JP4514862B2 - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は基板上に形成されたTFT(特にボトムゲート型TFT)およびそれを用いた電気光学装置の作製方法に関する。なお、電気光学装置としては代表的には液晶表示装置もしくはEL(エレクトロルミネッセンス)表示装置が挙げられる。なお、本願明細書において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能する装置全般を指し、上記TFT、電気光学装置およびその電気光学装置を表示部に用いた電子機器も含むものとする。
【従来の技術】
【0002】
従来のボトムゲート型の多結晶シリコン(ポリシリコンともいう)TFTの作製工程を以下に説明する。また、従来のボトムゲート型TFTの概略断面図を図12に示す。
【0003】
従来のボトムゲート型の多結晶シリコンTFTは、ガラス基板5001上にタンタル(Ta)、チタン(Ti)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)もしくはアルミニウム(Al)から選ばれた元素またはいずれかを主成分とする材料を用いたゲート電極5002を形成し、ゲート電極の上方にゲート電極を覆うように酸化シリコン、窒化シリコンを成分とする材料のゲート絶縁膜5003および非晶質シリコン薄膜を積層する。この非晶質シリコン薄膜をレーザーアニール法を用いて多結晶化し、多結晶シリコン膜を形成する。
【0004】
多結晶シリコン膜にソース領域5005、ドレイン領域5006およびチャネル形成領域5004を形成するために、チャネル形成領域5004の上にマスクを設けn型またはp型を付与する不純物元素であるリン(P)またはボロン(B)等をドーピングする。
マスクは一般的にレジストもしくは酸化シリコン等の絶縁膜を用いる。レジストを用いた場合はイオンドーピン後にマスクは除去し、それぞれの濃度で添加された不純物元素の活性化を行った後、層間絶縁膜5007を成膜する。活性化は、レーザーアニール法、ラピッドサーマルアニール法(RTA法)で行われ、ファーネスアニール法ならば、350℃〜450℃の温度で行われる。また、これらの方法を併用することもある。絶縁膜を用いた場合は、レジストを用いた場合と同様に、マスクを除去し活性化後に層間絶縁膜を成膜する場合と、マスクを除去せずに活性化し、その後除去し層間絶縁膜を成膜する場合と、マスクを除去せずに活性化し層間絶縁膜の一部とする場合がある。そして、その上にソース配線5008およびドレイン配線5009を形成し図12の構成を得る。
【0005】
一般に上記構造のTFTでは、ゲート電極直上のチャネル形成領域5004の結晶性が、ソース領域5005およびドレイン領域5006よりも悪く結晶粒径も小さくなるため、移動度が低くTFTの特性もよくない。この現象は、レーザー等で非晶質シリコン薄膜をアニールしたとき、基板に比べてゲート電極5002の熱伝導性が高いため、レーザー等による熱がソース領域5005およびドレイン領域5006に比べチャネル形成領域5004では速く逃げ、チャネル形成領域5004における非晶質シリコン薄膜の結晶成長に十分な時間が確保されないために生じる。
【0006】
この問題に対する解決手段として、基板を加熱しながらレーザー照射する方法(以下加熱レーザー法という)や、非晶質シリコンまたはゲート絶縁膜の膜厚をチャネル形成領域とソース領域およびドレイン領域で選択的に変える方法が提案されている。
【0007】
加熱レーザー法では、あらかじめ基板を加熱することで、非晶質シリコン薄膜の結晶成長に十分な時間が確保されるため、結晶性は良くなり結晶粒径を大きくすることができる。
【0008】
また、非晶質シリコンまたはゲート絶縁膜の膜厚を選択的に変える方法では、非晶質シリコンまたはゲート絶縁膜の膜厚を変えることで、結晶性および結晶粒径を変えることができることを利用して、チャネル形成領域とソース領域およびドレイン領域の結晶性を均一化することができる。
【0009】
しかしながら、加熱レーザー法では、レーザーの最適照射パワーは低くすることができるが、基板を高温で加熱しながらレーザーで結晶化するために、常温で結晶化する時に比べてスループットは悪くなる。
【0010】
そして、非晶質シリコンまたはゲート絶縁膜の膜厚を選択的に変える方法は、パターニング、エッチング等の工程が付加されるため、マスク枚数が増加しスループットも悪くなり工程が複雑化してしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、複雑な工程を用いずにボトムゲート型の多結晶シリコンTFTの特性を向上させることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、チャネル形成領域とソース領域およびドレイン領域の結晶性および粒径を均一にし、移動度を高くする方法として、非晶質シリコンの膜厚に対してゲート絶縁膜の膜厚を適度に厚くすることを見いだした。ゲート絶縁膜の膜厚を適度に厚くすることで、ゲート電極の放熱の影響を小さくして結晶性および粒径を均一にすることができる。
【0013】
しかしながら、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くすると、スイッチング素子としてのTFTの性能を決めるサブスレッショルド係数(以後S値とする)が高くなってしまうという問題がある。このS値が小さいTFTは、オン状態とオフ状態を切り替えるのに必要な電圧の振幅が小さくてすみ、高速で低消費電力のスイッチング動作が可能となる。
そこで、本発明はS値を改善させることで、上記目的を達成するためになされたTFTである。
【0014】
上記の課題を解決するための本発明の半導体装置の作製方法は、
基板上にゲート電極を形成する第1の工程と、
前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、
前記ゲート絶縁膜上に半導体膜を形成する第3の工程と
前記半導体膜を結晶化して結晶質半導体膜を形成する第4工程と、
前記多結晶シリコン膜の少なくともチャネル形成領域上に絶縁膜を形成する第5工程と、
前記絶縁膜に対して熱処理を行う第6工程と、
前記絶縁膜の上に層間絶縁膜を形成する第7工程と、
を有することを特徴としている。
【0015】
また、他の発明の作製方法は、
基板上にゲート電極を形成する第1の工程と、
前記ゲート電極を覆うゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、
前記ゲート絶縁膜上に半導体膜を形成する第3の工程と
前記半導体膜を結晶化して結晶質半導体膜を形成する第4工程と、
前記結晶質半導体膜の少なくともチャネル形成領域上に第1の絶縁膜を形成する第5の工程と、
前記絶縁膜を含む第1の絶縁膜を除去する第6の工程と、
前記第6の工程の後、少なくともチャネル形成領域上に層間絶縁膜もしくは層間絶縁膜の一部となる第2の絶縁膜を形成する第7の工程と、
前記第6の工程の後、熱処理を行う第8工程と、
を有することを特徴としている。
【0016】
前記結晶質半導体は、多結晶シリコンであることであることを特徴としている。
【0017】
非晶質シリコン薄膜を多結晶化して前記多結晶シリコン膜からなる活性層を形成するとき、前記チャネル形成領域、前記ソース領域および前記ドレイン領域の結晶性ならびに粒径が均一となるように、前記ゲート絶縁膜の膜厚はケイ素を含む絶縁膜のとき140nm〜300nm、また酸化タンタルのとき120nm〜250nmとする。
【0018】
また、前記熱処理はファーネスアニールまたは電磁エネルギーを用いたアニールを行い、加熱温度は500℃〜700℃であることを特徴としている。
【0019】
上記作製方法のTFTは、少なくともチャネル形成領域の上に絶縁膜がある状態で、ファーネスアニール法を用いて500℃〜700℃で熱処理を行い、さらにその絶縁膜を除去しないことでS値の改善がみられている。
【0020】
チャネル形成領域上に絶縁膜がない状態でファーネスアニールを行っても、S値の改善がみられないことを本発明者は実験で確認している。このことから、少なくともチャネル形成領域上に絶縁膜があることが必要条件であることがわかる。
また、チャネル形成領域上に絶縁膜がある場合において、ファーネスアニール法を用いるとS値の改善がみられ、レーザーアニール法を用いたときはS値の改善があまりみられないことも確認されている。さらに、ファーネスアニール法を用いる場合において、加熱温度を500℃〜700℃としたときにS値の改善が顕著になることが確認されている。
ファーネスアニール法がレーザーアニール法と全く異なる点として、ファーネスアニール法は、基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、多結晶シリコン膜およびチャネル形成領域上の絶縁膜の全体を加熱することができるのに対し、レーザーアニール法は、光の吸収量の多い部分であるゲート電極や多結晶シリコン膜を中心に部分的にしか加熱されないことが挙げられる。このことは、ラピッドサーマルアニール法も同様と考えられる。
これらのことから、ファーネスアニール法によってゲート電極および多結晶シリコン膜だけではなく、ゲート絶縁膜およびチャネル形成領域上の絶縁膜をも一緒に加熱することと、500℃〜700℃で加熱することが必要条件であることがわかる。
【0021】
一方で、ファーネスアニールを行った後、チャネル形成領域上の絶縁膜を除去してしまうと、S値の改善がみられないことが実験で確認されている。しかしながら、ファーネスアニールを行った後チャネル形成領域上の絶縁膜を除去しても、再度チャネル形成領域上に絶縁膜を形成しファーネスアニールを行うことにより、S値が改善されることが確認されている。また、ファーネスアニール法のように基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、多結晶シリコン膜およびチャネル形成領域上の絶縁膜の全体を加熱することができるアニール方法として、電磁エネルギーを用いたアニール方法も挙げられ、ファーネスアニール法を用いたときと同様の効果が期待できる。
【0022】
以上のことは、チャネル形成領域が絶縁膜に挟まれた状態で熱処理されることにより、チャネル形成領域とその上面に接する絶縁膜およびチャネル形成領域とその下面に接する絶縁膜との界面において応力のバランスが保たれた状態になったためと考えられる。そこで、本発明では、そのような応力バランスを崩さないように、チャネル形成領域上に形成された絶縁膜を除去せずにTFTを作製する。その結果として、チャネル形成領域とゲート絶縁膜の界面の応力バランスが保たれ、S値が向上すると考えられる。
【発明の実施の形態】
【0023】
本発明の実施の形態について、以下に示す実施例により詳細な説明を行う。
[実施例1]
【0024】
図1(A)において、基板101には低アルカリガラス基板や石英基板を用いることができる。この基板101のTFTを形成する表面には、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または窒化酸化シリコン膜などの絶縁膜を形成しておいても良い(図示せず)。ゲート電極102は、Ta、Ti、W、Mo、CrまたはAlから選ばれた元素またはいずれかを主成分とする材料を用い、スパッタ法や真空蒸着法などの公知の成膜法を用いて被膜を形成した後、端面がテーパ形状となるようにエッチング処理してパターン形成した。例えば、スパッタ法でTa膜を200nm〜300nmの厚さに形成し、所定の形状にレジストマスクを形成した後、CF4とO2の混合ガスでプラズマエッチング処理をすれば所望の形状に加工することができる。また、ゲート電極は窒化タンタル(TaN)とTa、または窒化タングステン(WN)とWなどによる2層構造としても良い。本実施例では、TaNの上にTaの積層した構造とし、膜厚はTaNが50nm、Taが250nmとした(図示せず)。ここでは図示はしてないが、ゲート電極に接続するゲート配線も同時に形成した。
【0025】
図1(B)において、ゲート絶縁膜103aおよび103bは酸化シリコン、窒化シリコンを成分とする材料で、140〜300nm、または、酸化タンタルを成分とする材料で、120nm〜250nmの厚さで形成する。例えばプラズマCVD法で、SiH4、NH3、N2を原料とした窒化シリコン膜103aとSiH4とN2Oを原料とした窒化酸化シリコン膜103bを積層形成してゲート絶縁膜としても良い。もちろん、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜からなる一層としても何ら差し支えない。また、清浄な表面を得るために、ゲート絶縁膜の成膜の前にプラズマ水素処理を施すことは適切な処置として用いることができる。本実施例では、プラズマCVD法で水素処理をした後、窒化シリコン膜103aの上に窒化酸化シリコン膜103bを積層した。各膜厚は窒化シリコンが25nm、窒化酸化シリコンが125nmとした。
【0026】
次に、非晶質半導体膜を成膜する。非晶質半導体としては、シリコンを含む非晶質半導体膜、例えば非晶質シリコン膜、微結晶を有する非晶質半導体膜、微結晶シリコン膜、非晶質ゲルマニウム膜、Six Ge1-x (0<X<1)で示される非晶質シリコンゲルマニウム膜またはこれらの積層膜を10nm〜150nmの膜厚範囲、より好ましくは15m〜100nmの膜厚範囲で用いることができる。非晶質半導体膜の形成手段としては熱CVD法、プラズマCVD法、減圧熱CVD法、蒸着法、スパッタリング法等の形成方法を用いることができる。本実施例では、非晶質シリコン膜をプラズマCVD法で30nmの厚さに形成した。非晶質シリコン膜の作製条件に限定されるものはないが、膜中に含まれる酸素、窒素の不純物元素を5×1018cm-3以下に低減させておくことが望ましい。また、ゲート絶縁膜103と非晶質シリコン膜104とは同じ成膜法で形成することが可能なので、両者を連続形成しても良い。ゲート絶縁膜103を形成した後、一旦大気雰囲気に晒さないことでその表面の汚染を防ぐことが可能となり、作製するTFTの特性バラツキやしきい値電圧の変動を低減させることができる。
【0027】
そして、図1(C)において、公知の結晶化技術を使用して多結晶シリコン膜105を形成する。例えば、レーザーアニール法や、ラピッドサーマルアニール法(RTA法)で多結晶シリコン膜105を形成しても良い。本実施例では、レーザーアニール法を用いて多結晶シリコン膜105を形成した。また、結晶化を促進する触媒元素を用いて多結晶シリコン膜105を形成しても良い。この触媒元素を用いる方法は、結晶化を促進する元素として、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)、Fe(鉄)、Pd(パラジウム)、Cu(銅)、Au(金)、Ge(ゲルマニウム)、Sn(錫)、Pb(鉛)のうちの少なくとも一元素を用い、これらの触媒元素を含有する溶液を非晶質シリコン膜上に塗布する方法や、スパッタリング法やCVD法を用いて触媒元素を含有する被膜、クラスタ等を非晶質シリコン膜に密着させる方法、あるいはイオン注入法を用いて触媒元素を非晶質シリコン膜に添加した後に加熱処理をして結晶化させる方法である。
【0028】
ゲート絶縁膜103の膜厚はチャネル形成領域の結晶性・粒径を確保するために適度に厚い膜厚が好ましい。例えばプラズマCVD法で成膜した非晶質シリコン膜をレーザーアニール法で結晶化し、走査型電子顕微鏡で結晶粒径を観察すると、ソース領域およびドレイン領域の結晶粒径は非晶質シリコン膜の膜厚に依らず200〜250nmである。しかしながら、ゲート電極直上のチャネル形成領域の結晶粒径は非晶質シリコン膜の膜厚が薄いとき小さく、厚いときに大きくなる。そこで、ソース領域およびドレイン領域とチャネル形成領域の結晶粒径や結晶性を均一にするためには、非晶質シリコン膜の膜厚が55nmのとき、ゲート絶縁膜の膜厚を200〜275nmにすることが好ましく、非晶質シリコン膜の膜厚が30nmのとき、ゲート絶縁膜の膜厚を120〜250nmにすることが好ましい。
【0029】
また、多結晶シリコン膜105のNチャネル型TFTが形成される領域には、しきい値電圧を制御する目的で1×1016〜5×1017cm-3程度のBを添加しておいても良い。Bの添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非晶質シリコン膜を成膜するときに同時に添加しておくこともできる。
【0030】
こうして形成された多結晶シリコン膜105上にマスク絶縁膜106を形成する。この絶縁膜106は後の工程によりパターニングされて不純物の添加工程時にチャネル形成領域を保護する。このマスク絶縁膜106としては、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜またはこれらの積層膜等を100〜400nmの膜厚範囲で用いることができる。本実施例では、酸化窒化シリコン膜を120nm形成した。そして、マスク絶縁膜106上に公知のパターニング技術、例えば通常の露光や裏面露光等を用いてチャネル保護膜を形成するためのレジストマスク107を形成する。本実施例では、フォトマスクを使用しない裏面露光により形成されたレジストマスク107を形成した(図1(D)参照)。
【0031】
次に、このレジストマスク107を使用してマスク絶縁膜106をエッチング除去し、チャネル保護膜108を形成した。下地となる多結晶シリコン膜105に対して選択性良くマスク絶縁膜106をエッチングするために、本実施例では、フッ酸系の溶液を用いたウエットエッチング法を採用した。もちろん、ドライエッチング法で行っても良く、例えばCHF3ガスで絶縁膜106をエッチングすることができる。いずれにしてもこの工程ではオーバーエッチングして、レジストマスク107の端面より内側にチャネル保護膜108が形成されるようにした。
この工程により多結晶シリコン膜の表面が露呈されるため、レジストマスク107の除去後に表面の汚染を防止するための薄い酸化膜を、オゾン水による酸化処理、酸化雰囲気での熱処理またはUV光の照射等により形成する工程を加えてもよい。
【0032】
次いで、フォトマスクを用いてNチャネル型TFTの一部とPチャネル型TFTを覆うレジストマスク109を形成し、多結晶シリコン膜にn型を付与する不純物元素を添加する工程を行い、第1の不純物領域(n+領域)110aを形成する(図2(B)参照)。ここでNチャネル型TFTの一部を覆うレジストマスク109のソース領域からドレイン領域方向の大きさ(長さ)はゲート電極(ゲート配線)の大きさ(長さ)よりも大きくして、上面から見て第1の不純物領域110aとゲート配線が重ならないようにした。半導体材料に対してn型を付与する不純物元素としては、15族に属する不純物元素、例えばP、砒素(A)、アンチモン(Sb)、窒素(N)またはビスマス(Bi)等を用いることができる。この工程では、プラスマドーピング法によりドーピング条件(ドーズ量、加速電圧等)を適宜設定して表面が露出している多結晶シリコン膜にPを添加する。本実施例では、ドーピングガスとして水素で5%に希釈したフォスフィン(PH3)を用い、ドーズ量5×1014atoms/cm2 とした。また、この第1の不純物領域110aは高濃度不純物領域であり、後のNチャネル型TFTのソース領域またはドレイン領域となるのでTFT作製完了時のシート抵抗が500Ω以下(好ましくは 300Ω以下)となるように、ドーズ量を設定する。
【0033】
次いで、レジストマスク109を除去した後、チャネル保護膜108をマスクとして多結晶シリコン膜にn型を付与する不純物元素を添加する工程を行い、第2の不純物領域(n-領域)112を形成する(図2(C)参照)。本実施例では、水素で5%に希釈したPH3を用い、ドーズ量3×1013atoms/cm2とした。第2の不純物領域はゲート配線よりも小さなチャネル保護膜108をマスクとして形成されているので、第2の不純物領域の一部は上面からみてゲート配線と重なった構成となっている。また、第2の不純物領域はゲート配線よりも大きなレジストマスク109が除去された領域に形成されるので、第2の不純物領域の一部は上面からみてゲート配線と重ならない構成となっている。こうして形成された第2の不純物領域112は低濃度不純物領域(LDD領域)として機能するものである。この工程において、さらに不純物が添加されて第1の不純物領域110bが形成され、チャネル保護膜の直下は、p型またはn型を付与するの不純物元素が添加されていない領域、またはしきい値電圧を制御する目的で不純物元素が添加された領域となる。
【0034】
次いで、フォトマスクを用いてNチャネル型TFTを覆うレジストマスク114を形成し、多結晶シリコン膜にp型を付与する不純物元素を添加する工程を行い、第3の不純物領域(p+領域)113を形成する(図2(D)参照)。半導体材料に対してp型を付与する不純物元素としては、13族に属する不純物元素、例えばB、Al、ガリウム(Ga)、インジウム(In)、Ti等を用いることができ、ここではBを用いた。本実施例では、イオンドープ法を用い、ジボラン(B26)を水素で5%に希釈されたジボラン(B2 6 )を用い、ドーズ量4×1016atoms/cm2とした。第3の不純物領域113は高濃度不純物領域であり、Pチャネル型TFTのソース領域またはドレイン領域となる。
【0035】
その後、それぞれの濃度で添加されたn型またはp型を付与する不純物元素の活性化を行う(図3(A)参照)。この活性化工程は一般的にRTA法、レーザーアニール法を用いるか、ファーネスアニール法であるならば、350℃〜450℃の、で行われている。しかし、本実施例では、ファーネスアニール法で500℃〜700℃の温度で熱処理する工程を含むことを特徴としており、本実施例では、レーザーアニール法で活性化を行った後に、ファーネスアニール法を用い、窒素雰囲気中において550℃で4時間の熱処理を行った。
さらに、活性層の活性化の後に水素化を行う。水素化は、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行うか、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても良い。本実施例では、さらに100%の水素雰囲気中で、350℃で1時間の水素化を行った。この工程は熱的に励起された水素により活性層のダングリングボンドを終端する工程である。
【0036】
活性層となる多結晶シリコン膜105を、非晶質シリコン膜から触媒元素を用いる結晶化の方法で作製した場合、多結晶シリコン膜107中には触媒元素が残留する。もちろん、そのような状態でもTFTを完成させ動作させることに問題はないが、残留する触媒元素を少なくともチャネル形成領域から除去する方がより好ましい。この触媒元素を除去する手段の一つにPによるゲッタリング作用を利用する手段がある。ゲッタリングに必要なリンPの濃度は図2(B)で形成した第1の不純物領域(n+)110aと同程度であり、ここで実施される活性化工程の熱処理により、Nチャネル型TFTおよびPチャネル型TFTのチャネル形成領域から、Pが添加されている高濃度不純物領域すなわち第1の不純物領域へ触媒元素をゲッタリングすることができる(図3(A)参照)。その結果チャネル形成領域の触媒元素濃度を低減するが可能となり、前記高濃度不純物領域に触媒元素が偏析する。
【0037】
その後、公知のパターニング技術により所望の形状を有する活性層を形成した。
【0038】
以上の工程を経て、図3(B)に示すように、Nチャネル型TFTのソース領域115、ドレイン領域116、低濃度不純物領域(LDD領域)117、118およびチャネル形成領域119が形成され、Pチャネル型TFTのソース領域121、ドレイン領域122およびチャネル形成領域120が形成された。
【0039】
活性化の後、チャネル保護膜を除去することなく、500〜1500nmの厚さの層間絶縁膜123を形成する(図3(C)参照)。層間絶縁膜123とは、窒化シリコン膜、酸化シリコン膜または窒化酸化シリコン膜などで形成すれば良いが、いずれにしても膜の内部応力を圧縮応力としておくと良かった。本実施例では、プラズマCVD法で窒化酸化シリコン膜の上に酸化シリコン膜を積層し、膜厚は窒化酸化シリコンが100nm、酸化シリコンが940nmとした(図示せず)。
【0040】
その後、それぞれのTFTのソース領域またはドレイン領域に達するコンタクトホールを形成して、ソース配線124、125と、ドレイン配線126、127を形成した(図3(D)参照)。図示していないが、本実施例ではこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むアルミニウム膜300nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形成した3層構造の積層膜とした。
【0041】
最後に、全体を水素化してNチャネル型TFTおよびPチャネル型TFTを完成させた。この水素化工程は、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理、あるいはプラズマ水素化法を用いても同様の効果が得られる。本実施例では、3%の水素を含む雰囲気中で、350℃で1時間の熱処理を行った。
【0042】
本実施例の構成とすると、ソース領域、ドレイン領域およびチャネル形成領域の結晶粒径ならびに結晶性が均一となるような、厚いゲート絶縁膜であっても、0.2V/decade〜0.3V/decade(ソースとドレインの間の電圧が1Vのとき)の非常に良好なS値が得ることができた。
【0043】
[実施例2]
本実施例を図4を用い、実施例1とは異なる作製方法で良好なS値が得られる例について説明する。
以下、実施例1との相違点について説明する。
【0044】
n型またはp型を付与する不純物元素をドーピングする工程まで実施例1と同様に作製した後、それぞれの濃度で添加されたn型またはp型を付与する不純物元素の活性化を行う(図4(A)参照)。この活性化工程は一般的にRTA法やレーザーアニール法を用いるか、ファーネスアニール法であるならば、350℃〜450℃の温度で行うことができる。本実施例では、レーザーアニール法で活性化を行った。
それから、100%の水素雰囲気中で、350℃で1時間の水素化を行った。水素化は3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行うか、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
【0045】
活性化および水素化の後、チャネル保護膜と活性化や水素化で形成された多結晶シリコン膜上の絶縁膜および多結晶シリコン膜の自然酸化膜等(図示せず)をフッ酸系の溶液を用いたウエットエッチング法で除去した。これは、ドーピング工程によってチャネル保護膜に添加されたn型またはp型の不純物が、チャネル形成領域に拡散することを防ぐためである。
【0046】
チャネル保護膜の除去の工程後、公知のパターニング技術により所望の形状を有する活性層を形成し(図4(A)参照)する。その後、少なくともチャネル形成領域の上に酸化シリコン膜や窒化酸化シリコン膜から成る50〜1500nmの厚さの絶縁膜を形成し、熱処理工程を行う(図4(B)参照)。なお、この熱処理工程は、ファーネスアニール法で500℃〜700℃の温度で熱処理する工程を含む必要がある。そして、熱処理をした絶縁膜のみを層間絶縁膜とすることができるが、さらに酸化シリコン膜や窒化シリコン膜から成る50〜1500nmの厚さの絶縁膜を形成し、前記絶縁膜とあわせて層間絶縁膜としても良い。本実施例では、窒化酸化シリコン膜から成る100nmの厚さの絶縁膜128aを形成し、ファーネスアニール法で窒素雰囲気中において600℃で2時間の熱処理を行った。その後、酸化シリコン膜から成る940nmの厚さの絶縁膜128bを形成し、前記の窒化酸化シリコン膜から成る絶縁膜とともに層間絶縁膜128とした。
この熱処理した絶縁膜128aを残し、層間絶縁膜128として用いることにより、0.2V/decade〜0.3V/decadeの非常に良好なS値が得られる。
【0047】
その後、それぞれのTFTのソース領域またはドレイン領域に達するコンタクトホールを形成して、ソース配線124、125と、ドレイン配線126、127をチャネル形成領域形成した(図4(C)参照)。図示していないが、本実施例ではこの電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むアルミニウム膜300nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形成した3層構造の積層膜とした。
【0048】
最後に、全体を水素化してNチャネル型TFTおよびPチャネル型TFTを完成させた。この水素化工程は、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理、あるいはプラズマ水素化法を用いても同様の効果が得られる。本実施例では、3%の水素を含む雰囲気中で、350℃で1時間の熱処理を行った。
【0049】
[実施例3]
本実施例を図5を用い、実施例1および実施例2とは異なる作製方法で、良好なS値が得られる例について説明する。
以下、実施例1との相違点について説明する。
【0050】
n型またはp型を付与する不純物元素をドーピングする工程まで実施例1と同様に作製した後、チャネル保護膜と多結晶シリコン膜の自然酸化膜等(図示せず)を除去し、公知のパターニング技術により所望の形状を有する活性層を形成する。その後、少なくともチャネル形成領域の上に酸化シリコン膜や窒化酸化シリコン膜から成る50nm〜1500nmの厚さの絶縁膜を形成し、熱処理工程を行う。この熱処理工程は、ファーネスアニール法で500℃〜700℃の温度で熱処理する工程を含む必要がある。また、この工程で、それぞれの濃度で添加されたn型またはp型を付与する不純物元素の活性化も行うことができる。
【0051】
このまま、熱処理をした絶縁膜130aを層間絶縁膜130とすることができるが、さらに、酸化シリコン膜から成る50nm〜1500nmの厚さの絶縁膜130bを形成し、前記の熱処理した絶縁膜130aとともに層間絶縁膜130としてもよい。
この熱処理した絶縁膜130aをバックチャネル側へ残し、層間絶縁膜130として用いることにより、0.2V/decade〜0.3V/decadeの非常に良好なS値が得られる。
【0052】
その後、それぞれのTFTのソース領域またはドレイン領域に達するコンタクトホールを形成して、ソース配線124、125と、ドレイン配線126、127を形成する(図3(D)参照)。図示していないが、この電極を、Ti膜を100nm、Tiを含むアルミニウム膜300nm、Ti膜150nmをスパッタ法で連続して形成した3層構造の積層膜とすることができる。
【0053】
最後に、全体を水素化してNチャネル型TFTおよびPチャネル型TFTを完成させる。この水素化工程は、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理、あるいはプラズマ水素化法を用いても同様の効果が得られる。
【0054】
[実施例4]
上記実施例1〜実施例3の作製工程を用いたNチャネル型TFTおよびPチャネル型TFTを備えた半導体装置について、図6(A)〜(C)および図7(A)、(B)を用いてその構造の一例を説明する。
【0055】
本実施例の半導体装置は、同一基板上に周辺駆動回路部と画素部とを備えている。本実施例では図示を容易にするため、周辺駆動回路部の一部を構成するCMOS回路を図6に示し、画素部の一部を構成する画素TFT(Nチャネル型TFT)を図7に示した。なお、実施例1〜実施例3の作製工程に加え、0.2〜0.4μmのパッシベーション膜319を形成した。パッシベーションとしては窒素を含む膜、例えば窒化シリコン膜を用いることが好ましい。
【0056】
図6で示すCMOS回路はインバータ回路とも呼ばれ、半導体回路を構成する基本回路である。このようなインバータ回路を組み合わせることでNAND回路、NOR回路のような基本論理回路を構成したり、さらに複雑なロジック回路をも構成することができる。
【0057】
図6(A)は図6(B)の上面図に相当する図であり、図6(A)において、点線A−A’で切断した部分が、図6(B)のCMOS回路の断面構造に相当する。また、図6(C)は、図6(A)および図6(B)に対応するインバータ回路の回路図である。
【0058】
基板上301の上にゲート電極(ゲート配線を含む)302が形成されている。ゲート電極としてTa、Ti、W、Mo、CrまたはAlから選ばれた元素またはいずれかを主成分とする材料からからなる導電膜を用いることが可能である。そしてゲート配線に接して、窒化シリコンからなる第1絶縁膜303、酸化シリコンからなる第2絶縁膜304が設けられている。
【0059】
CMOS回路のPチャネル型TFTは、第2絶縁膜に接して活性層としてp+領域312(ドレイン領域)、315(ソース領域)とチャネル形成領域314とが形成される。上記実施例1〜実施例3では工程数を低減するため、Pチャネル型TFTに前記高濃度不純物領域(p+領域)と前記チャネル形成領域の間にp型を付与する元素の低濃度不純物領域(LDD領域)を設けていないが、作製してもよい。活性層の上を覆う第1の層間絶縁膜形成317の工程および構造は、実施例1〜実施例3の工程および構造で作製する(図示せず)。第1の層間絶縁膜形成317にコンタクトホールが形成され、p+領域312、315に配線318、320が接続され、さらにその上にパッシベーション膜319が形成される。簡略化のため図示しないがさらにその上に第2の層間絶縁膜が形成され、配線320に引き出し配線が接続されて、その上を覆って第3の層間絶縁膜が形成される。
【0060】
一方、Nチャネル型のTFTは、活性層としてn+領域(ソース領域)305、n+領域311(ドレイン領域)と、チャネル形成領域309と、前記n+型領域とチャネル形成領域の間にn-型領域306、310が形成される。なお、ドレイン領域に接するn-型領域310はソース領域に接するn- 型領域306より幅を大きく形成して信頼性を向上させた。活性層の上を覆う第1の層間絶縁膜317にコンタクトホールが形成され、n+型領域305、311には配線316、318が形成され、さらにその上にパッシベーション膜319が形成される。簡略化のため図示しないがさらにその上に第2の層間絶縁膜が形成され、配線320に引き出し配線が接続されて、その上を覆って第3の層間絶縁膜が形成される。なお、活性層以外の部分は、上記Pチャネル型TFTと概略同一構造であり簡略化のため説明を省略する。
【0061】
また、図8(A)は図8(B)の上面図に相当する図であり、図8(A)において、点線A−A’で切断した部分が、図8(B)の画素部の断面構造に相当する。
【0062】
画素部に形成されたNチャネル型TFTについては、基本的に、CMOS回路のNチャネル型TFTと同一構造である。ガラス基板401の上にゲート電極403が形成され、ゲート電極に接して窒化シリコンからなる第1絶縁膜402、酸化シリコンからなる第2絶縁膜404が設けられている。第2絶縁膜に接して、活性層としてn+領域405、409、414と、チャネル形成領域407、411と、前記n+型領域とチャネル形成領域の間にn-型領域406、413が形成される。活性層の上を覆う第1の層間絶縁膜419の工程および構造は、実施例1〜実施例3の工程および構造で作製する(図示せず)。活性層の上を覆う第1の層間絶縁膜419にコンタクトホールが形成され、n+領域405に配線416が接続され、n+ 領域414に配線417が接続され、さらにその上にパッシベーション膜418が形成される。そして、その上に第2の層間絶縁膜420が形成される。さらに、その上に第3の層間絶縁膜422が形成され、ITO、SnO2 等の透明導電膜からなる画素電極423が接続される。また、421は画素電極423と隣接する画素電極である。
【0063】
なお、画素部の容量部は、第1絶縁膜402および第2絶縁膜404を誘電体として、容量配線415と、n+領域414とで形成されている。
【0064】
本実施例では一例として透過型のLCDを作製したが特に限定されない。例えば、画素電極の材料として反射性を有する金属材料を用い、画素電極のパターニングの変更、または幾つかの工程の追加/削除を適宜行えば反射型のLCDを作製することが可能である。
【0065】
なお、本実施例では、画素部の画素TFTのゲート配線をダブルゲート構造としているが、オフ電流のバラツキを低減するために、トリプルゲート構造等のマルチゲート構造としても構わない。また、開口率を向上させるためにシングルゲート構造としてもよい。
【0066】
〔実施例5〕
本実施例では、本願発明によって作製された液晶表示装置の例を図8に示す。画素TFT(画素スイッチング素子)の作製方法やセル組工程は公知の手段を用いれば良いので詳細な説明は省略する。
【0067】
図8は、本実施例のアクティブマトリクス型液晶パネルの概略図である。図8に示すようにアクティブマトリクス基板と対向基板とが対向し、これらの基板間に液晶が挟まれている。アクティブマトリクス基板はガラス基板1000上に形成された画素部1001、走査線駆動回路1002、信号線駆動回路1003を有する。
【0068】
走査線駆動回路1002、信号線駆動回路1003はそれぞれ走査線1030、信号線1040によって画素部1001に接続されている。これら駆動回路1002、1003はCMOS回路で主に構成されている。
【0069】
画素部1001の行ごとに走査線1030が形成され、列ごとに信号線1040が形成されている。走査線1030、信号線1040の交差部近傍には、画素TFT810が形成されている。画素TFT1010のゲート電極は走査線1030に接続され、ソースは信号線1040に接続されている。更に、ドレインには画素電極1060、保持容量1070が接続されている。
【0070】
対向基板1080はガラス基板全面にITO膜等の透明導電膜が形成されている。透明導電膜は画素部1001の画素電極1060に対する対向電極であり、画素電極、対向電極間に形成された電界によって液晶材料が駆動される。対向基板1080には必要であれば配向膜や、ブラックマトリクスや、カラーフィルタが形成されている。
【0071】
アクティブマトリクス基板側のガラス基板にはFPC1031を取り付ける面を利用してICチップ1032、1033が取り付けられている。これらのICチップ1032、1033はビデオ信号の処理回路、タイミングパルス発生回路、γ補正回路、メモリ回路、演算回路などの回路をシリコン基板上に形成して構成される。
【0072】
また、本願発明を用いて作製できる液晶表示部は透過型か反射型かは問わない。どちらを選択するのも実施者の自由である。この様に本願発明はあらゆるアクティブマトリクス型の電気光学装置(半導体装置)に対して適用することが可能である。
【0073】
なお、本実施例に示した半導体装置を作製するにあたって、実施例1〜実施例3のどの構成を採用しても良いし、各実施例を自由に組み合わせて用いることが可能である。
【0074】
〔実施例6〕
本願発明はアクティブマトリクス型EL表示装置に適用することも可能である。その例を図9に示す。
【0075】
図9はアクティブマトリクス型EL表示装置の回路図である。81は表示領域を表わしており、その周辺にはX方向周辺駆動回路82、Y方向周辺駆動回路83が設けられている。また、表示領域81の各画素は、スイッチ用TFT84、コンデンサ85、例えば実施例4の図6で示すPチャネル型TFTを用いて形成した電流制御用TFT86、有機EL素子87を有し、例えば実施例4の図6で示すNチャネル型TFTを用いて形成したスイッチ用TFT84にX方向信号線88a(または88b)、Y方向信号線80a(または80b、80c)が接続される。また、電流制御用TFT86には、電源線89a、89bが接続される。
【0076】
なお、本実施例のアクティブマトリクス型EL表示装置に対して実施例1〜3のいずれの構成を組み合わせても良い。
【0077】
〔実施例7〕
本願発明を実施して形成されたCMOS回路や画素部は様々な電気光学装置(アクティブマトリクス型液晶ディスプレイ、アクティブマトリクス型ELディスプレイ、アクティブマトリクス型ECディスプレイ)に用いることができる。即ち、それら電気光学装置を表示部として組み込んだ電子機器全てに本願発明を実施できる。
【0078】
その様な電子機器としては、ビデオカメラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型ディスプレイ)、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げられる。それらの一例を図10および図11に示す。
【0079】
図10(A)はパーソナルコンピュータであり、本体2001、画像入力部2002、表示部2003、キーボード2004で構成される。本願発明を画像入力部2002、表示部2003やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0080】
図10(B)はビデオカメラであり、本体2101、表示部2102、音声入力部2103、操作スイッチ2104、バッテリー2105、受像部2106で構成される。本願発明を表示部2102、音声入力部2103やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0081】
図10(C)はモバイルコンピュータ(モービルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部2202、受像部2203、操作スイッチ2204、表示部2205で構成される。本願発明は表示部2205やその他の信号制御回路に適用できる。
【0082】
図10(D)はゴーグル型ディスプレイであり、本体2301、表示部2302、アーム部2303で構成される。本発明は表示部2302やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0083】
図10(E)はプログラムを記録した記録媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであり、本体2401、表示部2402、スピーカ部2403、記録媒体2404、操作スイッチ2405で構成される。なお、この装置は記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)、CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネットを行うことができる。本発明は表示部2402やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0084】
図10(F)はデジタルカメラであり、本体2501、表示部2502、接眼部2503、操作スイッチ2504、受像部(図示しない)で構成される。本願発明を表示部2502やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0085】
図11(A)はフロント型プロジェクターであり、光源光学系および表示部2601、スクリーン2602で構成される。本発明は表示部やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0086】
図11(B)はリア型プロジェクターであり、本体2701、光源光学系および表示部2702、ミラー2703、スクリーン2704で構成される。本発明は表示部やその他の信号制御回路に適用することができる。
【0087】
以上の様に、本願発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。また、本実施例の電子機器は実施例1〜実施例7のどのような組み合わせからなる構成を用いても実現することができる。
【0088】
【発明の効果】
本発明を用いることで、簡便にボトムゲート型の多結晶シリコンTFTの特性を向上させることができる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図2】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図3】 実施例1のTFT作製工程を示す図
【図4】 実施例2のTFT作製工程を示す図
【図5】 実施例3のTFT作製工程を示す図
【図6】 実施例4のCMOS回路の上面図、断面図、回路図
【図7】 実施例4の画素部の上面図、断面図
【図8】 実施例5のアクティブマトリクス基板の例を示す図
【図9】 実施例6のELパネル回路図を示す図
【図10】 実施例7の電子機器の例を示す図
【図11】 実施例7の電子機器の例を示す図
【図12】 従来のボトムゲート型TFTの概略の断面を示す図

Claims (8)

  1. ゲート電極と、ゲート絶縁膜と、チャネル形成領域とソース領域とドレイン領域とを有する活性層とを有するボトムゲート型のTFTを有する半導体装置の作製方法であって、
    前記ゲート電極を形成し、
    前記ゲート電極上に酸化タンタルからなり120〜250nmの膜厚を有する前記ゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をレーザーアニール法又はラピッドサーマルアニール法を用いて結晶化することにより結晶質半導体膜を形成し、
    前記結晶質半導体膜上にマスク絶縁膜を形成し、
    前記マスク絶縁膜の一部をエッチング除去して、前記チャネル形成領域となる部分と重なる位置にチャネル保護膜を形成し、
    前記ソース領域及び前記ドレイン領域となる部分に不純物元素を添加し、
    前記不純物元素の活性化を行い、
    前記チャネル保護膜を除去し、
    前記結晶質半導体膜の一部をエッチング除去して前記活性層を形成し、
    前記活性層を覆う第1の絶縁膜を形成した後、500℃〜700℃の加熱処理を行い、
    前記絶縁膜を層間絶縁膜として用いることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. ゲート電極と、ゲート絶縁膜と、チャネル形成領域とソース領域とドレイン領域とを有する活性層とを有するボトムゲート型のTFTを有する半導体装置の作製方法であって、
    前記ゲート電極を形成し、
    前記ゲート電極上に酸化タンタルからなり120〜250nmの膜厚を有する前記ゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をレーザーアニール法又はラピッドサーマルアニール法を用いて結晶化することにより結晶質半導体膜を形成し、
    前記結晶質半導体膜上にマスク絶縁膜を形成し、
    前記マスク絶縁膜の一部をエッチング除去して、前記チャネル形成領域となる部分と重なる位置にチャネル保護膜を形成し、
    前記ソース領域及び前記ドレイン領域となる部分に不純物元素を添加し、
    前記不純物元素の活性化を行い、
    前記チャネル保護膜を除去し、
    前記結晶質半導体膜の一部をエッチング除去して前記活性層を形成し、
    前記活性層を覆う第1の絶縁膜を形成した後、500℃〜700℃の加熱処理を行い、
    前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜を層間絶縁膜として用いることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 第1のゲート電極と、ゲート絶縁膜と、第1のチャネル形成領域と第1のソース領域と第1のドレイン領域とを有する第1の活性層とを有する第1のボトムゲート型のTFTと、
    第2のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、第2のチャネル形成領域と第2のソース領域と第2のドレイン領域とを有する第2の活性層とを有する第のボトムゲート型のTFTと、
    を有する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1及び第2のゲート電極を形成し、
    前記第1及び第2のゲート電極上に酸化タンタルからなり120〜250nmの膜厚を有する前記ゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をレーザーアニール法又はラピッドサーマルアニール法を用いて結晶化することにより結晶質半導体膜を形成し、
    前記結晶質半導体膜上にマスク絶縁膜を形成し、
    前記マスク絶縁膜の一部をエッチング除去して、前記第1のチャネル形成領域となる部分と重なる位置に第1のチャネル保護膜を形成し、前記第2のチャネル形成領域となる部分と重なる位置に第2のチャネル保護膜を形成し、
    前記第1のソース領域及び前記第1のドレイン領域となる部分に第1のn型を付与する不純物元素を添加して前記第1のソース領域及び前記第1のドレイン領域を形成し、
    前記第1のソース領域と前記第1のチャネル形成領域との間の領域、並びに、前記第1のドレイン領域と前記第1のチャネル形成領域との間の領域に第2のn型を付与する不純物元素を添加してLDD領域を形成し、
    前記第2のソース領域及び前記第2のドレイン領域となる部分にp型を付与する不純物元素を添加して前記第2のソース領域及び前記第2のドレイン領域を形成し、
    前記第1及び第2のn型を付与する不純物元素及び前記p型を付与する不純物元素の活性化を行い、
    前記第1及び第2のチャネル保護膜を除去し、
    前記結晶質半導体膜の一部をエッチング除去して前記第1及び第2の活性層を形成し、
    前記第1及び第2の活性層を覆う絶縁膜を形成した後、500℃〜700℃の加熱処理を行い、
    前記絶縁膜を層間絶縁膜として用いることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  4. 第1のゲート電極と、ゲート絶縁膜と、第1のチャネル形成領域と第1のソース領域と第1のドレイン領域とを有する第1の活性層とを有する第1のボトムゲート型のTFTと、
    第2のゲート電極と、前記ゲート絶縁膜と、第2のチャネル形成領域と第2のソース領域と第2のドレイン領域とを有する第2の活性層とを有する第のボトムゲート型のTFTと、
    を有する半導体装置の作製方法であって、
    前記第1及び第2のゲート電極を形成し、
    前記第1及び第2のゲート電極上に酸化タンタルからなり120〜250nmの膜厚を有する前記ゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜をレーザーアニール法又はラピッドサーマルアニール法を用いて結晶化することにより結晶質半導体膜を形成し、
    前記結晶質半導体膜上にマスク絶縁膜を形成し、
    前記マスク絶縁膜の一部をエッチング除去して、前記第1のチャネル形成領域となる部分と重なる位置に第1のチャネル保護膜を形成し、前記第2のチャネル形成領域となる部分と重なる位置に第2のチャネル保護膜を形成し、
    前記第1のソース領域及び前記第1のドレイン領域となる部分に第1のn型を付与する不純物元素を添加して前記第1のソース領域及び前記第1のドレイン領域を形成し、
    前記第1のソース領域と前記第1のチャネル形成領域との間の領域、並びに、前記第1のドレイン領域と前記第1のチャネル形成領域との間の領域に第2のn型を付与する不純物元素を添加してLDD領域を形成し、
    前記第2のソース領域及び前記第2のドレイン領域となる部分にp型を付与する不純物元素を添加して前記第2のソース領域及び前記第2のドレイン領域を形成し、
    前記第1及び第2のn型を付与する不純物元素及び前記p型を付与する不純物元素の活性化を行い、
    前記第1及び第2のチャネル保護膜を除去し、
    前記結晶質半導体膜の一部をエッチング除去して前記第1及び第2の活性層を形成し、
    前記第1及び第2の活性層を覆う第1の絶縁膜を形成した後、500℃〜700℃の加熱処理を行い、
    前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成し、
    前記第1の絶縁膜及び前記第2の絶縁膜を層間絶縁膜として用いることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  5. 請求項1又は請求項2において、
    前記チャネル保護膜の除去はウェットエッチング法で行われ、
    前記チャネル保護膜を除去する際に同時に前記結晶質半導体膜上の自然酸化膜を除去することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  6. 請求項3又は請求項4において、
    前記第1及び第2のチャネル保護膜の除去はウェットエッチング法で行われ、
    前記第1及び第2のチャネル保護膜を除去する際に同時に前記結晶質半導体膜上の自然酸化膜を除去することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項において、
    前記マスク絶縁膜の一部のエッチング除去は、前記マスク絶縁膜上に形成されたフォトレジストマスクを用いて行い、
    前記フォトレジストマスクは裏面露光により形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項において、
    前記活性化後に水素化処理を行うことを特徴とする半導体装置の作製方法。
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