JP4498865B2 - クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、各種のシート状部材からなる固定部材同士を積層状態に挟持固定するクリップに関する。
従来より、自動車の車内において、各種のシート状の部材同士を積層させて挟持固定するために、クリップが用いられている。この種のクリップとしては、次のようなものが知られている。
図22に示すように、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルに立設されたスタッドボルトに、ダッシュサイレンサやカーペット類を重ねて取り付けるクリップXは、端部にベース部1を有し、スタッドボルトに係止する筒状部2と、筒状部2の外側に嵌合し、先端に筒状部2と係合する爪3を有する保持部4と、L字状を呈し、L字の一辺が中央にヒンジ部5を有し、その辺の先端がヒンジ部5を介して保持部4の先端に連設し、L字状の腕部6が取付穴縁にあたり、90°旋回すると同時に保持部4が筒状部2に嵌合してベース部1と旋回した腕部6でダッシュサイレンサやカーペット類を挟み、裏側から筒状部2を押圧することで固定でき筒状部2をスタッドボルトに挿入係止するものである(特許文献1参照)。
また、図23に示すように、スタッドボルトを利用して遮音シートを取り付けるクリップYは、円筒形のカバー11と筒体12とに連設し、スタッドボルトへの係止時に中央で折れ曲がるヒンジ部13を有し、遮音シートの取付穴に挿通されたスタッドボルトにカバー11を被嵌し、筒体12のフランジ部14を押圧することで、筒体12がカバー11に被嵌すると同時にダッシュパネルとの間で圧縮されて、前に曲がったヒンジ部13とフランジ部14とで遮音シートを挟持するものである(特許文献2参照)。
一方、図24に示すように、硬質のパネル材を連結するクリップZは、ピン部材21と、ピン部材21の挿入で拡開する脚22とフランジ部23とを有するグロメット24とで構成され、パネル材の取付穴に脚22を挿入したグロメット24にピン部材21を挿入することにより、パネル材の表面をフランジ部23が押圧し、拡開した脚22で穴縁を押圧してパネル材を挟持固定するものである(特許文献3参照)。
特開2001−107938号公報 特許第3357510号公報 フランス特許第2203454号
ところで、シート状を呈し、軟質で変形しやすい部材でフェルトあるいは遮音材もしくは発泡材等からなる固定部材を固定する場合、クリップXは表裏からの作業が必須であるので、作業性が悪く、また、固定部材を押圧して腕部を旋回させるので、固定部材の素材が軟質である場合には適用できなかった。
また、クリップYにあっては、固定部材同士を保持する機能がないため、これらを重ねて挟持固定することができなかった。
さらに、クリップZを用い、固定部材の挟持固定に適用しても、固定部材の取付穴の穴縁が変形し、クリップZ自体が抜け落ちて役に立たなかった。
この発明は、面積の大きなシート状材料をクリップにより一方向側から挿入して、他方側(裏側)に通して確実に固定することで片面からだけで作業することができるとともに、比較的軟質なシート状の固定部材を確実にかつ極めて容易に挟持固定することが可能なクリップを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のクリップは、ピン部材とグロメットとからなり、互いに重ねられた固定部材に貫通する取付孔へ挿通し、挿通方向から前記ピン部材を押圧することで、前記固定部材を重ねて挟持固定するクリップにおいて、前記グロメットは、フランジ部と、該フランジ部から延出する筒形状の胴部と、前記フランジ部から前記胴部に沿って延び、前記ピン部材のピンを受け入れる受入孔とを備え、前記胴部には、先端部に、筒中心から半径方向放射状に向かう開口部が形成され、該開口部の開口縁部に、前記胴部よりも薄肉な薄肉部を介して旋回片が連結され、該旋回片は、前記受入孔内に挿入される前記ピンに押圧されて前記薄肉部を旋回軸として外側へ旋回し、前記フランジ部とで前記固定部材を挟持固定し、前記ピンは、前記受入孔の内面と対向する面に突部を有し、前記受入孔の内面は、前記突部と係合する凹部を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記凹部が、前記ピンの挿入方向に間隔をあけて複数設けられていることが好ましい。
また、本発明は、前記突部が前記ピンの挿入方向に間隔をあけて複数設けられていることが好ましい。
また、本発明は、開口部が、前記胴部の先端側を含む全周にて前記旋回片を囲むように形成されていることが好ましい。
また、本発明は、前記旋回片が、前記ピンに押圧されて前記胴部の軸線に対して略90°旋回されることが好ましい。
また、本発明は、前記旋回軸が、前記ピンの挿入方向と直交する軸であっても良い。そして、前記旋回片は、前記係合片が前記受入孔への前記ピンの挿入方向後方側へ屈曲されたクランク形状を有していることが望ましい。また、前記旋回軸は、前記ピンの挿入方向に沿う軸であっても良い。
また、本発明は、旋回片が、前記胴部の内面に沿って隙間を介して前記内面と平行に延び、前記ピンに押圧される押圧部を有することが好ましい。
また、本発明は、前記旋回片は、前記ピンの押圧点の近傍にて前記胴部に連設されていることが好ましい。
さらに、前記ピン及び前記旋回片は、前記旋回片の外側への旋回後に互いに当接して前記旋回片を旋回させた状態に維持する当接面を有することが望ましい。
また、前記旋回片は、前記受入孔の中心近傍まで延出していることが好ましい。
さらに、前記ピンは、その先端に、前記旋回片に当接し、前記旋回片を外側へ押し出すテーパ面を有することが望ましい。
また、前記ピン部材は、その中心にスタッドボルトが挿入可能な挿入孔を有し、該挿入孔には、挿入された前記スタッドボルトを係止する係止爪が形成されていることが好ましい。
さらに、前記胴部は、先端へ向かって次第に拡径する拡開テーパ部を有し、該拡開テーパ部によって前記スタッドボルトが前記ピン部材の挿入孔へ案内されることが望ましい。
また、前記開口部は、前記胴部の筒状平行部分と、前記拡開テーパ部とに跨って形成され、前記旋回片は、少なくとも先端側が、前記拡開テーパ部に沿ってテーパ形状に形成されていることが好ましい。
本発明のクリップによれば、面積の大きなシート状材料をクリップにより一方向側から挿入して、他方側(裏側)に通して確実に固定することで片面からだけで作業することができるとともに、比較的軟質なシート状の固定部材を確実にかつ極めて容易に挟持固定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るクリップを説明する。
図1は、第1の実施形態に係るクリップを説明するクリップの斜視図、図2は、クリップの上面図、図3は、クリップの分解斜視図、図4は、クリップを構成するグロメットの上面図、側面図及び裏面図、図5は、クリップを構成するピン部材の上面図、側面図及び裏面図である。
図に示すように、本実施形態のクリップ51は、それぞれ射出成型等により合成樹脂を一体成型することにより形成されたグロメット52とピン部材53とから構成されている。
グロメット52は、円板状に形成されたフランジ部55と、このフランジ部55に立設されて上方へ延出された筒形状の胴部56とを有している。このグロメット52は、上下に貫通する受入孔60を中心に有しており、この受入孔60には、ピン部材53の後述するピン72が挿入される。なお、この受入孔60には、互いに対向する平面部60aを有している。
胴部56には、その先端部に、筒中心から半径方向放射状に向かう開口部56aが形成されている。また、胴部56には、開口部56aの開口縁部に、胴部56よりも薄肉な薄肉部58を介して一対の旋回片57が一体的に連結されている。これら旋回片57は、薄肉部58を旋回軸として旋回片57が胴部56の外側へ略90°旋回するようになっている。つまり、この旋回片57は、前記受入孔60へのピン72の挿入方向に対して直交する旋回軸を中心として、回動可能とされている。
この旋回片57は、受入孔60側に突出しさらに下方へ屈曲する押圧部59を有したクランク形状に形成されており、押圧部59は、胴部の内面に沿って隙間を介して平行に延在されている。なお、押圧部59は、その端面が、前記受入孔60内に挿入されたピン53の外周面に形成された後述する平面部73からなる当接面に当接するようになっている。
なお、胴部56には、互いに対向する第1係止穴(凹部)61及び第2係止穴(凹部)62が高さ方向に間隔をあけて形成されている。また、フランジ部55には、その裏面側に、円形状の窪み63が形成されている。
ピン部材53は、円板状に形成されたベース部71と、このベース部71の中心に立設されたピン72とを有している。ピン72は、一対の平面部73を有しており、その断面形状は、前記グロメット52の受入孔60と同一形状とされている。また、このピン72は、その先端部に、テーパ面74を有し、中央に向かって次第に窄まる形状に形成されている。
また、ピン部材53のピン72には、それぞれの平面部73における同一高さ位置に係合突起(突起)75を有している。
次に、上記形状のグロメット52及びピン部材53からなるクリップ51によって固定部材を挟持固定する場合について図6によって説明する。
なお、ここでは、図6に示すように、発泡材から形成されたクラッシュパッド81、フェルトシート82、遮音シート83からなる固定部材を積層して挟持固定する場合について説明する。
まず、図6(a)に示すように、グロメット52の受入孔60にピン部材53のピン72を挿入する。
このとき、グロメット52の受入孔60及びピン部材53のピン72は、それぞれ平面部60a、73が形成されて断面が同一線対称形状とされているので、挿入位置がそれぞれの平面部60a、73同士が互いに対向する位置に規制される。
そして、上記のようにグロメット52の受入孔60にピン部材53のピン72を挿入すると、グロメット52の胴部56に形成された第1係合穴61に、ピン部材53のピン72に形成された係合突起75が係合し、その係合力によりピン部材53がグロメット52に挿入された状態に保持され、一体化される。
この状態において、図6(b)に示すように、このクリップ51を、固定部材であるクラッシュパッド81、フェルトシート82及び遮音シート83に連通する取付孔84に差し込み、先端部分を、クラッシュパッド81の裏面に形成したザグリ穴85内に突出させる。
このように、取付孔84にクリップ51を差し込んだら、ピン部材53のベース部71を押圧し、第1係合穴61と係合突起75との係合力に抗してピン部材53のピン72をグロメット52の受入孔60内へさらに押し込む。
このようにすると、ピン72の先端に形成されたテーパ面74が旋回片57の押圧部59に当接し、この押圧部59が除々に先端部側へ押圧される。
これにより、図6(c)に示すように、旋回片57は、押圧部59がピン72から受ける押圧力によって薄肉部58からなる旋回軸を中心として外側へ旋回する。
そして、このピン72が完全に差し込まれると、テーパ面74によって押圧された押圧部59の端面がピン72の平面部73に当接し、旋回片57が約90°外側に旋回した状態に固定される。つまり、押圧部59の端面とピン72の平面部73とがそれぞれ当接面として互いに当接することにより、旋回片57が約90°屈曲した状態に維持される。
そして、このように、旋回片57が旋回することにより、この旋回片57がクラッシュパッド81に形成されたザグリ穴85の底面85aに当接し、旋回片57とフランジ部55とによってクラッシュパッド81、フェルトシート82及び遮音シート83が挟持固定される。
このとき、グロメット52の胴部56に形成された第2係合穴62に、ピン部材53のピン72に形成された係合突起75が係合し、その係合力によりピン部材53がグロメット52に挿入された状態に保持され、ピン部材53の抜け出しが防止される。
また、ピン部材53のベース部71が、グロメット52のフランジ部55に形成された窪み63内に入り込み、これらベース部71の表面とフランジ部55の表面とが面一とされる。
以上、説明したように、上記実施形態のクリップ51によれば、クラッシュパッド81、フェルトシート82、遮音シート83などの固定部材の取付孔84に挿通した状態にて、グロメット52の受入孔60に挿入したピン部材53のピン72を押し込み、グロメット52の胴部56に設けた旋回片57をピン部材53によって外側へ略90°旋回させることにより、固定部材が比較的軟質であっても、極めて容易にかつ確実に旋回片57とグロメット52のフランジ部55とによって固定部材を挟持固定することができる。
また、旋回片57が開口部56a内に配置されて胴部56で覆われた構造であるので、旋回片57が固定部材に引っかかり変形するような不具合なく固定部材の取付孔84へ挿入することができる。
しかも、旋回片57は、受入孔60内に延び、ピン部材53の挿入方向後方へ屈曲して胴部56の内面に沿って隙間を介して平行に延びる押圧部59を有するクランク形状となっているため、ピン72を完全に押し込んだときには、ピン72の軸方向と押圧部59の伸びる方向が略90度(略直角)となり、ピン72に対し押圧部59の先端が強力に支持固定されており、従って、旋回片57も略直角に旋回させられるととも押圧部の支持力により旋回片57の旋回を強く維持できる。
また、このとき、押圧部59には、圧縮荷重が働くものの曲げモーメントは働かないので、高い剛性を発揮して固定部材を確実に挟持固定することができる。しかも、旋回片57が、押圧部59へのピン72の押圧点の近傍にて胴部56に連設されているので、ピン部材53のピン72の押し込み力によって、旋回片57を確実にかつ大きく旋回させることができる。
しかも、ピン部材53のピン72に形成された係合突起75がグロメット52の胴部56に形成された第1係合穴61に係合(仮係合)することにより、両者がバラバラにならず、グロメット52にピン部材53を一体化させて固定部材の固定作業の容易化を図ることができる。また、グロメット52の胴部56の第2係合穴62に、ピン部材53のピン72の係合突起75が係合することにより、ピン部材53をグロメット52に押し込んだ状態に維持することができ、ピン部材53の抜け出しを防止することができる。
なお、本発明のクリップ51の構成等は、上記の実施形態に限定されない。次に、クリップ51の変形例について説明する。
図7に示すものは、グロメット52の受入孔60及びピン部材53のピン72とを断面円形に形成したものである。
このクリップ51では、グロメット52が第1係合穴61及び第2係合穴62に代えて周方向にわたって形成された第1係合溝(凹部)91及び第2係合溝(凹部)92を有し、また、ピン部材53が、周方向にわたって形成された係合突条(突起)90を有している。
このクリップ51の場合は、係合突条90が第1係合溝91に係合することにより、グロメット52にピン部材53が係合して一体化される。そして、さらなる押し込みにより、ピン72によってグロメット52の旋回片57が約90°旋回した際に、係合突条90が第2係合溝92に係合することにより、ピン部材53のグロメット52からの抜け出しが防止され、旋回片57が約90°屈曲した状態に維持される。
図8及び図9に示すものは、スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材53である。
このピン部材53には、その中心にスタッド挿入孔93が形成されており、このスタッド挿入孔93には、その先端部側からのスタッドボルトが挿入可能とされている。
また、このピン部材53には、スタッド挿入孔93に、スタッドボルトの挿入方向前方側へ向かって傾斜する一対の係止爪94が形成されている。
そして、図10に示すように、上記形状のピン部材53を備えたクリップ51では、固定部材を、その取付孔84にクリップ51を挿入して旋回片57とフランジ部55とによって挟持固定する際に、固定部材を配設した車両の床面等に設けられたスタッドボルト96をピン部材53のスタッド挿入孔93に挿入させる。
このようにすると、スタッド挿入孔93に形成された係止爪94が、このスタッド挿入孔93に挿入されたスタッドボルト96のねじ山に係合し、その係合力により、ピン部材53がスタッドボルト96に係止され、クリップ51によって挟持固定されたクラッシュパッド81、フェルトシート82及び遮音シート83からなる固定部材が車両の床面等に固定される。
図11及び図12に示すものも、スタッドボルトへの係合機能を有する他のピン部材53である。
このピン部材53は、揺動係止爪95を備えている。この揺動係止爪95は、スタッドボルトの挿入方向後方側がピン部材53に連結されたもので、この連結箇所から端部へ向かって次第に厚さが厚くされている。そして、この揺動係止爪95の端部における外周側が当接部95aとされ、内周側が係止部95bとされている。
上記形状のピン部材53を備えたクリップ51では、グロメット52の受入孔60にピン部材53のピン72を挿入すると、ピン72に形成された揺動係止爪95の当接部95aが胴部56の内周面によって内側へ押圧される。これにより、揺動係止爪95が揺動し、その係止部95bがスタッド挿入孔93内に突出する。
そして、図13に示すように、このクリップ51では、固定部材を、その取付孔84にクリップ51を挿入して旋回片57とフランジ部55とによって挟持固定する際に、固定部材を配設した車両の床面等に設けられたスタッドボルト96をピン部材53のスタッド挿入孔93に挿入させる。
このようにすると、スタッド挿入孔93の内周側に突出した揺動係止爪95の係止部95bが、スタッド挿入孔93に挿入されたスタッドボルト96のねじ山に係合し、その係合力により、ピン部材53がスタッドボルト96に係止され、クリップ51によって挟持固定されたクラッシュパッド81、フェルトシート82及び遮音シート83からなる固定部材が車両の床面等に固定される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るクリップを説明する。なお、上記第1の実施形態と同一構造部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図14は、第2の実施形態に係るクリップを説明するクリップの斜視図、図15は、クリップの分解斜視図である。
図に示すように、本実施形態のクリップ51も、それぞれ射出成型等により合成樹脂を一体成型することにより形成されたグロメット52とピン部材53とから構成されている。
胴部56の先端部に形成された開口部56aは、胴部56の先端側を含む全周にて旋回片57を囲むように形成されている。
また、胴部56には、互いに対向する係止穴65が同一高さ位置に形成されている。
さらに、ピン部材53のピン72には、それぞれの平面部73に、互いに対向する第1係合突起(突起)76及び第2係合突起(突起)77が高さ方向に間隔をあけて形成されている。
そして、上記形状のグロメット52及びピン部材53からなるクリップ51の場合も、クラッシュパッド81、フェルトシート82、遮音シート83からなる固定部材の取付孔84に挿通した状態にて、グロメット52の受入孔60に挿入したピン部材53のピン72を押し込む。
このようにすると、グロメット52の胴部56に設けた旋回片57がピン部材53によって外側へ略90°旋回される。
これにより、固定部材が比較的軟質であっても、極めて容易にかつ確実に旋回片57とグロメット52のフランジ部55とによって固定部材を挟持固定することができる(図6参照)。
また、開口部56aが、胴部56の先端側を含む全周にて旋回片57を囲むように形成されているので、胴部56を固定部材の取付孔84へ挿入する際に、旋回片57が固定部材に引っかかるようなことがない。これにより、受入孔60へピン部材53のピン72を挿入する前に、旋回片57が開いてしまったり内側へ折れ曲がってしまうような不具合を防止することができ、ピン72の挿入による旋回片57の旋回動作を円滑に行い、固定部材を確実に挟持固定することができる。特に、胴部56の先端は凹凸の無い滑らかな環状に形成されているので、前記引っかかり等を確実に防止できる。
また、ピン部材53のピン72に形成された第1係合突起76がグロメット52の胴部56に形成された係合穴65に係合(仮係合)することにより、両者がバラバラにならず、グロメット52にピン部材53を一体化させて固定部材の固定作業の容易化を図ることができる。
また、グロメット52の胴部56の係合穴65に、ピン部材53のピン72の第2係合突起77が係合することにより、ピン部材53をグロメット52に押し込んだ状態に維持することができ、ピン部材53の抜け出しを防止することができる。
図16に示すものは、スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材53とグロメット52とを組み合わせたもので、グロメット52は、スタッドボルトを案内する案内機能を備えている。
ピン部材53には、中心にスタッド挿入孔93が形成されており、このスタッド挿入孔93には、その先端部側からのスタッドボルトが挿入可能とされ、また、スタッドボルトの挿入方向前方側へ向かって傾斜する一対の係止爪94が形成されている。
また、グロメット52の胴部56は、その先端部に、拡開テーパ部64を有している。この拡開テーパ部64は、先端へ向かって次第に拡径するラッパ形状に形成されている。
そして、この胴部56は、開口部56aが、胴部56の筒状の平行部分と、拡開テーパ部64とに跨って形成され、これにより、旋回片57は、その先端側が拡開テーパ部64に沿ってテーパ形状に形成されたテーパ部57aを有している。
そして、図17に示すように、上記形状のグロメット52及びピン部材53からなるクリップ51では、固定部材を、その取付孔84にクリップ51を挿入した際に、スタッドボルト96が拡開テーパ部64のテーパ形状の内周面によって中心へ案内され、ピン部材53のスタッド挿入孔93へ導かれる。これにより、ピン部材53のスタッド挿入孔93へスタッドボルト96が確実に挿入される。
その後、ピン部材53をさらに押し込むことにより、旋回片57がピン72によって旋回し、クラッシュパッド81、フェルトシート82及び遮音シート83からなる固定部材が挟持固定される。
また、押し込まれたピン部材53のスタッド挿入孔93に形成された係止爪94が、スタッドボルト96のねじ山に係合し、その係合力により、ピン部材53がスタッドボルト96に係止され、クリップ51によって挟持固定されたクラッシュパッド81、フェルトシート82及び遮音シート83からなる固定部材が車両の床面等に固定される。
このように、拡開テーパ部64が形成されたグロメット52を用いることにより、車体側のスタッドボルト96をピン部材53のスタッド挿入孔93へ確実に案内して導くことができるので、車体に仮付けした固定部材を車体に固定する際に、スタッドボルト96を探りながらクリップ51を取付孔84へ挿入する必要がなくなり、作業性を大幅に向上させることができる。
また、旋回片57の先端側が拡開テーパ部64に沿ってテーパ形状に形成されて外側へ傾斜したテーパ部57aを有しているので、旋回片57が外側へ旋回した際に、テーパ部57aが固定部材に食い込むこととなり、固定部材のさらなる確実な挟持固定が可能となる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るクリップについて説明する。なお、第1、第2実施形態のクリップと同一構造部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図18は、本発明の第3実施形態に係るクリップの上面図及び一部の側面図、図19は、旋回片の動きを説明するグロメットの一部の斜視図である。
図18に示すように、このクリップ51は、グロメット52の胴部56の先端部に、この胴部56の軸方向に沿う軸線を中心として旋回可能な一対の旋回片101が二組設けられている。これら旋回片101は、胴部56の先端部に、薄肉部102によって連結されており、この薄肉部102にて回動可能とされている。
これら旋回片101は、胴部56の中心部分が、円弧状の円弧当接部103とされ、各組の旋回片101の対向する部分が、直線当接部104とされている。
そして、このクリップ51では、グロメット52の受入孔60に、先端部が円錐形状に形成されたピン72が挿入されると、そのピン72の円錐形状のテーパ面74がそれぞれの旋回片101の円弧当接部103に当接する。そして、この状態からさらにピン部材53を挿入することにより、図19に示すように、それぞれの旋回片101は、ピン72のテーパ面74によって次第に外周方向へ押し出され、回動軸である薄肉部102を中心として旋回する。
つまり、このクリップ51では、受入孔60にピン72を挿入することにより、薄肉部102を中心として旋回片101が回動して外周側に押し出され、この外周側へ押し出された旋回片101とフランジ部55とによって固定部材が挟持固定される。
また、このクリップ51では、先端部が一対のテーパ面74を有する側面視山型に形成されたピン72が挿入されると、そのピン72の各テーパ面74がそれぞれの旋回片101の直線当接部104に当接し、旋回片101が外周側へ押し出され、旋回片101とフランジ部55とによって固定部材が挟持固定される。
図20及び図21に示すクリップ51は、グロメット52の胴部56に、それぞれ一対一組の旋回片101を備えたものであり、それぞれの旋回片101の対向する部分に、円弧当接部103及び直線当接部104が形成されている。
なお、図20に示すグロメット52では、それぞれの旋回片101は、同一端部側が薄肉部102によって胴部56に連結され、この同一端部側の薄肉部102にて旋回可能とされている。また、図21に示すグロメット52では、それぞれの旋回片101は、反対の端部側が薄肉部102によって胴部56に連結され、この反対の端部側の薄肉部102にて旋回可能とされている。
そして、これらグロメット52では、胴部56の受入孔60内に、先端部が円錐形状あるいは山型に形成されたピン72を有するピン部材53を挿入することにより、それぞれの旋回片101が薄肉部102を中心として回動して外周側に押し出され、この外周側へ押し出された旋回片101とフランジ部55とによって固定部材が挟持固定される。
本発明の第1実施形態に係るクリップを説明するクリップの斜視図である。 クリップを説明するクリップの上面図である。 クリップを説明するクリップの分解斜視図である。 クリップを構成するグロメットの上面図、側面図及び裏面図である。 クリップを構成するピン部材の上面図、側面図及び裏面図である。 クリップによる固定部材の挟持固定の手順を説明する断面図である。 クリップの他の例を説明するクリップの側面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材の上面図及び側面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材の断面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材を用いた場合の固定部材の挟持固定部分における断面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材の側面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材の断面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材を用いた場合の固定部材の挟持固定部分における断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るクリップを説明するクリップの斜視図である。 クリップを説明するクリップの分解斜視図である。 クリップの他の例を説明するクリップの断面図である。 スタッドボルトへの係合機能を有するピン部材及びスタッドボルトの案内機能を有するグロメットを用いた場合の固定部材の挟持固定部分における断面図である。 本発明の第3実施形態に係るクリップの上面図及び一部の側面図である。 旋回片の動きを説明するグロメットの一部の斜視図である。 水平方向へ旋回する旋回片を備えたグロメットの他の例を説明するグロメットの上面図である。 水平方向へ旋回する旋回片を備えたグロメットの他の例を説明するグロメットの上面図である。 従来のクリップであるクリップXの構造を説明する一部を断面視した側面図である。 従来のクリップであるクリップYの構造を説明する斜視図である。 従来のクリップであるクリップZの構造を説明する断面図である。
符号の説明
51 クリップ
52 グロメット
53 ピン部材
55 フランジ部
56 胴部
56a 開口部
57 旋回片
58 薄肉部
59 押圧部
60 受入孔
61 第1係合穴(凹部)
62 第2係合穴(凹部)
63 窪み
64 拡開テーパ部
65 係合孔(凹部)
73 平面部(当接面)
74 テーパ面
75 係合突起(突部)
76 第1係合突起(突起)
77 第2係合突起(突起)
81 クラッシュパッド(固定部材)
82 フェルトシート(固定部材)
83 遮音シート(固定部材)
84 取付孔
90 係合突条(突部)
91 第1係合溝(凹部)
92 第2係合溝(凹部)
94 係止爪
95 揺動係止爪(係止爪)
96 スタッドボルト

Claims (16)

  1. ピン部材とグロメットとからなり、互いに重ねられた固定部材に貫通する取付孔へ挿通し、挿通方向から前記ピン部材を押圧することで、前記固定部材を重ねて挟持固定するクリップにおいて、
    前記グロメットは、フランジ部と、該フランジ部から延出する筒形状の胴部と、前記フランジ部から前記胴部に沿って延び、前記ピン部材のピンを受け入れる受入孔とを備え、
    前記胴部には、先端部に、筒中心から半径方向放射状に向かう開口部が形成され、該開口部の開口縁部に、前記胴部よりも薄肉な薄肉部を介して旋回片が連結され、該旋回片は、前記受入孔内に挿入される前記ピンに押圧されて前記薄肉部を旋回軸として外側へ旋回し、前記フランジ部とで前記固定部材を挟持固定し、
    前記ピンは、前記受入孔の内面と対向する面に突部を有し、
    前記受入孔の内面は、前記突部と係合する凹部を有することを特徴とするクリップ。
  2. 前記凹部は、前記ピンの挿入方向に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記突部は、前記ピンの挿入方向に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  4. 前記開口部は、前記胴部の先端側を含む全周にて前記旋回片を囲むように形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクリップ。
  5. 前記旋回片は、前記ピンに押圧されて前記胴部の軸線に対して略90°旋回されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクリップ。
  6. 前記旋回軸は、前記ピンの挿入方向と直交する軸であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクリップ。
  7. 前記旋回片は、前記胴部の内面に沿って隙間を介して前記内面と平行に延び、前記ピンに押圧される押圧部を有することを特徴とする請求項6に記載のクリップ。
  8. 前記旋回片は、前記受入孔への前記ピンの挿入方向後方側へ屈曲されたクランク形状とされていることを特徴とする請求項7に記載のクリップ。
  9. 前記旋回軸は、前記ピンの挿入方向に沿う軸であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクリップ。
  10. 前記旋回片は、前記ピンの押圧点の近傍にて前記胴部に連設されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のクリップ。
  11. 前記ピン及び前記旋回片は、前記旋回片の外側への旋回後に互いに当接して前記旋回片を旋回させた状態に維持する当接面を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のクリップ。
  12. 前記旋回片は、前記受入孔の中心近傍まで延出していることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のクリップ。
  13. 前記ピンは、その先端に、前記旋回片に当接し、前記旋回片を外側へ押し出すテーパ面を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のクリップ。
  14. 前記ピン部材は、その中心にスタッドボルトが挿入可能な挿入孔を有し、該挿入孔には、挿入された前記スタッドボルトを係止する係止爪が形成されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のクリップ。
  15. 前記胴部は、先端へ向かって次第に拡径する拡開テーパ部を有し、該拡開テーパ部によって前記スタッドボルトが前記ピン部材の挿入孔へ案内されることを特徴とする請求項14に記載のクリップ。
  16. 前記開口部は、前記胴部の筒状平行部分と、前記拡開テーパ部とに跨って形成され、前記旋回片は、少なくとも先端側が、前記拡開テーパ部に沿ってテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項15に記載のクリップ。
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