JP2000286448A - Iii族窒化物系化合物半導体発光素子 - Google Patents

Iii族窒化物系化合物半導体発光素子

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JP2000286448A
JP2000286448A JP9071999A JP9071999A JP2000286448A JP 2000286448 A JP2000286448 A JP 2000286448A JP 9071999 A JP9071999 A JP 9071999A JP 9071999 A JP9071999 A JP 9071999A JP 2000286448 A JP2000286448 A JP 2000286448A
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Katsuhisa Sawazaki
勝久 沢崎
Makoto Asai
誠 浅井
Naoki Kaneyama
直樹 兼山
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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    • H01L33/30Materials of the light emitting region containing only elements of Group III and Group V of the Periodic Table
    • H01L33/32Materials of the light emitting region containing only elements of Group III and Group V of the Periodic Table containing nitrogen
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な製造工程の変更だけで、高キャリア濃
度n+ 層側へのキャリアの閉じ込め効果を十分に確保す
る。 【解決手段】 サファイア基板11の上には窒化アルミ
ニウム(AlN) から成る膜厚約25nmのバッファ層12が設
けられ、その上にシリコン(Si)ドープのGaN から成る膜
厚約4.0 μmの高キャリア濃度n+ 層13が形成されて
いる。この高キャリア濃度n+ 層13の上には、ノンド
ープのInx Ga1-X N (0<x<1) から成る膜厚約3000Å
の中間層14が形成されている。次に、膜厚約250Å
のGaN から成るn型クラッド層15が積層され、更に、
n型クラッド層15の上には、膜厚約30ÅのGa0.8In0.2
N から成る井戸層161が計3層、膜厚約70ÅのGaN か
ら成るバリア層162が計2層交互に積層され、これに
より、2周期の多重量子井戸(MQW)構造の発光層1
6が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高光度の III族窒
化物系化合物半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来技術による III族窒化物系
化合物半導体発光素子200の構造を示した模式的断面
図である。本 III族窒化物系化合物半導体発光素子20
0は、基板上に III族窒化物系化合物半導体から成る層
が積層された従来の発光素子の代表的なものの1つと考
えられる。
【0003】本 III族窒化物系化合物半導体発光素子2
00は、サファイア基板11を基板とし、その上に、窒
化アルミニウム(AlN) より成るバッファ層12、シリコ
ン(Si)ドープのGaN から成る高キャリア濃度n+ 層1
3、中間層14、GaN から成るn型クラッド層15上に
GaInN から成る井戸層161とGaNから成るバリア層
162とが交互に積層された多重量子井戸構造(MQW) の
発光層16、p型AlGaNから成るp型クラッド層18、
及び、p型GaN から成るp型コンタクト層19が順次積
層されたものである。
【0004】上記の発光素子200においては、各バリ
ア層162の膜厚は、それぞれ概ね70〜80Å程度
と、略均一になっており、更に、色純度の向上の観点か
ら、InGaN より成る中間層14を設けると共に、バリア
層162と同じ膜厚で同じ組成のn型クラッド層15を
形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の発光素子200
等の従来の III族窒化物系化合物半導体発光素子におい
ては、発光層16の下のn型クラッド層15の膜厚が、
バリア層162の膜厚と略同じため、発光層16の高キ
ャリア濃度n+ 層13側へのキャリアの閉じ込め効果が
十分には得られず、色純度は非常に良好であるものの、
発光効率が低いという問題があった。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、色純度を維持しつつ、
発光層の高キャリア濃度n+ 層側へのキャリアの閉じ込
め効果を十分に確保することにより、高光度の発光素子
を提供することである。また、本発明の更なる目的は、
上記のキャリアの閉じ込め効果をもたらす本発明のn型
クラッド層と中間層との相乗効果により、更に、より高
光度の発光素子を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めには、以下の手段が有効である。即ち、第1の手段
は、井戸層とバリア層とが交互に積層された多重量子井
戸構造の発光層を備えた III族窒化物系化合物半導体発
光素子において、発光層に接して設けられるn型クラッ
ド層をバリア層の膜厚よりも厚くすることである。
【0008】また、第2の手段は、上記の第1の手段に
おいて、n型クラッド層の膜厚を100Å以上とするこ
とである。
【0009】また、第3の手段は、上記の第1の手段に
おいて、n型クラッド層の膜厚を500Å以下とするこ
とである。
【0010】また、第4の手段は、上記の第1乃至第3
のいずれか1つの手段において、n型クラッド層の発光
層とは反対の面に接して中間層を備えることである。
【0011】また、第5の手段は、上記の第1乃至第4
のいずれか1つの手段において、中間層をInx Ga
1-x N(0<x<1)より形成することである。
【0012】また、第6の手段は、上記の第1乃至第4
のいずれか1つの手段において、中間層をInx Ga
1-x N(0.01≦x≦0.05)より形成することである。以
上の手段により、前記の課題を解決することができる。
【0013】
【作用及び発明の効果】本発明の手段によれば、多重量
子井戸構造の発光層16に接して、バリア層より膜厚の
厚いn型クラッド層15が構成されるため、発光に寄与
するキャリアが、発光層16から高キャリア濃度n+
13側に逃げ難くなる。即ち、このn型クラッド層15
により、キャリアに対する閉じ込め効果が十分に得られ
るため、発光効率が向上する。
【0014】また、上記のn型クラッド層15の膜厚
は、100Å以上が望ましく、更に、より望ましくは、
150〜500Åがよい。膜厚が100Åよりも薄い
と、膜厚が薄過ぎてキャリヤを確実に発光層に閉じ込め
ておくことが難しくなる。また、膜厚が500Åよりも
厚くなると、色純度が悪化する。また、生産性の面で
も、n型クラッド層15の膜厚は、500Å以下が望ま
しい。
【0015】更に、n型クラッド層の直下に中間層を備
えれば、より高輝度の発光素子を実現できる。この中間
層を形成する半導体としては、GaInNが良い。
【0016】また、この発光素子の発光強度は、Inx
Ga1-x Nより成る中間層のインジウム(In)組成比
xと強い相関を持つ。上記の発光素子100の発光強度
は、インジウム(In)組成比xが、ほぼ0.03の辺りで
鋭いピークを持っており、「0.01≦x≦0.05」の範囲に
おいて高光度を示す。
【0017】インジウム組成比xが0.01よりも小さい
と、発光光度が落ちる。また、インジウム組成比xが0.
05よりも大きくなるとインジウムが多過ぎて中間層の結
晶性が劣化するため、それ以降に積層される各半導体層
が良質に形成されなくなり、発光光度が落ちる。
【0018】尚、本発明における III族窒化物系化合物
半導体とは、一般式としてAlx GayIn1-x-y N (0≦x
≦1,0≦y≦1,0≦x+y≦1)で示されるもので
あるが、更に III族元素としてボロン(B)、タリウム
(Tl)を含んでも良く、また、窒素(N)の一部をリ
ン(P)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、ビスマ
ス(Bi)で置き換えても良い。従って、 III族窒化物
系化合物半導体発光素子におけるバッファ層、バリア
層、井戸層、クラッド層、コンタクト層、中間層、キャ
ップ層などの各層は、例えば、AlGaNや、InGa
N等の、任意の混晶比の4元、3元、2元系のAlxGay I
n1-x-y N (0≦x≦1,0≦y≦1,0≦x+y≦
1)より形成しても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、サファイア基板11上に形
成された III族窒化物系化合物半導体で形成された発光
素子100の模式的な断面構成図である。基板11の上
には窒化アルミニウム(AlN) から成る膜厚約25nmのバッ
ファ層12が設けられ、その上にシリコン(Si)ドープの
GaN から成る膜厚約4.0 μmの高キャリア濃度n+ 層1
3が形成されている。この高キャリア濃度n+ 層13の
上にノンドープのInx Ga1-XN (0<x<1) から成る膜厚約
3000Åの中間層14が形成されている。
【0020】そして、中間層14の上には、膜厚約25
0ÅのGaN から成るn型クラッド層15が積層され、そ
の上に、膜厚約30ÅのGa0.8In0.2N から成る井戸層16
1と、膜厚約70ÅのGaN から成るバリア層162とが交
互に積層された多重量子井戸構造(MQW) の発光層16が
形成されている。井戸層161は計3層、バリア層16
2は計2層である。発光層16の上には膜厚約70Åの
GaNキャップ層が形成され、その上にp型Al0.12Ga
0.88N から成る膜厚約300Åのp型クラッド層18が
形成されている。さらに、p型クラッド層18の上には
p型GaN から成る膜厚約100nm のp型コンタクト層19
が形成されている。
【0021】又、p型コンタクト層19の上には金属蒸
着による透光性の正電極20Aが、n+ 層13上には負
電極20Bが形成されている。透光性の正電極20A
は、p型コンタクト層19に接合する膜厚約15Åのコバ
ルト(Co)と、Coに接合する膜厚約60Åの金(Au)とで構成
されている。負電極20Bは膜厚約 200Åのバナジウム
(V) と、膜厚約1.8 μmのアルミニウム(Al)又はAl合金
で構成されている。正電極20A上の一部には、Coもし
くはNiとAu、Al、又は、それらの合金から成る膜厚約1.
5 μmの電極パッド21が形成されている。
【0022】次に、この発光素子100の製造方法につ
いて説明する。上記発光素子100は、有機金属気相成
長法(以下「MOVPE 」と略す)による気相成長により製
造された。用いられたガスは、アンモニア(NH3) 、キャ
リアガス(H2,N2) 、トリメチルガリウム(Ga(CH3)3)(以
下「TMG 」と記す)、トリメチルアルミニウム(Al(CH3)
3)(以下「TMA 」と記す)、トリメチルインジウム(In
(CH3)3)(以下「TMI 」と記す)、シラン(SiH4)とシク
ロペンタジエニルマグネシウム(Mg(C5H5)2) (以下「CP
2Mg 」と記す)である。
【0023】まず、有機洗浄により洗浄したa面を主面
とした単結晶の基板11をMOVPE 装置の反応室に載置さ
れたサセプタに装着する。次に、常圧でH2を反応室に流
しながら温度1100℃で基板11をベーキングした。次
に、基板11の温度を400 ℃まで低下させて、H2、NH3
及びTMA を供給してAlN のバッファ層12を約25nmの膜
厚に形成した。
【0024】次に、基板11の温度を1150℃に保持し、
H2、NH3 、TMG 及びシランを供給し、膜厚約4.0 μm、
電子濃度2 ×1018/cm3のGaN から成る高キャリア濃度n
+ 層13を形成した。次に、基板11の温度を850℃
にし、N2又はH2、NH3 、TMG 及びTMI を供給して、膜厚
約3000ÅのIn0.03Ga0.97Nから成る中間層14を形
成した。
【0025】上記の中間層14を形成した後、基板11
の温度は850℃のままにし、N2又はH2、NH3 及びTMG
を供給して、膜厚約250ÅのGaN から成るn型クラッ
ド層15を形成した。その後、N2又はH2、NH3 、TMG 及
びTMI を供給して、膜厚約30ÅのGa0.8In0.2N から成る
井戸層161を形成した。次に、n型クラッド層15と
同一条件で、膜厚約70ÅのGaN から成るバリア層162
を形成した。更に、井戸層161を2層、バリア層16
2を1層、各々同一条件で交互に形成して、MQW構造
の発光層16を形成した。更に、発光層16上にバリア
層162と同一条件で70Åよりも厚くキャップ層17
を形成した。
【0026】次に、基板11の温度を1150℃に保持し、
N2又はH2、NH3 、TMG 、TMA 及びCP 2Mg を供給して、膜
厚約300Å、マグネシウム(Mg)をドープしたp型Al
0.12Ga 0.88N から成るp型クラッド層18を形成した。
次に、基板11の温度を1100℃に保持し、N2又はH2、NH
3 、TMG 及びCP2Mg を供給して、膜厚約100nm 、Mgをド
ープしたp型GaN から成るp型コンタクト層19を形成
した。
【0027】次に、p型コンタクト層19の上にエッチ
ングマスクを形成し、所定領域のマスクを除去して、マ
スクで覆われていない部分のp型コンタクト層19、p
型クラッド層18、発光層16、中間層14、n+ 層1
3の一部を塩素を含むガスによる反応性イオンエッチン
グによりエッチングして、n+ 層13の表面を露出させ
た。次に、以下の手順で、n+ 層13に対する負電極2
0Bと、p型コンタクト層19に対する透光性の正電極
20Aとを形成した。
【0028】(1) フォトレジストを塗布し、フォトリソ
グラフィによりn+ 層13の露出面上の所定領域に窓を
形成して、10-4Paオーダ以下の高真空に排気した後、
膜厚約 200Åのバナジウム(V) と膜厚約 1.8μmのAlを
蒸着した。次に、フォトレジストを除去する。これによ
りn+ 層13の露出面上に負電極20Bが形成される。 (2) 次に、表面上にフォトレジストを一様に塗布して、
フォトリソグラフィにより、p型コンタクト層19の上
の電極形成部分のフォトレジストを除去して、窓部を形
成する。 (3) 蒸着装置にて、フォトレジスト及び露出させたp型
コンタクト層19上に、10-4Paオーダ以下の高真空に
排気した後、膜厚約15ÅのCoを成膜し、このCo上に膜厚
約60ÅのAuを成膜する。
【0029】(4) 次に、試料を蒸着装置から取り出し、
リフトオフ法によりフォトレジスト上に堆積したCo、Au
を除去し、p型コンタクト層19上に透光性の正電極2
0Aを形成する。 (5) 次に、透光性の正電極20A上の一部にボンディン
グ用の電極パッド21を形成するために、フォトレジス
トを一様に塗布して、その電極パッド21の形成部分の
フォトレジストに窓を開ける。次に、CoもしくはNiとA
u、Al、又は、それらの合金を膜厚1.5 μm程度に、蒸
着により成膜させ、(4) の工程と同様に、リフトオフ法
により、フォトレジスト上に堆積したCoもしくはNiとA
u、Al、又はそれらの合金から成る膜を除去して、電極
パッド21を形成する。
【0030】(6) その後、試料雰囲気を真空ポンプで排
気し、O2ガスを供給して圧力 3Paとし、その状態で雰囲
気温度を約 550℃にして、3 分程度、加熱し、p型コン
タクト層19と正電極20Aとの合金化処理、n+ 層1
3と負電極20Bとの合金化処理を行った。このように
して、発光素子100を形成した。
【0031】また、主波長が510nmから530nm
の緑色発光の III族窒化物系化合物半導体発光素子で
は、p型クラッド層18の膜厚は、 180Åから500Å
の範囲で比較的高い光度を示すことが、実験の結果より
判っている。p型クラッド層18の膜厚は、より望まし
くは、240Åから360Åの範囲が最適であり、この
範囲において最も高い発光出力を得られる。
【0032】更に、主波長が460nmから475nm
の青色発光の III族窒化物系化合物半導体発光素子で
は、p型クラッド層18の膜厚は、90Åから390Å
の範囲で比較的高い光度を示すことが、実験の結果より
判っている。p型クラッド層18の膜厚は、より望まし
くは、120Åから300Åの範囲が最適であり、この
範囲において最も高い発光出力を得られる。
【0033】また、p型にドープされたAlx Ga1-x N よ
り成るp型クラッド層18のアルミニウム(Al)組成比x
は、0.10〜0.14が望ましい。0.10よりも小さいと、キャ
リヤを発光層に閉じ込めておくことが難しくなるため発
光出力が低くなり、0.14よりも大きいと、結晶の格子定
数の違いにより発光層に及ぼす応力が大きくなるため発
光出力が低くなる。
【0034】なお、上記の実施例では、発光素子100
の発光層16は、2周期のMQW構造としたが、発光層
の周期数は、特に限定されるものではない。即ち、本発
明は、任意の周期数を持つ III族窒化物系化合物半導体
発光素子に対して適用することができる。
【0035】また、バリア層、井戸層、クラッド層、コ
ンタクト層、その他の層は、任意の混晶比の4元、3
元、2元系のAlx Gay In1-x-y N (0≦x≦1,0≦y
≦1)としても良い。
【0036】又、p型不純物としてMgを用いたがベリリ
ウム(Be)、亜鉛(Zn)等のII族元素を用いることができ
る。又、本発明は発光素子のみならず受光素子にも利用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる III族窒化物
系化合物半導体発光素子100の構造を示した模式的断
面図。
【図2】従来技術による III族窒化物系化合物半導体発
光素子200の構造を示した模式的断面図。
【符号の説明】
11 … サファイア基板 12 … バッファ層 13 … 高キャリア濃度n+ 層 14 … 中間層 15 … n型クラッド層 16 … 発光層 161 … 井戸層 162 … バリア層 17 … キャップ層 18 … p型クラッド層 19 … p型コンタクト層 20A … 正電極 20B … 負電極 21 … 電極パッド 100 … 発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兼山 直樹 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA03 AA04 AA11 CA05 CA34 CA40 CA46 CA53 CA57 CA65 CA74 CA82 CA88 CA92 5F073 AA74 CA07 CA17 CB05 CB07 CB22 DA05 DA21 EA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 井戸層とバリア層とが交互に積層され
    た、多重量子井戸構造の発光層を備えた III族窒化物系
    化合物半導体発光素子において、 前記発光層に接して設けられるn型クラッド層を前記バ
    リア層の膜厚よりも厚くしたことを特徴とする III族窒
    化物系化合物半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記n型クラッド層の膜厚が、 100Å以上であることを特徴とする請求項1に記載の
    III族窒化物系化合物半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記n型クラッド層の膜厚が、 500Å以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    III族窒化物系化合物半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記n型クラッド層の発光層とは反対の
    面に接して中間層を備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項に記載の III族窒化物系化合
    物半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 前記中間層は、Inx Ga1-x N(0<
    x<1)より形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれか1項に記載の III族窒化物系化
    合物半導体発光素子。
  6. 【請求項6】 前記中間層は、Inx Ga1-x N(0.01
    ≦x≦0.05)より形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の III族窒化物
    系化合物半導体発光素子。
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Cited By (11)

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