JP3827232B2 - フィルタ装置およびそれを用いた分波器 - Google Patents

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    • H03H9/605Electric coupling means therefor consisting of a ladder configuration

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフィルタ装置およびそれを用いた分波器に関し、特にフィルタ装置における通過帯域と阻止帯域との間におけるフィルタ特性の急峻性向上に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機をはじめとした移動体通信端末機が急速に発展している。そして、この端末機は、持ち運びの便利さから、特に小型、軽量で省電力であることが望まれている。移動体通信端末機の小型化、軽量化および省電力化を達成するには、そこに使われるフィルタ装置も小型、軽量かつ低損失であることが必要である。さらに、高速大容量通信への要求から、フィルタ装置には広帯域の通過帯域幅を有することが求められている。
【0003】
このような要求を満たすため、移動体通信端末機のフィルタ装置には、複数の共振器を梯子型に接続してなるフィルタ装置、つまりラダー型フィルタが多用されている。ラダー型を構成する共振器としては、弾性表面波(SAW − Surface Acoustic Wave)を用いた弾性表面波共振器やバルク波(BAW − Bulk Acoustic Wave)を用いた水晶振動子等の圧電共振器などが用いられており、近年では、圧電性を有する薄膜を用いた薄膜共振器を用いたフィルタが知られている。
【0004】
従来のラダー型フィルタの構成の一例を図16を用いて説明する。図16は、従来のラダー型フィルタの構成の一例を示す等価回路図である。
【0005】
図16において、入力信号電極101と出力信号電極102との間に直列腕としての第1の配線部103が形成され、3つの共振器104a,104b,104cが直列に接続されている。そして、入力信号電極101と共振器104aとの中点と接地電極105との間、共振器104aと共振器104bとの中点と接地電極105との間、共振器104bと共振器104cとの中点と接地電極105との間および出力信号電極102と共振器104cとの中点と接地電極105との間に並列腕としての第2の配線部106a,106b,106c,106dがそれぞれ形成され、共振器107a,107b,107c,107dが接続されている。
【0006】
このようなラダー型フィルタにおいて、通過帯域幅の広帯域化を実現するために、例えば特開平10−93375号公報には、並列腕にインダクタンス素子を設けたり、直列腕に設けられた共振器の共振周波数と並列腕に設けられた共振器の反共振周波数との間に周波数差を設ける技術が開示されている。
【0007】
ここで、図示するラダー型フィルタで用いられている直列腕の共振器Sおよび並列腕の共振器Pのインピーダンス特性を図17に示す。なお、一般には、要求される挿入損失および減衰量確保のため、直列腕および並列腕に設けられた共振器の一つひとつについてインピーダンスおよび周波数を若干変化させているが、ここでは説明の便宜上、1種類の直列腕共振器および並列腕共振器の特性を示している。このような共振器を用いたフィルタの通過特性の一例を図18に示す。なお、それぞれの並列腕共振器には、所望の周波数で減衰が得られるよう、グランド面に接続する経路のインダクタ成分が適当に調整されている。
【0008】
ここで、フィルタ装置の減衰特性を評価するため、減衰量が−4dBとなる周波数と−35dBとなる周波数との差dSを考える。差dSは減衰特性が急峻になるほど小さくなる。図示する従来のラダー型フィルタについて通過帯域低周波側の差dSを求めると18.2MHzである。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−93375号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
フィルタ装置は、通過帯域における挿入損失が所定のスペックを満たすのはもちろんのこと、阻止帯域(送受信フィルタにおける相手側の通過帯域)では、スペックを満たす大きな減衰量を得なければならない。例えば、送信フィルタは通過帯域内で3.8dBの挿入損失を満たし、20MHz高い周波数(阻止帯域)で−37dBの減衰量を得なければならない。すなわち、20MHzの間に33.2dBの高低差をつけなければならない。
【0011】
加えて、フィルタ装置には、温度により特性が変動するという温度依存性と製造バラツキに起因する個体差とがあるため、スペックを満たす挿入損失が得られる通過帯域幅を広げ、且つスペックを満たす減衰量が得られる阻止帯域幅を広げる必要がある。すると、通過帯域と阻止帯域とが近接することになる。
【0012】
しかしながら、前述した従来の技術では35dBの高低差を得るために18.2MHzの帯域幅を要している。このように、30dB〜40dB程度の高低差を得るには約20MHzの帯域幅が必要になる。これでは、特に通過帯域と阻止帯域とが近接した場合に十分に急峻な減衰特性を得ることができず、使用環境温度や製品個体差による特性変動があると、所望の特性が得られなくなる。
【0013】
そこで、本発明は、狭い帯域幅で急峻な減衰特性を得ることのできるフィルタ装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るフィルタ装置は、単一の基板上に形成された回路要素で構成されるフィルタ装置であって、前記回路要素は、入力信号電極と出力信号電極との間に形成された第1の配線部と、前記第1の配線部に配置され、所定の共振周波数を有する少なくとも1つの第1の共振器と、前記第1の配線部と接地電極との間に形成された複数の第2の配線部と、前記第2の配線部に配置され、前記第1の共振器の共振周波数とで通過帯域を形成する反共振周波数を有する複数の第2の共振器とを備え、一部の前記第2の共振器は、その実効的電気機械結合係数が他の前記第2の共振器および前記第1の共振器の実効的電気機械結合係数と異なるとともに、これらの共振器のインピーダンスよりも低いことを特徴とする。
【0015】
このように、一部の第2の共振器は、その実効的電気機械結合係数が他の第2の共振器および第1の共振器の実効的電気機械結合係数と異なり、さらにこれらの共振器のインピーダンスよりも低くなっているので、通過帯域よりも低周波側のより狭い帯域幅で急峻な減衰特性を得ることが可能になる。
【0016】
本発明の好ましい形態において、実効的電気機械結合係数が異なった一部の第2の共振器の共振周波数は、フィルタ装置の減衰帯域における通過帯域側端の周波数と通過帯域における減衰帯域側端の周波数との間に設定されている。
【0017】
このように共振器の実効的電気機械結合係数を他の共振器と異ならせることにより、狭い帯域幅で急峻な減衰特性を得ることが可能になる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態としてのものであり、本発明がその実施の形態に限定されるものではない。
【0049】
(実施の形態1)
【0050】
図1は本発明の実施の形態1におけるフィルタ装置の構成を示す等価回路図、図2は図1のフィルタ装置に用いられた共振器の一例である弾性表面波共振器の構成を示す説明図、図3は図1のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の一例を示すグラフ、図4は図3のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフ、図5は図1のフィルタ装置に用いられた共振器の他の一例である圧電共振器の構造を示す断面図、図6は図1のフィルタ装置に用いられた共振器のさらに他の一例である圧電共振器の構造を示す断面図、図7は図2の弾性表面波共振器のA−A線に沿った断面図、図8は圧電共振器における電極面積と実効的電気機械結合係数との関係を示すグラフ、図9は図1のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の他の一例を示すグラフ、図10は図9のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【0051】
図1に示すフィルタ装置10は、単一の基板11上に所定の回路要素が構成されたものからなる。
【0052】
図示するように、回路要素として、入力信号電極12と出力信号電極13との間に直列腕(第1の配線部)14が形成され、3つの共振器(第1の共振器)15a,15b,15cが直列に接続されている。そして、入力信号電極12と共振器15aとの中点と接地電極16との間、共振器15aと共振器15bとの中点と接地電極16との間、共振器15bと共振器15cとの中点と接地電極16との間および出力信号電極13と共振器15cとの中点と接地電極16との間に並列腕(第2の配線部)17a,17b,17c,17dが形成され、各並列腕17a,17b,17c,17dには共振器(第2の共振器)18a,18b,18c,18dがそれぞれ接続されている。そして、直列腕14の共振器15a,15b,15cの共振周波数と並列腕17a,17b,17c,17dの共振器18a,18b,18c,18dの反共振周波数とがほぼ一致しており、これにより、入力信号電極12に入力された所定帯域の信号が出力信号電極13から出力される通過帯域が形成される。
【0053】
なお、以下に説明する場合を含め、第1の共振器である直列腕共振器および第2の共振器である並列腕共振器は何れも1または複数あればよく、図示する数に限定されるものではない。
【0054】
ここで、基板11は、たとえばLiNbO3 、LiTaO3 や水晶などの圧電単結晶、あるいはチタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスのような圧電性セラミックスにより形成されている。但し、絶縁基板上にZnO薄膜などの圧電薄膜を形成したものを圧電基板として用いてもよい。
【0055】
また、共振器15a,15b,15c,18a,18b,18c,18dとしては、たとえば図2に示すような弾性表面波共振器からなる。図2に示すように、弾性表面波共振器は、相互に交差した一対の櫛歯状の電極指、つまり交差指状電極19a,19bからなる。そして、入力側である一方の交差指状電極19aに電圧を印加して電界をかけると、基板には圧電効果により弾性表面波が発生する。このようにして生成された弾性表面波による機械的歪みが電界を生じさせ、出力側である他方の交差指状電極19bで電気信号に変換される。このような弾性表面波共振器の周波数特性は、電極の交差幅や電極対の数などの条件を変えることにより変更することができる。
【0056】
なお、弾性表面波共振器の両側には、弾性表面波を反射する反射器20が配置されている。
【0057】
並列腕17aには、容量素子21が共振器18aに対して並列に接続されて設けられ、これによって共振器18aの実効的電気機械結合係数keff が他の共振器15a,15b,15c,18b,18c,18dの実効的電気機械結合係数keff と異なっている。なお、本実施の形態においては並列腕に設けられた一部の共振器の実効的電気機械結合係数keff が他と異なっていればよく、したがって、並列腕17b,17c,17dに設けられた共振器18b,18c,18dの一部も共振器18aの実効的電気機械結合係数keffと同様に異ならせてもよい。また、以下に説明する場合を含め、容量素子は共振器に対して直列に接続されていてもよい。
【0058】
ここで、実効的電気機械結合係数keff とは、共振器のインピーダンス特性において、インピーダンスが最大となる周波数faからインピーダンスが最小となる周波数frを用いて以下の式で定義されるものである。
【0059】
keff =(fa−fr)/fr×100(%)
【0060】
本実施の形態では、共振器15a,15b,15c,18b,18c,18dの実効的電気機械結合係数keff が5.1%であるのに対し、共振器18aの実効的電気機械結合係数keff は0.95%に設定されている。但し、数値は本実施の形態に示すものに限定されるものではなく、自由に設定することができる。
【0061】
以上の構成を有するフィルタ装置10において、直列腕14の共振器15a,15b,15cおよび並列腕17a,17b,17c,17dの共振器18a,18b,18c,18dのインピーダンス特性を図3に示す。なお、一般には、要求される挿入損失および減衰量確保のため、直列腕および並列腕に設けられた共振器の一つひとつについてインピーダンスおよび周波数を若干変化させているが、本実施の形態においては、説明の便宜上、1種類の直列腕共振器および並列腕共振器および実効的電気機械結合係数keff を異ならせた共振器の特性を示している。
【0062】
このような共振器15a,15b,15c,18a,18b,18c,18dを用いた本実施の形態のフィルタ装置10の通過特性を図4に示す。
【0063】
先に述べたフィルタ装置の減衰特性を評価するための指標、つまり減衰量が−4dBとなる周波数と−35dBとなる周波数との差dSを図4から求めると、通過帯域低周波側が14.8MHzである。前述した従来のフィルタ装置においては差dSが18.2MHzであったことから、減衰の急峻性が3.8MHz改善されていることが分かる。
【0064】
このように、実施の形態1のフィルタ装置10によれば、並列腕17aに設けられた共振器18aの実効的電気機械結合係数keff を他の共振器15a,15b,15c,18b,18c,18dの実効的電気機械結合係数keff と異ならせているので、狭い帯域幅で急峻な減衰特性を得ることが可能になる。これにより、使用環境温度や製品個体差に拘わらず所望の特性を安定して得ることができる。
【0065】
特に、本実施の形態に示すように、並列腕17aに設けられた共振器18aの実効的電気機械結合係数keff を異ならせることにより、通過帯域よりも低周波側において急峻な減衰特性が得られる。
【0066】
なお、並列腕共振器における実効的電気機械結合係数keff を異ならせる好ましい範囲は、直列腕共振器の実効的電気機械結合係数keff に対して、たとえば1/10から7/10とすることができる。直列腕共振器の実効的電気機械結合係数keff が各々異なる場合には、実効的電気機械結合係数keff の相加平均値に対して1/10から7/10に設定する。
【0067】
また、実効的電気機械結合係数keff を異ならせた並列腕共振器(本実施の形態では、共振器18a)の共振周波数は、フィルタ装置10の減衰帯域における通過帯域側端の周波数と通過帯域における減衰帯域側端の周波数との間に設定すればよく、好ましくは、他の並列腕共振器の共振周波数に設定すればよい。実効的電気機械結合係数keff を異ならせた並列腕共振器のインピーダンスも要求特性に合わせて設定すればよい。なお、本実施の形態では、共振器18aは他の並列腕の共振器18b,18c,18dのインピーダンスよりも大きくなるように設定されている。
【0068】
ここで、以下に説明する実施の形態を含め、共振器にはバルク波を利用した圧電共振器を適用することができる。
【0069】
圧電共振器の構成を図5および図6に示す。
【0070】
図5に示す圧電共振器はダイヤフラム型圧電共振器と呼ばれるもので、たとえばSiO 膜(酸化膜)などの保護層22が両面に形成されたシリコンやガラスからなる基板11の片面に、AlNやZnOなどからなる圧電膜23を挟んで下部電極24と上部電極25とが積層形成されている。そして、下部電極24と上部電極25とが積層方向にオーバーラップした部分は、バルク波が伝搬しやすくするために、エッチング等の手法により基板11が切り欠かれている。
【0071】
また、図6に示す圧電共振器はSMR(Solidly Mounted Resonator)型圧電共振器と呼ばれるもので、シリコンやガラスからなる基板11の片面に、音響インピーダンスが高い材料と低い材料、たとえばSiO 膜26aとAlN膜26bとが交互に積層されてなる反射膜26が形成され、反射膜26上に、AlNやZnOなどからなる圧電膜23を挟んで下部電極24と上部電極25とが積層形成されている。また、圧電膜23と上部電極25との間にはたとえばSiO 膜(酸化膜)などの誘電体膜27が形成されている。
【0072】
このように共振器としては弾性表面波共振器や圧電共振器が適用できるが、共振器の実効的電気機械結合係数keff を他の共振器と異ならせる手段としては、前述した容量素子を用いることの他に、次のようなことが考えられる。
【0073】
すなわち、共振器として弾性表面波共振器を用いた場合においては、膜厚をh、弾性表面波の波長をλとした場合、規格化膜厚h/λを他の共振器と違えることにより実効的電気機械結合係数keff を異ならせることができる。あるいは、ある電極指の一方側からこれと隣接する他の電極指の他方端までの距離をL1、1つの電極指の幅をL2とした場合、デューティーL2/L1を他の共振器と違えることにより実効的電気機械結合係数keff を異ならせることができる。
【0074】
また、共振器として圧電共振器を用いた場合においては、圧電膜23の表面に形成されたSiO 膜(図5に示す場合においては下部電極24側の保護層22、図6に示す場合においては誘電体膜27)の膜厚を他の共振器と違えることにより実効的電気機械結合係数keff を異ならせることができる。具体的には、図6に示す構造において、共振器15a,15b,15c,18b,18c,18dでは酸化膜である誘電体膜27の膜厚を50nmとし、共振器18aについては350nmとする。これにより、共振器18aの実効的電気機械結合係数keff を他の共振器15a,15b,15c,18b,18c,18d5/10以下にすることができる。なお、図5に示すダイヤフラム型圧電共振器においては、上部電極25の下に誘電体層を設けても実効的電気機械結合係数keff を変化させることができる。
【0075】
あるいは、図8に示すように、実効的電気機械結合係数keff は共振器を構成する電極24,25の面積と関連していることから、下部電極24および上部電極25の何れかまたは両方の面積を他の共振器と違えることにより実効的電気機械結合係数keff を異ならせことができる。さらに、実効的電気機械結合係数keff は共振器を構成する電極24,25の膜厚とも関連していることから、下部電極24および上部電極25の何れかまたは両方の膜厚を他の共振器と違えることにより実効的電気機械結合係数keff を異ならせことができる。
【0076】
なお、共振器にインダクタを付加すると共振周波数が低周波側にシフトすることから、所定の共振器の実効的電気機械結合係数keff をインダクタにより他の共振器と異ならせることが考えられるが、インダクタには4〜6nH程度が必要となるために、インダクタを基板11上に形成するにしても、あるいは外付けとするにしても、フィルタ装置が大型化してしまう。これに対して本願では、前述したように容量素子21を接続したり共振器の寸法等を違えることにより共振器の実効的電気機械結合係数keff を調整しているので、狭い帯域幅で急峻な減衰特性を有する小型のフィルタ装置10が得られる。
【0077】
ここで、直列腕14に設けられた共振器15a,15b,15cと異なる実効的電気機械結合係数keff を有する共振器18aのインピーダンスを共振器15a,15b,15cと同じ実効的電気機械結合係数keff を有する共振器18b,18c,18dのインピーダンスよりも低くした場合について説明する。
【0078】
図9はこのような共振器のインピーダンス特性を示すグラフ、図10は図9のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。なお、図9に示すように、実効的電気機械結合係数keff を異ならせた並列腕17aの共振器18aの共振周波数は他の並列腕17b,17c,17dの共振器18b,18c,18dの共振周波数より高く設定されている。
【0079】
図10において、このような共振器を用いたフィルタ装置10の通過特性における差dSを求めると13.6MHzとなっており、図3に示すインピーダンス特性を有するフィルタ装置10と比較して、一層狭い帯域幅で急峻な減衰特性が得られていることが分かる。
【0080】
(実施の形態2)
【0081】
図11は本発明の実施の形態2におけるフィルタ装置の構成を示す等価回路図、図12は図11のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の一例を示すグラフ、図13は図12のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフ、図14は図11のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の他の一例を示すグラフ、図15は図14のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【0082】
図11において、基板11上に形成された回路要素として、入力信号電極12と出力信号電極13との間に直列腕(第1の配線部)14が形成され、3つの共振器(第1の共振器)15a,15b,15cが直列に接続されている。そして、共振器15aと共振器15bとの中点と接地電極16との間、および共振器15bと共振器15cとの中点と接地電極16との間に並列腕(第2の配線部)17a,17bが形成され、各並列腕17a,17bには共振器(第2の共振器)18a,18bがそれぞれ接続されている。そして、直列腕14の共振器15a,15b,15cの共振周波数と並列腕17a,17bの共振器18a,18bの反共振周波数とがほぼ一致して通過帯域が形成されている。
【0083】
直列腕14には、容量素子21aが共振器15aに対して、容量素子21cが共振器15cに対して、それぞれ並列に接続されて設けられ、これによって共振器15a,15cの実効的電気機械結合係数keff が他の共振器15b,18a,18bの実効的電気機械結合係数keff と異なっている。なお、本実施の形態においては直列腕に設けられた一部の共振器の実効的電気機械結合係数keff が他と異なっていればよく、したがって、共振器15aおよび共振器15cの何れか1つの実効的電気機械結合係数keff が、あるいは共振器15bの実効的電気機械結合係数keff が、他と異なっていてもよい。
【0084】
以上の構成を有するフィルタ装置において、直列腕の共振器および並列腕の共振器のインピーダンス特性を図12に、このような共振器を用いた本実施の形態のフィルタ装置の通過特性を図13に示す。
【0085】
図13において前述の差dSを求めると、通過帯域高周波側が13.5MHzとなり、従来のフィルタ装置に比べて減衰の急峻性が改善されていることが分かる。
【0086】
このように、実施の形態2のフィルタ装置10によれば、直列腕14に設けられた共振器15a,15cの実効的電気機械結合係数keff を他の共振器15b,18a,18bの実効的電気機械結合係数keff と異ならせているので、狭い帯域幅で急峻な減衰特性を得ることが可能になる。これにより、使用環境温度や製品個体差に拘わらず所望の特性を安定して得ることができる。
【0087】
特に、本実施の形態に示すように、直列腕14に設けられた共振器15a,15cの実効的電気機械結合係数keff を異ならせることにより、通過帯域よりも高周波側において急峻な減衰特性が得られる。
【0088】
なお、並列腕17a,17bに設けられた共振器18a,18bと異なる実効的電気機械結合係数keff を有する直列腕14の共振器15a,15cのインピーダンスを共振器18a,18bと同じ実効的電気機械結合係数keff を有する共振器15bのインピーダンスよりも低くすれば、実施の形態1において共振器18aのインピーダンスを共振器18b,18c,18dのインピーダンスよりも低くした場合と同様に、より狭い帯域幅(本実施の形態では、通過帯域よりも高周波側においてより狭い帯域幅)で急峻な減衰特性を得ることが可能になる。
【0089】
なお、本実施の形態のフィルタ装置10の場合、通過帯域の整合条件が乱れているために単体のフィルタ装置として適用するよりは、アンテナ共用器用のフィルタ装置に適用して整合条件を満たすようにするのがよい。
【0090】
ここで、並列腕17a,17bに設けられた共振器18a,18bの反共振周波数P を、これらの共振器18a,18bと同じ実効的電気機械結合係数keff を有する直列腕14の共振器15bの共振周波数P よりも高くした場合のインピーダンス特性を図14に、このようなインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を図15に示す。なお、図14においては、共振器18a,18bの反共振周波数は共振器15bの共振周波数より1MHz高く設定されている。
【0091】
図15において、このような共振器を用いたフィルタ装置10の通過特性における差dSを求めると12.4MHzとなっており、より一層狭い帯域幅で急峻な減衰特性が得られていることが分かる。
【0092】
以上の説明においては、直列腕共振器の一部または並列腕共振器の一部の実効的電気機械結合係数keff が他の共振器の実効的電気機械結合係数keff と異なっている場合について述べたが、全ての直列腕共振器と全ての並列腕共振器との実効的電気機械結合係数keff が相互に異なっていても急峻な減衰特性を得ることができる。
【0093】
そして、以上説明したフィルタ装置は、フィルタ装置単体としても成立し得るが、相互に異なる通過帯域のフィルタ装置を複数用いて分波器を構成してもよい。
【0094】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0095】
すなわち、一部の第2の共振器は、その実効的電気機械結合係数が他の第2の共振器および第1の共振器の実効的電気機械結合係数と異なり、さらにこれらの共振器のインピーダンスよりも低くなっているので、通過帯域よりも低周波側のより狭い帯域幅で急峻な減衰特性を得ることが可能になる。
【0096】
これにより、使用環境温度や製品個体差に拘わらず所望の特性を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるフィルタ装置の構成を示す等価回路図である。
【図2】図1のフィルタ装置に用いられた共振器の一例である弾性表面波共振器の構成を示す説明図である。
【図3】図1のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の一例を示すグラフである。
【図4】図3のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【図5】図1のフィルタ装置に用いられた共振器の他の一例である圧電共振器の構造を示す断面図である。
【図6】図1のフィルタ装置に用いられた共振器のさらに他の一例である圧電共振器の構造を示す断面図である。
【図7】図2の弾性表面波共振器のA−A線に沿った断面図である。
【図8】圧電共振器における電極面積と実効的電気機械結合係数との関係を示すグラフである。
【図9】図1のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の他の一例を示すグラフである。
【図10】図9のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【図11】本発明の実施の形態2におけるフィルタ装置の構成を示す等価回路図である。
【図12】図11のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の一例を示すグラフである。
【図13】図12のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【図14】図11のフィルタ装置における共振器のインピーダンス特性の他の一例を示すグラフである。
【図15】図14のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【図16】従来のラダー型フィルタの構成の一例を示す等価回路図である。
【図17】図16のラダー型フィルタで用いられている直列腕の共振器および並列腕の共振器のインピーダンス特性を示すグラフである。
【図18】図17のインピーダンス特性を有するフィルタ装置の通過特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 フィルタ装置
11 基板
12 入力信号電極
13 出力信号電極
14 直列腕
15a,15b,15c 共振器
16 接地電極
17a,17b,17c,17d 並列腕
18a,18b,18c,18d 共振器
19a,19b 交差指状電極
20 反射器
21,21a,21b 容量素子
22 保護層
23 圧電膜
24 下部電極
25 上部電極
26 反射膜
26a SiO
26b AlN膜
27 誘電体膜
101 入力信号電極
102 出力信号電極
103 配線部
104a,104b,104c 共振器
105 接地電極
106a,106b,106c,106d 配線部
107a,107b,107c,107d 共振器

Claims (2)

  1. 単一の基板上に形成された回路要素で構成されるフィルタ装置であって、
    前記回路要素は、
    入力信号電極と出力信号電極との間に形成された第1の配線部と、
    前記第1の配線部に配置され、所定の共振周波数を有する少なくとも1つの第1の共振器と、
    前記第1の配線部と接地電極との間に形成された複数の第2の配線部と、
    前記第2の配線部に配置され、前記第1の共振器の共振周波数とで通過帯域を形成する反共振周波数を有する複数の第2の共振器とを備え、
    一部の前記第2の共振器は、その実効的電気機械結合係数が他の前記第2の共振器および前記第1の共振器の実効的電気機械結合係数と異なるとともに、これらの共振器のインピーダンスよりも低いことを特徴とするフィルタ装置。
  2. 実効的電気機械結合係数が異なった一部の前記第2の共振器の共振周波数は、フィルタ装置の減衰帯域における通過帯域側端の周波数と通過帯域における減衰帯域側端の周波数との間に設定されていることを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
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