JP2000260260A - 複合スイッチ - Google Patents

複合スイッチ

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JP2000260260A
JP2000260260A JP11061302A JP6130299A JP2000260260A JP 2000260260 A JP2000260260 A JP 2000260260A JP 11061302 A JP11061302 A JP 11061302A JP 6130299 A JP6130299 A JP 6130299A JP 2000260260 A JP2000260260 A JP 2000260260A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/06Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement
    • H01H25/065Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement using separate operating parts, e.g. a push button surrounded by a rotating knob

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気的に独立した複数の回路を同時に切替調
整することができる複合スイッチに関し、一つの回路用
として使用するために二つの切替スイッチを短絡する機
能をこのスイッチ自身が有するものを提供することを目
的とする。 【解決手段】 二組の固定接点12,13を接点基板1
1の中心に対して対称位置に配設し、接点基板11の中
心を回転中心とする回転体18に保持されて、二組の固
定接点12,13に弾接する二つの回転弾性接点体14
A,15Aとそれぞれ導通した二つの対向弾性接点脚1
4B,15Bを配し、内操作軸21により回転軸線方向
に動かされる中心可動接点23により二つの対向弾性接
点脚14B,15B間を接離する構成とすることによ
り、二つの回路を同時に切替調整でき、一つの回路の切
替調整用として使用するために、二つの切替スイッチを
短絡する機能を有する複合スイッチを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器にお
いて、電気的に独立した複数の回路を同時に切替調整す
ることができる複合スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスイッチとしては、例え
ば、ステレオ方式のオーディオ機器において、二つの信
号により動作する二つの回路の出力レベルを切替調整す
る場合等には、図11の正面断面図に示すような、二つ
の同一仕様の切替スイッチ2A,2Bを同心・二段に配
置し、これを一つの操作軸3で回転切替え操作する方式
の複合スイッチ1が使用されていた。
【0003】そして、このオーディオ機器を一つの信号
で動作させて、モノラル方式の一つの回路として使用す
る場合には、図12の配線図に示すように、上記二段の
各切替スイッチ2A,2Bのコモン接点4A,4Bの間
を別のスイッチ5を使用して短絡し、上記の複合スイッ
チ1を一つの切替スイッチ2Aまたは2Bと同様な形と
して使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の複合スイッチ1では、その寸法が大きいと共に、一つ
の回路の切替調整用のスイッチとして使用するために
は、別のスイッチ5を使用する必要があり、使用電子機
器の操作面にそのためのスペースを必要とすると共に、
操作時に二ヶ所のスイッチを操作しなければならないと
いう課題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、小さな寸法であり、電気的に独立した二
つの回路を同時に切替調整できると共に、一つの回路の
切替調整用として使用する場合に、二つの切替スイッチ
を短絡する機能をこのスイッチ自身が有する複合スイッ
チを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の複合スイッチは、二組の固定接点を接点基板
の中心に対して対称位置に配設すると共に、接点基板の
中心を回転中心とする回転体に保持されて二組の固定接
点に弾接する二つの回転弾性接点体のそれぞれと導通し
て、回転軸線を挟むように対向して二つの対向弾性接点
脚を配し、操作軸により回転軸線方向に動かされる中心
可動接点により二つの対向弾性接点脚間を接離するもの
である。
【0007】これにより、小さな寸法でありながら、電
気的に独立した二つの回路を同時に切替調整できると共
に、一つの回路の切替調整用として使用する場合に、二
つの切替スイッチを短絡する機能をこのスイッチ自身が
有する複合スイッチを得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、基板面の中心に対して対称位置に配設された二組の
固定接点と、基板面の中心を回転中心とする回転体に保
持され、上記二組の固定接点にそれぞれ弾接する二つの
回転弾性接点体と、この二つの回転弾性接点体それぞれ
と導通して回転軸線を挟むように対向して配された二つ
の対向弾性接点脚と、回転軸線方向に動くことにより、
上記二つの対向弾性接点脚間を接離する中心可動接点
と、上記回転体を回転させると共に、上記中心可動接点
を回転軸線方向に動かす一つまたは二つの操作軸からな
る複合スイッチとしたものであり、小さな寸法でありな
がら、電気的に独立した二つの回路を同時に切替調整で
きると共に、一つの回路の切替調整用として使用する場
合に、二つの切替スイッチを短絡する機能をこのスイッ
チ自身が有する複合スイッチを実現できるという作用を
有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、二組の回転弾性接点体と対向弾性接点脚
をそれぞれ一体の弾性金属薄板で形成したものであり、
請求項1に記載の発明による作用に加えて、安価でコン
パクトな複合スイッチとすることができるという作用を
有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、一つの操作軸で回転体を回転さ
せると共に、中心可動接点を回転軸線方向に動かすよう
にしたものであり、操作し易くコンパクトな複合スイッ
チとすることができるという作用を有する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、中心可動接点を動
かす操作軸が、回転軸線方向の動きの押し位置および引
き位置で節度感を伴って停止するものであり、安定した
動作で、良好な操作感を有する複合スイッチとすること
ができるという作用を有する。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、中心可動接点を動
かす操作軸が、回転軸線方向の動きの引き位置にあるよ
うにばね体で付勢したものであり、操作軸を押圧操作す
ることにより、押圧している時のみ接続回路を切替える
ことができる複合スイッチとすることができるという作
用を有する。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、二組の固定接点を
それぞれ、半円状のコモン接点と、これと同心の放射状
で所定の角度ピッチに配された複数個の個別接点とし、
二つの回転弾性接点体の各二つずつの接点が、回転体の
回転に伴って二組の固定接点のコモン接点と各個別接点
の間を切替え接続するものであり、電気的に独立した二
つの回路を同時に、節度感を伴って複数段階に切替調整
できると共に、一つの回路の切替調整用として使用する
ために、二つの切替スイッチを短絡する機能を有する複
合スイッチを実現できるという作用を有する。
【0014】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による複合スイッチの正面断面図、図2は同分
解斜視図である。
【0016】同図において、11は接点基板で、その上
面には二組の固定接点12,13が中心に対して対称に
配設されている。
【0017】この二組の固定接点12および13は、図
3の接点基板の上面図に示すように、接点基板11の中
心孔11Aを中心とする小径の半円状のコモン接点12
Aおよび13Aと、その外方に所定の間隔をあけて、こ
れと同心で所定角度の放射状に配された個別接点12
B,12Cおよび13B,13Cから成っている。
【0018】また、14および15は、この固定接点1
2および13と接触する弾性金属薄板製の可動接点体で
あり、それぞれ回転弾性接点体14Aおよび15Aと、
“くの字形”の対向弾性接点脚14Bおよび15Bを導
通・連結して、一体の弾性金属薄板から形成されてい
る。
【0019】そして、図4のスイッチ接点構成を説明す
る概念図に示すように、各回転弾性接点体14Aおよび
15Aは、上記接点基板11上の固定接点12および1
3のコモン接点12Aおよび13Aに弾接する接点脚1
6Aおよび17Aと、個別接点12B,12Cおよび1
3B,13Cに弾接する接点脚16Bおよび17Bを有
している。
【0020】このような構成の可動接点体14および1
5を保持するのが、上部の円筒部18Aと下部のフラン
ジ部18Bから成る絶縁樹脂製の回転体18で、フラン
ジ部18B下面中央の円形突部18Cが上記接点基板1
1の中心孔11Aに嵌合支持されると共に、円筒部18
Aの外周を、上方に配された駆動体19下部の大径の筒
状部19Bに抱持されて、接点基板11の中心を回転中
心として供回りするように係合している。
【0021】そして、可動接点体14および15は回転
体18のフランジ部18B下面にカシメ固定されると共
に、その“くの字形”の対向弾性接点脚14Bおよび1
5Bが二つの貫通孔18Dを通って上部の円筒部18A
の空隙部18E内に、中心に対して対称な位置に突出
し、くの字形の対向弾性接点脚14Bおよび15Bの中
央突出部14Cと15Cが回転軸線である中心線を挟ん
で対向するように配設されている。
【0022】また、駆動体19は、その上部の中空の外
操作軸19Aがケース20上底部の支持孔20Aにより
回転可能に支持され、外方に突出した先端部分が、操作
つまみ(図示せず)が装着される外操作部19Cを形成
すると共に、その中央孔19D内に内操作軸21を、外
操作軸19Aの回転軸線方向である上下方向に所定量だ
け動くように保持している。
【0023】ここで、駆動体19の筒状部19Bの上面
外周に設けられた凹凸部19Eは、ケース20の上底部
下面に装着された板ばね22のダボ部22Aと係合し
て、外操作軸19Aの回転操作時に節度感を生じるため
のものである。
【0024】そして、上記の内操作軸21は、上方に突
出した先端部が、操作つまみ(図示せず)が装着される
内操作部21Aを形成すると共に、下方に突出した先端
部には、金属製の中心可動接点23がカシメ装着されて
いる。
【0025】この中心可動接点23は、図1および図2
に示すように、一定外径の円筒形の外周上端近くに山形
突出部23Aを有しており、この外周を駆動体19の外
操作軸19A部分の下端に保持された弾性金属製のU字
ばね24が弾接挟持している。
【0026】ここで、図1に示す、内操作軸21が引か
れた状態すなわち引き位置にある時、上記のU字ばね2
4は中心可動接点23外周の山形突出部23Aの下端に
あるように設定されており、この状態で中心可動接点2
3は前記の可動接点体14および15の対向弾性接点脚
14Bおよび15Bとは接触していない。
【0027】そして、図1および図2に示すように、ケ
ース20の上方からコの字形の連結金具25を被せ、そ
の上面の孔25Aから外操作軸19Aおよび内操作軸2
1を突出させると共に、その両側部下端の脚部25Bを
接点基板11の裏面でカシメることによって、上記の各
構成部材は結合されている。
【0028】本実施の形態による複合スイッチは以上の
ように構成されるものであり、次にその動作について説
明する。
【0029】まず、図1に示す内操作軸21が引き位置
にある状態において、外操作軸19Aの外操作部19C
を回転操作すると、駆動体19の回転に伴って回転体1
8が回転し、そのフランジ部18B下面に保持された二
つの可動接点体14および15すなわち回転弾性接点体
14Aおよび15Aの接点脚16A,16Bおよび17
A,17Bがそれぞれ接点基板11の固定接点12およ
び13上を弾接摺動して、コモン接点12Aおよび13
Aと接続する個別接点の位置が、12Bおよび13Bか
ら12Cおよび13Cへと、ほぼ同時に順次切り替えら
れて、その信号がそれぞれの接続端子を介して外部へ伝
達されている。
【0030】すなわち、本複合スイッチは独立した二回
路の切替スイッチとして動作する。
【0031】なお、この切替動作時において、駆動体1
9の上面部の凹凸部19Eと板ばね22のダボ22Aと
の間で節度感を発生する。
【0032】次に、内操作軸21の内操作部21Aを押
圧操作すると、内操作軸21およびその下端部の中心可
動接点23が下方に動き、中心可動接点23の外周上端
部近くの山形突出部23Aは、その下端を挟持したU字
ばね24を押し開きながら下方へ移動し、節度感を伴っ
てその頂点部を過ぎ、山形突出部23Aの上端部が挟持
される位置で停止し、図5に示す、内操作軸21が押し
位置にある状態となる。
【0033】同図に示すように、この状態において、金
属製の中心可動接点23の下端部は二つの可動接点体1
4および15の対向した“くの字形”の対向弾性接点脚
14Bおよび15Bの間に入り込み、くの字形の中央突
出部14Cおよび15Cの間隔を押し広げて両者に接触
し、二つの可動接点体14および15の間すなわち接点
基板11の固定接点12および13の二つのコモン接点
12Aと13Aの間を短絡させる。
【0034】そして、この状態において、外操作軸19
Aの外操作部19Cを回転操作すると、駆動体19の回
転に伴って回転体18が回転し、そのフランジ部18B
下面に保持された二つの可動接点体14および15の接
点脚16A,16Bおよび17A,17Bがそれぞれ接
点基板11の固定接点12および13上を弾接摺動する
ことは、内操作軸21が引き位置にある上記の場合と同
様であるが、二つのコモン接点12Aと13Aの間は短
絡されているので、この操作に伴う本複合スイッチの切
替動作による信号は、一回路の切替スイッチのものと同
等のものである。
【0035】この後、内操作軸21の内操作部21Aを
引張り操作すると、内操作軸21および中心可動接点2
3が節度感を伴って上方へ動き、本複合スイッチは再び
図1に示す、内操作軸21が引き位置にあり、中心可動
接点23が可動接点体14および15の対向弾性接点脚
14Bおよび15Bと接触していない状態、すなわち独
立した二回路の切替スイッチとなる。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、コン
パクトな寸法でありながら、電気的に独立した二つの回
路を同時に、節度感を伴って切替調整できると共に、一
つの回路の切替調整用として使用するために、二つの切
替スイッチを節度感を伴って短絡する機能をこのスイッ
チ自身が有する安価な複合スイッチを実現できるもので
ある。
【0037】なお、上記の説明においては、この複合ス
イッチを操作するための操作軸として、回転体18が保
持する二つの可動接点体14および15の回転弾性接点
体14Aおよび15Aを回転切替操作する際には外操作
軸19Aを回転操作し、対向した二つの“くの字形”の
対向弾性接点脚14Bおよび15Bの間すなわち可動接
点体14および15の間を短絡または絶縁させる場合に
は、内操作軸21を押しまたは引き操作する、二つの操
作軸を使用する構成について説明したが、これを一つの
操作軸で操作するようにした場合の構成を示すのが、図
6および図7である。
【0038】すなわち、図6の正面断面図および図6の
X−X線における断面図である図7に示すように、筒状
部26Eを備えた駆動体26Dの中空軸部26Fの孔部
26Gの断面形状を非円形とし、この孔部26Gに嵌合
保持される操作軸26の下半部26Aの断面形状もこれ
と同じ非円形でやや細径として、両者を供回りするが、
所定の範囲で独立して上下動可能に係合させたものであ
る。
【0039】なお、駆動体26Dの中空軸部26Fの外
周は円形で、その外径は操作軸26先端の操作部26B
の外径とほぼ同じとなっている。
【0040】そして、このような構成において、操作軸
26の操作部26Bに操作つまみ(図示せず)を装着し
て回転操作すると、操作軸26の回転により駆動体26
Dが供回りし、これに伴って回転体18ならびにそのフ
ランジ部18B下面に保持された二つの可動接点体14
および15の回転弾性接点体14Aおよび15Aを回転
切替操作することができ、また、操作部26Bを押しま
たは引き操作することによって、対向した二つのくの字
形の対向弾性接点脚14Bおよび15Bの間、すなわち
可動接点体14および15の間を短絡または絶縁させ
て、本複合スイッチを二回路の切替スイッチまたは一回
路の切替スイッチとすることができる。
【0041】すなわち、より操作し易く、コンパクトな
複合スイッチとすることができるものである。
【0042】(実施の形態2)図8は本発明の第2の実
施の形態による複合スイッチの正面断面図、図9は同分
解斜視図である。
【0043】本実施の形態による複合スイッチは、上記
実施の形態1によるものに対して、駆動体27の外操作
軸27Aの段部27B付きの中央孔27C内に保持され
た内操作軸28が、この中央孔27C内に挿入されたコ
イルばね29により、回転軸線方向の動きの引き位置で
ある上方にあるように付勢されている点、および中心可
動接点31の外形が一定外径の円筒状となっている点が
異なっており、その他の部分は実施の形態1によるもの
と同じである。
【0044】すなわち、接点基板11上の固定接点12
および13に弾接する回転弾性接点体14Aおよび15
Aと、くの字形の対向弾性接点脚14Bおよび15Bか
らなる可動接点体14および15を保持した回転体18
を、駆動体27の下部の筒状部27Dで抱持されている
ことは、上記の実施の形態1の場合と同じであるが、ケ
ース20の支持孔20Aにより回転可能に支持された駆
動体27上部の外操作軸27Aの中央孔27Cは、下方
が小径部27Eで上方が大径部27Fとなっている。
【0045】そして、この外操作軸27Aの中央孔27
C内に保持される内操作軸28は、上方に突出した先端
部が操作つまみ(図示せず)が装着される内操作部28
Aを形成していることは実施の形態1の場合と同様であ
るが、その下方の円形細径部28Bが上記中央孔27C
下方の小径部27Eに嵌合され、またその中間上部の鍔
部28Cが上方の大径部27Fに嵌合されて所定量だけ
上下方向に動くように保持されると共に、この鍔部28
C下面と中央孔27Cの段部27Bとの間に挿入された
コイルばね29によって上方に付勢されている。
【0046】さらに、内操作軸28の下方に突出した先
端部にカシメ接続された一定外径の円筒状の中心可動接
点31は、内操作軸28がコイルばね29によって上方
に付勢された通常状態において、上記の可動接点体14
および15の対向弾性接点脚14Bおよび15Bと接触
していない。
【0047】本実施の形態による複合スイッチは以上の
ように構成されるものであり、次にその動作について説
明する。
【0048】まず、図8に示す、内操作軸28がコイル
ばね29により上方に付勢されて上記の実施の形態1に
おける引き位置にある状態において、外操作軸27Aの
外操作部27Gを回転操作する場合には、上記の実施の
形態1の場合と同様に二回路の切替スイッチとして動作
する。
【0049】次に、コイルばね29の付勢力に抗して内
操作軸28の内操作部28Aを押圧操作すると、内操作
軸28およびその下端部の中心可動接点31が下方に動
き、図10の正面断面図に示すように、中心可動接点3
1の下端部は二つの可動接点体14および15の対向弾
性接点脚14Bおよび15Bの間に入り込んで両者に接
触し、二つの可動接点体14および15の間すなわち接
点基板11の固定接点12および13の二つのコモン接
点12Aと13Aの間を短絡させることも実施の形態1
の場合と同様であり、この状態において、二回路の切替
スイッチは短絡されて一回路の切替スイッチと同等のも
のとなる。
【0050】そして、この状態から内操作軸28に加え
る押圧力を除くと、コイルばね29の付勢力によって、
内操作軸28および中心可動接点31は元の図8の状態
に押し戻される。
【0051】すなわち、本実施の形態による複合スイッ
チは、内操作軸28に押圧力を加えている状態のみにお
いて一回路の切替スイッチと同条件とすることができる
ものであり、したがって、この押圧操作時のみに接続条
件が変わることをプッシュスイッチとしても利用できる
ものである。
【0052】なお、本実施の形態による複合スイッチに
おいても、実施の形態1の場合と同様に、一つの操作軸
で操作する構成とできることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気的に
独立した二つの回路を同時に、節度感を伴って切替調整
できると共に、一つの回路の切替調整用として使用する
ために二つの切替スイッチを短絡する機能をこのスイッ
チ自身が有する、小型で安価な複合スイッチを実現でき
るという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による複合スイッチ
の正面断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同接点基板の上面図
【図4】同スイッチ接点構成を説明する概念図
【図5】同内操作軸が押し位置にある状態の正面断面図
【図6】同他の構成の複合スイッチの正面断面図
【図7】図6のX−X線における断面図
【図8】本発明の第2の実施の形態による複合スイッチ
の正面断面図
【図9】同分解斜視図
【図10】同内操作軸を押圧操作する場合の正面断面図
【図11】従来の複合スイッチの正面断面図
【図12】同使用方法を説明する配線図
【符号の説明】
11 接点基板 11A 中心孔 12,13 固定接点 12A,13A コモン接点 12B,12C,13B,13C 個別接点 14,15 可動接点体 14A,15A 回転弾性接点体 14B,15B 対向弾性接点脚 14C,15C 中央突出部 16A,16B,17A,17B 接点脚 18 回転体 18A 円筒部 18B フランジ部 18C 円形突部 18D 貫通孔 18E 空隙部 19,26D,27 駆動体 19A,27A 外操作軸 19B,26E,27D 筒状部 19C,27G 外操作部 19D,27C 中央孔 19E 凹凸部 20 ケース 20A 支持孔 21,28 内操作軸 21A,28A 内操作部 22 板ばね 22A ダボ部 23,31 中心可動接点 23A 山形突出部 24 U字ばね 25 連結金具 25A 孔 25B 脚部 26 操作軸 26A 下半部 26B 操作部 26F 中空軸部 26G 孔部 27B 段部 27E 小径部 27F 大径部 28B 円形細径部 28C 鍔部 29 コイルばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板面の中心に対して対称に配設された
    二組の固定接点と、基板面の中心を回転中心とする回転
    体に保持され、上記二組の固定接点にそれぞれ弾接する
    二つの回転弾性接点体と、この二つの回転弾性接点体そ
    れぞれと導通して回転軸線を挟むように対向して配され
    た二つの対向弾性接点脚と、回転軸線方向に動くことに
    より、上記二つの対向弾性接点脚間を接離する中心可動
    接点と、上記回転体を回転させると共に、上記中心可動
    接点を回転軸線方向に動かす一つまたは二つの操作軸か
    らなる複合スイッチ。
  2. 【請求項2】 二組の回転弾性接点体と対向弾性接点脚
    をそれぞれ一体の弾性金属薄板で形成した請求項1記載
    の複合スイッチ。
  3. 【請求項3】 一つの操作軸で回転体を回転させると共
    に、中心可動接点を回転軸線方向に動かすようにした請
    求項1または2記載の複合スイッチ。
  4. 【請求項4】 中心可動接点を動かす操作軸が、回転軸
    線方向の動きの押し位置および引き位置で節度感を伴っ
    て停止する請求項1〜3のいずれか一つに記載の複合ス
    イッチ。
  5. 【請求項5】 中心可動接点を動かす操作軸が、回転軸
    線方向の動きの引き位置にあるようにばね体で付勢した
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の複合スイッチ。
  6. 【請求項6】 二組の固定接点をそれぞれ、半円状のコ
    モン接点と、これと同心の放射状で所定の角度ピッチに
    配された複数個の個別接点とし、二つの回転弾性接点体
    の各二つずつの接点が、回転体の回転に伴って二組の固
    定接点のコモン接点と各個別接点の間を切替え接続する
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の複合スイッチ。
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