JP3152418B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JP3152418B2
JP3152418B2 JP17993697A JP17993697A JP3152418B2 JP 3152418 B2 JP3152418 B2 JP 3152418B2 JP 17993697 A JP17993697 A JP 17993697A JP 17993697 A JP17993697 A JP 17993697A JP 3152418 B2 JP3152418 B2 JP 3152418B2
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wave filter
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性表面波フィルタ
に係り、特に自動車電話及び携帯電話などの小型移動体
無線機器のRF(高周波部)のフィルタに適用しうる梯
子型の弾性表面波フィルタに関する。現在の国内の自動
車・携帯電話の仕様の1例は、933.5MHzを中心
として、±8.5MHzの範囲が送信帯域である。比帯
域幅にすると、約2%である。
【0002】弾性表面波フィルタは上記の仕様を満たす
ような特性であることが必要であり、具体的には、通
過帯域幅が比帯域幅にして2%以上と広いこと、損失
が1.5〜2dB以下と低いこと、抑圧度が20dB
〜30dB以上と高いことが必要とされる。この要求を
満たすため、弾性表面波フィルタは、従来のトランスバ
ーサル型に代わって、弾性表面波素子を共振器として用
い、これを梯子型に構成した共振器型が希望視されてい
る。
【0003】
【従来の技術】図26は、特開昭52−19044号に
記載されている弾性表面波フィルタ1の等価回路を示
す。このフィルタ1は、直列腕2に弾性表面波共振器3
を配置し、並列腕4に弾性表面波共振器5を配置し、且
つ並列腕4の共振器5の等価並列容量COBを直列腕2の
共振器3の等価並列容量COAより大とした構成である。
【0004】このフィルタ1は、図27に線6で示す特
性を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のフィルタ1にお
いて、後述するように等価並列容量COBを大とすると、
矢印7で示すように抑圧度を高めることができる。しか
し、この容量COBを増やすと、矢印8で示すように通過
帯域幅が狭くなり、且つ矢印9で示すように損失が増
え、特性は線10で示す如くになってしまう。
【0006】抑圧度を20dB以上としようとすると、
通過帯域幅は比帯域幅にして1%以下となってしまい、
上記の自動車携帯電話の仕様を満たすことができなくな
ってしまう。そこで、本発明は、通過帯域幅の拡大と通
過帯域外の抑圧度の向上とを同時に達成することがで
き、しかもリップル成分を抑圧した弾性表面波フィルタ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の共振周波数を有する第1の一端子対弾性表面
波共振器を並列腕に、該第1の共振器の反共振周波数に
略一致する共振周波数をもつ第2の一端子対弾性表面波
共振器を直列腕に配してなる梯子型弾性表面波フィルタ
において、前記梯子型弾性表面波フィルタの基板材料は
LiTaO であり、並列腕に形成された第1の一端子
対弾性表面波共振器が、その両側に同じ電極材料で形成
された反射器を有し、該第1の弾性表面波共振器を構成
する励振電極及び反射器を、材料がAl製又は重量比で
数%異種金属を混ぜたAl合金製であり、膜厚が電極周
期の0.06〜0.09倍となるように構成し、小型移
動体無線機器用のRFフィルタで、比帯域幅が少なくと
も2%であることを特徴とする弾性表面波フィルタであ
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、所定の共振周波
数を有する第1の一端子対弾性表面波共振器を並列腕
に、該第1の共振器の反共振周波数に略一致する共振周
波数をもつ第2の一端子対弾性表面波共振器を直列腕に
配してなる梯子型弾性表面波フィルタにおいて、前記梯
子型弾性表面波フィルタの基板材料はLiTaO であ
り、並列腕に形成された第1の一端子対弾性表面波共振
器が、その両側に同じ電極材料で形成された反射器を有
し、該第1の弾性表面波共振器を構成する励振電極及び
反射器を、材料がAu製であり、膜厚が電極周期の0.
0086〜0.013倍となるように構成し、小型移動
体無線機器用のRFフィルタで、比帯域幅が少なくとも
2%であることを特徴とする弾性表面波フィルタであ
る。
【0009】請求項3に記載の弾性表面波フィルタは、
請求項1又は2において、前記弾性表面波フィルタは、
前記第1の弾性表面波共振器に直列に設族されるインダ
クタンスを有することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基本原理について
説明する。図1は本発明の弾性表面波フィルタ20の原
理構成を示す。21は第1の一端子弾性表面波共振器で
あり、所定の共振周波数frpを有し、並列腕22に配し
てある。23は第2の一端子弾性表面波共振器であり、
第1の共振器21の反共振周波数frpに略一致する共振
周波数fasを有し、直列腕24に配してある。25はイ
ンダクタンスであり、第1の共振器21に直列に付加し
てあり、並列腕22に配してある。
【0011】一端子対弾性表面波共振器を直列腕と並列
腕とにもつ回路がフィルタ特性を有する原理は次の通り
である。この原理については、本特許の原理説明にも必
要であるため、ここで詳しくのべる。共振回路がフィル
タ特性を示すか否かを評価するには、イメージパラメー
タによる方法が理解し易い。この方法は柳沢等による
「フィルタの理論と設計」(産報出版:エレクトロニク
ス選書,1974年発行)に詳しく述べられている。
【0012】以下これを基にして原理を述べる。フィル
タ特性を示す基本的な梯子型回路を図2に示す。同図に
おいて斜線のブラックボックスが弾性表面波共振器3
0,31である。今、説明の簡略化のため、弾性表面波
共振器を抵抗分のないリアクタンス回路であると仮定
し、直列腕の共振器30のインピーダンスをZ=jx、
並列腕の共振器31のアドミタンスをY=jbとする。
【0013】イメージパラメータ法によれば、入力側電
圧・電流をそれぞれV1 ,I1 、出力側をV2 ,I2
すると(図2参照)、
【0014】
【数1】
【0015】で定義されるイメージ伝送量γ(複素数)
が、重要な意味を持つ。即ち、
【0016】
【数2】
【0017】の式において、この式で表される値が虚数
であれば図2の二端子対回路全体は通過特性を示し、実
数であれば減衰特性を示す。ここに、A,B,C,Dの
記号は図2の回路全体をF行列で表した時の四端子定数
であり、それぞれを前述のx,bで表すと以下のように
なる。 A=1 B=jx C=jb D=1−bx …(3) 従って、(2)式は、次式になる。
【0018】
【数3】
【0019】(4)式より、0<bx<1、即ちbとx
が同符号で小さな値の時、図2の回路全体は通過特性を
示し、bx<0またはbx>1の時、即ちbとxが異符
号またはbx積が大きな値の時、減衰特性を示すことが
分かる。ここでさらにbとxの周波数特性を定性的に知
るために、弾性表面波共振器のインピーダンス及びアド
ミタンスの周波数特性を調べる。
【0020】一端子対弾性表面波共振器は図3(A)に
示されるような櫛形電極40で構成される(日経エレク
トロニクス誌1976年11月29日号のP.76〜
P.98に記載)。41は電極対で、42は開口長(交
差幅)、43は櫛形電極周期である。この櫛形電極は抵
抗分を無視すると一般に図3(B)に示されるような等
価回路45で表される。ここにCO は櫛形電極の静電容
量、C1 ,L1 は等価定数である。
【0021】この等価回路45を、以下、図3(C)に
示す記号46で表わす。図4(A)(B)は夫々櫛形電
極を図3(b)のような等価回路で表した時のインピー
ダンス及びアドミタンスの周波数依存性を定性的に示
す。同図の特性は水晶による共振器と同様に2つの共振
周波数fr,faをもつ2重共振特性となる。ここでf
rを共振周波数、faを反共振周波数と呼ぶ。このよう
な2重共振特性をもつ共振器をそれぞれ直列腕及び並列
腕に配置し、さらに並列腕の反共振周波数fapを直列
腕の共振周波数frsに略一致させると、それを中心周
波数とするバンドパス型のフィルタ特性を示す回路を構
成できる。その理由は、図5(A)のインミタンスの周
波数特性の図にも示したように、fap≒frsである
中心周波数近傍では、0<bx<1が満たされ前述の条
件から通過域となり、中心周波数から少し離れた周波数
領域ではbx>1、大きく離れた領域ではbx<0とな
り共に減衰域となるからである。
【0022】従って、図1に示す構成の弾性表面波フィ
ルタ1は、図5(B)中線47で示すフィルタ特性を定
性的に有する。 〔通過帯域幅決定要因〕 次に、このような共振器型弾性表面波フィルタにおける
バンド幅決定要因を考察する。
【0023】図5からも分かるようにバンド幅は主にそ
れぞれの共振器における共振周波数frと反共振周波数
faとの差で決定されている。この差が大きくとれれば
バンド幅は広く広帯域となり、小さければ狭帯域とな
る。ここでfr,faは図3(B)の等価回路定数を使
って次式から決定できる。
【0024】
【数4】
【0025】比帯域幅(Δf/f0 は)は主にfr,f
aの差から決まってしまうため、(6),(7)式を使
い次式のように表される。 Δf/f0 =2(fa−fr)/(fa+fr) ≒2/(4γ+1) …(8) 上式から明らかなようにγ(容量比)が比帯域幅を決め
る重要な因子となる。しかし、この値は特開昭52−1
9044号公報にも記載されているように、櫛形電極を
形成する基板材料の種類によりほぼ決まってしまう。例
えば材料の電気機械結合係数が小さなSTカット水晶で
は、γは1300以上となるのに対し、電気機械結合係
数が大きな36°Ycut−x伝搬LiTaO3 では、
γは15位の値になる。比帯域幅は(8)式より、ST
カット水晶では0.04%、36°Ycut−X伝搬L
iTaO3 では3.3%となる。従って、基板材料が決
まれば帯域幅はほぼ決定してしまう。
【0026】そして、帯域外抑圧度を高めるため、特開
昭52−19044号に記載されているように、等価並
列容量COBを大とすると、帯域幅はどんどん狭くなって
しまう。これを図6を使って詳しく説明する。前述の原
理説明からも明らかなように並列共振器のfrとfaを
固定したまま、アドミタンス値を大きくしていくと(ア
ドミタンス値を増加するにはγを一定にしたまま櫛形電
極の開口長または対数を増やして静電容量C0 を大きく
していく)、図6(A)に示すように帯域外ではbx積
が負で増加するため減衰量は増え特性は良くなるが、中
心周波数の近傍ではbx積が正で増加するためbx>1
の領域が拡がり、結果として0<bx<1なる通過域が
狭まって帯域が十分取れなくなる。この様子を図6
(B)中の矢印で表す。
【0027】〔通過帯域幅の改善〕 以上の点を解決する一つの手段として、直列腕の共振
器か若しくは並列腕の共振器かどちらかすくなくとも一
方の共振器のfrとfaとの差を広げ、かつそのイン
ピーダンス値若しくはアドミタンス値を大きくするとい
う2つの条件を満たすことが必要である。インピーダン
ス値やアドミタンス値を大きくする理由は、帯域外減衰
量を大きくするためである。これが実現できれば、通過
帯域を広げつつ若しくは狭くすることなく、帯域外減衰
量を改善できることになる。
【0028】まず、の条件である共振器のfr,fa
の差を広げる方法としては、一端子対弾性表面波共振器
に直列にインダクタンスLを付加する方法 が有効であ
る。図7(A),(B)に一端子対弾性表面波共振器に
直列 にLとして8nHを接続した時のインピーダンス
及びアドミタンスの周波数変化を示す。計算に用いた弾
性表面波共振器の等価回路の各定数は同図に示す。
【0029】図7(A)中、線50は、Lを付加する前
のインピーダンス特性を示す。線51は、Lを付加した
後のインピーダンス特性を示す。図7(B)、線52は
Lを付加する前のアドミタンス特性を示す。線53は、
Lを付加した後のアドミタンス特性を示す。図7(A)
より、Lを付加することによってfrとfaの間隔は広
がっていることが分かる。この場合では約30MHz拡
大した。この理由は、同図(A)のインピーダンスの周
波数特性から明らかなように、直列にLが加わることに
より元の共振器だけのインピーダンスが+側へ、ωL分
だけ引上げられる結果、frがfr’へと変化したため
である。この時faはほとんど動かない。インピーダン
スの逆数であるアドミタ ンスも同じ理由から同図
(A)に示すように変化する。この場合も、frがf
r’へと変化していることが明確にわかる。
【0030】次にの条件であるが、アドミタンス値は
図7(B)からも明らかのようにLを付加することで大
きくなっている。しかし、インピーダンス値は図7
(A)に示すように帯域外では逆に小さくなっている。
従って、直列腕の共振回路にこの方法を適用する場合に
はインピーダンス値を大きくする方法が更に必要とす
る。それには直列に複数個の同じ弾性表面波共振器を接
続することにより解決できる。
【0031】図8中、線55は、一つの共振器のインピ
ーダンス特性を示す。線56は、n個の共振器を直列に
接続した場合の共振部分のインピーダンス特性を示す。
図8に示すように、n個の共振器を接続することにより
共振器部のインピーダンス値はn倍になる。一方faと
frの差については、Lを繋いだ時の共振周波数の拡が
りはfr”と、1個の共振器の場合のfr’よりやや狭
くなるものの、Lを繋がない時よりもfaとfrの差は
大きくとれる。もし必要であればLの値を増やすことに
よりfaとfrの差はさらに大きくなる。
【0032】以下、本発明の内容を具体的な実施例によ
り説明する。実施例はほとんどシミュレーションにより
行った。そこで、まず本発明に用いたシミュレーション
について簡単に述べるとともに、シミュレーションの正
当性を証明するために、実験との比較を示す。図3
(B)に示した等価回路は一端子対弾性表面波共振器の
特性を簡略にシミュレーションできるが、共振器を構成
する櫛形電極の対数、開口長、電極膜厚などの変化並び
に反射器の効果等を正確にシミュレーションすることが
難しい。そこで発明者等が既に開発したところのスミス
の等価回路を基本にこれを転送行列で表す方法を用い、
共振器へ応用した(O.Ikata et al.:1990 ULTRASONIC S
YMPOSIUM Proceedings,vol.1, pp83-86, (1990). を参
照、これを文献(1)とする。)。
【0033】図9(A)は並列腕に一端子対弾性表面波
共振器を配した場合の、シミュレーションの結果を示
す。図9(B)は、並列腕に、材料がAl−2%Cu、
膜厚が1600Åの櫛形電極よりなる一端子対弾性表面
波共振器を配し、更にこの共振器に長さ3mmのボンデ
ィングワイヤ(L=1.5nH)を接続した場合の、実
験の結果を示す。
【0034】図9(A),(B)を比較するに、開口長
変化による共振点(図中fr1 ,fr2 ,fr3 で示し
た)の動きや共振点近傍での減衰量について、実験値と
計算値が良く一致していることが分かる。図10(A)
は、直列腕に共振器を配した場合の、シミュレーション
の結果を示す。後述する実験で用いたボンディングパッ
ドがやや大きかったため、シミュレーションでは、その
浮遊容量として、0.5pFのコンデンサを考慮してい
る。
【0035】図10(B)は、直列腕に共振器を接続し
た場合の実験の結果を示す。図10(A),(B)を比
較するに、反共振周波数fa1 ,fa2 ,fa3 が開口
長に依存しない点や、反共振周波数近傍での減衰量の変
化などが実験と良く一致していることがわかる。従っ
て、これらを組み合わせた時のフィルタ特性も実験と良
く一致することは明らかであり、以降の実施例はシミュ
レーションで行った。
【0036】〔実施例1〕 図11は本発明の第1実施例になる弾性表面波フィルタ
130を示す。本実施例は、損失の低下を図ったもので
ある。現在、国内の自動車・携帯電話の仕様のなかで1
つの例をあげると、933.5MHzを中心周波数とし
て、±8.5MHzの範囲が移動機器の送信帯域で、そ
こから−55MHz離れた878.5MHzを中心周波
数として、±8.5MHzの範囲が受信帯域という仕様
がある。
【0037】本実施例は、上記の移動機器の送信側フィ
ルタに適するように設計してある。後述する他の実施例
も同様である。直列腕61に一端子対弾性表面波共振器
2 及びR4 が配してある。並列腕62,63,64に
夫々一端子対弾性表面波共振器R1B,R3B,R5Bが配し
てある。
【0038】L1 ,L2 ,L3 はインダクタンスであ
り、夫々共振器R1B,R3B,R5Bと接続して並列腕6
2,63,64に配してある。各共振器R2 、R4 、R
1B,R3B,R5Bは櫛形電極構造を有する。対数は10
0、開口長は80μmである。材料は、Al−2%Cu
であり、膜厚は3,000Åである。また、櫛形電極の
周期が適宜定めてあり、並列腕62,63,64中の各
共振器R1B,R3B,R5Bの共振周波数は、912MH
z、反共振周波数は934MHzとしてある。直列腕6
1中の各共振器R2 ,R4 の共振周波数は934MH
z、反共振周波数は962MHzとしてある。
【0039】インダクタンスL1 ,L2 ,L3 は共に4
nHである。並列腕62の第1の弾性表面波共振器R1B
は、図12に示すように励振電極131と、この両側に
反射器132,133を配した構成である。反射器13
2,133は励振電極131と反射器132,133と
の中心間距離dを次式 d=(n+β)・λ … (ここで、nは適当な整数、βは1以下の実数、λは共
振周波数に対応した櫛形電極の周期である)で表わすと
き、β=0.4としたときの位置に配してある。
【0040】上記反射器132,133の対数は、50
である。反射器を備えた共振器R1Bは、図11に示すよ
うに「*」を追加した記号で表わす。他の並列腕63,
64の共振器R3B,R5Bも、上記の共振器R1Bと同様
に、反射器を備えた構成である。上記構成のフィルタ1
30は、図13中線134で示す通過特性を有する。
【0041】この通過特性は、図11のフィルタ60の
通過特性(線65で示す)に比べて、矢印135で示す
ように、通常帯域の挿入損失が低減されている。ここ
で、リップルrP は、図12に示すように並列腕の励振
電極131の両側に反射器132,133を配置したこ
とによって発生したものである。ここで、反射器13
2,133の配設位置を上記のように定めた理由につい
て説明する。上記式において、βを0から0.5まで
変化させてリップルrP の幅への影響は、図14中線1
40で示す如くになる。同図中、点141がリップル幅
が最小の点であり、このときのβが0.4である。
【0042】このことから、βを0.4に定めてある。
図15は、図11のフィルタ130を実現した弾性表面
波フィルタ装置150を示す。81はセラミックパッケ
ージ、82はフィルタチップ、83はアースとして機能
する蓋である。セラミックパッケージ81はアルミナセ
ラミック製であり、サイズは5.5×4mm2 の高さが
1.5mmと小さい。このセラミックパッケージ81に
はAu製の電極端子84-1〜84-6が形成してある。フ
ィルタチップ82は、LiTaO3 製であり、サイズは
2×1.5mm2 の厚さが0.5mmである。このフィ
ルタチップ82の表面に、対数が100、開口長が80
μm、材料がAl−2%Cu、膜厚が3,000Åの櫛
形電極構造を有する共振器R2 、R4 、R1B、R3B、R
5Bが、互いに弾性表面波の伝播路を共有しないように、
ずらして配置してある。また フィルタチップ82の表
面には、ボンディング用端子としての、二つの信号線用
端子85-1,85-2及び三つのアース用端子85-3,8
-4,85-5が形成してある。
【0043】86-1〜86-5はボンディングワイヤであ
り、Al又はAu製であり、径が25μmφであり、夫
々端子84-1〜84-5と端子85-1〜85-5とにボンデ
ィングされて接続してある。このうち、ワイヤ86-1
86-2は夫々図11中の直列腕61の一部61a及び6
1bを構成する。ワイヤ86-3は アース用電極端子8
-3と85-3との間に接続してあり、ワイヤ86-4は別
のアース用電極端子84-4と85-4との間に接続してあ
り、ワイヤ86-5は別のアース用電極端子84-5と85
-5との間に接続してある。このワイヤ86-3〜86-5
長さが共に2.0mmと長い。
【0044】このように、細くて長いワイヤは高周波の
理論によれば、インダクタンス分を持つ。空中リボンイ
ンダクタの理論式(倉石:理工学講座、「例題円周マイ
クロ波回路」東京電機大学出版局のP199に記載)に
よれば、上記のワイヤ86-3,86-4,86-5のインダ
クタンスは約1nHとなる。このようにして、図11中
のインダクタンスL1 ,L2 ,L3 を構成する。
【0045】また、151,152,153,154は
夫々反射器である。次に、第1の一端子対弾性表面波共
振器の変形例について説明する。図16は一の変形例を
示す。この共振器R1 Baは、励振電極131の両側
に、反射器として、電気的負荷が短絡型の櫛形電極16
0,161を配した構成である。
【0046】図17は、別の変形例を示す。この共振器
1 b は、励振電極131の両側に反射器として、ス
トリップアレイ型電極165,166を配した構成であ
る。 〔実施例2〕 図18は本発明の第2実施例になる弾性表面波フィルタ
170を示す。本実施例は、実施例1と同様に損失の低
下を図ったもので、前述した図に示す構成部分と対応す
る部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0047】直列腕61のうち、並列腕62,63の間
の部分に同じ共振器R2 が二つ直列に接続され、更にこ
れに直列に3nHのインダクタンスLS が付加してあ
る。同じく、直列腕61のうち、並列腕63,64の間
の部分に、同じ共振器R4 が二つ直列に接続され、更
に、これに直列に3nHのインダクタンスLS が付加し
てある。並列腕62には、一つの共振器R位置だけが配
してある。同じく、並列腕63には、一の共振器R3
けが配してある。同様に、並列腕64には、一の共振器
4 だけが配してある。
【0048】フィルタ170は、各並列腕62,63,
64の第1の弾性表面波共振器R1B,R3B,R5Bを夫々
図12に示すように励振電極131の両側のβが0.4
で定まる位置に反射器132,133を配した構成であ
る。このフィルタ170によれば、通過帯域の損失が少
なく、且つリップルも抑えられた通過特性が得られる。
【0049】〔実施例3〕 本実施例は、図13中のリップルrP を取り除くことを
目的としたものである。まず、前記反射器付加時に現れ
るリップルを効果的に取り除く手段について述べる。発
明者等は、リップルの現れ周波数位置と電極膜厚との関
係をシミュレーションにより調べた。シミュレーション
では膜厚増加の効果を電極下の音響インピーダンス(Z
m)と自由表面の音響インピーダンス(Zo)との比を
大きくしていくことで置き換えた。それは文献(1)で
も述べているように、電極膜厚の増加は質量が増加する
ことであり、これはそのまま音響インピーダンスの不連
続量の増加に比例すると考えられるためである従って、 Q=Zo/Zm=Vo/Vm=1+k2 /2+α(t)… (9) (Vo,Vm:自由表面及び電極下での音速、k2 :電気機械結合係数) とし、α(t)を膜厚tに比例するパラメータとしてこ
れを変化させた。
【0050】こう置くとフィルタの中心周波数foは、 fo=2fo’/(1+Q) …(10) となり、膜厚を増加するにつれ、音響インピーダンスの
不連続がない時の中心周波数fo’から低周波数側へ移
動していくという良く知られた実験事実とも一致する。
シミュレーションの結果、α(t)を大きくすると、即
ち電極膜厚を厚くしていくと、リップルrP の現れる周
波数位置が図19中、矢印180で示すように、通過帯
域の高周波側へ移動してゆき、ついには高周波側の減衰
極の中に落ちてしまうことが分かった。これを模式的に
図19に示す。
【0051】なお、図19中、別のリップルrS は、直
列腕共振器の反射器が原因で発生するものである。図2
0はα(t)=0.08の時で、並列腕の共振器の反射
器から生じるリップルが、丁度高周波側の減衰極の中に
落ちている場合の通過特性を示す。従って、同図では通
過帯域からリップルが消え、しかも挿入損失がかなり低
減している。なお、この図では、通過帯域の中心が(1
0)式に従って低周波側へ移動したため、これを補正す
べく、中心周波数を932MHzになるように、直列腕
及び並列腕の共振器の共振周波数を15MHzだけ高周
波側へシフトしている。
【0052】これを実際の膜厚との対応でみるため、チ
ップを試作し、その通過特性を調べた。図21(A),
(B),(C)の線185,186,187は、夫々膜
厚が2000Å,3000Å,4000Åの時の通過特
性を対応させて示す。尚、膜厚を変えることにより中心
周波数が変わるが、同図のデータはこれを補正するべ
く、櫛形電極の周期を変え、中心周波数があまり変動し
ないように調整している。
【0053】図21から明らかなように、2000Åの
時に帯域内に現れていた並列腕の共振器のリップル
P 、及び帯域外の直列腕のリップルrS が、3000
Åの時には高周波側へ移動してrP ’,rS ’となり、
P ’は高周波側の減衰極に埋もれてしまった結果、帯
域内にリップルのない良好な特性となった。この結果は
シミュレーションの結果と定性的に良く一致している。
【0054】しかし、膜厚を増加させた時にはシミュレ
ーションでは計算できないバルク波による損失劣化(江
畑他:「LiTaO3 基板上の弾性表面波共振子とその
VTR用発振器への応用」,電子通信学会論文誌,vol.
J66-C,No.1, pp23-30,1988)と抵抗損による損失改善が
あり、その兼ね合いも重要な因子となる。そこで図22
(A)に膜厚を変えた時の最小挿入損の変化をプロット
した。
【0055】同図中、線190はバルク波による損失、
線191は抵抗損による損失を示す。線192が実験値
である。同図より分かるように、挿入損は2500Å位
で両者の効果が均衡し、約3500Åくらいからバルク
波による損失増加が支配的になり劣化し始める。図22
(B)の線193は、図12中の励振電極131と反射
器132,133の膜厚を変えた場合の、リップルrP
の周波数位置の、通過帯域中心周波数f0 に対する変化
を示す。
【0056】図22(A),(B)及び自動車・携帯電
話に適した損失2dB以下の条件を総合的に判断する
と、膜厚としては、2600Å〜4000Åが帯域内に
もリップルを作らず、かつ損失劣化も少ないことから適
当である。これを、フィルタの中心周波数からほぼ決ま
る並列腕共振器の電極周期λP (932MHzで4.4
μmであり、図12参照)で規格化すると、0.06〜
0.09となる。
【0057】本実施例は、上記の検討結果に基づくもの
である。図23は本発明の弾性表面波フィルタの第1の
一端子対弾性表面波共振器200を示す。同図中、20
1励振電極202,203は反射器であり、夫々Al製
又は重量比で数%異種金属を混ぜたAl混合製であり、
膜厚t1 は、電極周期λpの0.06〜0.09倍の厚
さである。
【0058】この共振器200を図11及び図18中の
共振器R1B,R3B,R5Bに適用した弾性表面波フィルタ
の通過特性は、図24中、線205で示す如くになり、
通過帯域内にリップルは現われていない。なお、上記の
Al合金製とした場合には、Al製とした場合に比べて
耐電力特性が向上する。混合させる異種金属はCu,T
iなどである。
【0059】図25は、上記共振器の変形例である共振
器210を示す。211は励振電極、212,213は
反射器である。これらは、Au製である。質量付加効果
の影響でこの現象が生じていることから、最適な膜厚値
の範囲Alの密度との比だけ上記値より小さくなる。A
lの密度/Auの密度=2.7/18.9=0.143
であるため、最適膜厚t2 は、0.143倍して、電極
周期λP の0.0086〜0.013倍の厚さとしてあ
る。
【0060】この共振器210を図11及び図18中の
共振器R1B,R3B,R5Bに適用した弾性表面波フィルタ
の通過特性も、図24に示す如くになり、通過帯域にリ
ップルは現われない。
【0061】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1ないし3に
記載の発明によれば、従来のものに比べて、通過帯域外
抑圧度を高めることができ、しかも同時に通過帯域幅を
広げることができ、更にはリップルを小さく又は実質的
に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波フィルタの原理図である。
【図2】共振器を用いたフィルタ回路の基本構成を示す
図である。
【図3】一端子対弾性表面波共振器の構造とその等価回
路及びその記号を示す図である。
【図4】一端子対弾性表面波共振器のインピーダンス及
びアドミタンスの周波数特性を示す図である。
【図5】共振周波数近傍における弾性表面波共振器のイ
ンミタンス特性及びそれらを接続してなる図1のフィル
タのフィルタ特性を示す図である。
【図6】来の弾性表面波フィルタを説明する図であ
る。
【図7】共振器にインダクタンスを直列に付加した場合
の効果を示す図である。
【図8】一端子対弾性表面波共振器を直列にn個接続し
た場合の効果を示す図である。
【図9】並列腕共振器の通過特性の開口長依存性を示す
図である。
【図10】直列腕共振器の通過特性の開口長依存性を示
す図である。
【図11】本発明の弾性表面波フィルタの第1実施例の
回路図である。
【図12】図11中、第1の一端子対弾性表面共振器を
示す図である。
【図13】図11のフィルタの通過特性を示す図であ
る。
【図14】反射器設置位置d=(n+β)・λのβによ
るリップル幅への影響を示す図である。
【図15】図11の弾性表面波フィルタの構造をその蓋
を取り外した状態で示す平面図である。
【図16】図11中の第1の一端子対弾性表面波共振器
の一の変形例を示す図である。
【図17】図11中の第1の一端子対弾性表面波共振器
の別の変形例を示す図である。
【図18】本発明の弾性表面波フィルタの第2実施例を
示す図である。
【図19】電極膜厚(t)のリップル発生位置への効果
を示す図である。
【図20】並列腕共振器の反射器によるリップル
(rP )が高周波減衰極へ落ちたときの状態を示す図で
ある。
【図21】共振器型フィルタの通過特性の膜厚依存性を
示す図である。
【図22】挿入損失及びリップル発生位置の膜厚依存性
の実験の結果を示す図である。
【図23】本発明の弾性表面波フィルタの第3実施例の
第1の一端子対弾性表面波共振器を示す図である。
【図24】図23の共振器を適用した弾性表面波フィル
タの通過特性を示す図である。
【図25】本発明の弾性表面波フィルタの第3実施例の
第1の一端子対弾性表面波共振器の変形例を示す図であ
る。
【図26】従来の弾性表面波フィルタの1例を示す図で
ある。
【図27】図26のフィルタの通過特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
130,170 弾性表面波フィルタ 150 弾性表面波フィルタ装置 81 セラミックパッケージ 82 フィルタチップ 83 蓋 84-1〜85-6 電極端子 85-1〜85-5 端子 86-1〜86-5 ボンディングワイヤ 131,励振電極 132,133 反射器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮下 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松田 隆志 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 高松 光夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の共振周波数を有する第1の一端子
    対弾性表面波共振器を並列腕に、該第1の共振器の反共
    振周波数に略一致する共振周波数をもつ第2の一端子対
    弾性表面波共振器を直列腕に配してなる梯子型弾性表面
    波フィルタにおいて、前記梯子型弾性表面波フィルタの基板材料はLiTaO
    であり、 並列腕に形成された第1の一端子対弾性表面波共振器
    が、その両側に同じ電極材料で形成された反射器を有
    し、該第1の弾性表面波共振器を構成する励振電極及び
    反射器を、 材料がAl製又は重量比で数%異種金属を混ぜたAl合
    金製であり、 膜厚が電極周期の0.06〜0.09倍となるように構
    成し、 小型移動体無線機器用のRFフィルタで、比帯域幅が少
    なくとも2%である ことを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
  2. 【請求項2】 所定の共振周波数を有する第1の一端子
    対弾性表面波共振器を並列腕に、該第1の共振器の反共
    振周波数に略一致する共振周波数をもつ第2の一端子対
    弾性表面波共振器を直列腕に配してなる梯子型弾性表面
    波フィルタにおいて、前記梯子型弾性表面波フィルタの基板材料はLiTaO
    であり、 並列腕に形成された第1の一端子対弾性表面波共振器
    が、その両側に同じ電極材料で形成された反射器を有
    し、該第1の弾性表面波共振器を構成する励振電極及び
    反射器を、 材料がAu製であり、 膜厚が電極周期の0.0086〜0.013倍となるよ
    うに構成し、 小型移動体無線機器用のRFフィルタで、比帯域幅が少
    なくとも2%である ことを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
  3. 【請求項3】 前記弾性表面波フィルタは、前記第1の
    弾性表面波共振器に直列に接続されるインダクタンスを
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の弾性
    表面波フィルタ。
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