JP2012191822A - グロメットのシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスに外装した金属パイプに装着して車体パネルの貫通穴に取り付けるグロメットのシール性を高める。
【解決手段】グロメットは金属パイプを密着貫通する小径筒部と、貫通穴の周囲の車体パネルに密着保持される拡径部を備え、拡径部の外面側を覆い車体パネルとボルト固定する固定部を設けた金属ブラケットを拡径部に固定し、小径筒部の外周面には環状の凹部と凸部を長さ方向に交互に設け、内周面には環状のシールリップ部を長さ方向に複数設け、金属パイプを貫通した小径筒部に対して内周面に小径筒部の凹部と凸部に嵌合する凸部と凹部を交互に設けた第1、第2分割体からなるクランプを外嵌し、金属ブラケットの固定部と車体パネルをボルト固定している。
【選択図】図2

Description

本発明はグロメットのシール構造に関し、詳しくは、車両に配索するワイヤハーネスに外装した金属パイプに装着して車体パネルの貫通穴に取り付けるグロメットのシール性を高めるものである。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車では、車両後部に搭載した機器と車両前部に搭載した機器とを接続する太物電線を床下(フロアパネルの下方)に配線する場合が多い。特開2004−166431号公報(特許文献1)では、図6に示すように、床下に配線した太物電線W1、W2、W3を車両後部の電池パック付近で車外(Y)から室内(X)に引き入れるために、電線W1、W2、W3にゴムまたはエラストマー製のグロメット100を装着し、車体パネルPに設けた貫通穴103に前記グロメット100の大径筒部102を内嵌固定している。この構成により、車体パネルPの貫通穴103はグロメット100の大径筒部102によりシールされると共に、大径筒部102の一端側に連続する小径筒部101にシールリップ部101aを介して電線W1、W2、W3を密着状態で貫通し、小径筒部101先端のテープ巻き舌片101bと電線W1、W2、W3とをテープ(T)巻きすることにより、グロメット100の小径筒部101と電線W1、W2、W3とのシール性を確保して止水、防塵性能を高めている。
一方、特開2010−215010号公報(特許文献2)には、図7のように、床下配線する太物電線WからなるワイヤハーネスW/Hを金属パイプ104で外装することが示されている。このように、ワイヤハーネスW/Hを金属パイプ104で外装することにより、ノイズの透過を防止できると共に放熱性を高め、さらに走行時に路面から跳ね上げられる石や異物から電線Wを保護することができる。
特開2004−166431号公報 特開2010−215010号公報
しかし、ワイヤハーネスW/Hに外装した前記金属パイプ104を床下等の車外Yから室内Xに引き入れるために、金属パイプ104を特許文献1と同様にゴムまたはエラストマー製のグロメット110の小径筒部111に貫通して、グロメット110の拡径筒部112を車体パネルPの貫通穴103に固定すると(図8参照)、金属パイプ104に加えられる外力等の影響により、剛性の高い金属パイプ104の動きに柔軟性のある小径筒部111が追従して必要以上に伸長し、内面のシールリップ部111aが浮き上がって金属パイプ104と小径筒部111とのシール性が悪化する場合がある。また、グロメット110全体のたわみによって拡径筒部112と車体パネルPとのシール性にも問題が生じるおそれがある。
本発明は、車両に配索するワイヤハーネスに外装した金属パイプに装着して車体パネルの貫通穴に取り付けるグロメットのシール性を高めることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に配索するワイヤハーネスに外装した金属パイプに装着して車体パネルの貫通穴に取り付けるゴムまたはエラストマーからなるグロメットのシール構造であって、
前記グロメットは、前記金属パイプを密着させて貫通する小径筒部と、該小径筒部の一端に連続すると共に前記貫通穴の周囲の車体パネルに密着固定される拡径部を備え、
前記拡径部には、該拡径部の外面側を覆うと共に前記車体パネルとボルト固定される固定部を設けた金属ブラケットを取り付けている一方、
前記小径筒部の外周面には環状の凹部と凸部を長さ方向に交互に設けていると共に、内周面には環状のシールリップ部を長さ方向に間隔をあけて複数設け、
前記金属パイプを貫通した小径筒部に対して、一端を薄肉ヒンジで開閉自在に連結すると共に他端には互いにロック結合するロック部を備えかつ内周面に前記小径筒部の前記凹部と凸部に嵌合する凸部と凹部を長さ方向に交互に設けた断面半円環状の第1分割体および第2分割体からなるクランプを外嵌固定すると共に、
前記金属ブラケットの固定部と前記車体パネルとをボルト固定する構成としているグロメットのシール構造を提供している。
前記のように、金属パイプを密着して貫通するグロメットの小径筒部の内周面に長さ方向に間隔をあけて複数の環状のシールリップ部を設けると共に、外周面には環状の凹部と凸部を長さ方向に交互に設け、さらに、金属パイプを貫通した前記小径筒部に対して、内周面に前記小径筒部の凹部と凸部に嵌合する凸部と凹部を設けたクランプを外嵌固定する構成としている。よって、小径筒部内を貫通する剛性の高い金属パイプに外力等が加わった場合でも、小径筒部に外嵌する前記クランプが柔軟性のある小径筒部の過剰な伸びを抑えて金属パイプと密着させるシールリップ部の浮き上がりを防止することができ、さらに、前記クランプと小径筒部の凹凸嵌合によりグロメットの位置ズレも防止することができる。よって、金属パイプと小径筒部とのシール性を保持して、高い止水効果や防塵効果を得ることができる。
また、前記クランプを、一端を薄肉ヒンジで連結し他端に互いにロック結合をするロック部を備えた第1分割体および第2分割体から形成することにより、小径筒部へのクランプの取り付けをワンタッチで容易かつ確実に行うことができる。クランプは樹脂成形品とすることが好ましい。
また、前記のように、貫通穴の周囲の車体パネルに密着保持されるグロメットの拡径部に、該拡径部の外面側を覆うと共に車体パネルとボルト固定する固定部を設けた金属ブラケットを取り付け、該固定部と車体パネルとをボルト固定することで、前記拡径部と車体パネルのシール性を高めることができる。
前記拡径部は、前記金属パイプを貫通させる拡径筒部と、該拡径筒部の外周面から径方向に突出させる鍔部を備え、前記金属ブラケットは、前記拡径筒部の外周面の前記鍔部突出位置に設けた環状の金属ブラケット係止凹部に小径側の端縁を係止して前記鍔部の環状の外面および周壁を断面L字状に覆うと共に、該鍔部の周壁下端の対向位置よりボルト穴を設けた一対の前記固定部を直角に屈曲させて突設している一方、前記鍔部の内面には前記貫通穴の周囲の車体パネルに密着させる外側シールリップ部を環状に設けていることが好ましい。
金属ブラケットの小径側端縁を前記拡径筒部の外周面に設けた金属ブラケット係止凹部に係止させると共に、前記鍔部の環状の外面および周壁を断面L字状に覆って対向する一対の固定部で車体パネルにボルト固定することにより、金属ブラケットが安定状態で鍔部を車体パネル方向に押圧し、鍔部内面に設けた外側シールリップ部を車体パネルにしっかりと密着させて、拡径部(鍔部)と車体パネルとのシール性を高めることができる。
さらに、前記拡径部の拡径筒部は、前記小径筒部の一端に蛇腹状の可撓部を介して連続させておくことが好ましい。この構成により、小径筒部内に密着させて貫通する金属パイプに外力や振動等が加わっても、前記拡径部の鍔部内面に設けた外側シールリップ部と車体パネルとの密着性に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
前記金属パイプで外装したワイヤハーネスを床下に配線し、該床下と車両後部室内とを隔てる車体パネルの貫通穴に前記グロメットを取り付けていることが好ましい。
ハイブリッド自動車や電気自動車の車両前部に搭載したモータ等の機器と、車両後部室内に搭載したインバータ等の機器とを接続する太物電線からなるワイヤハーネスは、金属パイプで外装されて床下配線される場合が多い。前記のように、被水領域である床下と、禁水領域である車両後部室内とを隔てる車体パネルの貫通穴に、前記シール構造を備えたグロメットを取り付けることにより、床下を通す金属パイプに振動や衝撃等が加わってもグロメットと金属パイプのシール性ならびにグロメットと車体パネルのシール性を確保して車両後部室内への雨水や異物の侵入を阻止することができる。
前述したように、本発明では、金属パイプを密着して貫通するグロメットの小径筒部の内周面に長さ方向に間隔をあけて複数の環状のシールリップ部を設けると共に、外周面には環状の凹部と凸部を長さ方向に交互に設け、さらに、金属パイプを貫通した前記小径筒部に対して、内周面に前記小径筒部の凹部と凸部に嵌合する凸部と凹部を設けたクランプを外嵌固定する構成としている。よって、小径筒部内を貫通する剛性の高い金属パイプに外力等が加わった場合でも、小径筒部に外嵌する前記クランプが柔軟性のある小径筒部の過剰な伸びを抑えて金属パイプと密着させるシールリップ部の浮き上がりを防止することができ、さらに、前記クランプと小径筒部の凹凸嵌合によりグロメットの位置ズレも防止することができる。よって、金属パイプと小径筒部とのシール性を保持して、高い止水効果や防塵効果を得ることができる。
また、前記のように、貫通穴の周囲の車体パネルに密着保持されるグロメットの拡径部に、該拡径部の外面側を覆うと共に車体パネルとボルト固定する固定部を設けた金属ブラケットを取り付け、該固定部と車体パネルとをボルト固定することで、前記拡径部と車体パネルのシール性をより高めることができる。
本実施形態において金属ブラケットを取り付けたグロメットをワイヤハーネスに外装する金属パイプに装着した状態を示し、(A)は斜視図、(B)はA−A線断面図である。 金属パイプに装着したグロメットを車体パネルの貫通穴に取り付けた状態を示す断面図である。 グロメットの小径筒部に外嵌固定するクランプの斜視図である。 グロメットの取り付け位置を示す説明図である。 本発明のシール構造の他の例を示す図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本発明の実施形態を示している。本実施形態では、図4に示すように、ハイブリッド自動車20のエンジンルーム21に搭載するモータ22と、後部室内23(ラゲージルームの下側スペース)に搭載するインバータ24とを接続する3本の太物電線WからなるワイヤハーネスW/Hを、フロアパネル25下方の床下26を通して配線している。ワイヤハーネスW/Hにはアルミ製または鉄製の金属パイプ10を外装しており、床下配線したワイヤハーネスW/Hを後部室内23に引き入れるために、ワイヤハーネスW/Hに外装した金属パイプ10にグロメット1を装着すると共に、床下(室外)26と後部室内23とを隔てる車体パネル27に設けた貫通穴28に該グロメット1を取り付けている。
具体的には、グロメット1はゴム成形品からなり、図1に示すように、金属パイプ10を密着させて貫通する小径筒部2と、該小径筒部2の一端に蛇腹状の可撓部3を介して連続させる拡径部4とから構成している。本実施形態では、拡径部4を、金属パイプ10を貫通させ先端に向けて拡径する拡径筒部5と、該拡径筒部5の長さ方向中間位置の外周面から径方向に突出させた円環状の鍔部6とから構成している。
小径筒部2の外周面には、環状の凹部2aと凸部2bを長さ方向に交互に設け、小径筒部2の内周面には、金属パイプ10との密着用の環状のシールリップ部2cを間隔をあけて複数設けている。
また、本実施形態のグロメット1では、前記鍔部6の内面6cに、貫通穴28の周囲の車体パネル27に押し当てて密着させる外側シールリップ部6c−1を環状に設け、鍔部6の円環状の外面6aと周壁6bを覆うように金属ブラケット7を取り付ける構造としている。拡径筒部5の外周面の鍔部突出位置に、金属ブラケット7の小径側端縁8aを係止する金属ブラケット係止凹部5aを環状に設けている。
拡径筒部5の金属ブラケット係止凹部5aに金属ブラケット7の小径側端縁8aを係止させて、予めグロメット1と金属ブラケット7とを一体化させている。金属ブラケット7は、前記金属ブラケット係止凹部5aに小径側端縁8aを係止し鍔部6の外面6aおよび周壁6bを断面L字状に覆うカバー部8と、鍔部周壁6b下端に位置する前記カバー部8の大径側端縁8bの対向位置より直角に屈曲して突出させた一対の固定部9とから構成している。各固定部9には、車体パネル27とボルト固定するためのボルト穴9aを設けている。
金属ブラケット7を取り付けたグロメット1を金属パイプ10に装着し、金属パイプ10を貫通した小径筒部2に対しては、図3に示すような樹脂製のクランプ11を外嵌固定している。クランプ11は、小径筒部2の半周および他半周にそれぞれ外嵌する断面半円環状の第1分割体11Aと第2分割体11Bとからなり、第1、第2分割体11A、11Bの一端を薄肉ヒンジ12で開閉自在に連結していると共に、他端には互いにロック結合するロック部として、第1分割体11Aにはロック爪13Aを、第2分割体11Bには被ロック枠13Bをそれぞれ設けている。さらに、第1、第2分割体11A、11Bの内周面には、小径筒部2の外周面に設けた凹部2aと凸部2bに嵌合する環状の凸部14aと凹部14bを長さ方向に交互に設けている。
金属パイプ10を貫通した小径筒部2にクランプ11を外嵌固定したグロメット1を車体パネル27の貫通穴28に取り付けている。具体的には、グロメット1の小径筒部2を室外26側から貫通穴28を通して後部室内23に挿入し、ついで貫通穴28周囲の車体パネル27と拡径部4の鍔部6内面の外側シールリップ部6c−1とを密着させた状態で、金属ブラケット7の固定部9と車体パネル27とをボルト固定している。本実施形態では、貫通穴28の周縁近傍の車体パネル27に埋め込んで室外26側に突出させたスタッドボルトBを固定部9のボルト穴9aに貫通させ、ウエルドナットNで締結固定している(図2)。
前記のように、金属パイプ10を密着して貫通するグロメット1の小径筒部2の内周面に長さ方向に間隔をあけて複数の環状のシールリップ部2cを設けると共に、外周面には環状の凹部2aと凸部2bを長さ方向に交互に設けている。また、金属パイプ10を貫通した小径筒部2に対して、内周面に前記小径筒部2の凹部2aと凸部2bに嵌合する凸部14aと凹部14bを設けたクランプ11を外嵌固定する構成としている。よって、小径筒部2内を貫通する剛性の高い金属パイプ10に外力等が加わった場合でも、小径筒部10に外嵌するクランプ11が柔軟性のある小径筒部2の過剰な伸びを抑えて金属パイプ10と密着させるシールリップ部2cの浮き上がりを防止することができ、さらに、クランプ11と小径筒部2の凹凸嵌合(凹部2aと凸部14aとの嵌合、凸部2bと凹部14bとの嵌合)によりグロメット1の位置ズレも防止することができる。よって、グロメット1の小径筒部2と金属パイプ10のシール性を保持して、高い止水効果や防塵効果を得ることができる。
また、前記クランプ11を、一端を薄肉ヒンジ12で連結し他端に互いにロック結合をするロック爪13Aおよび被ロック枠13Bをそれぞれ備えた第1分割体および第2分割体から形成することにより、小径筒部2へのクランプ11の取り付けをワンタッチで容易かつ確実に行うことができる。
さらに、前記のように、拡径部4の拡径筒部5外周面から径方向に突出させて形成した鍔部6の内面に、貫通穴28の周囲の車体パネル27に押し当てて密着させる外側シールリップ部6c−1を環状に設けている。また、前記鍔部6には、該鍔部6の外面6aおよび周壁6bを断面L字状に覆うと共に車体パネル27とボルト固定する一対の固定部9を対向位置に設けた金属ブラケット7を取り付ける構成としている。よって、前記金属ブラケット7が安定状態で鍔部6を車体パネル27方向に押圧し、鍔部6内面6cの外側シールリップ部6c−1を車体パネル27にしっかりと密着させることで、拡径部4と車体パネル27とのシール性を高めることができる。
また、前記のように、拡径部4の拡径筒部5を、小径筒部2の一端に蛇腹状の可撓部3を介して連続させているため、小径筒部2内に密着状態で貫通する金属パイプ10に外力や振動等が加わっても、拡径部4の鍔部6内面6cの外側シールリップ部6c−1と車体パネル27との密着性に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
なお、本実施形態では、小径筒部2を室内23側に配置し、金属ブラケット7を室外26側に配置しているが、反対の配置としてもよい。即ち、小径筒部2を室外26側に配置し、金属ブラケット7を室内23側に配置する構造としてもよい。
また、図5に示すグロメット31のように、金属パイプ10を密着貫通させクランプ41を外嵌固定する小径筒部32と、拡径部34に取り付けて車体パネル27にボルト固定する金属ブラケット37を共に室外26側に配置する構造としてもよい。
1 グロメット
2 小径筒部
2a 凹部
2b 凸部
2c シールリップ部
4 拡径部
5 拡径筒部
5a 金属ブラケット係止凹部
6 鍔部
6a 外面
6b 周壁
6c 内面
6c−1 外側シールリップ部
7 金属ブラケット
8 カバー部
8a 小径側端縁
9 固定部
9a ボルト穴
10 金属パイプ
11 クランプ
11A 第1分割体
11B 第2分割体
12 薄肉ヒンジ
13A ロック爪
13B 被ロック枠
14a 凸部
14b 凹部
23 後部室内
26 床下
27 車体パネル
28 貫通穴

Claims (4)

  1. 車両に配索するワイヤハーネスに外装した金属パイプに装着して車体パネルの貫通穴に取り付けるゴムまたはエラストマーからなるグロメットのシール構造であって、
    前記グロメットは、前記金属パイプを密着させて貫通する小径筒部と、該小径筒部の一端に連続すると共に前記貫通穴の周囲の車体パネルに密着保持される拡径部を備え、
    前記拡径部には、該拡径部の外面側を覆うと共に前記車体パネルとボルト固定される固定部を設けた金属ブラケットを取り付けている一方、
    前記小径筒部の外周面には環状の凹部と凸部を長さ方向に交互に設けていると共に、内周面には環状のシールリップ部を長さ方向に間隔をあけて複数設け、
    前記金属パイプを貫通した小径筒部に対して、一端を薄肉ヒンジで開閉自在に連結すると共に他端には互いにロック結合するロック部を備えかつ内周面に前記小径筒部の前記凹部と凸部に嵌合する凸部と凹部を長さ方向に交互に設けた断面半円環状の第1分割体および第2分割体からなるクランプを外嵌固定すると共に、
    前記金属ブラケットの固定部と前記車体パネルとをボルト固定する構成としているグロメットのシール構造。
  2. 前記拡径部は、前記金属パイプを貫通させる拡径筒部と、該拡径筒部の外周面から径方向に突出させる鍔部を備え、前記金属ブラケットは、前記拡径筒部の外周面の前記鍔部突出位置に設けた環状の金属ブラケット係止凹部に小径側の端縁を係止して前記鍔部の環状の外面および周壁を断面L字状に覆うと共に、該鍔部の周壁下端の対向位置よりボルト穴を設けた一対の前記固定部を直角に屈曲させて突設している一方、前記鍔部の内面には前記貫通穴の周囲の車体パネルに密着させる外側シールリップ部を環状に設けている請求項1に記載のグロメットのシール構造。
  3. 前記拡径部の拡径筒部は、前記小径筒部の一端に蛇腹状の可撓部を介して連続させている請求項2に記載のグロメットのシール構造。
  4. 前記金属パイプで外装したワイヤハーネスを床下に配線し、該床下と車両後部室内とを隔てる車体パネルの貫通穴に前記グロメットを取り付けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグロメットのシール構造。
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