JP2000295739A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/22—Installations of cables or lines through walls, floors or ceilings, e.g. into buildings
Abstract
性に優れたグロメットを得る。 【解決手段】 グロメット本体2の外周部6に、パネル
10の開口周縁12を係入するパネル嵌合部7を形成す
ると共に、パネル嵌合部7に近接する前記外周部6を、
リテーナ20及び前記パネル10で挟持してボルト・ナ
ットで緊締する。
Description
等を挿通して保持するとともに、被取付体となるパネル
等の取付孔との隙間から水等が浸入するのを防止するグ
ロメットに関し、特に、パネル等への取付け性が向上す
るグロメットに関する。
8〜図10に示すようなグロメットが知られている。こ
のグロメット60は、漏斗状のグロメット本体62をパ
ネル75に押し付けた状態で、リテーナ70及びボルト
80、ナット81を用いてパネル75にねじ止め固定す
る。以下、グロメット60の取付け方法を説明する。
すように、グロメット本体62の外周部63に形成した
リップ64を圧接するように矢印F方向の力をかけた状
態でパネル75上の所定位置にあてがわれる。次いで、
図10に示すようにリテーナ70をグロメット本体62
の外周部63に形成した嵌合溝66に係入した状態でパ
ネル75上に位置合わせし、リテーナ70及びパネル7
5に穿設した孔にボルト80を差し込んで、ナット81
を用いて緊締する。これにより、グロメット60は、グ
ロメット本体62の外周部63が挟持されてパネル75
に取り付けられる。このように構成したグロメット60
は、従来のパネル取付孔に単に嵌め合わせるタイプに比
べて、振動等によるパネルからの不用意な脱落が防止さ
れて信頼性が高い。
ボルト固定されるグロメット60では、既述のように、
グロメット本体62をパネル75に押し付けながら、リ
テーナ70をパネル75上に位置合わせしつつ保持し
て、更に、ボルト80とナット81を用いてパネル75
への固定を行わなければならない。このため、グロメッ
ト60の取付け性は悪く、作業効率を低下させていた。
特に、自動車等の比較的狭い作業空間では、取付け作業
が一層困難なものになった。
プ64を押し付けるだけの構造で、防水性を確保してい
たために、例えばパネル75面に凹凸があった場合に、
密着性が低下して所望の防水効果が得られない欠点があ
った。
被取付体への取付け性が改善されると同時に、防水性に
も優れて高い信頼性が得られるグロメットを提供するこ
とを目的とする。
に本発明に係るグロメットは、ワイヤーハーネス等を挿
通し被取付体にねじ固定されるグロメットにおいて、本
体外周部に、前記被取付体に形成した開口周縁を係止す
る仮止用の被取付体嵌合部を形成すると共に、前記被取
付体嵌合部に近接する本体外周部をリテーナ及び前記被
取付体で挟持してボルト・ナットで緊締することによ
り、前記被取付体に固定保持されることを特徴とするも
のである。
取付体嵌合部に被取付体に開口した取付孔の開口周縁を
係入することにより、グロメットを被取付体に仮止めす
ることができる。したがって、その後の作業で、リテー
ナを用いてボルト・ナットで取り付ける際に、グロメッ
トの保持を不要にして取付けできる。
た被取付体嵌合部に係入させているので、本体外周部に
形成されるリップの被取付体への圧接力とによって、シ
ール性を高めることができる。
好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明に係るグロメットの第1の実施形態を示す一
部切欠斜視図、図2はグロメットの取付け方法を説明す
る断面図、図3は図2のA部拡大図であり、本発明に係
るグロメットの要部拡大図、図4はグロメットのパネル
取付時の断面図である。
しないワイヤハーネスを挿通させて保護する略ロート状
に形成された樹脂製のグロメット本体2からなる。そし
て、グロメット本体2は、リテーナ20及びボルト30
・ナット31を用いて被取付体であるパネル10に取り
付けられる。
図示のワイヤーハーネスを挿通させ保持する小筒部3
と、この小筒部3より大径の中筒部4と、中筒部4より
も更に大径に形成された大筒部5とを備える。大筒部5
は、図3に示すようにパネル10上に押し付けられる外
周部6を形成すると共に、パネル押付面6aに複数条の
環状リップ8を備える。また、パネル押付面6aに近接
する外周部6には、リテーナ20端部が係入される嵌合
溝9が周設されている。
パネル10に穿設した取付孔11の周縁(開口周縁)1
2を係入させることにより、グロメット本体2をパネル
10に仮止めできる被取付体嵌合部(パネル嵌合部)7
を備える。更に、グロメット本体2をパネル10上に押
圧して取付孔11に貫入することにより、取付孔11の
開口周縁12が通過した後弾性復帰してパネル面と当接
する先端突起7aが、パネル嵌合部7に隣接した外周部
6に設けてある。
溝9に係入される内周部21と、内周部21から段差を
付けて形成した外周部22とからな環状部材で、外周部
22に穿設された孔23とパネル10に穿設した孔15
とを位置合わせした状態で、ボルト30を挿通してナッ
ト31で緊締することにより、パネル10に固定される
ものである。
取付け方法を説明する。先ず、図2に示すようにグロメ
ット本体2を矢印F方向に押圧してパネル10の取付孔
11に差し込むことにより、パネル10の開口周縁12
が、グロメット本体2の先端突起7aを乗り越えてパネ
ル嵌合部7に係入する。これによって、グロメット1は
パネル10に仮止めされる。
成したリップ8は、図3に示すように、パネル10を押
圧した圧潰状態になる。つまり、グロメット1をパネル
10に仮止めした時点で、リップ8及びパネル嵌合部7
に係入される開口周縁12の押圧力の作用により、グロ
メット本体2の外部から浸入する水をシールすることが
できるようになっている。
テーナ20の内周部21を係入した状態で、リテーナ2
0に形成した孔23とパネル10の孔15(共に図1参
照)とを位置合わせする。そして、各孔23、15を挿
通するように、ボルト30を矢印bで示す方向より差し
込んだ後、ナット31を用いて緊締する。これにより、
グロメット本体2は外周部6が、リテーナ20及びパネ
ル10により圧接・挟持された状態でパネル10に固定
保持される。そして、このとき、リップ8は一層圧潰状
態にされてシール性が増大する。
にパネル10の開口周縁12を係入させてグロメット1
を仮止めすることにより、リテーナ20をパネル10に
取り付ける際の、グロメット本体2を保持してパネル1
0上にあてがう接続作業を不要にしてボルト締めができ
る。したがって、グロメット1のパネル10への取り付
けを容易にして取付け作業を向上させることができる。
また、リテーナ20の取り付け以前に生じるリップ8の
圧接と、パネル10のパネル嵌合部7への係入と、更に
リテーナ20による圧接作用とにより、シール性が増大
して防水力を向上できる。
施形態を図5〜図7に基づいて説明する。なお、第1の
実施形態と同一部材、同一部位には同一符号を付して説
明を省略する。この実施形態では、図5に示すように、
グロメット本体42のパネル貫入側の先端が、先の実施
の形態の先端突起7a(図3参照)に代えて、先細のテ
ーパ部45とされたものである。
テーパ部45を、図5の矢印c方向より、パネル10の
取付孔11に差し込んでグロメット本体42を押圧する
と、パネル10の開口周縁12がテーパ部45の基部7
を半径内方向へ弾性圧縮した状態で該基部7に係止され
る。つまり、本実施形態では、テーパ部45の基部7が
被取付体嵌合部として作用する。そして、図6に示すよ
うに、パネル押付面6aに形成したリップ8がパネル1
0の開口周縁12を押し付けた状態でグロメット本体4
2がパネル10に仮止めされる。
をグロメット本体42の嵌合溝9に係入させた状態であ
てがい、矢印d方向よりボルト30を差し込んでナット
31で緊締する。これにより、リテーナ20及びパネル
10がグロメット本体42の外周部6を挟持して、グロ
メット40をパネル10に固定する。このとき、リップ
8は圧潰状態にされる。
の先端をテーパ部45としたので、グロメット40の取
付孔11への挿入を容易にして作業性が向上できる。ま
た、第1実施の形態と同様、パネル10の開口周縁12
をテーパ部45の基部7に係止させることによって、グ
ロメット本体42をパネル10に仮止めできて作業性が
改善する。更に、リップ8の圧潰状態と開口周縁12の
パネル嵌合部7への係止とによって、シール性を増大さ
せて防水力を向上できる。
ットによれば、被取付体の開口周縁に被取付体嵌合部を
係止させてグロメットを被取付体に仮止めしているの
で、リテーナをボルト・ナットを用いて被取付体に取り
付ける際に、グロメットを被取付体に押し付けながら作
業しなくてもよい。この結果、グロメットの被取付体へ
の取り付けを容易にして取付け作業が改善される。ま
た、被取付体の開口周縁を被取付体嵌合部に係止させて
いるので、開口周縁を被取付体嵌合部でシールすること
ができる。そして、リップの圧潰状態による作用と共
に、防水力を向上させてグロメット外部からの水の浸入
を好適に阻止することができる。
す一部切欠斜視図である。
図である。
ットの要部拡大図である。
る。
る取付け方法を説明する断面図である。
ットの要部拡大図である。
る。
図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤーハーネス等を挿通し被取付体に
ねじ固定されるグロメットにおいて、本体外周部に、前
記被取付体に形成した開口周縁を係止する仮止用の被取
付体嵌合部を形成すると共に、前記被取付体嵌合部に近
接する本体外周部をリテーナ及び前記被取付体で挟持し
てボルト・ナットで緊締することにより、前記被取付体
に固定保持されることを特徴とするグロメット。
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- 1999-03-31 JP JP09349299A patent/JP3442305B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 2000-03-27 US US09/453,898 patent/US20020138942A1/en not_active Abandoned
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Also Published As
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