JP2000290339A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 熱可塑性ポリウレタン(a)並びに芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)を含有する熱可塑性ポリウレタン組成物であって、熱可塑性ポリウレタン(a)からなる海成分中に、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)が島成分として存在し、さらに前記島成分の内部に熱可塑性ポリウレタン(a)が平均粒子径0.001〜10μmの島成分として存在してなる構造を有することを特徴とする熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項2】 (i)高分子ポリオール(a−1)、並びに芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)を、(a−1):(b)=35:65〜90:10の重量比で用いて、高分子ポリオール(a−1)が、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)中に含浸した高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)を予め調製し;次いで、
(ii)前記(i)で調製した高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)を、有機ジイソシアネート化合物および鎖伸長剤と混合するか、または有機ジイソシアネート化合物、高分子ポリオール(a−1)および鎖伸長剤と混合して、ポリウレタン形成反応を行う;
ことにより得られたものである請求項1に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項3】 熱可塑性ポリウレタン(a)、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)、並びに可塑剤(c)を含有する熱可塑性ポリウレタン組成物であって、熱可塑性ポリウレタン(a)からなる海成分中に、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)並びに可塑剤(c)が島成分として存在し、さらに前記島成分の内部に熱可塑性ポリウレタン(a)が平均粒子径0.001〜10μmの島成分として存在してなる構造を有することを特徴とする熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項4】 (i)高分子ポリオール(a−1)、並びに芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)を、(a−1):(b)=35:65〜90:10の重量比で用い、かつ高分子ポリオール(a−1)並びに芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)の合計100重量部に対して可塑剤(c)を0.1〜200重量部の割合で用いて、高分子ポリオール(a−1)および可塑剤(c)が、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)中に含浸した高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)を予め調製し;次いで、
(ii)前記(i)で調製した高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)を、有機ジイソシアネート化合物および鎖伸長剤と混合するか、または有機ジイソシアネート化合物、高分子ポリオール(a−1)および鎖伸長剤と混合して、ポリウレタン形成反応を行う;
ことにより得られたものである請求項3に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項】 前記(ii)のポリウレタン形成反応で得られる熱可塑性ポリウレタン組成物における可塑剤(c)の含有量が、熱可塑性ポリウレタン(a)並びに芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)の合計100重量部に対して60重量部以下になるように、上記(i)の高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)の調製および上記(ii)のポリウレタン形成反応を行ったものである請求項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項】 上記(ii)のポリウレタン形成反応を、活性水素原子:イソシアネート基のモル比を1:0.9〜1.3の範囲内に調整して行ったものである請求項2、4および5のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項7】 高分子ポリオール(a−1)が、100℃で液状を呈するものである請求項2および4〜6のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項8】 高分子ポリオール(a−1)の1分子当たりの平均官能基数が2.0〜2.1である請求項2および〜7のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項9】 前記(ii)のポリウレタン形成反応で得られる熱可塑性ポリウレタン組成物における、[熱可塑性ポリウレタン(a)]:[芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)]の重量比が95:5〜40:60の範囲になるようにして、上記(i)の高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)の調製および上記(ii)のポリウレタン形成反応を行ったものである請求項2および4〜8のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項10】 芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)が、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックを2個以上および共役ジエン系重合体ブロックを1個以上有し、かつ数平均分子量50,000〜500,000を有するブロック共重合体および/またはその水素添加物である請求項1〜のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物。
【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる成形品。
【請求項12】 射出成形品である請求項11に記載の成形品。
【請求項13】 フィルムまたはシートである請求項11に記載の成形品。
【請求項14】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂層と、他の材料よりなる層とが積層した構造を有する積層構造体。
【請求項15】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂層(A)と、ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニリデン樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;アクリル樹脂;ポリオキシメチレン樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物;並びに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物、共役ジエン化合物およびオレフィン化合物から選ばれる少なくとも1種との共重合体から選ばれる少なくとも1種よりなる樹脂層(B)とが樹脂層(A)/樹脂層(B)の形態で積層した構造を少なくとも一部に有する、請求項14に記載の積層構造体。
【請求項16】 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂層(A)と、ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニリデン樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;アクリル樹脂;ポリオキシメチレン樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物;並びに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物、共役ジエン化合物およびオレフィン化合物から選ばれる少なくとも1種との共重合体から選ばれる少なくとも1種よりなる樹脂層(B)と、スチレン系重合体およびオレフィン系重合体から選ばれる少なくとも1種からなる樹脂層(C)が、樹脂層(B)/樹脂層(A)/樹脂層(C)の形態で積層した構造を少なくとも一部に有する、請求項14に記載の積層構造体。
【請求項17】 請求項2に記載の(i)および(ii)の工程によって、熱可塑性ポリウレタン(a)並びに芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)を含有する熱可塑性ポリウレタン組成物を製造する方法。
【請求項18】 請求項4に記載の(i)および(ii)の工程によって、熱可塑性ポリウレタン(a)、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)並びに可塑剤(c)を含有する熱可塑性ポリウレタン組成物を製造する方法。
さらに、本発明者は、上記高分子ポリオール含浸組成物の調製時に、特定量の可塑剤をさらに配合して高分子ポリオール可塑剤含浸組成物とし、それを用いて前記と同様にして熱可塑性ポリウレタン組成物を製造すると、それにより得られる熱可塑性ポリウレタン組成物は、上記した種々の優れた特性と共に、さらに低硬度で、柔軟性の点でも優れていること、しかも極性の低い樹脂との溶融接着性が一層良好であることを見出した。
また、本発明者は、上記の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる成形品、特に射出成形品、フィルム、シートなどは、耐摩耗性、引張破断強度、引張破断伸度などで代表される力学的特性、耐水性、屈曲性、耐油性、弾性回復性などの特性に優れ、残留歪みが小さく、種々の用途に有効に用い得ることを見出した。
さらに、本発明者は、上記の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる層と、他の材料、特に各種の樹脂よりなる層を有する積層構造体も、広範な用途に有効に用い得ることを見出した。
そして、本発明は上記した熱可塑性ポリウレタン組成物(1)および/または熱可塑性ポリウレタン組成物(2)からなる成形品であり、さらに、上記した熱可塑性ポリウレタン組成物(1)および/または熱可塑性ポリウレタン組成物(2)よりなる樹脂層と、他の材料よりなる層とが積層した構造を有する積層構造体である[以下熱可塑性ポリウレタン組成物(1)と熱可塑性ポリウレタン組成物を総称して単に熱可塑性ポリウレタン組成物ということがある]。
(水添)ブロック共重合体(b)における芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックとの結合形態は特に制限されず、直鎖状、分岐状、放射状、またはそれらの2つ以上が組合わさった結合形態のいずれであってもよく、そのうちでも直鎖状の結合形態であることが好ましい。
(水添)ブロック共重合体(b)の例としては、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックをXで、共役ジエン系重合体ブロックをYで表したときに、式;(X−Y) m −X、(X−Y) n 、Y−(X−Y) p (式中、m、nおよびpはそれぞれ1以上の整数を示す)などで表されるブロック共重合体を挙げることができる。そのうちでも、2個以上の芳香族ビニル化合物系重合体ブロックXと1個以上の共役ジエン系重合体ブロックが直鎖状に結合したブロック共重合体、特に式:X−Y−Xで表されるトリブロック共重合体が好ましく用いられる。該トリブロック共重合体は、高分子ポリオール(a−1)、または高分子ポリオール(a−1)と可塑剤(c)の含浸性に優れる(保持性が高い)ため、次のポリウレタン形成反応工程(ii)で生成する熱可塑性ポリウレタン(a)とそこに含まれる(水添)ブロック共重合体(b)との相容化がより円滑に達成されて、本発明で規定するモルホロジー、すなわち、熱可塑性ポリウレタン(a)からなる海成分中に、芳香族ビニル化合物系重合体ブロックと共役ジエン系重合体ブロックからなるブロック共重合体および該ブロック共重合体の水素添加物から選ばれる少なくとも1種(b)、または該(水添)ブロック共重合体(b)と可塑剤(c)からなる島成分が存在し、該島成分中に熱可塑性ポリウレタン(a)が平均粒子径0.001〜10μmの島成分として更に存在する構造を有する熱可塑性ポリウレタン組成物が得られる。
かかる本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物においては、熱可塑性ポリウレタン(a)からなる海成分中に存在する(水添)ブロック共重合体(b)または該(水添)ブロック共重合体(b)と可塑剤(c)からなる島成分の大きさは、0.01〜250μmの範囲であることが好ましく、0.05〜150μmの範囲であることがより好ましく、0.1〜100μmの範囲であることが更に好ましい。
また、(水添)ブロック共重合体(b)または該(水添)ブロック共重合体(b)と可塑剤(c)からなる島成分中に存在する熱可塑性ポリウレタン(a)からなる島成分は、その平均粒子径が0.01〜5μmであることが好ましく、0.05〜3μmであることがより好ましい。本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物は前記したモルホロジーを有することにより、本発明で目的とする上記した非粘着性、溶融成形性、溶融接着性、耐摩耗性、引張破断強度等で代表される力学的特性、柔軟性、屈曲性、低残留歪み性などの種々の特性に優れる熱可塑性ポリウレタン組成物を確実に得ることができる。
上記のポリエステルポリオールは、例えば、常法にしたがって、ポリオール成分とポリカルボン酸、そのエステル、無水物などのエステル形成性誘導体などのポリカルボン酸成分とを直接エステル化反応またはエステル交換反応に付すか、あるいはポリオールを開始剤としてラクトンを開環重合することにより製造することができる。
ここで、本発明でいう「高分子ポリオール(a−1)が(水添)ブロック共重合体(b)中に含浸している」とは、高分子ポリオール(a−1)と(水添)ブロック共重合体(b)とが配合直後の単なる混合状態や濡れ状態にあるのではなく、高分子ポリオール(a−1)が(水添)ブロック共重合体(b)中に十分に浸透していて、高分子ポリオール(a−1)が単独で液状を呈する温度において、高分子ポリオール(a−1)と(水添)ブロック共重合体(b)の単なる混合物が呈していた高分子ポリオール(a−1)による流動性が消失して、液状を呈さない一様な高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)となっている状態を意味する。
なお、本明細書でいう上記液状とは、危険物の規制に関する規則第69条の2「液状の定義」に準拠して評価した状態をいう。すなわち、垂直にした試験管(内径30mm、高さ120mmの平底円筒型のガラス製のもの)に、試験サンプルを試験管の底からの高さが55mmとなる部分まで入れ、当該試験管を水平にした場合に、当該試験サンプルの移動面の先端が、試験管の底からの距離が85mmの部分を通過するまでの時間が90秒以内であるものを液状と定義する。高分子ポリオールが室温で液状である場合には、室温条件下に上記の液状確認試験を実施し、また高分子ポリオールが室温で液状でない場合には、液状になる温度条件で上記の液状確認試験を実施することとする。高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)および高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)の調製時の高分子ポリオール(a−1):(水添)ブロック共重合体(b)の使用割合が上記した35:65〜90:10の重量比の範囲から外れると、液状を呈さない高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)および高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)が得られなくなる。
ポリウレタンの形成に必要な高分子ポリオール(a−1)の全量を高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)の調製に用い、そのためポリウレタン形成反応を高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)、有機ジイソシアネート化合物および鎖伸長剤の3者を混合して行う場合は、一般に、高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)中に含まれる高分子ポリオール(a−1)および鎖伸長剤が有している活性水素原子の合計モル数と、有機ジイソシアネート化合物が有しているイソシアネート基モル数との比が、上記の1:0.9〜1.3の範囲内になるようにすればよい。
また、ポリウレタンの形成に必要な高分子ポリオール(a−1)の一部を高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)の調製に用い、残りの高分子ポリオール(a−1)をポリウレタン形成反応時に用いる場合は、一般に、高分子ポリオール含浸組成物(a−1・b)または高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(a−1・b・c)中に含まれる高分子ポリオール(a−1)、鎖伸長剤およびポリウレタン形成反応時に添加する高分子ポリオール(a−1)が有している活性水素原子の合計モル数と、有機ジイソシアネート化合物が有しているイソシアネート基モル数との比が、上記1:0.9〜1.3の範囲内になるようにすればよい。
熱可塑性ポリウレタン(a)と(水添)ブロック共重合体(b)の合計重量に基づいて、熱可塑性ポリウレタン(a)の含有量が40重量%未満である[(水添)ブロック共重合体(b)の含有量が60重量%を超える]と、本発明で規定する上記した特定のモルホロジーを有する熱可塑性ポリウレタン組成物が得られにくくなり、極性の高い重合体に対する熱可塑性ポリウレタン組成物の溶融接着性が低下し、しかも耐摩耗性や力学的特性に優れる熱可塑性ポリウレタン組成物を得ることが困難になり易い。一方、熱可塑性ポリウレタン(a)と(水添)ブロック共重合体(b)の合計重量に基づいて、熱可塑性ポリウレタン(a)の含有量が95重量%を超える[(水添)ブロック共重合体(b)の割合が5重量%未満である]と、本発明で規定する上記した特定のモルホロジーを有する熱可塑性ポリウレタン組成物が得られにくくなり、極性の低い重合体に対する熱可塑性ポリウレタン組成物の溶融接着性が低下し、しかも非粘着性、耐水性などに優れる熱可塑性ポリウレタン組成物を得ることが困難になり易い。
本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる樹脂層を有する積層構造体としては、何ら限定されるものではないが、例えば、本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる1つの樹脂層と他の材料からなる1つの層が積層した2層構造体、他の材料からなる2つの表面層(表裏面層)の間に本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる樹脂層が中間層として存在する3層構造体、他の材料からなる1つの層の表裏面に本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物からなる樹脂が積層した3層構造体、本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂層と他の1種または2種以上の材料からなる層が交互に4層以上に積層した多層構造体などを挙げることができ、それらの積層構造体のいずれもが本発明の範囲に包含される。その際に、本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂と積層する上記した他の材料としては、本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物以外の他の各種熱可塑性樹脂またはその組成物、熱硬化性樹脂、紙、布帛、金属、木材、セラミックスなどを挙げることができる。
したがって、限定されるものではないが、本発明の積層構造体の好ましい態様として、上述のように、以下の積層構造体(イ)および積層構造体(ロ)を挙げることができる。
・積層構造体(イ):
本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂層(A)と、ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニリデン樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;アクリル樹脂;ポリオキシメチレン樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物;並びに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物、共役ジエン化合物およびオレフィン化合物から選ばれる少なくとも1種との共重合体から選ばれる少なくとも1種よりなる極性の高い樹脂層(B)とが、樹脂層(A)/樹脂層(B)の形態で積層した構造を少なくとも一部に有する積層構造体。
・積層構造体(ロ):
本発明の熱可塑性ポリウレタン組成物よりなる樹脂層(A)と、ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;ポリ塩化ビニリデン樹脂;ポリ塩化ビニル系樹脂;ポリカーボネート樹脂;アクリル樹脂;ポリオキシメチレン樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物;並びに芳香族ビニル化合物とシアン化ビニル化合物、共役ジエン化合物およびオレフィン化合物から選ばれる少なくとも1種との共重合体から選ばれる少なくとも1種よりなる極性の高い樹脂層(B)と、チレン系重合体およびオレフィン系重合体から選ばれる少なくとも1種からなる極性の低い樹脂層(C)が、樹脂層(A)を挟んで、樹脂層(B)/樹脂層(A)/樹脂層(C)の形態で積層した構造を少なくとも一部に有する積層構造体。
さらに、ポリアミドの原料である上記した二塩基酸の具体例としては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、2,2−ジエチルコハク酸、グルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸などの脂肪族ジカルボン酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、4,4’−オキシジ安息香酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸などを挙げることができる。上記したジアミンの具体例としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−ノナンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、3−メチル−1,5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミンなどの脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、メチルシクロヘキサンジアミン、イソホロンジアミンなどの脂環式ジアミン;p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、キシリレンジアミン、キシレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルなどの芳香族ジアミンを挙げることができる。
積層構造体(イ)および積層構造体(ロ)における樹脂層(B)を形成するポリエステル樹脂としては、ポリマー主鎖にエステル結合を有し、加熱溶融が可能なものであれば特に制限されず、例えば、ジカルボン酸成分とジオール成分との反応により得られるポリエステル、ラクトンを開環重合して得られるポリエステル(ポリラクトン)、ヒドロキシカルボン酸またはそのエステル形成誘導体を重縮合して得られるポリエステルなどを挙げることができる。そのうちでも、本発明ではジカルボン酸成分とジオール成分とから実質的に形成されているポリエステル樹脂が好ましく用いられる。
その場合に、ポリエステル樹脂の原料である上記したジカルボン酸成分の具体例としては、テレフタル酸、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス(p−カルボキシフェニル)メタン、アントラセンジカルボン酸、4,4'−ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−スルホイソフタル酸ナトリウム、テトラブロモフタル酸などの芳香族ジカルボン酸;グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸などの脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和脂肪族ジカルボン酸;およびそれらのエステル形成性誘導体などを挙げることができる。また、ポリエステル樹脂の原料である上記したジオール成分の具体例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオールなどの脂肪族ジオール;シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジオールなどの脂環式ジオール;ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどの分子量6000以下のポリアルキレングリコールなどから誘導されるジオールなどを挙げることができる。
また、ポリエステル樹脂は、必要に応じて、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、トリメリット酸、ピロメリット酸などの3官能以上の化合物から誘導される構造単位の1種または2種以上を少量であれば有していてもよい。
積層構造体(イ)および積層構造体(ロ)における樹脂層(B)を形成する、シアン化ビニル化合物、共役ジエン化合物およびオレフィン化合物から選ばれる少なくとも1種と芳香族ビニル化合物との共重合体において使用される芳香族ビニル化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、モノブロムスチレン、ジブロムスチレン、フロロスチレン、p−t−ブチルスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレンなどを挙げることができ、これらの1種または2種以上が使用される。これらのうちで特にスチレンが好ましい。また、前記共重合体において使用されるシアン化ビニル化合物としては、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリルなどを挙げることができ。そして、前記共重合体において使用される共役ジエン化合物としては、例えば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−ネオペンチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、2−シアノ−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン類、直鎖および側鎖共役ヘキサジエンなどを挙げることができ、それらの1種または2種以上を用いることができる。それらのうちで、1,3−ブタジエンおよび/または2−メチル−1,3−ブタジエンが特に好ましく用いられる。また、前記共重合体において使用されるオレフィン化合物としては、例えばエチレン、プロピレンなどを挙げることができる。好ましい共重合体としては、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(AES樹脂)などを挙げることができる。
《参考例11〜19》[高分子ポリオール可塑剤含浸組成物の調製]
(1) 表6に示すブロック共重合体、高分子ポリオールおよび可塑剤を、表6に示す割合で配合し、シグマ形回転羽根付撹拌槽に入れて、100℃で60分間混合して、高分子ポリオール可塑剤含浸組成物を調製した。それにより得られた高分子ポリオール可塑剤含浸組成物(「CPD−11」〜「CPD−19」)の溶融粘度を上記した方法で測定したところ、表6に示すとおりであった。
(2) そのうち、参考例11〜16で得られた高分子ポリオール可塑剤含浸組成物CPD−11〜CPD−16は、いずれも、高分子ポリオールおよび可塑剤がブロック共重合体中に十分に含浸していて、高分子ポリオールおよび可塑剤が呈する液状がもはや消失し、本発明で用いる高分子ポリオール可塑剤含浸組成物が得られた。また、参考例1〜7および9〜18で得られた組成物は、溶融粘度の経時変化がなく貯蔵安定性が良好であったが、高分子ポリオールを本発明の範囲内の量で含有していない参考例8および19の組成物は、製造直後は溶融粘度の低い組成物であったが、1日後には200℃における溶融粘度が10,000ポイズ以上になり、流動性のない組成物に変化した。
《実施例4〜7および比較例1》[熱可塑性ポリウレタン組成物および射出成形品の製造]
(1) 参考例3で得られた高分子ポリオール含浸組成物CPD−3の代わりに参考例4〜8で得られた高分子ポリオール含浸組成物CPD−4〜CPD−8の各々を用い、それに、高分子ポリオール(POH−1、POH−10またはPOH−11)、鎖伸長剤(BD)および50℃に加熱溶融した有機ジイソシアネート化合物(MDI)を、[高分子ポリオール含浸組成物CPD−4、CPD−5、CPD−6、CPD−7またはCPD−8中に含浸されている高分子ポリオール]:[高分子ポリオールPOH−1、POH−10またはPOH−11]:BD:MDIのモル比が表7および下記の表8に示した値になるようにして配合し、それ以外は実施例3の(1)と同様にしてポリウレタン形成反応、ペレット化および除湿乾燥を行って熱可塑性ポリウレタン組成物を得た。
これにより得られた熱可塑性ポリウレタン組成物のうち、比較例1で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物について、前記(3)の方法にしたがって光学顕微鏡により写真撮影してモルホロジー解析を行った結果、図4(光学顕微鏡写真)に示すように、熱可塑性ポリウレタン(a)からなる海成分の中に水添ブロック共重合体(b)が荒い縞状と一部不鮮明な枝状に分布していた。
また、この実施例4〜7および比較例1で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物の溶融粘度および対数粘度を上記した方法で測定したところ、下記の表7および下記の表8に示すとおりであった。
(2) 上記(1)で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物を用いて、上記した方法で射出成形を行って、射出成形性の評価を行うと共に、得られた成形品の硬度、屈曲性、引張破断強度および耐摩耗性を上記した方法で測定または評価したところ、表7および下記の表8に示すとおりであった。
《実施例10〜15》[熱可塑性ポリウレタン組成物および射出成形品の製造]
(1) 参考例3で得られた高分子ポリオール含浸組成物CPD−3の代わりに参考例11〜16で得られた高分子ポリオール可塑剤含浸組成物CPD−11〜CPD−16の各々を用い、それに、高分子ポリオール(POH−1、POH−10またはPOH−11)、鎖伸長剤(BD)および50℃に加熱溶融した有機ジイソシアネート化合物(MDI)を、[高分子ポリオール可塑剤含浸組成物CPD−11、CPD−12、CPD−13、CPD−14、CPD−15またはCPD−16中に含浸されている高分子ポリオール]:[高分子ポリオールPOH−1、POH−10またはPOH−11]:BD:MDIのモル比が表9および下記の表10に示した値になるようにし、且つ熱可塑性ポリウレタン組成物中の可塑剤量が表9および下記の表10に示した値になるようにして配合し、それ以外は実施例3の(1)と同様にしてポリウレタン形成反応、ペレット化および除湿乾燥を行って熱可塑性ポリウレタン組成物を得た。
これらの実施例で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物のうち、実施例10で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物について、前記(3)の方法にしたがって光学顕微鏡により写真撮影してそのモルホロジー解析を行った結果、図6(光学顕微鏡写真)に示すように、熱可塑性ポリウレタン(a)からなる海成分の中に、水添ブロック共重合体(b)および可塑剤(c)が島状に分布し、該島成分の内部に更に0.001〜10μmの粒子状の熱可塑性ポリウレタン(a)成分が分布していた。
また、これらの実施例で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物の溶融粘度および対数粘度を上記した方法で測定したところ、表9および10に示すとおりであった。
(2) 上記(1)で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物を用いて、上記した方法で射出成形を行って、射出成形性の評価を行うと共に、得られた成形品の硬度、屈曲性、引張破断強度および耐摩耗性を上記した方法で測定または評価したところ、表9および下記の表10に示すとおりであった。
《比較例4〜5》[熱可塑性ポリウレタン組成物および射出成形品の製造]
(1) 参考例3で得られた高分子ポリオール含浸組成物CPD−3の代わりに参考例17または18で得られた高分子ポリオール可塑剤含浸組成物CPD−17またはCPD−18の各々を用い、それに、高分子ポリオール(POH−1またはPOH−11)、鎖伸長剤(BD)および50℃に加熱溶融した有機ジイソシアネート化合物(MDI)を、[高分子ポリオール可塑剤含浸組成物CPD−17またはCPD−18中に含浸されている高分子ポリオール]:[高分子ポリオールPOH−1またはPOH−11]:BD:MDIのモル比が表10に示した値になるようにし、且つ熱可塑性ポリウレタン組成物中の可塑剤量が表10に示した値になるようにして配合し、それ以外は実施例3の(1)と同様にしてポリウレタン形成反応、ペレット化および除湿乾燥を行って熱可塑性ポリウレタン組成物を得た。
これらの例で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物のうち、比較例4で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物について、前記(3)の方法にしたがって光学顕微鏡で写真撮影してそのモルホロジー解析を行った結果、図7(光学顕微鏡写真)に示すように、熱可塑性ポリウレタン(a)よりなる海成分の中に、水添ブロック共重合体(b)および可塑剤(c)が荒い縞状と一部不鮮明な枝状に分布し、かつ不均一に点在していた。
また、これらの比較例で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物の溶融粘度および対数粘度を上記した方法で測定したところ、表10に示すとおりであった。
(2) 上記(1)で得られた熱可塑性ポリウレタン組成物を用いて、上記した方法で射出成形を行って、射出成形性の評価を行うと共に、得られた成形品の硬度、屈曲性、引張破断強度および耐摩耗性を上記した方法で測定または評価したところ、表10に示すとおりであった。
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