JP2009067153A - グロメット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】グロメットインナ2の外側面に、嵌合孔21への挿入時にロック爪6がバーリング22の内縁に係止する前に当該内縁に係止してグロメット1を軸方向に支持可能な複数の仮固定爪7を設けた。
【選択図】図1
Description
よって、グロメットアウタを結合させたグロメットインナを嵌合孔に嵌入させ、ロック爪を嵌合孔の内縁に係止させると、グロメットインナが嵌合孔に嵌合すると共に、グロメットアウタの鍔部が取付パネルに押圧され、グロメットインナのフランジ部との間をシールすることになる。
また、特許文献2に開示されるグロメットでは、グロメットを嵌合孔に低挿入力で嵌合できるように、車体係止溝を有するグロメットの外周面に、グロメットを回転作動できる仮固定用の凹部を形成している。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、ロック部及び仮固定部を簡単に形成するために、ロック部及び仮固定部を、グロメットインナの挿入方向と反対側へ向けて突設され、端部に嵌合孔の内縁に係止する係止段部を夫々備えた弾性片として、係止段部の位置をグロメットインナの挿入方向で前後にずらしたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、グロメットインナによるワイヤハーネスの固定を楽に行うために、グロメットインナが、軸方向の分割面で二分割される一対の半割体を組み付けて形成され、各半割体の外側面にロック部と仮固定部とが夫々設けられることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、嵌合孔が長円形となるものにあって、グロメットの回転をより効果的に防止するために、グロメットインナの外形を長円形としたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、嵌合孔の内縁に、中心側へ傾斜するバーリングを形成したものにあって、仮固定部による確実な仮固定を可能とするために、仮固定部はバーリングの内縁へ弾性的に当接することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、ロック部及び仮固定部を、係止段部を前後にずらした弾性片としたことで、ロック部及び仮固定部が簡単に形成可能となり、仮固定位置の設定も容易となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、グロメットインナを二分割したことで、硬質のグロメットインナであってもワイヤハーネスを挟み込んで楽に固定可能となると共に、各半割体で軸方向、面方向共に均等な固定力を確保できる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、長円形同士の嵌合によってグロメットの回転をより効果的に防止可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかの効果に加えて、公差による嵌合孔の最大、最小径の差が大きい角度付きバーリングの場合でも、仮固定部による確実な位置決めが可能となる。
図1は、グロメットの一例を示す側面図、図2は平面図で、グロメット1は、合成樹脂製で硬質のグロメットインナ2と、ゴム製で軟質のグロメットアウタ3とからなっている。まずグロメットインナ2は、後述する取付パネルの嵌合孔に合わせた平面視長円形状の筒状体で、ここでは短軸方向の面(図2の位置A)で2つの半割体4,4に二分割されており、一方の半割体4の分割面に突設した図示しない係止片を、他方の半割体4の分割面に凹設した図示しない凹部に挿入係止させることで、一体に結合される構造となっている。5は、各半割体4の下端に周設されたフランジ部である(図3,4に図示)。
次に、仮固定爪7は、グロメットインナ2の長軸上に位置して下方へ向けて突設される弾性片で、ここでもバーリングの内縁に係止する仮係止段部10が係止されるが、この仮係止段部10は、ロック爪6の係止段部9よりも上方(グロメットインナ2の挿入方向の前方)に位置し、仮係止段部10よりも上側の面は、上方へ行くに従って中心側へ近づくテーパ面11となっている。
これらのロック爪6、仮固定爪7、センタリング爪8は、夫々半割体4の半円部の中心と同心円上に配置されているが、ここではセンタリング爪8の押圧面12が最も外側の円周上に位置し、その内側にロック爪6の係止段部9の下方側の面が、さらに内側に仮固定爪7の仮係止段部10の下方側の面が夫々位置する設定となっている。
まず、図示しないワイヤハーネスを挟むようにして、グロメットインナ2の半割体4,4同士を結合させてグロメットインナ2を形成する。そして、グロメットインナ2のフランジ部5に、ワイヤハーネスを貫通させたグロメットアウタ3のカバー部16を被着して両者を一体化させる。このグロメット1を、第1筒部14を先にして嵌合孔21におけるバーリング22の非突設側から差し込み、続いてグロメットインナ2を差し込む。すると、最も上端に位置する仮固定爪7のテーパ面11が最初にバーリング22に当接し、テーパ面11を乗り越えると、図3,4に示すように、グロメット1は、取付パネル20に対して直交姿勢を保ったまま、仮係止段部10がバーリング22の内縁に係止する仮固定状態となる。このとき、グロメットアウタ3の内側リップ18及び外側リップ19は取付パネル20には当接しない。また、図4(B)に示すように、ロック爪6の係止段部9は取付パネル20の下面位置S1及びバーリング22の内縁位置S2の間にあるため、バーリング22の内縁には係止しない。この仮固定状態では、グロメット1の固定力は低いので、ここで取付角度や嵌合孔21内での位置等が容易に確認、調整可能となる。
そして、ここからさらにグロメット1を押し込むと、図6(A)に示すように、バーリング22の先端がセンタリング爪8のテーパ面13を乗り越えて今度は押圧面12がバーリング22の内縁を押圧する。この状態で、同図(B)及び図7のようにロック爪6の係止段部9をバーリング22の内縁に係止させることができる。ここでは、仮固定によってグロメット1は適正な姿勢で位置決めされているので、グロメット1を大きく傾ける必要はなく、小さい角度でロック爪6を順に係止させることができる。また、この係止作業はグロメット1を保持する片手で簡単に行える。
特にここでは、ロック部及び仮固定部を、グロメットインナ2の挿入方向と反対側へ向けて突設され、端部にバーリング22の内縁に係止する係止段部9及び仮係止段部10を夫々備えた弾性片となるロック爪6及び仮固定爪7として、係止段部9及び仮係止段部10の位置をグロメットインナ2の挿入方向で前後にずらしたことで、ロック部及び仮固定部が簡単に形成可能となり、仮固定位置の設定も容易となる。
さらに、嵌合孔21が長円形となるものにあっては、グロメットインナ2の外形を長円形としたことで、グロメット1の回転をより効果的に防止可能となる。
そして、嵌合孔21の内縁に、中心側へ傾斜するバーリング22を形成したものにあって、仮固定爪7はバーリング22の内縁へ弾性的に当接する構成としているので、公差による嵌合孔21の最大、最小径の差が大きい角度付きバーリング22の場合でも、仮固定爪7による確実な仮固定が可能となる。
さらに、グロメットの基本構造も、嵌合孔が円形や楕円形であればグロメットインナの外形やグロメットアウタの筒部もこれに対応して円形や楕円形にすればよいし、バーリングがない嵌合孔であっても同様に仮固定爪による位置決めは可能である。
加えて、グロメットインナの分割形態も、分割位置や半割体の結合構造等は適宜変更可能で、分割構造とせずに円形や長円形の筒体を一体に形成することもできる。
Claims (5)
- 取付パネルに形成された嵌合孔に挿入され、前記取付パネルの一方の面側から前記嵌合孔の内縁に係止する複数のロック部を外側面に設けた筒状のグロメットインナと、前記取付パネルの他方の面側から前記グロメットインナの端部に同軸で被着され、前記取付パネルに当接して前記グロメットインナと取付パネルとの間をシールする筒状のグロメットアウタと、からなるグロメットであって、
前記グロメットインナの外側面に、前記嵌合孔への挿入時に前記ロック部が前記嵌合孔の内縁に係止する前に前記内縁に係止して前記グロメットを軸方向に支持可能な複数の仮固定部を設けたことを特徴とするグロメット。 - 前記ロック部及び仮固定部を、前記グロメットインナの挿入方向と反対側へ向けて突設され、端部に前記嵌合孔の内縁に係止する係止段部を夫々備えた弾性片として、前記係止段部の位置を前記グロメットインナの挿入方向で前後にずらしたことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
- 前記グロメットインナが、軸方向の分割面で二分割される一対の半割体を組み付けて形成され、前記各半割体の外側面に前記ロック部と仮固定部とが夫々設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のグロメット。
- 前記嵌合孔が長円形となるものにあっては、前記グロメットインナの外形を長円形としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のグロメット。
- 前記嵌合孔の内縁に、中心側へ傾斜するバーリングを形成したものにあっては、前記仮固定部は前記バーリングの内縁に係止することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のグロメット。
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