JP2000299465A - 薄膜トランジスタ及びその製造方法と表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ及びその製造方法と表示装置

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JP2000299465A
JP2000299465A JP11107644A JP10764499A JP2000299465A JP 2000299465 A JP2000299465 A JP 2000299465A JP 11107644 A JP11107644 A JP 11107644A JP 10764499 A JP10764499 A JP 10764499A JP 2000299465 A JP2000299465 A JP 2000299465A
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semiconductor thin
film transistor
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Masabumi Kunii
正文 国井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜トランジスタの不純物注入処理を制御し
て電気特性及びプロセスの安定化を図る。 【解決手段】 ゲート電極1は基板0上に配されている
とともに、基板0の平面に対して傾斜した斜面部を有す
る。半導体薄膜5はゲート電極1の斜面部に沿って形成
され且つ選択的に不純物が注入された傾斜領域LDDを
有する。不純物はイオン化された後所定の加速電圧で傾
斜領域LDDに注入される。加速電圧は傾斜領域LDD
の半導体薄膜5が有する膜厚に応じて設定されている。
又、半導体薄膜5にはソース領域S及びドレイン領域D
も形成されている。更にこれらを被覆する様に層間絶縁
膜7が形成され、エッチングで開口したコンタクトホー
ルを介してソース領域S及びドレイン領域Dに配線電極
9及び画素電極11が電気接続している。ソース領域S
及びドレイン領域Dには燐及び酸素が含有されており、
少なくとも燐及び酸素の内一方の体積濃度が所定値を超
えない様に制御して、エッチングに対するソース領域S
及びドレイン領域Dの耐性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタ及
びその製造方法と、薄膜トランジスタを集積形成した表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶などを電気光学物質とする表示装置
のスイッチング素子として広く用いられている薄膜トラ
ンジスタの内、多結晶シリコンを活性層とした薄膜トラ
ンジスタは、同一基板上にスイッチング素子の他周辺の
駆動回路を内蔵できる。又、多結晶シリコン薄膜トラン
ジスタは微細化が可能な為、画素構造を高開口率化でき
る。これらの理由により、多結晶シリコン薄膜トランジ
スタは高精細な表示装置の素子として注目されている。
近年、多結晶シリコン薄膜トランジスタを600℃以下
の低温プロセスで作成する技術が盛んに研究されてい
る。所謂低温プロセスにより高価な耐熱性の基板を用い
る必要がなくなり、低融点のガラス基板を使用できるの
で、ディスプレイの低コスト化及び大型化に寄与でき
る。低温プロセスではレーザアニールやイオンドーピン
グ等の技術が採用されている。レーザアニールは非晶質
シリコンに高エネルギーのレーザ光を照射して溶融し、
冷却過程で多結晶シリコンに転換する技術である。イオ
ンドーピングは、不純物をイオン化した後質量分離にか
けることなく電界加速して大型基板上の多結晶シリコン
薄膜に注入する技術である。尚、薄膜トランジスタは構
造的に見ると、トップゲート型とボトムゲート型に大別
できる。トップゲート型は基板に成膜された多結晶シリ
コンの上にゲート電極が配された構造である。これに対
し、ボトムゲート構造は基板の上にまずゲート電極を形
成し、その上にゲート絶縁膜を介して多結晶シリコンな
どの半導体薄膜を成膜した構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のボトムゲート型
の多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造プロセスで
は、イオンドーピングなどを用いた不純物注入工程で設
定する加速電圧は、平坦な基板上に成膜された多結晶シ
リコンの膜厚を基準にしていた。しかしながら、ボトム
ゲート構造の薄膜トランジスタでは、ゲート電極の端部
は傾斜しており、その上に形成された多結晶シリコンの
膜厚は、平坦な基板上に形成された多結晶シリコンの膜
厚とは異なり、一般に薄くなる。この為、従来の不純物
注入工程では、不純物イオンの飛程距離がゲート電極の
斜面上に位置する多結晶シリコンに対しては長過ぎるこ
とになり、不純物イオンが多結晶シリコンの膜厚を超え
て基板中に打ち込まれてしまう。この結果ゲート電極の
斜面部上に位置する多結晶シリコン中の不純物濃度が設
計値よりも低くなってしまう。特に、斜面上に位置する
多結晶シリコン薄膜の部分を所謂LDD領域として用い
た場合、不純物濃度が低過ぎる為高抵抗化してしまった
り、又抵抗値のばらつきも大きくなるという課題があっ
た。
【0004】又、薄膜トランジスタのソース領域及びド
レイン領域の形成工程は、バケット型又は線状イオンビ
ームと呼ばれる大面積一括注入方式の非質量分離型イオ
ンドーピング装置を用いて不純物を高濃度で多結晶シリ
コンなどからなる半導体薄膜に注入していた。不純物注
入後、エキシマレーザ光を用いたアニール(ELA)あ
るいは紫外線ランプなどを熱源とした急速加熱アニール
(RTA)で不純物の活性化を行う。このイオンドーピ
ング方式は短時間に高ドーズ量の不純物イオンを注入で
きることが特徴である。しかし、多結晶シリコンに高ド
ーズ量の不純物として燐(P)を導入した場合、多結晶
シリコンの耐エッチング性が低下し、プロセス上解決す
べき課題となっている。
【0005】更に、低温プロセスでは、一般に非晶質シ
リコンを成膜し、これにエキシマレーザ光を照射して結
晶化させ、多結晶シリコンに転換している。この時、成
膜段階でシリコン薄膜に高濃度の酸素が含有されている
と、後工程でエッチング処理などが加わる場合、バッフ
ァド弗酸などからなるエッチング液にシリコン薄膜が溶
解してしまうという課題がある。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は以上に述べた従来
技術の課題を解決するもので、LDD領域などの高抵抗
化を抑え、特性上のばらつきが小さい薄膜トランジスタ
及びその製造方法を提供することを第一の目的とする。
又、バッファド弗酸などのエッチング液に対して耐性を
備えた半導体薄膜を活性層とする薄膜トランジスタ及び
その製造方法を提供することを第二の目的とする。
【0007】本発明の第一面にかかる薄膜トランジスタ
は、ゲート電極と、その上面に重ねられたゲート絶縁膜
と、ゲート絶縁膜を介して該ゲート電極に重ねられた半
導体薄膜とを含む積層構造を有する。前記ゲート電極は
基板上に配されていると共に、該基板の平面に対して傾
斜した斜面部を有し、前記半導体薄膜は、該ゲート電極
の斜面部に沿って形成され且つ選択的に不純物が注入さ
れた傾斜領域を有し、前記不純物は、イオン化された後
所定の加速電圧で該傾斜領域に注入されたものであり、
前記加速電圧は、該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚
に応じて設定されていることを特徴とする。好ましく
は、前記不純物は、所定の原料気体をイオン化した後さ
らに質量分離に掛けて該傾斜領域に注入されたものであ
る。或いは、前記不純物は、原料気体をイオン化した後
質量分離に掛けることなく該傾斜領域に注入されたもの
でも良い。好ましくは、前記加速電圧は、注入すべき不
純物の飛程距離が該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚
を超えない様に設定されている。好ましくは、前記加速
電圧は、該傾斜領域以外にある半導体薄膜の膜厚より薄
く形成された該傾斜領域の半導体薄膜の膜厚に応じて設
定されている。この場合、前記不純物は、該傾斜領域以
外にある半導体薄膜に高濃度で注入されて低抵抗領域を
形成し、該傾斜領域にある半導体薄膜に低濃度で注入さ
れて高抵抗領域を形成する。
【0008】本発明の第二面にかかる薄膜トランジスタ
は、ソース領域及びドレイン領域が形成された半導体薄
膜と、その一面に重ねられたゲート絶縁膜と、該ゲート
絶縁膜を介して該半導体薄膜に重ねられたゲート電極と
を含む積層構造を有し、該積層構造を被覆する層間絶縁
膜にエッチングしたコンタクトホールを介して該ソース
領域及びドレイン領域に電気接続する配線を備えてい
る。前記ソース領域及びドレイン領域には燐及び酸素が
含有されており、少なくとも燐及び酸素の内一方の体積
濃度が所定値を超えない様に制御して、該エッチングに
対する該ソース領域及びドレイン領域の耐性を確保する
ことを特徴とする。好ましくは、前記燐の体積濃度が1
×1020cm−3未満に制御されている。或いは、前
記酸素の体積濃度が1×1020cm−3未満に制御さ
れている。より好ましくは、前記燐及び酸素の体積濃度
がいずれも1×1020cm−3未満に制御されてい
る。好ましくは、前記燐の体積濃度は、燐を不純物とし
て該半導体薄膜にイオン注入する時に制御される。好ま
しくは、前記酸素の体積濃度は、化学気相成長法で該半
導体薄膜を成膜する際酸素の混入を押さえることで制御
される。
【0009】本発明は又、ゲート電極と、その上面に重
ねられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜を介して該ゲー
ト電極に重ねられた半導体薄膜とを含む積層構造を基板
に形成する薄膜トランジスタの製造方法を包含してお
り、該基板の平面に対して傾斜した斜面部を有するゲー
ト電極を該基板上に形成する電極工程と、ゲート絶縁膜
を介し該ゲート電極の上に半導体薄膜を堆積して、該ゲ
ート電極の斜面部に沿った半導体薄膜の傾斜領域を形成
する成膜工程と、所定の不純物をイオン化した後所定の
加速電圧で加速し選択的に該傾斜領域に注入する注入工
程とを含み、前記加速電圧は、該傾斜領域の半導体薄膜
が有する膜厚に応じて設定することを特徴とする。
【0010】本発明は又、ソース領域及びドレイン領域
を有する半導体薄膜と、その一面に重ねられたゲート絶
縁膜と、該ゲート絶縁膜を介して該半導体薄膜に重ねら
れたゲート電極とを含む積層構造を基板に形成した後、
該積層構造を被覆する様に層間絶縁膜を形成し、更に該
層間絶縁膜にエッチングで開口したコンタクトホールを
介して該ソース領域及びドレイン領域に電気接続する配
線を形成する薄膜トランジスタの製造方法において、前
記ソース領域及びドレイン領域には燐及び酸素が含有さ
れており、少なくとも燐及び酸素の内一方の体積濃度が
所定値を超えない様に制御して、該エッチングに対する
該ソース領域及びドレイン領域の耐性を確保することを
特徴とする。
【0011】本発明の第一面によれば、ボトムゲート構
造を有する薄膜トランジスタの活性層となる半導体薄膜
は、ゲート電極の斜面部に沿って形成された傾斜領域を
含んでいる。この傾斜領域は例えばLDD領域となり、
平坦部に位置するソース領域やドレイン領域に比べ不純
物濃度が低い。不純物をイオン化して電界加速注入する
際、加速電圧は傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚に応
じて設定されている。具体的には、注入すべき不純物の
飛程距離が傾斜領域の半導体薄膜の膜厚を超えることが
ない様に、加速電圧を最適設定している。これにより、
不純物は傾斜領域を通過して基板に打ち込まれることが
なくなり、LDD領域などの高抵抗化を防ぐことができ
る様になる。
【0012】本発明の第二面によれば、薄膜トランジス
タのソース領域及びドレイン領域に含有されている燐及
び酸素の体積濃度が所定値を超えない様に制御して、エ
ッチングに対するソース領域及びドレイン領域の耐性を
確保している。具体的には、燐の体積濃度は、燐を不純
物とし半導体薄膜にイオン注入する時にドーズ量を制御
することで、1×1020/cm3 未満に抑制する。又、
酸素の体積濃度は、化学気相成長法でシリコン半導体薄
膜を成膜する際、成膜チャンバ内の酸素濃度低減化を十
分に行なうことで、1×1020/cm3 未満に抑える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る薄膜ト
ランジスタの製造方法の第一実施形態の例を示す工程図
である。尚、本実施形態では便宜上Nチャネル型の薄膜
トランジスタの製造方法を示すが、Pチャネル型でも不
純物種(ドーパント種)を変えるだけで全く同様であ
る。ここでは、ボトムゲート構造の薄膜トランジスタの
製造方法を示す。まず(a)に示す様に、ガラスなどか
らなる絶縁基板0の上にAl,Ta,Mo,W,Cr,
Cu又はこれらの合金を100乃至250nmの厚みで
成膜し、パタニングしてゲート電極1に加工する。この
際、ゲート電極1の端部にはテーパーが付けられ、斜面
部となっている。この斜面部はゲート電極1をパタニン
グする際等方性エッチングを行なうことで形成可能であ
る。斜面部は、ゲート電極1により生じる基板0上の段
差を緩和し、例えば上層配線の段切れなどを防止する効
果がある。
【0014】次いで(b)に示す様に、ゲート電極1の
上にゲート絶縁膜を形成する。本実施形態では、ゲート
絶縁膜はゲート窒化膜2(SiNx )/ゲート酸化膜3
(SiO2 )の二層構造を用いた。ゲート窒化膜2はS
iH4 ガスとNH3 ガスの混合物を原料気体として用
い、プラズマCVD法(PCVD法)で成膜した。尚、
プラズマCVDに代えて常圧CVDあるいは減圧CVD
を用いてもよい。本実施形態では、ゲート窒化膜2を5
0nmの厚みで堆積した。ゲート窒化膜2の成膜に続い
て、ゲート酸化膜3を約200nmの厚みで成膜する。
この場合には、プラズマCVDの原料をSiH4 ガスと
2 ガスの混合物にする。更にゲート酸化膜3の上に連
続的に非晶質シリコンからなる半導体薄膜4を約30乃
至80nmの厚みで成膜した。この場合のプラズマCV
Dの原料はSiH4 ガスである。二層構造のゲート絶縁
膜と非晶質半導体薄膜4は成膜チャンバの真空系を破ら
ず連続成膜した。以上の成膜でプラズマCVD法を用い
た場合には、400乃至450℃の温度で窒素雰囲気中
1乃至2時間程度加熱処理を行ない、非晶質半導体薄膜
4に含有されていた水素を放出する。所謂脱水素アニー
ルを行なう。
【0015】ところで、非晶質シリコンなどからなる半
導体薄膜4中に含まれる酸素濃度が1×1020/cm3
を超えると、弗酸系のエッチング液によりシリコンが場
合により溶解することがあるという問題があり、後述す
る様にコンタクトホールをエッチングで開口する時に、
ソース領域及びドレイン領域の半導体薄膜が消失する恐
れがあった。これを避ける為、本発明では、ゲート酸化
膜3を成膜した後非晶質半導体薄膜4を成膜する前に十
分成膜チャンバ内を予備排気し、残留酸素を完全にパー
ジする様にしている。これにより、成膜された非晶質半
導体薄膜4中の酸素濃度を1×1020/cm3 以下に制
御する。好ましくは、5×1019/cm 3 程度に抑制す
ることが望ましい。
【0016】この段階で非晶質半導体薄膜4にレーザ光
50を照射し、シリコンを一旦溶融した後冷却過程で結
晶化させる。所謂レーザアニールは低温プロセスで半導
体薄膜を結晶化する有力な手法である。レーザ光50と
しては例えばエキシマレーザビームを用いることができ
る。前述した様に、半導体薄膜4の下方に位置するゲー
ト電極1は例えば15°乃至35°のテーパーが付けら
れている。テーパーが付いた斜面上の半導体薄膜4はレ
ーザアニール時の影響を受け、基板0の平坦面上に位置
する半導体薄膜4の膜厚に比較し例えば40乃至50%
程薄くなる。
【0017】続いて(c)に示す工程に移る。ここで
は、必要に応じ薄膜トランジスタのVth(閾電圧)を
制御する目的で、Vthイオンインプランテーションを
行なう。イオンインプランテーションは原料気体をイオ
ン化した後質量分離にかけて目的種の不純物のみを選択
的にイオン注入する技術である。本例では、B+をドー
ズ量が1×1012乃至6×1012/cm2 程度、加速電
圧10keVでイオン注入した。続いて前工程で結晶化
された多結晶半導体薄膜5の上に例えばプラズマCVD
法でSiO2 を約100nm乃至300nmの厚みで形
成する。本例では、シランガスSH4 と酸素ガスO2
プラズマ分解してSiO2 を堆積した。この様にして成
膜されたSiO2 を所定の形状にパタニングしてストッ
パー膜6に加工する。この場合、裏面露光技術を用いて
ゲート電極1と整合する様にストッパー膜6をパタニン
グしている。ストッパー膜6の直下に位置する多結晶半
導体薄膜5の部分はチャネル領域Chとして保護され
る。前述した様に、チャネル領域Chには予めVthイ
オンインプランテーションによりB+イオンが比較的低
ドーズ量で注入されている。
【0018】続いて、ストッパー膜6をマスクとしてイ
オンインプランテーションにより不純物(例えばP+イ
オン)を半導体薄膜5に注入し、LDD領域を形成す
る。この時のドーズ量は、例えば6×1012乃至5×1
13/cm2 であり、加速電圧は5KeV程度である。
図から明らかな様に、LDD領域は丁度ゲート電極1の
斜面上に配される。本発明では、イオン化された不純物
を傾斜したLDD領域(傾斜領域)に注入する際、加速
電圧は傾斜領域の半導体薄膜5が有する膜厚に応じて設
定されている。具体的には、加速電圧は注入すべき不純
物の飛程距離が傾斜領域の半導体薄膜5が有する膜厚を
超えない様に設定されている。これにより、不純物が半
導体薄膜5を通過して下地のゲート絶縁膜や基板に打ち
込まれることを防いでいる。
【0019】LDD領域に不純物をイオン注入した後、
更にストッパー膜6及びその両側のLDD領域を被覆す
る様にフォトレジストをパタニング形成する。これをマ
スクとして不純物(例えばP+イオン)を高濃度で注入
し、ソース領域S及びドレイン領域Dを形成する。不純
物注入には、例えばイオンドーピング(イオンシャワ
ー)を用いることができる。これは質量分離をかけるこ
となく電界加速で不純物を注入するものである。PH3
とH2 の混合ガスを原料としてイオンドーピングを行な
い、Nチャネル型の薄膜トランジスタを形成する。混合
ガスの希釈率はPH3 /(PH3 +H2 )=5乃至30
%である。多結晶半導体薄膜5の平坦部における膜厚が
40nm、混合ガスの希釈率が20%の場合、ドーズ量
は燐系イオンと水素系イオンの合計で1×1015/cm
2 を超えないことが必要である。希釈率20%の場合は
2×1014/cm2 程度が望ましい。この様に不純物燐
のドーズ量を制御することで、半導体薄膜5中の燐の体
積濃度を1×1020/cm3未満に抑制でき、半導体薄
膜5の耐エッチング性が確保できる。尚、図示しない
が、Pチャネル型の薄膜トランジスタを形成する場合に
は、Nチャネル型薄膜トランジスタの領域をフォトレジ
ストで被覆した後、不純物をP+イオンからB+イオン
に切り換えドーズ量1×1015/cm2 程度でイオンド
ーピングすればよい。尚、ここでは質量分離型のイオン
インプランテーション装置を用いて不純物を注入しても
よい。この後RTA(急速加熱アニール)60により、
多結晶半導体薄膜5に注入された不純物を活性化する。
活性化したN型の多結晶シリコンは、シート抵抗値が
1.5乃至3.0kΩ/□となる。この後、半導体薄膜
5とストッパー膜6の不要な部分を同時にパタニング
し、素子領域毎に薄膜トランジスタを分離する。
【0020】最後に(d)に示す様に、SiO2 を約2
00nmの厚みで成膜し、層間絶縁膜7とする。層間絶
縁膜7の形成後、SiNx をプラズマCVD法で約20
0乃至400nm成膜し、パシベーション膜(キャップ
膜)8とする。この段階で窒素ガス又はフォーミングガ
ス中又は真空中雰囲気下で350℃程度の加熱処理を1
時間行ない、層間絶縁膜7に含まれる水素原子を半導体
薄膜5中に拡散させる。この後コンタクトホールを開口
する為、レジストパタンを形成後、バッファド弗素酸
(例えばHF(50%):NH4 F=12:100混
酸)で層間絶縁膜7及びパシベーション膜8をエッチン
グする。この時、ソース領域S及びドレイン領域D中の
燐濃度が高過ぎると、多結晶シリコンはバッファド弗素
酸に溶解する様になる。従ってコンタクトホールのエッ
チング時にSiO2 からなる層間絶縁膜7と多結晶シリ
コンからなる半導体薄膜5との選択比が1に近くなり、
ソース領域S及びドレイン領域Dまで溶解してしまうと
いう問題があった。この現象は、多結晶シリコン中の燐
濃度が1×1020/cm3 を超え、且つ酸素濃度も1×
1020/cm3 を超えると生ずることが見出された。即
ち、多結晶シリコンに対する燐の濃度が1×1020/c
3 で且つ酸素含有濃度が1×1020/cm3 以上にな
ると、多結晶シリコンがバッファド弗素酸に溶解する現
象が現れる。1×1020/cm3 に相当する燐のドーズ
量は20%水素希釈のPH3 では、非質量分離型のイオ
ンドーピングを用いた場合の全ドーズ量で換算すると、
多結晶シリコンの膜厚が40nmである場合、2×10
15/cm2 となる。実際にはドーピングチャンバ内のプ
ラズマ状態の変化や中性燐原子の存在により、より低い
ドーズ量である1×1015/cm2 でも燐の体積濃度が
1×1020/cm3 以上になる場合がある。本発明によ
れば、燐の体積濃度が1×1020/cm3 未満となる様
にドーズ量を設定する必要がある。
【0021】この様にしてコンタクトホールを開口した
後、Mo,Alなどを200乃至400nmの厚みでス
パッタした後、所定の形状にパタニングして配線電極9
に加工する。更に、アクリル樹脂などから成る平坦化層
10を1μm程度の厚みで塗布した後コンタクトホール
を開口する。平坦化層10の上にITOやIXOなどか
らなる透明導電膜をスパッタした後、所定の形状にパタ
ニングして画素電極11に加工する。これで、表示装置
の画素スイッチング用薄膜トランジスタの完成となる。
【0022】以上説明した様に、本発明に係る薄膜トラ
ンジスタはゲート電極1と、その上面に重ねられたゲー
ト絶縁膜2,3と、ゲート絶縁膜2,3を介してゲート
電極1に重ねられた半導体薄膜5とを含む積層構造を有
する。ゲート電極1は基板0上に配されているととも
に、基板0の平面に対して傾斜した斜面部を有する。半
導体薄膜5はゲート電極1の斜面部に沿って形成され且
つ選択的に不純物が注入された傾斜領域(LDD領域)
を有する。不純物はイオン化された後所定の加速電圧で
傾斜領域に注入されたものである。加速電圧は傾斜領域
の半導体薄膜5が有する膜厚に応じて設定されている。
不純物は所定の原料気体をイオン化した後更に質量分離
にかけて傾斜領域に注入(イオンインプランテーショ
ン)されたものである。あるいは、不純物は原料気体を
イオン化した後質量分離にかけることなく傾斜領域に注
入(イオンドーピング)されたものである。加速電圧
は、注入すべき不純物の飛程距離が、傾斜領域の半導体
薄膜5が有する膜厚を超えない様に設定されている。加
速電圧は傾斜領域以外にある半導体薄膜5の膜厚より薄
く形成された傾斜領域の半導体薄膜5の膜厚に応じて設
定されている。不純物は傾斜領域以外にある半導体薄膜
5に高濃度で注入されて低抵抗領域(ソース領域S及び
ドレイン領域D)を形成し、傾斜領域にある半導体薄膜
5に低濃度で注入されて高抵抗領域(LDD領域)を形
成する。
【0023】又、本発明の別の観点から見ると、薄膜ト
ランジスタはソース領域S及びドレイン領域Dが形成さ
れた半導体薄膜5と、その一面に重ねられたゲート絶縁
膜2,3と、ゲート絶縁膜2,3を介して半導体薄膜5
に重ねられたゲート電極1とを含む積層構造を有し、こ
の積層構造を被覆する層間絶縁膜7にエッチングしたコ
ンタクトホールを介してソース領域S又はドレイン領域
Dに電気接続する配線9を備えている。ソース領域S及
びドレイン領域Dには燐及び酸素が含有されており、少
なくとも燐及び酸素の内一方の体積濃度が所定値を超え
ない様に制御して、エッチングに対するソース領域S及
びドレイン領域Dの耐性を確保する。具体的には、燐の
体積濃度が1×1020/cm3 未満に制御されている。
又、酸素の体積濃度も1×1020/cm3 未満に制御さ
れている。この燐の体積濃度は、燐を不純物として半導
体薄膜5にイオン注入する時に制御される。又、酸素の
体積濃度は、化学気相成長法(CVD)で半導体薄膜4
を成膜する際酸素の混入を抑えることで制御される。
【0024】図2は図1に示した薄膜トランジスタのゲ
ート電極周辺の要部拡大部分断面図である。多結晶シリ
コンからなる半導体薄膜5の膜厚は、平坦な基板0上で
dF=40nm程度である。一方、ゲート電極1の斜面
上に位置する半導体薄膜5の膜厚dTは10乃至20n
mであり、場合によっては10nmとなっている箇所も
ある。ゲート電極1のテーパー角が15°の時、傾斜領
域における半導体薄膜5の垂直方向膜厚は10/cos
15°=10.4nmである。テーパー角が35°にな
ると、同様に垂直方向の膜厚は10/cos35°=1
2.42nmとなる。いずれの場合でも、加速電圧が1
0KeVの時におけるP+イオンの飛程距離Rp=1
3.9nmより薄い。従って、加速電圧を10KeVに
設定すれば、P+イオンは半導体薄膜5ではなくその下
地のゲート酸化膜3やゲート窒化膜2に注入されること
になる。この為傾斜領域ではLDD抵抗値の増大や抵抗
ばらつき大となって現れる。この現象を避ける為、本発
明に係る薄膜トランジスタの製造方法では、前述した様
にイオン注入装置の加速電圧を例えば5KeVに設定
し、Rp=6.9nmとした。即ち、10nm以下のR
pでイオン注入工程を行なった。この結果、例えば60
0×720mm2 のサイズを有する基板上での活性化ア
ニール後におけるLDD抵抗ばらつきは加速電圧が10
KeVの時標準偏差が266KΩ/□であるのに対し、
加速電圧を5KeVに設定した時LDD抵抗ばらつきの
標準偏差は46KΩ/□と大幅に低減化された。
【0025】図3は、多結晶シリコン/二酸化シリコン
のエッチングレート比と、多結晶シリコン中の燐濃度及
び酸素濃度との関係を示す。グラフ中横軸は燐濃度であ
り、縦軸がエッチングレート比で、酸素濃度はパラメー
タとして取ってある。グラフから明らかな様に、酸素濃
度及び燐濃度がともに1×1020/cm3 以上になる
と、多結晶シリコンのエッチングレートが二酸化シリコ
ンよりも速くなる。即ち、二酸化シリコンからなる層間
絶縁膜にコンタクトホールをエッチングで開口する時、
同時にソース領域及びドレイン領域を構成する多結晶シ
リコンが溶解することが分かる。以上から明らかな様
に、多結晶シリコン中の不純物濃度は、酸素濃度又は燐
濃度の少なくともいずれか一方が体積濃度で1×1020
/cm3 を超えないことが必要である。
【0026】図4は、本発明に係る薄膜トランジスタの
製造方法の第二実施形態の一例を示す工程図である。
尚、第一実施形態と異なり、本実施形態はトップゲート
構造の薄膜トランジスタを作成している。まず(a)に
示す様に、絶縁基板0の上にバッファ層となる二層の下
地膜6a,6bをプラズマCVD法により連続成膜す
る。一層目の下地膜6aはSiNx からなり、その膜厚
は100乃至200nmである。又、二層目の下地膜6
bはSiO2 からなり、その膜厚は同じく100nm乃
至200nmである。このSiO2 からなる下地膜6b
の上に非晶質シリコンからなる半導体薄膜4を約30乃
至80nmの厚みでプラズマCVD法もしくはLPCV
D法により成膜する。化学気相成長法で半導体薄膜4を
成膜する際酸素の混入を抑えることで酸素の体積濃度を
1×1020/cm3 未満に制御することが重要である。
非晶質シリコンからなる半導体薄膜4の成膜にプラズマ
CVD法を用いた場合には、膜中の水素を脱離させる為
に、窒素雰囲気中で400℃乃至450℃1時間程度の
アニールを行なう。ここで必要ならば、前述した様にV
thイオンインプランテーションを行ない、B+イオン
を例えばドーズ量5×1011乃至4×1012/cm2
度で半導体薄膜5に注入する。この場合の加速電圧は1
0KeV程度である。次いで、レーザ光50を照射して
非晶質半導体薄膜4を結晶化する。
【0027】続いて(b)に示す様に多結晶シリコンに
転換された半導体薄膜5をアイランド状にパタニングす
る。この上に、プラズマCVD法、常圧CVD法、減圧
CVD法、ECR−CVD法、スパッタ法などでSiO
2 を10乃至400nm成長させ、ゲート絶縁膜3とす
る。本例ではゲート絶縁膜3の厚みを100nmにした。
次いでゲート絶縁膜3の上にAl,Ti,Mo,W,T
a,ドープト多結晶シリコンなど、あるいはこれらの合
金を200乃至800nmの厚みで成膜し、所定の形状
にパタニングしてゲート電極1に加工する。次いでP+
イオンを質量分離を用いたイオン注入法で半導体薄膜5
に注入し、LDD領域を設ける。このイオン注入はゲー
ト電極1をマスクとして絶縁基板0の全面に対して行な
う。ドーズ量は6×1012乃至5×1013/cm2 であ
る。加速電圧は例えば10KeVである。なお、ゲート
電極1の直下に位置するチャネル領域Chは保護されて
おり、Vthイオンインプランテーションで予め注入さ
れたB+イオンがそのまま保持されている。LDD領域
に対するイオン注入後、ゲート電極1とその周囲を被覆
する様にレジストパタンを形成し、P+イオンを質量非
分離型のイオンシャワードーピング法で高濃度に注入
し、ソース領域S及びドレイン領域Dを形成する。この
場合のドーズ量は例えば1×1015/cm2 程度であ
る。Pを不純物として半導体薄膜5にイオン注入する
時、ドーズ量を制御して、燐の体積濃度を1×1020
cm3 未満に抑制することが重要である。なお、加速電
圧は例えば10KeVである。ドーピングガスには水素
希釈の20%PH3 ガスを用いた。CMOS回路を形成
する場合には、Pチャネル薄膜トランジスタ用のレジス
トパタンを形成後、ドーピングガスを5%乃至20%の
2 6 /H2 ガス系に切り換え、ドーズ量1×1015
乃至3×1015/cm2 程度、加速電圧は例えば10K
eVでイオン注入すればよい。なお、ソース領域S及び
ドレイン領域Dの形成は質量分離型のイオン注入装置を
用いてもよい。この後、半導体薄膜5に注入されたドー
パントの活性化処理となる。この活性化処理は第一実施
形態と同様に、紫外線ランプを使ったRTA60を用い
ることができる。
【0028】最後に(c)に示す様に、ゲート電極1を
被覆する様にPSGなどからなる層間絶縁膜7を成膜す
る。この層間絶縁膜7の成膜後、SiNx をプラズマC
VD法で約200乃至400nm堆積しパシベーション
膜(キャップ膜)8とする。この段階で窒素ガス中35
0℃の温度下1時間程度アニールし、層間絶縁膜7に含
有された水素を半導体薄膜5中に拡散させる。この後コ
ンタクトホールを開口する。更にパシベーション膜8の
上にAl−Siなどをスパッタリングで成膜した後所定
の形状にパタニングして配線電極9に加工する。更にア
クリル樹脂などからなる平坦化層10を約1μmの厚み
で塗工後、これにコンタクトホールを開口する。平坦化
層10の上にITOやIXOなどからなる透明導電膜を
スパッタリングし、所定の形状にパタニングして画素電
極11に加工する。
【0029】図5は、第一実施形態又は第二実施形態に
係る薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス型
表示装置の一例を示す。図示する様に、本表示装置は一
対の絶縁基板101,102と両者の間に保持された電
気光学物質103とを備えたパネル構造を有する。電気
光学物質103としては液晶材料が広く用いられてい
る。下側の絶縁基板101には画素アレイ部104と駆
動回路部とが集積形成されている。駆動回路部は垂直駆
動回路105と水平駆動回路106とに分かれている。
また、絶縁基板101の周辺部上端には外部接続用の端
子部107が形成されている。端子部107は配線10
8を介して垂直駆動回路105及び水平駆動回路106
に接続している。画素アレイ部104には行状のゲート
配線109と列状の信号配線110が形成されている。
両配線の交差部には画素電極111とこれを駆動する薄
膜トランジスタ112が形成されている。薄膜トランジ
スタ112のゲート電極は対応するゲート配線109に
接続され、ドレイン領域は対応する画素電極111に接
続され、ソース領域は対応する信号配線110に接続し
ている。ゲート配線109は垂直駆動回路105に接続
する一方、信号配線110は水平駆動回路106に接続
している。画素電極111をスイッチング駆動する薄膜
トランジスタ112及び垂直駆動回路105と水平駆動
回路106に含まれる薄膜トランジスタは、本発明に従
って作成されたものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、不
純物をイオン化して所定の加速電圧で半導体薄膜の傾斜
領域に注入する際、加速電圧を傾斜領域の膜厚に応じて
最適化することで、薄膜トランジスタの特性の大幅な均
一化及び特性安定化が図れる。又、薄膜トランジスタの
ソース領域及びドレイン領域における燐及び酸素の体積
濃度を1×1020/cm3 未満に抑制することで、コン
タクトホール開口時のエッチングに対する耐性を確保す
ることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法を示
す工程図である。
【図2】本発明に係る薄膜トランジスタの要部拡大部分
断面図である。
【図3】半導体薄膜のエッチングレートと燐濃度及び酸
素濃度との関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係る薄膜トランジスタの製造方法の他
の例を示す工程図である。
【図5】本発明に係る薄膜トランジスタを集積形成した
表示装置の一例を示す模式的な斜視図である。
【符号の説明】
0・・・基板、1・・・ゲート電極、2・・・ゲート窒
化膜、3・・・ゲート酸化膜、4・・・非晶質半導体薄
膜、5・・・多結晶半導体薄膜、6・・・ストッパー
膜、7・・・層間絶縁膜、8・・・パシベーション膜、
9・・・配線電極、10・・・平坦化層、11・・・画
素電極、Ch・・・チャネル領域、LDD・・・傾斜領
域、S・・・ソース領域、D・・・ドレイン領域
フロントページの続き Fターム(参考) 5F110 AA08 BB01 CC02 CC08 DD02 DD13 DD14 DD17 DD24 EE02 EE03 EE04 EE06 EE23 FF02 FF03 FF09 FF28 FF29 FF30 FF31 FF32 GG02 GG13 GG22 GG25 GG32 GG33 GG34 GG45 GG47 GG52 GG57 HJ01 HJ02 HJ04 HJ13 HJ18 HJ23 HL03 HL04 HL07 HL14 HL23 HM15 NN03 NN04 NN12 NN14 NN23 NN24 NN25 NN27 NN35 PP03 PP10 PP35 QQ09 QQ12 QQ19 QQ23

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲート電極と、その上面に重ねられたゲ
    ート絶縁膜と、ゲート絶縁膜を介して該ゲート電極に重
    ねられた半導体薄膜とを含む積層構造を有する薄膜トラ
    ンジスタであって、 前記ゲート電極は基板上に配されていると共に、該基板
    の平面に対して傾斜した斜面部を有し、 前記半導体薄膜は、該ゲート電極の斜面部に沿って形成
    され且つ選択的に不純物が注入された傾斜領域を有し、 前記不純物は、イオン化された後所定の加速電圧で該傾
    斜領域に注入されたものであり、 前記加速電圧は、該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚
    に応じて設定されていることを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 前記不純物は、所定の原料気体をイオン
    化した後さらに質量分離に掛けて該傾斜領域に注入され
    たものであることを特徴とする請求項1記載の薄膜トラ
    ンジスタ。
  3. 【請求項3】 前記不純物は、原料気体をイオン化した
    後質量分離に掛けることなく該傾斜領域に注入されたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジ
    スタ。
  4. 【請求項4】 前記加速電圧は、注入すべき不純物の飛
    程距離が該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚を超えな
    い様に設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    薄膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記加速電圧は、該傾斜領域以外にある
    半導体薄膜の膜厚より薄く形成された該傾斜領域の半導
    体薄膜の膜厚に応じて設定されていることを特徴とする
    請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  6. 【請求項6】 前記不純物は、該傾斜領域以外にある半
    導体薄膜に高濃度で注入されて低抵抗領域を形成し、該
    傾斜領域にある半導体薄膜に低濃度で注入されて高抵抗
    領域を形成することを特徴とする請求項5記載の薄膜ト
    ランジスタ。
  7. 【請求項7】 ソース領域及びドレイン領域が形成され
    た半導体薄膜と、その一面に重ねられたゲート絶縁膜
    と、該ゲート絶縁膜を介して該半導体薄膜に重ねられた
    ゲート電極とを含む積層構造を有し、該積層構造を被覆
    する層間絶縁膜にエッチングしたコンタクトホールを介
    して該ソース領域及びドレイン領域に電気接続する配線
    を備えた薄膜トランジスタであって、 前記ソース領域及びドレイン領域には燐及び酸素が含有
    されており、 少なくとも燐及び酸素の内一方の体積濃度が所定値を超
    えない様に制御して、該エッチングに対する該ソース領
    域及びドレイン領域の耐性を確保することを特徴とする
    薄膜トランジスタ。
  8. 【請求項8】 前記燐の体積濃度が1×1020cm
    −3未満に制御されていることを特徴とする請求項7記
    載の薄膜トランジスタ。
  9. 【請求項9】 前記酸素の体積濃度が1×1020cm
    −3未満に制御されていることを特徴とする請求項7記
    載の薄膜トランジスタ。
  10. 【請求項10】 前記燐及び酸素の体積濃度がいずれも
    1×1020cm 未満に制御されていることを特徴
    とする請求項7記載の薄膜トランジスタ。
  11. 【請求項11】 前記燐の体積濃度は、燐を不純物とし
    て該半導体薄膜にイオン注入する時に制御されることを
    特徴とする請求項7記載の薄膜トランジスタ。
  12. 【請求項12】 前記酸素の体積濃度は、化学気相成長
    法で該半導体薄膜を成膜する際酸素の混入を押さえるこ
    とで制御されることを特徴とする請求項7記載の薄膜ト
    ランジスタ。
  13. 【請求項13】 ゲート電極と、その上面に重ねられた
    ゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜を介して該ゲート電極に
    重ねられた半導体薄膜とを含む積層構造を基板に形成す
    る薄膜トランジスタの製造方法であって、 該基板の平面に対して傾斜した斜面部を有するゲート電
    極を該基板上に形成する電極工程と、 ゲート絶縁膜を介し該ゲート電極の上に半導体薄膜を堆
    積して、該ゲート電極の斜面部に沿った半導体薄膜の傾
    斜領域を形成する成膜工程と、 所定の不純物をイオン化した後所定の加速電圧で加速し
    選択的に該傾斜領域に注入する注入工程とを含み、 前記加速電圧は、該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚
    に応じて設定することを特徴とする薄膜トランジスタの
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記注入工程は、該不純物を含む原料
    気体をイオン化した後さらに質量分離に掛けて該傾斜領
    域に注入することを特徴とする請求項13記載の薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記注入工程は、該不純物を含む原料
    気体をイオン化した後質量分離に掛けることなく該傾斜
    領域に注入することを特徴とする請求項13記載の薄膜
    トランジスタの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記注入工程は、注入すべき不純物の
    飛程距離が該傾斜領域の半導体薄膜の膜厚を超えない様
    に該加速電圧を設定することを特徴とする請求項13記
    載の薄膜トランジスタの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記注入工程は、該傾斜領域以外にあ
    る半導体薄膜の膜厚より薄く形成された該傾斜領域の半
    導体薄膜の膜厚に応じて該加速電圧を設定することを特
    徴とする請求項13記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  18. 【請求項18】 前記注入工程は、該傾斜領域以外にあ
    る半導体薄膜に高濃度で該不純物を注入して低抵抗領域
    を形成し、該傾斜領域にある半導体薄膜に低濃度で該不
    純物を注入して高抵抗領域を形成することを特徴とする
    請求項17記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  19. 【請求項19】 ソース領域及びドレイン領域を有する
    半導体薄膜と、その一面に重ねられたゲート絶縁膜と、
    該ゲート絶縁膜を介して該半導体薄膜に重ねられたゲー
    ト電極とを含む積層構造を基板に形成した後、該積層構
    造を被覆する様に層間絶縁膜を形成し、更に該層間絶縁
    膜にエッチングで開口したコンタクトホールを介して該
    ソース領域及びドレイン領域に電気接続する配線を形成
    する薄膜トランジスタの製造方法であって、 前記ソース領域及びドレイン領域には燐及び酸素が含有
    されており、 少なくとも燐及び酸素の内一方の体積濃度が所定値を超
    えない様に制御して、該エッチングに対する該ソース領
    域及びドレイン領域の耐性を確保することを特徴とする
    薄膜トランジスタの製造方法。
  20. 【請求項20】 前記燐の体積濃度を1×1020cm
    −3未満に制御することを特徴とする請求項19記載の
    薄膜トランジスタの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記酸素の体積濃度を1×1020
    −3未満に制御することを特徴とする請求項19記載
    の薄膜トランジスタの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記燐及び酸素の体積濃度を両方とも
    1×1020cm 未満に制御することを特徴とする
    請求項19記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  23. 【請求項23】 燐を不純物として該半導体薄膜にイオ
    ン注入する時に前記燐の体積濃度を制御することを特徴
    とする請求項19記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  24. 【請求項24】 化学気相成長法で該半導体薄膜を成膜
    する際酸素の混入を押さえることで前記酸素の体積濃度
    を制御することを特徴とする請求項19記載の薄膜トラ
    ンジスタの製造方法。
  25. 【請求項25】 所定の間隙を介して互いに接合した一
    対の基板と、該間隙に保持された電気光学物質とを有
    し、一方の基板には対向電極が形成され、他方の基板に
    は画素電極及びこれを駆動する薄膜トランジスタが形成
    され、 前記薄膜トランジスタは、ゲート電極と、その上面に重
    ねられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜を介して該ゲー
    ト電極に重ねられた半導体薄膜とを含む積層構造を有す
    る表示装置であって、 前記ゲート電極は、該他方の基板の平面に対して傾斜し
    た斜面部を有し、 前記半導体薄膜は、該ゲート電極の斜面部に沿って形成
    され且つ選択的に不純物が注入された傾斜領域を有し、 前記不純物は、イオン化された後所定の加速電圧で該傾
    斜領域に注入されたものであり、 前記加速電圧は、該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚
    に応じて設定されていることを特徴とする表示装置。
  26. 【請求項26】 前記不純物は、所定の原料気体をイオ
    ン化した後さらに質量分離に掛けて該傾斜領域に注入さ
    れたものであることを特徴とする請求項25記載の表示
    装置。
  27. 【請求項27】 前記不純物は、原料気体をイオン化し
    た後質量分離に掛けることなく該傾斜領域に注入された
    ものであることを特徴とする請求項25記載の表示装
    置。
  28. 【請求項28】 前記加速電圧は、注入すべき不純物の
    飛程距離が該傾斜領域の半導体薄膜が有する膜厚を超え
    ない様に設定されていることを特徴とする請求項25記
    載の表示装置。
  29. 【請求項29】 前記加速電圧は、該傾斜領域以外にあ
    る半導体薄膜の膜厚より薄く形成された該傾斜領域の半
    導体薄膜の膜厚に応じて設定されていることを特徴とす
    る請求項25記載の表示装置。
  30. 【請求項30】 前記不純物は、該傾斜領域以外にある
    半導体薄膜に高濃度で注入されて低抵抗領域を形成し、
    該傾斜領域にある半導体薄膜に低濃度で注入されて高抵
    抗領域を形成することを特徴とする請求項29記載の表
    示装置。
  31. 【請求項31】 所定の間隙を介して互いに接合した一
    対の基板と、該間隙に保持された電気光学物質とを有
    し、一方の基板には対向電極が形成され、他方の基板に
    は画素電極及びこれを駆動する薄膜トランジスタが形成
    され、 前記薄膜トランジスタは、ソース領域及びドレイン領域
    が形成された半導体薄膜と、その一面に重ねられたゲー
    ト絶縁膜と、該ゲート絶縁膜を介して該半導体薄膜に重
    ねられたゲート電極とを含む積層構造を有し、 更に該積層構造を被覆する層間絶縁膜にエッチングで開
    口したコンタクトホールを介して該ソース領域及びドレ
    イン領域に電気接続する配線を備えた表示装置であっ
    て、 前記ソース領域及びドレイン領域には燐及び酸素が含有
    されており、 少なくとも燐及び酸素の内一方の体積濃度が所定値を超
    えない様に制御して、該エッチングに対する該ソース領
    域及びドレイン領域の耐性を確保することを特徴とする
    表示装置。
  32. 【請求項32】 前記燐の体積濃度が1×1020cm
    −3未満に制御されていることを特徴とする請求項31
    記載の表示装置。
  33. 【請求項33】 前記酸素の体積濃度が1×1020
    −3未満に制御されていることを特徴とする請求項3
    1記載の表示装置。
  34. 【請求項34】 前記燐及び酸素の体積濃度がいずれも
    1×1020cm 未満に制御されていることを特徴
    とする請求項31記載の表示装置。
  35. 【請求項35】 前記燐の体積濃度は、燐を不純物とし
    て該半導体薄膜にイオン注入する時に制御されることを
    特徴とする請求項31記載の表示装置。
  36. 【請求項36】 前記酸素の体積濃度は、化学気相成長
    法で該半導体薄膜を成膜する際酸素の混入を押さえるこ
    とで制御されることを特徴とする請求項31記載の表示
    装置。
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