JP2000275534A - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

共焦点顕微鏡

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JP2000275534A
JP2000275534A JP11078281A JP7828199A JP2000275534A JP 2000275534 A JP2000275534 A JP 2000275534A JP 11078281 A JP11078281 A JP 11078281A JP 7828199 A JP7828199 A JP 7828199A JP 2000275534 A JP2000275534 A JP 2000275534A
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Yukio Eda
幸夫 江田
Katsuya Sadamori
克也 貞森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、共焦点顕微鏡の特徴であるセクショ
ニング効果をより生かして明るさむらの無い試料の3次
元画像を無駄時間なく短い時間で構築する。 【解決手段】回転ディスク20の回転をフォトインタラ
プタ21により検出し、この回転ディスク20の回転に
同期してコントローラ22によってCCDカメラ9を露
光動作させるとともに、このCCDカメラ9の露光動作
と重ならないタイミングで対物レンズ6と試料7との光
軸方向の相対的距離を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高いセクショニン
グ効果を持つ共焦点顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、共焦点顕微鏡は、ディスクスキ
ャン型とレーザ走査型の2つがよく知られており、この
うちディスクスキャン型共焦点顕微鏡は、通常の顕微鏡
と比較して横分解能が高いだけでなく、試料の高さ方向
(Z方向)に非常に高いセクショニング効果を持つとい
う大きな特徴を有している。これによりかかる共焦点顕
微鏡と画像処理技術とを組み合わせることによって、試
料の3次元画像構築が可能であるという優れた特徴を持
っている。
【0003】図7はディスクスキャン型共焦点顕微鏡の
代表的な構成図である。
【0004】このディスクスキャン型共焦点顕微鏡に
は、目視観察と撮像装置(CCDカメラ)とによる観察
の2通りの観察方法があるが、ここではCCDカメラを
用いた例を示している。
【0005】光源1から放射された照明光は、コリメー
タレンズ2を通してハーフミラー3に入射し、ここで反
射されてマスクパターン部材、ここでは回転ディスク2
0を照明する。この回転ディスク20は、例えばニポウ
ディスクと呼ばれる累線上に複数のピンホールが形成さ
れたものである。そして、この回転ディスク20は、モ
ータ5の回転軸5aに接続されて所定の回転数で回転す
る。この回転ディスク20に照明された照明光は、この
回転ディスク20に形成された複数のピンホールを通過
し、対物レンズ6によって試料7上に結像される。
【0006】この試料7からの反射光は、再び対物レン
ズ6、回転ディスク20のピンホールを介してハーフミ
ラー3を透過し、集光レンズ8によりCCDカメラ9に
入射する。このCCDカメラ9は、試料7からの反射光
を撮像してその画像信号を出力する。
【0007】コンピュータ10は、CCDカメラ9から
出力された画像信号を取り込み、画像処理を行って所望
の画像データを記憶するとともにモニタ11に表示す
る。但し、CCDカメラ9で試料7の観察像を撮像する
場合、CCDカメラ9の露光時間と回転ディスク20の
回転数とを適当な関係にしないと、撮像した画像に明る
さむらが発生することに注意しなければならない。すな
わち、CCDカメラ9の露光時間は、回転ディスク20
がモニタ11の画面全体を均一に走査する最小時間の整
数倍になっている必要がある。従って、例えば回転ディ
スク20の回転数が決まっているなら露光時間を最適化
する必要があり、露光時間が決まっているなら回転ディ
スク20の回転数を最適化する必要がある。
【0008】又、ディスクスキャン型共焦点顕微鏡とし
ては、例えば特開平9−80315号公報及び特開平9
−297267号公報に記載されている技術があり、こ
れらにはニポウディスクと撮像素子とを使用し、ディス
クの回転数と撮像素子の同期を取って画像に明るさむら
が生じることを防止することが記載されている。又、P
CT NO WO 97/31282には、例えば複数のピ
ンホールから成るパターンがランダムに形成されたパタ
ーン付明部と、パターンの形成されていないパターン無
し明部と、遮光を行う遮光部とが混在するディスクを使
用し、上記2つの明部を通して撮像された画像を基に画
像処理を行うことで共焦点像を得る方法が記載されてい
る。この場合も当然のことながら撮像素子とディスクの
回転数との同期は必須である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記ディスクスキャン
型共焦点顕微鏡では、対物レンズ6と試料7との相対的
距離が一定の場合に、明るさむらの無い画像を得ること
ができる。そして、共焦点顕微鏡の特徴であるセクショ
ニング効果を利用して試料7の3次元画像を構築する場
合にも、当然のことながら明るさむらの無い画像を得る
ことが望まれる。
【0010】このようにセクショニング効果を利用して
試料7の3次元画像を構築するには、対物レンズ6と試
料7との相対的距離をある微小なステップ量で移動させ
ながら、そのステップ毎に明るさむらの無い共焦点画像
を得る必要がある。しかも、出来る限り短い時間で3次
元画像を構築することが重要である。
【0011】しかしながら、上記ディスクスキャン型共
焦点顕微鏡では、明るさむらの無い3次元画像を出来る
だけ短い時間で得るような技術手段を備えたものではな
く、共焦点顕微鏡の特徴であるセクショニング効果をよ
り生かすことが望まれている。
【0012】そこで本発明は、共焦点顕微鏡の特徴であ
るセクショニング効果を生かしつつ明るさむらの無い試
料の3次元画像を時間で効率よく構築できる共焦点顕微
鏡を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、照明
光を所定のパターンで変化動作するマスクパターン部材
から対物レンズを通して試料に結像し、この試料からの
反射光を再び対物レンズからマスクパターン部材を通し
て撮像手段に入射して試料の観察像を得る共焦点顕微鏡
において、マスクパターン部材の変化動作に同期して撮
像手段を撮像動作させるとともに対物レンズと試料との
光軸方向の相対的距離を変化させる駆動手段、を備えた
共焦点顕微鏡である。
【0014】請求項2によれば、請求項1記載の共焦点
顕微鏡において、マスクパターン部材として回転ディス
クを用いる場合、駆動手段は、回転ディスクの回転を検
出する回転検出手段と、この回転検出手段により検出さ
れた回転ディスクの回転に同期して撮像手段にトリガ信
号を送出する撮像トリガ手段と、回転検出手段により検
出された回転ディスクの回転に同期して対物レンズと試
料との光軸方向の相対的距離を変化させる距離トリガ手
段とを有する。
【0015】請求項3によれば、請求項1記載の共焦点
顕微鏡において、マスクパターン部材として回転ディス
クを用いる場合、駆動手段は、撮像手段のNTSC信号
に基づいて回転ディスクを回転制御する回転制御手段
と、撮像手段のNTSC信号に基づいて対物レンズと試
料との光軸方向の相対的距離を変化させる距離トリガ手
段とを有する。
【0016】
【発明の実施の形態】(1) 以下、本発明の第1の実施の
形態について図面を参照して説明する。なお、図7と同
一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略す
る。
【0017】図1はディスクスキャン型共焦点顕微鏡の
構成図である。
【0018】このディスクスキャン型共焦点顕微鏡に
は、マスクパターン部材、ここでは回転ディスク20の
回転に同期してCCDカメラ9を撮像動作させるととも
に、対物レンズ6と試料7との光軸方向の相対的距離を
変化させる駆動手段を備えたものとなっている。
【0019】この駆動手段の構成を具体的に説明する。
回転ディスク20は、例えばニポウディスクであり、図
2に示すように複数のピンホールが形成されたパターン
部(ピンホール領域)20aと、円周上の縁に例えばク
ロム蒸着により形成されかつ90度の間隔で4つの透過
孔20bが形成された遮光部20cとから成っている。
【0020】又、回転ディスク20の縁には、この回転
ディスク20の回転を検出する回転検出手段としてのフ
ォトインタラプタ21が設置されている。このフォトイ
ンタラプタ21は、回転ディスク20が回転し、回転デ
ィスク20の縁に形成される4つの透過孔20bが横切
ることで、図3(a)に示すように1回転当たり4パルス
の回転検出信号Qを出力するものとなっている。
【0021】コントローラ22は、フォトインタラプタ
21から出力された回転検出信号Qを取り込み、回転デ
ィスク20の回転に同期してCCDカメラ9を露光動作
させるとともに対物レンズ6と試料7との光軸方向の相
対的距離を変化させる機能を有するもので、撮像トリガ
手段23及び距離トリガ手段24の各機能を有してい
る。このうち撮像トリガ手段23は、回転ディスク20
の回転に同期して、例えば図3(a)に示すような回転検
出信号Qのパルスのうち1つおきのタイミングで同図(c)
に示すようにCCDカメラ9を露光動作させるためのC
CDカメラへのトリガ信号T1(同図(b))を送出する
機能を有している。
【0022】距離トリガ手段24は、回転ディスク20
の回転に同期して、すなわち図3(a)に示す回転検出信
号Qのパルスのうち上記トリガ信号T1の送出タイミン
グと重ならないパルスのタイミング、すなわちCCDカ
メラ9の露光動作と重ならないタイミングで試料7を載
置するZステージ25に対してZトリガ信号T2(同図
(d))を送出して対物レンズ6と試料7との光軸方向の
相対的距離を変化させる、ここでは図3(e)に示すよう
にZステージ25を規定量だけの移動、停止の動作によ
り試料7を対物レンズ6と試料7との光軸方向の相対的
距離を変化させる機能を有している。
【0023】次に上記の如く構成された顕微鏡の作用に
ついて説明する。
【0024】光源1から放射された照明光は、コリメー
タレンズ2を通してハーフミラー3に入射し、ここで反
射されて回転ディスク20を照明する。この回転ディス
ク20は、モータ5の駆動によって所定の回転数で回転
している。この回転ディスク20に照明された照明光
は、この回転ディスク20に形成された複数のピンホー
ルを通過し、対物レンズ6によって試料7(焦点位置)
上に結像される。
【0025】この試料7からの反射光は、再び対物レン
ズ6、回転ディスク20のピンホールを介してハーフミ
ラー3を透過し、集光レンズ8によりCCDカメラ9に
入射する。このCCDカメラ9は、試料7からの反射光
を撮像してその画像信号をコントローラ22へ出力す
る。
【0026】一方、フォトインタラプタ21は、回転し
ている回転ディスク20の縁の各孔20bを検出して図
3(a)に示すように1回転当たり4パルスの回転検出信
号Qを出力する。
【0027】コントローラ22の撮像トリガ手段23
は、フォトインタラプタ21から出力された回転検出信
号Qを取り込み、この回転検出信号Qのパルスのうち1
つおきのタイミングで同図(c)に示すようにCCDカメ
ラ9を露光動作させるためのトリガ信号T1(同図
(b))をCCDカメラ9に送出する。
【0028】このトリガ信号T1によるCCDカメラ9
の露光時間は、回転ディスク20が画面全体を均一に走
査する最小時間の整数倍に設定する。これによってCC
Dカメラ9の露光時間が最適化されたことになり、明る
さむらの無い画像がCCDカメラ9で撮像され、コント
ローラ22を通してコンピュータ10に画像信号が入力
される。このコンピュータ10は、CCDカメラ9から
出力された画像信号を取り込み、画像処理を行って所望
の画像データを記憶するとともにモニタ11に画像を表
示する。
【0029】次に、共焦点顕微鏡の特徴である試料7の
高さ方向のセクショニング効果を利用した3次元画像の
構築について説明する。
【0030】上記の如く最適化されたCCDカメラ9の
露光時間で明るさむらの無い画像が得られると、コント
ローラ22の撮像トリガ手段23は、フォトインタラプ
タ21から出力された回転検出信号Qのパルスのうち1
つおきのタイミングで図3(b)に示すようなトリガ信号
T1を送出するとともに、同コントローラ22の距離ト
リガ手段24は、図3(a)に示すような回転検出信号Qの
パルスのうち上記トリガ信号T1の送出タイミングと重
ならないパルスのタイミング、すなわちCCDカメラ9
の露光動作と重ならないタイミングで図3(d)に示すよ
うなZステージへのトリガ信号T2をZステージ25に
対して送出する。
【0031】これにより、CCDカメラ9の露光動作中
にZステージ25はホールドされ、CCDカメラ9の露
光動作中でないときにZステージ25を規定量だけ移動
させる。このZステージ25の移動により対物レンズ6
と試料7との光軸方向の相対的距離が変化する。
【0032】このようにCCDカメラ9の露光動作とZ
ステージ25の移動とが交互に無駄なく行われ、共焦点
顕微鏡の大きな特徴である試料7の3次元画像の構築が
無駄時間なく行うことができる。
【0033】このように上記第1の実施の形態において
は、回転ディスク20の回転をフォトインタラプタ21
により検出し、この回転ディスク20の回転に同期して
CCDカメラ9を露光動作させるとともに、このCCD
カメラ9の露光動作と重ならないタイミングで対物レン
ズ6と試料7との光軸方向の相対的距離を変化させるの
で、共焦点顕微鏡の特徴であるセクショニング効果をよ
り生かしつつ明るさむらの無い試料の3次元画像を無駄
時間なく短い時間で効率的に構築できる。
【0034】(2) 次に、本発明の第2の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0035】図4はディスクスキャン型共焦点顕微鏡の
構成図である。
【0036】対物レンズ6は、対物駆動手段30によっ
て光軸方向に移動自在に設けられている。この対物レン
ズ6の光軸方向での移動を可能にするため、回転ディス
ク20と対物レンズ6との間の光軸上には、結像レンズ
31が配置されている。
【0037】コントローラ32は、上記撮像トリガ手段
23の他に、フォトインタラプタ21から出力される回
転検出信号Q(図3(d))のパルスのうち上記トリガ信
号T1(図3(b))の送出タイミングと重ならないパル
スのタイミング、すなわちCCDカメラ9の露光動作と
重ならないタイミングで対物駆動手段30に対して対物
トリガ信号T3を送出して対物レンズ6を規定量だけ移
動、停止させる動作により対物レンズ6と試料7との光
軸方向の相対的距離を変化させるための距離トリガ手段
33の機能を有している。
【0038】次に上記の如く構成された顕微鏡による試
料7の高さ方向のセクショニング効果を利用した3次元
画像の構築について説明する。
【0039】上記第1の実施の形態と同様に、最適化さ
れたCCDカメラ9の露光時間で明るさむらの無い画像
が得られると、コントローラ22の撮像トリガ手段23
は、フォトインタラプタ21から出力された回転検出信
号Q(図3(a))のパルスのうち1つおきのタイミング
でトリガ信号T1(図3(b))を送出するとともに、同
コントローラ22の距離トリガ手段33は、回転検出信
号Qのパルスのうち上記トリガ信号T1の送出タイミン
グと重ならないパルスのタイミング、すなわちCCDカ
メラ9の露光動作と重ならないタイミングで対物トリガ
信号T3を対物駆動手段30に対して送出する。
【0040】これにより、CCDカメラ9の露光動作中
に対物レンズ6はホールドされ、CCDカメラ9の露光
動作中でないときに対物レンズ6を規定量だけ移動させ
る。この対物レンズ6の移動により対物レンズ6と試料
7との光軸方向の相対的距離が変化する。
【0041】このようにCCDカメラ9の露光動作と対
物レンズ6の移動とが交互に無駄なく行われ、共焦点顕
微鏡の大きな特徴である試料7の3次元画像の構築を無
駄時間なく行うことができる。
【0042】このように上記第2の実施の形態によれ
ば、上記第1の実施の形態と同様に、共焦点顕微鏡の特
徴であるセクショニング効果をより生かして明るさむら
の無い試料の3次元画像を無駄時間なく短い時間で効率
的に構築できる。
【0043】なお、上記第1及び第2の実施の形態は、
次の通りに変形してもよい。
【0044】例えば、回転ディスク20の回転検出手段
としてフォトインタラプタ21を用いているが、図5の
共焦点顕微鏡の部分構成図に示すように光源1の照明光
を利用してもよい。すなわち、回転ディスク20の下側
でかつ回転ディスク20の縁の各透過孔20bを通して
照明光を受光する位置に例えばフォトダイオード(P
D)34を配置する。このフォトダイオード34は、回
転している回転ディスク20の縁の各透過孔20bを透
過する照明光を受光して1回転当たり4パルスの回転検
出信号を出力し、この回転検出信号をコントローラ22
又は32に送る。なお、回転ディスクの回転の検出は、
上述したものに限られるものではなく、例えば回転ディ
スクの縁の部分を利用しなくとも回転検出用のディスク
を別に設けたり、モータ自体の回転を検出してもよい。
【0045】又、かかる回転検出手段としては、フォト
インタラプタ21やフォトダイオード34を例として説
明したが、この他に回転ディスク20の回転を検出でき
れば種々変更可能であり、回転ディスク20のパターン
は蒸着膜で形成されているので、回転検出用のパターン
の蒸着膜で形成するのが経済的であって、上記2つの例
が現実的である。又、回転ディスク20に形成される各
孔20aは、4つに限ることはなく、回転ディスク20
に形成されたパターンに応じて最適化すればよい。
【0046】(3) 次に、本発明の第3の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図1と同一部分に
は同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0047】図6はディスクスキャン型共焦点顕微鏡の
構成図である。
【0048】モータ5は、モータドライバ40によって
回転駆動するものとなっている。
【0049】又、コントローラ41は、CCDカメラ9
のNTSC信号を入力し、このNTSC信号に基づいて
回転ディスク20を回転制御するとともに対物レンズ6
と試料7との光軸方向の相対的距離を変化させるもの
で、回転制御手段42、撮像トリガ手段43及び距離ト
リガ手段44の各機能を有している。このうち回転制御
手段42は、CCDカメラ9のNTSC信号から垂直同
期信号成分を抽出し、この垂直同期信号成分を適当に逓
倍して同期信号Dを発生し、この同期信号Dをモータド
ライバ40に送出して回転ディスク20の回転を制御す
る機能を有している。
【0050】撮像トリガ手段43は、CCDカメラ9の
NTSC信号から抽出された垂直同期信号成分を適当に
逓倍して得られた同期信号Dに基づいてトリガ信号T1
をCCDカメラ9に送出する機能を有している。
【0051】距離トリガ手段44は、CCDカメラ9の
NTSC信号から得られる同期信号Dに基づいてCCD
カメラ9の露光動作中のタイミングと重ならないタイミ
ングでZステージ25に対してZトリガ信号T2を送出
してZステージ25を規定量だけ移動、停止させる動作
により試料7を対物レンズ6と試料7との光軸方向の相
対的距離を変化させる機能を有している。
【0052】次に上記の如く構成された顕微鏡の作用に
ついて説明する。
【0053】光源1から放射された照明光は、コリメー
タレンズ2を通してハーフミラー3に入射し、ここで反
射されて回転ディスク20を照明する。この回転ディス
ク20は、モータ5の駆動によって所定の回転数で回転
している。この回転ディスク20に照明された照明光
は、この回転ディスク20に形成された複数のピンホー
ルを通過し、対物レンズ6によって試料7上に結像され
る。
【0054】この試料7からの反射光は、再び対物レン
ズ6、回転ディスク20のピンホールを介してハーフミ
ラー3を透過し、集光レンズ8によりCCDカメラ9に
入射する。このCCDカメラ9は、試料7からの反射光
を撮像してその画像信号をコントローラ41へ出力す
る。
【0055】コントローラ41の回転制御手段42は、
CCDカメラ9のNTSC信号を入力し、このNTSC
信号から垂直同期信号成分を抽出し、この垂直同期信号
成分を適当に逓倍して同期信号Dを発生し、この同期信
号Dをモータドライバ40に送出し、回転ディスク20
の回転数を制御する。これにより、回転ディスク20
は、ビデオレートの整数倍の回転速度で回転する。従っ
て、回転ディスク20が試料7を均一にスキャンする時
間とCCDカメラ9の露光時間が整数倍の関係になる。
【0056】そして、顕微鏡による試料7の高さ方向の
セクショニング効果を利用した3次元画像の構築を行う
場合、撮像トリガ手段43は、CCDカメラ9のNTS
C信号から抽出された垂直同期信号成分を適当に逓倍し
て得られた同期信号Dに基づいてトリガ信号T1をCC
Dカメラ9に送出する。
【0057】これと共に、距離トリガ手段44は、CC
Dカメラ9のNTSC信号から得られる同期信号Dに基
づいてCCDカメラ9の露光動作中のタイミングと重な
らないタイミングでZステージ25に対してZトリガ信
号T2を送出する。
【0058】これにより、CCDカメラ9の露光動作中
にZステージ25はホールドされ、CCDカメラ9の露
光動作中でないときにZステージ25は規定量だけの移
動する。このZステージ25の移動により対物レンズ6
と試料7との光軸方向の相対的距離が変化する。
【0059】このようにCCDカメラ9の露光動作とZ
ステージ25の移動とが交互に無駄なく行われ、共焦点
顕微鏡の大きな特徴である試料7の3次元画像の構築が
無駄時間なく行うことができる。
【0060】このように上記第3の実施の形態において
は、CCDカメラ9のNTSC信号から抽出した垂直同
期信号成分を適当に逓倍して同期信号Dを発生し、この
同期信号Dをモータドライバ40に送出して回転ディス
ク20の回転数を制御し、かつ上記同期信号Dに基づい
てトリガ信号T1をCCDカメラ9に送出して露光動作
を行うとともに、同期信号Dに基づいてCCDカメラ9
の露光動作中のタイミングと重ならないタイミングで対
物レンズ6と試料7との光軸方向の相対的距離を変化さ
せるようにしたので、上記第1の実施の形態と同様に共
焦点顕微鏡の特徴であるセクショニング効果をより生か
して明るさむらの無い試料の3次元画像を無駄時間なく
短い時間で構築でき、さらにNTSC信号を利用したの
で、NTSC信号に乱れがあっても画像むらへの影響を
少なくすることができる。
【0061】なお、本発明は、上記第1〜第3の実施の
形態に限定されるものでなく次の通り変形してもよい。
【0062】例えば、上記第1〜第3の実施の形態で
は、マスクパターン部材として回転ディスク20を用い
ているが、これに限らず、液晶表示装置にピンホールを
回転ディスク20が回転しているのと同様に回転表示し
たり所定の範囲で揺動表示させたり、又ラインパターン
を回転表示若しくは90度の範囲で揺動表示させること
もでき、さらに円筒型のディスクを用いることも可能で
ある。
【0063】又、上記第3の実施の形態では、Zステー
ジ25を駆動して試料7を移動させるのでなく、上記第
2の実施の形態と同様に対物レンズ6を移動させるよう
にしてもよい。この場合、図4と同様に結像レンズ31
を挿入する必要があることは言うまでもない。
【0064】又、上記第1及び第3の実施の形態では、
Zステージ25に対してZトリガ信号T1を送出してい
るが、逆にZステージ25からトリガ信号を送出してC
CDカメラ9を露光動作させるようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、共
焦点顕微鏡の特徴であるセクショニング効果をより生か
して明るさむらの無い試料の3次元画像を無駄時間なく
短い時間で効率的に構築できる共焦点顕微鏡を提供でき
る。
【0066】又、本発明によれば、NTSC信号に乱れ
があっても画像むらへの影響が少ない共焦点顕微鏡を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスクスキャン型共焦点顕微
鏡の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】回転ディスクの構成図。
【図3】CCDカメラの露光タイミング及びZステージ
の動作・停止タイミングを示す図。
【図4】本発明に係わるディスクスキャン型共焦点顕微
鏡の第2の実施の形態を示す構成図。
【図5】ディスクスキャン型共焦点顕微鏡の変形例を示
す部分構成図。
【図6】本発明に係わるディスクスキャン型共焦点顕微
鏡の第3の実施の形態を示す構成図。
【図7】従来のディスクスキャン型共焦点顕微鏡の代表
的な構成図。
【符号の説明】
1:光源、 2:コリメータレンズ、 3:ハーフミラー、 5:モータ、 6:対物レンズ、 7:試料、 8:集光レンズ、 9:CCDカメラ、 10:コンピュータ、 11:モニタ、 20:回転ディスク、 21:フォトインタラプタ、 22,32,41:コントローラ、 23,43:撮像トリガ手段、 24,33:距離トリガ手段、 25:Zステージ、 30:対物駆動手段、 31:結像レンズ、 34:フォトダイオード、 40:モータドライバ、 42:回転制御手段、 44:距離トリガ手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を所定のパターンで変化動作する
    マスクパターン部材から対物レンズを通して試料に結像
    し、この試料からの反射光を再び前記対物レンズから前
    記マスクパターン部材を通して撮像手段に入射して前記
    試料の観察像を得る共焦点顕微鏡において、 前記マスクパターン部材の変化動作に同期して前記撮像
    手段を撮像動作させるとともに前記対物レンズと前記試
    料との光軸方向の相対的距離を変化させる駆動手段、を
    具備したことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記マスクパターン部材として回転ディ
    スクを用いる場合、前記駆動手段は、前記回転ディスク
    の回転を検出する回転検出手段と、この回転検出手段に
    より検出された前記回転ディスクの回転に同期して前記
    撮像手段にトリガ信号を送出する撮像トリガ手段と、前
    記回転検出手段により検出された前記回転ディスクの回
    転に同期して前記対物レンズと前記試料との光軸方向の
    相対的距離を変化させる距離トリガ手段とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の共焦点顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記マスクパターン部材として回転ディ
    スクを用いる場合、前記駆動手段は、前記撮像手段のN
    TSC信号に基づいて前記回転ディスクを回転制御する
    回転制御手段と、前記撮像手段のNTSC信号に基づい
    て前記対物レンズと前記試料との光軸方向の相対的距離
    を変化させる距離トリガ手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の共焦点顕微鏡。
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