均の粒の密度を算出
した。この結果を後記表1に示すが、比較例2及び比較
例8が本発明の浮遊製剤の条件を外れていた。
【0062】試 験 例 3 短 径 と 長 径 の 比 率 の 測 定 :実施例1〜7、
比較例1〜9の浮遊製剤を任意に100個選び、1粒ず
つノギスを用いて短径と長径を測定し、長径を短径で除
して比率を算出し、1粒当たりの平均の短径と長径の比
率を算出した。この結果を後記表1に示すが、比較例3
が本発明の浮遊製剤の条件を外れていた。
【0063】試 験 例 4 外 的 形 状 :実施例1〜7、比較例1〜9の浮遊
製剤を任意に100個選び肉眼観察した。この結果を後
記表1に示すが、比較例7が本発明の浮遊製剤の条件を
外れていた。
【0064】試 験 例 5 圧 縮 崩 壊 強 度 の 測 定 :実施例1〜7、比較例
1〜9の浮遊製剤を任意に100選び、1粒ずつ今田製
作所製引張圧縮試験機SV−55型を用いて圧縮崩壊強
度を測定し、1粒当たりの平均圧縮崩壊強度を算出し
た。この結果を後記表1に示すが、比較例5及び比較例
8が本発明の浮遊製剤の条件を外れていた。
【0065】試 験 例 6 水面に浮いた粒の崩壊分散時間の測定:実施例1〜7、
比較例1〜9の浮遊製剤を任意に100個選び、水を張
った直径30cmのシャーレに投下し、水面の粒が崩壊
分散するまでの時間を1粒ずつ測定し、1粒当たりの平
均崩壊分散時間を算出した。この結果を後記表1に示す
が、比較例9が本発明の浮遊製剤の条件を外れていた。
また、比較例2、4の製剤は水没したため崩壊分散時間
を測定できなかった。
【0066】試 験 例 7 製 剤 中 の 水 分 含 量 の 測 定 :実施例1〜7、
比較例1〜9の浮遊製剤をカールフッィシャー方式の水
分測定装置(平沼産業製:AQ−7型)を用い、120
℃の温度条件で測定した。測定した各10回行い、平均
の水分含量を算出した。この結果を表1に示すが、比較
例4及び比較例5が本発明の浮遊製剤の条件を外れてい
た。
【0067】実施例1〜7、比較例1〜9の浮遊製剤に
ついての試験例1〜7の結果を表1に示す。
【表1】
【0068】試 験 例 8 吐出性試験(飛距離、吐出量の変動率、吐出回数):実
施例1〜7、比較例1〜9の水面浮遊性粒状農薬製剤を
動力散布機(丸山製作所製:MDJ−60型)を用いて
散布し、飛距離をメジャーで測定した。本試験は無風状
態の時に行った。
【0069】また、実施例1〜7、比較例1〜9の水面
浮遊性粒状農薬製剤を直径50mm、高さ300mmの
円柱状紙製筒容器に満たし、容器を振って、天面に開け
た直径32mmの円形吐出孔より水面浮遊性粒状農薬製
剤を吐出した。1回吐出する毎に容器ごと重量を測定
し、減量分を吐出1回分の吐出量として平均吐出量を求
め、標準偏差を平均吐出量で除し、吐出量の変動率を算
出した。更に、全ての水面浮遊性粒状農薬製剤が吐出す
るまでの吐出回数を測定した。本試験において、吐出地
点から水面浮遊性粒状農薬製剤が分布している距離をメ
ジャーで測定し、飛距離を求めた。本試験の距離の測定
は無風状態、及び風速4mの時(風に向かって吐出)、
吐出量の変動率、吐出回数の測定は無風状態の時に行っ
た。
【0070】以上の試験結果を後記表2に示すが、動力
散布機による飛距離は、実施例1〜7、比較例2〜7、
比較例9の飛距離は長かったが、比較例1、8は短かっ
た。また、筒容器散布飛距離では、実施例1〜7、比較
例2〜7及び比較例9は風に向かって吐出しても特に問
題はなかったが、比較例1及び比較例8は風に向かって
吐出した場合、吐出地点より後ろ側にも製剤が分布する
ことより、散布時の農薬の被曝が懸念された。
【0071】吐出量の変動率、吐出回数について、実施
例1〜7、比較例1〜2、比較例4〜5、比較例8〜9
では吐出量の変動率は小さかったが、比較例3、6、7
は1回の吐出量が非常に少ない場合があるため、吐出回
数も多く、又、吐出量の変動率も大きかった。
【0072】試 験 例 9 粉 塵 発 生 量 :実施例1〜7、比較例1〜9の
浮遊製剤を直径50mm、高さ300mmの円柱状紙製
容器に精秤して100g入れ、上下に50回振った後、
150メッシュの篩を用いて篩分し、150メッシュ以
下の部分の重量を測定した。この結果を表2に示すが、
実施例1〜7、比較例1〜4、比較例6〜7、比較例9
の粉塵発生量は少なかったのに対し、比較例5、比較例
7、比較例8の粉塵発生量は多く、散布時の農薬の被
曝、周辺環境への影響が懸念された。
【0073】実施例1〜7、比較例1〜9の浮遊製剤に
ついての試験例8および9の結果を表2に示す。
【表2】
【0074】試 験 例 10成分の均一性:実施例5、
7及び比較例1、9の浮遊製剤250gを、28m×3
6mの10a水田に畦畔から8.3gずつ4.3mおきに
水田に散布した。散布24時間後に図1に示す地点(A
〜I)より水を採取して分析し、理論上農薬活性成分が
均一に水に分散した場合の水中濃度を100%とした時
の比率を求め、さらに各地点の水中濃度の標準偏差を平
均値で除し変動率を算出した。なお、試験の期間中はA
地点からI地点に向かって、風速3〜4mの風が吹いて
いた。この結果を表3に示す。
【0075】
【表3】
【0076】表3より、実施例5、7の成分の均一性は
良好であるが、比較例1、9は風上側の成分が低く、風
下側の成分が高く、成分の均一性が劣ることにより、風
上側の効果不足、及び風下側の薬害発生が懸念された。
【0077】
【発明の効果】本発明の浮遊製剤は、従来の製剤よりも
大きな形状の製剤であるが、確実に水面を浮遊し、風が
吹いている広大な面積の水田において省力散布を行った
場合でも優れた成分拡散性を示す。即ち、動力散布機で
散布する場合は飛距離が長く、又、箱容器等から散布す
る場合は一定量の吐出が可能であり、風下側からの散布
も可能であるため、散布後の成分均一性が良好であり、
薬害がなく、優れた農薬の効果が期待できる。又、本発
明の浮遊製剤は、風下側から風に向かって散布しても風
に吹き戻されることがなく、粉塵発生量が少ないため、
農薬の被曝、周辺環境への影響が回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成分の均一性を試験するために用いた水田の
平面図である。 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H011 AA01 AB02 AC01 AC04 BA05 BB03 BB09 BB10 BB14 BC18 BC20 DA02 DC03 DC05 DC06 DC08 DD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農薬有効成分、界面活性剤、固体担体、
    水面浮遊性付与剤、水、必要に応じてその他補助剤を含
    有してなる成形物であって、下記条件(1)〜(3)を
    満たす水面浮遊性粒状農薬製剤。 (1)1粒当たりの重量が0.03g〜0.3g、且つ1
    粒の密度が0.4以上1.0未満 (2)1粒の短径と長径の比率が1〜3、曲面で構成さ
    れた外的形状 (3)水面に浮いた粒が崩壊分散するまでの時間が30
    分以内
  2. 【請求項2】 水の含有量が水面浮遊性粒状農薬製剤1
    00重量部に対して0.3〜6重量部であることを特徴
    とする第1項記載の水面浮遊性粒状農薬製剤。
  3. 【請求項3】 1粒当たりの圧縮崩壊強度が0.1kg
    f以上である第1項〜第2項記載の水面浮遊性粒状農薬
    製剤。
  4. 【請求項4】 農薬有効成分、界面活性剤、固体担体、
    水面浮遊性付与剤、その他補助剤、水を混合し、これら
    を造粒後、1粒の短径と長径の比率が1〜3、曲面で構
    成された外的形状となるように成形し、更に水分が水面
    浮遊性粒状農薬製剤100重量部に対して0.3部〜6
    部となるまで乾燥することを特徴とする第1項ないし第
    3項の何れかの項記載の水面浮遊性粒状農薬製剤の製造
    法。
  5. 【請求項5】 界面活性剤、固体担体、水面浮遊性付与
    剤、その他補助剤、水を混合し、これらを造粒後、1粒
    の短径と長径の比率が1〜3、曲面で構成された外的形
    状となるように成形し、更に水分が水面浮遊性粒状農薬
    製剤100重量部に対して0.3〜6重量部となるまで
    乾燥した後、農薬有効成分を吸着せしめることを特徴と
    する第1項ないし第3項の何れかの項記載の水面浮遊性
    粒状農薬製剤の製造法。
  6. 【請求項6】 第1項ないし第3項の何れかの項記載の
    水面浮遊性粒状農薬製剤を、水田に直接散布することを
    特徴とする農薬の散布方法。
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