JP2000319107A - 水面施用製剤 - Google Patents
水面施用製剤Info
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Abstract
たらせることができ、かつ溶出がコントロールされた水
面施用製剤を提供すること。 【解決手段】 見かけ比重が1未満であり且つ約500
μm〜約1400μmの範囲内の粒径を有し、そしてあ
らかじめ水溶性高分子で被覆した焼成軽石の粒核に、水
難溶性の農薬活性成分、ジアルキルスルホサクシネート
塩及びそれ以外の界面活性剤からなる粉状組成物を、ポ
リオキシエチレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪
酸エステル及びそれ以外の油状の界面活性剤からなる混
合物を用いて担持被覆せしめてなることを特徴とする農
薬活性成分の溶出促進作用を有する浮遊走行性良好な水
面施用農薬製剤。
Description
る。さらに詳しくは、本発明は、農薬活性成分の溶出が
コントロールされた浮遊走行性が良好な水面施用農薬製
剤及びその製造方法、並びに農薬活性成分の溶出がコン
トロールされた農薬原末組成物に関する。
形態としては、これまで、粒剤、粉剤、水和剤、フロア
ブル剤、水溶剤、液剤、乳剤等が知られており、また最
近では、錠剤(ジャンボ剤)、パック剤も開発されてい
る。
力化、農薬使用に際しての環境面への配慮に伴う減農薬
化の傾向等が高まり、農業用薬剤の製剤形態の改良が求
められている。
少量化(30kg/ha散布から10kg/ha散布
へ)と機械散布および大型投げ込み用製剤の開発がなさ
れている。大型投げ込み用製剤は水田に入らず畔から投
げ込むことによって、農薬有効成分が水田水中に均一に
分布するように意図された製剤である。具体的には、水
溶性賦形剤や発泡剤を用いて、田面水への農薬有効成分
の分散を容易にした100gまたは50gのタブレッ
ト、ボール、個装などが試験されている。
極端に局所施用されるので、実際には、農薬有効成分が
田面水中に均一に分散するまでに長い時間を要したり、
あるいは田面水全体に農薬有効成分がゆきわたらないこ
とがある。その結果、効果が不均一になったり、薬害が
発生したりする。
た大型投げ込み用製剤は、農薬有効成分を田面水中に速
やかにかつ均一に分布させることが困難であるという問
題があり、その問題を解決することが求められている。
−155703号公報には、水面施用農薬製剤が提案さ
れているが、この水面施用農薬製剤では、使用する界面
活性剤によっては、十分に田面水上に広がらずに、散布
した場所に沈んでしまうものがあり、また、嵩が大きく
なり処理、流通等に問題となる可能性がある。
においては、薬害、生物効果等の点で、農薬活性成分の
溶出制御が問題となっている。そして、農薬活性成分に
は、水に比較的溶け易い水易溶性のものと比較的溶けに
くい水難溶性のものがあり、これらの溶出をコントロー
ルする方法として、水易溶性農薬活性成分の場合、例え
ば、特開平8−92007号公報では、該活性成分に融
点もしくは軟化点が50℃以上かつ130℃未満の非水
溶性物質又は難水溶性物質(例えば、マイクロクリスタ
ルワックス)とホワイトカーボンを配合して農薬原末組
成物とすることが提案されているが、溶出抑制が十分で
なく、その改良が望まれている。
な状況に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、或る特定の形態
の製剤を施用した場合、該製剤が田面水を良好に浮遊走
行し、田面水全体に均一の農薬活性物質を分布させるこ
とができることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
溶出コントロールを可能ならしめること、すなわち、水
微溶性ないし水易溶性の農薬活性成分の場合には溶出抑
制を行ない、また、水難溶性の農薬活性成分の場合には
溶出促進を行なうものである。
であり且つ約500μm〜約1400μmの範囲内の粒
径を有し、そしてあらかじめ水溶性高分子で被覆した焼
成軽石の粒核に、水難溶性の農薬活性成分、ジアルキル
スルホサクシネート塩及びそれ以外の界面活性剤からな
る粉状組成物を、ポリオキシエチレンソルビタン(又は
ソルビトール)脂肪酸エステル及びそれ以外の油状の界
面活性剤からなる混合物を用いて担持被覆せしめてなる
ことを特徴とする農薬活性成分の溶出促進作用を有する
浮遊走行性良好な水面施用農薬製剤を提供するものであ
る。
あり且つ約500μm〜約1400μmの範囲内の粒径
を有し、そしてあらかじめ水溶性高分子で被覆した焼成
軽石の粒核に、水難溶性の農薬活性成分、ジアルキルス
ルホサクシネート塩及びそれ以外の界面活性剤からなる
粉状組成物と、水微溶性ないし水易溶性の農薬活性成
分、ワックス又はポリエチレン及び疎水性シリカからな
る農薬原末組成物との混合組成物を、ポリオキシエチレ
ンソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸エステル及び
それ以外の油状の界面活性剤からなる混合物を用いて担
持被覆せしめてなることを特徴とする浮遊走行性良好な
水面施用混合農薬製剤を提供するものである。
る、水微溶性ないし水易溶性農薬活性成分、ワックス、
及び疎水性シリカからなる農薬原末組成物は、従来の文
献に未載の新規な組成物である。一方、水微溶性ないし
水易溶性農薬活性成分、ポリエチレン及び疎水性シリカ
からなる農薬原末組成物は、本願出願人に係る特願平1
0−67659号出願の明細書に記載されている。これ
らの農薬原末組成物は、固形製剤の基本の構成成分とし
て広く利用することができ、極めて有用なものである。
チレンに加えて、さらに流動パラフィンを含有すること
もでき、それによって、農薬活性成分が固体の場合、そ
の溶融温度を下げることができ(90〜110℃)、熱
に不安定な農薬活性成分を含有する原末組成物に対して
も適用することができるようになり、かつ製剤コストを
低減することができる。
した場合、該製剤はジアルキルスルホサクシネート塩、
及びナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、リグニ
ンスルホン酸塩等のその他の界面活性剤の溶解に伴って
水面で色々な方向に走行し、その結果、粒子は極めて速
く田面水に均一に分散し、そして、ポリオキシエチレン
ソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸エステル及びそ
れ以外の油状の界面活性剤の分散、溶解により、溶出し
にくい水難溶性の農薬活性成分の溶出が促進されると共
に、該製剤の走行に伴って、農薬活性成分も田面水中に
均一に分散される。
水田に施用した場合に、上記作用に加え、水微溶性ない
し水易溶性の農薬活性成分は、ワックス又はポリエチレ
ン及び疎水性シリカによる溶出抑制作用を受けることに
より、徐放効果による卓越した残効性を発揮すると共
に、薬害発生の防止効果も現わすことができる。
水面施用混合農薬製剤によれば、農薬活性成分の溶出コ
ントロールにより、溶出を早くしたい成分と遅くしたい
成分のそれぞれを最適の溶出速度で放出することができ
る。
調製することにより、溶出コントロールされた粒剤を得
ることができる。
用混合農薬製剤、農薬原末組成物及びそれから成る農薬
粒剤について更に詳細に説明する。なお、以下におい
て、水面施用農薬製剤及び水面施用混合農薬製剤は「水
面施用製剤」と総称することがある。
用いられる粒核は、あらかじめ水溶性高分子で被覆した
焼成軽石であり、被覆前の焼成軽石は、見かけ比重が1
未満、例えば0.7〜0.1の範囲内にあり且つ約500
μm〜約1400μm、好ましくは約500μm〜約1
000μmの範囲内の粒径を有することができる。この
ような粒径を有する粒核は、例えば、JIS規格の標準
フルイを用い、上記粒径範囲の上限より大きい粒子及び
下限より小さい粒子を取り除くことにより調製すること
ができる。そのような焼成軽石の具体例としては、例え
ば、シラスバルーンを挙げることができる。
水溶性高分子として、例えば、ポリビニルアルコール、
カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ポリエチレングリコール、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等が挙げられる。これらの中、特に、ポ
リビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース及び
ポリエチレングリコールが好適である。なお、これらの
水溶性高分子は、それぞれ単独で使用することができ、
あるいは2種以上組合わせて用いることもできる。
性高分子の水溶液を焼成軽石と混合し、それを乾燥する
ことにより調製することができる。その際の水溶性高分
子の使用量は、焼成軽石1重量部あたり、一般に約0.
005〜約2重量部、好ましくは約0.01〜約0.5重
量部の割合とすることができる。
ジアルキルスルホサクシネート塩及びそれ以外の界面活
性剤は、空気−水界面張力を変化させ、粒剤が田面水上
を走行すると同時に農薬活性成分を田面水中に速やかに
放出させる作用を持つ。
せて使用される他の界面活性剤としては、水に臨界ミセ
ル濃度(cmc)で添加したときに、水の表面張力を3
0%以上減少させる能力をもつ物質が好ましく、例え
ば、アルキルスルホカルボン酸塩、リグニンスルホン酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮
合物、脂肪酸セッケン、スルホコハク酸アルキル二塩、
アルキルスルホ酢酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルリン
酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアミノ酸塩、ア
ルキルアミン塩、アセチレン・アルコール、アセチレン
・グリコール、シリコーン系界面活性剤、第2級高級ア
ルコールエトキシサルフェート、脂肪酸アルキロールア
マイドの硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸
塩、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、アルキルアンモニウム塩、アルキルアリルスルホ
ン酸塩、N−アシルメチルタウリン塩、フェノールスル
ホン酸塩縮合物、フェニルフェノールスルホン酸塩縮合
物などを挙げることができる。これらは、常温で一般に
固体粉末の形態として用いることが望ましい。これらの
中、特に、リグニンスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタ
レンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、脂肪酸セッケン、
スルホコハク酸アルキル二塩、アルキルスルホ酢酸塩、
アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アセチレン・
アルコール、アセチレン・グリコール、シリコーン系界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、フェ
ノールスルホン酸塩縮合物、フェニルフェノールスルホ
ン酸塩縮合物が好適である。これらの界面活性剤は、そ
れぞれ単独で使用することができ、あるいは2種以上組
合わせて用いることもできる。
ジアルキルスルホサクシネート塩とそれ以外の界面活性
剤の混合割合は、ジアルキルスルホサクシネート塩1重
量部に対して、一般には界面活性剤0.01〜10重量
部、好ましくは0.1〜8重量部の範囲内とすることが
できる。
薬活性成分を含む組成物を被覆担持させる際に用いられ
るものとして、ポリオキシエチレンソルビタン(又はソ
ルビトール)脂肪酸エステルにおいて、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えば、ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン
ソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタン
トリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノイ
ソステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンジオレ
エート等が挙げられ、また、ポリオキシエチレンソルビ
トール脂肪酸エステルとしては、例えば、ポリオキシエ
チレンソルビトールヘキサステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビトールテトラステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビトールテトラオレエート、ポリオキシエチ
レンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレン
ソルビトールモノオレエート等が挙げられる。これらの
中、特に、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポ
リオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポリオキ
シエチレンソルビトールヘキサステアレート、及びポリ
オキシエチレンソルビトールテトラオレエートが好適で
ある。これらのポリオキシエチレンソルビタン(又はソ
ルビトール)脂肪酸エステルは、それぞれ単独で使用す
ることができ、あるいは2種以上組合わせて用いること
もできる。
(又はソルビトール)脂肪酸エステルと組合わせて使用
される他の油状の界面活性剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンブロックポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンブロックポリマーベンジル(又はスチリル)フ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンベンジル(又はス
チリル)フェニルエーテル、ポリオキシエチレンアリル
エーテル、ポリオキシエチレンアリルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミンエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、
ポリオキシエチレンフェトステロール、ポリオキシエチ
レンラノリン、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルベ
ンゼンスルホン酸カルシウム塩、ポリオキシエチレンラ
ノリンアルコールエーテル、ポリオキシエチレンラノリ
ンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンラノリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテ
ル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル等が挙げら
れる。これらの中、特に、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレンフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーベン
ジル(又はスチリル)フェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンベンジル(又はスチリル)フェニルエーテル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム塩、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリ
コール脂肪酸エステルが好適である。上記の油状の界面
活性剤は、それぞれ単独で用いることができあるいは2
種以上組合わせて用いることもできる。
性成分を含む組成物を粒核上に担持被覆させるために、
上記の如きポリオキシエチレンソルビタン(又はソルビ
トール)脂肪酸エステル及びそれ以外の油状の界面活性
剤からなる混合物を用いるが、該混合物には、さらに場
合により、パラフィンワックス類、グリセリンエステ
ル、動物油脂、ブタジエン、ポリオキシアルキレンアル
キルエーテル、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、グリコールエーテル類等を加えることもでき
る。
水難溶性の農薬活性成分は、一般に、20℃で10pp
m以下の水溶解度を有する物質であり、除草活性、殺虫
活性、殺菌活性等の農薬としての活性を有する物質を挙
げることができる。その具体例としては下記の化合物を
例示することができるが、本発明で使用しうる水難溶性
の農薬活性成分はこれらのみに限定されるものでない。除草活性化合物 :2−ベンゾチアゾール−2−イルオキ
シ−N−メチルアセトアニリド(一般名:メフェナセッ
ト)、1−(2−クロロフェニル)−4−(N−シクロ
ヘキシル−N−エチルカルバモイル)−5(4H)−テ
トラゾリノン(一般名:フェントラザミド)、1−
(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)尿
素(一般名:ダイムロン)、N−[(2−クロロフェニ
ル)メチル]−N′−(1−メチル−1−フェニルエチ
ル)ウレア(一般名:クミルロン)、(RS)−2−ブ
ロモ−N−(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメ
チルブチルアミド(一般名:ブロモブチド)、α−(2
−ナフトキシ)プロピロンアニリド(一般名:ナプロア
ニリド)、(RS)−2−(2,4−ジクロロ−m−ト
リルオキシ)プロピオンアニリド(一般名:クロメプロ
ップ)、2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニ
ル)−2′,6′−ジメチルアセトアニリド(一般名:
テニルクロール)、S−ベンジル−1,2−ジメチルプ
ロピル(エチル)チオカーバメート(一般名:エスプロ
カルブ)、O−3−tert−ブチルフェニル−6−メ
トキシ−2−ピリジル(メチル)チオカーバメート(一
般名:ピリブチカルブ)、n−ブチル(R)−2−[4
(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)フェノキシ]
プロピオネート(一般名:シハロポップ−ブチル)、1
−(ジエチルカルバモイル)−3−(2,4,6−トリメ
チルフェニルスルホニル)−1,2,4−トリアゾール
(一般名:カフェンストロール)、4−(2,4−ジク
ロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−5−ピラゾリル
−p−トルエンスルホネート(一般名:ピラゾレー
ト)、2−[4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ]アセトフェ
ノン(一般名:ピラゾキシフェン)、2−[4−(2,
4−ジクロロ−m−トルオイル)−1,3−ジメチルピ
ラゾール−5−イルオキシ]−4−メチルアセトフェノ
ン(一般名:ベンゾフェナップ)、メチル 2−
[(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)オキシ]
−6−[1−(メトキシイミノ)エチル]−ベンゾエー
ト(一般名:ピリミノバックメチル)、O−エチル−O
−(3−メチル−6−ニトロフェニル)セコンダリーブ
チルホスホロアミドチオエート(一般名:ブタミホ
ス)、N−(2,3−ジクロロフェニル)−4−(エト
キシメトキシ)−ベンズアミド(一般名:エトベンザニ
ド)、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニト
ロ安息香酸(一般名:ビフェノックス)、等。殺虫活性化合物 :ジメチルジチオホスホリルフェニル酢
酸エチル(一般名:フェントエート)、O,O−ジエチ
ル−O−(3−オキソ−2−フェニル−2H−ピリダジ
ン−6−イル)ホスホロチオエート(一般名:ピリダフ
ェンチオン)、O,O−ジメチル−O−3,5,6−トリ
クロロ−2−ピリジルホスホロチオエート(一般名:ク
ロルピリホスメチル)、2−(4−エトキシフェニル)
−2−メチルプロピル 3−フェノキシベンジル エー
テル(一般名:エトフェンブロックス)、(±)−5−
アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフル
オロ−p−トリル)−4−トリフルオロメチル−スルフ
ィニルピラゾール−3−(カルボニトリル)(一般名:
フィプロニル)、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−
7−ベンゾ[b]フラニル N−ジブチルアミノチオ−
N−メチルカーバメート(一般名:カルボスルファ
ン)、エチル N−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)
アミノチオ]−N−イソプロピル−β−アラニナート
(一般名:ベンフラカルブ)、ブチル 2,3−ジヒド
ロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル N,N′
−ジメチル−N,N′−チオジカーバメート(一般名:
フラチオカルブ)、(R,S)−α−シアノ−3−フェ
ノキシベンジル−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキ
シフェニル)シクロプロパンカルボキシラート(一般
名:シクロプロトリン)、2−ターシャリ−ブチルイミ
ノ−3−イソプロピル−5−フェニル−3,4,5,6−
テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オ
ン(一般名:ブプロフェジン)、S,S′−2−ジメチ
ルアミノトリメチレン ジ(ベンゼンチオスルホナー
ト)(一般名:ベンスルタップ)、等。殺菌活性化合物 :1−(4−クロロベンジル)−1−シ
クロペンテル−3−フェニル尿素(一般名:ペンシクロ
ン)、4,5,6,7−テトラクロロフタリド(一般名:
フサライド)、α,α,α−トリフルオロ−3′−イソプ
ロポキシ−o−トルアニリド(一般名:フルトラニ
ル)、6−(3,5−ジクロロ−4−メチルフェニル)
−3(2H)−ピリダジノン(一般名:ジクロメジ
ン)、(E)−メチル 2−[[6−(2−シアノフェ
ノキシ)−4−ピリミジニル]オキシ]−α−(メトキ
シメチレン)ベンゼンアセテート(一般名:アゾキシス
トロビン)、N−[2,6−ジブロモ−4−(トリフル
オロメトキシ)フェニル]−2−メチル−4−(トリフ
ルオロメチル)−5−チアゾールカルボキサミド(一般
名:チフルザミド)、2,2−ジクロロ−N−[1−
(4−クロロフェニル)エチル]−1−エチル−3−メ
チルシクロプロパンカルボキサミド(一般名:カルブロ
パミド)、2−シアノ−N−[1−(2,4−ジクロロ
フェニル)エチル]−3,3−ジメチル−ブタンアミド
(一般名:ジクロシメット)、S−メチル 1,2,3−
ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオエート(一般
名:アシベンゾラール−S−メチル)、等。
農薬活性成分をそれぞれ単独で使用することができある
いは2種以上組合わせて用いることもできる。
増量剤を配合することができ、用いうる増量剤は、水易
溶性であればその種類は特に限定されず、具体的には、
例えば、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化カリウ
ム、糖類、ポリエチレングリコール、デンプン等を挙げ
ることができ、中でも、硫酸ナトリウムが好適である。
かかる水易溶性増量剤を添加することにより、粒核の焼
成軽石の量を減らすことができ、嵩体積の小さい製剤を
得ることができる。
粒核に担持せしめられる粉状組成物は、以上に述べた水
難溶性の農薬活性成分、ジアルキルスルホサクシネート
塩及びそれ以外の界面活性剤並びにその他の添加剤を混
合し粉砕することによって調製することができ、その調
製に際しては、それ自体既知の乾式粉砕方法を採用する
ことができる。例えば、粉状組成物の各成分をピンミ
ル、ハンマーミル、ジェットミル等に仕込み混合粉砕す
ることにより、所望の粉状組成物を得ることができる。
0重量部あたり、一般に、水難溶性の農薬活性成分を約
0.05重量部〜約50重量部、好ましくは約1重量部
〜約30重量部;ジアルキルスルホサクシネート及びそ
れ以外の界面活性剤を合計で約0.9重量部〜約25重
量部、好ましくは約2重量部〜約15重量部;ポリオキ
シエチレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸エス
テルを約1重量部〜約50重量部、好ましくは約5重量
部〜約40重量部;それ以外の油状の界面活性剤を約1
重量部〜約50重量部、好ましくは約5重量部〜約40
重量部;水溶性増量剤を0重量部〜約40重量部、好ま
しくは0重量部〜約25重量部;水溶性高分子を約0.
1重量部〜約30重量部、好ましくは約0.1重量部〜
約25重量部;そして焼成軽石を約10重量部〜約80
重量部、好ましくは約30重量部〜約74重量部の割合
で含有することができる。但し、この混合割合は一応の
目安であり、必要に応じて、適宜変更することができ
る。
は、前記粉状組成物と共に、水微溶性ないし水易溶性の
農薬活性成分、ワックス又はポリエチレン及び疎水性シ
リカからなる農薬原末組成物が配合される。
クスとしては、例えば、天然ワックス類であるキャンデ
リラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、
木ロウ、みつロウ、オゾケライト、セレシン;石油ワッ
クス類であるパラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、ペトロラタム;合成ワックス類である硬化
ひまし油、12−ヒドロキシステアリン酸脂肪酸アミ
ド、多価アルコール脂肪酸エステル、等が挙げられ、こ
れらの中、特に、カルナバロウ、マイクロクリスタリン
ワックス、木ロウ及びパラフィンワックスが好適であ
る。これらのワックスは、それぞれ単独で使用すること
ができ、あるいは2種以上組合わせて用いることもでき
る。
量は、通常約1〜約50重量%、好ましくは約2〜約4
5重量%の範囲内とすることができる。
スの代りにポリエチレンも用いることができ、該ポリエ
チレンとしては低分子量のポリエチレンが好ましく、そ
の分子量は一般に1,000〜15,000、好ましくは
1,300〜7,000の範囲内にあることが望ましい。
該ポリエチレンの農薬原末組成物における含有量は、通
常約1〜約50重量%、好ましくは約2〜約45重量%
の範囲内とすることができる。なお、場合により、ポリ
エチレンにパラフィンワックス類を加えることもでき
る。また、ポリエチレンの一部又は全部をポリプロピレ
ンと置換することもできる。
希釈剤として、水分吸着が少なく且つシラノール基密度
が低い特性を有する疎水性シリカが配合される。該疎水
性シリカの農薬原末組成物における含有量は、通常約3
0〜約80重量%、好ましくは約35〜約75重量%の
範囲内とすることができる。農薬原末組成物は、更に、
固体希釈剤として、約2〜約20重量%のタルク及び/
又は約2〜約20重量%のホワイトカーボンを含有して
もよい。
レンを使用する場合、ポリエチレン及び疎水性シリカに
加えて、場合によりさらに、流動パラフィンを添加する
ことができる。流動パラフィンは、比較的軽質の潤滑油
留分、たとえばスピンドル油留分を硫酸洗浄によって高
度に精製した炭化水素油であり、無色無臭で揮発性が低
く、主としてアルキルナフタレン類からなり、白油(ホ
ワイトオイル)ともいう。該流動パラフィンの農薬原末
組成物における含有量は、通常約5〜約40重量%、好
ましくは約10〜約30重量%の範囲内とすることがで
きる。
水微溶性ないし水易溶性の農薬活性成分は、20℃にお
ける水溶解度が10ppmより大きく、好ましくは13
ppm以上の物質であり、除草活性、殺虫活性、殺菌活
性等を有する物質を挙げることができ、その具体例とし
て、下記の化合物を例示することができる。しかし、本
発明における水微溶性ないし水易溶性の農薬活性成分は
これらのみに限定されるものでない。除草活性化合物 :メチル α−(4,6−ジメトキシピ
リミジン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−o
−トルアート(一般名:ベンスルフロンメチル)、エチ
ル 5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イルカ
ルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール−
4−カルボキシラート(一般名:ピラゾスルフロンエチ
ル)、1−(2−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジ
ン−3−イルスルホニル)−3−(4,6−ジメトキシ
ピリミジン−2−イル)尿素(一般名:イマゾスルフロ
ン)、メチル 3−(4−メトキシ−6−メチル−1,
3,5−トリアジン−2−イルカルバモイルスルファモ
イル)−2−チノアート(一般名:チフェンスルクロン
メチル)、メチル 2−[3−(4−メトキシ−6−メ
チル−1,3,5−トリアジン−2−イル)ウレイドスル
ホニル]ベンゾアート(一般名:メトスルフロンメチ
ル)、1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル)−3−(3−トリフルオロメチル−2−ピリジルス
ルホニル)尿素(一般名:フラザスルフロン)、3−ク
ロロ−5−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル
カルバモイルスルファモイル)−1−メチルピラゾール
−4−カルボキシリック アシッド(一般名:ハロスル
フロン)、1−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリ
アジン−2−イル)−3−[2−(2−メトキシエトキ
シ)フェニルスルホニル]ウレア(一般名:シノスルフ
ロン)、1−(2−クロロフェニルスルホニル)−3−
(4−メトキシ−6−メチル−1,3,5−トリアジン−
2−イル)ウレア(一般名:クロルスルフロン)、1−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−
[1−メチル−4−(2−メチル−2H−テトラゾール
−5−イル)−ピラゾール−5−イルスルホニル]ウレ
ア(一般名:アジムスルフロン)、1−[(o−(シク
ロプロピルカルボニル)フェニルスルファモイル−3−
(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)ウレア(一
般名:シクロスルファムロン)、2,4−ジクロロフェ
ノキシ酢酸(一般名:2,4−D)、2−メチル−4−
クロロフェノキシ酢酸(一般名:MCPB)、2−メチ
ルチオ−4,6−ビス(エチルアミノ)−s−トリアジ
ン(一般名:ジメトリン)、2−メチルチオ−4−エチ
ルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)−
s−トリアジン(一般名:ジメタメトリン)、S−(4
−クロロベンジル)−N,N−ジエチルチオカーバメー
ト(一般名:ベンチオカーブ)、S−1−メチル−1−
フェニルエチル ピペリジン−1−カルボチオアート
(一般名:ジメピペレート)、S−エチルヘキサヒドロ
−1H−アゼピン−1−カーボチオエート(一般名:モ
リネート)、2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−
(ブトキシメチル)アセトアニリド(一般名:ブタクロ
ール)、2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(2
−プロポキシエチル)アセトアニリド(一般名:プレチ
ラクロール)、S−(2−メチル−1−ピペリジル−カ
ルボニルメチル)−O,O−ジ−n−プロピルジチオホ
スフェート(一般名:ピペロホス)、O,O−ジイソプ
ロピル−2−(ベンゼンスルホンアミド)エチルジチオ
ホスフェート(一般名:ベンスライド)、2,3−ジヒ
ドロ−3,3−ジメチルベンゾフラン−5−イル エタ
ンスルホナート(一般名:ベンフレセート)、3−イソ
プロピル−2,1,3−ベンゾ−チアジアジノン−(4)
−2,2−ジオキシド(一般名:ベンタゾン)、2−ア
ミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン(一般名:A
CN)、等。殺虫活性化合物 :1−(6−クロロ−3−ピリジルメチ
ル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリデンアミン
(一般名:イミダクロブリド)、(E)−N−(6−ク
ロロ−3−ピリジルメチル)−N−エチル−N′−メチ
ル−2−ニトロビニリデンジアミン(一般名:ニテンピ
ラム)、3−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−2
−シアノイミノチアゾリジン(一般名:チアクロブリ
ド)、2−セコンダリ−ブチルフェニル−N−メチルカ
ーバメート(一般名:BPMC)、2−イソプロピルフ
ェニル−N−メチルカーバメート(一般名:イソプロカ
ルブ)、1−ナフチル−N−メチルカーバメート(一般
名:カルバリル)、O,O−ジメチル−O−(3−メチ
ル−4−ニトロフェニル)チオホスフェート(一般名:
フェンチオン)、O,O−ジエチル−S−2−(エチル
チオ)エチルホスホロジチオエート(一般名:エチルチ
オメトン)、(2−イソプロピル−4−メチルピリミジ
ルジル−6)−ジエチルチオホスフェート(一般名:ダ
イアジノン)、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチ
オフェニルホスフェート(一般名:プロパホス)、2−
クロロ−1−(2,4−ジクロロフェニル)ビニルジメ
チルホスフェート(一般名:ジメチルビンホス)、等。殺菌活性化合物 :1−(4−クロロフェノキシ)−3,
3−ジメチル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2−ブタノン(一般名:トリアジメホン)、ジイ
ソプロピル 1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロ
ネート(一般名:イソプロチオラン)、5−クロロ−N
−(1,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−4−イ
ソベンゾフラニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾ
ール−4−カルボキサミド(一般名:フラメトピル)、
3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,
1−ジオキシド(一般名:プロベナゾール)、1,2,
5,6−テトラヒドロピロロ[3,2,1−ij]キノリ
ン−4−オン(一般名:ピロキロン)、等。
如き農薬活性成分をそれぞれ単独で含むことができある
いは2種以上組合わせて含有することもできる。
の農薬原末組成物における含有量は、特に限定されるも
のではないが、一般には約1〜約40重量%、好ましく
は約5〜約35重量%の範囲内とすることができる。
とおり、ワックス又はポリエチレン及び疎水性シリカに
よる農薬活性成分の溶出抑制の性質を有するので、比較
的水に溶け易い農薬活性成分のみならず、溶出抑制を所
望する比較的水に溶け難い農薬活性成分に対しても、こ
の農薬原末組成物の技術を広く適用することができる。
記例示の水微溶性ないし水易溶性の農薬活性成分のほか
に、例えば、フィプロニル、アゾキシストロビン、チフ
ルザミド等の水難溶性の農薬活性成分を例示することが
できる。
薬原末組成物は、以上に述べた水微溶性ないし水易溶性
の農薬活性成分、ワックス又はポリエチレン及び疎水性
シリカを混合し、この混合物をヘンシュルミキサー、レ
ディーゲミキサー、パグミキサー等の装置中で加熱状態
(通常130℃以下)で均一に混合し、室温になるまで
撹拌(混合)を続けることにより調製することができ
る。室温に戻す方法としては、送風等により強制冷却す
る方法、自然冷却等を例示することができるが、これら
に限定されるものではない。
ば、前記の水難溶性の農薬活性成分を含有する粉状組成
物と、上記の如くして調製される農薬原末組成物との混
合組成物を、前述した如き、見かけ比重が1未満であり
且つ約500μm〜約1400μmの範囲内の粒径を有
し、そしてあらかじめ水溶性高分子で被覆した焼成軽石
の粒核に、ポリオキシエチレンソルビタン(又はソルビ
トール)脂肪酸エステル及び油状の界面活性剤からなる
混合物を用いて担持被覆せしめることによって製造する
ことができる。
100重量部あたり、一般に、水難溶性の農薬活性成分
を約7重量部〜約12重量部、好ましくは約7.4重量
部〜約11重量部;ジアルキルスルホサクシネート塩及
びそれ以外の界面活性剤を合計で約0.9重量部〜約2
5重量部、好ましくは約2重量部〜約15重量部;水微
溶性ないし水易溶性の農薬活性成分を約0.5重量部〜
約4重量部、好ましくは約0.52重量部〜約3.5重量
部;ワックスを用いる場合、該ワックスを約0.5重量
部〜約12重量部、好ましくは約1.0重量部〜約11
重量部;ポリエチレンを用いる場合、該ポリエチレンを
約0.09重量部〜約12重量部、好ましくは約0.1重
量部〜約11重量部;疎水性シリカを約1重量部〜約8
重量部、好ましくは約1.5重量部〜約7重量部;ポリ
オキシエチレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸
エステルを約1重量部〜約50重量部、好ましくは約5
重量部〜約40重量部;それ以外の油状の界面活性剤を
約1重量部〜約50重量部、好ましくは約5重量部〜約
40重量部;水溶性高分子を約0.1重量部〜約30重
量部、好ましくは約0.1重量部〜約25重量部;水易
溶性増量剤を約0重量部〜約10重量部、好ましくは約
0重量部〜約9重量部;そして焼成軽石を約30重量部
〜約65重量部、好ましくは約35重量部〜約60重量
部の割合で含有することができる。但し、上記の混合割
合は一応の目安であり、必要に応じて適宜変更すること
ができる。
農薬原末組成物においてポリエチレンを使用する場合、
流動パラフィンをさらに配合することができ、その場
合、流動パラフィンを約5重量部〜約30重量部、好ま
しくは約6重量部〜約28重量部の割合で含有すること
ができる。
めるために、場合により、該製剤を1包装あたり約10
〜約200g、好ましくは約25〜約60gの単位で水
溶性フィルムに包装した固体製剤にすることができる。
該水溶性フィルムには、必要に応じ、気体を通過させる
ことのできる通気穴を設けることができる。また、水溶
性フィルムの袋に切れ目を入れて使用することもでき
る。この切れ目は、1つの袋に通常6〜12ケ所、好ま
しくは7〜10ケ所設けることができ、縦、横、斜め等
いずれでもよいが、特に横が好ましい。切れ目は、例え
ば、幅0.1〜0.5mm、長さ2〜5mmとすることが
できる(図4参照)。
の例としては、水溶性高分子である水溶性ポリビニルア
ルコール、カルボキシメチルセルロース、デキストリ
ン、澱粉、ヒドロキシエチルセルロースなどを挙げるこ
とができる。
約10〜約200gの単位で、一定の型に入れて、加温
または/および圧縮し、大型の成形製剤にすることもで
きる。その形状としては球状、円盤状、円柱状、直方
体、立方体等が可能であるが、これらに限定されるもの
ではない。その成形に際しては、結合剤として下記のも
のを使用することができるが、これらに限定されるもの
ではない:ポリエチレングリコール、糖類、天然ガム、
ポリビニルアルコール、天然もしくは合成ゴム、天然も
しくは変性セルロースなど。
述の見かけ比重が1未満であり且つ約500μm〜約1
400μmの範囲内の粒径を有し、そしてあらかじめ水
溶性高分子で被覆した焼成軽石の粒核を、ポリオキシエ
チレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸エステル
及びそれ以外の油状の界面活性剤の混合物で被覆し、そ
して該被覆粒核表面に、水難溶性の農薬活性成分、ジア
ルキルスルホサクシネート塩及びそれ以外の界面活性剤
からなる粉状組成物を担持被覆させることにより製造す
ることができる。
性ないし水易溶性の農薬活性成分の両者を含む水面施用
混合農薬製剤は、例えば、前述の水微溶性ないし水易溶
性の農薬活性成分、ワックス又はポリエチレン及び疎水
性シリカから成る農薬原末組成物を上記粉状組成物に加
えて混合物となし、その混合物を上記と同様にしてポリ
オキシエチレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸
エステル及びそれ以外の油状の界面活性剤の混合物で被
覆された粒核表面に担持被覆させることにより製造する
ことができる。
した如き焼成軽石とポリビニルアルコール水溶液を混合
し、乾燥させ、ポリビニルアルコールで被覆した焼成軽
石を得る。該焼成軽石を標準篩1400μm及び500
μmの目開きに準じた篩で粒径を調整する。粒径が調整
された該焼成軽石をパンコーターに移し、パンコーター
を運転しながら、ポリオキシエチレンソルビタン(又は
ソルビトール)脂肪酸エステルとそれ以外の油状の界面
活性剤の混合物の所定量を該焼成軽石に滴下し、十分に
被覆する。次いで、予め調製された水難溶性の農薬活性
成分、ジアルキルスルホサクシネート塩及びそれ以外の
界面活性剤、そして場合によりさらに、水易溶性増量剤
を添加した粉状組成物を徐々に加え、該粉状組成物が粒
状担体表面にほぼ均一にコーティングされるまで十分に
パンコーターを作動させることにより、目的の水面施用
農薬製剤を製造することができる。
性ないし水易溶性の農薬活性成分の両者を含む水面施用
混合農薬製剤の場合には、水微溶性ないし水易溶性の農
薬活性成分、ワックス又はポリエチレン及び疎水性シリ
カから成る農薬原末組成物を上記粉状組成物に加えて混
合物となした後に、上記と同様に操作して製造すること
ができる。
て、農薬活性成分が液状である場合には、該農薬活性成
分を予めホワイトカーボン、タルク、珪藻土、クレー等
の担体に吸着させてから、ジアルキルスルホサクシネー
ト塩及びそれ以外の界面活性剤と混合し粉状組成物とす
ることもできる。
合、該製剤は、適当な振出口を付けた箱、瓶、袋等から
直接水田中に振込み処理することができる。また、水溶
性フィルムに包装した固体製剤に加工した場合には、水
田10アール当たり、2〜40個、好ましくは5〜20
個を投下することにより十分な作用効果を発揮させるこ
とができる。いずれの場合も、投下間隔は、均一である
必要はなく、ランダムな間隔での投下により所望の効果
を現わすことが可能である。
る農薬原末組成物は、更に、各種の製剤形態のための原
末組成物として利用することができる。その製剤形態と
しては、例えば、粉剤、錠剤、粒剤、種子用被覆剤等を
挙げることができ、通常は粒剤(粒径0.3〜1.7m
m)が好ましい。これらの製剤は、それ自体既知の方法
で製造することができる。その方法は、例えば、農薬原
末組成物を固体希釈剤又は担体、必要に応じて界面活性
剤を用いて混合することによって行なわれる。
し造粒法、コーティング法、転動造粒法、圧縮造粒法、
流動造粒法、撹拌造粒法等を挙げることができる。好ま
しくは、押し出し造粒法及びコーティング法を挙げるこ
とができる。押し出し造粒用の固体希釈剤としては、例
えば、土壌天然鉱物(例えば、カオリン、クレー、タル
ク、チョーク、アタパルガイド、モンモリロナイト又は
珪藻土等)、合成鉱物(例えば、高分散二酸化ケイ素、
アルミナ、ケイ酸塩等)などを挙げることができる。コ
ーティング造粒用の固体担体としては、例えば、粉砕且
つ分別された岩石(例えば、珪砂、方解石、大理石、軽
石、海泡石、白雲石等)、無機及び有機物粉からの合成
粒、有機物質(例えば、おがくず、ココやしの実のか
ら、とうもろこしの穂軸そしてタバコの茎等)の細粒体
などを挙げることができる。
上させるための添加剤として、非イオン及び陰イオン界
面活性剤[例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル(例
えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アル
キルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリールスルホン
酸塩等)など]、リグニンスルホン酸、アルキルベンゼ
ンスルホン酸、ジアルキルスルホクシネート塩、ポリオ
キシアルキレンアルキルフェニルエーテルスルホネート
塩、アルブミン加水分解生成物等を配合することができ
る。糊料も製剤(粒剤)に使用することができる。糊料
としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、デキ
ストリン、デキストリン変性物、天然及び合成ポリマー
(例えば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアセテート等)などを挙げることができる。着色
剤を使用することもでき、用いうる着色剤としては、無
機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブル
ー)及びアリザリン染料、アゾ染料又は金属フタロシア
ニン染料のような有機染料を挙げることができる。該製
剤は、一般には、前記農薬原末組成物を0.5〜50重
量%、好ましくは1〜45重量%の範囲内で含有するこ
とができる。
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。なお、シラスバルーンとしては、シラス
バルーン(商品名:ネオライト興産社製)をJIS標準
篩500μm及び1400μmに準じた目開きの篩で整
粒したものを用いた。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(69.00重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(9.80重量
部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少し
ずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバル
ーン上に均一にコーティングされるまで、パンコーター
を作動させることにより、目的の農薬製剤を調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
40重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(57.50重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(12.00重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(41.10重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレエート(22.30重
量部)の混合液を滴下し、充分に混合する。上記粉状組
成物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物が
シラスバルーン上に均一にコーティングされるまで、パ
ンコーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を
調製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(63.80重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノラウレート(7.90重量
部)とポリオキシアルキレンアルキルエーテル(3.4
0重量部)の混合液を滴下し、充分に混合する。上記粉
状組成物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成
物がシラスバルーン上に均一にコーティングされるま
で、パンコーターを作動させることにより、目的の農薬
製剤を調製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(73.40重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(8.10
重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を
少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラス
バルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコー
ターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(45.00重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(19.3
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
のポリエチレン原末組成物の調製) 低分子量ポリエチレン(6.00重量部)を流動パラフ
ィン(24.00重量部)と共に約100℃で溶融す
る。溶融物にベンスルフロンメチル原体(25.00重
量部)を入れ、混合する。ほぼ均一になったら、疎水性
シリカ(41.00重量部)およびタルク(4.00重量
部)を徐々に加える。加え終わったら、約100℃で3
0分混合し、その後、混合しながら室温まで冷却する。
冷却後、エアミルで粉砕する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(68.30重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(8.10重量
部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少し
ずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバル
ーン上に均一にコーティングされるまで、パンコーター
を作動させることにより、目的の農薬製剤を調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(52.10重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレエート(16.70重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
%)のカルナバロウ原末組成物の調製) カルナバロウ(40.00重量部)を約100℃で溶融
する。溶融物にベンスルフロンメチル原体(25.00
重量部)を入れ、混合する。ほぼ均一になったら、疎水
性シリカ(31.00重量部)およびタルク(4.00重
量部)を徐々に加える。加え終わったら、約100℃で
30分混合し、その後、混合しながら室温まで冷却す
る。冷却後、エアミルで粉砕する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(65.00重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(7.90重量
部)とポリエチレングリコール(3.40重量部)の混
合液を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少し
ずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバル
ーン上に均一にコーティングされるまで、パンコーター
を作動させることにより、目的の農薬製剤を調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(57.50重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(13.4
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(65.00重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(11.3
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
30重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(56.90重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテル(11.0
0重量部)とポリオキシアルキレンアルキルエーテル
(3.70重量部)の混合液を滴下し、充分に混合す
る。上記粉状組成物を少しずつパンコーターに加え、こ
の粉状組成物がシラスバルーン上に均一にコーティング
されるまで、パンコーターを作動させることにより、目
的の農薬製剤を調製する。
(1.30重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバ
ルーン(62.80重量部)をパンコーターに投入し、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(12.80重量部)
を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少しずつ
パンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバルーン
上に均一にコーティングされるまで、パンコーターを作
動させることにより、目的の農薬製剤を調製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(60.90重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(12.8
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(57.60重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタントリオレエート(12.00重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(36.00重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(21.0
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(63.80重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(11.70重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
%)のマイクロクリスタリンワックス原末組成物の調
製) マイクロクリスタリンワックス(35.00重量部)を
約100℃で溶融する。溶融物にベンスルフロンメチル
原体(25.00重量部)を入れ、混合する。ほぼ均一
になったら、疎水性シリカ(35.00重量部)および
タルク(5.00重量部)を徐々に加える。加え終わっ
たら、約100℃で30分混合し、その後、混合しなが
ら室温まで冷却する。冷却後、エアミルで粉砕する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(61.60重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールテトラオレエート(11.3
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(68.70重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテル(10.4
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
00重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(58.20重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(9.60重量
部)とポリオキシアルキレンアルキルエーテル(4.1
0重量部)の混合液を滴下し、充分に混合する。上記粉
状組成物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成
物がシラスバルーン上に均一にコーティングされるま
で、パンコーターを作動させることにより、目的の農薬
製剤を調製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(60.90重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー
(8.90重量部)とプロピレングリコール(3.90重
量部)の混合液を滴下し、充分に混合する。上記粉状組
成物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物が
シラスバルーン上に均一にコーティングされるまで、パ
ンコーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を
調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(64.60重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビトールトリステアレート(11.4
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(63.80重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル(11.50重量部)を
滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少しずつパ
ンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバルーン上
に均一にコーティングされるまで、パンコーターを作動
させることにより、目的の農薬製剤を調製する。
のポリエチレン原末組成物の調製) 低分子量ポリエチレン(6.00重量部)を流動パラフ
ィン(24.00重量部)と共に約100℃で溶融す
る。溶融物にイマゾスルフロン原体(25.00重量
部)を入れ、混合する。ほぼ均一になったら、疎水性シ
リカ(45.00重量部)を徐々に加える。加え終わっ
たら、約100℃で30分混合し、その後、混合しなが
ら室温まで冷却する。冷却後、エアミルで粉砕する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(53.60重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテル(15.0
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
(1.05重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバ
ルーン(51.35重量部)をパンコーターに投入し、
ポリオキシエチレンソルビトールテトラオレエート(1
6.00重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状
組成物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物
がシラスバルーン上に均一にコーティングされるまで、
パンコーターを作動させることにより、目的の農薬製剤
を調製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(50.30重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテル(17.0
0重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物
を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラ
スバルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコ
ーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製
する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
のマイクロクリスタリンワックス原末組成物の調製) マイクロクリスタリンワックス(30.00重量部)を
約100℃で溶融する。溶融物にイマゾスルフロン原体
(25.00重量部)を入れ、混合する。ほぼ均一にな
ったら、疎水性シリカ(45.00重量部)を徐々に加
える。加え終わったら、約100℃で30分混合し、そ
の後、混合しながら室温まで冷却する。冷却後、エアミ
ルで粉砕する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(47.90重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテル(16.2
0重量部)とポリエチレングリコール(1.80重量
部)の混合液を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成
物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシ
ラスバルーン上に均一にコーティングされるまで、パン
コーターを作動させることにより、目的の農薬製剤を調
製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(50.60重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(16.50重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
(1.00重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバ
ルーン(48.40重量部)をパンコーターに投入し、
ポリオキシエチレンソルビトールテトラオレエート(1
7.00重量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状
組成物を少しずつパンコーターに加え、この粉状組成物
がシラスバルーン上に均一にコーティングされるまで、
パンコーターを作動させることにより、目的の農薬製剤
を調製する。
(1.50重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバ
ルーン(50.90重量部)をパンコーターに投入し、
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(12.
80重量部)とポリオキシアルキレンアルキルエーテル
(3.20重量部)の混合液を滴下し、充分に混合す
る。上記粉状組成物を少しずつパンコーターに加え、こ
の粉状組成物がシラスバルーン上に均一にコーティング
されるまで、パンコーターを作動させることにより、目
的の農薬製剤を調製する。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(66.80重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(10.60重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(69.20重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(9.80重量
部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少し
ずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバル
ーン上に均一にコーティングされるまで、パンコーター
を作動させることにより、目的の農薬製剤を調製する。
(51.60重量部)を投入し、ポリオキシエチレンソ
ルビトールテトラオレエート(22.00重量部)を滴
下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少しずつパン
コーターに加え、この粉状組成物がシラスバルーン上に
均一にコーティングされるまで、パンコーターを作動さ
せることにより、目的の農薬製剤を調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。 *上記および下記のベンスルフロンメチル(10%)の
原末組成物は、 ベンスルフロンメチル原体 10.00重量部 ホワイトカーボン 10.00重量部 炭酸カルシウム 80.00重量部 の各成分を混合し、エアミルで粉砕して得られる。
(50.70重量部)を投入し、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノオレエート(22.40重量部)を滴下
し、充分に混合する。上記粉状組成物を少しずつパンコ
ーターに加え、この粉状組成物がシラスバルーン上に均
一にコーティングされるまで、パンコーターを作動させ
ることにより、目的の農薬製剤を調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
0重量部)で表面を被覆し、整粒したシラスバルーン
(54.10重量部)をパンコーターに投入し、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレエート(14.50重
量部)を滴下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少
しずつパンコーターに加え、この粉状組成物がシラスバ
ルーン上に均一にコーティングされるまで、パンコータ
ーを作動させることにより、目的の農薬製剤を調製す
る。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。
(56.20重量部)を投入し、ポリオキシエチレンソ
ルビトールテトラオレエート(15.00重量部)を滴
下し、充分に混合する。上記粉状組成物を少しずつパン
コーターに加え、この粉状組成物がシラスバルーン上に
均一にコーティングされるまで、パンコーターを作動さ
せることにより、目的の農薬製剤を調製する。
性PVA(ポリビニルアルコール)フィルムの袋(10
×10cm)に入れ、ヒートシールで封印し、固形農薬
製剤を得る。 *上記および下記のイマゾスルフロン(20%)の原末
組成物は、 イマゾスルフロン原体 20.00重量部 ホワイトカーボン 10.00重量部 炭酸カルシウム 70.00重量部 の各成分を混合し、エアミルで粉砕して得られる。
ルムに包装し、水田中に直接投下することができる。本
製剤は、投下後、PVAが速やかに溶け、内容物が田面
水上に拡展し、有効成分を水田に均一に分散させること
ができ、田面水上に浮遊する粒子には有効成分が残らな
い。有効成分の水田中での均一な分布および粒核からの
有効成分の剥離を確かめるために、下記の方法で拡展性
・剥離性試験を行った。
に、直接約9cm、深さ約1.8cmのペトリ皿を図1
に示すように配置し、水深約5cmとなるように水を入
れた。次に、製剤例1によって調製したPVAフィルム
の袋(10cm×10cm)に包装した40gの製剤を
プールの水面上に静かに投下した。1時間後、浮遊して
いる粒を目開き425μmのステンレス製網ですくい取
り、ろ紙上で乾燥後、HPLC法により農薬有効成分
(フェントラザミド)の含有量を測定した。
ペトリ皿上の水をメスフラスコに集め、さらにペトリ皿
をアセトニトリルで洗浄して洗液をメスフラスコに集め
た。メスフラスコを定容した後、HPLC法により各ペ
トリ皿上の農薬有効成分(フェントラザミド)の含有量
を測定した。
びに比較製剤例1、3及び5の製剤についても試験例1
と同時にして、浮遊粒中およびペトリ皿上の農薬有効成
分(フェントラザミド)の有効量を測定した。それらの
結果を下記第1表に示す。
効成分の重量はそれぞれ約90μg、110μgおよび
約110μgであるのに対して、製剤例1、11、1
6、19、24及び30の製剤は有効成分の重量はいず
れも約150μg以上であり、溶出が促進されているこ
とがわかる。
例1、3及び5の製剤では約20%であり、有効成分が
浮遊粒子中に残存していることを示した。これに対し、
製剤例1、11、16、19、24及び30の製剤は約
2%であり、有効成分が浮遊粒子中から剥離し、浮遊粒
子中にほとんど残存していないことがわかる。
トで作製した模擬水田(プール)に水深約5cmとなる
ように水を入れた。次に、製剤例8に準じて調製したP
VAフィルムの袋に包装した40gの製剤をプールに投
下した。図2に示される地点での粒剤到達時間を測定
し、また、図2に示される地点から一定量の水を経時的
に採取し、農薬有効成分(フェントラザミド、ベンスル
フロンメチル、イマゾスルフロン)の各濃度を測定し、
拡展状況を調査した。
較製剤例1及び4の製剤についても同様にして試験を行
った。各製剤の粒剤到達時間を第2表に、農薬有効成分
(フェントラザミド、ベンスルフロンメチル、イマゾス
ルフロン)の測定結果をそれぞれ第3、4及び5表に示
す。
1、24及び29における粒剤到達時間はいずれも2分
30秒前後であり、浮遊粒剤が速やかに水面を走行し分
散することがわかる。これに対して、比較例1、4及び
5は粒剤到達時間がいずれも3分30秒以上であり、浮
遊粒剤の分散が不充分である。
13、21、24及び29におけるフェントラザミドの
水中濃度は投薬後速やかに所定濃度に達した。さらに、
採取場所における有効成分(フェントラザミド・ベンス
ルフロンメチル、イマゾスルフロン)の水中濃度に大き
な差がないことから、有効成分が均一に分布しているこ
とがわかる。
深3cmとなるように水を張った。製剤例8、16、2
5及び33並びに比較製剤例3及び6の各製剤を20m
g量り取り、各ポットに投じた。投入の0.17、0.2
9、1、2及び3日後に水の一部を採取し、HPLC法
により農薬有効成分量(フェントラザミド、ベンスルフ
ロンメチル、イマゾスルフロン)を測定した。その結果
をそれぞれ第6、7及び8表に示す。
溶出は、比較製剤例3及び6の場合、経過日数1日後で
約0.3ppmであるのに対して、製剤例8、16、2
5及び33では、製剤投薬直後からきわめて速くフェン
トラザミドが溶出し、0.5ppm以上に達しているこ
とがわかる。
ンメチルの溶出は、比較製剤例3の場合、投薬直後から
0.08ppm以上に達し、速やかに溶出しているのに
対し、製剤例8、16及び25の場合、ベンスルフロン
メチルは投薬後から徐々に溶出し、経過日数1日後でも
0.05ppm程度であり、溶出抑制することができた
ことがわかる。
フロンの溶出は、比較製剤例6の場合、投薬直後から
0.2ppm以上に達し、速やかに溶出した。これに対
し、製剤例33の場合、イマゾスルフロンは投薬後から
徐々に溶出し、経過日数1日後でも0.1ppm程度で
あり、溶出抑制することができたことがわかる。
び移植水稲に対する薬害性) 雑草(タイヌビエ、タマガヤツリ、ホタルイ、コナギ及
び広葉雑草)が自然発生する水田を代掻き整地し、10
0m2(10m×10m)に区切った。水稲(品種:日
本晴、2.5葉期、草丈15cm)を3本1株として移
植し水深約4cmを保った。雑草が発生しタイヌビエが
1.5葉期になったときに、製剤例13によって調製し
た水溶性PVAフィルムの袋に包装した40gの製剤を
投入した。投入後の剤の分散の状況を目測により調査し
た。
mの地点である(図3参照)。
投入2週間後及び3週間後に調査した。
無とした。除草効果90以上を実用可能とし、また、薬
害性は10以下の場合に実用可能とした。
比較製剤例3及び比較製剤例6の製剤についても同様に
試験を行った。
に、本発明の水面施用製剤の田面水中での拡展性は非常
に良好であるので、施用時に必ずしも田面水に均一に投
下する必要はなく、畦の近傍への施用によっても田面全
体に均一に農薬活性物質を分散させることが可能であ
る。更に、本発明の水面施用製剤は、農薬活性成分の溶
出コントロールを可能ならしめること、すなわち、水微
溶性ないし水易溶性の農薬活性成分の場合には、溶出抑
制を、また水難溶性の農薬活性成分の場合には、溶出促
進をすることが可能である。
おけるペトリ皿の配置及び製剤投下場所を示す図であ
る。
における製剤投下地点及び試料採取地点、粒剤到達観察
地点を示す図である。
果および移植水稲に対する薬害性の試験における水田へ
の試験薬剤(製剤)投下地点を示す図である。
の入った水溶性フィルムの袋の切れ目の状態を示す図で
ある。
Claims (13)
- 【請求項1】 見かけ比重が1未満であり且つ約500
μm〜約1400μmの範囲内の粒径を有し、そしてあ
らかじめ水溶性高分子で被覆した焼成軽石の粒核に、水
難溶性の農薬活性成分、ジアルキルスルホサクシネート
塩及びそれ以外の界面活性剤からなる粉状組成物を、ポ
リオキシエチレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪
酸エステル及びそれ以外の油状の界面活性剤からなる混
合物を用いて担持被覆せしめてなることを特徴とする農
薬活性成分の溶出促進作用を有する浮遊走行性良好な水
面施用農薬製剤。 - 【請求項2】 見かけ比重が1未満であり且つ約500
μm〜約1400μmの範囲内の粒径を有し、そしてあ
らかじめ水溶性高分子で被覆した焼成軽石の粒核に、水
難溶性の農薬活性成分、ジアルキルスルホサクシネート
塩及びそれ以外の界面活性剤からなる粉状組成物と、水
微溶性ないし水易溶性の農薬活性成分、ワックス又はポ
リエチレン及び疎水性シリカからなる農薬原末組成物と
の混合組成物を、ポリオキシエチレンソルビタン(又は
ソルビトール)脂肪酸エステル及びそれ以外の油状の界
面活性剤からなる混合物を用いて担持被覆せしめてなる
ことを特徴とする浮遊走行性良好な水面施用混合農薬製
剤。 - 【請求項3】 農薬活性成分、ワックス及び疎水性シリ
カからなることを特徴とする農薬原末組成物。 - 【請求項4】 請求項3に記載の農薬原末組成物を構成
成分として含有することを特徴とする農薬粒剤。 - 【請求項5】 水難溶性の農薬活性成分が20℃で10
ppm以下の水溶解度を有するものである請求項1又は
2に記載の農薬製剤。 - 【請求項6】 水難溶性の農薬活性成分が、メフェナセ
ット、フェントラザミド、ダイムロン、クミルロン、ブ
ロモブチド、ナプロアニリド、クロメプロップ、テニル
クロール、エスプロカルブ、ピリブチカルブ、シハロホ
ップブチル、カフェンストロール、ピラゾレート、ピラ
ゾキシフェン、ベンゾフェナップ、ピリメノバックメチ
ル、ブタミホス、エトベンザニド、ビフェノックス、フ
ェントエート、ピリダフェンチオン、クロルピリホスメ
チル、エトフェンブロックス、フィプロニル、カルボス
ルファン、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、シクロプ
ロトリン、ブプロフェジン、ベンスルタップ、ペンシク
ロン、フサライド、フルトラニル、ジクロメジン、アゾ
キシストロビン、テフルザミド、カルブロパミド、ジク
ロシメット及びアシベンゾラール−S−メチルからなる
群より選ばれる1種又は2種以上である請求項1、2又
は5に記載の農薬製剤。 - 【請求項7】 ポリオキシエチレンソルビタン(又はソ
ルビトール)脂肪酸エステルが、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリス
テアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエ
ート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノイソステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンジオレエート、ポリオキ
シエチレンソルビトールヘキサステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビトールテトラステアレート、ポリオキ
シエチレンソルビトールテトラオレエート、ポリオキシ
エチレンソルビトールモノラウレート及びポリオキシエ
チレンソルビトールモノオレエートからなる群より選ば
れる1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の農
薬製剤。 - 【請求項8】 水微溶性ないし水易溶性の農薬活性成分
が、ベンスルフロンメチル、ピラゾスルフロンエチル、
イマゾスルフロン、チフェンスルフロンメチル、メトス
ルフロンメチル、フラザスルフロン、ハロスルフロン、
シノスルフロン、クロルスルフロン、アジムスルフロ
ン、シクロスルファムロン、2,4−D、MCPB、シ
メトリン、ジメタメトリン、ベンチオカーブ、ジメピペ
レート、モリネート、ブタクロール、プレチラクロー
ル、ピペロホス、ベンスライド、ベンフレセート、ベン
タゾン、ACN、イミダクロプリド、ニテンピラム、チ
アクロプリド、BPMC、イソプロカルブ、カルバリ
ル、フェンチオン、エチルチオメトン、ダイアジノン、
プロパホス、ジメチルビンホス、トリアジメホン、イソ
プロチオラン、フラメトピル、プロベナゾール及びピロ
キロンからなる群より選ばれる1種又は2種以上である
請求項2に記載の農薬製剤。 - 【請求項9】 焼成軽石の粒核が約500μm〜約10
00μmの範囲内の粒径を有する請求項1又は2に記載
の農薬製剤。 - 【請求項10】 農薬製剤100重量部あたり、水難溶
性の農薬活性成分を約0.05重量部〜約50重量部;
ジアルキルスルホサクシネート塩及びそれ以外の界面活
性剤の混合物を約0.9重量部〜約25重量部;ポリオ
キシエチレンソルビタン(又はソルビトール)脂肪酸エ
ステルを約1重量部〜約50重量部;油状の界面活性剤
を約1重量部〜約50重量部;水溶性高分子を約0.1
重量部〜約30重量部;及び焼成軽石を約10重量部〜
約80重量部含んでなる請求項1に記載の農薬製剤。 - 【請求項11】 請求項1又は2に記載の農薬製剤を水
溶性フィルムで包装した農薬製剤。 - 【請求項12】 包装が切れ目の入った水溶性フィルム
の袋である請求項11の農薬製剤。 - 【請求項13】 粒核をもつ水面施用農薬製剤の製造法
において、該粒核に農薬活性成分を含有する組成物を担
持被覆せしめる際に、ポリオキシエチレンソルビタン
(又はソルビトール)脂肪酸エステル及びそれ以外の油
状の界面活性剤からなる混合物を用いることを特徴とす
る水面施用農薬製剤の製造方法。
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