JP2595905Y2 - パネル固定コネクタの防水構造 - Google Patents

パネル固定コネクタの防水構造

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JP2595905Y2 JP1992027311U JP2731192U JP2595905Y2 JP 2595905 Y2 JP2595905 Y2 JP 2595905Y2 JP 1992027311 U JP1992027311 U JP 1992027311U JP 2731192 U JP2731192 U JP 2731192U JP 2595905 Y2 JP2595905 Y2 JP 2595905Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パネル固定コネクタの
防水構造に関し、詳しくは、自動車のパネルに穿設した
貫通穴に、ワイヤハーネス接続用のコネクタをゴム製の
ブーツを介してボルトによりパネルに固定するものにお
いて、上記ブーツおよびボルト等に改良を加えて防水機
能の向上等を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパネルの貫通穴に取り付
ける防水コネクタとして、図7および図8に示す構造の
ものが提案されている。(特開昭54−116694号
参照)上記防止コネクタにおいては、パネル1に穿設し
た貫通穴2に取り付ける雌雄嵌合するコネクタ3、4の
うち、パネル外部側に配置するコネクタ3の外面に、
0.2mm程度の極薄肉の防水カバー5を一連に被覆し、
かつ、パネル1との接合面にも該防水カバー5を被覆し
ている。
【0003】上記コネクタ3には締付ボルト6が貫通し
て取り付けられており、コネクタ4側のボルト穴7に締
付ボルト6を螺合して締め付け、それによって、コネク
タ3と4とを結合すると共に、コネクタ3の端面をパネ
ル1に圧接している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記防水コネクタにお
いては、詳細には記載および図示されていないが、コネ
クタ3に貫通して取り付けた締付ボルト6の部分におい
て、防水カバー5が締付ボルト6に密着した状態である
と、ボルト6の締付時に防水カバー5を噛み込み、一連
とした防水カバー5に変形を発生させ、該防水カバー5
が極薄肉であることからも、変形が大きい場合には亀裂
が発生しやすい。一方、締付ボルトに防水カバー5が密
着していないと、該ボルト締付部分に隙間が発生してシ
ール性を保持できない欠点がある。
【0005】また、コネクタ3のパネル接合面も防水カ
バー5で被覆されているため、図8に示すように、他方
のコネクタ4側に挿入している端子8が防水カバー5を
突き破って挿入されている。このため、例えば、コネク
タ3が接続したワイヤハーネスWに引っ張られてコネク
タ3の端縁側とパネルとの間に隙間が生じると、該隙間
から上記端子により突き破られた部分を通して端子収容
室内に浸水が生じる恐れがある。
【0006】本考案は上記した問題を解消せんとするも
ので、ボルト締付時におけるブーツの噛み込みを無くす
と共に、ブーツのハーネス案内筒部が引っ張られた場合
においても防水性能を保持出来る構造とすることを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、ゴム製のブーツで被覆したコネクタハウジ
ングをボルトによりパネル貫通穴に固定するものであっ
て、上記コネクタハウジングに、上記ボルトを挿入する
軸穴を有するボルト取付部を設け、上記ブーツには、そ
の外周縁に第1のシール部を設けると共に、上記コネク
タハウジングの軸穴に連通するボルト取付穴と、該ボル
ト取付穴の周縁の肉厚を大とした第2シール部とを設
け、上記ボルトに、頭部ツバ部と、上記コネクタハウジ
ングの軸穴よりも大径であって上記第2シール部の肉厚
よりも長さが長い大径段部と、上記コネクタハウジング
の軸穴よりも小径であってその外周面をネジ切りした軸
部とを軸方向に連続して設け、上記ボルト取付穴を介し
て軸穴から貫通させたボルトの軸部の螺合作用によりコ
ネクタハウジング及びブーツをパネルに押圧し、上記ブ
ーツの第1シール部をパネル外面に密着させると共に、
上記第2シール部を上記ボルトの大径部の外周面に密着
させ、かつ、大径段部の下端面をボルト取付部の上端面
で係止していることを特徴とするパネル固定コネクタの
防水構造を提供するものである。
【0008】上記第2シール部はボルト取付穴の周縁よ
り円筒形状に突設させており、その外周面に環状溝を形
成し、該環状溝にワッシャを嵌め込んで、第2シール部
を上記ボルトの大径段部外周面に圧接することが好まし
い。一方、上記ブーツに設ける第1シール部は断面略三
角形状とし、その外側斜面が内側斜面より長く、かつ、
その上部に係止するコネクタハウジングのツバ部による
押圧点が、第1シール部の先端頂点がパネルに押圧され
る押圧点より外側に位置し、先端頂点が内向きに倒れる
ように付勢していることが好ましい。このように第1シ
ール部を内向きに倒すようにすると、変形時にパネルと
の間に隙間を発生させず、確実なシールを行うことがで
きる。
【0009】さらに本考案は、パネル貫通穴にコネクタ
ハウジングをゴム製のブーツを介してボルトにより固定
するものでとして、上記ブーツの外周端縁に第1シール
部を設け、該第1シール部をパネル外面に圧接させると
共に、該ブーツに穿設したボルト取付穴の周縁に肉厚と
した第2シール部を設け、該第2シール部をボルトの外
周面に圧接させ、かつ、上記ブーツの外面に、硬質な樹
脂製のブーツカバーを密着して取り付け、該ブーツカバ
ーにより上記第1シール部が外側に変形するのを防止し
ていることを特徴とするパネル固定コネクタの防水構造
を提供するものである。
【0010】
【作用】上記のようにブーツに、バネルとの間のシール
を図る第1シール部と、ボルトとの間のシールを図る第
2シール部の両方を設けていることにより、防水性能を
向上させることが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図1から図5に示す実施例に
より詳細に説明する。図1の分解斜視図において、10
はパネル、11は雄コネクタハウジング、12は雌コネ
クタハウジング、13は雌コネクタハウジング12に取
り付けるブーツ、14はブーツカバー、15は雌雄コネ
クタハウジング11と12とを結合すると共にこれら結
合した雌雄コネクタハウジング11と12とをパネル1
0に固定するためのボルトである。
【0012】図1に示すように、雌コネクタハウジング
12には予めゴム製のブーツ13を外嵌すると共に、該
ブーツ13に硬質な樹脂製のブーツカバー14を外嵌
し、これらブーツ13およびブーツカバー14を取り付
けた状態で、ボルト15を雌コネクタハウジング12に
組み付けている。この状態でパネル10の外部側Xから
パネル10の貫通穴16に雌コネクタハウジング12の
内部側を挿入し、パネル10の内部側Yにロック片11
aにより仮係止している雄コネクタハウジング11と嵌
合し、上記雌コネクタハウジング12に予め取り付けて
いるボルト15を雄コネクタハウジング11の内部に形
成しているナット部17に螺嵌し、雌雄コネクタハウジ
ング11と12とを結合している。
【0013】上記ボルト15による締付時に、雌コネク
タハウジング12に外嵌しているブーツ13の第1シー
ル部分13aがパネル10の外面10aに圧接して雌コ
ネクタハウジング12をパネル10に固定し、よって、
雌雄コネクタハウジング12と11とをパネル10に固
定している。
【0014】上記のように、第1シール部13aと第2
シール部13cを有するブーツ13を用いることにより
十分に防水を図ることが出来る。さらに、防水性を向上
させるために、ブーツ13にブーツカバー14を取り付
けることが好ましい。さらに、より以上に防水性を向上
させるためには、ブーツ13およびボルト15の形状を
改良して、ワッシャ18を取り付けることが好ましい。
【0015】即ち、ボルト15は図2に示すように、頭
部15aの下部にツバ部15bを設け、該ツバ部15b
の下部に大径段部15cを設け、該大径段部15cの下
部に小径の軸部15dを設けている。上記大径段部15
cは頭部15aと略同径の断面円形であり、所要の高さ
Hに設定している。上記軸部15dの下側外周面にはネ
ジ15eを刻設し、嵌合する雄コネクタハウジング11
のナット17に螺着するようにしている。
【0016】ゴム製のブーツ13は雌コネクタハウジン
グ12のパネル外部側Xに配置される部分をカバーする
形状としており、かつ、ハーネス案内筒部13zを突設
している。該ブーツ13には、図2に示すようにボルト
15の取付部分に、ボルト取付穴13bを形成すると共
に、該ボルト取付穴13bの周縁に肉厚を大としたカラ
ー状の第2シール部13cを形成している。該第2シー
ル部13cの高さはボルト大径段部15cの高さより僅
かに短く設定している。かつ、該第2シール部13cの
内周面には軸方向に連続させた複数段の凹凸部13dを
形成している。これら凹凸部13dの凸部をボルト大径
段部15cの外周面に圧接することにより、複数箇所
(図示の実施例では3箇所)でシール出来るようにしてい
る。
【0017】また、上記シール部13cの外周面には環
状溝13eを刻設し、該環状溝13eに硬質材からなる
ワッシャ18を嵌め込み、該ワッシャ18により第2シ
ール部13cの内周面がボルト大径段部15cの外周面
に圧接するように保持している。
【0018】上記ブーツ13の外周端縁にパネル10の
外面10aに圧接する上記第1シール部13aを形成し
ている。該第1シール部13aは側壁部13fの先端よ
り断面三角形状に突出し、下端頂点13gをパネル外面
10aに圧接させるようにしている。該断面三角形の形
状は外側斜面13hの長さL1を内側斜面13iの長さ
L2より大としている。かつ、断面三角形の上端平坦面
13jに雌コネクタハウジング12のツバ部12aを当
接させると共に、該ツバ部12aの先端に突設した押圧
凸部12bを嵌め込む凹部13kを上端平坦面13jに
形成している。
【0019】図4に詳細に示すように、上記雌コネクタ
ハウジングのツバ部押圧凸部12bによりブーツ13を
押圧する押圧点P1は、該ブーツ13の第1シール部1
3aがパネル10を押圧する押圧点P2より外側に位置
させている。このように押圧点P1を押圧点P2より外
側に位置させることにより、第1シール部13aの下端
頂点13gがつぶれた場合に、全周にわたって、矢印X
1で示す内側に倒れやすくして防水性能を向上させてい
る。
【0020】上記ブーツ13はゴム製であるため、例え
ば、図5で矢印Z方向に力が作用した場合、上記第1シ
ール部13a、第2シール部13cで上記力の作用方向
に変形が生じて防水性能が低下することがあるため、ブ
ーツ13の外面全体に密着するように薄肉の樹脂製のブ
ーツカバー14を被せて、上記第1シール部13a、第
2シール部13bの変形を抑止し、確実に防水が為され
るようにしている。即ち、上記ブーツカバー14は、そ
の側壁部14aの内面に突設した係止部14bをブーツ
13の側壁部13fに形成した係止溝13mに挿入し
て、ブーツカバー14をブーツ13に係止保持してい
る。
【0021】上記ブーツカバー14の側壁部14aはブ
ーツ13の側壁部13fの先端近傍まで被せており、よ
って、側壁部13fの先端の第1シール部13aが矢印
X2で示す外側に逃げてパネル外面10aとの間に隙間
が発生しシール性が損なわれることを防止している。
【0022】一方、上記ボルト15を貫通させる雌コネ
クタハウジング12には、外側へ突出させた円筒形状の
ボルト取付部12cを一体に形成している。該ボルト取
付部12cの軸穴内径d1は、ボルト15の軸部15d
の外径より僅かに大きいが、大径段部15cの外径D1
より小さく設定している。かつ、該ボルト取付部12c
の外径d2はボルトの大径段部15cの外径D1より大
きく設定して、ボルト取付部12cの先端面を大径段部
15cの下端面を係止する係止面12dとしている。こ
れら係止面12dとボルト大径段部15cの下端面は共
に平面に形成して、互いに密着するようにしている。
【0023】ボルト15とボルト取付部12cとを上記
設定としていることにより、ブーツ13のボルト取付穴
13bを貫通させたボルト15は、その大径段部15c
の下端面がボルト取付部12cの係止面12dと当接し
て、軸部15dがボルト取付穴12cの軸穴に挿入され
る。かつ、上記係止面12d上の大径段部15cの下面
面が係止して、密接した状態で安定支持される。
【0024】また、ボルト15を回転して締め付ける
時、ボルトの大径段部15cの下端面がボルト取付部1
2cの上端係止面12dと密着していると共に、該大径
段部15cの長さをブーツ13の第2シール部13cの
厚さより大きく設定しているため、該第2シール部13
cの部分が大径段部15cと係止面12dの間に噛み込
むことを確実に防止出来る。このように、ボルト15の
締付時に生じやすかったブーツ13の変形を防止出来る
ため、ボルト15の大径段部15cの外周面とブーツ1
3の第2シール部13cの内周面とを密着保持でき、確
実なシールを図ることが出来る。
【0025】上記したように、本考案の防水構造では、
ボルト15が雌コネクタハウジング12に貫通する部分
の防水は、ボルト15の大径段部15cの外周面にブー
ツ13の第2シール部13cが密着しているため、防水
性能が向上する。かつ、該第2シール部13cが変形し
ないようにワッシャ18を第2シール部13cの外周部
に外嵌しているため、仮に、ハーネス案内筒部13zが
矢印方向に引っ張られた場合においても、ボルト大径段
部15cとブーツの第2シール部13cとの間に隙間が
生じて防水性能が低下することが防止出来る。
【0026】また、ブーツ13とパネル外面との間の防
水は、ブーツ13の外周縁に形成する第1シール部13
aの形状を断面三角形とし、かつ、パネル10に圧接さ
れる下端頂点が内側に倒される方向にコネクタハウジン
グのツバ部で付勢しているため、当該部分の防水性能を
向上させることが出来る。かつ、ブーツ13を硬質のブ
ーツカバー14で被覆して上記第1シール部13aが外
側に変形するのを防止していることにより、さらに、防
水性能を向上させることが出来る。
【0027】尚、本考案は上記実施例に限定されず、例
えば、図6に示すように、ボルト15'の大径段部15
c'を軸部15d'側に向かって縮径する台円錐形状とす
る一方、該大径段部15c'の外周面に密着するブーツ1
3'の第2シール部13c'の内周部を軸部15d'側に
むかって縮径するように形成しても良い。上記のよう
に、ボルト15'の大径段部の外周面のブーツ13'の第
2シール部の内周面にテーパを付けると、ボルト15'
によるブーツ13'への噛み込みをより確実に防止で
き、防水性能を向上させることが出来る。
【0028】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
によれば、ゴム製のブーツの外周端縁に設けた第1シー
ル部でパネルとの間のシールを確実に図ることが出来る
と共に、ボルト取付穴の部分の第2シール部でボルトと
の間のシールを確実に図ることが出来る。
【0029】詳しくは、第1シール部では断面三角形状
として、その下端頂点がパネルに圧接するようにし、該
頂点が内側に向かって倒れるように付勢して、 倒れて変
形した場合に隙間が生じないようにしている。 さらに、
外側への変形はブーツカバーにより防止しているため、
隙間が発生する外側方向には変形せず、確実に防水を図
ることが出来る。
【0030】また、第2シール部ではボルトの形状、コ
ネクタハウジングのボルト取付穴の形状およびブーツの
シール部の形状を上記のように相関的に設定し、さら
に、ワッシャを用いてシール部の変形を規制しているた
め、当該部分の防水も確実に図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 図1の実施例を組み付けた状態における断面
図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図3の要部拡大図である。
【図5】 ブーツカバーを取り付けていない状態で示し
た断面図である。
【図6】 本考案の他の実施例を示す図5と同様な断面
図である。
【図7】 従来例を示す斜視図である。
【図8】 図7に示す従来例の端子挿入部分の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 パネル 11 雄コネクタハウジング 12 雌コネクタハウジング 12a ツバ部 12c ボルト取付部 13 ブーツ 13a 第1シール部 13b ボルト取付穴 13c 第2シール部 14 ブーツカバー 15 ボルト 15c 大径段部 15d 軸部 16 貫通穴 17 ナット 18 ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 南光 勇一 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)考案者 米田 隆浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−182714(JP,A) 特開 昭54−116694(JP,A) 実開 平4−72476(JP,U) 実開 平5−45945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/40 - 13/74

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム製のブーツで被覆したコネクタハウ
    ジングをボルトによりパネル貫通穴に固定するものであ
    って、 上記コネクタハウジングに、上記ボルトを挿入する軸穴
    を有するボルト取付部を設け、 上記ブーツには、その外周縁に第1のシール部を設ける
    と共に、上記コネクタハウジングの軸穴に連通するボル
    ト取付穴と、該ボルト取付穴の周縁の肉厚を大とした第
    2シール部とを設け、 上記ボルトに、頭部ツバ部と、上記コネクタハウジング
    の軸穴よりも大径であって上記第2シール部の肉厚より
    も長さが長い大径段部と、上記コネクタハウジングの軸
    穴よりも小径であってその外周面をネジ切りした軸部と
    を軸方向に連続して設け、 上記ボルト取付穴を介して軸穴から貫通させたボルトの
    軸部の螺合作用によりコネクタハウジング及びブーツを
    パネルに押圧し、上記ブーツの第1シール部をパネル外
    面に密着させると共に、上記第2シール部を上記ボルト
    の大径部の外周面に密着させ、かつ、大径段部の下端面
    をボルト取付部の上端面で係止していることを特徴とす
    るパネル固定コネクタの防水構造。
  2. 【請求項2】 上記ブーツに設ける第2シール部はボル
    ト取付穴の周縁より円筒形状に突設させており、その外
    周面に環状溝を形成し、該環状溝にワッシャを嵌め込ん
    で、第2シール部を上記ボルトの大径段部外周面に圧接
    していることを特徴とする請求項1記載のパネル固定コ
    ネクタの防水構造。
  3. 【請求項3】 上記ブーツに設ける第1シール部は断面
    略三角形状とし、その外側斜面が内側斜面より長く、か
    つ、その上部に係止するコネクタハウジングのツバ部に
    よる押圧点が、第1シール部の先端頂点がパネルに押圧
    される押圧点より外側に位置し、先端頂点が内向きに倒
    れるように付勢していることを特徴とする請求項1記載
    のパネル固定コネクタの防水構造。
  4. 【請求項4】 パネル貫通穴にコネクタハウジングをゴ
    ム製のブーツを介してボルトにより固定するものであっ
    て、 上記ブーツの外周端縁に第1シール部を設け、該第1シ
    ール部をパネル外面に圧接させると共に、該ブーツに穿
    設したボルト取付穴の周縁に肉厚とした第2シール部を
    設け、該第2シール部をボルトの外周面に圧接させ、か
    つ、上記ブーツの外面に、硬質な樹脂製のブーツカバー
    を密着して取り付け、該ブーツカバーにより上記第1シ
    ール部が外側に変形するのを防止していることを特徴と
    するパネル固定コネクタの防水構造。
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