JP2000294044A - インパネ用ワイヤハーネス装置 - Google Patents
インパネ用ワイヤハーネス装置Info
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Abstract
て、ユニット待受けコネクタの位置決めに自由度をもた
せて、インパネとエアダクトの組付、電装品ユニットと
インパネ用ハーネスの接続、および電装品ユニットのイ
ンパネへの組付を容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 インパネ10の電装品ユニット50の取
付部11,12に、該ユニットのハーネス接続コネクタ
に対応する挿入口15を設け、エアダクト30にインパ
ネ用ハーネス20の枝線部20Bなどの端部を支持する
複数の端部支持板34,35,(44)を屈曲可能に設
け、その最先端の端部支持板(44)に待受けコネクタ
40を形成し、該屈曲可能な端部支持板34,35,
(44)によって待受けコネクタ40がエアダクト30
との間隔および相互姿勢が変更可能でかつ挿入口15に
対して移動可能に位置決めされる。
Description
(インストルメントパネル)用ワイヤハーネス装置に関
し、とくに、ユニット待受けコネクタの位置決めに自由
度をもたせて、インパネとエアダクトの組付、電装品ユ
ニットとインパネ用ハーネスの接続、および電装品ユニ
ットのインパネへの組付を容易に行うことができるイン
パネ用ワイヤハーネス装置に関する。
ける各種電装品ユニットとインパネ用ハーネスの接続性
の向上をはかるため、図9〜図12に示すようなインパ
ネ用ワイヤハーネス装置を提案した(特願平8−121
999号)。
図、図10はそのエアダクトおよびインパネ用ハーネス
を示す斜視図、図11は上記エアダクトに設けられたコ
ネクタホルダの拡大図である。また、図12は上記コネ
クタホルダにユニット待受けコネクタを取り付けた状態
の断面図である。
ニットとしてのセンタクラスタユニットとメータユニッ
トである。これらの電装品ユニット111,112の背
面側には、インパネ用ハーネス140の後述するユニッ
ト待受けコネクタ140Bと電気的接続を行うためのハ
ーネス接続コネクタ(図示せず)が突設してある。
示し、図中その中央と右側には、前記電装品ユニット1
11,112の取付部121,122が形成してある。
また、その左右両端には流量調整用フィンを備えたエア
コン用の空気吹出口123,124が設けてある。
ダクトであり、上記インパネ120に組付けられる。図
10ないし図12に示すように、エアダクト130の前
記インパネ120の取付部121,122に対応する部
分には、枠状のコネクタホルダ130Aが一体的に形成
されて、インパネ用ハーネス140のユニット待受けコ
ネクタ140Bを保持できるようになっている。
差状のコネクタ嵌着口131が開設され、該コネクタ嵌
着口131の両側下方には、ユニット待受けコネクタ1
40Bを保持する係合爪132が設けてある。また、コ
ネクタホルダ130Aの鍔状の上面には、インパネ12
0の裏面の孔125に嵌入されるボス133が突設して
ある。さらに、エアダクト130の側面にはハーネス配
設溝134が凹設されている。
40は、フレキシブルプリント基板140Aによって構
成され、図11および図12に示すように、該フレキシ
ブル基板140Aの各端部を折り返してハウジング14
1に装着することによって、前記待受けコネクタ140
Bが形成してある。
ハウジング141の上下左右には、6つのばね片142
が一体的に形成してある。各ばね片142は、ユニット
待受けコネクタ140Bをコネクタ嵌着口131に取付
けたとき、コネクタホルダ130Aの内壁面に弾性的に
当接し、ユニット待受けコネクタ140Bを上下左右に
移動可能に支持する。
エアダクト130の前記ハーネス配設溝134にインパ
ネ用ハーネス140を配索し、該エアダクト130をイ
ンパネ120に組み付ける。
122に各電装品ユニット111,112を取り付ける
と、各電装品ユニット111,112の前記ハーネス接
続コネクタが、エアダクト130のコネクタホルダ13
0Aによって位置決めされたユニット待受けコネクタ1
40Bに接続される。
130に寸法誤差が生じて、コネクタホルダ130Aが
多少位置ずれした場合でも、前記ハーネス接続コネクタ
との嵌合時に、ユニット待受けコネクタ140Bがばね
片142により上下左右に移動し、かかる位置ずれを修
正することができる。
130Aの位置ずれを、ユニット待受けコネクタ140
Bの移動のみで対処していたから、エアダクト130の
誤差が大きい場合、ユニット待受けコネクタ140Bの
上下左右の移動だけでは位置ずれを修正できなくなるお
それがあった。
生じた場合は、インパネ120とエアダクト130の組
付け、電装品ユニット111,112とインパネ用ハー
ネス140の接続、および電装品ユニット111,11
2のインパネ120への組付が困難となり、ユニット待
受けコネクタ140Bの位置決め精度を向上させるため
の改良が必要であった。
ネス140が分離しているから、自動車の組付ライン上
で両者の組付固定をしなければならず、多くの工数がか
かるうえにインパネ用ハーネス140の配設前または後
で、これを保護固定するために外装品である電線プロテ
クタ、テープ、クランプなどの多数の部品を要すること
になる。
鑑みてなされたものであり、ユニット待受けコネクタの
位置決めの自由度を向上させることにより、インパネと
エアダクトの組付け、電装品ユニットとインパネ用ハー
ネスの接続、および電装品ユニットのインパネへの組付
けを容易に行うことができるインパネ用ワイヤハーネス
装置を提供することを課題とする。
ラインにおいて、インパネ用ハーネスの組付作業の工数
を削減すると共に前記プロテクタ等の外装部品を削減で
きるインパネ用ワイヤハーネス装置を提供するにある。
め、本発明のインパネ用ワイヤハーネス装置は、請求項
1に記載のように、ハーネス接続コネクタを有する電装
品ユニットと、該電装品ユニットの取付部を形成したイ
ンパネと、壁面にハーネス配設溝を有して該インパネに
組付けられるエアダクトと、前記電装品ユニットのハー
ネス接続コネクタに接続されるユニット待受けコネクタ
を有して前記ハーネス配設溝に配設、固定されるインパ
ネ用ハーネスとを備え、前記インパネの電装品ユニット
の取付部に、前記ハーネス接続コネクタに対応する挿入
口を設け、前記エアダクトに前記インパネ用ハーネスの
枝線部などの端部を支持する複数の端部支持板を前記ハ
ーネス配設溝と連続して屈曲可能に設けると共に、最先
端の端部支持板に前記待受けコネクタを形成し、該屈曲
可能な端部支持板によって前記待受けコネクタが前記エ
アダクトとの間隔および相互姿勢が変更可能でかつ挿入
口に対して移動可能に位置決めされていることを特徴と
する。
ーネス配設溝にインパネ用ハーネスが配設、固定されて
いるから、エアダクトをインパネに取付けるときに、イ
ンパネの前記挿入口に前記端部支持板を介してエアダク
トと一体的に設けられたユニット待受けコネクタを係合
させることができる。これにより、ユニット待受けコネ
クタが、後にインパネ取付部に組付けられる電装品ユニ
ットのハーネス接続コネクタと対向した状態で位置決め
されることになる。従って、電装品ユニットのハーネス
接続コネクタに対するユニット待受けコネクタの位置決
めをきわめて簡単に行うことができる。
はエアダクトの寸法誤差が大きい場合であっても、ユニ
ット待受けコネクタが屈曲可能な複数の端部支持板によ
ってエアダクトとの間隔および相互姿勢が変更可能でか
つ挿入口に対して移動可能に位置決めされているから、
該端部支持板の屈曲によりインパネの挿入口に対する待
受けコネクタとエアダクト間の位置関係を変更すること
ができ、該インパネの挿入口に対する待受けコネクタの
位置ずれを広範囲に修正することができる。
を広範囲に修正することができることから、インパネと
エアダクトの組付、電装品ユニットとインパネ用ハーネ
スの接続、および電装品ユニットのインパネへの組付け
を容易に行うことができる。
ネス配設溝におけるインパネ用ハーネスが該ハーネス配
設溝に嵌着される櫛状の係止具により固定されているも
のであるから、係止具の着脱によりインパネ用ハーネス
の固定および取外しが容易にできる。また、請求項3の
発明は、前記ハーネス配設溝に連続して前記インパネ用
ハーネスの枝線部に対応する分岐溝が前記エアダクトの
側面に向けて設けられているものである。従って、イン
パネ用ハーネスの幹線部はもちろん枝線部の自動配索が
可能であり、該ハーネスの殆どすべてがエアダクト内に
治まり、エアダクトとインパネ用ハーネスの一体化の実
効を高めることができる。
持板が、前記分岐溝から連続して前記エアダクトに突設
された第1の端部支持板、該第1の端部支持板に対して
ヒンジを介して連結された第2の端部支持板、および該
第2の端部支持板にヒンジを介して連結された第3の端
部支持板とからなり、該第3の端部支持板は前記インパ
ネ用ハーネスの枝線部が接続される前記待受けコネクタ
のコネクタ固定板として形成されているものである。請
求項4の発明によれば、待受けコネクタは、第1の端部
支持板に対してそれぞれヒンジ結合された第2の端部支
持板、第3の端部支持板(端子固定板)により二段階で
変位可能であり、位置決めの自由度が大幅に向上する。
が、基板の一端側に電気接触片、他端側にスロットを有
する圧接片を立設した圧接端子と、該圧接端子を固定す
る端子固定板と、前記圧接片と電線との圧接部分を覆う
ストレンリーフとを備え、前記端子固定板には、片面に
複数の端子載置溝を並設すると共に各溝底に貫通孔を設
け、後端に電線挿通用の切欠を有しかつ適宜間隙をおい
て対向する一対のフランジを設け、前記圧接片を貫通孔
に圧入固定して前記端子載置溝と反対面に突出した圧接
片のスロットに、前記フランジの切欠から挿通された前
記枝線部の電線を圧接してなるものである。請求項5の
発明によれば、待受けコネクタは端子固定板に対して圧
接端子を固定し、この圧接端子に電線を圧接することに
より簡単に作成でき、該端子固定板は前記エアダクトと
一体に成形されるから、エアダクトとユニット待受けコ
ネクタとの一体化を容易かつ確実に達成することができ
る。
を示す図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の
インパネ用ワイヤハーネス装置を構成するインパネの斜
視図、図2は同じく本発明装置を構成するエアダクトお
よびこれに配設されるインパネ用ハーネスの斜視図であ
る。図3は上記エアダクトに配設されるインパネ用ハー
ネスの固定状態を示す要部の拡大斜視図、図4はインパ
ネ用ハーネスにおける枝線部と待受けコネクタの要部分
解斜視図である。図1において、10は大型樹脂成型品
であるインパネであり、その中央と右側には図示しない
電装品に対する取付部11,12が形成され、左右両端
にはエアコン用の空気吹出口13,14が設けられてい
る。また、各取付部11,12の奥壁には挿入口15を
設け、後述するインパネ用ハーネス20のユニット待受
けコネクタ40を取付けるようになっている。
は、多数本の電線21(図3参照)が一つに集束された
幹線部20Aと、そこから分岐して結束された枝線部2
0Bとから成り、各枝線部20Bの端部に上記ユニット
待受けコネクタ40が設けられている。
型樹脂成型品であり、スライドコマを用いたインジェク
ション成形によって一体に形成してある。このエアダク
ト30の中央と右側は、それぞれ前記インパネ10に設
けた電装品ユニット(図示せず)の二つの取付部11,
12に対応しており、両端に角筒状のフード31を有
し、前記吹出口13,14に接続される。
ンパネ用ハーネス20の幹線部20Aに対するハーネス
配設溝32が形成され、該溝32の端部および中間部に
は各枝線部20Bに対する分岐溝32aがエアダクト3
0の側面30bに向けて連設されている。ハーネス配設
溝32とその分岐溝32aには、例えばX−Y軸走行自
在の布線ヘッド(図示せず、特許第2505924号明
細書参照)を用いて複数本の電線21を自動配索する。
配索された電線21群の上から、櫛状の係止具33をハ
ーネス配設溝32に嵌着することによりインパネ用ハー
ネス20が固定される。
端部はエアダクト30と一体に形成された一連の端部支
持板34,35および端子固定板44に配設されての
び、その最先端の端子固定板44には待受けコネクタ4
0が形成されている。
岐溝32aに連続して第1の端部支持板34が突設さ
れ、その先端には第2の端部支持板35の一端側がヒン
ジ36により連結され、他端側は同じくヒンジ36によ
り第3の端部支持板、即ち待受けコネクタ40を構成す
る端子固定板44に連結されている。また、第1の端部
支持板34と第2の端部支持板35にはそれぞれ上面に
相対向する一対の電線ガイド片34a,34aと35
a,35aが設けられている。なお、ヒンジ36の寸
法、とくに長さ(端部支持板間の間隔)は十分長くし
て、各端部支持板34,端部支持板35および端子固定
板44を相互に折り曲げ、折り畳みまたは捩じ曲げがで
きるようにするのが好ましい。
線部20Bの電線21群は、第1,第2の端部支持板3
4,35上の電線ガイド片34a,34a間と35a,
35a間に配設案内されてのび、その自由端部はユニッ
ト待受けコネクタ40の端子固定板44に達し、内部の
圧接端子41と接続される。
端部に接続される圧接端子41、これを固定する端子固
定板44およびストレンリーフ(またはカバー)48な
どから構成されている。圧接端子41は基板部41aの
一端側にタブ状の電気接触片42を形成し、他端側に電
線圧入用のスロット43aを有する一対の圧接片43を
立設して成る。
では表面)に複数の端子載置溝44aを並設すると共
に、その溝底に貫通孔44bを設け、他面に複数の隔壁
44cを立設して端子載置溝44aに対応する電線載置
溝44dを区画形成し、また、複数の端子載置溝44a
を挟む両側にロック孔45,45を設けると共に、後端
に上下に直立する一対のフランジ46,46′を設けた
構成を有する。フランジ46,46′は挿入口15の後
述する巾広部16に対応する大きさを有し、中央部にそ
れぞれ電線挿通用の切欠46aが設けられると共に、両
フランジ46,46′間には適宜の間隙Dが設けられて
いる。
固定板44の端子載置溝44a側から予め圧接端子41
の圧接片43を貫通孔44bに圧入固定して、その先端
部を電線載置溝44d側に突出させておく。次いで、前
記布線ヘッドにより配索された電線21の端部を各圧接
端子41のスロット43a上に位置決めしておき、図示
しない圧接治具により個別にまたは一括してスロット4
3aに圧接する。最後に、圧接した電線21群の上から
ストレンリーフ48を被せ、両側に設けた可撓性ロック
片48aをロック孔45に差込み、先端のロック爪48
bを係合させてロックすることにより組立は終了する。
このロックにより、ストレンリーフ48の内部に形成さ
れた電線押さえ48cが各電線21を押圧し、確実に固
定される。
クト30との位置関係は、両者間の間隔や相対的な姿勢
などをかなり広い範囲で変更することができる。即ち、
前記第2の端部支持板35と端子固定板44は、第1の
端部支持板34に対してヒンジ36の介在により屈曲ま
たは折り畳みが可能であり、また、端部支持板34,3
5間、および端部支持板35,端子固定板44間で相互
にねじ曲げて傾斜させるなど、第1の端部支持板34か
ら最先端の端子固定板44までの間隔や姿勢を種々変更
することができる。従って、端子固定板44と一体であ
るユニット待受けコネクタ40も同様に変更できる。
立、および待受けコネクタと電装品ユニットの接続につ
いて説明する。インパネ10とインパネ用ハーネス20
を配設したエアダクト30との組付けと固定は、従来例
を示す図12のように行えばよく、詳細な説明は省略す
る。エアダクト30の固定の前に、図7に示されるよう
に、インパネ10の取付部11(または12)における
奥壁の挿入口15から待受けコネクタ40を一時的に前
面の電装品ユニットの取付け側に出して置く。
方の巾狭部17との二つの部分から成り、巾広部16は
待受けコネクタ40のフランジ46,46′より若干大
きく形成されている。そこで、上記のように待受けコネ
クタ40を下方の巾広部16から前面に出しておく。一
方、巾狭部17の巾はフランジ46,46′の巾よりも
狭く形成され、両側の側縁17aがフランジ46,4
6′間の間隙Dに入り込む寸法である。また、巾広部1
6の両側の上側縁には下端側が尖った断面が楔形の戻り
止め18が設けられている。
前記のように固定した後、待受けコネクタ40を挿入口
15に戻し、上方の巾狭部17側に嵌着する。即ち、後
部のフランジ46,46′との間隙Dに巾狭部17の側
縁17aを位置合わせして、戻り止め18に抗して押し
上げ、該フランジ46,46′とにより挟持させると共
に戻り止め18によりロックする。図から明らかなよう
に、待受けコネクタ40は、側縁17aを挟み込むフラ
ンジ46,46′により、巾狭部17内で矢線X,Yの
ように左右上下に移動可能に位置決めされ、圧接端子4
1の電気接触片42は上面に露出している状態である。
の取付部11(12)に電装品ユニット50を差し込む
と、その背面に突設した面接触型のハーネス接続コネク
タ51に対して待受けコネクタ40が進入して両コネク
タ40,51が嵌合され、上面に露出した電気接触片4
1にコネクタ51内のコネクタ端子52の弾性舌片53
が接触し、両コネクタ40,51の電気的接続が行われ
る。
けコネクタ40は、その端子固定板44の先端部両側に
挿入内用の面取り44eが設けてあるから、ハーネス接
続コネクタ51内に円滑に進入する。また、挿入口15
の巾狭部17に対して上記矢線X,Y方向に移動可能に
支持されているので、ハーネス接続コネクタ51に追随
して無理なく嵌合される。
として通常の絶縁被覆された電線21を使用し、これを
布線ヘッドにより自動的にハーネス配設溝32に配設
し、係止具33で固定して構成した例について説明し
た。しかし、上記に限定されず、例えば導体として予め
ハーネス配設溝32および分岐溝32aに合わせて別途
に形成したいわゆる電線集束型のワイヤハーネス、フラ
ットワイヤハーネスおよび可撓性印刷配線板などを使用
することが可能であり、エアダクト30に対する固定方
法も接着剤を用いて上記ハーネス配設溝32に接着した
り、インサート成形により一体に固定することもでき
る。
末に圧接端子41を接続した面接触型のコネクタに代え
て通常の雄端子または雌端子を使用した嵌挿タイプのコ
ネクタとすることが可能であり、この場合には前記端子
固定板44に代えて内部に端子収容室(または孔)を有
するハウジング(いずれも図示せず)を使用すればよ
い。また、端子固定板44は第2の端部支持板35と一
体に形成しないで、フランジ46,46′間で分離して
形成し、前記間隙Dの保持のためスペーサを介してねじ
止め固定するようにしてもよい。
よれば次の効果が得られる。エアダクトのハーネス配設
溝にインパネ用ハーネスが配設、固定されているから、
エアダクトをインパネに取付けるときに、インパネの前
記挿入口に前記端部支持板を介してエアダクトと一体的
に設けられたユニット待受けコネクタを係合させること
ができる。これにより、ユニット待受けコネクタが、後
にインパネ取付部に組付けられる電装品ユニットのハー
ネス接続コネクタと対向した状態で位置決めされること
になる。従って、電装品ユニットのハーネス接続コネク
タに対するユニット待受けコネクタの位置決めをきわめ
て簡単に行うことができる。
はエアダクトの寸法誤差が大きい場合であっても、ユニ
ット待受けコネクタが屈曲可能な複数の端部支持板によ
ってエアダクトとの間隔および相互姿勢が変更可能でか
つ挿入口に対して移動可能に位置決めされているから、
該端部支持板の屈曲によりインパネの挿入口に対する待
受けコネクタとエアダクト間の位置関係を変更すること
ができ、該インパネの挿入口に対する待受けコネクタの
位置ずれを広範囲に修正することができる。
を広範囲に修正することができることから、インパネと
エアダクトの組付、電装品ユニットとインパネ用ハーネ
スの接続、および電装品ユニットのインパネへの組付け
を容易に行うことができる。
めの自由度が向上したことにより、インパネとエアダク
トの組付け、電装品ユニットとインパネ用ハーネスの接
続、および電装品ユニットのインパネへの組付けを容易
に行うことができる。また、自動車の組付ラインにおい
て、インパネ用ハーネスの組付作業の工数を削減すると
共に前記プロテクタ等の外装部品を削減できる。
ス配設溝におけるインパネ用ハーネスがハーネス配設溝
に嵌着される櫛状の係止具により固定されているから、
係止具の着脱によりインパネ用ハーネスの固定および取
外しが容易にできる。また、請求項3の発明では、ハー
ネス配設溝に連続してインパネ用ハーネスの枝線部に対
応する分岐溝がエアダクトの側面に向けて設けられてい
るから、インパネ用ハーネスの幹線部はもちろん枝線部
の自動配索が可能であり、該ハーネスの殆どすべてがエ
アダクト内に治まり、エアダクトとインパネ用ハーネス
の一体化の実効を高めることができる。
に対してそれぞれヒンジ結合された第2の端部支持板、
第3の端部支持板(端子固定板)により二段階で変位可
能であり、位置決めの自由度が大幅に向上する(請求項
4)。
接端子を固定し、この圧接端子に電線を圧接することに
より簡単に作成でき、該端子固定板は前記エアダクトと
一体に成形されるから、エアダクトとユニット待受けコ
ネクタとの一体化を容易かつ確実に達成することができ
る(請求項5)。
の形態の一例を示すインパネの斜視図である。
配設されるインパネ用ハーネスの斜視図である。
部の拡大斜視図である。
受けコネクタの要部分解斜視図である。
図である。
る。
クタの取付状態を示す斜視図である。
続状態を示す断面図である。
ス装置の分解斜視図である。
を示す斜視図である。
ルダの拡大図である。
ネクタを取り付けた状態の断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ハーネス接続コネクタを有する電装品ユ
ニットと、該電装品ユニットの取付部を形成したインパ
ネと、壁面にハーネス配設溝を有して該インパネに組付
けられるエアダクトと、前記電装品ユニットのハーネス
接続コネクタに接続されるユニット待受けコネクタを有
して前記ハーネス配設溝に配設、固定されるインパネ用
ハーネスとを備え、 前記インパネの電装品ユニットの取付部に、前記ハーネ
ス接続コネクタに対応する挿入口を設け、前記エアダク
トに前記インパネ用ハーネスの枝線部などの端部を支持
する複数の端部支持板を前記ハーネス配設溝と連続して
屈曲可能に設けると共に、最先端の端部支持板に前記待
受けコネクタを形成し、該屈曲可能な端部支持板によっ
て前記待受けコネクタが前記エアダクトとの間隔および
相互姿勢が変更可能でかつ挿入口に対して移動可能に位
置決めされていることを特徴とするインパネ用ワイヤハ
ーネス装置。 - 【請求項2】 前記エアダクトのハーネス配設溝におけ
るインパネ用ハーネスが該ハーネス配設溝に嵌着される
櫛状の係止具により固定されている請求項1記載のイン
パネ用ワイヤハーネス装置。 - 【請求項3】 前記ハーネス配設溝に連続して前記イン
パネ用ハーネスの枝線部に対応する分岐溝が前記エアダ
クトの側面に向けて設けられている請求項1または2記
載のインパネ用ワイヤハーネス装置。 - 【請求項4】 前記屈曲可能な端部支持板が、前記分岐
溝から連続して前記エアダクトに突設された第1の端部
支持板、該第1の端部支持板に対してヒンジを介して連
結された第2の端部支持板、および該第2の端部支持板
にヒンジを介して連結された第3の端部支持板とからな
り、該第3の端部支持板は前記インパネ用ハーネスの枝
線部が接続される前記待受けコネクタのコネクタ固定板
として形成されている請求項1,2または3の何れかに
記載のインパネ用ワイヤハーネス装置。 - 【請求項5】 前記待受けコネクタが、基板の一端側に
電気接触片、他端側にスロットを有する圧接片を立設し
た圧接端子と、該圧接端子を固定する端子固定板と、前
記圧接片と電線との圧接部分を覆うストレンリーフとを
備え、 前記端子固定板には、片面に複数の端子載置溝を並設す
ると共に各溝底に貫通孔を設け、後端に電線挿通用の切
欠を有しかつ適宜間隙をおいて対向する一対のフランジ
を設け、 前記圧接片を貫通孔に圧入固定して前記端子載置溝と反
対面に突出した圧接片のスロットに、前記フランジの切
欠から挿通された前記枝線部の電線を圧接してなる請求
項1,2,3または4の何れかに記載のインパネ用ワイ
ヤハーネス装置。
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