JP3316788B2 - インパネ用ワイヤハーネス装置 - Google Patents

インパネ用ワイヤハーネス装置

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JP3316788B2
JP3316788B2 JP12139396A JP12139396A JP3316788B2 JP 3316788 B2 JP3316788 B2 JP 3316788B2 JP 12139396 A JP12139396 A JP 12139396A JP 12139396 A JP12139396 A JP 12139396A JP 3316788 B2 JP3316788 B2 JP 3316788B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K37/00Dashboards

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネル(以下、インパネと略称する)における
各種の電装品ユニットとワイヤハーネスとの組付性およ
び接続性が改善されたインパネ用ワイヤハーネス装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】インパネには、速度計,燃料計などの多
数の計器やカーステレオ,シガライダ,エアコン,エア
バッグ装置などの各種の電装品が集中し、その組付や配
線作業に手間取るから、これらをモジュール化すること
によりその組付性や接続作業性の改善と共にメンテナン
スを容易にする試みがなされている。このようなモジュ
ール化に対応するため、本出願人は先に図5に示すよう
なワイヤハーネス装置を提案した(特開平3−2031
22号)。これは、インパネ51の裏面に予め各種ユニ
ット(図示せず)をねじなどで固定しておき、インパネ
用ワイヤハーネスであるフラット状に形成したリジッド
回路体53により一括して接続固定するようにしたもの
である。
【0003】図6に示すように、リジッド回路体53
例えばリジッドな絶縁板54上に接着剤55を塗
布し、その上に複数本の回路導体56を配設固定し、必
要に応じて絶縁シートで保護することにより形成され
る。回路導体56はエナメル線のような被覆電線や条材
が使用される。絶縁板54,回路導体56および絶縁シ
ートを含めて全体が剛性を有するひとつの形態を保持す
る構造体となっている。
【0004】インパネ51には背面両側にノックピン5
2が突設され、リジッドな回路体53の両側には対応す
るピン受け孔57を有するワイヤハーネス結合用コネク
タ58,58′が設けられている。なお、コネクタ5
8,58′はダッシュボード59に配設されたダッシ
ュボードハーネス60のコネクタ61,61′と嵌合接
続されるように為されている。
【0005】また、リジッド回路体53の中間には、前
記各種ユニットを接続するための電装品結合用コネクタ
62,62′が設けられている。これらのコネクタ62
(62′)は回路体53を各種ユニットと一括接続で
きるように位置ずれを吸収する可動部を備えている。
た、図6には上記可動構造の一例が示されており、コネ
クタ62は回路体53に対して固定された固定部63
これに対して前後左右に移動可能な可動部64とか
ら成る。可動部64内には、回路体53内の回路導体5
6と電線65により接続された圧接端子66が収容され
ている。圧接端子66はU字状に弛ませた電線65と同
様に位置ずれ吸収用の湾曲部66aを有する。即ち、可
動部64はピン67とバカ穴68、およびスプリング6
9により固定部63に対してX−Y方向に移動可能であ
り、内部の圧接端子66もU字状に弛ませた電線65と
湾曲部66aにより同様に移動可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のリジッド回路体
53は可動部を有するユニット結合用コネクタ62,
62′を備えているから、カーメーカ側での組付はきわ
めて容易になる。その反面、ユニット結合用コネクタ6
2,62′などの接続部はインパネ51における前記
ユニットの固定位置とは違う面で構成されているから、
位置ずれ吸収のために可動コネクタ(可動部64)の移
動距離を大きくしなければならず、その構造自体が複雑
となり、また、回路体53はリジッドであるため例え
インパネ51の内壁に沿って配置することは殆どな
く、いわば空中配索を余儀なくされるから、インパネ内
の位置が変動し易く、ユニットのメンテナンス性の悪化
と共にエアダクトのようなインパネ内部の各種部品の位
置や構造制約されるという問題が提起された。
【0007】本発明は上記の問題に鑑みてされたも
のであり、インパネに対してインパネ用ワイヤハーネス
および各種電装品ユニットを取付ける際に、該ハーネス
の中継ユニットに従来の可動コネクタのような複雑な構
造を要せず、また電装ユニットとの位置ずれが殆どな
く、簡単に固定することができメンテナンス性の良好な
インパネ用ワイヤハーネス装置を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前課題を解決するため
、本発明請求項1に係るインパネ用ワイヤハーネス
装置は、インストルメントパネルに設けられた複数の取
付口に対してその前面側から電装品ユニット装着
ると共に、インストルメントパネル内に複数の中
継ユニットを有するインパネ用ワイヤハーネス配設
、各中継ユニット対応して、該電装品ユニットの接
続部が該中継ユニットに結合されるインパネ用ワイヤハ
ーネス装置において、記電装品ユニットの前記接続部
に対向した前記取付口の内壁面の前方側に差込溝を有
する係止部が設けられ、且つ、該取付口の該内壁面の
方側にクリップ孔が設けられ、前記インパネ用ワイヤ
ハーネスは可撓性を有する回路体で形成され、前記複
数の中継ユニットは、一端が回路体の回路導体と圧接
により接続されると共に他端に電気接触部を有する複数
のコネクタ端子と、相対向する上部ケースと下部ケー
スとから成る絶縁ケースと備え、該上部ケースと、該
下部ケースとの内部に複数のコネクタ端子配列収
されると共に、該絶縁ケースの両側に、該回路体に対
する接続口開口され、該上部ケース前端縁に、該
止部の差込溝と係合される爪片が突出して形成される
と共に、該上部ケースの後部上面に、該クリップ孔に係
止されるクリップが突設され、該クリップの丸ピン状を
した支柱部の先端に截頭円錐状の頭部が設けられると共
に、該クリップの該支柱部の直径に比べて該クリップ孔
が大きく形成され、該下部ケースにコネクタ端子の
電気接触部が露出される開口部が形成されると共に、該
開口部を挟む両側縁に電装品ユニットの接続部に
する挿入ガイドが設けられたことを特徴とする
【0009】請求項2に係るインパネ用ワイヤハーネス
装置は、請求項1に係るインパネ用ワイヤハーネス装置
において、前記中継ユニットの前記電装品ユニットとの
対向面にユニット固定孔が形成され該ユニット固定孔
に嵌挿される固定ピンが、該電装品ユニットに突設され
たことを特徴とする
【0010】請求項3に係るインパネ用ワイヤハーネス
装置は、請求項1に係るインパネ用ワイヤハーネス装置
において、前記コネクタ端子の配列ピッチに合わせて
前記絶縁ケースの前記上部ケースにおける所定の位置に
複数のスリットが設けられ、該コネクタ端子の前記電気
接触部は基板の一端側にその自由端部を下面側に折り
返し形成された弾性舌片として設けられ、該基板の他端
側の側縁に、スロット開設された圧接片が起立連成さ
れると共に、該スロットの両側の二股片の先端に、先細
の差込み案内片が形成され該コネクタ端子の圧接片
が、前記上部ケースの内面に載置された前記回路体の上
からスリットに向け圧入固定されることで、該圧接
片は、所望の前記回路導体に圧接されることを特徴とす
【0011】請求項4に係るインパネ用ワイヤハーネス
装置は、請求項1に係るインパネ用ワイヤハーネス装置
に関し、前記絶縁ケースにおける両側の前記回路体に
応した前記接続口の近傍において、前記上部ケースと
前記下部ケースの対向面の一方に押圧突条が設けら
れ、該押圧突条に対応して他方挟持溝が設けられ
押圧突条と、該挟持溝とにより、該回路体が、該上部ケ
ースと、該下部ケースと 挟持固定されることを特徴と
する
【0012】請求項1記載の発明によれば、インパネ用
ワイヤハーネスの回路体は可撓性を有するから、インパ
ネの内壁面に沿って配設することができ、従来のリジッ
ド回路体と異なり、インパネ内の他の部品の位置や形状
に制約を与えという不具合が解消する。インパネの取
付口に対する中継ユニットの取付けは、その先端部の爪
片を係止部の差込溝に差し込んで、後方部を持ち上げる
とクリップが自ずとクリップ孔に係合するから、きわめ
て簡単である。また、インパネの前面側から取付口に対
して電装品ユニットを差し込むと、挿入ガイドの案内に
よりその接続部が中継ユニットにおけるコネクタ端子の
電気接触部と接触するので、電装品ユニットの装着と中
継ユニットとの電気的接続が同時に達成される。
【0013】請求項2記載の発明によると、電装品ユニ
ットと中継ユニット固定ピンとユニット固定
により機械的にも結合固定されるから、該中継ユニ
ットと接続部の電気的接続の信頼性が向上する。
【0014】請求項3記載の発明によると、コネクタ端
子と回路体との接続は、上部ケースの内面にセットした
回路体の上からスリットに対して圧接片を圧入固定する
だけで回路導体との圧接が終了し、圧接片のスリットへ
の圧入によりコネクタ端子の軸方向への動きも確実に阻
止され、インパネ用ワイヤハーネスの製造の自動化が容
易である。
【0015】請求項4記載の発明によると、インパネ用
ワイヤハーネスを構成する回路体は、各中継ユニットに
おいて、上部ケースと下部ケースの押圧突条と挟持溝と
に確実に挟持固定されるから、前記コネクタ端子に外部
応力が作用せず、安定した電気的接続状態が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図1において、Aは合成
樹脂絶縁体製のインパネであり、Bはインパネ用ワイヤ
ハーネスである。インパネAには、図の中央部と右側に
複数の取付口1,2,3および4が形成されており、各
取付口1〜4にはインパネ前面側からセンタークラス
タユニット5,スイッチユニット6,アッシュトレイ7
および化粧板8aを備えたディスプレイ8が装着される
ようになっている。センタークラスタユニット5,スイ
ッチユニット6およびディスプレイ8などの各電装品ユ
ニットの上面中央部には、カードエッジタイプの接続部
9が設けられると共に、その両側にガイド突条10が設
けられ、さらにその外側には固定ピン11が突設されて
いる。また、インパネAの左側には上部にエアバッグモ
ジュール12が装着され、下部にグローブボックス13
が設けられている。14,14′は通風孔である。
【0017】インパネ用ワイヤハーネスBは可撓性を
有する回路体15、これに接続された複数の中継ユニッ
ト161 ,162 ,163 ,164 (代表して示す場合
は16)、および端部のハーネス接続用コネクタ17,
17′から構成されている。なお、ハーネス接続用コネ
クタ17,17′は通常のタイプのコネクタであり、
図示しないエンジンルームハーネスおよびカウルサイド
ハーネスと接続される。回路体15は図示の例では両端
にハーネス接続用コネクタ17,17′を有する長尺の
メイン回路体15Aと、その中間から分岐されて端部に
中継ユニット161 を設けた短尺のサブ回路体15Bと
から構成されているが、このような分岐形態は接続され
る前記センタークラスタユニット5,スイッチユニット
6などの電装品ユニットの数と配置に従って変更され
る。
【0018】図2に示すように、回路体15(15A,
15B)は、片面粘着の絶縁シート18の上に複数本の
回路導体19を配設し、その上を保護シート18′で被
覆し、全体として可撓性を有するように形成される。回
路導体19としては通常の絶縁被覆電線以外にエナメ
ル線、単線も使用することができる。また、回路体15
として市販の可撓性フラットケーブル(FFC)を使用
することもできる。
【0019】中継ユニット16は、図3の分解斜視図に
見るように、複数のコネクタ端子20と、これらのコネ
クタ端子20を収容配列する絶縁ケース24とから成
る。コネクタ端子20は細巾帯状の基板21の一端側
に電気接触部22を有し、他端側に圧接部23を有す
る。電気接触部22は基板21の先端に連続して下面
側に弓なりに折り返し形成した弾性舌片22aと、さら
に該弾性舌片22aの自由端を基板21から離れる方向
に折り曲げ形成した反力片22bとから成る。圧接部2
3は基板21の後端部側縁に電線圧入用のスロット2
3bを有する圧接片23aを起立連成して成り、さらに
該スロット23bの両側の二股片23cの先端部は先細
の差込み案内片23dとして形成されている。このコネ
クタ端子20は、符号20′,20″…で示されるよう
に、前記回路体15の回路導体19との接続のために、
反力片22bと圧接片23a間の基板21の長さLが異
なるものが数種類用意されている。
【0020】絶縁ケース24は相対向する上部ケース
24Aと下部ケース24Bとから成り、両ケースは図
示しないビス−ナットなどにより抱き合わせて固定さ
れ、左右両側に前記回路体15の接続口25,25′が
開口されている(図2,図3)
【0021】上部ケース24A(図3)において、その
前端縁には爪片26が突出して形成され、また、後部上
面の両側には丸ピン状の支柱部27aの先端に截頭円錐
状の頭部27bを形成したクリップ27が突設されてい
る。この爪片26とクリップ27は、それぞれ前記取付
口1〜4(図1)内の後述する係止部35(図2)の差
込溝35aとクリップ孔36に係合する。また、上部ケ
ース24A(図3)の中間部には前記コネクタ端子2
0の圧接片23aを圧入する複数のスリット28が設け
られている。これらのスリット28は上記回路体15
の回路導体19と直交する方向に所定のピッチ(前記コ
ネクタ端子20の配列ピッチ)で開設されている。各ス
リット28の長さlは圧接片23aの巾dよりも若干長
く、また、スリット28の巾は圧接片23aの厚さと同
等以下にするのが好ましい。
【0022】一方、下部ケース24Bには、その後半部
に前記コネクタ端子20を隔絶する複数の絶縁リブ29
が突設され、前半部にはコネクタ端子20の電気接触部
22を露出させるための開口部30が形成されている。
そして、この下部ケース24Bと上部ケースAの上記接
続口25,25′の部分の対向面には、回路体15を挟
持固定するための押圧突条31と対応する挟持溝32が
設けられている。また、下部ケース24Bの下面には前
記開口部30を挟む両側にチャンネル状の挿入ガイド3
3が設けられると共に、各挿入ガイド33の前面にはユ
ニット固定孔34が設けられており、該挿入ガイド33
とユニット固定孔34には前記電装品ユニットのガイ
ド突条10(図1)と固定ピン11(図1)が係合す
る。
【0023】上記インパネ用ワイヤハーネスBの中継ユ
ニット16と関連して、インパネAの各取付口1〜4の
上部内壁には、図2に示されるように、その前方側に前
記爪片26に対する差込溝35aを有する係止部35が
突設され、後方側に前記クリップ27に対するクリップ
孔36が設けられている。係止部35の差込溝35a
前面を除く左右および後方側の三方が開放されてお
り、爪片26は図6の場合と同様にX−Y方向に僅か
に移動可能である。また、クリップ孔36はクリップ
27の支柱部27a(図3)の直径に比べて十分大きく
形成し、同様に支柱部27aは、該クリップ孔36内で
X−Y方向に移動可能なものとされている
【0024】上記構成において、インパネ用ワイヤハー
ネスBまたは中継ユニット16の組立製造は次のよう
に簡単に行うことができる。図3において、上部ケース
24の内面に両側の接続口25,25′を横切るように
可撓性の回路体15を載置して、その上から所定位置の
スリット28に所定のコネクタ端子20の圧接片23a
を圧入固定する。これにより、圧接片23aのスロット
23bに回路体15の所定回路導体19が圧接接続さ
れ、同時に圧接片23aはスリット28に固定される
(図4)
【0025】即ち、回路体15の上から所定のスリット
28に対して圧接片23aを押しつけると、二股片23
(図3)の先端の差込み案内片23dが回路体15の
絶縁シート18(図2)を突き破ってスリット28に突
入し、更に押し続けることにより回路導体19はスロッ
ト23b(図3)に圧接される。スリット28の長さl
前述のように圧接片23aの巾dより大きいから、
二股片23cは回路導体19に対して弾性変位が可能で
あり、適切な圧接力が得られると共に、スリット28が
圧接片23aに対するストッパとなるから、コネクタ端
子20の軸方向への移動および抜けも防止される。全て
のコネクタ端子20,20′,20″…の圧入固定が済
んだら、上部ケース24Aに対して下部ケース24Bを
抱き合わせ、前述のようにビス−ナットなどにより固定
する。
【0026】このように、回路体15とコネクタ端子2
0,絶縁ケース24との接続は、コネクタ端子20を回
路導体19に圧接するだけの簡単な操作で行うことがで
きるので、インパネ用ワイヤハーネスBの組立製造を自
動化することも容易である。
【0027】以上のようにして製造されたインパネ用ワ
イヤハーネスBは、図1に示すインパネAの裏側から、
各取付口1〜4において上部内壁面の係止部35(図
2)の差込溝35aに中継ユニット16の爪片26を差
込んで、その後方を上に持ち上げるとクリップ27がク
リップ孔36に自動的に係合するから、極めて簡単に取
付けることができる。そして、可撓性を有する回路体1
5の絶縁シート18が前記のように片面粘着タイプの場
合にはそのままで、非粘着タイプの場合には接着剤を塗
布することによりインパネAの内壁面に貼り付け固定す
ることができる。
【0028】次いで、インパネA前面側から例えば
取付口1にセンタークラスタユニット5を差し込むと、
ガイド突条10が中継ユニット161 における絶縁ケー
ス24の挿入ガイド33に案内されつつ固定ピン11が
ユニット固定孔34に進入する。同時にカードエッジタ
イプの接続部9が絶縁ケース24の下部ケース24B
の下面と平行に内部に進入する。これにより、図4に示
されるように接続部9の各端子部9aは開口部30に
露出したコネクタ端子20の弾性舌片22aと接触す
る。なお、中継ユニット161 は、前述した爪片26と
差込溝35a間、およびクリップ27とクリップ孔36
間の寸法差によりX−Y方向に僅かに移動可能あるか
ら、電装品ユニットの接続部9との位置ずれは難なく吸
収することができる。
【0029】このように、センタークラスタユニット5
の取付口1への装着と同時に、インパネ用ワイヤハーネ
スAの中継ユニット161 との電気接続が行われる。ス
イッチユニット6,ディスプレイ8、エアバッグモジュ
ール12などの他の電装品ユニットと中継ユニット16
2 ,163 ,164 などとの接続も同様である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、インパネ用ワイヤハーネスの回路体は可撓
性を有するから、インパネの内壁面に沿って配設するこ
とができ、従来のリジッド回路体と異なり、インパネ内
の他の部品の位置や形状に制約を与えという不具合が
解消する。また、インパネの取付口に対する中継ユニッ
トの取付けは、その先端部の爪片を係止部の差込溝に差
し込んで、後方部を持ち上げるとクリップが自ずとクリ
ップ孔に係合するから、きわめて簡単である。さらに、
インパネの前面側から取付口に対して電装品ユニットを
差し込むと、挿入ガイドの案内によりその接続部が中継
ユニットにおけるコネクタ端子の電気接触部と接触する
ので、電装品ユニットの装着と中継ユニットとの電気的
接続が同時に達成される。
【0031】請求項2記載の発明によれば、電装品ユニ
ットと中継ユニットは固定ピンとユニット固定孔
により機械的にも結合固定されるから、該中継ユニッ
トと接続部の電気的接続の信頼性が向上する。
【0032】請求項3記載の発明によれば、コネクタ端
子と回路体との接続は、上部ケースの内面にセットした
回路体の上からスリットに対して圧接片を圧入固定する
だけで回路導体との圧接が終了し、圧接片のスリットへ
の圧入によりコネクタ端子の軸方向への動きも確実に阻
止され、インパネ用ワイヤハーネスの製造の自動化が容
易である。
【0033】請求項4記載の発明によれば、インパネ用
ワイヤハーネスを構成する回路体は、各中継ユニットに
おいて、上部ケースと下部ケースの押圧突条と挟持溝と
に確実に挟持固定されるから、前記コネクタ端子に外部
応力が作用せず、安定した電気的接続状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインパネ用ワイヤハー
ネス装置の分解斜視図である。
【図2】図1の中継ユニットとその取付部の拡大斜視図
である。
【図3】図1の中継ユニットの分解斜視図である。
【図4】図1の中継ユニットと電装品ユニットの接続状
態の断面図である。
【図5】従来のインパネ用ワイヤハーネス装置の説明図
である。
【図6】図5の電装品結合用コネクタの可動構造の説明
図である。
【符号の説明】
A インストルメントパネル(インパネ) B インパネ用ワイヤハーネス 1〜4 取付口 5 センタークスタユニット 6 スイッチユニット 8 ディスプレイ 9 接続部 10 ガイド突条 11 固定ピン 15 回路体 16(161 〜164 ) 中継ユニット 19 回路導体 20 コネクタ端子 21 基板 22 電気接触部 22a 弾性舌片 23 圧接部 23a 圧接片 23b スロット 23c 二股片 23d 差込み案内片 24 絶縁ケース 24A 上部ケース 24B 下部ケース 25,25′ 接続口 26 爪片 27 クリップ27a 支柱部 27b 頭部 28 スリット 30 開口部 31 押圧突条 32 挟持溝 33 挿入ガイド 34 ユニット固定孔 35 係止部 35a 差込溝 36 クリップ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−2290(JP,A) 特開 平5−226008(JP,A) 特開 昭62−259366(JP,A) 特開 平7−47869(JP,A) 特開 平4−208659(JP,A) 特開 平5−282920(JP,A) 実開 平4−120274(JP,U) 実公 昭46−21445(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 16/02 620 B60R 16/02 621 B60K 37/00 H01B 7/00 301 H01R 12/28 H01R 13/631

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルに設けられた複
    数の取付口に対してその前面側から電装品ユニット
    装着されると共に、インストルメントパネル内に
    数の中継ユニットを有するインパネ用ワイヤハーネス
    配設され、各中継ユニット対応して、該電装品ユニッ
    トの接続部が該中継ユニットに結合されるインパネ用ワ
    イヤハーネス装置において、 記電装品ユニットの前記接続部に対向した前記取付口
    内壁面の前方側に差込溝を有する係止部が設けら
    れ、且つ、該取付口の該内壁面の後方側にクリップ孔
    が設けられ、 前記インパネ用ワイヤハーネスは可撓性を有する回路
    体で形成され、 前記複数の中継ユニットは、一端が回路体の回路導体
    と圧接により接続されると共に他端に電気接触部を有す
    る複数のコネクタ端子と、相対向する上部ケースと
    部ケースとから成る絶縁ケースと備え、該上部ケース
    と、該下部ケースとの内部に複数のコネクタ端子
    配列収容されると共に、該絶縁ケースの両側に、該回路
    体に対する接続口開口され、 該上部ケース前端縁に、該係止部の差込溝と係合
    る爪片が突出して形成されると共に、該上部ケースの
    後部上面に、該クリップ孔に係止されるクリップが突設
    され、該クリップの丸ピン状をした支柱部の先端に截頭
    円錐状の頭部が設けられると共に、該クリップの該支柱
    部の直径に比べて該クリップ孔が大きく形成され、該下
    部ケースにコネクタ端子の電気接触部が露出され
    開口部が形成されると共に、該開口部を挟む両側縁に
    電装品ユニットの接続部に対応する挿入ガイドが設け
    られことを特徴とするインパネ用ワイヤハーネス装
    置。
  2. 【請求項2】 前記中継ユニットの前記電装品ユニット
    との対向面にユニット固定孔が形成され該ユニット固
    定孔に嵌挿される固定ピンが、該電装品ユニットに突設
    されたことを特徴とする請求項1載のインパネ用ワイ
    ヤハーネス装置。
  3. 【請求項3】 記コネクタ端子の配列ピッチに合わせ
    、前記絶縁ケース の前記上部ケースにおける所定の位
    置に複数のスリットが設けられ、該コネクタ端子の前記
    電気接触部は基板の一端側にその自由端部を下面側に
    折り返し形成された弾性舌片として設けられ、該基板の
    他端側の側縁に、スロット開設された圧接片が起立連
    成されると共に、該スロットの両側の二股片の先端に、
    先細の差込み案内片が形成され該コネクタ端子の
    接片が、前記上部ケースの内面に載置された前記回路体
    の上からスリットに向け圧入固定されることで、該
    圧接片は、所望の前記回路導体に圧接されることを特徴
    とする請求項1載のインパネ用ワイヤハーネス装置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁ケースにおける両側の前記回路
    体に対応した前記接続口の近傍において、前記上部ケー
    スと、前記下部ケースの対向面の一方に押圧突条が設
    けられ、該押圧突条に対応して他方挟持溝が設けら
    該押圧突条と、該挟持溝とにより、該回路体が、該
    上部ケースと、該下部ケースとに挟持固定されることを
    特徴とする請求項1載のインパネ用ワイヤハーネス装
    置。
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