JP2000299216A - 高透磁率磁性材料 - Google Patents
高透磁率磁性材料Info
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- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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- H01F1/34—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高初透磁率と高いインピーダンス特性を同時
に実現することができる高透磁率磁性材料を提供するこ
と。 【解決手段】 主成分組成が52.0〜53.0mol%
のFe203、19.0〜22.0mol%のZnO、残
分MnOからなり、副成分として0.005〜0.025
wt%のSiO2、0.04〜0.07wtのCaOを含
有し、比抵抗が50Ω・cm以上で、かつ、平均結晶粒
径が5μm以上とした高透磁率磁性材料。
に実現することができる高透磁率磁性材料を提供するこ
と。 【解決手段】 主成分組成が52.0〜53.0mol%
のFe203、19.0〜22.0mol%のZnO、残
分MnOからなり、副成分として0.005〜0.025
wt%のSiO2、0.04〜0.07wtのCaOを含
有し、比抵抗が50Ω・cm以上で、かつ、平均結晶粒
径が5μm以上とした高透磁率磁性材料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高透磁率磁性材料
に関し、特に、ノイズフィルタ等の巻線部品に適した高
透磁率磁性材料に関するものである。
に関し、特に、ノイズフィルタ等の巻線部品に適した高
透磁率磁性材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、高性能化の技
術革新が著しく、それに伴い使用されるMn−Zn系フ
ェライトの高性能化、例えば、高透磁率化、及び低損失
化が求められている。なかでも、ノイズフィルタ用のフ
ェライトコアは、高透磁率と高いインピーダンスが要求
されている。
術革新が著しく、それに伴い使用されるMn−Zn系フ
ェライトの高性能化、例えば、高透磁率化、及び低損失
化が求められている。なかでも、ノイズフィルタ用のフ
ェライトコアは、高透磁率と高いインピーダンスが要求
されている。
【0003】一般に、高透磁率を有するMn−Zn系フ
ェライトの主成分組成は、52.0〜54.5mol%の
Fe2O3、24.0〜28.0mol%のMnO、残分
ZnO付近の組成とされており、現在市販されているも
のも、この範囲である。
ェライトの主成分組成は、52.0〜54.5mol%の
Fe2O3、24.0〜28.0mol%のMnO、残分
ZnO付近の組成とされており、現在市販されているも
のも、この範囲である。
【0004】Mn−Zn系フェライトは、副成分として
SiO2,CaO、Bi2O3等を含有させる場合があ
る。SiO2,CaOは、高抵抗の粒界層を形成するこ
とにより、渦電流損失を低減させ、特に初透磁率
(μi)の周波数特性を良好とする目的で添加されてい
る。Bi2O3は、粒成長を促進することを目的として
添加されており、高い初透磁率を得るために必要な大き
い結晶粒径を得るためである。
SiO2,CaO、Bi2O3等を含有させる場合があ
る。SiO2,CaOは、高抵抗の粒界層を形成するこ
とにより、渦電流損失を低減させ、特に初透磁率
(μi)の周波数特性を良好とする目的で添加されてい
る。Bi2O3は、粒成長を促進することを目的として
添加されており、高い初透磁率を得るために必要な大き
い結晶粒径を得るためである。
【0005】また、初透磁率(μi)が高周波まで高い
値を維持すると、その虚数部(μ”)のピーク値は高周
波側に現れ、これによりインピーダンス(Z)も大きく
なる。
値を維持すると、その虚数部(μ”)のピーク値は高周
波側に現れ、これによりインピーダンス(Z)も大きく
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】高い初透磁率を達成す
るためには、上記のような組成を吟味して最適な組成を
選択することと、結晶粒径を比較的大きくし均一にする
ことが必要である。
るためには、上記のような組成を吟味して最適な組成を
選択することと、結晶粒径を比較的大きくし均一にする
ことが必要である。
【0007】しかし、Bi2O3は、粒成長促進には有
効であるが、異常粒発生を促進する因子でもある。異常
粒は、渦電流損失を増加させ、比抵抗の低減につなが
り、かつ大幅なインピーダンスの低減を招く。
効であるが、異常粒発生を促進する因子でもある。異常
粒は、渦電流損失を増加させ、比抵抗の低減につなが
り、かつ大幅なインピーダンスの低減を招く。
【0008】従って、本発明の課題は、高初透磁率と高
いインピーダンス特性を同時に実現することができる高
透磁率磁性材料を提供することである。
いインピーダンス特性を同時に実現することができる高
透磁率磁性材料を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、組成範
囲を限定し、焼結体の比抵抗を50Ω・cm以上、焼結体
の平均結晶粒径を5μm以上とすることで、高い初透磁
率(μi≧5000)と高いインピーダンス(Zmax
≧3000)とを同時に実現する高透磁率磁性材料が得
られる。
囲を限定し、焼結体の比抵抗を50Ω・cm以上、焼結体
の平均結晶粒径を5μm以上とすることで、高い初透磁
率(μi≧5000)と高いインピーダンス(Zmax
≧3000)とを同時に実現する高透磁率磁性材料が得
られる。
【0010】即ち、本発明は、主成分組成が52.0〜
53.0mol%のFe203、19.0〜22.0mo
l%のZnO、残分MnOからなり、副成分として0.
005〜0.025wt%のSiO2、0.04〜0.0
7wtのCaOを含有し、比抵抗が50Ω・cm以上
で、かつ、焼結体の平均結晶粒径が5μm以上である高
透磁率磁性材料である。
53.0mol%のFe203、19.0〜22.0mo
l%のZnO、残分MnOからなり、副成分として0.
005〜0.025wt%のSiO2、0.04〜0.0
7wtのCaOを含有し、比抵抗が50Ω・cm以上
で、かつ、焼結体の平均結晶粒径が5μm以上である高
透磁率磁性材料である。
【0011】また、本発明は、上記高透磁率磁性材料に
0.005〜0.030wt%のBi 2O3を添加した高
透磁率磁性材料である。
0.005〜0.030wt%のBi 2O3を添加した高
透磁率磁性材料である。
【0012】また、本発明は、上記Bi2O3を添加し
た高透磁率磁性材料に0.002〜0.010wt%のC
r203を添加する高透磁率磁性材料である。
た高透磁率磁性材料に0.002〜0.010wt%のC
r203を添加する高透磁率磁性材料である。
【0013】主成分Fe2O3の組成範囲を52.0〜
53.0mol%としたのは、52.0mol%未満であ
ると、インピーダンスが低減するためであり、53.0
mol%を超えると、十分な初透磁率が得られないため
である。
53.0mol%としたのは、52.0mol%未満であ
ると、インピーダンスが低減するためであり、53.0
mol%を超えると、十分な初透磁率が得られないため
である。
【0014】また、ZnOの組成範囲を19.0〜22.
0mol%としたのは、ZnOが19.0mol%未満
では、十分な初透磁率が得られず、22.0mol%を
超えると、キュリー温度(Tc)が低下し、実用的では
なくなるためである。
0mol%としたのは、ZnOが19.0mol%未満
では、十分な初透磁率が得られず、22.0mol%を
超えると、キュリー温度(Tc)が低下し、実用的では
なくなるためである。
【0015】更に、副成分を0.005〜0.025wt
%のSiO2、0.04〜0.07wt%のCaO、0.
005〜0.03wt%のBi2O3、0.002〜0.
010wt%のCr2O3としたのは、SiO2が0.
005wt%未満、またCaOが0.04wt%未満で
あると、高い抵抗値を示す粒界層が得られず、高いイン
ピーダンスが得られないためである。
%のSiO2、0.04〜0.07wt%のCaO、0.
005〜0.03wt%のBi2O3、0.002〜0.
010wt%のCr2O3としたのは、SiO2が0.
005wt%未満、またCaOが0.04wt%未満で
あると、高い抵抗値を示す粒界層が得られず、高いイン
ピーダンスが得られないためである。
【0016】SiO2が0.025wt%を超え、また
CaOが0.07wt%を超えると、十分な初透磁率が
得られない。Bi2O3が0.005wt%未満である
と、結晶粒成長の効果が得られず、0.03wt%を超
えると、Cr2O3の添加範囲では、異常粒成長を抑制
できず、異常粒の発生により、渦電流損失が増加し、比
抵抗、インピーダンスを低減させるためである。
CaOが0.07wt%を超えると、十分な初透磁率が
得られない。Bi2O3が0.005wt%未満である
と、結晶粒成長の効果が得られず、0.03wt%を超
えると、Cr2O3の添加範囲では、異常粒成長を抑制
できず、異常粒の発生により、渦電流損失が増加し、比
抵抗、インピーダンスを低減させるためである。
【0017】Cr2O3が、0.002wt%未満であ
ると、異常粒成長を抑制させる効果が十分に得られず、
0.010wt%を超えると、結晶粒内に不純物として
固溶し、初透磁率を低下させるためである。
ると、異常粒成長を抑制させる効果が十分に得られず、
0.010wt%を超えると、結晶粒内に不純物として
固溶し、初透磁率を低下させるためである。
【0018】比抵抗を50Ω・cm以上としたのは、比
抵抗が50Ω・cm未満であると、十分なインピーダン
スが得られないためであり、更に、初透磁率の周波数特
性を良好にするためである。平均結晶粒径を5μm以上
としたのは、平均結晶粒径が5μm未満であると、十分
な初透磁率が得られないためである。
抵抗が50Ω・cm未満であると、十分なインピーダン
スが得られないためであり、更に、初透磁率の周波数特
性を良好にするためである。平均結晶粒径を5μm以上
としたのは、平均結晶粒径が5μm未満であると、十分
な初透磁率が得られないためである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0020】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0021】発明品1〜7として、主成分組成が52.
0〜53.0mol%のFe2O3、19.0〜22.0
mol%のZnO、残分MnOからなり、副成分として
0.015wt%のSiO2、CaOに換算して0.05
5wt%のCa(OH)2を秤量し、アトライターを用
いて2時間混合した。
0〜53.0mol%のFe2O3、19.0〜22.0
mol%のZnO、残分MnOからなり、副成分として
0.015wt%のSiO2、CaOに換算して0.05
5wt%のCa(OH)2を秤量し、アトライターを用
いて2時間混合した。
【0022】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0023】また、比較品1〜4として、主成分組成が
51.0mol%のFe2O3、20.5mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO(比較品1)、主成分
組成が54.0mol%のFe 2O3、20.5mol%
のZnO、残分MnO、副成分として0.015wt%
のSiO2、0.055wt%のCaO(比較品2)、
主成分組成が52.5mol%のFe2O3、18.0m
ol%のZnO、残分MnO、副成分として0.015
wt%のSiO2、0.055wt%のCaO(比較品
3)、主成分組成が52.5mol%のFe2O3、2
3.0mol%のZnO、残分MnO、副成分として0.
015wt%のSiO2、0.055wt%のCaO
(比較品4)を含有するMn−Zn系フェライトを同様
の工程で作製した。
51.0mol%のFe2O3、20.5mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO(比較品1)、主成分
組成が54.0mol%のFe 2O3、20.5mol%
のZnO、残分MnO、副成分として0.015wt%
のSiO2、0.055wt%のCaO(比較品2)、
主成分組成が52.5mol%のFe2O3、18.0m
ol%のZnO、残分MnO、副成分として0.015
wt%のSiO2、0.055wt%のCaO(比較品
3)、主成分組成が52.5mol%のFe2O3、2
3.0mol%のZnO、残分MnO、副成分として0.
015wt%のSiO2、0.055wt%のCaO
(比較品4)を含有するMn−Zn系フェライトを同様
の工程で作製した。
【0024】表1に、発明品1〜7と比較品1〜4の平
均結晶粒径、比抵抗、キュリー温度(Tc)、100k
Hzにおける初透磁率(μi)、巻線数10Turnの
インピーダンスの最大値(Zmax)を示す。
均結晶粒径、比抵抗、キュリー温度(Tc)、100k
Hzにおける初透磁率(μi)、巻線数10Turnの
インピーダンスの最大値(Zmax)を示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1に示す結果から明らかなように、発明
品1〜7は、初透磁率(μi)≧5000で、かつ、イ
ンピーダンス最大値(Zmax)≧3000を満たす高
透磁率磁性材料であることがわかる。
品1〜7は、初透磁率(μi)≧5000で、かつ、イ
ンピーダンス最大値(Zmax)≧3000を満たす高
透磁率磁性材料であることがわかる。
【0027】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0028】発明品8〜13として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnOからなり、副成分として0.005〜0.
025wt%のSiO2、CaOに換算して0.040
〜0.070wt%のCa(OH) 2を秤量し、アトラ
イターを用いて2時間混合した。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnOからなり、副成分として0.005〜0.
025wt%のSiO2、CaOに換算して0.040
〜0.070wt%のCa(OH) 2を秤量し、アトラ
イターを用いて2時間混合した。
【0029】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0030】また、比較品5〜8として、主成分組成が
52.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として無添加のSiO2、0.
055wt%のCaO(比較品5)、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.030wt%のSi
O 2、0.055wt%のCaO(比較品6)、主成分
組成が52.5mol%のFe2O3、21.0mol%
のZnO、残分MnO、副成分として0.015wt%
のSiO2、0.030wt%のCaO(比較品7)、
主成分組成が52.5mol%のFe2O3、21.0m
ol%のZnO、残分MnO、副成分として0.015
wt%のSiO2、0.080wt%のCaO(比較品
8)を含有するMn−Zn系フェライトを同様の工程で
作製した。
52.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として無添加のSiO2、0.
055wt%のCaO(比較品5)、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.030wt%のSi
O 2、0.055wt%のCaO(比較品6)、主成分
組成が52.5mol%のFe2O3、21.0mol%
のZnO、残分MnO、副成分として0.015wt%
のSiO2、0.030wt%のCaO(比較品7)、
主成分組成が52.5mol%のFe2O3、21.0m
ol%のZnO、残分MnO、副成分として0.015
wt%のSiO2、0.080wt%のCaO(比較品
8)を含有するMn−Zn系フェライトを同様の工程で
作製した。
【0031】表2に、本発明品8〜13と比較品5〜8
の平均結晶粒径、比抵抗、キュリー温度(Tc)、10
0kHzにおける初透磁率(μi)及び巻線数10Tu
rnのインピーダンスの最大値(Zmax)を示す。
の平均結晶粒径、比抵抗、キュリー温度(Tc)、10
0kHzにおける初透磁率(μi)及び巻線数10Tu
rnのインピーダンスの最大値(Zmax)を示す。
【0032】
【表2】
【0033】表2から、本発明の組成範囲内(発明品8
〜10及び発明品11〜13)で、初透磁率(μi)≧
5000であり、かつ、インピーダンス最大値(Z
max)≧3000を満たす高透磁率磁性材料が得られ
ることがわかる。
〜10及び発明品11〜13)で、初透磁率(μi)≧
5000であり、かつ、インピーダンス最大値(Z
max)≧3000を満たす高透磁率磁性材料が得られ
ることがわかる。
【0034】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0035】発明品14として、主成分組成が52.5
mol%のFe2O3、21.0mol%のZnO、残
分MnO、副成分として0.015wt%のSiO2、
CaOに換算して0.055wt%のCa(OH)2を
秤量し、アトライターを用いて2時間混合した。
mol%のFe2O3、21.0mol%のZnO、残
分MnO、副成分として0.015wt%のSiO2、
CaOに換算して0.055wt%のCa(OH)2を
秤量し、アトライターを用いて2時間混合した。
【0036】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0037】また、比較品9として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO(比較品9)を含有す
るMn−Zn系フェライトをアトライターを用いて2時
間混合した。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO(比較品9)を含有す
るMn−Zn系フェライトをアトライターを用いて2時
間混合した。
【0038】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間、上記発明品9より
低い酸素濃度で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間、上記発明品9より
低い酸素濃度で焼成した。
【0039】表3に、発明品9と比較品14の平均結晶
粒径、比抵抗、キュリー温度(Tc)、10kHz、1
00kHzにおける初透磁率(μi)、巻線数10Tu
rnのインピーダンスの最大値(Zmax)を示す。
粒径、比抵抗、キュリー温度(Tc)、10kHz、1
00kHzにおける初透磁率(μi)、巻線数10Tu
rnのインピーダンスの最大値(Zmax)を示す。
【0040】
【表3】
【0041】表3から、本発明品14は、初透磁率(μ
i)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値(Z
max)≧3000の高透磁率磁性材料である。
i)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値(Z
max)≧3000の高透磁率磁性材料である。
【0042】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0043】発明品15として、主成分組成が52.5
mol%のFe2O3、21.0mol%のZnO、残
分MnO、副成分として0.015wt%のSiO2、
CaOに換算して0.055wt%のCa(OH)2を
秤量し、アトライターを用いて2時間混合した。
mol%のFe2O3、21.0mol%のZnO、残
分MnO、副成分として0.015wt%のSiO2、
CaOに換算して0.055wt%のCa(OH)2を
秤量し、アトライターを用いて2時間混合した。
【0044】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0045】また、比較品10として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO(比較品10)を含有
するMn−Zn系フェライトをアトライターを用いて2
時間混合した。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO(比較品10)を含有
するMn−Zn系フェライトをアトライターを用いて2
時間混合した。
【0046】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
00℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
00℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0047】表4に、発明品15と比較品10の平均結
晶粒径、比抵抗、100kHzにおける初透磁率
(μi)、巻線数10Turnのインピーダンスの最大
値(Zma x)を示す。
晶粒径、比抵抗、100kHzにおける初透磁率
(μi)、巻線数10Turnのインピーダンスの最大
値(Zma x)を示す。
【0048】
【表4】
【0049】表4より、発明品15は、初透磁率
(μi)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値
(Zmax)≧3000の高透磁率磁性材料である。
(μi)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値
(Zmax)≧3000の高透磁率磁性材料である。
【0050】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0051】発明品16〜19として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、CaOに換算して0.055wt%のCa(O
H)2、0wt%及び0.005〜0.030wt%のB
i2O3を秤量し、アトライターを用いて2時間混合し
た。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、CaOに換算して0.055wt%のCa(O
H)2、0wt%及び0.005〜0.030wt%のB
i2O3を秤量し、アトライターを用いて2時間混合し
た。
【0052】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0053】また、比較品11として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO、0.040wt%のB
i2O3(比較品11)を含有するMn−Zn系フェラ
イトを、アトライターを用いて2時間混合した。混合
後、スプレードライヤーで造粒した。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO、0.040wt%のB
i2O3(比較品11)を含有するMn−Zn系フェラ
イトを、アトライターを用いて2時間混合した。混合
後、スプレードライヤーで造粒した。
【0054】その後、各混合粉末を850℃の大気中で
2時間予焼した。得られた粉末をアトライターを用いて
粉砕した。粉砕後、スプレードライヤーにて造粒し、2
5mmφ−15mmφ−12mmのトロイダル形状にプ
レスし、1300℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成
した。
2時間予焼した。得られた粉末をアトライターを用いて
粉砕した。粉砕後、スプレードライヤーにて造粒し、2
5mmφ−15mmφ−12mmのトロイダル形状にプ
レスし、1300℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成
した。
【0055】表5に、発明品16〜19と比較品11の
平均結晶粒径、比抵抗、10kHz、100kHzにお
ける初透磁率(μi)、巻線数10Turnのインピー
ダンスの最大値(Zmax)を示す。
平均結晶粒径、比抵抗、10kHz、100kHzにお
ける初透磁率(μi)、巻線数10Turnのインピー
ダンスの最大値(Zmax)を示す。
【0056】
【表5】
【0057】表5より、発明品16〜19は、初透磁率
(μi)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値
(Zmax)≧3000の高透磁率磁性材料である。
(μi)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値
(Zmax)≧3000の高透磁率磁性材料である。
【0058】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0059】発明品20〜23として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、CaOに換算して0.055wt%のCa(O
H)2、0.030wt%のBi2O3、0wt%及び
0.002〜0.010wt%のCr2O3を秤量し、ア
トライターを用いて2時間混合した。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、CaOに換算して0.055wt%のCa(O
H)2、0.030wt%のBi2O3、0wt%及び
0.002〜0.010wt%のCr2O3を秤量し、ア
トライターを用いて2時間混合した。
【0060】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0061】また、比較品12として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO、0.030wt%のB
i2O3、0.015wt%のCr2O3(比較品1
4)を含有するMn−Zn系フェライトをアトライター
を用いて2時間混合した。
2.5mol%のFe2O3、21.0mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.055wt%のCaO、0.030wt%のB
i2O3、0.015wt%のCr2O3(比較品1
4)を含有するMn−Zn系フェライトをアトライター
を用いて2時間混合した。
【0062】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
00℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
00℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0063】表6に、発明品20〜23と比較品13の
平均結晶粒径、比抵抗、100kHzにおける初透磁率
(μi)、巻線数10Turnのインピーダンスの最大
値(Zmax)を示す。
平均結晶粒径、比抵抗、100kHzにおける初透磁率
(μi)、巻線数10Turnのインピーダンスの最大
値(Zmax)を示す。
【0064】
【表6】
【0065】表6より、Cr2O3の添加にともない初
透磁率は減少の傾向を示し、インピーダンスの最大値は
増加の傾向を示している。発明品20〜23は、初透磁
率(μi)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値
(Zmax)≧3000を満たすことがわかる。
透磁率は減少の傾向を示し、インピーダンスの最大値は
増加の傾向を示している。発明品20〜23は、初透磁
率(μi)≧5000で、かつ、インピーダンス最大値
(Zmax)≧3000を満たすことがわかる。
【0066】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態について説明する。
の実施の形態について説明する。
【0067】発明品24として、主成分組成が52.5
mol%のFe2O3、20.5mol%のZnO、残
分MnO、副成分として0.015wt%のSiO2、
CaOに換算して0.050wt%のCa(OH)2、
0.020wt%のBi2O3、0.005wt%のCr
2O3を秤量し、アトライターを用いて2時間混合し
た。
mol%のFe2O3、20.5mol%のZnO、残
分MnO、副成分として0.015wt%のSiO2、
CaOに換算して0.050wt%のCa(OH)2、
0.020wt%のBi2O3、0.005wt%のCr
2O3を秤量し、アトライターを用いて2時間混合し
た。
【0068】混合後、スプレードライヤーで造粒した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
その後、各混合粉末を850℃の大気中で2時間予焼し
た。得られた粉末をアトライターを用いて粉砕した。粉
砕後、スプレードライヤーにて造粒し、25mmφ−1
5mmφ−12mmのトロイダル形状にプレスし、13
50℃の焼成温度、保持時間2時間で焼成した。
【0069】また、従来品1として、主成分組成が5
2.5mol%のFe2O3、20.5mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.050wt%のCaO(従来品1)を含有す
るMn−Zn系フェライトをアトライターを同様の工程
で作製した。
2.5mol%のFe2O3、20.5mol%のZn
O、残分MnO、副成分として0.015wt%のSi
O2、0.050wt%のCaO(従来品1)を含有す
るMn−Zn系フェライトをアトライターを同様の工程
で作製した。
【0070】表7に、発明品22と従来品1の平均結晶
粒径、比抵抗、100kHzにおける初透磁率(μ
i)、巻線数10Turnのインピーダンスの最大値
(Zmax)を示す。
粒径、比抵抗、100kHzにおける初透磁率(μ
i)、巻線数10Turnのインピーダンスの最大値
(Zmax)を示す。
【0071】
【表7】
【0072】表7より、発明品22は、従来品1と比較
して、初透磁率(μi)、インピーダンスの最大値(Z
max)、及び比抵抗が高く、かつ、高い初透磁率(μ
i)≧5000と高いインピーダンス最大値
(Zmax)≧3000を同時に満足していることがわ
かる。
して、初透磁率(μi)、インピーダンスの最大値(Z
max)、及び比抵抗が高く、かつ、高い初透磁率(μ
i)≧5000と高いインピーダンス最大値
(Zmax)≧3000を同時に満足していることがわ
かる。
【0073】
【発明の効果】以上、説明したごとく、本発明によれ
ば、高い初透磁率と高いインピーダンス特性を同時に実
現できる高透磁率磁性材料が得られる。従って、各種用
途に使用されることが期待でき、特に、ノイズフィルタ
用のフェライトコアとして最適である。
ば、高い初透磁率と高いインピーダンス特性を同時に実
現できる高透磁率磁性材料が得られる。従って、各種用
途に使用されることが期待でき、特に、ノイズフィルタ
用のフェライトコアとして最適である。
Claims (3)
- 【請求項1】 主成分組成が52.0〜53.0mol%
のFe203、19.0〜22.0mol%のZnO、残
分MnOからなり、副成分として0.005〜0.025
wt%のSiO2、0.04〜0.07wtのCaOを含
有し、比抵抗が50Ω・cm以上で、かつ、平均結晶粒
径が5μm以上であることを特徴とする高透磁率磁性材
料。 - 【請求項2】 請求項1記載の高透磁率磁性材料に0.
005〜0.030wt%のBi2O3を添加したこと
を特徴とする高透磁率磁性材料。 - 【請求項3】 請求項2記載の高透磁率磁性材料に0.
002〜0.010wt%のCr203を添加すること
を特徴とする高透磁率磁性材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105561A JP2000299216A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 高透磁率磁性材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105561A JP2000299216A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 高透磁率磁性材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000299216A true JP2000299216A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14410965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11105561A Pending JP2000299216A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 高透磁率磁性材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000299216A (ja) |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11105561A patent/JP2000299216A/ja active Pending
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050912 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071205 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071212 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080409 |