JP2000260887A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、トンネル絶縁膜の劣化がなく微細
化されてもパンチスルーの発生がなく信頼性の高く、さ
らにON電流が大きくデータの信頼性が高く、多値化に
も対応し得るフラッシュメモリを提供することを目的と
する。 【解決手段】 半導体基板上に形成されたソース領域と
ドレイン領域の間に、ストライプ状の溝が設けられてお
り、前記トンネル絶縁膜がこの溝の内面に設けられ、前
記フローティングゲートがこのトンネル絶縁膜を介して
この溝の中に埋めこまれて形成されており、動作時にこ
の溝の周囲にそってチャネル領域が形成されるフラッシ
ュメモリ。
化されてもパンチスルーの発生がなく信頼性の高く、さ
らにON電流が大きくデータの信頼性が高く、多値化に
も対応し得るフラッシュメモリを提供することを目的と
する。 【解決手段】 半導体基板上に形成されたソース領域と
ドレイン領域の間に、ストライプ状の溝が設けられてお
り、前記トンネル絶縁膜がこの溝の内面に設けられ、前
記フローティングゲートがこのトンネル絶縁膜を介して
この溝の中に埋めこまれて形成されており、動作時にこ
の溝の周囲にそってチャネル領域が形成されるフラッシ
ュメモリ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置、特にフラッシュメモリに関し、詳しくはその新
規な構造およびその製造方法に関する。
憶装置、特にフラッシュメモリに関し、詳しくはその新
規な構造およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶装置の1つと
して、電気的に情報の書き込みおよび消去が可能なフラ
ッシュメモリが知られている。
して、電気的に情報の書き込みおよび消去が可能なフラ
ッシュメモリが知られている。
【0003】図36〜図40に従来の代表的なフラッシ
ュメモリの主要構造を示す。図36は平面図、図37は
この平面図のF−F’断面図、図38はG−G’断面
図、図39はH−H’断面図、図40はI−I’断面図
である。
ュメモリの主要構造を示す。図36は平面図、図37は
この平面図のF−F’断面図、図38はG−G’断面
図、図39はH−H’断面図、図40はI−I’断面図
である。
【0004】図36、図37および図40から判るよう
に、シリコン基板101の表面に設けられた不純物拡散
層であるソース領域102sとドレイン領域102d
が、図36(平面図)の縦方向に延びて、それぞれサブ
グランド線およびサブビット線となっている。
に、シリコン基板101の表面に設けられた不純物拡散
層であるソース領域102sとドレイン領域102d
が、図36(平面図)の縦方向に延びて、それぞれサブ
グランド線およびサブビット線となっている。
【0005】ソース領域102sとドレイン領域102
dの間のチャネル領域103の上方にはトンネル絶縁膜
104を介してフローティングゲート105が独立した
島状に設けられたおり、その上方をフローティングゲー
ト−コントロールゲート間絶縁膜106を介してコント
ロールゲート108が、図36(平面図)の横方向のス
トライプ状に設けられている。
dの間のチャネル領域103の上方にはトンネル絶縁膜
104を介してフローティングゲート105が独立した
島状に設けられたおり、その上方をフローティングゲー
ト−コントロールゲート間絶縁膜106を介してコント
ロールゲート108が、図36(平面図)の横方向のス
トライプ状に設けられている。
【0006】また、この構造では、左右の隣接する素子
間は素子分離用の溝109で分離され、その溝は酸化シ
リコン110で埋められている。
間は素子分離用の溝109で分離され、その溝は酸化シ
リコン110で埋められている。
【0007】尚、図示していないが、この構造のさらに
上部には層間絶縁膜が設けられ、層間絶縁膜の上に主ビ
ット、主グランド線等の配線等が設けられており、主ビ
ット線、主グランド線から、ところどころでコンタクト
ホールを介してサブビット線、サブグランド線へのコン
タクトがとられている。
上部には層間絶縁膜が設けられ、層間絶縁膜の上に主ビ
ット、主グランド線等の配線等が設けられており、主ビ
ット線、主グランド線から、ところどころでコンタクト
ホールを介してサブビット線、サブグランド線へのコン
タクトがとられている。
【0008】このようなフラッシュメモリ構造は、次の
ように製造されていた。
ように製造されていた。
【0009】まず、図41に示すように、シリコン基板
101の表面にトンネル絶縁膜104として熱酸化膜、
フローティングゲート用の第1のポリシリコン81、酸
化シリコン膜82、窒化シリコン膜83(ポリシリコン
でもよい)を順次積層する。
101の表面にトンネル絶縁膜104として熱酸化膜、
フローティングゲート用の第1のポリシリコン81、酸
化シリコン膜82、窒化シリコン膜83(ポリシリコン
でもよい)を順次積層する。
【0010】次に図42に示すように、レジスト84を
図36の平面図の縦方向に走るストライプ状にパターニ
ングしてから、これをマスクとして窒化シリコン膜8
3、酸化シリコン膜82、フローティングゲート用の第
1のポリシリコン81を順次エッチングした後、図43
に示すように、レジスト84を除去する。
図36の平面図の縦方向に走るストライプ状にパターニ
ングしてから、これをマスクとして窒化シリコン膜8
3、酸化シリコン膜82、フローティングゲート用の第
1のポリシリコン81を順次エッチングした後、図43
に示すように、レジスト84を除去する。
【0011】次に図44に示すように、パターニングさ
れた窒化シリコン膜83などをマスクとして、イオン注
入してシリコン基板101の表面に不純物拡散層102
を形成する。
れた窒化シリコン膜83などをマスクとして、イオン注
入してシリコン基板101の表面に不純物拡散層102
を形成する。
【0012】次に図45に示すように、これらの表面を
酸化シリコン膜85を堆積した後、エッチバックして、
図46に示すようにサイドウォール86を形成する。そ
して、このサイドウォール86および窒化シリコン膜8
3をマスクとして、図47に示すようにシリコン基板1
01の表面をエッチングして、図36の縦方向に延びる
素子分離用の溝109を形成する。
酸化シリコン膜85を堆積した後、エッチバックして、
図46に示すようにサイドウォール86を形成する。そ
して、このサイドウォール86および窒化シリコン膜8
3をマスクとして、図47に示すようにシリコン基板1
01の表面をエッチングして、図36の縦方向に延びる
素子分離用の溝109を形成する。
【0013】図48に示すように、この表面に酸化シリ
コン膜87を堆積して、溝109を埋めた後、図49に
示すように例えばCMP(化学機械研磨)により平坦化
して、さらに図50に示すようにサイドウォール86の
高さがフローティングゲート用の第1のポリシリコン8
1、酸化シリコン膜82より少し高くなる程度までエッ
チバックする。続いて、図51に示すように窒化シリコ
ン膜83と酸化シリコン膜82をエッチング除去し、フ
ローティングゲート用の第1のポリシリコン81の表面
を露出させた後、図52に示すようにその上にフローテ
ィングゲート用の第2のポリシリコン88を堆積する。
コン膜87を堆積して、溝109を埋めた後、図49に
示すように例えばCMP(化学機械研磨)により平坦化
して、さらに図50に示すようにサイドウォール86の
高さがフローティングゲート用の第1のポリシリコン8
1、酸化シリコン膜82より少し高くなる程度までエッ
チバックする。続いて、図51に示すように窒化シリコ
ン膜83と酸化シリコン膜82をエッチング除去し、フ
ローティングゲート用の第1のポリシリコン81の表面
を露出させた後、図52に示すようにその上にフローテ
ィングゲート用の第2のポリシリコン88を堆積する。
【0014】図53に示すように、図36の縦方向に延
びるストライプ状のレジスト89を形成し、これをマス
クにしてフローティングゲート用の第2のポリシリコン
88をエッチングし、続いて図54に示すようにレジス
ト89を除去する。
びるストライプ状のレジスト89を形成し、これをマス
クにしてフローティングゲート用の第2のポリシリコン
88をエッチングし、続いて図54に示すようにレジス
ト89を除去する。
【0015】次に図55に示すように、フローティング
ゲート−コントロールゲート間絶縁膜としてONO膜9
0(酸化/窒化膜/酸化膜の三層構造)を成膜し、続い
て図56に示すようにコントロールゲート用ポリシリコ
ン91を堆積した後、図36の横方向のストライプ状の
マスクを用いてコントロールゲート用ポリシリコン9
1、ONO膜90、フローティングゲート用の第2のポ
リシリコン88および第1のポリシリコン81をパター
ニングする。このパターニングによりフローティングゲ
ート用の第1、第2のポリシリコンは分断されて島状の
フローティングゲートが形成される。その後、層間絶縁
膜、配線等の必要な工程を経てフラッシュメモリを完成
する。
ゲート−コントロールゲート間絶縁膜としてONO膜9
0(酸化/窒化膜/酸化膜の三層構造)を成膜し、続い
て図56に示すようにコントロールゲート用ポリシリコ
ン91を堆積した後、図36の横方向のストライプ状の
マスクを用いてコントロールゲート用ポリシリコン9
1、ONO膜90、フローティングゲート用の第2のポ
リシリコン88および第1のポリシリコン81をパター
ニングする。このパターニングによりフローティングゲ
ート用の第1、第2のポリシリコンは分断されて島状の
フローティングゲートが形成される。その後、層間絶縁
膜、配線等の必要な工程を経てフラッシュメモリを完成
する。
【0016】しかしながら、このような従来のフラッシ
ュメモリの構造および製造方法では、次のような問題が
あった。
ュメモリの構造および製造方法では、次のような問題が
あった。
【0017】まず第1の問題として、サブビット線であ
るドレイン領域の幅、サブグランド線であるグランド領
域の幅は、図46で示したサイドウォール86の幅で決
まるが、サイドウォールの幅は、堆積する酸化シリコン
膜の膜厚およびエッチバック工程に依存するため、リソ
グラフィ法に比べてばらつきが生じ易い。サブビット線
の幅がばらつくとON電流のバラツキが生じる問題があ
った。
るドレイン領域の幅、サブグランド線であるグランド領
域の幅は、図46で示したサイドウォール86の幅で決
まるが、サイドウォールの幅は、堆積する酸化シリコン
膜の膜厚およびエッチバック工程に依存するため、リソ
グラフィ法に比べてばらつきが生じ易い。サブビット線
の幅がばらつくとON電流のバラツキが生じる問題があ
った。
【0018】第2の問題として、微細化を進めるために
フローティングゲート長を小さくすると、パンチスルー
が起こりやすい問題がある。特に信頼性を向上させるた
めにDDD(double diffused drain)構造を採用す
るとパンチスルー現象が一層起こり易くなる。これを次
に説明する。
フローティングゲート長を小さくすると、パンチスルー
が起こりやすい問題がある。特に信頼性を向上させるた
めにDDD(double diffused drain)構造を採用す
るとパンチスルー現象が一層起こり易くなる。これを次
に説明する。
【0019】このような構造のフラッシュメモリでは、
書き込み・消去のために、フローティングゲートからの
電子の引き抜きをFN(ファウラーノルトハイム)トン
ネル電流により行い、フローティングゲートへの電子の
注入をFNトンネル電流またはホットエレクトロン注入
で行う。このため図37に示すように、不純物拡散層
(ドレイン領域102d、ソース領域102s)はいず
れもフローティングゲート105の下部に入り込む形態
に形成されている。
書き込み・消去のために、フローティングゲートからの
電子の引き抜きをFN(ファウラーノルトハイム)トン
ネル電流により行い、フローティングゲートへの電子の
注入をFNトンネル電流またはホットエレクトロン注入
で行う。このため図37に示すように、不純物拡散層
(ドレイン領域102d、ソース領域102s)はいず
れもフローティングゲート105の下部に入り込む形態
に形成されている。
【0020】そしてフローティングゲートからの電子の
引き抜きのとき(例えば書き込み時)に、コントロール
ゲートに負電圧、ドレインに正電圧を掛けると、バンド
間トンネルによって、ドレインの端部で電子とホールの
ペアが発生する。発生した電子はドレインに流れてい
き、一方ホールは、空乏層内の電界によって加速されな
がら基板側に流れていく。その際、ホールは、空乏層内
で原子との相互作用(衝突)により、エネルギーを失い
ながら流れる。しかし、空乏層内の電界が強いと、原子
との相互作用する際のエネルギーで新たに電子とホール
のペア(2次ホール、2次電子の形成)を形成する。こ
のように発生したペアは四方に飛び散るが、1次ホール
のエネルギーが小さい場合はやがて基板に吸収される。
しかし、さらに空乏層内の電界が高くなった場合は、2
次ホールや2次電子の受けるエネルギーが大きくなりト
ンネル絶縁膜(ゲート絶縁膜)に飛び込むことができる
ほど非常にエネルギーの高いもの(ホットエレクトロ
ン、ホットホール)が出てくる。特にホットホールがト
ンネル絶縁膜に飛び込むと、膜が劣化して特性が悪化す
る。
引き抜きのとき(例えば書き込み時)に、コントロール
ゲートに負電圧、ドレインに正電圧を掛けると、バンド
間トンネルによって、ドレインの端部で電子とホールの
ペアが発生する。発生した電子はドレインに流れてい
き、一方ホールは、空乏層内の電界によって加速されな
がら基板側に流れていく。その際、ホールは、空乏層内
で原子との相互作用(衝突)により、エネルギーを失い
ながら流れる。しかし、空乏層内の電界が強いと、原子
との相互作用する際のエネルギーで新たに電子とホール
のペア(2次ホール、2次電子の形成)を形成する。こ
のように発生したペアは四方に飛び散るが、1次ホール
のエネルギーが小さい場合はやがて基板に吸収される。
しかし、さらに空乏層内の電界が高くなった場合は、2
次ホールや2次電子の受けるエネルギーが大きくなりト
ンネル絶縁膜(ゲート絶縁膜)に飛び込むことができる
ほど非常にエネルギーの高いもの(ホットエレクトロ
ン、ホットホール)が出てくる。特にホットホールがト
ンネル絶縁膜に飛び込むと、膜が劣化して特性が悪化す
る。
【0021】従って、信頼性を向上させるためにはこの
ホットホールの発生を抑えることが重要である。これを
解決する方法として、高濃度に不純物が拡散された領域
の周りに不純物濃度の低い領域を設けるDDD構造にす
ると、空乏層が長くなり電界が弱くなるのでホットホー
ルの発生を抑えることができる。
ホットホールの発生を抑えることが重要である。これを
解決する方法として、高濃度に不純物が拡散された領域
の周りに不純物濃度の低い領域を設けるDDD構造にす
ると、空乏層が長くなり電界が弱くなるのでホットホー
ルの発生を抑えることができる。
【0022】しかしながら、DDD構造とすると、空乏
層がフローティングゲート下部にさらに入り込んでくる
ことになり、実効的なチャネル長が短くなるので、ゲー
ト長を短くして微細化をさらに進めた場合にはパンチス
ルーが生じやすくなる。
層がフローティングゲート下部にさらに入り込んでくる
ことになり、実効的なチャネル長が短くなるので、ゲー
ト長を短くして微細化をさらに進めた場合にはパンチス
ルーが生じやすくなる。
【0023】第3の問題として、微細化を進めるために
不純物拡散層幅を狭くするとサブビット線の抵抗が大き
くなる問題がある。この例のようなコンタクトレスアレ
イ構造では、高集積化のために複数のセルをサブビット
線であるドレイン領域でつなぎ、ところどころでサブビ
ット線とメインビット線の接続がコンタクトホールを通
して行われる。従ってサブビット線の抵抗が大きくなる
とON電流が小さくなり、データの信頼性が低下するば
かりでなく、データの多値化への対応が困難になるの
で、不純物拡散層の抵抗の低下が求められていた。
不純物拡散層幅を狭くするとサブビット線の抵抗が大き
くなる問題がある。この例のようなコンタクトレスアレ
イ構造では、高集積化のために複数のセルをサブビット
線であるドレイン領域でつなぎ、ところどころでサブビ
ット線とメインビット線の接続がコンタクトホールを通
して行われる。従ってサブビット線の抵抗が大きくなる
とON電流が小さくなり、データの信頼性が低下するば
かりでなく、データの多値化への対応が困難になるの
で、不純物拡散層の抵抗の低下が求められていた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点に鑑みてなされたものであり、微細化され
てもパンチスルーの発生がなく信頼性の高い不揮発性半
導体記憶装置を提供することを目的とする。
従来の問題点に鑑みてなされたものであり、微細化され
てもパンチスルーの発生がなく信頼性の高い不揮発性半
導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0025】また本発明は、トンネル絶縁膜の劣化がな
くさらに信頼性が高い不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることを目的とする。
くさらに信頼性が高い不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることを目的とする。
【0026】さらに本発明は、ON電流が大きくデータ
の信頼性が高く、多値化にも対応し得る不揮発性半導体
記憶装置を提供することを目的とする。
の信頼性が高く、多値化にも対応し得る不揮発性半導体
記憶装置を提供することを目的とする。
【0027】さらに本発明は、このような不揮発性半導
体記憶装置の製造方法であって、サブビット線となる不
純物拡散層幅を精度良く形成し、ON電流のバラツキの
ない製造方法を提供することを目的とする。
体記憶装置の製造方法であって、サブビット線となる不
純物拡散層幅を精度良く形成し、ON電流のバラツキの
ない製造方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に、ストライプ状の複数の不純物拡散層と、動作時にソ
ースとドレインの組になる隣接する2つの不純物拡散層
の間にトンネル絶縁膜を介して設けられた独立した島状
のフローティングゲートと、このフローティングゲート
とフローティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜
を介して設けられたコントロールゲートとを備えた不揮
発性半導体記憶装置において、前記隣接する2つの不純
物拡散層の間に、ストライプ状の溝が設けられており、
前記トンネル絶縁膜がこの溝の内面に設けられ、前記フ
ローティングゲートがこのトンネル絶縁膜を介してこの
溝の中に埋めこまれて形成されており、この溝の周囲に
そってチャネル領域が形成されることを特徴とする不揮
発性半導体記憶装置に関する。
に、ストライプ状の複数の不純物拡散層と、動作時にソ
ースとドレインの組になる隣接する2つの不純物拡散層
の間にトンネル絶縁膜を介して設けられた独立した島状
のフローティングゲートと、このフローティングゲート
とフローティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜
を介して設けられたコントロールゲートとを備えた不揮
発性半導体記憶装置において、前記隣接する2つの不純
物拡散層の間に、ストライプ状の溝が設けられており、
前記トンネル絶縁膜がこの溝の内面に設けられ、前記フ
ローティングゲートがこのトンネル絶縁膜を介してこの
溝の中に埋めこまれて形成されており、この溝の周囲に
そってチャネル領域が形成されることを特徴とする不揮
発性半導体記憶装置に関する。
【0029】また本発明は、半導体基板上に、ストライ
プ状の複数の不純物拡散層と、動作時にソースとドレイ
ンの組になる隣接する2つの不純物拡散層の間にトンネ
ル絶縁膜を介して設けられた独立した島状のフローティ
ングゲートと、このフローティングゲートとフローティ
ングゲート−コントロールゲート間絶縁膜を介して設け
られたコントロールゲートとを備えた不揮発性半導体記
憶装置の製造方法において、半導体基板表面にイオン注
入して不純物拡散層を形成する工程と、この不純物拡散
層を分断する溝を形成する工程と、この溝の内面にトン
ネル絶縁膜を形成する工程と、この溝の中にフローティ
ングゲートを形成する工程とを有する不揮発性半導体記
憶装置の製造方法に関する。
プ状の複数の不純物拡散層と、動作時にソースとドレイ
ンの組になる隣接する2つの不純物拡散層の間にトンネ
ル絶縁膜を介して設けられた独立した島状のフローティ
ングゲートと、このフローティングゲートとフローティ
ングゲート−コントロールゲート間絶縁膜を介して設け
られたコントロールゲートとを備えた不揮発性半導体記
憶装置の製造方法において、半導体基板表面にイオン注
入して不純物拡散層を形成する工程と、この不純物拡散
層を分断する溝を形成する工程と、この溝の内面にトン
ネル絶縁膜を形成する工程と、この溝の中にフローティ
ングゲートを形成する工程とを有する不揮発性半導体記
憶装置の製造方法に関する。
【0030】この製造方法の1態様としては、半導体基
板表面にイオン注入して不純物拡散層を形成する工程
と、この半導体基板の一方向に延びるストライプ状の第
1の絶縁膜を形成する工程と、この第1の絶縁膜の間を
ひとつおきにストライプ状のレジストで覆い、これをマ
スクとして前記半導体基板をエッチングしてチャネル用
溝を形成する工程と、このチャネル用溝の内面にトンネ
ル絶縁膜を形成する工程と、前記チャネル用溝を埋めこ
みながらフローティングゲート用材料を成膜する工程
と、このフローティングゲート用材料の上に、前記チャ
ネル用溝の上方を覆うストライプ形状のレジストを形成
し、このレジストをマスクとしてフローティングゲート
用材料をエッチングし、引き続き前記半導体基板をエッ
チングして素子分離用溝を形成する工程と、この素子分
離用溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、前記フローティ
ングゲート用材料の表面にフローティングゲート−コン
トロールゲート間絶縁膜を形成する工程と、このフロー
ティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜の上にコ
ントロールゲート用材料を堆積する工程と、前記不純物
拡散層と交差する方向のストライプ状のレジストを形成
し、これをマスクとしてコントロールゲート用材料をス
トライプ状にエッチングし、さらに前記フローティング
ゲート−コントロールゲート間絶縁膜、および前記フロ
ーティングゲート用材料をエッチングし、ストライプ状
のコントロールゲートを形成すると共に、島状のフロー
ティングゲートを形成する工程とを有する製造方法を挙
げることができる。
板表面にイオン注入して不純物拡散層を形成する工程
と、この半導体基板の一方向に延びるストライプ状の第
1の絶縁膜を形成する工程と、この第1の絶縁膜の間を
ひとつおきにストライプ状のレジストで覆い、これをマ
スクとして前記半導体基板をエッチングしてチャネル用
溝を形成する工程と、このチャネル用溝の内面にトンネ
ル絶縁膜を形成する工程と、前記チャネル用溝を埋めこ
みながらフローティングゲート用材料を成膜する工程
と、このフローティングゲート用材料の上に、前記チャ
ネル用溝の上方を覆うストライプ形状のレジストを形成
し、このレジストをマスクとしてフローティングゲート
用材料をエッチングし、引き続き前記半導体基板をエッ
チングして素子分離用溝を形成する工程と、この素子分
離用溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、前記フローティ
ングゲート用材料の表面にフローティングゲート−コン
トロールゲート間絶縁膜を形成する工程と、このフロー
ティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜の上にコ
ントロールゲート用材料を堆積する工程と、前記不純物
拡散層と交差する方向のストライプ状のレジストを形成
し、これをマスクとしてコントロールゲート用材料をス
トライプ状にエッチングし、さらに前記フローティング
ゲート−コントロールゲート間絶縁膜、および前記フロ
ーティングゲート用材料をエッチングし、ストライプ状
のコントロールゲートを形成すると共に、島状のフロー
ティングゲートを形成する工程とを有する製造方法を挙
げることができる。
【0031】さらに異なる態様としては、半導体基板表
面にイオン注入して不純物拡散層を形成する工程と、こ
の半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
この第1の絶縁膜の表面に前記半導体基板の一方向に延
びるストライプ状のレジストを形成する工程と、このレ
ジストをマスクとして前記半導体基板をエッチングして
溝を形成する工程と、この溝の内面にトンネル絶縁膜を
形成する工程と、前記溝を埋めこみながらフローティン
グゲート用材料を成膜する工程と、このフローティング
ゲート用材料の上に、前記溝の上方を1本おきに覆うス
トライプ形状のレジストを形成し、このレジストをマス
クとしてフローティングゲート用材料をエッチングする
ことにより、前記溝の内面を1本おきに露出させる工程
と、この露出した溝の内面を第2の絶縁膜で埋める工程
と、前記フローティングゲート用材料の表面にフローテ
ィングゲート−コントロールゲート間絶縁膜を形成する
工程と、このフローティングゲート−コントロールゲー
ト間絶縁膜の上にコントロールゲート用材料を堆積する
工程と、前記不純物拡散層と交差する方向のストライプ
状のレジストを形成し、これをマスクとしてコントロー
ルゲート用材料をストライプ状にエッチングし、さらに
前記フローティングゲート−コントロールゲート間絶縁
膜、および前記フローティングゲート用材料をエッチン
グし、ストライプ状のコントロールゲートを形成すると
共に、島状のフローティングゲートを形成する工程とを
有する製造方法を挙げることができる。
面にイオン注入して不純物拡散層を形成する工程と、こ
の半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
この第1の絶縁膜の表面に前記半導体基板の一方向に延
びるストライプ状のレジストを形成する工程と、このレ
ジストをマスクとして前記半導体基板をエッチングして
溝を形成する工程と、この溝の内面にトンネル絶縁膜を
形成する工程と、前記溝を埋めこみながらフローティン
グゲート用材料を成膜する工程と、このフローティング
ゲート用材料の上に、前記溝の上方を1本おきに覆うス
トライプ形状のレジストを形成し、このレジストをマス
クとしてフローティングゲート用材料をエッチングする
ことにより、前記溝の内面を1本おきに露出させる工程
と、この露出した溝の内面を第2の絶縁膜で埋める工程
と、前記フローティングゲート用材料の表面にフローテ
ィングゲート−コントロールゲート間絶縁膜を形成する
工程と、このフローティングゲート−コントロールゲー
ト間絶縁膜の上にコントロールゲート用材料を堆積する
工程と、前記不純物拡散層と交差する方向のストライプ
状のレジストを形成し、これをマスクとしてコントロー
ルゲート用材料をストライプ状にエッチングし、さらに
前記フローティングゲート−コントロールゲート間絶縁
膜、および前記フローティングゲート用材料をエッチン
グし、ストライプ状のコントロールゲートを形成すると
共に、島状のフローティングゲートを形成する工程とを
有する製造方法を挙げることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の不揮発性半導体記憶装置
は、特にフラッシュ型メモリ(以下単にフラッシュメモ
リという。)に関するものであり、半導体基板上に多数
のメモリセルが形成され、1つのメモリセルは1つの島
状のフローティングゲートを有している。図面を用いて
本発明の構造を具体的に説明する。
は、特にフラッシュ型メモリ(以下単にフラッシュメモ
リという。)に関するものであり、半導体基板上に多数
のメモリセルが形成され、1つのメモリセルは1つの島
状のフローティングゲートを有している。図面を用いて
本発明の構造を具体的に説明する。
【0033】図1〜図6に本発明のフラッシュメモリの
1例の主要構造を示す。図1は平面図、図2はこの平面
図のA−A’断面図、図3はこの平面図のB−B’断面
図、図4はC−C’断面図、図5はD−D’断面図、図
6はE−E’断面図である。
1例の主要構造を示す。図1は平面図、図2はこの平面
図のA−A’断面図、図3はこの平面図のB−B’断面
図、図4はC−C’断面図、図5はD−D’断面図、図
6はE−E’断面図である。
【0034】図1、図2および図5から判るように、半
導体基板1の表面に設けられた不純物であるソース領域
3sとドレイン領域3dが、図1(平面図)の縦方向に
延びて、それぞれサブグランド線およびサブビット線と
なっている。
導体基板1の表面に設けられた不純物であるソース領域
3sとドレイン領域3dが、図1(平面図)の縦方向に
延びて、それぞれサブグランド線およびサブビット線と
なっている。
【0035】そして本発明では、図2から判るように、
ソース領域3sとドレイン領域3d間に溝8が設けられ
ており、溝8の内面にはトンネル絶縁膜9(ゲート絶縁
膜)を介してフローティングゲート33が独立した島状
に設けられている。従って、動作時に溝8の周囲にチャ
ネル31が形成される。
ソース領域3sとドレイン領域3d間に溝8が設けられ
ており、溝8の内面にはトンネル絶縁膜9(ゲート絶縁
膜)を介してフローティングゲート33が独立した島状
に設けられている。従って、動作時に溝8の周囲にチャ
ネル31が形成される。
【0036】また、フローティングゲート33の上方を
フローティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜3
4を介してコントロールゲート35が、図1(平面図)
の横方向のストライプ状に設けられている。
フローティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜3
4を介してコントロールゲート35が、図1(平面図)
の横方向のストライプ状に設けられている。
【0037】この構造では、左右の隣接するメモリセル
間は素子分離用の溝12で分離され、その溝は絶縁膜3
6で埋められている。
間は素子分離用の溝12で分離され、その溝は絶縁膜3
6で埋められている。
【0038】このような本発明の構造では、ソース・ド
レイン間距離、即ちチャネル長は、ソース・ドレイン間
の直線距離ではなく、溝8の周囲に沿う距離になるの
で、素子の微細化が進んだ場合でも、十分なチャネル長
を確保することができる。
レイン間距離、即ちチャネル長は、ソース・ドレイン間
の直線距離ではなく、溝8の周囲に沿う距離になるの
で、素子の微細化が進んだ場合でも、十分なチャネル長
を確保することができる。
【0039】本発明では、不純物拡散層3を図7のよう
に、不純物高濃度領域38の下部にさらに不純物低濃度
領域39を有するDDD構造とすることがさらに好まし
い。このようにすることで、空乏層の広がりが大きくな
ることから電界強度が緩和され、ホットホールの発生が
低減し、その結果トンネル絶縁膜の劣化を防ぐことが出
来るので、データの信頼性が向上する。
に、不純物高濃度領域38の下部にさらに不純物低濃度
領域39を有するDDD構造とすることがさらに好まし
い。このようにすることで、空乏層の広がりが大きくな
ることから電界強度が緩和され、ホットホールの発生が
低減し、その結果トンネル絶縁膜の劣化を防ぐことが出
来るので、データの信頼性が向上する。
【0040】従来のフラッシュメモリの構造では、DD
D構造にするとパンチスルー現象が起き易かったのに対
して、本発明ではチャネルが溝の周囲に沿って形成され
十分なチャネル長を確保できるのでパンチスルーが起き
難い。即ち本発明の構造は、微細化された場合でも信頼
性の高いDDD構造を採用することができる構造であ
る。
D構造にするとパンチスルー現象が起き易かったのに対
して、本発明ではチャネルが溝の周囲に沿って形成され
十分なチャネル長を確保できるのでパンチスルーが起き
難い。即ち本発明の構造は、微細化された場合でも信頼
性の高いDDD構造を採用することができる構造であ
る。
【0041】さらに本発明では、不純物拡散層の厚さを
厚くすることができる。従来の構造では、不純物拡散層
の厚さを厚くすると、横方向の広がりも大きくなりパン
チスルーが起きやすくなるのに対して、本発明では溝に
より分断されているので横方向の広がりは考慮しなくて
も良い。不純物拡散層の厚さは、溝の深さより浅い範囲
とすることが好ましい。
厚くすることができる。従来の構造では、不純物拡散層
の厚さを厚くすると、横方向の広がりも大きくなりパン
チスルーが起きやすくなるのに対して、本発明では溝に
より分断されているので横方向の広がりは考慮しなくて
も良い。不純物拡散層の厚さは、溝の深さより浅い範囲
とすることが好ましい。
【0042】また、本発明において溝の深さは、基板表
面に形成される不純物拡散層の厚さより厚く、さらに不
純物拡散層の厚さの1.5倍以上の深さを有しているこ
とが好ましい。溝の断面形状は、その周囲にチャネルが
形成されるのに不都合のないような形状であれば特にど
のような形状でも良いが、溝形成の技術から一般的には
方形状または方形状に近い形状が好ましい。このとき、
溝の壁面は、垂直に立っていてもよいが、図2に示すよ
うに多少斜めの方がよく、例えば5°程度傾斜している
方がよい。また、図では溝の底の隅に90°に近い角が
形成されているように描かれているが、角が丸くなって
いる方が好ましく、また底の全体が曲面になっていても
よい。
面に形成される不純物拡散層の厚さより厚く、さらに不
純物拡散層の厚さの1.5倍以上の深さを有しているこ
とが好ましい。溝の断面形状は、その周囲にチャネルが
形成されるのに不都合のないような形状であれば特にど
のような形状でも良いが、溝形成の技術から一般的には
方形状または方形状に近い形状が好ましい。このとき、
溝の壁面は、垂直に立っていてもよいが、図2に示すよ
うに多少斜めの方がよく、例えば5°程度傾斜している
方がよい。また、図では溝の底の隅に90°に近い角が
形成されているように描かれているが、角が丸くなって
いる方が好ましく、また底の全体が曲面になっていても
よい。
【0043】本発明では、この溝の深さを深く形成すれ
ばするほどチャネル長を長くすることができるので、加
工技術の進歩に伴ってその技術を採用することにより微
細化をさらに進めることが可能である。
ばするほどチャネル長を長くすることができるので、加
工技術の進歩に伴ってその技術を採用することにより微
細化をさらに進めることが可能である。
【0044】図示していないが、この構造のさらに上部
には層間絶縁膜が設けられ、層間絶縁膜の上に、サブビ
ット線であるドレイン領域に接続するメインビット線、
サブグランド線であるソース領域に接続するメイングラ
ンド線等の配線等が設けられる。
には層間絶縁膜が設けられ、層間絶縁膜の上に、サブビ
ット線であるドレイン領域に接続するメインビット線、
サブグランド線であるソース領域に接続するメイングラ
ンド線等の配線等が設けられる。
【0045】次に、本発明のフラッシュメモリの製造方
法を例を挙げながら具体的に説明する。
法を例を挙げながら具体的に説明する。
【0046】[実施形態1]図1に示す平面図のA−
A’断面を中心に製造方法を説明する。
A’断面を中心に製造方法を説明する。
【0047】図8に示すように、半導体基板1としてシ
リコン基板の表面に犠牲酸化膜2を形成してから、浅い
位置の高濃度領域形成のために、例えばヒ素をドーズ量
5×1015cm-1、加速エネルギー70keVで、深い
位置の低濃度領域形成のためにリンをドーズ量1×10
14cm-1、加速エネルギー30〜50keVでイオン注
入し、DDD構造の不純物拡散層3を形成する。注入の
順序はどちらが先でもよく、またDDD構造になるので
あれば、不純物の種類、注入条件は適宜変更することが
できる。尚、この例でDDD構造にしないときは、ヒ素
の注入だけでよい。
リコン基板の表面に犠牲酸化膜2を形成してから、浅い
位置の高濃度領域形成のために、例えばヒ素をドーズ量
5×1015cm-1、加速エネルギー70keVで、深い
位置の低濃度領域形成のためにリンをドーズ量1×10
14cm-1、加速エネルギー30〜50keVでイオン注
入し、DDD構造の不純物拡散層3を形成する。注入の
順序はどちらが先でもよく、またDDD構造になるので
あれば、不純物の種類、注入条件は適宜変更することが
できる。尚、この例でDDD構造にしないときは、ヒ素
の注入だけでよい。
【0048】次に、図9に示すように犠牲酸化膜を除去
した後、図10に示すように熱CVD法により酸化シリ
コン膜4を厚さ100〜150nmの厚さに形成する。
した後、図10に示すように熱CVD法により酸化シリ
コン膜4を厚さ100〜150nmの厚さに形成する。
【0049】図11に示すように、レジスト5を全面に
形成した後、ライン幅0.2μm、ライン間隔0.2μ
mのストライプ形状にパターニングし、これをマスクと
して酸化シリコン膜4をパターニングし、続いて図12
に示すように、レジスト5を取り除く。ここで、このラ
イン幅およびライン間隔は、これに限られるものではな
くレジストのパターニング限界が進めばさらに狭くして
高集積化することが可能であり、本発明の構造はそのよ
うな高集積化に対応できる構造である。
形成した後、ライン幅0.2μm、ライン間隔0.2μ
mのストライプ形状にパターニングし、これをマスクと
して酸化シリコン膜4をパターニングし、続いて図12
に示すように、レジスト5を取り除く。ここで、このラ
イン幅およびライン間隔は、これに限られるものではな
くレジストのパターニング限界が進めばさらに狭くして
高集積化することが可能であり、本発明の構造はそのよ
うな高集積化に対応できる構造である。
【0050】図13に示すように、ライン状にパターニ
ングされた酸化シリコン膜4のライン間を一つおきに覆
うようにストライプ状のレジスト6を形成し、引き続き
このレジスト6をマスクに用いて、例えばHBr、Cl
2をエッチングガスとして用いた異方性のドライエッチ
ングによりストライプ状の溝8を深さ200〜500n
m程度に形成する。
ングされた酸化シリコン膜4のライン間を一つおきに覆
うようにストライプ状のレジスト6を形成し、引き続き
このレジスト6をマスクに用いて、例えばHBr、Cl
2をエッチングガスとして用いた異方性のドライエッチ
ングによりストライプ状の溝8を深さ200〜500n
m程度に形成する。
【0051】その後、図14に示すように、このレジス
ト6をO2プラズマアッシングによりとる。
ト6をO2プラズマアッシングによりとる。
【0052】その後熱酸化により、図15に示すように
チャネル用溝8の内面を含む露出しているシリコン基板
の表面にトンネル絶縁膜としてトンネル酸化膜9を10
nm程度の厚さに形成する。
チャネル用溝8の内面を含む露出しているシリコン基板
の表面にトンネル絶縁膜としてトンネル酸化膜9を10
nm程度の厚さに形成する。
【0053】次に、図16に示すようにフローティング
ゲート用ポリシリコン10を成膜する。このポリシリコ
ンとしては、ポリシリコンの堆積と同時にリン等の不純
物を導入するドープトシリコンを用いることが好まし
い。
ゲート用ポリシリコン10を成膜する。このポリシリコ
ンとしては、ポリシリコンの堆積と同時にリン等の不純
物を導入するドープトシリコンを用いることが好まし
い。
【0054】次に、フローティングゲート用ポリシリコ
ン10の上に、チャネル用の溝8の上部を覆うストライ
プ形状のレジスト11を形成する。そしてこのレジスト
をマスクとしてフローティングゲート用ポリシリコン1
0をエッチングし、引き続き不純物拡散層3の表面のト
ンネル酸化膜を例えばCF4をエッチングガスとして用
いてエッチングにより除き、引き続きレジストと酸化シ
リコン膜4をマスクにして図17に示すように素子分離
用溝12を形成する。エッチング条件は、チャネル用溝
8の形成と同じ条件を採用することができる。尚、酸化
シリコン膜4も多少エッチングされて薄くなるが、もと
もと厚く形成されているので、不純物拡散層3が表面か
ら露出することはない。
ン10の上に、チャネル用の溝8の上部を覆うストライ
プ形状のレジスト11を形成する。そしてこのレジスト
をマスクとしてフローティングゲート用ポリシリコン1
0をエッチングし、引き続き不純物拡散層3の表面のト
ンネル酸化膜を例えばCF4をエッチングガスとして用
いてエッチングにより除き、引き続きレジストと酸化シ
リコン膜4をマスクにして図17に示すように素子分離
用溝12を形成する。エッチング条件は、チャネル用溝
8の形成と同じ条件を採用することができる。尚、酸化
シリコン膜4も多少エッチングされて薄くなるが、もと
もと厚く形成されているので、不純物拡散層3が表面か
ら露出することはない。
【0055】素子分離用溝の深さは、素子分離できるだ
けの深さがあればよく、例えばチャネル用溝の深さと同
程度かそれよりも深いことが好ましい。
けの深さがあればよく、例えばチャネル用溝の深さと同
程度かそれよりも深いことが好ましい。
【0056】次に図18に示すように、O2プラズマア
ッシングによりレジスト11を取り除く。ここまでの工
程では、フローティングゲート用ポリシリコン10は、
まだ島状には分離されておらず、図1の縦方向に走るス
トライプ状である。
ッシングによりレジスト11を取り除く。ここまでの工
程では、フローティングゲート用ポリシリコン10は、
まだ島状には分離されておらず、図1の縦方向に走るス
トライプ状である。
【0057】次に図19に示すように、酸化シリコン膜
13を例えばプラズマCVDにより全面に成膜し、続い
て図20に示すように、フローティングゲート用ポリシ
リコン10の表面が現れるまでエッチバックする。この
とき堆積した酸化シリコン膜13表面の段差が大きい場
合には、表面をCMP(化学機械研磨)によりある程度
平坦化してから、エッチバックするとフローティングゲ
ート用ポリシリコンのストライプ間を十分に酸化シリコ
ン膜で埋めることができる。
13を例えばプラズマCVDにより全面に成膜し、続い
て図20に示すように、フローティングゲート用ポリシ
リコン10の表面が現れるまでエッチバックする。この
とき堆積した酸化シリコン膜13表面の段差が大きい場
合には、表面をCMP(化学機械研磨)によりある程度
平坦化してから、エッチバックするとフローティングゲ
ート用ポリシリコンのストライプ間を十分に酸化シリコ
ン膜で埋めることができる。
【0058】次に図21に示すように、露出したフロー
ティングゲート用ポリシリコンの表面を覆うフローティ
ングゲート−コントロールゲート間絶縁膜として、例え
ばONO膜14(酸化シリコン膜/窒化シリコン膜/酸
化シリコン膜の3層構造であって、例えばそれぞれ高温
熱CVD、CVD、高温熱CVDにより形成することが
できる。)を、酸化シリコン換算膜厚で15nm程度に
形成する。
ティングゲート用ポリシリコンの表面を覆うフローティ
ングゲート−コントロールゲート間絶縁膜として、例え
ばONO膜14(酸化シリコン膜/窒化シリコン膜/酸
化シリコン膜の3層構造であって、例えばそれぞれ高温
熱CVD、CVD、高温熱CVDにより形成することが
できる。)を、酸化シリコン換算膜厚で15nm程度に
形成する。
【0059】その後、図22に示すようにコントロール
ゲート用ポリシリコン15を全面に堆積した後、図1の
横方向のストライプ状のマスクを用いてコントロールゲ
ート用ポリシリコン15、ONO膜14およびフローテ
ィングゲート用ポリシリコン10をパターニングする。
このパターニングにより、コントロールゲートは図1の
横方向に延びるストライプ状に形成され、同時にフロー
ティングゲート用ポリシリコンは分断されて島状のフロ
ーティングゲートが形成される。尚、コントロールゲー
ト用ポリシリコンの表面にさらにタングステンシリサイ
ド等を形成して、配線抵抗を下げるようにしてもよい。
ゲート用ポリシリコン15を全面に堆積した後、図1の
横方向のストライプ状のマスクを用いてコントロールゲ
ート用ポリシリコン15、ONO膜14およびフローテ
ィングゲート用ポリシリコン10をパターニングする。
このパターニングにより、コントロールゲートは図1の
横方向に延びるストライプ状に形成され、同時にフロー
ティングゲート用ポリシリコンは分断されて島状のフロ
ーティングゲートが形成される。尚、コントロールゲー
ト用ポリシリコンの表面にさらにタングステンシリサイ
ド等を形成して、配線抵抗を下げるようにしてもよい。
【0060】ここまでの工程により、図1(平面図)に
示すようなフラッシュメモリの主要な構造が完成する。
示すようなフラッシュメモリの主要な構造が完成する。
【0061】その後、図示は省略するが層間絶縁膜を成
膜堆積した後、所定のコンタクトホール等形成した後、
層間絶縁膜の表面にアルミニウムなどでビット線等の配
線を形成してフラッシュメモリを完成する。
膜堆積した後、所定のコンタクトホール等形成した後、
層間絶縁膜の表面にアルミニウムなどでビット線等の配
線を形成してフラッシュメモリを完成する。
【0062】以上のように実施形態1の製造方法によれ
ば、不純物拡散層の幅が精度良く決まり、バラツキも少
ないので、ON電流のバラツキの少ない信頼性の高いフ
ラッシュメモリが得られる。
ば、不純物拡散層の幅が精度良く決まり、バラツキも少
ないので、ON電流のバラツキの少ない信頼性の高いフ
ラッシュメモリが得られる。
【0063】[実施形態2]本発明の実施形態2を図2
3〜図34を用いて説明する。
3〜図34を用いて説明する。
【0064】図23〜図25に示すように、実施形態1
と同様にして、半導体基板1の表面に不純物拡散層3を
形成し、酸化シリコン膜4を形成する。
と同様にして、半導体基板1の表面に不純物拡散層3を
形成し、酸化シリコン膜4を形成する。
【0065】次に図26に示すように、例えばライン幅
0.2μm、ライン間隔0.2μmのラインパターン形
状のレジスト17を形成した後、酸化シリコン膜4をエ
ッチングし、さらに引き続きシリコン基板をエッチング
して溝18を形成する。この溝の形状、形成条件等は実
施形態1におけるチャネル用溝8と同じである。
0.2μm、ライン間隔0.2μmのラインパターン形
状のレジスト17を形成した後、酸化シリコン膜4をエ
ッチングし、さらに引き続きシリコン基板をエッチング
して溝18を形成する。この溝の形状、形成条件等は実
施形態1におけるチャネル用溝8と同じである。
【0066】次に、図27に示すようにレジスト17を
取り除き、図28に示すように熱酸化により溝18の内
面にトンネル絶縁膜としてトンネル酸化膜9を形成す
る。
取り除き、図28に示すように熱酸化により溝18の内
面にトンネル絶縁膜としてトンネル酸化膜9を形成す
る。
【0067】次に図29に示すように、フローティング
ゲート用ポリシリコン10を全面に堆積した後、図30
に示すように、フローティングゲートポリシリコン10
の表面に、溝18の上方を一本おきに覆うストライプ状
のレジスト19を形成する。そして、フローティングゲ
ート用ポリシリコン10をエッチングする。ここでフロ
ーティングゲート用ポリシリコン10が残っている方の
溝がチャネル用溝18aとなり、フローティングゲート
用ポリシリコンを取り除いた方の溝が素子分離用溝18
bとなる。
ゲート用ポリシリコン10を全面に堆積した後、図30
に示すように、フローティングゲートポリシリコン10
の表面に、溝18の上方を一本おきに覆うストライプ状
のレジスト19を形成する。そして、フローティングゲ
ート用ポリシリコン10をエッチングする。ここでフロ
ーティングゲート用ポリシリコン10が残っている方の
溝がチャネル用溝18aとなり、フローティングゲート
用ポリシリコンを取り除いた方の溝が素子分離用溝18
bとなる。
【0068】次に、レジスト19を取り除くと、図31
に示すように溝18が交互にフローティングゲート用ポ
リシリコン10で埋められた構造ができる。
に示すように溝18が交互にフローティングゲート用ポ
リシリコン10で埋められた構造ができる。
【0069】その後実施形態1と同じようにして、図3
2に示すように酸化シリコン膜13を全面に成膜し、図
33に示すようにフローティングゲート用ポリシリコン
10の表面が現れるまでエッチバックし、図34に示す
ようにONO膜14を形成し、図35に示すようにコン
トロールゲート用ポリシリコン15を全面に堆積した
後、図1の横方向のストライプ状のマスクを用いてコン
トロールゲート用ポリシリコン15、ONO膜14およ
びフローティングゲート用ポリシリコン10をパターニ
ングする。
2に示すように酸化シリコン膜13を全面に成膜し、図
33に示すようにフローティングゲート用ポリシリコン
10の表面が現れるまでエッチバックし、図34に示す
ようにONO膜14を形成し、図35に示すようにコン
トロールゲート用ポリシリコン15を全面に堆積した
後、図1の横方向のストライプ状のマスクを用いてコン
トロールゲート用ポリシリコン15、ONO膜14およ
びフローティングゲート用ポリシリコン10をパターニ
ングする。
【0070】その後さらに実施形態1と同様にしてフラ
ッシュメモリを完成する。
ッシュメモリを完成する。
【0071】実施形態2の形態では、素子分離用溝18
bが実施形態1における素子分離用溝12に比べて浅く
なっている以外は同様の構造のフラッシュメモリが得ら
れる。
bが実施形態1における素子分離用溝12に比べて浅く
なっている以外は同様の構造のフラッシュメモリが得ら
れる。
【0072】実施形態2によれば、実施形態1に比べて
レジスト工程を1工程省略することができる。尚、素子
分離用溝とチャネル用溝の深さが等しくなるので、も
し、素子間の分離が十分でなく電流のリークが問題が懸
念される場合には、レジスト19でフローティングゲー
ト用ポリシリコン10をストライプ状に形成した後、素
子分離用溝18の底にチャネルリーク防止用にボロン等
を注入すればさらに確実にリークを防止できる。
レジスト工程を1工程省略することができる。尚、素子
分離用溝とチャネル用溝の深さが等しくなるので、も
し、素子間の分離が十分でなく電流のリークが問題が懸
念される場合には、レジスト19でフローティングゲー
ト用ポリシリコン10をストライプ状に形成した後、素
子分離用溝18の底にチャネルリーク防止用にボロン等
を注入すればさらに確実にリークを防止できる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、微細化されてもパンチ
スルーの発生がなく信頼性の高い不揮発性半導体記憶装
置を提供することができる。
スルーの発生がなく信頼性の高い不揮発性半導体記憶装
置を提供することができる。
【0074】また本発明によれば、トンネル絶縁膜の劣
化がなくさらに信頼性が高い不揮発性半導体記憶装置を
提供することができる。
化がなくさらに信頼性が高い不揮発性半導体記憶装置を
提供することができる。
【0075】さらに本発明によれば、ON電流が大きく
データの信頼性が高く、多値化にも対応し得る不揮発性
半導体記憶装置を提供することができる。
データの信頼性が高く、多値化にも対応し得る不揮発性
半導体記憶装置を提供することができる。
【0076】さらに本発明によれば、このような不揮発
性半導体記憶装置の製造方法であって、サブビット線と
なる不純物拡散層幅を精度良く形成し、ON電流のバラ
ツキのない製造方法を提供することができる。
性半導体記憶装置の製造方法であって、サブビット線と
なる不純物拡散層幅を精度良く形成し、ON電流のバラ
ツキのない製造方法を提供することができる。
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置の1例の平面
図である。
図である。
【図2】図1のA−A’断面図である。
【図3】図1のB−B’断面図である。
【図4】図1のC−C’断面図である。
【図5】図1のD−D’断面図である。
【図6】図1のE−E’断面図である。
【図7】本発明の不揮発性半導体記憶装置の不純物拡散
層の1例を示す拡大図である。
層の1例を示す拡大図である。
【図8】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置の
製造工程の1例を示す図である。
製造工程の1例を示す図である。
【図9】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置の
製造工程の1例を示す図である。
製造工程の1例を示す図である。
【図10】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図11】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図12】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図13】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図14】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図15】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図16】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図17】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図18】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図19】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図20】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図21】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図22】実施形態1に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図23】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図24】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図25】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図26】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図27】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図28】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図29】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図30】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図31】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図32】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図33】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図34】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図35】実施形態2に示した不揮発性半導体記憶装置
の製造工程の1例を示す図である。
の製造工程の1例を示す図である。
【図36】従来の不揮発性半導体記憶装置の1例の平面
図である。
図である。
【図37】図36のF−F’断面図である。
【図38】図36のG−G’断面図である。
【図39】図36のH−H’断面図である。
【図40】図36のI−I’断面図である。
【図41】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図42】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図43】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図44】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図45】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図46】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図47】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図48】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図49】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図50】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図51】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図52】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図53】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図54】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図55】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
【図56】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造工程の
1例を示す図である。
1例を示す図である。
1 半導体基板 2 犠牲酸化膜 3 不純物拡散層 3s ソース領域 3d ドレイン領域 4 酸化シリコン膜 5 レジスト 6 レジスト 8 チャネル用溝 9 トンネル酸化膜 10 フローティングゲート用ポリシリコン 11 レジスト 12 素子分離用溝 13 酸化シリコン膜 14 ONO膜 15 コントロールゲート用ポリシリコン 17 レジスト 18、18a、18b 溝 31 チャネル 33 フローティングゲート 34 フローティングゲート−コントロールゲート間絶
縁膜 35 コントロールゲート 36 絶縁膜 38 不純物高濃度領域 39 不純物低濃度領域
縁膜 35 コントロールゲート 36 絶縁膜 38 不純物高濃度領域 39 不純物低濃度領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F001 AA25 AA31 AA43 AB08 AC02 AC06 AD18 AD21 AD24 AD60 AE02 AE08 AF07 AF20 AG02 AG10 AG12 AG21 AG22 5F083 EP13 EP23 EP27 EP55 ER02 ER14 ER15 ER22 ER30 GA02 GA21 GA30 JA04 JA35 JA36 JA39 JA53 KA06 KA12 LA12 LA16 MA01 MA19 MA20 NA01 PR12 PR21 PR36 PR40 ZA21
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板上に、ストライプ状の複数の
不純物拡散層と、動作時にソースとドレインの組になる
隣接する2つの不純物拡散層の間にトンネル絶縁膜を介
して設けられた独立した島状のフローティングゲート
と、このフローティングゲートとフローティングゲート
−コントロールゲート間絶縁膜を介して設けられたコン
トロールゲートとを備えた不揮発性半導体記憶装置にお
いて、 前記隣接する2つの不純物拡散層の間に、ストライプ状
の溝が設けられており、前記トンネル絶縁膜がこの溝の
内面に設けられ、前記フローティングゲートがこのトン
ネル絶縁膜を介してこの溝の中に埋めこまれて形成され
ており、この溝の周囲にそってチャネル領域が形成され
ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記不純物拡散層は、前記半導体基板の
表面に不純物濃度の高い高濃度領域とこの高濃度領域よ
り基板表面から深い位置に不純物濃度の低い低濃度領域
とを有することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半
導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記不純物拡散層は、基板表面から前記
溝の深さより浅い範囲までの厚さを有している請求項1
または2記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記不純物拡散層のストライプの方向
と、前記コントロールゲートのストライプの方向が、平
面で見たときに交差していることを特徴とする請求項1
〜3のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】 1つのメモリセルに対して、2本の不純
物拡散層がフローティングゲートを挟んでドレインとソ
ースの組になるように、隣接するメモリセル間で不純物
拡散層のストライプ方向と同じ方向の素子分離用のスト
ライプ状溝によって分離されていることを特徴とする請
求項1〜4のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項6】 半導体基板上に、ストライプ状の複数の
不純物拡散層と、動作時にソースとドレインの組になる
隣接する2つの不純物拡散層の間にトンネル絶縁膜を介
して設けられた独立した島状のフローティングゲート
と、このフローティングゲートとフローティングゲート
−コントロールゲート間絶縁膜を介して設けられたコン
トロールゲートとを備えた不揮発性半導体記憶装置の製
造方法において、 半導体基板表面にイオン注入して不純物拡散層を形成す
る工程と、 この不純物拡散層を分断する溝を形成する工程と、 この溝の内面にトンネル絶縁膜を形成する工程と、 この溝の中にフローティングゲートを形成する工程とを
有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項7】 半導体基板表面にイオン注入して不純物
拡散層を形成する工程と、 この半導体基板の一方向に延びるストライプ状の第1の
絶縁膜を形成する工程と、 この第1の絶縁膜の間をひとつおきにストライプ状のレ
ジストで覆い、これをマスクとして前記半導体基板をエ
ッチングしてチャネル用溝を形成する工程と、 このチャネル用溝の内面にトンネル絶縁膜を形成する工
程と、 前記チャネル用溝を埋めこみながらフローティングゲー
ト用材料を成膜する工程と、 このフローティングゲート用材料の上に、前記チャネル
用溝の上方を覆うストライプ形状のレジストを形成し、
このレジストをマスクとしてフローティングゲート用材
料をエッチングし、引き続き前記半導体基板をエッチン
グして素子分離用溝を形成する工程と、 この素子分離用溝を第2の絶縁膜で埋める工程と、 前記フローティングゲート用材料の表面にフローティン
グゲート−コントロールゲート間絶縁膜を形成する工程
と、 このフローティングゲート−コントロールゲート間絶縁
膜の上にコントロールゲート用材料を堆積する工程と、 前記不純物拡散層と交差する方向のストライプ状のレジ
ストを形成し、これをマスクとしてコントロールゲート
用材料をストライプ状にエッチングし、さらに前記フロ
ーティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜、およ
び前記フローティングゲート用材料をエッチングし、ス
トライプ状のコントロールゲートを形成すると共に、島
状のフローティングゲートを形成する工程とを有する不
揮発性半導体記憶装置の製造方法。 - 【請求項8】 半導体基板表面にイオン注入して不純物
拡散層を形成する工程と、 この半導体基板の表面に第1の絶縁膜を形成する工程
と、 この第1の絶縁膜の表面に前記半導体基板の一方向に延
びるストライプ状のレジストを形成する工程と、 このレジストをマスクとして前記半導体基板をエッチン
グして溝を形成する工程と、 この溝の内面にトンネル絶縁膜を形成する工程と、 前記溝を埋めこみながらフローティングゲート用材料を
成膜する工程と、 このフローティングゲート用材料の上に、前記溝の上方
を1本おきに覆うストライプ形状のレジストを形成し、
このレジストをマスクとしてフローティングゲート用材
料をエッチングすることにより、前記溝の内面を1本お
きに露出させる工程と、 この露出した溝の内面を第2の絶縁膜で埋める工程と、 前記フローティングゲート用材料の表面にフローティン
グゲート−コントロールゲート間絶縁膜を形成する工程
と、 このフローティングゲート−コントロールゲート間絶縁
膜の上にコントロールゲート用材料を堆積する工程と、 前記不純物拡散層と交差する方向のストライプ状のレジ
ストを形成し、これをマスクとしてコントロールゲート
用材料をストライプ状にエッチングし、さらに前記フロ
ーティングゲート−コントロールゲート間絶縁膜、およ
び前記フローティングゲート用材料をエッチングし、ス
トライプ状のコントロールゲートを形成すると共に、島
状のフローティングゲートを形成する工程とを有する不
揮発性半導体記憶装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11060546A JP2000260887A (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
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JP11060546A JP2000260887A (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000260887A true JP2000260887A (ja) | 2000-09-22 |
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ID=13145409
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JP11060546A Pending JP2000260887A (ja) | 1999-03-08 | 1999-03-08 | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|
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- 1999-03-08 JP JP11060546A patent/JP2000260887A/ja active Pending
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