JP2006253547A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006253547A
JP2006253547A JP2005070643A JP2005070643A JP2006253547A JP 2006253547 A JP2006253547 A JP 2006253547A JP 2005070643 A JP2005070643 A JP 2005070643A JP 2005070643 A JP2005070643 A JP 2005070643A JP 2006253547 A JP2006253547 A JP 2006253547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
interlayer insulating
gate
silicon oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005070643A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Seto
勝 瀬戸
Junya Sho
淳也 招
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Miyagi Oki Electric Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Miyagi Oki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd, Miyagi Oki Electric Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2005070643A priority Critical patent/JP2006253547A/ja
Priority to US11/364,175 priority patent/US7368349B2/en
Publication of JP2006253547A publication Critical patent/JP2006253547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/423Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions not carrying the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/42312Gate electrodes for field effect devices
    • H01L29/42316Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors
    • H01L29/4232Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors with insulated gate
    • H01L29/42324Gate electrodes for transistors with a floating gate
    • H01L29/42336Gate electrodes for transistors with a floating gate with one gate at least partly formed in a trench
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/788Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate with floating gate
    • H01L29/7881Programmable transistors with only two possible levels of programmation
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

【課題】ビットラインの電気抵抗を増大させることなく、メモリセル領域の高さを低くするフローティングゲート構造にする。
【解決手段】半導体基板10上に、イオン注入損傷保護膜20を形成し、半導体基板を半導体支持層13上に不純物拡散層15を備える構成にする。イオン注入損傷保護膜上には、層間絶縁膜40を形成する。層間絶縁膜、イオン注入損傷保護膜及び不純物拡散層の、フローティングゲート形成領域51に対応する領域の部分を除去して、半導体支持層を露出するゲート形成用溝42を形成する。ゲート形成用溝内に、フローティングゲート絶縁膜62及びフローティングゲート72を形成する。
【選択図】図3

Description

この発明は、半導体記憶装置、特に半導体不揮発性メモリと、その製造方法に関するものである。
半導体不揮発性メモリは、記憶情報の保持に電力が不要であることから、携帯機器等の低電力機器のメモリとして利用されている。近年、半導体不揮発性メモリとして、電荷を蓄積可能なシリコン窒化膜を備えるONO(Oxide Nitride Oxide)構造(例えば、特許文献1参照。)や、ポリシリコンを用いたフローティングゲート構造(例えば、特許文献2及び特許文献3参照。)が広く用いられている。
特許文献2に開示されているフローティングゲート構造を用いた半導体不揮発性メモリでは、ビットラインとなる不純物拡散領域が形成された半導体基板上にフローティングゲート及びコントロールゲートがシリコン酸化膜を介して順に積層された構造を有している。
また、特許文献3に開示されているフローティングゲート構造を用いた半導体不揮発性メモリでは、半導体基板に溝が形成されていて、当該溝内にフローティングゲートが形成されている。この半導体不揮発性メモリでは、溝内のフローティングゲートが形成されていない半導体基板の部分に、イオン注入してビットラインとして用いられる不純物拡散領域を形成している。
特開2002−280464号公報 特開2002−33405号公報 特開平10−189917号公報
しかしながら、上述の特許文献2に開示されている半導体不揮発性メモリでは、半導体基板上にフローティングゲート及びコントロールゲートが形成されているため、これらゲートが形成されているメモリセル領域の高さが、その周辺のトランジスタ領域に比べて高くなる。メモリセル領域の高さが高くなると、メモリセル領域とトランジスタ領域との段差が大きくなり、この段差の存在のために、微細化が困難になる。
また、上述の特許文献3に開示されている半導体不揮発性メモリでは、半導体基板に形成された溝内にフローティングゲートを埋め込む構造のため、メモリセル領域とトランジスタ領域との段差を低減することができる。しかし、不純物拡散領域を形成するためのイオン注入では、溝の底面にイオンを注入するために、真上からイオン注入するとともに、側面にイオンを注入するために、斜めにイオン注入を行っている。ここで、微細化のためにフローティングゲートを埋め込む溝の幅を減少させると、斜めにイオン注入を行っても、半導体基板の表面部分がマスクとなってしまうため、溝の底に近い側面付近には、イオンが注入されない領域ができてしまう。この結果、ビットラインとして用いられる不純物拡散領域の電気抵抗が増大するので、やはり微細化の障害となる。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、ビットラインの電気抵抗を増大させることなく、メモリセル領域の高さを低くするフローティングゲート構造を用いた半導体記憶装置である半導体不揮発性メモリ及びその製造方法を提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明の半導体記憶装置は、半導体支持層上に、不純物拡散層、イオン注入損傷保護膜、及び層間絶縁膜が順に積層された積層体と、フローティングゲート絶縁膜と、フローティングゲートと、コントロールゲート絶縁膜と、コントロールゲートとを備えている。
フローティングゲート絶縁膜は、積層体に形成されたゲート形成用溝内に設けられている。このゲート形成用溝は、フローティングゲート形成領域の半導体支持層が露出するように積層体に形成されていて、半導体支持層の露出面が、ゲート形成用溝の底面を形成している。従って、フローティングゲート絶縁膜は、半導体支持層にその露出面で接し、及び、ゲート形成用溝の側面で、イオン注入損傷保護膜及び層間絶縁膜のそれぞれと接して設けられている。
フローティングゲートは、ゲート形成用溝を埋め込んで形成されている。フローティングゲートが積層された積層体の上側表面上に、コントロールゲート絶縁膜及びコントロールゲートが順に積層して備えられている。
また、この発明の半導体記憶装置の製造方法は、以下の工程を含んでいる。先ず、半導体基板上に、イオン注入損傷保護膜を形成する。次に、不純物を、イオン注入損傷保護膜を通過させて半導体基板にイオン注入した後、イオン注入された半導体基板を活性化アニールして、半導体基板を、不純物拡散層と、当該半導体基板の残部の半導体支持層とを備える構造に変える。次に、イオン注入損傷保護膜上に層間絶縁膜を形成する。次に、層間絶縁膜、イオン注入損傷保護膜及び不純物拡散層の、フローティングゲート形成領域の部分を除去して、半導体支持層を露出するゲート形成用溝を形成する。次に、ゲート形成用溝の底面及び側面上と層間絶縁膜上とに、第1のシリコン酸化膜を形成した後、第1のシリコン酸化膜上に第1の導電性膜を形成する。次に、層間絶縁膜上の第1のシリコン酸化膜及び第1の導電性膜を除去して、ゲート形成用溝内に残存した第1のシリコン酸化膜及び第1の導電性膜をそれぞれフローティングゲート絶縁膜及びフローティングゲートとして形成する。次に、フローティングゲート及び層間絶縁膜上に、第2のシリコン酸化膜及び第2の導電性膜を順に積層した後、第2の導電性膜及び第2のシリコン酸化膜をエッチングして、それぞれコントロールゲート及びコントロールゲート絶縁膜を形成する。
この発明の半導体記憶装置によれば、フローティングゲートを半導体基板に埋め込んで形成しているため、メモリセル領域の高さを低くすることができ、従って、周辺のトランジスタ領域との段差が小さくできる。このため、この発明の半導体記憶装置は、微細化に優れる。
また、この発明の半導体記憶装置の製造方法によれば、半導体基板にイオン注入した後に、ゲート形成用溝を形成することにより、不純物拡散層をストライプ状に分離して、ビットラインとして用いられる不純物拡散領域を形成する。このため、不純物拡散層の電気抵抗の増大を防ぎつつ、容易に上述の半導体記憶装置を製造することができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の構成および配置関係についてはこの発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、各構成要素の材質および数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されない。
(第1実施形態)
図1〜図5を参照して第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程につき説明する。 図1は、第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための断面図である。図2は、第1実施形態の半導体不揮発性メモリの、図1に示した製造工程に引き続いて行われる製造工程を説明するための図であって、上側から見た平面図である。図3は、第1実施形態の半導体不揮発性メモリの、図1に示した製造工程に引き続いて行われる製造工程を説明するための図であって、図2のA−A線に沿った面で切った概略断面図である。図4は、第1実施形態の半導体不揮発性メモリの、図2及び図3に示した製造工程に引き続いて行われる製造工程を説明するための図であって、図4(A)は上側から見た平面図である。図4(B)は図4(A)のB−B線に沿った面で切った概略断面図である。図4(C)は図4(A)のC−C線に沿った面で切った概略断面図である。図5は、第1実施形態の半導体不揮発性メモリの、図4に示した製造工程に引き続いて行われる製造工程を説明するための図であって、図5(A)及び図5(B)は、それぞれ図4(A)のB−B線、及び図4(A)のC−C線に沿った面に対応する面で切った概略断面図である。
先ず、半導体基板10として、p型不純物をドープしたp型半導体基板を用意する(図1(A))。
次に、半導体基板10の上側表面12上に、イオン注入損傷保護膜20を形成する。イオン注入損傷保護膜20は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法又は熱酸化法により数nm〜数10nmの厚さに形成されたシリコン酸化膜で形成される(図1(B))。
次に、半導体基板10の上側表面12付近に、イオン注入損傷保護膜20を通過させて、不純物をイオン注入する。半導体基板10がp型半導体基板の場合、n型不純物としてリンPやヒ素Asが、1×1013〜1×1015個/cm2程度の濃度で注入される。その後、活性化アニールにより、半導体基板10の不純物がイオン注入された領域が不純物拡散層15となり、半導体基板10は、半導体支持層13上に不純物拡散層15を備える構成となる。不純物拡散層15を形成するための活性化アニールは、700〜900℃の窒素雰囲気中で行われる(図1(C))。
次に、イオン注入損傷保護膜20上に、層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜)40を形成する。第1の層間絶縁膜40は、例えば、CVD法によりシリコン酸化膜で形成される(図1(D))。
次に、第1の層間絶縁膜40上にフォトレジストを塗布して、フォトレジスト層(図示を省略する。)を形成する。その後、公知のフォトリソグラフィ法によるパターニングを行って、フォトレジスト層に開口部52を形成し、よってフォトレジストパターン50を得る。この場合、この開口部52は、フォトレジスト層の、フローティングゲート形成領域51に対応する領域に形成される。フローティングゲート形成領域51は、ストライプ状に設けられている。このストライプの長手方向を第1の方向とする(図2(A)及び図3(A))。
次に、フォトレジストパターン50をマスクとしたドライエッチングにより、第1の層間絶縁膜40、イオン注入損傷保護膜20及び不純物拡散層15を順次に部分的に、かつ自己整合的に除去して、ゲート形成用溝42を形成する。この溝42を形成する領域は、第1層間絶縁膜40、イオン注入損傷保護膜20及び不純物拡散層15の、フローティングゲート形成領域51に対応する部分である。ゲート形成用溝42の底面には半導体基板10の半導体支持層13の上側表面が露出しているので、この露出面が底面を形成している。その後、フォトレジストパターン50は、アッシング等により除去される。ゲート形成用溝42の形成の結果、不純物拡散層15は、ゲート形成用溝42で分離されてストライプ状になる。このストライプを構成する不純物拡散層15のそれぞれの部分(不純物拡散領域ともいう。)が、ビットラインとして機能する(図2(B)及び図3(B))。
次に、ゲート形成用溝42の底面及び側面上と、第1の層間絶縁膜40の上側表面45上とに、それぞれの面に沿って、第1のシリコン酸化膜60を形成する。この場合、第1のシリコン酸化膜60を、例えば、CVD法により形成する(図3(C))。
次に、第1のシリコン酸化膜60上に第1の導電性膜70を形成する。この第1の導電性膜70を、例えば、不純物をドープしたポリシリコンをCVD法により堆積して形成する。このとき、第1の導電性膜70を、ゲート形成用溝42、従って、第1のシリコン酸化膜60が形成している溝43を埋め込むように形成する(図3(D))。
次に、エッチバック又はCMP(Chemical Mechanical Polishing)により、第1の導電性膜70と、第1のシリコン酸化膜60のうち、第1の層間絶縁膜40上に堆積した部分を除去する。その結果、第1の導電性膜70のゲート形成用溝42、従って、溝43内に残存した部分がフローティングゲート72となる。また、ゲート形成用溝42の底面及び側面上に残存した第1のシリコン酸化膜60が、フローティングゲート絶縁膜62となる。なお、このエッチバック又はCMPにより、フローティングゲート72及びフローティングゲート絶縁膜62の露出した面73及び63と、第1の層間絶縁膜40の上側表面45とは、平坦な平面(以下、上側平坦面と称する。)46となる。また、このエッチバック又はCMPでは、第1の層間絶縁膜40上に堆積した第1の導電性膜70が除去されればよく、第1のシリコン酸化膜60は、第1の層間絶縁膜40上に残存しても良い(図2(C)及び図3(E))。
次に、上側平坦面46上に、CVD法等により、第2のシリコン酸化膜80を形成する。その後、第2のシリコン酸化膜80上に、第2の導電性膜90を形成する。この場合、第2の導電性膜90を、例えば、ポリシリコン上に金属シリサイドを重ねた構造であるポリサイド構造として形成する(図3(F))。
次に、任意好適な公知のフォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、第2の導電性膜90をパターニングして、コントロールゲート92をストライプ状に形成する。このパターニングでは、コントロールゲート92を、そのストライプの長手方向が第1の方向と直交する第2の方向となるように形成する。ストライプ状に形成されたコントロールゲート92のそれぞれはワードラインとして機能する。なお、コントロールゲート92が存在しない領域では、ゲート形成用溝内に形成されたフローティングゲート72もエッチングにより除去される。第2のシリコン酸化膜80は、コントロールゲート92に覆われる部分が残存して、コントロールゲート絶縁膜82となる(図4(A)、(B)及び(C))。
次に、コントロールゲート92及び層間絶縁膜40上と、フローティングゲートが除去されたゲート形成用溝内とに、第2の層間絶縁膜100を形成する。この第2の層間絶縁膜100を、例えば、CVD法によりシリコン酸化膜として形成する(図5(A)及び(B))。
その後、第2の層間絶縁膜100内には、不純物拡散層15と、第2の層間絶縁膜100上に形成される上部配線(図示を省略する。)との電気的接続を得るためのコンタクト(図示を省略する。)が形成される。
上述した第1実施形態によれば、フローティングゲートを半導体基板に埋め込んで、半導体不揮発性メモリを形成しているため、メモリセル領域の高さを低くすることができ、従って、周辺のトランジスタ領域との段差が小さくできる。このため、この発明の半導体記憶装置は、従来よりもいっそう微細化された装置となる。
また、半導体基板にイオン注入した後に、ゲート形成用溝を形成することにより、不純物拡散層をストライプ状に分離して、ビットラインとして用いられる不純物拡散領域を形成する。このため、不純物拡散領域の電気抵抗の増大を防ぎつつ、容易に上述の半導体記憶装置を製造することができる。
(第2実施形態)
図6を参照して第2実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程につき説明する。図6は、第2実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための断面図である。なお、第1実施形態と重複する説明を省略する。
イオン注入損傷保護膜20を形成するまでの工程は、図1(A)及び図1(B)を参照して説明した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
次に、半導体基板10の上側表面12付近に、イオン注入損傷保護膜20を通過させて、不純物をイオン注入する。半導体基板10がp型半導体基板の場合、n型不純物としてリンPやヒ素Asを、1×1013〜1×1015個/cm2程度の濃度で注入する。半導体基板10の不純物がイオン注入された領域は、上側表面12からの厚み、すなわち深さが一様なイオン注入層15aであり、半導体基板10は、半導体支持層13上にイオン注入層15aを備える構成となる(図6(A))。
次に、イオン注入損傷保護膜20上に、層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜)40を形成する。この第1の層間絶縁膜40を、例えば、CVD法によりシリコン酸化膜として形成する(図6(B))。
次に、第1の層間絶縁膜40上にフォトレジストを塗布して、フォトレジスト層(図示を省略する。)を形成する。その後、公知のフォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、第1の層間絶縁膜40、イオン注入損傷保護膜20及びイオン注入層15aを、順次に部分的にかつ自己整合的に除去して、ゲート形成用溝42を形成する。これら第1の層間絶縁膜40、イオン注入損傷保護膜20及びイオン注入層15aの除去領域は、フローティングゲート形成領域51に対応する領域の部分である。ゲート形成用溝42の底面には半導体基板10の半導体支持層13の上側表面が露出している。その後、フォトレジストパターン50は、アッシング等により除去される。ゲート形成用溝42の形成の結果、イオン注入層15aは、ゲート形成用溝42で分離されてストライプ状に形成される。(図6(C))。
次に、ゲート形成用溝42の底面及び側面上と、第1の層間絶縁膜40の上側表面45上とに、第1のシリコン酸化膜60を形成する。この第1のシリコン酸化膜60を、例えば、CVD法により形成する。このCVD法において、例えば反応温度を700〜900℃とすることにより、イオン注入層15aが活性化し、不純物拡散層15となる。不純物拡散層15はストライプ状に形成され、ストライプのそれぞれの部分が、ビットラインとして機能する(図6(D))。
不純物拡散層15が形成された後の工程は、図2(C)、図3(D)〜図3(F)、図4及び図5を参照して説明した場合と同様なので、その説明を省略する。
第2実施形態の半導体不揮発性メモリの製造方法によれば、第1実施形態の製造方法の効果を備えつつ、不純物拡散層15を形成するための活性化アニールを、第1のシリコン酸化膜60を形成する工程で同時に行うので、工程数を削減することができる。
(第3実施形態)
図7及び図8を参照して第3実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程につき説明する。図7は、第3実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図であって、図7(A)は上側から見た平面図である。図7(B)は図7(A)のB−B線に沿った面で切った概略断面図である。図7(C)は図7(A)のC−C線に沿った面で切った概略断面図である。図8は、第3実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図であって、図8(A)及び図8(B)は、それぞれ図7(A)のB−B線、及び図7(A)のC−C線に沿った面に対応する面で切った概略断面図である。なお、第1実施形態と重複する説明は省略する。
フローティングゲート72及びフローティングゲート絶縁膜62の露出した面73及び63と、第1の層間絶縁膜40の上側表面45で構成される、上側平坦面46上に、第2のシリコン酸化膜80及び第2の導電性膜90を形成するまでの工程は、図1〜図3を参照して説明した、第1実施形態、又は、図6を併せて参照して説明した場合と同様なので、その説明を省略する。
任意好適な公知のフォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、第2の導電性膜90をパターニングして、コントロールゲート92を形成する。このパターニングによって、コントロールゲート92をストライプ状に形成する。このストライプの長手方向を、上述した第1の方向と直交する第2の方向とする。ストライプ状に形成されたコントロールゲート92のそれぞれは、ワードラインとして機能する。なお、コントロールゲート92が存在しない領域では、ゲート形成用溝内に形成されているフローティングゲート72もエッチングにより除去される。さらに、コントロールゲート92が存在しない領域のフローティングゲート絶縁膜を除去する。第2のシリコン酸化膜80は、コントロールゲート92に覆われる部分が残存して、コントロールゲート絶縁膜82となる(図7(A)、(B)及び(C))。
次に、コントロールゲート92及び層間絶縁膜40上と、フローティングゲート72及びフローティングゲート絶縁膜62が除去されたゲート形成用溝内とに、第2の層間絶縁膜100を形成する(図8(A)及び(B))。
第3実施形態の半導体不揮発性メモリの製造方法によれば、フローティングゲート絶縁膜を完全に除去するために、ゲート形成用溝の底面の半導体支持層がオーバーエッチングされる。このため、不純物拡散層15間の実効的な距離が長くなり、不純物拡散層15間における電気的リークの発生を抑えることができる。
また、溝の深さをd、溝の幅をwとすると、装置の微細化が進んでd>wとなった場合、フローティングゲートが除去されたゲート形成用溝内のフローティングゲート絶縁膜が除去されるとアスペクト比d/wはより小さくなる。このため、第2の層間絶縁膜100の埋め込みが容易になるので、第2の層間絶縁膜の埋め込み不良に起因する短絡等の発生を抑制することができる。
第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その1)である。 第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その2)である。 第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その3)である。 第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その4)である。 第1実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その5)である。 第2実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図である。 第3実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その1)である。 第3実施形態の半導体不揮発性メモリの製造工程を説明するための図(その2)である。
符号の説明
10 半導体基板
12 半導体基板の上側表面
13 半導体支持層
15 不純物拡散層
15a イオン注入層
20 イオン注入損傷保護膜
40 層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜)
42 ゲート形成用溝
45 第1の層間絶縁膜の上側表面
46 上側平坦面
50 フォトレジストパターン
51 フローティングゲート形成領域
52 開口部
60 第1のシリコン酸化膜
62 フローティングゲート絶縁膜
70 第1の導電性膜
72 フローティングゲート
80 第2のシリコン酸化膜
82 コントロールゲート絶縁膜
90 第2の導電性膜
92 コントロールゲート
100 第2の層間絶縁膜

Claims (3)

  1. 半導体支持層上に、不純物拡散層、イオン注入損傷保護膜、及び層間絶縁膜が順に積層された積層体と、
    フローティングゲート形成領域の前記半導体支持層が露出するように、前記積層体に形成されたゲート形成用溝内に、該半導体支持層に接し、及び、該ゲート形成用溝の側面で、前記イオン注入損傷保護膜及び層間絶縁膜のそれぞれと接するフローティングゲート絶縁膜と、
    前記ゲート形成用溝を埋め込んで形成されたフローティングゲートと、
    該フローティングゲートが積層された積層体の上側表面上に、順に積層されたコントロールゲート絶縁膜及びコントロールゲートと
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板上に、イオン注入損傷保護膜を形成する工程と、
    不純物を、前記イオン注入損傷保護膜を通過させて前記半導体基板にイオン注入する工程と、
    イオン注入された前記半導体基板を活性化アニールして、該半導体基板を、不純物拡散層と、当該半導体基板の残部の半導体支持層とを備える構造に変える工程と、
    前記イオン注入損傷保護膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜、イオン注入損傷保護膜及び不純物拡散層の、フローティングゲート形成領域の部分を除去して、前記半導体支持層を露出するゲート形成用溝を形成する工程と、
    該半導体支持層の露出面及び側面上と前記層間絶縁膜上とに、第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、
    前記第1のシリコン酸化膜上に第1の導電性膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上の前記第1のシリコン酸化膜及び第1の導電性膜を除去して、前記ゲート形成用溝内に残存した第1のシリコン酸化膜及び第1の導電性膜をそれぞれフローティングゲート絶縁膜及びフローティングゲートとして形成する工程と、
    該フローティングゲート及び前記層間絶縁膜上に、第2のシリコン酸化膜及び第2の導電性膜を順に積層する工程と、
    該第2の導電性膜及び第2のシリコン酸化膜をエッチングして、それぞれコントロールゲート及びコントロールゲート絶縁膜を形成する工程と
    を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  3. 半導体基板上に、イオン注入損傷保護膜を形成する工程と、
    不純物を、前記イオン注入損傷保護膜を通過させて前記半導体基板にイオン注入してイオン注入層を形成して、前記半導体基板を、イオン注入層と当該半導体基板の残部の半導体支持層とを備える構造に変える工程と、
    前記イオン注入損傷保護膜上に層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜、イオン注入損傷保護膜及びイオン注入層の、フローティングゲート形成領域の部分を除去して、前記半導体支持層を露出するゲート形成用溝を形成する工程と、
    該半導体支持層の露出面及び側面上と前記層間絶縁膜上とに、第1のシリコン酸化膜を形成するとともに、熱処理によって前記イオン注入層を不純物拡散層とする工程と、
    前記第1のシリコン酸化膜上に第1の導電性膜を形成する工程と、
    前記層間絶縁膜上の前記第1のシリコン酸化膜及び第1の導電性膜を除去して、前記ゲート形成用溝内に残存した第1のシリコン酸化膜及び第1の導電性膜をそれぞれフローティングゲート絶縁膜及びフローティングゲートとして形成する工程と
    該フローティングゲート及び前記層間絶縁膜上に、第2のシリコン酸化膜及び第2の導電性膜を順に積層する工程と、
    該第2の導電性膜及び第2のシリコン酸化膜をエッチングして、それぞれコントロールゲート及びコントロールゲート絶縁膜を形成する工程と
    を含むことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
JP2005070643A 2005-03-14 2005-03-14 半導体記憶装置及びその製造方法 Pending JP2006253547A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005070643A JP2006253547A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 半導体記憶装置及びその製造方法
US11/364,175 US7368349B2 (en) 2005-03-14 2006-03-01 Semiconductor memory device and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005070643A JP2006253547A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006253547A true JP2006253547A (ja) 2006-09-21

Family

ID=36969926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005070643A Pending JP2006253547A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7368349B2 (ja)
JP (1) JP2006253547A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555598A (ja) * 1991-08-26 1993-03-05 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH07235610A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Ricoh Co Ltd Cmos型半導体装置の製造方法
JPH11243195A (ja) * 1997-12-26 1999-09-07 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2000077632A (ja) * 1998-09-01 2000-03-14 Nec Corp フラッシュメモリ、その書き込み・消去方法、およびその製造方法
JP2000260887A (ja) * 1999-03-08 2000-09-22 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2005277171A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2964969B2 (ja) 1996-12-20 1999-10-18 日本電気株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
US5990509A (en) * 1997-01-22 1999-11-23 International Business Machines Corporation 2F-square memory cell for gigabit memory applications
JP2002033405A (ja) 2000-07-18 2002-01-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体記憶装置およびその製造方法
JP4152598B2 (ja) 2001-03-16 2008-09-17 スパンション エルエルシー 半導体装置の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0555598A (ja) * 1991-08-26 1993-03-05 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH07235610A (ja) * 1994-02-23 1995-09-05 Ricoh Co Ltd Cmos型半導体装置の製造方法
JPH11243195A (ja) * 1997-12-26 1999-09-07 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2000077632A (ja) * 1998-09-01 2000-03-14 Nec Corp フラッシュメモリ、その書き込み・消去方法、およびその製造方法
JP2000260887A (ja) * 1999-03-08 2000-09-22 Nec Corp 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2005277171A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060202260A1 (en) 2006-09-14
US7368349B2 (en) 2008-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8378409B2 (en) Non-volatile memory device and method for fabricating the same
US20110241093A1 (en) Semiconductor device and method of making the same
JP2009158591A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US8643076B2 (en) Non-volatile memory device and method for fabricating the same
JP2008078298A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2006303009A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2006278967A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007103652A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009289813A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2009059927A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP4565847B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009049138A (ja) 半導体装置の製造方法
JP5352084B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2006080310A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2008177223A (ja) 半導体装置およびその製造方法
TW201644005A (zh) 半導體元件及其製造方法
JP2008098240A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2006060173A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2006253547A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2010129740A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2005294518A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2009252773A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2007067362A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US9269583B1 (en) Method for fabricating memory device
JP2005057187A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070809

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081203

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100427