JP2000294920A - 多層フレックスリジッド配線板の製造方法と打抜き金型 - Google Patents

多層フレックスリジッド配線板の製造方法と打抜き金型

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JP2000294920A
JP2000294920A JP9714099A JP9714099A JP2000294920A JP 2000294920 A JP2000294920 A JP 2000294920A JP 9714099 A JP9714099 A JP 9714099A JP 9714099 A JP9714099 A JP 9714099A JP 2000294920 A JP2000294920 A JP 2000294920A
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rigid
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wiring board
plate
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JP9714099A
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English (en)
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Koichi Yamada
幸一 山田
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Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リジッド部とフレックス部との境界部の剥が
しやすさと湿式工程などによる品質劣化を防止するとい
う利点をもった多層フレックスリジッド配線板の製造方
法と打抜き金型を提供する。 【解決手段】 リジッド板(1) の不要部分(6) を除去し
て多層フレックスリジッド配線板を製造するにあたり、
リジッド板のフレックス部境界位置に溝(5)を設け、フ
レキシブル板(3) と重ね合わせ一体に成形する工程と、
外形打ち抜き加工を行う打抜き突起部(7) と、フレック
ス部境界位置に設けられた溝までリジッド板に切り込み
加工を行う切込み突起部(8) とを具備する打抜き金型を
用いて外形打ち抜きと切り込みとを同時に行う工程と、
不要部分を除去する工程とを含む、多層フレックスリジ
ッド配線板の製造方法とそれに用いる打抜き金型であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル部を
もつ多層フレックスリジッド配線板の製造方法と打ち抜
き金型に関する。
【0002】
【従来の技術】多層フレックスリジッド配線板には、折
り曲げ可能なフレックス部と部品実装可能なリジッド部
がある。製造工程上、そのフレックス部の形成のために
は、最終工程でリジッド板の不要部分を剥がす工程が存
在し、様々な不要部分を剥がす手法を用いて製造してい
る。
【0003】従来、リジッド部とフレックス部との境界
における不要部分のリジッド板除去のきっかけについて
は、多層プレス前に溝加工やスリット加工などの事前加
工を行っている。
【0004】図5は、従来のスリット加工をした多層フ
レックスリジッド配線板の打ち抜き前の断面構造を示
す。図6は、従来の打ち抜き金型を示す。
【0005】図5において、1はリジッド板、3はフレ
キシブル板、2は接着シートで、リジッド板1の不要部
分6の境界部分に2本の平行なスリット4が形成されて
いる。図6は、図5の多層フレックスリジッド配線板の
外形打ち抜き加工のための打抜き金型主要部で、2本の
平行な打抜き突起部7による打ち抜きは2本のスリット
4とともに不要部分6の取り除きができるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溝加工の場合
は、剥がすきっかけを作るために最終工程で外部からの
溝加工で既成内部溝とをつなぐ必要があり、生産性が非
常に悪い。また、図5,6に示すスリット加工方法は、
最外層銅箔のパターン形成など湿式工程でスリットから
の液染み込みが発生し、歩留りの低下につながってしま
う。
【0007】本発明は、リジッド部とフレックス部との
境界部の剥がしやすさと湿式工程などによる品質劣化を
防止するという利点をもった多層フレックスリジッド配
線板の製造方法と打抜き金型を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の問題
を解決するために、鋭意研究を行った結果、配線基板へ
打ち抜きと切り込みを同時に入れることのできる打ち抜
き金型を用いることにより、上記問題が解決できること
を見いだし、本発明を完成させたものである。
【0009】即ち、本発明の打抜き金型は、フレキシブ
ル板とフレックス部境界位置に溝を設けたリジッド板と
を、リジッド板の溝加工面をフレキシブル板に向けて重
ね合わせ一体に成形したものから、リジッド板の不要部
分を除去して、リジッド部とフレックス部を有する多層
フレックスリジッド配線板を得るための打ち抜き金型で
あって、金型抜きプレスでの外形打ち抜き加工を行う打
抜き突起部と、リジッド板のフレックス部境界位置に設
けられた溝までリジッド板に切り込み加工を行う切込み
突起部とを具備することを特徴とする。
【0010】また、本発明の多層フレックスリジッド配
線板の製造方法、フレキシブル板とリジッド板を重ね合
わせ一体に成形し、リジッド板の不要部分を除去して、
リジッド部とフレックス部を有する多層フレックスリジ
ッド配線板を製造するにあたり、フレキシブル板とフレ
ックス部境界位置に溝を設けたリジッド板とを、リジッ
ド板の溝加工面をフレキシブル板に向けて重ね合わせ一
体に成形する工程と、その一体成形物の最外導体層にパ
ターンを形成した後、外形打ち抜き加工を行う打抜き突
起部と、リジッド板のフレックス部境界位置に設けられ
た溝までリジッド板に切り込み加工を行う切込み突起部
とを具備する打抜き金型を用いて外形打ち抜き加工およ
び切り込み加工を行う工程と、切り込み加工をしたリジ
ッド板の不要部分を除去して、リジッド部とフレックス
部を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施例を説
明し、本発明の詳細を明らかにするが、本発明はこれら
の実施例によって限定されるものではない。
【0012】図1(a)は、実施例の多層フレックスリ
ジッド配線板の打ち抜き前の断面構造を示す断面図、図
1(b)は、実施例の打抜き金型を示す斜視図である。
図2〜図4は、リジッド板の溝加工を持つ多層フレック
スリジッド配線板の製造と切り込み加工突起部8をもっ
た打抜き金型を用いた製造方法の実施例を説明する図で
ある。
【0013】図1(a)において、1は両外側のリジッ
ド部と中央のフレックス部の境界部分にルーター加工溝
5を設けるとともに溝と反対側面にのみ回路形成をした
リジッド板、3は基体フィルム両面に導体回路形成をし
てカバーレイフィルムを上下に貼り付けたフレキシブル
板、2はフレックス部相当位置をくり抜いてリジッド板
1とフレキシブル板3を接合した接着シートである。な
お、6はリジッド板1の不要部分である。
【0014】図1(a)の多層フレックスリジッド配線
板は、図2に示すように、上から下へみてゆくと、下面
にルータ加工溝5を設けるとともに上面は銅箔のまま残
した片面銅張リジッド板1、フレックス部をくり抜いた
接着シート2、基体フィルム両面に回路を形成するとと
もにその上下面をカバーレイフィルムで保護したフレキ
シブル板3、フレックス部をくり抜いた接着シート2、
上面にルータ加工溝5を設けるとともに下面は銅箔のま
ま残した片面銅張リジッド板1を仮付け一体化する。そ
の後、図示されるようにスルーホール形成と最外層の回
路形成を施すことにより、図1(a)の打ち抜き前の多
層フレックスリジッド配線板が出来上がる。
【0015】本発明において、リジッド板1のフレック
ス部境界位置に設けられる溝5の加工法は、ルーター加
工、Vカット加工などが使用でき、溝加工を満足する方
法であれば特に限定されない。
【0016】本発明において、多層フレックスリジッド
配線板に使用する材料には、従来使用可能であった一般
的なリジッドプリント配線板材料、多層プリント配線板
材料、フレキシブル配線板材料などが制限なくそのまま
使用することができる。
【0017】例えば、リジッド板1としては、各種基材
のエポキシ銅張積層板、ポリイミド銅張積層板等が、ま
たフレキシブル板3のフィルムおよびカバーレイフィル
ムとしては、ポリエステル系フィルム、イミド系フィル
ムなどを使用することができる。イミド系フィルムとし
ては、例えば、ポリピロメリット酸イミド系フィルム、
ポリビフェニルイミド系フィルム、ポリケトンイミド系
フィルム、ポリアミドイミド系フィルム、ポリエーテル
イミド系フィルム等が、また層間の接着シート2として
は、変性アクリル樹脂系、アクリロニトリルブタジエン
ゴム/エポキシ樹脂系、カルボキシ基含有アクリロニト
リルブタジエンゴム/フェノール樹脂系等のものが挙げ
られる。
【0018】打抜き金型を示す図1(b)において、7
は外形打ち抜き加工のための通常の打抜き突起部であ
り、8はリジッド部とフレックス部の境界部分に切り込
み加工をする切込み突起部である。そのように、通常の
打抜き突起部7のほかに切り込み加工ができる切込み突
起部8をもっていることが本発明の打抜き金型の特徴で
ある。
【0019】そこで、図1(a)に示される打ち抜き前
の多層フレックスリジッド配線板を図1(b)に示す打
抜き金型で打ち抜き加工および切り込み加工を同時にお
こななえば、図3に示されるように、外形打ち抜き箇所
37によって大部分の外形が切り出されるとともに、打
ち抜き箇所37と切り込み箇所38とによってリジッド
板1の不要部分6は本体と分離される。
【0020】図3の多層フレックスリジッド配線板にお
いては不完全な外形切り出しによって両外側のリジッド
部はまだ互いに一体になっているが、適宜な手段で外形
切り出しを完全にすれば、図4のように、中央のフレッ
クス部がフレキシブルな状態になり、リジッド部とフレ
ックス部を形成するように不要なリジッド板6を取り除
くことができる。これにより、リジッド部とフレックス
部の境界部分の剥がしやすさと、湿式工程での薬液侵入
など工程内の品質を保持するという特徴をもった多層フ
レックスリジッド配線板が製造可能になる。
【0021】以上により、従来製造方法と同等の工程で
歩留まりのよい、多層フレックスリジッド配線板の製造
が可能となる。また、本発明の打抜き金型と多層フレッ
クスリジッド配線板の製造方法によれば、リジッド配線
板の板厚や形状に左右されずに多層フレックスリジッド
配線板を製造することができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
で、リジッド板との境界部に設けた溝に剥がすきっかけ
をつくるための後溝加工とを金型を使った外形打ち抜き
工程とで効率よく同時加工ができ、かつ、製造歩留まり
がよくなるという利点をもった多層フレックスリジッド
配線板の製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明実施例における多層フレ
ックスリジッド配線板の打ち抜き前の構造を示す断面
図、図1(b)は、本発明実施例における打抜き金型の
部分斜視図である。
【図2】本発明実施例における積層プレス工程を説明す
る斜視図である。
【図3】本発明実施例における外形打ち抜き後の多層フ
レックスリジッド組成物の斜視図である。
【図4】本発明実施例における不要リジッド板の除去を
説明する斜視図である。
【図5】従来技術におけるスリット方式の多層フレック
スリジッド配線板打ち抜き前構造を示す断面図である。
【図6】従来技術における打抜き金型の部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 リジッド板 2 接着シート 3 フレキシブル板 4 スリット状溝 5 ルーター加工溝 6 リジッド板の不要部分 7 打抜き突起部 8 切込み突起部 37 打抜き加工部 38 切込み加工部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル板とフレックス部境界位置
    に溝を設けたリジッド板とを、リジッド板の溝加工面を
    フレキシブル板に向けて重ね合わせ一体に成形したもの
    から、リジッド板の不要部分を除去して、リジッド部と
    フレックス部を有する多層フレックスリジッド配線板を
    得るための打ち抜き金型であって、金型抜きプレスでの
    外形打ち抜き加工を行う打抜き突起部と、リジッド板の
    フレックス部境界位置に設けられた溝までリジッド板に
    切り込み加工を行う切込み突起部とを具備することを特
    徴とする打抜き金型。
  2. 【請求項2】 フレキシブル板とリジッド板を重ね合わ
    せ一体に成形し、リジッド板の不要部分を除去して、リ
    ジッド部とフレックス部を有する多層フレックスリジッ
    ド配線板を製造するにあたり、フレキシブル板とフレッ
    クス部境界位置に溝を設けたリジッド板とを、リジッド
    板の溝加工面をフレキシブル板に向けて重ね合わせ一体
    に成形する工程と、その一体成形物の最外導体層にパタ
    ーンを形成した後、外形打ち抜き加工を行う打抜き突起
    部と、リジッド板のフレックス部境界位置に設けられた
    溝までリジッド板に切り込み加工を行う切込み突起部と
    を具備する打抜き金型を用いて外形打ち抜き加工および
    切り込み加工を行う工程と、切り込み加工をしたリジッ
    ド板の不要部分を除去して、リジッド部とフレックス部
    を形成する工程とを含む、多層フレックスリジッド配線
    板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105392276A (zh) * 2015-12-11 2016-03-09 苏州米达思精密电子有限公司 一种多补丁的pet载板
CN105491798A (zh) * 2015-12-11 2016-04-13 苏州米达思精密电子有限公司 一种多补丁的pet载板生产方法
CN107371340A (zh) * 2013-01-30 2017-11-21 唐华艺 一种刚挠结合板

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CN105491798B (zh) * 2015-12-11 2019-01-01 苏州中拓专利运营管理有限公司 一种多补丁的pet载板生产方法
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