JPH0529338Y2 - - Google Patents

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JPH0529338Y2
JPH0529338Y2 JP1283587U JP1283587U JPH0529338Y2 JP H0529338 Y2 JPH0529338 Y2 JP H0529338Y2 JP 1283587 U JP1283587 U JP 1283587U JP 1283587 U JP1283587 U JP 1283587U JP H0529338 Y2 JPH0529338 Y2 JP H0529338Y2
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JP
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hinge
seal rubber
screw insertion
insertion hole
mounting structure
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Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の利用分野〉 この考案は、相手方部品に固定したヒンジ先端
のボスを、取付部品にシールラバを介してネジ止
めするヒンジ取付け構造に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のヒンジ取付け構造としては、例
えば、第5図〜第9図に示されるようなものが知
られている。(昭和61年8月発行、ニツサンテラ
ノ整備要領書参照)。
これは、自動車の後部に設けられるガラスハツ
チ1を車体2に装着する場合のヒンジ取付け構造
で、車体2が「相手方部品」に該当し、ガラスハ
ツチ1が「取付部品」に該当する。ヒンジ3は、
その基端4が車体2に固定されるもので、その先
端にはボス5がヒンジ3のシールラバ6への当接
面7より突出させて設けられている。そして、ヒ
ンジ3は、シールラバ6及びガラスハツチ1の
各々のネジ挿通孔8,9に係入してエスカツシヨ
ン10のネジ挿通孔11に臨むボス5へガラスハ
ツチ1の内側(A側)より螺合するネジ13にて
締め付けることによりガラスハツチ1の外側面1
4にネジ止めされている。しかも、基端4とボス
5との間は比較的離れた状態とされ、ネジ13の
締付けによる押付け力が、全体にわたつて略平で
ある当接面7に略均等に働くようにされている。
尚、図中16はウエザストリツプである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記の如きヒンジ取付け構造に
あつては、基端4とボス5との間が比較的離れた
状態にありながら、ネジ13の締付け力が当接面
7に略均等に働くようにされているためシールラ
バ6への押付け力は余り大きなものが得られな
い。従つて、もし長時間の内にヒンジ3の周縁部
においてシールラバ6とヒンジ3との間、あるい
はシールラバ6とガラスハツチ1との間に隙間1
7を生じた場合、そこへ水が侵入することになる
が、この水はシールラバ6とヒンジ3の当接面7
あるいはガラスハツチ1の外側面14との間の微
小な隙間を通つて、あるいはその隙間で生じ易く
なつている毛管現象によりシールラバ6のネジ挿
通孔8あるいはガラスハツチ1のネジ挿通孔9に
達し、これらのネジ挿通孔8,9を通つてガラス
ハツチ1の内側に侵入し易くなる。
このような状態を避けんとして部分的な押付け
力を確保するために、例えば第9図に示すような
リブ18をネジ挿通孔8の周辺部位に設けること
も考えられるが、しかしこのようなリブ18を有
するシールラバ6は、いわゆる「インジエクシヨ
ン成形」によらねば製造できないもので、その製
造コストが高くなり過ぎる点で採用し難いもので
ある。
このような従来の事情に鑑み、この考案では、
ヒンジの周縁に侵入した水がシールラバとヒンジ
との間を伝わつて相手方部品の内側に侵入するこ
とをより効果的に防止でき、しかも余りコストア
ツプを伴うことなく製造できるヒンジ取付け構造
の提供を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するための手段として、この考
案では、相手方部品に固定されているヒンジの先
端に備えたボスを、取付部品にシールラバを介し
てネジ止めするヒンジ取付け構造に於いて、上記
ボスは、シールラバのネジ挿通孔周辺部位を押し
付けるべく、ヒンジのシールラバへの当接面より
もシールラバの厚さより小なる突出量でシールラ
バ側へ突出した押付面部を備え、上記シールラバ
は、ボスの押付面部と対応するネジ挿通孔周辺部
位に、複数の貫通孔を備えていることを要旨とす
る。
〈作用〉 即ち、ネジにてヒンジを締め付けると、先ず押
付面部によりシールラバのネジ挿通孔周辺部位が
押し付けられる。この状態で、さらにネジの締付
けを進めるとネジ挿通孔周辺部位はつぶれて他の
部分より薄くなり、ヒンジ全体がシールラバを押
付けするようになる。この時、ネジ挿通孔周辺部
位に設けた貫通孔が「つぶれ代」を与えることに
なるので、ネジ挿通孔周辺部位はつぶれ易くな
り、ヒンジ全体でのシールラバの押付けを十分に
確保できると同時に、ネジ挿通孔周辺部位におけ
る部分的な強力押付けをも行なえることになる。
従つて、仮令、ヒンジの周縁に水が侵入してもこ
の水の毛管現象等による侵入は強力に押付けされ
ているこのネジ挿通孔周辺部位においてネジ挿通
孔に至る前に阻止され、ネジ挿通孔を通つての相
手方部品内への水の侵入が防止され、より秀れた
液密性を得られることになる。また、ネジ挿通孔
周辺部位に設けた貫通孔によつて毛管状態が断ち
切られるので、毛管現象による侵入はさらに確実
に阻止され、液密性はさらに秀れたものとなるこ
とになる。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。尚、以下の説明において従来と
共通乃至類似する部分は同一符号を以て示し、重
複する説明は省略するものとする。
このヒンジ取付け構造は、「相手方部品」とし
ての自動車の車体2に「取付部品」としてのガラ
スハツチ1を装着する場合のヒンジ取付け構造に
関するものである。そして、ヒンジ20には、押
付面部21とこの押付面部21より突出する係入
部23とを備えるボス24を設けている。押付面
部21は、ヒンジ20の当接面7よりシールラバ
25の厚さより小なる僅かな突出量で突出した状
態とされネジ13にてヒンジ20、具体的にはボ
ス24が締め付けられた際にシールラバ25の一
部、具体的にはネジ挿通孔8の周辺に生ずるネジ
挿通孔周辺部位26を部分的に押付けするように
されている。さらに、ネジ挿通孔周辺部位26に
は、ネジ挿通孔8を取り囲むようにして複数の貫
通孔27を打抜きにより設けている。しかも、こ
の貫通孔27は、円筒状のボス24の外径1と
し、複数の貫通孔27の最外側面27A間の幅を
Lとすると、L≧lとなるように設定されてい
る。
次の、このヒンジ取付け構造における液密性の
状態を説明する。
係入部23を各ネジ挿通孔8,9及び11に係
入させ、係入部23に螺合するネジ13にてヒン
ジ20を締め付けると、先ず押付面部21により
シールラバ25のネジ挿通孔周辺部位26が押付
けられる。この状態で、さらにネジ13の締付け
を進めると、ネジ挿通孔周辺部位26は押付面部
21の突出分に相応してつぶれて他の部分より薄
くなり、ヒンジ20の当接面7全体がシールラバ
25を押付けするようになる。この時、ネジ挿通
孔周辺部位26に設けられた貫通孔27が「つぶ
れ代X」を与えることになるので、ネジ挿通孔周
辺部位26はつぶれ易くなり、ヒンジ20の当接
面6全体でのシールラバ25の押付けを十分に確
保できると同様に、ネジ挿通孔周辺部位26にお
ける部分的な強力押付けをも行なえることにな
る。従つて、例え、ヒンジ20の周縁に水が侵入
してもこの水の毛管現象等による侵入は強力に押
付けされているネジ挿通孔周辺部位26において
ネジ挿通孔8乃至ネジ挿通孔9に至る前に阻止さ
れ、ネジ挿通孔8,9を通つての車体2内への水
の侵入も防止され、より秀れた液密性を得られる
ことになる。また、貫通孔27によつて毛管状態
の断ち切りも行われるので、毛管現象による侵入
はさらに確実に阻止され、液密性はさらに秀れた
ものとなることになる。
尚、上記実施例では貫通孔27として略方形状
のものを6個ネジ挿通孔8の周辺を取り囲むよう
にして設ける例を示したが、これに限られず、例
えば第4図に示す如き貫通孔30であつてもよ
く、要は「つぶれ代」の確保及び「毛管状態の断
ち切り」という機能を発揮できるものであれば足
る。
〈考案の効果〉 この考案に係るヒンジ取付け構造は以上説明し
てきた如く、ヒンジ先端のボスに、ネジにて締め
付けられた際にシールラバのネジ挿通孔周辺部位
のみを押付ける押付面部を設け、且つこの押付面
部によて押付けられるシールラバのネジ挿通孔周
辺部位に複数の貫通孔を設けることにより、ヒン
ジの周縁より侵入する水をネジ挿通孔周辺部位の
強力な押付け及び貫通孔による毛管状態の断ち切
り作用によりネジ挿通孔に至る前に阻止すること
としているので、極めて秀れた液密性を有すると
いう秀れた効果があり、さらに実施例によれば単
にボス部分の形状を少し変え、またシールラバに
打抜き孔を付加するという極めて低コストの手段
で上記効果を得られるという秀れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例に係るヒンジ取付
け構造の要部を示す概略斜視図、第2図は、この
考案の実施例に係るヒンジ取付け構造の要部を示
す概略側断面図、第3図は、この考案の実施例に
係るヒンジ取付け構造の要部についての一部断面
を含む概略拡大図、第4図は、この考案の他の実
施例に係るシールラバを示す概略斜視図、第5図
は、従来のヒンジ取付け構造を示す概略側面図、
第6図は、第5図中の矢示部の概略拡大図、第
7図は、第6図中の矢示部の概略拡大断面図、
第8図は、従来のヒンジ取付け構造の要部につい
ての一部断面を含む概略拡大図、そして第9図
は、従来のシールラバの一部を示す概略断面図で
ある。 1……ガラスハツチ(取付部品)、3,20…
…ヒンジ、5,24……ボス、6,25……シー
ルラバ、8,9……ネジ挿通孔、13……ネジ、
22……押付面部、26……ネジ挿通孔周辺部
位、27……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 相手方部品に固定されているヒンジの先端に備
    えたボスを、取付部品にシールラバを介してネジ
    止めするヒンジ取付け構造に於いて、 上記ボスは、シールラバのネジ挿通孔周辺部位
    を押し付けるべく、ヒンジのシールラバへの当接
    面よりもシールラバの厚さより小なる突出量でシ
    ールラバ側へ突出した押付面部を備え、 上記シールラバは、ボスの押付面部と対応する
    ネジ挿通孔周辺部位に、複数の貫通孔を備えてい
    ることを特徴とするヒンジ取付け構造。
JP1283587U 1987-02-02 1987-02-02 Expired - Lifetime JPH0529338Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1283587U JPH0529338Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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JP1283587U JPH0529338Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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JPS63122568U JPS63122568U (ja) 1988-08-09
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ID=30801335

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JP1283587U Expired - Lifetime JPH0529338Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02

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JP4686224B2 (ja) * 2005-03-18 2011-05-25 新日軽株式会社 フェンス
JP5407682B2 (ja) * 2009-09-10 2014-02-05 トヨタ自動車株式会社 車体外装部品の取付シール構造
JP5545867B2 (ja) * 2010-11-02 2014-07-09 イイダ産業株式会社 車両用パッキン

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