JP2015154690A - グロメット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、パネルの貫通孔に容易に仮止めできるとともに、ワイヤーハーネス配索中の貫通孔からの外れが抑えられたグロメットを提供することにある。【解決手段】グロメット1,3が、嵌込み方向Aに向かってパネルの貫通孔に嵌め込まれる第2の筒部112,312と、その外周面112a,312aから鍔状に延出した鍔部120,320と、この鍔部120,320よりも、嵌込み方向Aの前方側で、第2の筒部112,312の外周面112a,312aから、周方向に互いに間隔を開けて突出した複数の突部であって、貫通孔の縁に係止され、第2の筒部112,312を仮止めする複数の仮止め突部130,330と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、所定のパネルに設けられた貫通孔と、その貫通孔を通るワイヤーハーネスと、の間に介在してパネルに固定されるグロメットに関する。
移動体としての車両には、多種多様な電子機器が搭載されている。これらの電子機器は、互いの間で電力や制御信号などを伝えるためにワイヤーハーネスによって接続されている。このようなワイヤーハーネスが車体のパネルを貫通して配索される場合にグロメットが用いられる。グロメットは、パネルに設けられた貫通孔と、その貫通孔を通るワイヤーハーネスと、の間に介在してパネルに固定される。グロメットの多くは弾性体で形成され、ワイヤーハーネスは、硬質なパネルの貫通孔の内周縁からこのグロメットによって保護される。また、グロメットは、このパネルの貫通孔からの水の浸入を防止する防水の役割を果たすこともある。
一般的に、グロメットは、ワイヤーハーネスが挿通されるワイヤーハーネス挿通孔が設けられている。多くの場合、ワイヤーハーネスの配索は、グロメットのワイヤーハーネス挿通孔にワイヤーハーネスが挿通された状態で行われる。そして、パネルの貫通孔にワイヤーハーネスを通した後、貫通孔に対してグロメットの位置合わせが行われ、所定のブラケット等によってグロメットがパネルに固定される。このとき、グロメットが、配索中にワイヤーハーネスに沿ってあまり動き回るようでは、配索後の位置合わせが手間となる。ワイヤーハーネスに、例えばプロテクタ等というように、グロメットの仮止めに利用できる部品が取り付けられていれば、配索中のワイヤーハーネスの動きは抑えられる。しかしながら、その仮止めの位置が、グロメットの正規の配置位置からあまり離れているようでは、やはり配索後の位置合わせが手間となる。
そこで、グロメットの外周面に、パネルに設けられた貫通孔の内周縁に係止される仮止め用の嵌合部を形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、パネルにグロメットを仮止めした状態でワイヤーハーネスの配索が可能となり、配索後のグロメットの位置合わせの手間が低減される。
特開2000−295739号公報
ここで、特許文献1に記載の技術では、グロメットをパネルに仮止めする際に、貫通孔の内周縁を仮止め用の嵌合部が乗り越えることで係止される。グロメットが弾性体で形成されており、仮止めの際には、作業者がグロメットをパネルの貫通孔に押し込んでグロメットを変形させて、このような乗越えが行われる。しかしながら、ワイヤーハーネスが太く、それに合わせてグロメットのサイズが大きい場合等には、いくらグロメットが変形できるとはいえ貫通孔に押し込む際の抵抗が大きく、上記の仮止め自体が作業者の負担となる。一方で、このような押込み抵抗を抑えるべく、例えば仮止め用の嵌合部の貫通孔の内周縁への掛かりの幅を抑えると、仮止めが不十分となり、配索中にグロメットが貫通孔から外れてしまう恐れがある。
本発明の目的は、パネルの貫通孔に容易に仮止めできるとともに、ワイヤーハーネス配索中の貫通孔からの外れが抑えられたグロメットを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明は、所定のパネルに設けられた貫通孔と、該貫通孔を通るワイヤーハーネスと、の間に介在して前記パネルに固定されるグロメットにおいて、弾性体で筒状に形成されるとともに、所定の嵌込み方向に向かって前記貫通孔に嵌め込まれる筒部と、前記筒部の外周面から前記貫通孔の孔径よりも大径の鍔状に延出し、前記パネルに密着可能な鍔部と、前記鍔部よりも、前記嵌込み方向の前方側で、前記筒部の外周面から、周方向に互いに間隔を開けて突出した複数の突部であって、前記貫通孔の縁に係止され、前記筒部を前記パネルに仮止めする複数の仮止め突部と、を備えたことを特徴とするグロメットとなっている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のグロメットにおいて、前記複数の仮止め突部のうち、少なくとも1つの仮止め突部が、他の仮止め突部よりも、前記筒部の周方向に幅広に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載のグロメットにおいて、前記複数の仮止め突部と前記鍔部との間隔が、前記パネルの厚みよりも広いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のうちいずれか1項記載のグロメットにおいて、前記鍔部は、板状のブラケットによって、前記パネルとの間に挟み付けられて該パネルに固定され、前記ブラケットは、前記鍔部の外径よりも小径で且つ前記筒部が通る第2の貫通孔が設けられており、前記筒部の外周面における、前記鍔部よりも前記嵌込み方向の後方側には、前記第2の貫通孔の内周縁が嵌め込まれる溝が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4記載のグロメットにおいて、前記鍔部の外周縁からは、前記ブラケットの前記筒部に対する回り止めを行うための回止め突起が突出しており、前記ブラケットの、前記パネル側の面には、前記回止め突起が嵌まり込む回止め凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、グロメットの筒部をパネルに仮止めするための複数の仮止め突起は、筒部の外周面から、周方向に互いに間隔を開けて突出している。このため、これら複数の仮止め突起に、パネルの貫通孔の縁を乗り越えさせてその縁に係止させる際には、各仮止め突起が個別に縁を乗り越えることができる。これにより、仮止めに際し、作業者が、グロメットの筒部をパネルの貫通孔に押し込むに当たっての抵抗が低減される。また、請求項1に記載の発明によれば、各仮止め突起については、貫通孔の内周縁への掛かりの幅を抑える必要がなく、十分な仮止めを行って、配索中におけるグロメットの貫通孔からの外れを抑えることが可能となる。このように、請求項1に記載の発明によれば、パネルの貫通孔に容易に仮止めできるとともに、ワイヤーハーネス配索中の貫通孔からの外れを抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の仮止め突部のうち、少なくとも1つの仮止め突部が、他の仮止め突部よりも、筒部の周方向に幅広に形成されている。これにより、例えば、ワイヤーハーネスの配索時に荷重が掛かり易い位置に、上記の幅広の仮止め突起を配置するといった運用を行ってワイヤーハーネス配索中の貫通孔からの外れを一層抑えることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、複数の仮止め突部と鍔部との間隔が、パネルの厚みよりも広いので、パネルの貫通孔の縁を仮止め突起が乗り越えるときに鍔部を押圧するような余計な力が不要で、グロメットを一層容易に仮止めすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、グロメットの筒部の外周面に、鍔部のパネルへの固定に用いられるブラケットにおける第2の貫通孔の内周縁が嵌め込まれる溝が設けられている。これにより、グロメットにこのブラケットを取り付けた状態でのパネルへの仮止めが可能となる。その結果、請求項4に記載の発明によれば、グロメットの鍔部のパネルへの固定の際の手間も抑えられることとなる。
請求項5に記載の発明によれば、グロメットには回止め突起が設けられており、ブラケットにはその回止め突起が嵌まり込む回止め凹部が設けられている。これにより、ブラケットを取り付けた状態でのパネルへの仮止めが、ブラケットが回り止めされた状態で行われる。その結果、請求項5に記載の発明によれば、グロメットの鍔部のパネルへの固定の際のブラケットの位置合わせ等の手間も抑えられることとなる。
第1実施形態のグロメットと、車体のパネルへのグロメットの固定に用いるブラケットと、が組み合わされた状態を示す斜視図である。 図1に示すグロメットとブラケットとが組み合わされた状態を示す平面図である。 グロメットの側面と、パネルの貫通孔への嵌込み方向の後方から見た後面と、嵌込み方向の前方から見た前面と、を示す三面図である。 図3に示されているグロメットの斜視図である。 図3に示されているグロメットのB−B断面を示す断面図である。 図5中の領域Cの拡大図である。 ブラケットを、パネル側から見た斜視図である。 ブラケットを、図7中の矢印D方向から見た平面と、図中のE−E断面と、を示す図である。 グロメットとブラケットとが組み合わされてパネルに固定された状態における、図5と同様の断面を示す図である。 図9中の領域Fの拡大図である。 グロメットのパネルへの仮止め手順について示す図である。 第2実施形態のグロメットと、車体のパネルへのグロメットの固定に用いるブラケットと、が組み合わされた状態を示す斜視図である。 グロメットの側面と、パネルの貫通孔への嵌込み方向の後方から見た後面と、嵌込み方向の前方から見た前面と、を示す三面図である。
本発明の第1実施形態のグロメットを、図1〜図11を参照して説明する。図1は、第1実施形態のグロメットと、車体のパネルへのグロメットの固定に用いるブラケットと、が組み合わされた状態を示す斜視図である。また、図2は、図1に示すグロメットとブラケットとが組み合わされた状態を示す平面図である。
グロメット1は弾性体で形成されており、車体のパネルPに設けられた貫通孔P1と、この貫通孔P1を通るワイヤーハーネスWHと、の間に介在してパネルPに固定される。この固定は、金属製で板状のブラケット2を用いて行われる。ブラケット2にはネジ止め孔21が2つ設けられており、車体のパネルPにもネジ止め孔P2が2つ設けられている。ブラケット2は、図中に矢印で示されている嵌込み方向Aに貫通孔P1に嵌め込まれたグロメット1をパネルPに押し付けつつ、上記のネジ止め孔21,P2を通る不図示のネジによってパネルPに固定される。ワイヤーハーネスWHは、硬質なパネルPの貫通孔P1の内周縁からグロメット1によって保護される。また、このグロメット1は、このパネルの貫通孔P1からの水の浸入を防止する防水の役割を果たす。
図3は、グロメットの側面と、パネルの貫通孔への嵌込み方向の後方から見た後面と、嵌込み方向の前方から見た前面と、を示す三面図である。図3(a)には、グロメット1の後面図が示されており、図3(b)には、グロメット1の側面図が示されており、図3(c)には、グロメット1の前面図が示されている。また、図4は、図3に示されているグロメットの斜視図である。また、図5は、図3に示されているグロメットのB−B断面を示す断面図であり、図6は、図5中の領域Cの拡大図である。
これらの図に示されているように、グロメット1は、ワイヤーハーネスWHが挿通される第1の筒部111と、この第1の筒部111よりも大径で、嵌込み方向Aに向かってパネルPの貫通孔P1に嵌め込まれる第2の筒部112(筒部)とを有している。第1の筒部111には、ワイヤーハーネスWHが挿通されるワイヤーハーネス挿通孔111aが設けられており、その嵌込み方向Aの先端近傍が、第2の筒部112の内側に位置している。
第1の筒部111の嵌込み方向Aの先端縁と、第2の筒部112の嵌込み方向Aの後端縁とは、略漏斗状で薄肉の可撓部113で連結されている。この可撓部113での連結により、第1の筒部111は、ワイヤーハーネス挿通孔111aに挿通されたワイヤーハーネスWHと一緒に動けるようになっている。これにより、ワイヤーハーネスWHの配索における自由度の向上が図られている。
また、第1の筒部111では、ワイヤーハーネス挿通孔111aの内面から、ワイヤーハーネスWHに押し付けられて変形しつつ密着する3本のリップ111bが突出している。これらのリップ111bにより、ワイヤーハーネス挿通孔111aから浸入しようとする水に対する防水が図られている。
また、グロメット1は、第2の筒部112の外周面112aからパネルPの貫通孔P1の孔径よりも大径の鍔状に延出し、パネルPに密着可能な鍔部120を備えている。この鍔部120は、第2の筒部112が貫通孔P1に嵌め込まれた状態で、ブラケット2とパネルPとの間に挟まれてそのパネルPに押し付けられて固定される。このブラケット2による鍔部120の固定については後で詳細に説明する。
また、鍔部120における嵌込み方向Aの前方側の面の周縁からは、ブラケット2によって鍔部120が固定されるときにパネルPに押し付けられて変形しつつ密着するリップ120aが円環状に突出している。このリップ120aにより、パネルPの貫通孔P1から浸入しようとする水に対する防水が図られている。
そして、グロメット1は、鍔部120がパネルPに固定されるまでの間、第2の筒部112をパネルPに仮止めする3つの仮止め突部130を備えている。これら3つの仮止め突部130は、鍔部120よりも、嵌込み方向Aの前方側で、第2の筒部112の外周面112aから、周方向に互いに間隔を開けて突出した3つの突部である。これら3つの仮止め突部130は、第2の筒部112がパネルPの貫通孔P1に嵌め込まれると第2の筒部112の外周面112aが貫通孔P1の内側に撓むことで貫通孔P1の縁を乗り越えてその縁に係止される。この係止により、グロメット1がパネルPに仮止めされる。この仮止めについては、後で詳しく説明する。
また、3つの仮止め突部130は、第2の筒部112の周方向に沿った幅寸法が相対的に大きい1つの幅広突部131と、第2の筒部112の周方向に沿った幅寸法が相対的に小さい2つの幅狭突部132とからなる。本実施形態では、グロメット1がパネルPに仮止めされた状態でワイヤーハーネスWHの配索が行われる。そして、グロメット1の仮止めは、配索時のワイヤーハーネスWHの屈曲等により最も荷重が掛かる位置に幅広突部131が位置するように行われる。
ここで、グロメット1のパネルPへの仮止めは、図1及び図2に示されているように、グロメット1と、このグロメット1の鍔部120のパネルPへの固定に用いるブラケット2とが組み合わされた状態で行われる。図7は、ブラケットを、パネル側から見た斜視図である。また、図8は、ブラケットを、図7中の矢印D方向から見た平面と、図中のE−E断面と、を示す図である。図8(a)にはブラケット2の平面図が示され、図8(b)にはブラケット2の断面図が示されている。
ブラケット2は略板状の部材であり、2つのネジ止め孔21と、グロメット1の鍔部120の外径よりも小径で且つ第2の筒部112が通るブラケット側貫通孔22(第2の貫通孔)が設けられている。ブラケット側貫通孔22の内周縁22aは、このブラケット2の面外方向に立設し筒状になっている。また、この筒状の内周縁22aの外周側に、図7や図8(b)において矢印Dが示すパネル側の方向に円環状に突出した突出環23が形成されている。
そして、グロメット1では、図3、図5、及び図6に示されているように、第2の筒部112の外周面112aにおける、鍔部120よりも嵌込み方向Aの後方側には、次のような溝112bが設けられている。まず、第2の筒部112における嵌込み方向Aの後方側の端部は、筒外側に円環状に張り出した張出部112cとなっている。また、鍔部120における嵌込み方向Aとは反対側の面の周縁は、上記のリップ120aとは反対側に円環状に盛り上がった盛上げ部120bとなっている。そして、張出部112cと盛上げ部120bと鍔部120とで囲まれた空間が、ブラケット2における上記の筒状の内周縁22a及び突出環23が嵌め込まれる溝112bとなっている。この溝112bにブラケット側貫通孔22の内周縁22a及び突出環23が嵌め込まれることで、グロメット1とブラケット2とが組み合わされて、車体のパネルPに固定される。
図9は、グロメットとブラケットとが組み合わされてパネルに固定された状態における、図5と同様の断面を示す図であり、図10は、図9中の領域Fの拡大図である。グロメットとブラケットとの組合わせは、ブラケット2を、グロメット1に対し矢印G方向に嵌め込むことで行われる。このときは、第2の筒部112が筒内側に撓んで、パネルPへの嵌込み方向Aの後方側の端部から円環状に張り出している張出部112cが、ブラケット側貫通孔22の内周縁22aを乗り越える。これにより、内周縁22aと、その内周縁22aに続く突出環23が溝112bに嵌め込まれる。
さらに、グロメット1では、図1や図4に示されているように、鍔部120の外周縁から、ブラケット2の、第2の筒部112に対する回り止めを行うための回止め突起120cが突出している。そして、図1や図7に示されているように、ブラケット2の、パネルP側の面には、上記の回止め突起120cが嵌まり込む回止め凹部24が設けられている。ここで、ブラケット2では、回止め凹部24の裏側は、この回止め凹部24に応じて膨らんでいる。ブラケット2のパネルP側とは反対側の面を示す図8(a)には、この回止め凹部24の裏側の膨らみ24’が示されている。
グロメット1とブラケット2とは、ブラケット側貫通孔22の内周縁22aと突出環23がグロメット1の溝112bに嵌め込まれ、さらに、グロメット1の回止め突起120cがブラケット2の回止め凹部24に嵌まり込んで組み合わされる。図1には、グロメット1とブラケット2とがこのように組み合わされた状態が示されている。
そして、図9及び図10に示されているようにグロメット1の第2の筒部112がパネルPの貫通孔P1に嵌込み方向Aに嵌め込まれて、鍔部120がブラケット2によってパネルPに固定される。このときには、図10に示されているように、鍔部120が、ブラケット2の突出環23とパネルPとの間に挟み付けられる。そして、ブラケット2がパネルPにネジ止めされると、突出環23が鍔部120をパネルPに押し付ける。その結果、鍔部120からパネルP側に突出しているリップ120aが嵌込み方向AにパネルPに押し付けられて変形し、そのパネルPに密着する。これにより防水が図られる。
さらに、本実施形態では、ワイヤーハーネスWHに不図示のプロテクタが取り付けられる。そして、ブラケット2には、図7及び図8に示されているように、このプロテクタをブラケット2と締結するために2つの締結片25,26が設けられている。第1の締結片25は、ブラケット2の面内方向に延びた矩形の板状片であり、締結のための円形の貫通孔25aが設けられている。第2の締結片26は、ブラケット2の面外方向に立設した矩形の板状片であり、締結のための三角形の貫通孔26aが設けられている。
ここで、上述したように、本実施形態では、グロメット1がパネルPに仮止めされた状態でワイヤーハーネスWHの配索が行われる。また、このグロメット1のパネルPへの仮止めは、グロメット1とブラケット2とが上記のように組み合わされてから行われる。この仮止めは次のような手順で行われる。
図11は、グロメットのパネルへの仮止め手順について示す図である。この仮止めでは、まず、図11(a)に示されているように、ブラケット2と組み合わされたグロメット1が、車体のパネルPの貫通孔P1に第2の筒部112が嵌込み方向Aに嵌め込まれる位置に配置される。この配置により、鍔部120よりも、嵌込み方向Aの前方側で、第2の筒部112の外周面112aから突出した仮止め突部130が、パネルPの貫通孔P1の内周縁に当接する。
次に、グロメット1が、貫通孔P1に、嵌込み方向Aに押し込まれると、図11(b)に示されているように、第2の筒部112の外周面112aが貫通孔P1の内側に撓む。そして、グロメット1が嵌込み方向Aに更に押し込まれると、図11(c)に示されているように、仮止め突部130が貫通孔P1の縁を乗り越えてその縁に係止される。この係止により、グロメット1がパネルPに仮止めされる。
ここで、本実施形態では、グロメット1の第2の筒部112をパネルPに仮止めする3つの仮止め突部130の係止面130aと、鍔部120から突出したリップ120aの先端との間隔が、パネルPの厚みよりも広い。このため、仮止め時には、リップ120aがパネルPに押圧されない。これにより、パネルPの貫通孔P1の縁を仮止め突起130が上記のように乗り越えるときに鍔部120が邪魔にならず、この乗越えに必要な力が抑えられる。また、ブラケット2によるグロメット1のパネルPへの固定時には、図10に示されているように、仮止め突部130はパネルPから離れた状態となる。
このようにグロメット1がパネルPに仮止めされた状態で、ワイヤーハーネスWHの配索が行われ、その後に、ブラケット2がパネルPにネジ止めされることで、グロメット1の鍔部120がパネルPに固定される。また、図1や図4に示されているように、3つの仮止め突部130は、第2の筒部112の周方向に幅が相対的に広い1つの幅広突部131と、第2の筒部112の周方向に幅が相対的に狭い2つの幅狭突部132とからなる。そして、グロメット1の仮止めは、配索時のワイヤーハーネスWHの屈曲等により最も荷重が掛かる位置に幅広突部131が位置するように行われる。
以上、図1〜図11を参照して説明した第1実施形態のグロメット1によれば、3つの仮止め突起130は、第2の筒部112の外周面112aから、周方向に互いに間隔を開けて突出している。このため、仮止め突起130に、パネルPの貫通孔P1の縁を乗り越えさせてその縁に係止させる際には、各仮止め突起130が個別に縁を乗り越えることができる。これにより、仮止めに際し、作業者が、グロメット1の第2の筒部112をパネルPの貫通孔P1に押し込むに当たっての抵抗が低減される。また、第1実施形態のグロメット1によれば、各仮止め突起130については、貫通孔P1の内周縁への掛かりの幅を抑える必要がなく、十分な仮止めを行って、配索中におけるグロメット1の貫通孔P1からの外れを抑えることが可能となる。このように、第1実施形態のグロメット1によれば、パネルPの貫通孔P1に容易に仮止めできるとともに、ワイヤーハーネス配索中の貫通孔P1からの外れを抑えることができる。
また、第1実施形態のグロメット1によれば、3つの仮止め突部130のうち、1つの仮止め突部が、他の仮止め突部よりも、第2の筒部112の周方向に幅広に形成された幅広突部131となっている。これにより、ワイヤーハーネスWHの配索時に荷重が掛かり易い位置に、この幅広突部131を配置するといった運用を行ってワイヤーハーネスWHの配索中の貫通孔P1からのグロメット1の外れを抑えることが可能となる。
また、第1実施形態のグロメット1によれば、3つの仮止め突部130と鍔部120との間隔が、パネルPの厚みよりも広い。このため、パネルPの貫通孔P1の縁を仮止め突起130が乗り越えるときに鍔部120を押圧するような余計な力が不要で、グロメット1を一層容易に仮止めすることができる。
また、第1実施形態のグロメット1によれば、グロメット1の第2の筒部112の外周面112aに、ブラケット2におけるブラケット側貫通孔22の内周縁22aが嵌め込まれる溝112bが設けられている。これにより、グロメット1にこのブラケット2を取り付けた状態でのパネルPへの仮止めが可能となる。その結果、第1実施形態のグロメット1によれば、グロメット1の鍔部120のパネルPへの固定の際の手間も抑えられることとなる。
また、第1実施形態のグロメット1によれば、グロメット1には回止め突起120cが設けられており、ブラケット2にはその回止め突起120cが嵌まり込む回止め凹部24が設けられている。これにより、ブラケット2を取り付けた状態でのパネルPへの仮止めが、ブラケット2が回り止めされた状態で行われる。その結果、第1実施形態のグロメット1によれば、グロメット1の鍔部120のパネルPへの固定の際のブラケット2の位置合わせ等の手間も抑えられることとなる。
次に、本発明の第2実施形態のグロメットを、図12、図13を参照して説明する。この第2実施形態では、グロメットの形状が、第1実施形態とは異なっている。一方で、グロメットとブラケットとの組合わせ構造や、グロメットのパネルへの仮止め構造は、第1実施形態と略同等である。そこで、以下では、主に、グロメットの形状に注目して第2実施形態の説明を行う。
図12は、第2実施形態のグロメットと、車体のパネルへのグロメットの固定に用いるブラケットと、が組み合わされた状態を示す斜視図である。第2実施形態でも、上述した第1実施形態と同様に、ブラケット4は、2つのネジ孔41と、車体のパネルPの2つのネジ孔P2を通る不図示のネジによってパネルPに固定される。そして、このときに、ブラケット4は、嵌込み方向Aに貫通孔P1に嵌め込まれたグロメット3をパネルPに押し付ける。
図13は、グロメットの側面と、パネルの貫通孔への嵌込み方向の後方から見た後面と、嵌込み方向の前方から見た前面と、を示す三面図である。図13(a)には、グロメット3の後面図が示されており、図13(b)には、グロメット3の側面図が示されており、図13(c)には、グロメット3の前面図が示されている。
これらの図に示されているように、第2実施形態におけるグロメット3も、第1実施形態におけるグロメット1と同様に、第1の筒部311と、第2の筒部312とを有しており、両者が可撓部313で連結されている。第1の筒部311には、ワイヤーハーネスWHが挿通され、第2の筒部312は、嵌込み方向Aに向かってパネルPの貫通孔P1に嵌め込まれる。また、可撓部313での連結により、第1の筒部311は、ワイヤーハーネスWHと一緒に動けるようになっている。これにより、ワイヤーハーネスWHの配索における自由度の向上が図られている。
また、第2実施形態におけるグロメット3も、第1実施形態におけるグロメット1と同様に、パネルPへの固定のための鍔部320が、第2の筒部312の外周面312aから延出している。また、このグロメット3も、3つの仮止め突部330を備えている。これら3つの仮止め突部330の、パネルPの貫通孔P1の縁への係止により、グロメット1がパネルPに仮止めされる。
ここで、本実施形態では、ワイヤーハーネスWHの配索時に、第1の筒部311及びワイヤーハーネスWHが、図12に示されているように第2の筒部312の側壁を乗り越えて曲げられることが想定されている。この想定を受けて、第2の筒部312における嵌め込み方向Aの後方側には、図13(a)に示されているように凹み312bが設けられている。図12に示されているように曲げられた第1の筒部311はこの凹み312bに受け入れられる。同様に、第2の筒部312における嵌め込み方向Aの前方側には、曲げられたワイヤーハーネスWHを受け入れる切込み312cが設けられている。
上記の3つの仮止め突部330は、第2の筒部312の周方向に沿った幅寸法が相対的に大きい1つの幅広突部331と、第2の筒部312の周方向に沿った幅寸法が相対的に小さい2つの幅狭突部332とからなる。本実施形態では、1つの幅広突部331が、第1の筒部311の中心軸を挟んで切込み312cと対向するとともに、凹み312bに最も近い位置に配置されている。これは、ワイヤーハーネスWHの配索時に、第1の筒部311とワイヤーハーネスWHとが上記のように曲げられる際に、上記の位置に最も荷重が掛かるためである。
以上に説明した第2実施形態のグロメット3でも、第1実施形態のグロメット1と同様に、パネルPの貫通孔P1に容易に仮止めできるとともに、ワイヤーハーネスWHの配索中の貫通孔P1からの外れを抑えることができることはいうまでもない。
尚、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、前述した実施形態では、本発明にいうグロメットやブラケットの一例として、各々具体的な形状が例示されている。しかしながら、本発明にいうグロメットやブラケットは、これら具体的な形状に限るものではなく、種々の形状が考えられる。例えば、前述した実施形態では、ブラケットに、ワイヤーハーネスのプロテクタとの締結構造を有するものが例示されているが、本発明にいうブラケットは、このような締結構造を有していなくてもよい。
また、例えば、前述した実施形態では、本発明にいう仮止め突部の数として3つが例示されている。しかしながら、本発明にいう仮止め突部の数は、2つでも、あるいは4つ以上であってもよい。また、幅広の仮止め突部の数も、前述した実施形態のように1つに限るものではなく複数であってもよい。
1,3 グロメット
2,4 ブラケット
22 ブラケット側貫通孔(第2の貫通孔)
22a 内周縁
24 回止め凹部
111,311 第1の筒部
111a ワイヤーハーネス挿通孔
112,312 第2の筒部
112a,312a 外周面
112b 溝
120,320 鍔部
120c 回止め突起
130,330 仮止め突部
131,331 幅広突部
132,332 幅狭突部

Claims (5)

  1. 所定のパネルに設けられた貫通孔と、該貫通孔を通るワイヤーハーネスと、の間に介在して前記パネルに固定されるグロメットにおいて、
    弾性体で筒状に形成されるとともに、所定の嵌込み方向に向かって前記貫通孔に嵌め込まれる筒部と、
    前記筒部の外周面から前記貫通孔の孔径よりも大径の鍔状に延出し、前記パネルに密着可能な鍔部と、
    前記鍔部よりも、前記嵌込み方向の前方側で、前記筒部の外周面から、周方向に互いに間隔を開けて突出した複数の突部であって、前記貫通孔の縁に係止され、前記筒部を前記パネルに仮止めする複数の仮止め突部と、を備えたことを特徴とするグロメット。
  2. 前記複数の仮止め突部のうち、少なくとも1つの仮止め突部が、他の仮止め突部よりも、前記筒部の周方向に幅広に形成されていることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 前記複数の仮止め突部と前記鍔部との間隔が、前記パネルの厚みよりも広いことを特徴とする請求項1又は2記載のグロメット。
  4. 前記鍔部は、板状のブラケットによって、前記パネルとの間に挟み付けられて該パネルに固定され、
    前記ブラケットは、前記鍔部の外径よりも小径で且つ前記筒部が通る第2の貫通孔が設けられており、
    前記筒部の外周面における、前記鍔部よりも前記嵌込み方向の後方側には、前記第2の貫通孔の内周縁が嵌め込まれる溝が設けられていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のグロメット。
  5. 前記鍔部の外周縁からは、前記ブラケットの前記筒部に対する回り止めを行うための回止め突起が突出しており、
    前記ブラケットの、前記パネル側の面には、前記回止め突起が嵌まり込む回止め凹部が設けられていることを特徴とする請求項4記載のグロメット。
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