JP2000261287A - 横結合共振子型表面波フィルタ及び縦結合共振子型表面波フィルタ - Google Patents
横結合共振子型表面波フィルタ及び縦結合共振子型表面波フィルタInfo
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Abstract
であって、良好な共振特性を有するものを提供する。 【解決手段】 表面波基板2上に第1,第2のIDT
3,4が形成されており、第1,第2のIDT3,4
が、それぞれ、BGS波を利用した表面波共振子を構成
しており、かつ第1,第2の表面波共振子が結合されて
横結合型の共振子フィルタが構成されており、前記表面
波基板の歪み一定の場合の11方向に沿う比誘電率をE
=εS 11/ε0 、表面波の波長λで規格化されたインタ
ーデジタルトランスデューサの交叉幅をyとしたとき
に、εS 11/ε0 が0〜3000の範囲にあり、かつy
が下記の式(1)を満たすように構成されていることを
特徴とする横結合共振子型表面波フィルタ。 【数1】
Description
タとして用いられる共振子型表面波フィルタに関し、よ
り詳細には、複数の表面波共振子を横結合または縦結合
してなり、SH波を主成分とする表面波、例えば、BG
S波を利用した共振子型表面波フィルタに関する。
フィルタが知られている。例えば、表面波としてのレイ
リー波を利用したトランスバーサル型表面波フィルタ
や、レイリー波を利用した横結合型や縦結合型の共振子
フィルタが知られている。
面波基板上において、所定距離を隔てて一対のインター
デジタルトランスデューサ(以下、IDT)を配置した
構造を有する。
振子フィルタでは、表面波基板上に複数のIDTが形成
されて複数の表面波共振子が構成されており、かつ複数
の表面波共振子同士が横結合されている。レイリー波を
利用した横結合型の共振子フィルタでは、IDTの設け
られている領域の両側に反射器が構成されている。
るため、BGS波などのSHタイプの表面波を利用した
端面反射型の表面波フィルタが注目されている。
トランスバーサル型表面波フィルタでは、表面波基板上
において2組のIDTが表面波伝搬方向に沿って所定距
離隔てられているため、フィルタの寸法が大きくならざ
るを得ず、かつ挿入損失も大きかった。
振子フィルタでは、電気機械結合係数Kが小さいため、
十分な帯域がとれないことに加え、損失を低減し得るも
のの、IDTにおける電極指交叉幅が表面波の波長をλ
としたときに10λ程度であり、結合長が1.5λ程度
であった。加えて、上記のように反射器を必要としてい
た。従って、フィルタの寸法が大きくならざるを得なか
った。
反射型表面波共振子では、Kが比較的大きいために広帯
域を有する共振子特性が得られ、しかも反射器を必要と
しないため小型化を図る上で有利である。しかしなが
ら、従来、SHタイプの表面波を用いた場合には、複数
の表面波共振子を結合させてフィルタを構成することは
できないと考えられていた。
かでもBGS波を利用して構成されており、小型であり
かつ挿入損失の小さな共振子型表面波フィルタを提供す
ることにある。
横結合共振子型表面波フィルタは、対向し合う第1,第
2の端面を有する表面波基板と、前記表面波基板に形成
された第1,第2のIDTとを備え、第1,第2のID
Tが、それぞれ、SH波を主成分とする波を利用した第
1,第2の端面反射型表面波共振子を構成しておりかつ
第1,第2の端面反射型表面波共振子が結合されて横結
合共振子フィルタを構成しており、前記表面波基板の歪
み一定の場合の11方向に沿う比誘電率をE=εS 11/
ε0 、表面波の波長λで規格化されたインターデジタル
トランスデューサの交叉幅をyとしたときに、εS 11/
ε0 が0〜3000の範囲にあり、かつyが下記の式
(1)を満たすように構成されていることを特徴とす
る。
ィルタにおいては、好ましくは、SH波の電気機械結合
係数をKとしたとき、前記表面波基板の電気機械結合係
数KとεS 11/ε0 との積であるF=K2 ・εS 11/ε
0 が0〜250の範囲にあり、かつ前記インターデジタ
ルトランスデューサの交叉幅yが下記の式(2)を満た
している。
面波フィルタにおいては、好ましくは、前記第1,第2
の表面波共振子の結合長x(波長λで規格化された値)
が下記の式(3)を満たしている。
が0〜250の範囲にあり、かつ前記第1,第2の表面
波共振子の結合長(波長λで規格化された値)が下記の
式(4)を満たすように構成される。
表面波フィルタでは、好ましくは、前記第1,第2の表
面波共振子の各一方のバスバーが共通バスバーとされて
おり、該共通バスバーの幅Wが下記の式(5)を満たし
ている。
〜250の範囲にあり、かつ前記第1,第2の表面波共
振子の共通バスバーの幅Wが下記の式(6)を満たすよ
うに構成される。
ィルタの特定の局面によれば、共通バスバーの外側のバ
スバーから延びる複数個の電極指先端と共通バスバーと
の間の距離(ギャップ幅G)が、下記の式(7)を満た
すように構成される。
が0〜250の範囲にあり、かつ前記ギャップ幅Gが下
記の式(8)を満たすように構成される。なお、図1の
外側のギャップG′もほぼGと同程度の距離とされる。
では、好ましくは、基板端面の反射を利用した端面反射
型の表面波フィルタが構成される。また、第1の発明に
係る共振子型表面波フィルタは、一段構成であってもよ
く、複数段構成であってもよい。また、第1の発明に係
る横結合共振子型表面波フィルタにおいては、好ましく
は、表面波基板として、前記E=εS 11/ε0 が200
〜3000の範囲にあるものが用いられる。
が10〜250の範囲にある表面波基板が用いられる。
本願の第2の発明に係る縦結合共振子型表面波フィルタ
は、表面波基板と、表面波基板上において表面波伝搬方
向に沿って並べられた第1,第2のIDTと、第1,第
2のIDTが設けられている領域の両側に配置された第
1,第2の反射器とを備え、第1,第2のIDTによ
り、それぞれSH波を主成分とした波を利用した第1,
第2の表面波共振子が構成されており、第1,第2の表
面波共振子により縦結合型表面波フィルタが構成されて
おり、前記表面波基板の歪みが一定の場合の11方向の
比誘電率をE=εS 11/ε0 としたときに、εS 11/ε
0 が0〜3000の範囲にあり、かつ表面波の波長λで
規格化された交叉幅Yが下記の式(9)を満たすように
構成されている。
では、好ましくは、前記表面波基板の電気機械結合係数
をKとしたとき、F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250
の範囲にあり、かつ交叉幅Yが下記の式(10)を満た
している。
ターデジタルトランスデューサの電極指の対数Nが下記
の式(11)を満たすように構成されている。
が0〜250の範囲にあり、かつ前記第1,第2のイン
ターデジタルトランスデューサの電極指の対数Nが下記
の式(12)を満たすように構成されている。
ィルタにおいては、好ましくは、第1と第2のトランス
デューサの隣合う電極指間の距離Xが下記の式(13)
を満たしている。
が0〜250の範囲にあり、かつ第1と第2のトランス
デューサの隣合う電極指間の距離Xが下記の式(14)
を満たすように構成されている。
ィルタにおいては、好ましくは、上記表面波基板とし
て、比誘電率E=εS 11/ε0 が15〜3000の範囲
にあるものが用いられる。
が1.6〜250の範囲にあるものが用いられる。第2
の発明に係る縦結合共振子型表面波フィルタにおいて
も、好ましくは、表面波基板の対向し合う一対の端面に
おける反射を利用した端面反射型表面波フィルタとして
構成される。
共振子型表面波フィルタの具体的な実施例を説明するこ
とにより、本発明を明らかにする。
実施例としての横結合型の共振子型表面波フィルタを示
す平面図であり、(b)は、この共振子型フィルタにお
いて励振されるBGS波の2種のモードを略図的に示す
図である。この2つのモードが結合してフィルタが構成
される。
波基板2を用いて構成されている。表面波基板2は、圧
電材料からなる圧電基板を用いて、あるいは基板上にZ
nO薄膜などの薄膜を積層することにより構成されてい
る。圧電基板を構成する圧電材料としては、LiTaO
3 、LiNbO3 もしくは水晶などの圧電単結晶、また
はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスのような圧電セ
ラミックスを用いることができる。また、基板上に薄膜
を形成して表面波基板2を構成する場合には、基板とし
てはアルミナ、サファイア、Siなどの適宜の絶縁性基
板やLiNbO3 や水晶などの圧電性基板上に、Zn
O、Ta2 O5 などの圧電材料からなる圧電薄膜を積層
したものや圧電基板上にAuなどの薄膜を積層したもの
を用いることができる。圧電薄膜を基板上に積層して表
面波基板を構成する場合には、後述のIDT3,4は、
圧電薄膜の上面または下面に形成される。
は、表面波基板2の上面に、IDT3,4が形成されて
いる。本発明では、IDT3により第1の表面波共振子
が、IDT4により第2の表面波共振子が構成されてお
り、第1,第2の表面波共振子が横方向に、すなわち表
面波伝搬方向と直交する方向に結合されている。
IDT3,4の詳細を説明する。表面波基板2上には、
表面波伝搬方向に延びる2つのバスバー5,6が形成さ
れており、2つのバスバー5,6の間には、同じく表面
波伝搬方向に延びる共通バスバー7が形成されている。
バスバー5には、複数本の電極指8a,8bが接続され
ており、電極指8a,8bは、表面波伝搬方向と直交す
る方向において、バスバー7側に向かって延ばされてい
る。また、共通バスバー7には、表面波伝搬方向と直交
する方向に延びる複数本の電極指9a,9bが接続され
ている。電極指9a,9bは、バスバー5側に向かって
延ばされている。電極指8a,8bと、電極指9a,9
bとが、互いに間挿し合うように配置されており、それ
によって第1のIDT3が構成されている。
向と直交する方向に延び、かつバスバー6側に向かって
延ばされている複数本の電極指10a,10bが接続さ
れている。他方、バスバー6には、複数本の電極指11
a,11bが接続されている。電極指11a,11b
は、バスバー7側に向かって延ばされており、かつ電極
指10a,10bと互いに間挿し合うように配置されて
いる。上記電極指10a,10bと、電極指11a,1
1bが形成されている部分において、第2のIDT4が
構成されている。
極指の先端8b(8a)と11b(11a)は、表面波
伝搬方向と直交する方向において、結合長xを隔てて配
置されている。ここで、結合長xとは、一方のIDT3
における電極指が交叉している領域と、他方のIDT4
における電極指が交叉している領域との間の表面波伝搬
方向と直交する方向に沿う距離をいうものとする。
いて、電極8a,8b,9a,9bが表面波伝搬方向に
おいて重なり合っている領域を示すものとする。IDT
4における電極指交叉領域についても同様である。
における上記電極指交叉領域の表面波伝搬方向に直交す
る方向の寸法をいうものとする。なお、IDT3,4に
おいて、電極指8a〜11bの先端と相手方のバスバー
との間の距離をギャップ長Gとする。
うち、表面波伝搬方向最外側の電極指8a,9b,10
a,11bは、その幅がλ/8とされており、残りの電
極指8b,9a,10b,11aの幅はλ/4とされて
いる。また、隣り合う電極指間の領域の表面波伝搬方向
に沿う寸法は、全てλ/4とされている。
面2aと上面2cとのなす端縁に沿うように形成されて
いる。同様に、電極指9b,10bは、端面2aとは反
対側の端面2bと上面2cとのなす端縁に沿うように形
成されている。
それぞれ、BGS波を利用した端面反射型の表面波共振
子を構成している。上記IDT3,4は、例えばアルミ
ニウムなどの金属膜を形成し、パターニングすることに
より構成することができる。
GS波を利用しており、例えば、共通バスバー7とバス
バー5間に入力信号を入力することにより、共通バスバ
ー7とバスバー6とで出力信号を取り出すことができ
る。この場合、入力信号を印加した場合、表面波フィル
タ1は、図1の(b)に示す0次モード及び1次モード
の振動を発生させ、両者のモードが結合されて、横結合
型の共振子型フィルタとして動作する。
ぞれ、端面反射型表面波共振子を構成しているので、す
なわち共振子型表面波フィルタ1は、端面反射型の構造
を有するので、反射器を必要としない。従って、表面波
フィルタの小型化を進めることができる。
1では、上記表面波基板2の歪み一定の場合の11方向
に沿う比誘電率εS 11/ε0 あるいはK2 ・εS 11/ε
0 の数値に応じて最適な交叉幅、結合長、共通バスバ
ー、ギャップ幅を選ぶことにより、第1,第2の表面波
共振子が横結合されて、良好なフィルタ特性を得ること
ができる。なお、K2 は、表面波基板の電気機械結合係
数であり、上記ギャップ幅とは、電極指先端と相手方の
バスバーとの間の距離をいうものとする。すなわち、電
極指9Aを例にとると、電極指9aの先端と、バスバー
5との間の表面波伝搬方向に直交する方向に沿う寸法が
ギャップ幅Gとなる。
づき説明する。上記横結合型の表面波共振子フィルタ1
として、εS 11/ε0 =470、K2・εS 11/ε0 =
25及び2.1×1.5×0.5mmの圧電セラミック
からなる表面波基板2上に、電極指交叉幅を種々異なら
せて、IDT3,4を形成し、種々の表面波フィルタ1
を作製した。なお、いずれの場合も、中心周波数49M
Hz、結合長=0.6λ、ギャップ幅=0.2λとし
た。図2〜図4は、これらの共振子型表面波フィルタの
周波数特性を示す図である。図2は、IDT3,4にお
ける電極指交叉幅が4λの場合を、図3は1.5λの場
合を、図4は0.3λの場合の結果を示す。なお、図2
〜図4において、一点鎖線は、破線で示す特性を、周波
数、振幅共に拡大して示したものである。
叉幅が1.5λの場合、すなわち、後述の図5に示す良
好な特性を示す範囲にある場合には、横モードの結合が
良好であるため、良好な周波数特性が得られているが、
4λでは良好な特性が得られていない。図4の電極指交
叉幅=0.3λの場合には特性が得られているが、図3
に示されている特性程良好ではない。これは、後述の図
5に示す良好な特性を発現する領域外のためである。
して、下記の表1に示す種々の材料のものを用い、図3
に示したような良好なフィルタ特性が得られる条件を検
討した。すなわち、種々の表面波基板2を用い、結合長
x、電極指交叉幅y、共通バスバー7の幅、上記ギャッ
プ幅Gを種々変更し、これらの最適値を求めた。
波基板2を構成する圧電材料の比誘電率εS 11/ε
0 と、IDT3,4における交叉幅yとの関係を示す。
図5の実線A,Bは、上記のようにして測定された良好
なフィルタ特性を有する点の集合の上限と下限とを近似
して得られた曲線である。図5の実線Aを式で表すと、
y=0.945+5.49×exp(−E/366)と
なり、実線Bは、y=2.46×exp(−E/21
9)となる。なお、ここで、E=εS 11/ε0 である。
おける電極指交叉幅yが、前述した式(1)を満たす範
囲であれば、良好なフィルタ特性の得られることがわか
る。なお、以下の図6〜図12における実線A,Bは、
いずれも、測定された点の集合の上限及び下限に沿う部
分を近似することにより得られた曲線である。
材料の電気機械結合係数K2 と、比誘電率εS 11/ε0
との積K2 ・εS 11/ε0 と、IDT3,4における電
極指交叉幅との関係を示す。図6中の実線Aを式で表す
と、y=1.40+4.14×exp(−F/46)で
あり、実線Bについては、y=0.25+0.97×e
xp(−F/42)である。従って、図6から、電極指
交叉幅yが、式(2)を満たす範囲にあれば、良好なフ
ィルタ特性の得られることがわかる。
共振子の場合、最適交叉幅は2.8〜3.1λであるこ
とが特願平07−044216号に記載されているが、
共振子とフィルタの場合の最適交叉幅は異なり、重複し
た領域ではないことを確認した。
材料の比誘電率εS 11/ε0 と、上記結合長xとの関係
を示す。図7の実線Aを式で表すと、x=0.71+
1.72×exp(−E/251)となり、実線Bにつ
いては、x=0.045+0.16×exp(−E/4
18)である。従って、結合長xが、式(3)を満たす
ように構成すれば、良好なフィルタ特性の得られること
がわかる。
係を示す。図8における実線Aを式で表すと、x=0.
452+1.953×exp(−F/49.56)とな
り、実線Bを式で表すとx=0.269×exp(−F
/32)となる。従って、図8から、結合長xが前述し
た式(4)を満たす範囲とすれば、良好なフィルタ特性
の得られることがわかる。
る圧電材料の比誘電率εS 11/ε0と共通バスバー7の
幅Wとの関係を示す。図9の実線Aを式で表すと、共通
バスバー7の幅W=0.32+0.853×exp(−
E/222)となり、実線Bを式で表すとW=0.01
7+0.157×exp(−E/245)となる。従っ
て、共通バスバーの幅Wについては、式(5)を満たす
ように構成すれば、良好なフィルタ特性の得られること
がわかる。
スバー7との関係を示す。図10の実線Aを式で表す
と、W=0.22+0.84×exp(−F/43)と
なり、実線Bを式で表すと、W=0.03+0.14×
exp(−F/21)となる。従って、図10から、前
述した式(6)を満たすように共通バスバーの幅Wを設
定すれば、良好なフィルタ特性の得られることがわか
る。
電材料の比誘電率εS 11/ε0 とギャップ幅Gとの関係
を示す。図11の実線Aを式で表すと、G=1.19+
4.51×10-4×E−1.34×10-6×E2 とな
り、実線BについてはG=−0.115+0.29×e
xp(−E/1150)となる。従って、図11から明
らかなように、前述した式(7)を満たすようにギャッ
プ幅Gを設定することにより、良好なフィルタ特性を得
ることができる。
プ幅Gとの関係を示す。図12の実線Aを式で表すと、
G=1.125−0.003×F−1.016×10-6
×F 2 となり、実線BについてはG=−0.107+
0.26×exp(−F/250)となる。従って、ギ
ャップ幅Gを、前述した式(8)を満たすように選択す
ることにより、良好なフィルタ特性を得ることができ
る。
とK2 ・εS 11/ε0 、電極指交叉幅y、結合長x、共
通バスバー7の幅及び上記ギャップ幅との関係を図に示
した範囲内で設計することにより、良好な共振特性の得
られることがわかる。
射型ではなく、反射器を用いて構成しても同様の結果が
得られる。図13は、本発明の第2の実施例としてのB
GS波を利用した縦結合型の共振子型表面波フィルタを
示す平面図である。
面波基板22を用いて構成されている。表面波基板22
については、表面波基板2と同様の圧電材料を用いて構
成することができ、また、各種基板上にZnO薄膜など
の薄膜を形成することにより表面波基板22を構成して
もよい。もっとも、本実施例では、良好なフィルタ特性
を得るには、表面波基板22の歪み一定の場合の11方
向に沿う比誘電率εS 11/ε0 及びK2 ・εS 11/ε0
と交叉幅、電極対数、フィンガー間距離との関係は図1
4〜19に示す範囲である必要がある。
沿って第1,第2のIDT23,24が形成されてい
る。IDT23は、一対のバスバー25,26を有す
る。一対のバスバー25,26は表面波伝搬方向に延ば
されており、バスバー25には、複数本の電極指25a
が接続されており、バスバー26には複数本の電極指2
6aが接続されている。電極指25aと電極指26aと
は、互いに間挿し合うように配置されている。すなわ
ち、バスバー25と複数本の電極指25aにより構成さ
れたくし歯電極と、バスバー26と電極指26aとによ
り構成されたくし歯電極とにより、IDT23が構成さ
れている。
搬方向に延びる一対のバスバー27,28と、バスバー
27に接続された複数本の電極指27aと、バスバー2
8に接続された複数本の電極指28aとを有する。
表面波伝搬方向外側には、反射器29,30が形成され
ている。反射器29,30は、表面波伝搬方向と直交す
る方向に延びる複数本の電極指の両端を短絡した構造を
有する。
ルタ21では、一方のIDT23のバスバー25,26
間に入力信号を印加し、IDT23,24においてBG
S波を共振させ、反射器29,30間で閉じ込められた
BGS波に基づく出力信号がIDTにおけるバスバー2
7,28から取り出される。この場合、IDT23,2
4が表面波伝搬方向において近接されているので、縦結
合型の共振子型表面波フィルタとして動作する。なお、
IDT23,24間の距離、すなわち、IDT23,2
4の最も近接し合っている電極指25a1 と電極指28
a1 の中心間距離が結合長xとなる。
は、上記のように比誘電率εS 11/ε0 及びK2 ・εS
11/ε0 と電極交叉幅、対数、フィンガー間距離との関
係が図14〜19に示す領域を満たす条件で作成されて
いるため、損失が小さく、良好なフィルタ特性を得るこ
とができる。
合共振子フィルタでは、IDTの電極指の対数が200
〜300対必要であるのに比べて、本実施例では、電極
指の対数が少なくてもよいことがわかる。
の対数を110対以下とすることにより、良好な共振特
性が得られる。これを、以下の具体的な実験例に基づき
説明する。
材料の比誘電率εS 11/ε0 と、IDT23,24にお
ける交叉幅Yとの関係を示す。図14の実線A,Bは、
周知のようにして測定された点の集合の上限と下限とを
近似した曲線である。図14の実線Aを式で表すと、Y
=5.52+66.62×exp(−E/110)とな
り、実線Bについては、Y=0.80+3.48×ex
p(−E/404)となる。従って、前述した式(9)
を満たすように交叉幅Yを設定することにより、良好な
フィルタ特性を得ることができる。なお、縦結合型共振
子の場合も横結合型共振子の場合と同様、共振子とフィ
ルタでは最適交叉幅は異なる。
ずれも、測定された点の集合の上限及び下限に沿う部分
を近似することにより得られた曲線である。図15は、
表面波基板22を構成している圧電材料の電気機械結合
係数K2 と、比誘電率εS 11/ε0 との積K2 ・εS 11
/ε0 と、IDT3,4における電極指交叉幅Yとの関
係を示す。図15の実線Aを式で表すと、Y=7.96
+44.14×exp(−F/38.3)となり、実線
Bについては、Y=0.40+4.35×exp(−F
/80)となる。従って、図15から明らかなように、
前述した式(10)を満たすように交叉幅Yを設定する
ことにより、良好なフィルタ特性を得ることができる。
圧電材料の比誘電率εS 11/ε0 とIDT23,24に
おける電極指の対数との関係を、図17は、K2 ・εS
11/ε0 と、IDT23,24における電極指の対数N
との関係を示す。図16の実線Bは、式で表すと、N=
2.0となり、実線Aは、N=114.4+0.02×
E−9.283×10-5×E2 となる。従って、前述し
た式(11)を満たすように設定することにより、図1
6から明らかなように、良好なフィルタ特性を得ること
ができる。
相当し、実線Aは、N=−171+292×exp(−
F/672)となる。従って、前述した式(12)を満
たすように電極指の対数Nを設定すれば、良好なフィル
タ特性を得ることができる。
圧電材料の比誘電率εS 11/ε0 と、上記第1,第2の
IDTの隣合う電極指間距離Xとの関係を、図19は、
K2・εS 11/ε0 と、電極指間距離Xとの関係を示
す。図18の実線Aは、X=−5.423+5.994
×exp(−E/22894)となり、実線Bについて
はX=0.255−0.19×exp(−E/446)
となる。従って、電極指間距離Xを、式(13)を満た
すように構成することにより、良好なフィルタ特性を得
ることができる。同様に、図19の実線Aは、X=0.
364+0.198×exp(−F/67.5)とな
り、実線BはX=0.241−0.169×exp(−
F/58.1)となる。従って、前述した式(14)を
満たすように電極指間距離Xを設定することにより、良
好なフィルタ特性を得ることができる。
電率εS 11/ε0 あるいはK2 ・ε S 11/ε0 との値に
応じて電極指交叉幅、第1,第2のIDTの隣合う電極
指間距離及び電極指の対数を種々変更することにより、
良好な共振特性の得られることがわかる。
タでは、IDTの交叉幅yが、式(1)を満たす範囲と
されており、かつεS 11/ε0 が0〜3000の範囲に
あるため、前述したように、SH波を主成分とする波を
利用した第1,第2の端面反射型表面波共振子が横結合
されて、良好な共振特性を得ることができる。すなわ
ち、従来不可能であると考えられていた、BGS波を利
用した横結合型の端面反射型の共振子フィルタを提供す
ることができる。
るため、反射器を必要とせず、従って表面波フィルタの
小型化を進めることができる。よって、第1の発明によ
れば、良好なフィルタ特性を有し、かつ小型の表面波フ
ィルタを提供することが可能となる。
すように構成し、K2 ・εS 11/ε 0 が0〜250の範
囲にある場合には、前述した実験例から明らかなよう
に、より一層良好なフィルタ特性を得ることができる。
長xが式(3)を満たしている場合には、K2 ・εS 11
/ε0 が0〜250の範囲にあり、第1,第2の表面波
共振子の結合長xが式(4)を満たしている場合、第
1,第2の表面波共振子の共振子バスバーの幅Bが式
(5)を満たしている場合、K2 ・εS 11/ε0 が0〜
250の範囲であり、かつ共通バスバーの幅Bが式
(6)を満たしている場合、並びに共通バスバーと外側
のバスバーに接続された電極指先端との間のギャップG
が式(7)を満たしている場合、いずれも良好なフィル
タ特性を得ることができる。すなわち、εS 11/ε0 や
K2 ・εS 11/ε0 に応じて最適な交叉幅、結合長、共
通バスバーの幅及びギャップ幅を選択することにより、
より一層良好なフィルタ特性を実現することができる。
ィルタは、基板端面の反射を利用したフィルタとして構
成することができ、すなわち端面反射型表面波フィルタ
として構成することができる。この場合には、表面波を
反射させるために反射器を必要としないため、共振子型
表面波フィルタの小型化を進めることができる。さら
に、電極指による反射器に比べ反射率及び反射効率が大
きいため、低損失で広帯域なフィルタが実現できる。
に係る共振子型表面波フィルタを一段構成とし、小型化
してもよく、あるいは、複数段構成とし、それによって
要求される特性に応じた帯域特性を有するフィルタを構
成してもよい。
では、第1,第2のIDTにより、BGS波を利用した
第1,第2の表面波共振子が構成されており、第1,第
2の表面波共振子が縦結合されて表面波フィルタが構成
されている。そして、εS 11/ε0 が0〜3000の範
囲にあり、かつ交叉幅Yが式(9)を満たすように構成
されているので、良好なフィルタ特性を得ることができ
る。
範囲にあり、かつ交叉幅Yが式(10)を満たしている
場合、第1,第2のIDTの電極指の対数Nが式(1
1)を満たしている場合、K2 ・εS 11/ε0 が0〜2
50の範囲にあり、かつ第1,第2のIDTの電極指の
対数Nが式(12)を満たしている場合、第1,第2の
IDTの隣合う電極指間の距離Xが式(13)を満たし
ている場合、K2 εS 11/ε0 が0〜250の範囲にあ
り、かつ第1,第2のIDTの隣合う電極指間の距離X
が式(14)を満たしている場合、いずれも良好なフィ
ルタ特性を得ることができる。すなわち、第2の発明に
係る縦結合共振子型表面波フィルタにおいても、比誘電
率εS 11/ε0 やK2 ・εS 11/ε0 に応じて交叉幅
Y、IDTの電極指の対数N、第1,第2のIDTの隣
合う電極指間の距離Xを選択することにより、より一層
良好なフィルタ特性を実現することができる。
表面波フィルタにおいては、比誘電率εS 11/ε0 が1
5〜3000のものを用いた場合、あるいはK2 ・εS
11/ε0 が1.6〜250の範囲にある表面波基板を用
いることにより、良好なフィルタ特性を実現することが
できる。
についても、基板端面の反射を利用した端面反射型のフ
ィルタとして構成することができ、その場合には反射器
を必要としないので小型化を進めることができる。
係る共振子型表面波フィルタの平面図及び励振される表
面波のモードを説明するための図。
振子型表面波フィルタのインピーダンス−周波数特性を
示す図。
振子型表面波フィルタのインピーダンス−周波数特性を
示す図。
振子型表面波フィルタのインピーダンス−周波数特性を
示す図。
誘電率εS 11/ε0 と、電極指交叉幅との関係を示す
図。
2 ・εS 11/ε0 と電極指交叉幅との関係を示す図。
誘電率εS 11/ε0 と、結合長との関係を示す図。
2 ・εS 11/ε0 と結合長との関係を示す図。
誘電率εS 11/ε0 と、共通バスバーの幅との関係を示
す図。
K2 ・εS 11/ε0 と共通バスバーの幅との関係を示す
図。
比誘電率εS 11/ε0 と、ギャップ幅Gとの関係を示す
図。
K2 ・εS 11/ε0 とギャップ幅Gとの関係を示す図。
子型表面波フィルタを示す平面図。
比誘電率εS 11/ε0 と、電極指交叉幅との関係を示す
図。
K2 ・εS 11/ε0 と、電極指交叉幅との関係を示す
図。
比誘電率εS 11/ε0 と、IDTの電極指の対数との関
係を示す図。
K2 ・εS 11/ε0 と、IDTの電極指の対数との関係
を示す図。
比誘電率εS 11/ε0 と、フィンガー間距離との関係を
示す図。
K2 ・εS 11/ε0 と、フィンガー間距離xとの関係を
示す図。
Claims (21)
- 【請求項1】 対向し合う第1,第2の端面を有する表
面波基板と、 前記表面波基板に形成された第1,第2のインターデジ
タルトランスデューサとを備え、 第1,第2のインターデジタルトランスデューサが、そ
れぞれ、SH波を主成分とする波を利用した第1,第2
の表面波共振子を構成しておりかつ第1,第2の表面波
共振子が結合されて横結合共振子フィルタを構成してお
り、 前記表面波基板の歪み一定の場合の11方向に沿う比誘
電率をE=εS 11/ε 0 、表面波の波長λで規格化され
たインターデジタルトランスデューサの交叉幅をyとし
たときに、εS 11/ε0 が0〜3000の範囲にあり、
かつyが下記の式(1)を満たすように構成されている
ことを特徴とする横結合共振子型表面波フィルタ。 【数1】 - 【請求項2】 SH波の電気機械結合係数をKとしたと
き、前記表面波基板の電気機械結合係数KとεS 11/ε
0 との積であるF=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250の
範囲にあり、かつ前記インターデジタルトランスデュー
サの交叉幅yが下記の式(2)を満たしていることを特
徴とする横結合共振子型表面波フィルタ。 【数2】 - 【請求項3】 前記第1,第2の表面波共振子の結合長
x(波長λで規格化された値)が下記の式(3)を満た
していることを特徴とする、請求項1または2に記載の
横結合共振子型表面波フィルタ。 【数3】 - 【請求項4】 F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250の
範囲にあり、かつ前記第1,第2の表面波共振子の結合
長(波長λで規格化された値)が下記の式(4)を満た
すことを特徴とする、請求項1または2に記載の横結合
共振子型表面波フィルタ。 【数4】 - 【請求項5】 前記第1,第2の表面波共振子の各一方
のバスバーが共通バスバーとされており、該共通バスバ
ーの幅Wが下記の式(5)を満たしていることを特徴と
する、請求項1〜4のいずれかに記載の横結合共振子型
表面波フィルタ。 【数5】 - 【請求項6】 F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250の
範囲にあり、かつ前記第1,第2の表面波共振子の各一
方のバスバーが共通バスバーとされており、該共通バス
バーの幅Wが下記の式(6)を満たしていることを特徴
とする、請求項1〜4のいずれかに記載の横結合共振子
型表面波フィルタ。 【数6】 - 【請求項7】 前記第1,第2の表面波共振子の各一方
のバスバーが共通バスバーとされており、共通バスバー
の外側の複数個のバスバーから共通バスバーに延びる複
数個の電極指の先端と共通バスバーとの間のギャップ幅
Gが下記の式(7)を満たしていることを特徴とする、
請求項1〜6のいずれかに記載の横結合共振子型表面波
フィルタ。 【数7】 - 【請求項8】 F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250の
範囲にあり、かつ前記ギャップ幅Gが下記の式(8)を
満たしていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれ
かに記載の横結合共振子型表面波フィルタ。 【数8】 - 【請求項9】 一段または複数段構成とされている、請
求項1〜8のいずれかに記載の横結合共振子型表面波フ
ィルタ。 - 【請求項10】 前記E=εS 11/ε0 が200〜30
00の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜9のい
ずれかに記載の横結合共振子型表面波フィルタ。 - 【請求項11】 F=K2 ・εS 11/ε0 が10〜25
0の範囲にあることを特徴とする、請求項1〜9のいず
れかに記載の横結合共振子型表面波フィルタ。 - 【請求項12】 前記表面波基板の対向し合う一対の端
面の反射を利用した端面反射型表面波フィルタであるこ
とを特徴とする横結合共振子型表面波フィルタ。 - 【請求項13】 表面波基板と、表面波基板上において
表面波伝搬方向に沿って並べられた第1,第2のインタ
ーデジタルトランスデューサと、 第1,第2のインターデジタルトランスデューサが設け
られている領域の両側に配置された第1,第2の反射器
とを備え、 第1,第2のインターデジタルトランスデューサによ
り、それぞれSH波を主成分としたSH波型表面波を利
用した第1,第2の表面波共振子が構成されており、 第1,第2の表面波共振子により縦結合型表面波フィル
タが構成されており、 前記表面波基板の歪み一定の場合の11方向の比誘電率
をE=εS 11/ε0 としたときに、εS 11/ε0 が0〜
3000の範囲にあり、かつ表面波の波長λで規格化さ
れた交叉幅Yが下記の式(9)を満たしていることを特
徴とする縦結合共振子型表面波フィルタ。 【数9】 - 【請求項14】 前記表面波基板の電気機械結合係数を
Kとしたとき、F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250の
範囲にあり、かつ交叉幅Yが下記の式(10)を満たし
ていることを特徴とする、請求項13に記載の縦結合共
振子型表面波フィルタ。 【数10】 - 【請求項15】 前記第1,第2のインターデジタルト
ランスデューサの電極指の対数Nが下記の式(11)を
満たしていることを特徴とする、請求項13または14
に記載の縦結合共振子型表面波フィルタ。 【数11】 - 【請求項16】 F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250
の範囲にあり、かつ前記第1,第2のインターデジタル
トランスデューサの電極指の対数Nが下記の式(12)
を満たしていることを特徴とする、請求項13または1
4に記載の縦結合共振子型表面波フィルタ。 【数12】 - 【請求項17】 第1と第2のトランスデューサの隣合
う電極指間の距離Xが下記の式(13)を満たしている
ことを特徴とする、請求項13〜16のいずれかに記載
の縦結合共振子型表面波フィルタ。 【数13】 - 【請求項18】 F=K2 ・εS 11/ε0 が0〜250
の範囲にあり、かつ第1と第2のトランスデューサの隣
合う電極指間の距離Xが下記の式(14)を満たしてい
ることを特徴とする、請求項13〜16のいずれかに記
載の縦結合共振子型表面波フィルタ。 【数14】 - 【請求項19】 E=εS 11/ε0 が15〜3000の
範囲にあることを特徴とする、請求項13〜18のいず
れかに記載の縦結合共振子型表面波フィルタ。 - 【請求項20】 F=K2 ・εS 11/ε0 が1.6〜2
50の範囲にあることを特徴とする、請求項13〜18
のいずれかに記載の縦結合共振子型表面波フィルタ。 - 【請求項21】 表面波基板の対向し合う一対の端面に
おける反射を利用した端面反射型表面波フィルタであ
る、請求項13〜20のいずれかに記載の縦結合共振子
型表面波フィルタ。
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