JP2000299548A - プリント基板のランド構造 - Google Patents

プリント基板のランド構造

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JP2000299548A
JP2000299548A JP11104605A JP10460599A JP2000299548A JP 2000299548 A JP2000299548 A JP 2000299548A JP 11104605 A JP11104605 A JP 11104605A JP 10460599 A JP10460599 A JP 10460599A JP 2000299548 A JP2000299548 A JP 2000299548A
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Takashi Baba
隆 馬場
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KENWOOD NAGANO CORP
Kenwood KK
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KENWOOD NAGANO CORP
Kenwood KK
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装部品の位置ズレ、浮きなどの実装不良を
防止してセルフアライメント効果を有効に作用させるプ
リント基板のランド構造を提供する。 【解決手段】 本体3aの両側面から狭い幅Aで延在す
る端子3bを有した実装部品3を備え、この実装部品3
の端子3bを半田付けするためにプリント基板1の表面
に平行して一対に形成してお互いに内向する内側に端子
3bの狭い幅Aに合わせて狭い幅Bで突出する突部2a
を備えた凸状のランド2を形成し、この凸状の突部2a
に実装部品3の端子3bを載置してリフローにより半田
付けできるようにプリント基板1の表面に配置し、半田
の表面張力による実装部品3の浮きまたは位置ズレなど
の実装不良を防止するように設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板のラ
ンド構造に係り、より詳細にはプリント基板の表面に金
属箔により形成して実装部品の端子を半田付けするプリ
ント基板のランド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板には、リフローによ
りチップ部品などの実装部品を半田付けするために、銅
箔などの金属箔からなるランドを形成している。このラ
ンドには、クリーム半田を塗布したあとに実装部品を載
置してリフロー炉の中で半田を溶融させることによりプ
リント基板の表面に実装部品を実装していた。ここで、
実装部品は、リフロー炉の中で溶融した半田の表面張力
によるセルフアライメント(自己位置修正:self
alignment)効果により、取り付け位置の微細
な誤差が自動的に修正されることが一般的によく知られ
ている。このようなセルフアライメント効果は、前述し
たランドの形状と密接な関係にあり、実装部品の位置修
正に適したプリント基板のランド構造に形成することが
重要になる。図9は、このようなセルフアライメント効
果により実装部品を半田付けする従来のプリント基板の
ランド構造を示す斜視図である。また、図10は、図9
に示した実装部品をランドに半田付けした状態を示す斜
視図である。
【0003】図9に示すように、従来のプリント基板の
ランド構造は、両側に導電体からなり半田付け端子23
bを備えた実装部品23を半田付けするためにプリント
基板21の表面に平行して一対に配置された矩形状のラ
ンド22を備えている。
【0004】ここで、ランド22は、プリント基板21
の表面に銅箔などの金属箔からなり、所定の間隔を備え
て一対に配置されて各々矩形状に形成されている。この
ランド22は、実装部品23の端子23bを半田付けす
るとともに、回路パターンにより種々の電子部品と接続
している。
【0005】また、実装部品23は、前述したように矩
形で箱状に形成されており、この両端の辺に沿って延在
する導電体により形成された半田付け用の端子23bを
備えている。この端子23bは、実装部品23の図9に
示した幅Dの長に延在させて両端に各々形成されてい
る。このような実装部品23としては、例えば、表面実
装で代表的なチップ抵抗器などがある。また、端子23
bは、プリント基板21の表面に形成した一対のランド
22に半田付けされる。ここで、この端子23bを半田
付けする図9に示したランド22の幅Eは、実装部品2
3の端子23bの幅Dとほぼ同じ大きさになるように形
成されている。
【0006】このように形成された従来のプリント基板
のランド構造において、リフロー半田付け方法により実
装部品23をプリント基板21の表面に実装する場合、
まず、プリント基板21の表面に形成したランド22に
クリーム半田(図示せず)を塗布する。そして、クリー
ム半田が塗布されたランド22上に、実装部品23を載
置する。次に、リフロー炉(図示せず)の中へ搬送して
加熱処理する。これにより、クリーム半田は、溶融、固
化して実装部品23の端子23bがプリント基板21の
ランド22に半田付けされる。この際、クリーム半田が
加熱されて溶融すると、溶融したクリーム半田に表面張
力が発生し、実装部品をセルフアライメント効果により
ランド22上の目的の場所に実装部品23を移動させて
図10に示したように実装部品23をランド22に半田
付けする。
【0007】このように、従来のプリント基板のランド
構造は、リフロー炉の中で溶融した半田の表面張力によ
るセルフアライメント効果により、実装部品の微細な取
り付け位置の誤差を自動的に修正して半田付けしてい
た。
【0008】ところで、このような従来のプリント基板
のランド構造には、実装される全ての実装部品の端子幅
が、図9に示したようにランド22の幅Eと同じ大きさ
に形成されているものではなく、例えば、チップダイオ
ードのように端子の幅を狭く形成した実装部品を実装す
る場合がある。図11は、このように端子の幅を狭く形
成した実装部品3を示す斜視図である。また、図12
は、図11に示した実装部品3をランド22に載置した
状態を示す平面図である。また、図13は、溶融した半
田により図12に示した実装部品3に浮きが発生した状
態を示す側面図である。また、図14は、溶融した半田
により図12に示した実装部品3の位置ズレが発生した
状態を示す平面図である。また、図15は、図12に示
した溶融した半田により実装部品3が回転して位置ズレ
が発生した状態を示す平面図である。ここで、図11に
示したプリント基板は、図9に示したプリント基板21
と同一構成要素であり、同一符号を記載するとともに、
重複する説明は省略する。
【0009】図11に示すように、端子の幅を狭く形成
した実装部品3は、矩形で箱状に形成された本体3a
と、この本体3aの両側端から突出する端子3bとを一
体に備えている。そして、実装部品3の端子3bは、プ
リント基板21の表面に平行して一対に形成されたラン
ド22に半田付けされる。ここで、実装部品3の端子3
bは、図12に示すように、端子3bの幅Fがプリント
基板21のランド22の幅Eに比べて狭く形成されてい
る。
【0010】このように端子の幅を狭く形成した実装部
品を従来のプリント基板のランド構造に実装する場合、
まず、プリント基板21の表面に形成したランド22に
クリーム半田(図示せず)を塗布する。そして、クリー
ム半田が塗布されたランド22上に、実装部品3を載置
する。この際、実装部品3の本体3aは、プリント基板
21の表面に載置した場合、ランド22の内側と図12
に示した隙間Gの幅だけ重なる状態で載置される。次
に、リフロー炉(図示せず)の中へ搬送して加熱処理す
る。これにより、クリーム半田は、溶融、固化して実装
部品3の端子3bがランド22に半田付けされる。ここ
で、クリーム半田が加熱されて溶融すると、溶融した半
田に表面張力が発生し、実装部品3がセルフアライメン
ト効果によりランド22上で所定の場所に移動する。
【0011】しかしながら、このような端子の幅を狭く
形成した実装部品3は、図12に示したように、プリン
ト基板21に実装部品3を載置する際に隙間Gで実装部
品3の本体3a底面により押しつぶされた粘性を備える
クリーム半田が残存し、このクリーム半田の溶融時に発
生する表面張力により実装部品3の底面を持ち上げてプ
リント基板21の表面から浮かせて固化してしまうとい
う不具合があった。
【0012】また、このように端子の幅を狭く形成した
実装部品3は、図12に示したように端子3bの幅Fが
ランド22の幅Eよりかなり狭く形成されているため、
前述したように実装部品3が溶融した半田により浮いて
しまい、リフロー中に実装部品3が泳いでしまうこと
で、ランド22の範囲内で実装部品3の位置ズレが発生
してしまう。そして、このように位置ズレが発生する
と、図14及び図15に示すように、実装部品3がラン
ド22の一端側に実装(図14参照)、または実装部品
3がランド22上で回転して変位した状態で実装(図1
5参照)などの実装不良が発生してしまうという不具合
があった。
【0013】このように、従来のプリント基板のランド
構造では、図12に示したように、実装部品3の端子3
bの幅Fが狭く形成された、例えば、チップダイオード
などの電子部品を実装する場合、図12に示したよう
に、本体3aとランド22とが重なる隙間Gが生じると
ともに、端子3bの幅Fに対してランド22の幅Eがか
なり広く形成されていることで、半田の表面張力による
浮き、またはランド22の範囲内で実装部品3の位置ズ
レなどの実装不良が発生することがあった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のプ
リント基板のランド構造では、図12に示したように、
実装部品3の本体3aがランド22上の隙間Gに重なっ
た状態で載置されるため、図13に示したように、溶融
した半田の表面張力により実装部品3が持ち上げられて
プリント基板21の表面から浮いてしまうという不具合
があった。また、従来のプリント基板のランド構造で
は、図12に示したように、実装部品3の端子3bの幅
Fに対してランド22の幅Eが広く形成されており端子
3bを半田付けする範囲が広くなるため、前述したよう
に実装部品3が持ち上げられて浮いてしまうと、リフロ
ー中に実装部品3が泳いでしまい、図14及び図15に
示したように、ランド22の意図しない位置に実装部品
3が移動して固定してしまうという不具合があった。本
発明はこのような課題を解決し、実装部品の位置ズレ、
浮きなどの実装不良を防止してセルフアライメント効果
を有効に作用させるプリント基板のランド構造を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、プリント基板の表面に実装部品の端子を半田付け
する実装用のランドを備えたプリント基板のランド構造
は、プリント基板の表面に少なくとも1つ以上形成した
ランドを有し、このランドの一端側に実装部品の端子幅
に合わせた狭い幅の半田付け部を設け、この狭い幅の半
田付け部に実装部品の端子を半田付けすることで実装部
品の浮きまたは位置ズレなどの実装不良を防止するよう
に設ける。
【0016】ここで、ランドは、プリント基板の表面に
平行して一対に形成し、お互いに内向する内側を実装部
品の両側に設けた端子の幅に合わせて狭く形成して半田
付けするように設けることが好ましい。また、ランド
は、実装部品の端子幅に合わせて一端側に狭い幅で突出
する突部を設けて凸状、または一端側を鋭角に狭くなる
三角状のいずれかに形成することで半田付け部を設ける
ことが好ましい。また、ランドの他の実施の形態とし
て、耐熱性被覆材からなるソルダレジストを表面に塗布
するこで狭い幅の半田付け部を設けることも好ましい。
また、実装部品は、プリント基板のランドにリフローに
より半田付けするチップ部品であることが好ましい。ま
た、実装部品の他の実施の形態は、プリント基板のラン
ドにリフローにより半田付けする端子の幅を狭く形成し
たチップ部品であることが好ましい。また、ランドは、
プリント基板の片面または両面のいずれかに形成し、面
実装または両面実装のいずれかを実行できるように形成
することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるプリント基板のランド構造の実施の形態を詳細に
説明する。図1は、本発明によるプリント基板のランド
構造の第1の実施の形態を示す斜視図である。また、図
2は、図1に示した実装部品3をランド2に載置した状
態を示す平面図である。また、図3は、図2に示した実
装部品3を半田付けした状態を示す斜視図である。ま
た、図4は、図3に示した矢印C方向から見た状態を示
す側面図である。ここで、図1に示した実装部品は、図
9に示した従来技術の実装部品3と同一構成要素であ
り、同じ構成要素には同一符号を記載している。
【0018】図1に示すように、本発明によるプリント
基板のランド構造の第1の実施の形態は、図11に示し
た従来技術とは異なり、プリント基板1の表面に対向さ
せて一対に配置された凸状のランド2を形成している。
また、第1の実施の形態は、図11に示した従来技術の
実装部品と同様に、本体3aの両側面から突出する狭い
幅Aの端子3bを備える実装部品3を実装できるように
形成している。
【0019】ここで、ランド2は、プリント基板1の表
面に銅箔などの金属箔からなり、所定の間隔を備えて一
対に配置されて各々矩形状に形成するとともに内側に突
出する突部2aを備えて凸状に形成している。また、実
装部品3は、図11に示した従来技術の実装部品と同様
に、矩形で箱状に形成された本体3aと、この本体3a
の両側端から突出して延在する端子3bとを一体に備え
ている。この実装部品3の端子3bは、プリント基板1
のランド2に設けた突部2aに半田付けされる。
【0020】また、図1に示した突部2aの幅Bは、実
装部品3の端子3bの幅Aとほぼ同じ幅に形成し、端子
3bを半田付けするランド2の範囲(幅)が狭くなるよ
うに形成している。ここで、突部2aの幅Bは、図2に
示すように、端子3bの幅Aに対して少し広く形成して
溶融半田が流れるように形成することが好ましい。この
ように、ランド2の形状を凸状に形成することにより、
実装部品3の本体3a底面が重なる図2に示した点線部
のランド2の面積を、図12に示した従来技術に比べて
減少させることができる。また、このように突部2aの
幅Bを実装部品3の端子3bの幅Bとほぼ同じ幅に形成
することにより、図14及び図15に示した従来技術の
ようにランドの範囲内で実装部品が移動してしまう実装
不良を防止することができる。
【0021】このように形成された第1の実施の形態に
より、実装部品3をプリント基板1の表面にリフロー半
田付けする場合、まず、プリント基板1の表面に形成し
たランド2にクリーム半田(図示せず)を塗布する。そ
して、クリーム半田が塗布されたランド2上に、図2に
示したように、実装部品3を載置する。次に、リフロー
炉(図示せず)の中へ搬送して加熱処理する。これによ
り、クリーム半田は、溶融、固化して実装部品3の端子
3bがプリント基板1のランド2に半田付けされる。こ
の際、クリーム半田が加熱されて溶融すると、この溶融
した半田に表面張力が発生し、実装部品3をセルフアラ
イメント効果によって図1に示した突部2aの幅Bの範
囲内で端子3bを位置修正して目的の場所に実装部品3
を移動させる。
【0022】このようにセルフアライメント効果により
実装した実装部品3は、図3に示すように、端子3bを
配置した突部2aにおいて半田が効果的に溶融して濡れ
角が小さい状態で固化するため、位置ズレ、浮きなどの
実装不良が発生することなく効果的に半田付けされる。
即ち、実装部品3の端子3bは、図4に示すように、ラ
ンド2の幅(面積)を狭く形成した突部2a(図2参
照)の位置で半田付けされるため、半田4の濡れ角が小
さくなりセルフアライメント効果が端子3bに有効に作
用することで、実装部品3をプリント基板1の目的の場
所に効果的に半田付けすることができる。
【0023】従って、本発明によるプリント基板のラン
ド構造の第1の実施の形態によると、図2に示すよう
に、実装部品3の本体3aが重なるランド2を図2に示
した点線部のように突部2aを設けて最小限になるよう
に形成しているため、溶融した半田の表面張力により実
装部品3を持ち上げて浮かせてしまうことを防止するこ
とができる。また、本発明によるプリント基板のランド
構造の第1の実施の形態によると、プリント基板1上に
凸状のランド2を形成して狭い幅の突部2aで実装部品
3の端子3bを半田付けするため、半田の濡れ角が小さ
くなり、リフロー中に溶融した半田の表面張力により実
装部品3が泳ぐことを防止するとともに、意図しない位
置に実装部品3が位置ズレしてしまうことを防止でき
る。
【0024】次に、図5及び図6を参照して本発明によ
るプリント基板のランド構造の第2の実施の形態を詳細
に説明する。図5は、本発明によるプリント基板のラン
ド構造の第2の実施の形態を示す斜視図である。また、
図6は、図5に示した実装部品3をランド12上に載置
した状態を示す平面図である。ここで、図5に示した実
装部品は、図1に示した実装部品3と同一構成要素であ
り、同一符号を記載している。
【0025】図5に示すように、本発明によるプリント
基板のランド構造の第2の実施の形態は、第1の実施の
形態とは異なり、プリント基板11の表面に対向させて
一対に配置した三角形状のランド12を形成している。
また、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様
に、本体3aの両側面から突出する狭い幅の端子3bを
備える実装部品3を実装できるように形成している。
【0026】ここで、ランド12は、プリント基板11
の表面に銅箔などの金属箔からなり、所定の間隔を備え
て一対に配置されて各々三角形状に形成している。ま
た、一対に配置されたランド12は、三角形状に形成し
た一端の鋭角部12aをお互いに対向する内側に突出す
るように形成している。
【0027】また、実装部品3は、第1の実施の形態と
同様に、矩形で箱状に形成された本体3aと、この本体
3aの両側端から突出して延在する端子3bとを一体に
備えている。この実装部品3の端子3bは、プリント基
板11の表面でお互いに対向するランド12の鋭角部1
2aに半田付けされる。
【0028】従って、第2の実施の形態では、第1の実
施の形態と同様に、実装部品3の端子3bが半田付けさ
れるランド12の幅(面積)を三角形状の鋭角部12a
により狭く形成することで、実装部品3の余分な動き及
び実装部品3の浮きを抑えるように形成されている。こ
れにより、図14及び図15に示した従来技術のよう
に、ランドの範囲内で実装部品が移動してしまう実装不
良を防止することができる。また、ランド12の形状を
三角形状に形成することで、図6に示した点線部のよう
に、実装部品3の本体3a底面で重なるランド12部を
図12に示した従来技術に比べて減少させることがで
き、実装部品3の浮きを防止することができる。
【0029】このように形成された第2の実施の形態に
より、実装部品3をプリント基板11の表面にリフロー
半田付けする場合、まず、プリント基板11の表面に形
成したランド12にクリーム半田(図示せず)を塗布す
る。そして、クリーム半田が塗布されたランド12上
に、図6に示したように、実装部品3を載置する。次
に、リフロー炉(図示せず)の中へ搬送して加熱処理す
る。これにより、クリーム半田は、溶融、固化して実装
部品3の端子3bがプリント基板11のランド12に半
田付けされる。この際、クリーム半田が加熱されて溶融
すると、この溶融した半田に表面張力が発生し、実装部
品3をセルフアライメント効果により図5に示したラン
ド12の鋭角部12a内で端子3bを位置修正して目的
の場所に実装部品3を移動させる。
【0030】このように、セルフアライメント効果によ
り実装した実装部品3は、第1の実施の形態と同様に、
ランド12の鋭角部12a内で効果的に半田が溶融して
濡れ角が小さい状態で固化するため、位置ズレ、浮きな
どの実装不良の発生を防止することができる。
【0031】従って、本発明によるプリント基板のラン
ド構造の第2の実施の形態によると、第1の実施の形態
のようにランド12の一端側に狭く形成した鋭角部12
aを形成しているため、第1の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0032】次に、図7及び図8を参照して本発明によ
るプリント基板のランド構造の第3の実施の形態を詳細
に説明する。図7は、本発明によるプリント基板のラン
ド構造の第3の実施の形態を示す斜視図である。また、
図8は、図7に示した実装部品3をソルダレジスト24
を塗布して狭く形成したランド22上に載置した状態を
示す平面図である。ここで、第3の実施の形態は、図1
1に示した従来技術のランド22にソルダレジスト24
を塗布して実装部品3の端子3b幅に合わせた狭い部分
を形成したものであり、この従来技術と同一構成要素に
は同一符号を記載するとともに、重複する説明は省略す
る。
【0033】図7に示すように、本発明によるプリント
基板のランド構造の第3の実施の形態は、図11に示し
た従来技術と同様に、箱状の本体3aと両側端から突出
する端子3bとを一体に備えた実装部品3を設け、この
実装部品3を実装するランド22を形成したプリント基
板21を備えている。このランド22は、プリント基板
21の表面に矩形状に設けられて平行して一対に形成さ
れている。
【0034】ここで、ランド22には、図11に示した
従来技術と異なり、表面に耐熱性被覆材からなるソルダ
レジスト24を塗布している。このソルダレジスト24
は、図7に示したように、矩形状のランド表面にコ字状
に塗布して狭い幅で露出するランド22を形成してい
る。この狭い幅のランド22は、図8に示すように、幅
Bを図1に示した突部2aの幅Bと同じ幅に形成されて
いる。従って、第3の実施の形態は、第1の実施の形態
と同様に狭い幅Bのランド22をソルダレジスト24の
塗布により形成して実装部品3を実装するため、この実
装部品3の底面に重なるランド22のオバーラップした
面積を最小限にでき、位置ズレ、浮きなどの実装不良の
発生を防止することができる。
【0035】このように形成された本発明によるプリン
ト基板のランド構造の第3の実施の形態により実装部品
3を実装する場合、まず、プリント基板21の表面に形
成した狭い幅のランド22にクリーム半田(図示せず)
を塗布する。そして、クリーム半田が塗布された図8に
示した幅Bのランド22上に、実装部品3の端子3bを
載置する。次に、リフロー炉(図示せず)の中へ搬送し
て加熱処理する。これにより、クリーム半田は、溶融し
て図8に示した幅Bのランド22上で固化して実装部品
3の端子3bをランド22に半田付けする。
【0036】このように本発明によるプリント基板のラ
ンド構造の第3の実施によると、第1及び第2の実施の
形態と同様の効果を得ることができるとともに、ソルダ
レジスト24を塗布しない場合には図9に示した長い端
子幅を備える実装部品を実装することが可能になる。
【0037】従って、本発明によるプリント基板のラン
ド構造の実施の形態によれば、実装部品の底面に重なる
ランド半田付け部のオバーラップした面積をランドの形
状等により最小限にしているため、溶融した半田が表面
張力により実装部品を持ち上げて浮かせてしまうことを
防止することができる。また、本発明によるプリント基
板のランド構造の実施の形態によれば、ランド半田付け
部を実装部品の端子形状に合わせて狭く形成すること
で、リフロー中に実装部品が移動する余分な位置ズレを
ランドにより制御して半田の濡れ角を小さくすることで
セルフアライメント効果を良い方向に作用させることが
できるため、実装部品の変位を効果的に修正することが
できるとともに、チップ立ちの対策としても効果を得る
ことができる。
【0038】以上、本発明によるプリント基板のランド
構造の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で変更可能である。例えば、プリント基板の
表面に一対のランドを1箇所形成して1つの実装部品を
実装した実施の形態を説明したが、これに限定されるも
のではなく、一対のランドを複数箇所形成して複数の実
装部品を実装することも可能である。また、ランドをプ
リント基板の表面に形成して面実装した実施の形態を説
明したが、これに限定されるものではなく、例えば、プ
リント基板の両面に形成して両面実装することも可能で
ある。
【0039】
【発明の効果】このように、本発明によるプリント基板
のランド構造によれば、実装部品の底面に重なるランド
半田付け部のオバーラップした面積を最小限にしている
ため、実装部品の位置ズレ、浮きなどの実装不良を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプリント基板のランド構造の第1
の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示した実装部品をランドに載置した状態
を示す平面図。
【図3】図2に示した実装部品を半田付けした状態を示
す斜視図。
【図4】図3に示した矢印C方向から見た状態を示す側
面図。
【図5】本発明によるプリント基板のランド構造の第2
の実施の形態を示す斜視図。
【図6】図5に示した実装部品をランド上に載置した状
態を示す平面図。
【図7】本発明によるプリント基板のランド構造の第3
の実施の形態を示す斜視図。
【図8】図7に示した実装部品をソルダレジストを塗布
して狭く形成したランド上に載置した状態を示す平面
図。
【図9】従来のプリント基板のランド構造を示す斜視
図。
【図10】図9に示した実装部品をランドに半田付けし
た状態を示す斜視図。
【図11】端子の幅を狭く形成した実装部品を示す斜視
図。
【図12】図11に示した実装部品をランドに載置した
状態を示す平面図。
【図13】溶融した半田により図12に示した実装部品
に浮きが発生した状態を示す側面図。
【図14】溶融した半田により図12に示した実装部品
の位置ズレが発生した状態を示す平面図。
【図15】溶融した半田により図12に示した実装部品
が回転して位置ズレが発生した状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 ランド 2a 突部 3 実装部品 3a 本体 3b 端子 4 半田

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板の表面に実装部品の端子を
    半田付けする実装用のランドを備えたプリント基板のラ
    ンド構造において、 前記プリント基板の表面に少なくとも1つ以上形成した
    ランドを有し、このランドの一端側に実装部品の端子幅
    に合わせた狭い幅の半田付け部を設け、この狭い幅の半
    田付け部に前記実装部品の端子を半田付けすることで前
    記実装部品の浮きまたは位置ズレなどの実装不良を防止
    するように設けたことを特徴とするプリント基板のラン
    ド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリント基板のランド
    構造において、 前記ランドは、前記プリント基板の表面に平行して一対
    に形成し、お互いに内向する内側を前記実装部品の両側
    に設けた端子の幅に合わせて狭く形成して半田付けする
    ように設けたことを特徴とするプリント基板のランド構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプリント基板のランド
    構造において、 前記ランドは、前記実装部品の端子幅に合わせて一端側
    に狭い幅で突出する突部を設けて凸状に形成することで
    前記半田付け部を設けたことを特徴とするプリント基板
    のランド構造。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のプリント基板のランド
    構造において、 前記ランドは、前記実装部品の端子幅に合わせて一端側
    を鋭角に狭くなる三角状に形成することで前記半田付け
    部を設けたことを特徴とするプリント基板のランド構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のプリント基板のランド
    構造において、 前記ランドは、耐熱性被覆材からなるソルダレジストを
    表面に塗布するこで狭い幅の前記半田付け部を設けたこ
    とを特徴とするプリント基板のランド構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のプリント基板のランド構造において、 前記実装部品は、前記プリント基板のランドにリフロー
    により半田付けするチップ部品であることを特徴とする
    プリント基板のランド構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のプリント基板のランド構造において、 前記実装部品は、前記プリント基板のランドにリフロー
    により半田付けする前記端子の幅を狭く形成したチップ
    部品であることを特徴とするプリント基板のランド構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のプリント基板のランド構造において、 前記ランドは、前記プリント基板の片面または両面のい
    ずれかに形成し、面実装または両面実装のいずれかを実
    行できるように形成していることを特徴とするプリント
    基板のランド構造。
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