JP2536883Y2 - コネクタシール係止構造 - Google Patents
コネクタシール係止構造Info
- Publication number
- JP2536883Y2 JP2536883Y2 JP6457891U JP6457891U JP2536883Y2 JP 2536883 Y2 JP2536883 Y2 JP 2536883Y2 JP 6457891 U JP6457891 U JP 6457891U JP 6457891 U JP6457891 U JP 6457891U JP 2536883 Y2 JP2536883 Y2 JP 2536883Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal member
- housing
- locking
- locking structure
- locking projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線同志を接続する防
水コネクタにおいて、ハウジング同志の結合部に介在す
るシール部材を係止するためのコネクタシール係止構造
に関するものである。
水コネクタにおいて、ハウジング同志の結合部に介在す
るシール部材を係止するためのコネクタシール係止構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防水コネクタにおいては、例えば
図4に示すような雌型ハウジング1と雄型ハウジング2
間の防水を行うために、雌型ハウジング1内に合成ゴム
等から成る枠体状の防水用シール部材3を装着してい
る。このシール部材3は雄型ハウジングが装着されてい
ない場合においては、雌型ハウジング1から比較的脱落
し易いものである。
図4に示すような雌型ハウジング1と雄型ハウジング2
間の防水を行うために、雌型ハウジング1内に合成ゴム
等から成る枠体状の防水用シール部材3を装着してい
る。このシール部材3は雄型ハウジングが装着されてい
ない場合においては、雌型ハウジング1から比較的脱落
し易いものである。
【0003】この対策として、例えば図5に示すように
シール部材3の挿入先端部3aを断面L字状に曲げ、こ
の部分を雌型ハウジング1の内部に設けた係止部1aに
引っ掛けるものが知られているが、必ずしも図5に示す
ように係止されるとは限らず、図6に示すような状態で
装着されることがあり、この場合には防水機能も損われ
ることがあり得る。
シール部材3の挿入先端部3aを断面L字状に曲げ、こ
の部分を雌型ハウジング1の内部に設けた係止部1aに
引っ掛けるものが知られているが、必ずしも図5に示す
ように係止されるとは限らず、図6に示すような状態で
装着されることがあり、この場合には防水機能も損われ
ることがあり得る。
【0004】また、雄型ハウジング2を雌型ハウジング
1から離脱する場合に、図7に示すようにシール部材3
には矢印方向の力が加わって、シール部材3の先端部3
aが変形し、係止部1aから外れ易くなる欠点もある。
1から離脱する場合に、図7に示すようにシール部材3
には矢印方向の力が加わって、シール部材3の先端部3
aが変形し、係止部1aから外れ易くなる欠点もある。
【0005】これに対して、実開昭63−162470
号公報においては、図8に示すように雌型ハウジング1
の一部に穴1bを設けて、シール部材3に設けた係止突
起3bを嵌挿し脱落を防止している。
号公報においては、図8に示すように雌型ハウジング1
の一部に穴1bを設けて、シール部材3に設けた係止突
起3bを嵌挿し脱落を防止している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この図
8に示す係止構造はそれなりの効果は認められるが、シ
ール部材3の係止突起3bの一部が常時、ハウジング1
の外部に露出しているため、係止突起3bに油や薬品或
いは異物に触れる機会が多く、溶解したり異物によって
切断される等により、本来の係止機能が損われる虞れが
ある。
8に示す係止構造はそれなりの効果は認められるが、シ
ール部材3の係止突起3bの一部が常時、ハウジング1
の外部に露出しているため、係止突起3bに油や薬品或
いは異物に触れる機会が多く、溶解したり異物によって
切断される等により、本来の係止機能が損われる虞れが
ある。
【0007】本考案の目的は、上述の問題点を解消し、
シール部材の係止を雌型ハウジングの内部において、確
実にかつ強固に行うコネクタシール係止構造を提供する
ことにある。
シール部材の係止を雌型ハウジングの内部において、確
実にかつ強固に行うコネクタシール係止構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案に係るコネクタシール係止構造は、ハウジン
グの内部に防水用シール部材を係止する場合において、
前記シール部材に設けた孔部に、前記ハウジングの内面
に設け先端に鉤部を形成した係止突起を挿入したことを
特徴とするものである。
めの本考案に係るコネクタシール係止構造は、ハウジン
グの内部に防水用シール部材を係止する場合において、
前記シール部材に設けた孔部に、前記ハウジングの内面
に設け先端に鉤部を形成した係止突起を挿入したことを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】上述の構成を有するコネクタシール係止構造
は、ハウジングに鉤部を有する係止突起を形成し、シー
ル部材に設けた孔部に嵌挿することにより、シール部材
の脱落を防止する。
は、ハウジングに鉤部を有する係止突起を形成し、シー
ル部材に設けた孔部に嵌挿することにより、シール部材
の脱落を防止する。
【0010】
【実施例】本考案を図1〜図3に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1はシール部材11を雌ハウジン
グ12に挿着した状態の断面図であり、雌ハウジング1
2から内方に向けて、先端に鉤部12aを設けた係止突
起12bが突設されており、係止突起12bの基部には
成型のための開口部12cが設けられている。
て詳細に説明する。図1はシール部材11を雌ハウジン
グ12に挿着した状態の断面図であり、雌ハウジング1
2から内方に向けて、先端に鉤部12aを設けた係止突
起12bが突設されており、係止突起12bの基部には
成型のための開口部12cが設けられている。
【0011】また、シール部材11の挿入側にはフラン
ジ部11aが形成され、このフランジ部11aに係止突
起12bに対向する孔部11bが設けられており、孔部
11bの入口部11cは図2に示すようにテーパ状とさ
れていて、係止突起12bの挿入が容易とされている。
ジ部11aが形成され、このフランジ部11aに係止突
起12bに対向する孔部11bが設けられており、孔部
11bの入口部11cは図2に示すようにテーパ状とさ
れていて、係止突起12bの挿入が容易とされている。
【0012】シール部材3を雌ハウジング12に挿着す
るには、シール部材3を雌ハウジング12の入口側から
押し込めばよく、シール部材3の孔部11bに係止突起
12bが挿入され、完全に挿入されれば図3に示すよう
に係止突起12bの鉤部12aはシール部材11のフラ
ンジ部11aの裏側に達し、多少の力が加わってもシー
ル部材11が抜け出す虞れがなく、係止力は強固とな
る。
るには、シール部材3を雌ハウジング12の入口側から
押し込めばよく、シール部材3の孔部11bに係止突起
12bが挿入され、完全に挿入されれば図3に示すよう
に係止突起12bの鉤部12aはシール部材11のフラ
ンジ部11aの裏側に達し、多少の力が加わってもシー
ル部材11が抜け出す虞れがなく、係止力は強固とな
る。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るコネク
タシール係止構造は、ハウジングの内部において、シー
ル部材の孔部にハウジングに設けた鉤部を有する係止突
起を嵌挿するようにしたために、シール部材の不時の脱
落が防止される。
タシール係止構造は、ハウジングの内部において、シー
ル部材の孔部にハウジングに設けた鉤部を有する係止突
起を嵌挿するようにしたために、シール部材の不時の脱
落が防止される。
【図1】実施例の断面図である。
【図2】シール部材の一部拡大断面図である。
【図3】シール部材を雌型ハウジングに挿着した状態の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】ハウジングからシール部材を抜き出した状態の
斜視図である。
斜視図である。
【図5】従来のシール部材の係止機構の説明図である。
【図6】従来のシール部材が不完全に装着した状態の説
明図である。
明図である。
【図7】雌ハウジングから雄ハウジングを抜き出す状態
の説明図である。
の説明図である。
【図8】他の従来例のシール部材の係止機構の断面図で
ある。
ある。
11 シール部材 11a フランジ部 11b 孔部 12 雌ハウジング 12a 鉤部 12b 係止突起
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングの内部に防水用シール部材を
係止する場合において、前記シール部材に設けた孔部
に、前記ハウジングの内面に設け先端に鉤部を形成した
係止突起を挿入したことを特徴とするコネクタシール係
止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6457891U JP2536883Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | コネクタシール係止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6457891U JP2536883Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | コネクタシール係止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511354U JPH0511354U (ja) | 1993-02-12 |
JP2536883Y2 true JP2536883Y2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=13262261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6457891U Expired - Lifetime JP2536883Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | コネクタシール係止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536883Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001313114A (ja) * | 2000-04-27 | 2001-11-09 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 防水コネクタ |
JP6605360B2 (ja) * | 2016-03-02 | 2019-11-13 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
-
1991
- 1991-07-20 JP JP6457891U patent/JP2536883Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0511354U (ja) | 1993-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
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R371 | Transfer withdrawn |
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