JP3897229B2 - 表面波フィルタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面波フィルタに関し、特にSH波を用いた、共振子フィルタ、ラダー型フィルタ、又はラチス型フィルタなどの表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、移動体通信機器の帯域通過フィルタなどには、弾性表面波フィルタが広く用いられている。このような従来の弾性表面波フィルタには、表面波共振子フィルタやトランスバーサルフィルタなどがある。
例えば、従来の表面波共振子フィルタの一つに、温度特性の良好なSTカット0°X軸伝搬の水晶基板を用い、この水晶基板上にAlからなる電極材料によりIDT(インターディジタルトランスデューサ)や反射器などを形成し、IDTの励振により生成するレイリー波を用いるようにしたものがある。
【0003】
また、その他の表面波共振子フィルタとして、STカット90°X軸伝搬の水晶基板を用い、この水晶基板上にTa、W、Auなどからなる電極材料を用いてIDTや反射器などを形成し、IDTの励振により生成するSH波を用いるようにしたものがある(例えば、特開2000−323956号公報等参照)。
【0004】
しかし、前者の、STカット0°X軸伝搬の水晶基板上にAlからなる電極を形成した表面波共振子フィルタにおいては、レイリー波が用いられていることから、
(1)反射係数が小さく、反射器を用いたデバイス、例えば、表面波共振子フィルタでは、反射器のフィンガを多数必要とするため、小型化が妨げられる、
(2)電気機械結合係数が小さいため、ロスが大きい
というような問題点がある。
【0005】
一方、後者の、STカット90°X軸伝搬の水晶基板上に、TaやW、Auのように質量負荷の大きい金属により電極を形成した表面波共振子フィルタは、SH波を用いていることから、電気機械結合係数が大きく、かつ、反射係数も大きいことから、装置の小型化を図ることが可能になるという特徴を有している。
【0006】
しかしながら、TaやW、Auのように質量負荷の大きい金属によって電極を形成した場合、電極の幅や膜厚のばらつきに伴う中心周波数のばらつきが大きくなって不良率が高くなるという問題点がある。すなわち、電極を構成する材料の質量負荷が大きくなるほど、質量負荷の小さいAlに比べて膜厚に対する音速の変化が急になり、質量負荷の小さいAlを用いた場合と同じ程度の電極の幅や膜厚のばらつきでも、中心周波数のばらつきが大きくなるという問題点がある。
【0007】
このような中心周波数のばらつきを抑えるためには、質量負荷の小さいAlの膜厚をSH波が励振される程度まで厚くすることが考えられる。しかし、現在の薄膜形成技術では、レジスト膜の厚みの限界や、熱によるレジスト膜の歪みなどが生じるため、SH波が励振される程度までIDTの膜厚を厚くすることは困難である。
【0008】
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、反射特性に優れ、反射器を構成するフィンガを少なくして、製品の小型化を図ることが可能で、かつ、電気機械結合係数が大きくてロスが少なく、しかも、電極の膜厚が周波数に与える影響が小さく、信頼性の高い表面波フィルタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明(請求項1)の表面波フィルタは、
水晶基板上に配設された、SH波を励振するIDT用のフィンガ及び、前記SH波を反射するフィンガとを備えた共振子フィルタ、ラダー型フィルタ、又はラチス型フィルタである表面波フィルタであって、
前記水晶基板が、オイラー角(0°,θ,90°±2°)において、θが110°〜150°、STカット90°X軸伝搬の水晶基板であり、
前記フィンガが、Alを主成分とする材料からなり、かつ、
前記フィンガの規格化膜厚(H/λ)が、0.06〜0.135の範囲にあること
を特徴としている。
【0010】
オイラー角(0°,θ,90°±2°)において、θが110°〜150°である、STカット90°X軸伝搬の水晶基板に、Alを主成分として、規格化膜厚(H/λ)が0.06〜0.135の範囲にあるフィンガを形成することにより、反射特性に優れ、かつ、電極の膜厚が周波数に与える影響が小さく、しかも、電気機械結合係数が大きくてロスの少ない、信頼性の高い表面波フィルタを得ることが可能になる。
すなわち、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.06以上とすることにより、フィンガ1本当たりの反射率を約15%以上に向上させることが可能になり、反射器のフィンガ数を減らして(例えば、約30本で、99%以上の反射率を達成することができる)、製品の大幅な小型化を図ることができるようになる。
【0011】
また、本発明の表面波フィルタにおいては、Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、フィンガ1本当たりの反射率を3倍以上にすることが可能になり、反射器の小型化を図ることが可能になり、ひいては装置全体の小型化を図ることが可能になる。
さらに、Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、電気機械結合係数が大きく(1.5倍以上)、フィンガの電気抵抗が小さいため、ロスが少なく、広帯域で使用が可能になる。
しかも、TaやW、Auなどの電極による90°X軸伝搬SH波を用いた従来の弾性表面波フィルタに比べると、電極抵抗が小さくてロスが少なく、さらに、音速の膜厚依存性が1/7〜1/10と少ないので、中心周波数のばらつきを抑制することが可能になる。
また、本発明の表面波フィルタは、一方向性電極を備えた表面波フィルタとして使用する場合にも良好な特性が得られる。
【0012】
また、請求項2の表面波フィルタは、前記フィンガの規格化膜厚(H/λ)が、0.06〜0.095の範囲にあることを特徴としている。
【0013】
フィンガの規格化膜厚(H/λ)を、0.06〜0.095の範囲とすることにより、Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、電気機械結合係数を2倍以上に大きくすることが可能になり、さらにロスが少なく、広帯域で使用可能な表面波フィルタを提供することが可能になる。
また、フィンガ1本当たりの反射率を15%以上とすることが可能になり、反射器のフィンガ数を減らして(例えば、約30本で、99%以上の反射率を達成することができる)、製品の大幅な小型化を図ることが可能になる。
【0014】
また、請求項3の表面波フィルタは、前記フィンガの規格化膜厚(H/λ)が、0.10以上であることを特徴としている。
【0015】
フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.10以上とすることにより、フィンガ1本当たりの反射率を約35%以上とすることが可能になり、反射器のフィンガ数を大幅に減らして(例えば、約10本で、99%以上の反射率を達成することができる)、実質的に、端面反射型の表面波フィルタと同等の小型化を達成することが可能になる。
【0016】
また、請求項4の表面波フィルタは、
θmin≦θ≦θmax(θ:オイラー角)
θmax:3303.6(H/λ)2−71.786(H/λ)+130.5
θmin:2747.8(H/λ)2−72.4(H/λ)+121.5
の要件を満たすことを特徴としている。
【0017】
上記の要件を満たすことにより(すなわち、規格化膜厚(H/λ)とオイラー角θの関係を図9に示す範囲内とすることにより)、周波数温度特性の良好な表面波フィルタを得ることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、オイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(回転角では20〜60°回転Y板)に、Al、W、Ta、及びAuからなる電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)と表面波の速度(音速)の関係を示す図である。
【0019】
図1より、Alからなる電極を備えたものは、表面波の速度(音速)が大きく、かつ、電極の膜厚の変化に対する音速の変化の割合が小さいのに対し、Alよりも、密度の大きいAu、Ta、Wからなる電極を備えたものでは、音速が小さく、かつ、膜厚の変化に対する音速の変化の割合が大きいことがわかる。
したがって、Alを電極材料として用いることにより、音速の変化の少ない電極を形成することが可能になり、周波数のばらつきの少ない表面波フィルタを得ることが可能になる。
【0020】
また、図2は、オイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(回転角では20〜60°回転Y板)に、Al、W、Ta、及びAuからなる電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)と電気機械結合係数の関係を示す図である。
【0021】
図2より、Alからなる電極を備えたものは、規格化膜厚(H/λ)が、0.05を超えると、電気機械結合係数が、密度の大きいAu、Ta、Wからなる電極を備えたものよりも大きくなることがわかる。
したがって、Alを電極材料として用いることにより、電気機械結合係数が大きくてロスが少ない表面波フィルタを得ることが可能になる。
【0022】
また、図3は、オイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(回転角では20〜60°回転Y板)に、Al、W、Ta、及びAuからなる電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)とフィンガ1本当たりの反射率の関係を示す図である。
【0023】
図3に示すように、比重の小さいAlからなる電極を備えたものは、密度の大きいAu、Ta、Wからなる電極を備えたものよりもフィンガ1本当たりの反射率は低いが、本発明のように、例えば、規格化膜厚(H/λ)を0.1以上とすることにより、フィンガ1本当たりの反射率が30%を超えるようになり、数本のフィンガにより十分な反射率を確保することが可能になり、製品の小型化を図ることが可能になる。
【0024】
また、図4は、STカット90°X軸伝搬の水晶基板にAl電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)、オイラー角(0°,θ,89°)におけるθの値、及び周波数温度係数(TCF)の関係を示す図である。
【0025】
図4に示すように、θが115°〜150°の範囲においては、周波数温度係数(TCF)が、ほぼ−75〜+80ppm/℃の範囲にあり、周波数温度特性の良好な表面波フィルタを得ることが可能になる。
【0026】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を示して、その特徴とするところをさらに具体的に説明する。
【0027】
図5(a)は、本発明の第1の実施例にかかる表面波フィルタ(縦結合共振子フィルタ)を模式的に示す斜視図である。図5(a)に示すように、この縦結合共振子フィルタ1は、オイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(圧電基板)(回転角では20〜60°回転Y板)2上に、SH波を励振する2つのIDT3a、3bが配設され、その両側に、SH波を反射する2つの反射器4a、4bが配設された構造を有している。
【0028】
また、IDT3a、3b及び反射器4a、4bは、Alを主成分とする電極材料により形成されている。なお、IDT3a、3bは一組の櫛形電極がそれぞれの櫛歯部分が互いに対向するように配置された構造を有している。
また、IDT3a、3b及び反射器4a、4bを構成する各フィンガは、表面波伝搬方向と直交するように並べられている。
さらに、IDT3a、3b及び反射器4a、4bを構成するフィンガは、その規格化膜厚(H/λ)が0.025〜0.135となるように構成されている。
【0029】
この縦結合共振子フィルタ1は、オイラー角θが110°〜150°であるSTカット90°X軸伝搬の水晶基板2に、Alを主成分として、規格化膜厚(H/λ)が0.025〜0.135の範囲にあるフィンガを形成するようにしているので、フィンガの反射特性が良好で、反射器を構成するフィンガの数を減らすことが可能になり、製品全体の大幅な小型化を図ることができる。また、電極の膜厚が周波数に与える影響が小さくて、信頼性の高い表面波フィルタを得ることができる。
【0030】
さらに、Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、電気機械結合係数が1.5倍以上で、しかも、Alを主成分とするフィンガの電気抵抗が小さいため、ロスが少なく、広帯域で使用可能な表面波フィルタを得ることができる。
【0031】
なお、図5(b)は、STカット0°X軸伝搬の水晶基板に、Al電極を形成した、レイリー波を用いる従来の縦結合共振子フィルタ(比較例)1aを模式的に示す図である。なお、図5(b)において、図5(a)と同一符号を付した部分は、図5(a)と同一部分を示している。
【0032】
図5(a),図5(b)から明らかなように、本発明の縦結合共振子フィルタ1は、従来の縦結合共振子フィルタ(比較例)1aに比べて、反射器4a,4bのフィンガ数が大幅に少なくなっている。
これは、本発明においては、フィンガでの反射率が、従来のフィンガの3倍以上と大きく、IDT3a,3bから放射された表面波を実質的にすべて反射するのに必要な反射器4a,4bのフィンガ数を大幅に(1/3以下に)減らすことが可能になることによる。
【0033】
また、図6は本発明の第2の実施例にかかる表面波フィルタ(横結合型表面波フィルタ)の平面図である。図6に示すように、この横結合型表面波フィルタ11はオイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(圧電基板)12上に、SH波を励振する2つのIDT13a、13bが配設され、その両側に、SH波を反射する反射器14a、14bが配設された構造を有している。
【0034】
IDT13a、13b及び反射器14a、14bは、Alを主成分とする電極材料により形成されている。なお、IDT13a、13bは一組の櫛形電極がそれぞれの櫛歯部分が互いに対向するように配置された構造を有している。
また、IDT13a、13b及び反射器14a、14bを構成する各フィンガは表面波伝搬方向と直交するように並べられている。
さらに、IDT13a、13b及び反射器14a、14bを構成するフィンガは、その規格化膜厚(H/λ)が0.025〜0.135となるように構成されている。
なお、この第2の実施例にかかる表面波フィルタ(横結合型表面波フィルタ)11においても、上記第1の実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0035】
また、本発明においては、上述の第1の実施例にかかる表面波フィルタ(図5(a))又は第2の実施例(図6)にかかる表面波フィルタを複数個縦続に接続した多段型フィルタを構成することも可能であり、その場合にも、上述の第1及び第2の実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0036】
また、図7は、本発明が関連する表面波装置(表面波共振子)の平面図である。
図7に示すように、この表面波共振子21は、オイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(圧電基板)22上に、SH波を励振する1つのIDT23が配設され、その両側に、SH波を反射する反射器24a、24bが配設された構造を有している。
【0037】
IDT23及び反射器24a、24bは、Alを主成分とする電極材料から形成されている。なお、IDT23は一組の櫛形電極がそれぞれの櫛歯部分が互いに対向するように配置された構造を有している。
【0038】
また、IDT23及び反射器24a、24bを構成するフィンガは、その規格化膜厚(H/λ)が0.025〜0.135の範囲になるように設定されている。
【0039】
また、図8は、本発明の第3の実施例にかかる表面波フィルタ(ラダー型表面波フィルタ)の平面図である。
図8に示すように、ラダー型表面波フィルタ31はオイラー角(0°,110°〜150°,90°±2°)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板(圧電基板)32上にSH波を励振するIDT33a、33bが配設され、さらにその両側に、SH波を反射する反射器34a、34bが配設された構造を有している。
【0040】
IDT33a、33b及び反射器34a、34bは、Alを主成分とする電極材料により形成されている。なお、IDT33a、33bは一組の櫛形電極がそれぞれの櫛歯部分が互いに対向するように配置された構造を有している。
また、IDT33aは直列腕に配設され、IDT33bは並列腕に配設されることにより、ラダー型に構成されている。この実施例においても、上記第1及び第2の実施例と同様にIDT33a、33bの櫛歯部分を構成するフィンガは、その規格化膜厚(H/λ)が0.025〜0.135の範囲になるように設定されている。
【0041】
なお、上記の図8に示した本発明の第3の実施例にかかる表面波フィルタにおいても、上述の本発明の第1の実施例の場合と同様の効果を得ることができる。
【0042】
また、上記の第1〜第3の実施例にかかる表面波フィルタにおいて、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.045〜0.095とすることにより、フィンガ1本当たりの反射率を10%以上とすることが可能になり、反射器のフィンガ数約40本で、99%以上の反射率を達成することができる。したがって、製品の小型化を図ることができる。また、Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、電気機械結合係数を2倍以上に大きくすることが可能になり、さらにロスが少なく、広帯域で使用可能な表面波フィルタを得ることができる。
【0043】
また、上記の第1〜第3の実施例にかかる表面波フィルタにおいて、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.06以上とすることにより、さらに反射率を向上させて、一層の小型化を図ることが可能になる。
【0044】
さらに、上記の第1〜第3の実施例にかかる表面波フィルタにおいて、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.10以上とすることにより、さらに反射率を向上させて、実質的に、端面反射型の表面波フィルタと同等の小型化を達成することができる。
【0045】
また、上記第1〜第3の実施例にかかる表面波フィルタにおいて、
θmin≦θ≦θmax(θ:オイラー角)
θmax:3303.6(H/λ)2−71.786(H/λ)+130.5
θmin:2747.8(H/λ)2−72.4(H/λ)+121.5
の要件を満たすことにより(すなわち、規格化膜厚(H/λ)とオイラー角θの関係を図9に示す範囲内とすることにより)、周波数温度特性の良好な表面波フィルタを得ることができる。
【0046】
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、水晶基板の具体的な形状、IDTや反射器を構成するフィンガの具体的な配設態様、フィンガの本数、フィンガの規格化膜厚などに関し、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0047】
【発明の効果】
上述のように、本発明(請求項1)の表面波フィルタは、オイラー角(0°,θ,90°±2°)において、θが110°〜150°、STカット90°X軸伝搬の水晶基板に、Alを主成分として、規格化膜厚(H/λ)が、0.06〜0.135の範囲にあるフィンガを形成するようにしているので、
(1)フィンガ1本当たりの反射率を向上させて、反射器を大幅に小型化することが可能になり、ひいては製品全体としての十分な小型化を図ることができる、
(2)Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、電気機械結合係数を向上させることが可能で、しかも、フィンガの電気抵抗が小さいため、ロスが少なく、広帯域で使用可能な表面波フィルタを得ることができる、
(3)音速の膜厚依存性を抑えて、中心周波数のばらつきの少ない表面波フィルタを得ることができる
という特有の効果を奏する。
すなわち、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.06以上とした場合、フィンガ1本当たりの反射率を約15%以上に向上させることが可能になり、反射器のフィンガ数を減らして(約30本で、99%以上の反射率を達成することができる)、製品の小型化を図ることができる。
また、一方向性電極を備えた表面波フィルタとして使用する場合にも良好な特性が得られる。
【0048】
また、請求項2の表面波フィルタのように、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を、0.06〜0.095の範囲とすることにより、Al電極によるX伝搬レイリー波を用いた表面波フィルタに比べて、電気機械結合係数を2倍以上にすることが可能になり、さらにロスが少なく、広帯域で使用可能な表面波フィルタを提供することができるようになる。また、フィンガ1本当たりの反射率を約15%以上とすることが可能になり、反射器のフィンガ数を減らして(例えば、約30本で、99%以上の反射率を達成することができる)、装置全体の小型化を図ることができる。
【0049】
また、請求項3の表面波フィルタのように、フィンガの規格化膜厚(H/λ)を0.10以上とすることにより、フィンガ1本当たりの反射率を約35%以上に向上させることが可能になり、反射器のフィンガ数を減らして(約10本で、99%以上の反射率を達成することができる)、実質的に、端面反射型の表面波フィルタと同等の小型化を達成することができる。
【0050】
また、請求項4の表面波フィルタのように、
θmin≦θ≦θmax(θ:オイラー角)
θmax:3303.6(H/λ)2−71.786(H/λ)+130.5
θmin:2747.8(H/λ)2−72.4(H/λ)+121.5
の要件を満たすことにより、周波数温度特性の良好な表面波フィルタを得ることが可能になり、本発明をさらに実効あらしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水晶基板にAl、W、Ta、及びAuからなる電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)と表面波の速度(音速)との関係を示す図である。
【図2】 水晶基板にAl、W、Ta、及びAuからなる電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)と電気機械結合係数の関係を示す図である。
【図3】 水晶基板にAl、W、Ta、及びAuからなる電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)とフィンガ1本当たりの反射率の関係を示す図である。
【図4】 オイラー角(0°,θ,89)、STカット90°X軸伝搬の水晶基板にAl電極を形成した場合の、規格化膜厚(H/λ)、オイラー角(0°,θ,90°±2°)におけるθの値、及び周波数温度係数(TCF)の関係を示す図である。
【図5】 (a)は、本発明の第1の実施例にかかる表面波フィルタ(縦結合共振子フィルタ)を模式的に示す斜視図、(b)は、従来の縦結合共振子フィルタ(比較例)を模式的に示す図である。
【図6】 本発明の第2の実施例にかかる表面波フィルタ(横結合型表面波フィルタ)の平面図である。
【図7】 本発明が関連する表面波装置(表面波共振子)の平面図である。
【図8】 本発明の第3の実施例にかかる表面波フィルタ(ラダー型表面波フィルタ)の平面図である。
【図9】 本発明のオイラー角θの範囲を規格化膜厚(H/λ)との関係で示す線図である。
【符号の説明】
1 縦結合共振子フィルタ
1a 従来の縦結合共振子フィルタ(比較例)
2 水晶基板(圧電基板)
3a,3b IDT
4a,4b 反射器
11 横結合型表面波フィルタ
12 水晶基板(圧電基板)
13a,13b IDT
14a,14b 反射器
21 表面波共振子
22 水晶基板(圧電基板)
23 IDT
24a,24b 反射器
31 ラダー型表面波フィルタ
32 水晶基板(圧電基板)
33a、33b IDT
34a、34b 反射器
Claims (4)
- 水晶基板上に配設された、SH波を励振するIDT用のフィンガ及び、前記SH波を反射するフィンガとを備えた共振子フィルタ、ラダー型フィルタ、又はラチス型フィルタである表面波フィルタであって、
前記水晶基板が、オイラー角(0°,θ,90°±2°)において、θが110°〜150°、STカット90°X軸伝搬の水晶基板であり、
前記フィンガが、Alを主成分とする材料からなり、かつ、
前記フィンガの規格化膜厚(H/λ)が、0.06〜0.135の範囲にあること
を特徴とする表面波フィルタ。 - 前記フィンガの規格化膜厚(H/λ)が、0.06〜0.095の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の表面波フィルタ。
- 前記フィンガの規格化膜厚(H/λ)が、0.10以上であることを特徴とする請求項1記載の表面波フィルタ。
- θmin≦θ≦θmax(θ:オイラー角)
θmax:3303.6(H/λ)2−71.786(H/λ)+130.5
θmin:2747.8(H/λ)2−72.4(H/λ)+121.5
の要件を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表面波フィルタ。
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