JPS6233235Y2 - - Google Patents

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JPS6233235Y2
JPS6233235Y2 JP11281779U JP11281779U JPS6233235Y2 JP S6233235 Y2 JPS6233235 Y2 JP S6233235Y2 JP 11281779 U JP11281779 U JP 11281779U JP 11281779 U JP11281779 U JP 11281779U JP S6233235 Y2 JPS6233235 Y2 JP S6233235Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な多方向切替スイツチに関し、特
にU字形の接点板を用いて多方向切替機構を構成
し、スイツチ回路の良好な接触を得るようにする
と共に、円盤状のセレクターを組み込むことによ
り二以上の系統の多方向切替操作を一個のスイツ
チでなしうるものとした新規な多方向切替スイツ
チを提供しようとするもので、絶縁性を有する材
料にて形成されたケースと、接触面が対向するよ
うに該ケースの底部に同心に配置された二つの環
状導体と、弾性を有する材料にてU字形に形成さ
れ一端が外側に配置された環状導体より更に外側
のケース底面に固定され可動端たる他の一端が環
状導体の間に挿入され且つ内側の環状導体に押圧
するようにされている所要の数の接点板と、ケー
ス内の上部内面に取着された所要の数のコモン導
体及び個別導体と、ケース内の上部内面に回転可
能に内嵌された円盤状セレクターと、セレクター
の外周に配置されており適宜の弾圧手段により前
記コモン導体及び個別導体に押圧され両者の導通
を図る摺動子と、ケース及びセレクターに形成さ
れた孔に回転可能且つ傾動可能に軸部が挿通され
且つその回転に伴い前記セレクターも回転される
ようにセレクターを係合された操作レバーとを備
え、操作レバーを傾動することによりその傾動方
向に対応したU字接点板の可動端がレバーのケー
ス内突出端に押圧され外側環状導体に接触される
ようにされていると共に、操作レバーを回転する
ことによりセレクターが回転し摺動子を介してコ
モン導体に接続される個別導体が切り替えられる
ようにされていることを特徴とする。
以下、本考案多方向切替スイツチの詳細を、図
示した実施例に従つて説明する。
1は本考案に係る多方向切替スイツチの一実施
例である。該スイツチ1は次の四つの部分によつ
て構成されており、はじめに各部分についてその
大略を説明する。第一の部分は下ケース部2であ
る。下ケース部2は絶縁性のある材料、例えば合
成樹脂から成る角形のブロツクにその一方からは
深い円筒状凹部が形成されてスイツチング室3と
され、そこにU字形接点板4等が収容されてお
り、又、他方からは浅いドーナツ状凹部が形成さ
れ、端子導出部5とされそこにドーナツ型プリン
ト基板6が内嵌されているものである。
尚、便宜上スイツチング室3が開口している方
向を上側として以下その説明を進める。
第二の部分はセレクター部7であり絶縁性のあ
る材料、例えば合成樹脂にて略円板状に形成され
ており、スイツチング室の開口部の拡径部8に内
嵌されている。該セレクター7はその外周にコ字
状摺動子9,9が取着されておりセレクター7の
回転により拡径部内面8に取着されたコモン導体
10,10と個別導体11,11,11,11の
接続の切り替えを行なうものである。
第三の部分は該セレクター7の上に重ねられス
イツチング室3の開口端を覆つている上ケース1
2である。該ケース12は絶縁性のある材料、例
えば合成樹脂にて略角型の蓋状に形成されてお
り、前記セレクター7を内嵌したスイツチング室
開口部13を覆うよう取着されている。そして、
第四の部分は操作レバー14であり上ケースの中
央のボス15に形成された挿通孔16に挿通され
ている。該レバー14は前記セレクター7と係合
されていて該セレクター7を回転させると共にレ
バー自体をある方向に傾動することによりその傾
動方向に対応するU字形接点板4の接続を切り替
えるという作用をなすものである。
以下、各部分について更に詳しい説明を行な
う。17は溝であり、スイツチング室の底部18
の隅の部分から少し中央に寄つた位置に八角形を
描くように形成されている。該溝17の内側壁1
9及び外側壁20には夫々帯状導体を八角形に屈
曲してなる環状導体21,22が取着されてい
る。尚該取着の手段は任意であり、適当な接着材
にて接着することやあるいは帯板を屈曲する際の
各部の屈曲度を内側壁用環状導体21については
稍強く又、外側壁用環状導体22については稍弱
くしてこれらを稍広げ、又は縮小しつつ溝17に
嵌入することなどが考えられる。又、環状導体2
1,22にはそれぞれ適宜の位置に外部導出用端
子23,24が一体に形成されており該端子2
3,24は溝17の底部を貫通し端子導出部5へ
導出されている。
U字形接点板4,4,4,4はスイツチング室
底部18の隅の部分に90度離間して固定されて
いる。該接点板4,4,4,4は弾性を有する導
電材例えば燐青銅板をU字形に折返したものであ
り、折返部25,25,25,25を上側として
その一片26,26,26,26が固定片として
スイツチング室内壁27に当接されると共にその
先端が端子導出部5に突出された状態でスイツチ
ング室底部18に固定されている。そして、他の
一片28,28,28,28は可動片としてその
先端29,29,29,29が前記溝17内に挿
入され折り返し部25,25,25,25の弾力
で内側壁環状導体21に圧接するようにされてい
る。30はスイツチ室底部18中央に穿設された
円形有底孔である。そして、該孔30の底側には
圧縮スプリング31が、又、開口側にはリターン
ダボ32が内挿されている。
8は拡径部でありスイツチング室の開口部13
にセレクター7を回転可能に内嵌するためにその
開口端からセレクター7の厚さの分だけ中へ入つ
た部分までの内径をスイツチング室3の他の部分
の内径より稍大きくしたものである。又、該拡径
部8内面には弧状のコモン導体10,10が取着
されており、該コモン導体10,10は拡径部8
の内周を四分割した各区分面のうちの対向する二
面を略覆うような長さとされている。又、該コモ
ン導体10,10の両端部から稍離間した位置に
個別導体11,11,11,11が取着されてい
る。これら各導体10,10,11,11,1
1,11には接続導体(図示せず)が一体に形成
されており、該接続導体はスイツチング室3の壁
面に沿い端子導出部5へ導き出されている。一
方、コモン導体10,10個別導体11,11,
11,11に対応してセレクター7の周縁部には
180度離間してセレクター7の外周面側と上面側
に開口する階段状切欠33,33が形成されてお
り、該切欠33,33にコ字状に屈曲された摺動
子9,9が、その端縁を内方に向けた状態で嵌入
されている。そして、該コ字状摺動子9,9の内
側に配置された圧縮スプリング34,34の力で
摺動子9,9外面に突設された各二つの接点3
5,35,35,35はコモン導体10,10及
び個別導体11,11,11,11に対して夫々
圧接されるようになつている。又、36はセレク
ター7の上面に一体に突設されたボスであり、該
ボス36は上ケース12の下面に形成された円形
凹部37に嵌入されている。そして又、ボス36
の側面には90度離間して切欠38,38が形成さ
れており、且つ、切欠38,38の間の、全周の
1/4にあたる側面39aは少し削られてその他の
側面39bより一段窪んだ小さい円弧を描くよう
にされている。そして、これに対応して、上ケー
ス12の下面には前記円形凹部37と連続し且つ
上ケースの側面に近い部分を終端40とする溝4
1が形成されており、該溝41の終端40側には
圧縮スプリング42が、又、円形凹部37側には
クリツクダボ43が内挿されており、該クリツク
ダボ43の先端44が圧縮スプリング42の反撥
力でセレクターのボス36の側面39aに押圧さ
れるようになつている。従つてセレクター7はク
リツクダボの先端44が側面の切欠38,38に
嵌り込む回転位置、即ち90度離隔した二つの回転
位置でクリツクストツプされるようになつてい
る。又、セレクター7の上面には四分の一の円弧
をなす溝45が形成されており、上ケース12の
下面に突設されたストツパー46が該溝45に嵌
入されている。従つて、セレクター7は90度の範
囲においてのみ回転可能となるが該回転可能の範
囲は前記クリツクストツプする2つの回転位置の
間の90度の範囲と一致するようにされており、こ
れによりセレクター7は回転可能の90度の範囲の
両端の回転位置でクリツクストツプされる。
又、セレクター7の中央部はボス36の上面側
からセレクター7の肉厚の数分の一の深さを有す
る円形の孔47が、一方、セレクターの下面から
該円形孔47の断面より稍大きい正方形断面を有
する角形孔48が夫々穿設され連通されている。
尚、円形孔47の直径はここに挿通された操作レ
バー14の角柱状軸部49が回転しうる大きさ
に、又、角形孔48の断面は操作レバーの操作子
50の断面より稍大きくなるようにされている。
更に操作レバー14を傾動するとき、操作子50
が逃げる空間を与え、且つ該傾動の際の方向を定
めるため、角形孔48の四つの壁面には操作子5
0と略同じ幅の傾斜溝51,51,51,51が
形成されている。従つてセレクター7下面の角形
孔48の開口端は恰も緑十字や赤十字マークの如
き十字形をなしている。
そして更に操作子50の互いに反対側の側面に
夫々突設されているセレクター7回転用突起5
2,52を係合するために、前記傾斜溝51,5
1,51,51のうち相対向する一対の溝51,
51の中間から奥へ向つて、夫々切欠53,53
が形成されている。
上ケースの上面に一体に突設されたボス15の
外周は雄ネジ54とされ該ネジ54に取付用ナツ
ト55が螺合されることによつて本考案多方向切
替スイツチが機器等に取着されるようになつてい
る。又、該ボス15の中央に穿設された断面四角
形の挿通孔16の断面はこれに挿通される操作レ
バーの角柱状軸部49が回転しうる大きさとされ
ている。そして、この挿通孔16の四つの壁面に
も操作レバー14を傾動するときの角柱状軸部4
9の逃がしと案内を兼ねる斜溝56,56,5
6,56が形成されており、挿通孔16の上面側
開口端はセレクターの挿通孔48と同様の十字形
断面となつている。
操作レバー14は角柱状軸部49と、ノブ57
と、操作子50と、そして該操作子に突設された
セレクタ回動用突起52,52とから成る。
角柱状軸部49は樹脂製であり、上ケースのボ
スに形成された挿通孔16及びセレクター7に形
成された挿通孔47を上下に貫通している。又、
ノブ57は合成樹脂にて形成されており角柱状軸
部49の外部突出端に固着されている。そして操
作子50は角柱状軸部49のスイツチング室3内
突出端に一体に形成されており、全体の形状が短
い角柱状にされている。又、該操作子50のスイ
ツチング室底部側の端部にはフランジ58が一体
に突設されている。そして又、その端面は浅い円
錘状凹部59とされており、更にその中央が浅い
円形凹部60とされている。又、セレクター回動
用突起52,52は操作子50の互いに反対を向
く側面の夫々において中間より稍上方の位置に突
設されている。
而して本考案多方向切替スイツチにおいて、操
作子の凹部59にリターンダボ32を介して圧縮
スプリング31の反撥力が加わつており、操作子
の上方端面61がセレクター下面の角形孔48奥
端に押圧されている。従つて操作レバー14は操
作力が加えられない状態において中立し、且つ、
リターンダボ32の先端が操作子凹部中央の円形
凹部60に陥ち込むので、該中立の状態が保たれ
る。そして操作レバー14が所定の方向に傾動さ
れた時は、第1図において想像線で示したように
操作子50の上端の四辺のうちの一辺のみがセレ
クターの下面角形孔48の奥壁に接しこれが傾動
の際の軸線となり、該傾動によりスイツチング室
底部18に穿設された円形有底孔30に嵌挿され
ているリターンダボ32は圧縮スプリング31を
さらに圧縮しつつその底側へ押入される。
そして、該傾動により操作子50のフランジ5
8は傾動方向に位置するU字形接点板4の可動端
29を内側の環状導体21から離反させ外側の環
状導体22へ接触させる。そして、傾動する力が
なくなつたとき、即ち、操作者がノブ57から手
を離したときは、操作子上端の一辺とセレクター
下面角形孔48の奥端との接触線を軸として前記
押圧されたスプリング31の力が操作レバー14
を中立に戻すモーメントとして作用し、中立位置
に戻つたとき操作レバー14はクリツクストツプ
し、これと共に操作子のフランジ58により外側
の環状導体22に押接されていたU字形接点板4
の可動端29はその折返部25の弾力で再び内側
の環状導体21に押接される。そして又、操作子
50の側面に突設された突起52,52はセレク
ター7に形成された溝53,53と係合している
ので操作レバー14を回転すればセレクター7は
前述したように90度の範囲で回転し、かつその両
端の位置でクリツクストツプし、これと共に、セ
レクターの摺動子9,9が移動するのでコモン端
子10,10と接続される個別端子は一方のもの
11,11から他方のもの11,11に切り替え
られる。
次に実施例のスイツチ1を自動車のバツクミラ
ーのリモートコントロールスイツチとして用いた
場合の回路接続及び回路動作について説明する。
第12図において破線で囲まれた部分Uln及び
rnは夫々左のバツクミラーユニツト及び右のバ
ツクミラーユニツトを表わし、Mlhは左側バツク
ミラー(図示せず)を水平方向に回動するための
直流モーター、Mluは左側バツクミラーを垂直に
回動するための直流モーターを表わす。同様にM
rh、Mruは右側バツクミラー(図示せず)の水
平、垂直方向回動用モーターである。Tf、Tr
……は各モーターの端子であり説明の便宜上正の
電圧が加えられたときモーターが正転する方の端
子には添字fを、又、もう一方の逆転する方の端
子には添字rを付している。又、左、右のバツク
ミラーは夫々モーターMlh又はモーターMrhが正
転するときは夫々水平面において反時計方向に向
きを変え、又、モーターMlu又はモーターMru
正転するときは夫々上に向かつて向きを変えるよ
うにされているものとする。
実線によつて囲まれた部分62は下ケース部2
の多方向切替機構を表わしており、21は内側の
環状導体、22は外側の環状導体を表わす。29
l,29r,29u,29dはU字形接点板4,
4,4,4の可動端を表わし、説明の便宜上自動
車のダツシユボードに本実施例のスイツチ1が取
り付けられた状態で、その操作レバー14を右に
倒したとき切り替えられるもの、即ち、操作子5
0のフランジ58により押圧され内側の環状導体
21から外側の環状導体22へその接続が切替え
られるU字形接点板の可動端29には添字rを、
同様に左に倒した場合切り替えられるものには添
字lを、上に倒したとき切り替えられるものには
添字uを、下に倒したとき切り替えられるものに
は添字dを付している。
破線で囲まれた部分63はセレクター7の回転
によつて作動する負荷切替機構を表わし9,9は
コ字状摺動子、10h,10uはコモン導体を表
わしており、摺動子9を介し両ミラーの水平回動
用モーターMlh,Mrhのいずれかに電源を供給す
る方のコモン導体には添字hを、同様に垂直方向
回動用モーターMlu,Mruに対するコモン導体に
は添字uを付している。そして、11lh,11
lu,11rh,11ruは夫々個別導体を表わすが、
説明の便宜上、自動車のダツシユボードに本実施
例のスイツチ1が取り付けられた状態で、90度の
回転角を有する操作レバー14を左側に回したと
き(反時計方向に回したとき)コ字状摺動子9,
9によつてコモン導体10h,10uに接続され
る個別導体に夫々添字lh,luを付し、又、操作レ
バー14を右側に回したとき(時計方向に回した
とき)のそれらを夫々、添字rh,ruを付すことに
よつて示している。
そして、モーターMlhの端子Tfは負荷切替機構
の個別導体11lhに、同様に他の各モーターの端
子Tf,Tf,Tfは対応する個別導体11lv,11
rh,11rvに夫々接続され、又、モーターMlh
rhの端子Tr,Trは共に多方向切替機構62の
U字形接点板29lに接続され、モーターMlv
rvの端子Tr,Trは共にU字形接点板29dに
接続されている。尚、負荷切替機構部のコモン導
体10h及び10vは多方向切替機構のU字形接
点板29r及び29uに夫々接続されるのである
が、本実施例のスイツチ1においては端子導出部
5に嵌入されたプリント基板6によつてその接続
がなされている。
そして又、多方向切替機構部62の外側環状導
体22には自動車の蓄電池BTから供給される電
源の(+)側が、又、内側環状導体21には
(−)側が接続されている。
以上のように接続することにより、例えば操作
レバー14を右側(時計回り側)に回転すること
によりセレクターの摺動子9,9はコモン導体1
0hと個別導体11rh又、コモン導体10vと個
別導体11rvを導通させるから、この状態で操作
レバー14を上に傾動すると、U字形接点板の可
動端29uは外側の環状導体22に押接される。
従つて、畜電池BTの(+)端子から出発して外
側の環状導体22、可動端29u、コモン導体1
0v個別導体11rv、モーターMrvの端子Tf
同じく端子Tr、U字形接点板29d、内側の環
状導体21畜電池BTの(−)端子に至る回路が
構成され、モーターMrvが正転して右側バツクミ
ラーは操作レバー14を上に傾動している間、上
に向かつて向きを変え、右側バツクミラーに写る
後方の景色はより上方のものへと移り変る。そし
て、操作レバー14から操作者の手が離れると操
作レバー14は前述したとおり中立の状態に復帰
し、U字形接点板の可動端29uも又、自らの弾
力で復帰し内側環状導体21に圧接する。これよ
り前述の回路は遮断された右側のバツクミラーは
スイツチ操作前に比べある角度だけ上に向きを変
えた状態で停止する。
次に操作レバー14を下に傾動したときは、U
字形接点板の可動端29dが外側の環状導体22
に接し前述した場合と同様にモーターMrvを駆動
する回路が構成されるが前述した場合と違つて正
の電圧がモーターMrvの端子Trに加わるので、
モーターMrvは操作レバー14を下に傾動してい
る間逆転をつづけ、右側のバツクミラーは下方に
向かつて向きを変え、バツクミラーに写る後方の
景色はより下方へと移り変る。そして、操作レバ
ー14から操作者の手が離れると、前述した場合
と同様に操作レバー14は中立の状態に復帰し、
U字形接点板の可動端29dも復帰して内側の環
状導体21に圧接し、右側のバツクミラーは操作
前に比べ一定の角度だけ下に向きを変えた状態で
停止する。
以上の動作は操作レバー14を左右に傾動した
場合についても同様であり、左に傾動している
間、バツクミラーは水平面において時計回りに向
きを変えバツクミラーに写る後方の景色はより左
のものに移り変り、右に傾動すればその逆とな
る。
次に操作レバー14を左、即ち反時計方向に90
度回転するとセレクター7の摺動子9,9はコモ
ン導体10hと個別導体11lh、コモン導体10
vと個別導体11lvとを夫々導通させるから、こ
の状態で操作レバー14を上下、左右に傾動させ
れば該傾動の方向に従つて左側バツクミラーは上
下、左右に向きを変え、これに写る後方の景色も
又上下、左右に移り変ることとなる。
以上に記載したように本考案多方向切替スイツ
チにおいては、ケースの底面に二つの環状導体を
同心に配置してその接触面が対向するようにし、
U字形に形成した所要の数の接点板を、その可動
端が折り返し部の弾力で内側の環状導体に圧接す
るようにケース底面に固定し、操作レバーの傾動
により、そのケース内突出端が可動端を押圧し該
可動端が外側の環状導体に圧接され多方向の切替
操作が行なわれるようにすると共に、レバーと係
合させレバーと共に回転するようにしたセレクタ
ーをケース内に挿着し、該セレクターの周縁に所
要の数の摺動子を、又、セレクターに対向するケ
ース内面に所要の数のコモン導体及び個別導体を
取着し、操作レバーを回転することにより、摺動
子を介してコモン導体に接続される個別導体を切
り替えるようにしているので、二以上の系統の多
方向切り替え操作を一本のレバーによつて行なう
ことができ、系統ごとに別のレバーを操作するの
に比べ極めて操作性が良くなつている。
又、U字形接点板の可動端は外側の環状導体に
接したのちに更に操作レバーに押圧され、その接
触面が僅かに移動するので、その接触状態は常に
良好である。
更に、二以上の系統を一個のスイツチで制御し
うるので、制御回路を構成する部品の経費や組立
工数を削滅することができる。
尚、本考案切替スイツチの上記実施例において
はU字形接点板は4個使用されているが、これに
限られるものではなく、制御形態に応じこれより
少なくても良いし、また多くても良い。例えば三
つのモータを有する制御対象を操作する場合には
U字形接点板は6個必要になる。又、セレクター
によつて切り替えられる系統の数も使用例におい
て説明したように例えば、左右のバツクミラーユ
ニツトというように、二つの系統に限られるもの
ではなく、用途に応じ三つ以上の系統の多方向切
替操作を行なうことができる。例えば三系統に用
いる場合には、セレクターの摺動子は120度離間
して3個配置すると共に、これに対応するコモン
導体とその両側の個別導体も三組としてケース内
面に120度離間して配置し、レバーのクリツクス
トツプする回転位置も60度毎とすれば良い。そし
て、更にこれら摺動子等は円周に等分に配置する
必要はなく、例えばセレクター等の円周の半分の
みを利用してこれらを配置し、これらに接続する
端子を集中させてコネクター接続等をしやすくす
ることもできる。更に、ケース底部に配置する二
つの環状導体は実施例のように溝の側壁に取着す
る必要はなく、例えばケースの底部を平らにし、
環状導体には所要の数の爪を一体に突設し、該爪
を底部に埋着することにより環状導体を固定する
ようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本考案多方向切替スイツチ
の実施の一例を示し、第1図は中央縦断面図、第
2図は下ケース部を開口側から見た平面図、第3
図はセレクターの平面図、第4図はセレクターの
底面図、第5図は第3図のー線に沿う断面
図、第6図は下ケースにセレクターを挿着した状
態を示す平面図、第7図は第6図の−線に沿
う部分断面図、第8図はノブを除いた操作レバー
を一部切欠いて示す図、第9図は第8図の矢印A
方向から見た図、第10図は上ケースのボスの部
分の平面図、第11図は上ケースの底面図であ
り、第12図は本考案多方向切替スイツチを自動
車の左右のバツクミラーの上下及び左右の遠隔制
御システムに用いた場合の回路接続を示す図であ
る。 符号の説明、2,12……ケース、4,4,
4,4……U字形接点板、7……セレクター、
9,9……摺動子、10,10……コモン導体、
11,11,11,11……個別導体、21……
内側環状導体、22……外側環状導体、34……
弾圧手段、49……操作レバーの軸部、58……
操作レバーのケース内突出端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性を有する材料にて形成されたケースと、
    接触面が対向するように該ケースの底部に同心に
    配置された二つの環状導体と、弾性を有する材料
    にてU字形に形成され一端が外側に配置された環
    状導体より更に外側のケース底面に固定され可動
    端たる他の一端が環状導体の間に挿入され且つ内
    側の環状導体に押圧するようにされている所要の
    数の接点板と、ケース内の上部内面に取着された
    所要の数のコモン導体及び個別導体と、ケース内
    の上部内面に回転可能に内嵌された円盤状セレク
    ターと、セレクターの外周に配置されており適宜
    の弾圧手段により前記コモン導体及び個別導体に
    押圧され両者の導通を図る摺動子と、ケース及び
    セレクターに形成された孔に回転可能且つ傾動可
    能に軸部が挿通され且つその回転に伴い前記セレ
    クターも回転されるようにセレクターを係合され
    た操作レバーとを備え、操作レバーを傾動するこ
    とによりその傾動方向に対応したU字接点板の可
    動端がレバーのケース内突出端に押圧され外側環
    状導体に接触されるようにされていると共に、操
    作レバーを回転することによりセレクターが回転
    し摺動子を介してコモン導体に接続される個別導
    体が切り替えられるようにされていることを特徴
    とする多方向切替スイツチ。
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