JP2528672Y2 - 回転操作型電気部品の取付け構造 - Google Patents

回転操作型電気部品の取付け構造

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JP2528672Y2
JP2528672Y2 JP10061491U JP10061491U JP2528672Y2 JP 2528672 Y2 JP2528672 Y2 JP 2528672Y2 JP 10061491 U JP10061491 U JP 10061491U JP 10061491 U JP10061491 U JP 10061491U JP 2528672 Y2 JP2528672 Y2 JP 2528672Y2
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洋光 成松
潤一 蔵谷
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロータリボリュームや
ロータリスイッチ等の回転操作型電気部品の取付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用空調装置やディマーコントロール
装置等においては、パネルに設けた開口から操作体の一
部を突出させ、この操作体をパネルの外部から手指等で
回転操作することにより、パネルの内部に配置したロー
タリボリュームやロータリスイッチ等の回転操作型電気
部品を動作させる構成が広く採用されている。
【0003】従来、この種の装置では、パネルの内部に
適宜の支持体を設置し、この支持体に回転操作型電気部
品の端子以外の部分を位置決め・固定すると共に、回転
操作型電気部品の摺動子受体に連結した操作体を支持体
に回転自在に支承し、かつ回転操作型電気部品の端子を
リード線を介してプリント基板に接続していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の回転操
作型電気部品の取付け構造によれば、操作体に手指等を
押し付けながら回転する際、その押圧力が操作体を介し
て回転操作型電気部品に作用するものの、該押圧力は回
転操作型電気部品の端子以外の部分で支持体によって吸
収されるため、はんだ付け強度が弱い小形の回転操作型
電気部品を用いた場合に好適である。しかしながら、プ
リント基板上に回転操作型電気部品を直接はんだ付けす
ることができないため、装置全体がプリント基板の面内
方向に大形化するという問題があり、しかもリード線の
両端を回転操作型電気部品の端子とプリント基板のラン
ドにそれぞれはんだ付けしなければならないため、組立
作業性が悪いという問題もあった。
【0005】本考案は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、小形化に好適で組立
作業性の良好な回転操作型電気部品の取付け構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、導電体および該導電体に接続された端子
を有する基板と、前記導電体に摺接する摺動子片を有す
る摺動子受体と、この摺動子受体に連結された操作体と
を備え、前記基板の端子がプリント基板に電気的に接続
されると共に、前記操作体が支持体に回転自在に支承さ
れるようになっている回転操作型電気部品の取付け構造
において、前記基板を前記プリント基板上に載置・固定
し、前記操作体に前記摺動子受体と前記プリント基板を
挿通する中空軸を設け、前記支持体にこの中空軸を支承
する支軸を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記手段によれば、操作体を手指等で回転する
際、操作体の回転軸と直交する方向に作用する押圧力
は、支持体に設けられた支軸で吸収され、端子とプリン
ト基板とのはんだ付け部分まで達しない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本考案の一実施例の要部断面図、図2はその
分解斜視図である。これらの図において、1は前面を開
放した箱形の筐体で、その前面には開口部2を有する蓋
体3が被着されており、これら筐体1と蓋体3とで支持
体が構成されている。前記筐体1はパネル4に固定さ
れ、その内部には図示省略したランプやディマーコント
ロール用回路素子を実装したプリント基板5、このプリ
ント基板5に接続され前記ランプの明るさを調整する可
変抵抗器(ロータリボリューム)6、およびこの可変抵
抗器6を動作する操作体7等が収納されている。
【0009】前記可変抵抗器6は、抵抗体8および集電
体9を有する抵抗基板10と、この抵抗基板10に回転
自在に支承された摺動子受体11と、この摺動子受体1
1の下面に固着され前記抵抗体8および集電体9に摺接
する摺動子片12とを備えており、前記抵抗基板10か
らは抵抗体8の両端と集電体9に接続された3本の端子
13が下方に向けて延出されている。前記摺動子受体1
1の中央には、内周面にキー突起14を有する円筒状の
回転軸15が設けられており、この回転軸15は前記抵
抗基板10を挿通し、抵抗基板10の下面にかしめられ
ている。一方、前記プリント基板5には3個の取付孔1
6と1個の丸孔17とが設けられており、前記可変抵抗
器6は前記回転軸15を丸孔17に一致させた状態でプ
リント基板5上に載置されると共に、各端子13を対応
する取付孔16に挿入してプリント基板5の下面のラン
ドにはんだ付けすることにより、前述したディマーコン
トロール回路に接続されている。
【0010】前記可変抵抗器6にはその上方からスペー
サ体18がスナップ固定されており、このスペーサ体1
8の天面には前記回転軸15を臨む透孔19が穿設され
ている。前記操作体7の中央には外周面の一部にキー溝
20を有する中空軸21が設けられると共に、この中空
軸21の周囲に収納部22を有するつまみ23が設けら
れている。このつまみ23の天面には一対のストッパ2
4が所定間隔を保って設けられており、また、前記中空
軸21の天面にはOリング25が載置されている。前記
中空軸21は前記スペーサ体18の透孔19と前記摺動
子受体11の回転軸15および前記プリント基板5の丸
孔17をそれぞれ挿通しており、その際、前記キー突起
14がキー溝20に嵌入することにより、中空軸21と
摺動子受体11とは連結され、また、スペーサ体18と
可変抵抗器6はつまみ23の収納部22内に収納され、
さらに、つまみ23の一部は蓋体3の開口部から突出す
るようになっている。この中空軸21の両端は、前記筐
体1の天面と底面に設けられた軸挿入孔26および前記
蓋体3の天面と底面に設けられた軸挿入孔27にそれぞ
れ配設されており、支軸28を下方の両軸挿入孔26,
27から中空軸21および上方の軸挿入孔26を挿通し
て上方の軸挿入孔27にかしめ固定することにより、前
記操作体は支軸28に回転可能に支承されている。
【0011】なお、操作体7の中空軸21の内径寸法は
支軸28の外径寸法とほぼ同じ大きさであり、支軸28
の上端部の外径寸法は上方の両軸挿入孔26,27の内
径寸法とほぼ同じ大きさで、下端部の外径寸法は下方の
軸挿入孔27の内径寸法とほぼ同じ大きさである。さら
に、中空軸21の下端部の外径寸法は下方の軸挿入孔2
6とほぼ同じ大きさであり、なおかつ中空軸21の外径
寸法は基板5の丸孔17より小さく設定されている。従
って、操作体7を回転動作させても、ラジアル方向のガ
タ感触がなく、なおかつ回転ムラのないスムーズな回転
感触を得ることができる。また、支軸28はかしめによ
り固定されているので、操作体7を回転動作させた時
に、支軸28の両端と上下の両挿入孔26,27間に相
対運動はなく、支軸28と中空軸21間に相対運動が生
ずる。この場合、支軸28と中空軸21との接触距離は
長いので、相対運動が生じて摩耗した場合でも、該摩耗
の深さは少なく、従って操作体7のラジアル方向のガタ
感触は生じにくくなる。
【0012】次に、上述の如く構成されたディマーコン
トロール装置の組立工程の概要を説明する。まず、摺動
子受体11を金属スペーサを介し、3本の端子13が固
定された抵抗基板10に回転可能に保持する。次に、プ
リント基板5の各取付孔16に可変抵抗器6の端子13
を挿入し、各端子13をプリント基板5下面のランドに
はんだ付けする。このはんだ付け作業はディップはんだ
法により自動化でき、図示省略したディマーコントロー
ル用回路素子も同時にはんだ付けできる。次に、可変抵
抗器6の抵抗基板10にスペーサ体18をスナップ固定
した後、操作体7の中空軸21をスペーサ体18の透孔
19と可変抵抗器6の回転軸15およびプリント基板5
の丸孔17に挿通し、これに前後してプリント基板5に
ランプや放熱板(いずれも図示せず)を必要に応じて実
装する。しかる後、プリント基板5を筐体1の前面から
内方へ挿入し、筐体1の前面に蓋体3を被着した後、支
軸28を蓋体3の下方の軸挿入孔27から挿入して筐体
1の下方の軸挿入孔26、中空軸21、筐体1の上方の
軸挿入孔26および蓋体3の上方の軸挿入孔27の順に
挿通し、最後に支軸28の上端を蓋体3にかしめる。
【0013】このようにして組立てられたディマーコン
トロール装置は、筐体1を車両のパネル4に適宜手段を
用いて固定した状態で使用される。使用に際しては、蓋
体3の開口部2から突出するつまみ23を手指にて回転
すると、操作体7が支軸28を中心に回転し、この回転
力が中空軸21を介して摺動子受体11に伝達されるた
め、摺動子片12が抵抗体8上を回動変位し、その変位
量に応じて図示省略したランプの明るさが変化する。こ
の場合、手指をつまみ23に押し付けながら回転するた
め、操作体7には回転方向の力のみならず、中空軸21
の軸線に対して直交する方向の押圧力(図1の矢印A方
向の力)が作用するが、この矢印A方向の力は蓋対3に
かしめられた支軸28で受けられ、可変抵抗器6とプリ
ント基板5には達しない。したがって、プリント基板5
と端子13のはんだ付け部分が上記矢印A方向の力によ
って剥離することはなく、接続の信頼性が確保されてい
る。なお、操作体7の回転角度は、両ストッパ24が適
宜部材、例えば図示省略した放熱板に当接することによ
り、所定範囲内に規制される。
【0014】上記実施例にあっては、可変抵抗器6をプ
リント基板5上に直接はんだ付けすることができるた
め、省スペース化が図れると共に、リード線のはんだ付
け工程を省略できる。また、プリント基板5と可変抵抗
器6および操作体7を1本の支軸28によって筐体1に
組み込むことができ、しかも、この支軸28によって筐
体1と蓋体3を一体化することができるため、組立作業
性の向上が図れる。さらに、可変抵抗器6と操作体7と
の間に介設したスペーサ体18によって、防塵性を高め
ることができると共に、静電対策を図ることができる。
【0015】なお、上記実施例では、支軸28を蓋体3
に固定した場合について説明したが、支軸28を筐体1
に固定し、蓋体3をねじ止めやかしめ等の適宜手段を用
いて筐体1に固定しても良く、あるいは他の支持体に支
軸28を固定することも可能である。
【0016】また、上記実施例では、回転操作型電器部
品の一例として可変抵抗器(ロータリボリューム)を挙
げて説明したが、本考案をロータリスイッチやロータリ
エンコーダ等の他の回転操作型電器部品に適用できるの
はいうまでもない。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
1本の支軸によってプリント基板と回転操作型電器部品
および操作体を支持体に組み込むことができるため、組
立作業性の向上が図れ、また、上記支軸によって操作体
を回転操作する際の押圧力が吸収されるため、プリント
基板上に回転操作型電器部品を直接はんだ付けして省ス
ペース化が図れる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部断面図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 開口部 3 蓋体 5 プリント基板 6 可変抵抗器(回転操作型電気部品) 7 操作体 10 抵抗基板 11 摺動子受体 12 摺動子片 13 端子 15 回転軸 17 丸孔 21 中空軸 23 つまみ 26,27 軸挿入孔 28 支軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電体および該導電体に接続された端子
    を有する基板と、前記導電体に摺接する摺動子片を有す
    る摺動子受体と、この摺動子受体に連結された操作体と
    を備え、前記基板の端子がプリント基板に電気的に接続
    されると共に、前記操作体が支持体に回転自在に支承さ
    れるようになっている回転操作型電気部品の取付け構造
    において、前記基板を前記プリント基板上に載置・固定
    し、前記操作体に前記摺動子受体と前記プリント基板を
    挿通する中空軸を設け、前記支持体にこの中空軸を支承
    する支軸を設けたことを特徴とする回転操作型電気部品
    の取付け構造。
JP10061491U 1991-11-12 1991-11-12 回転操作型電気部品の取付け構造 Expired - Lifetime JP2528672Y2 (ja)

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JPH0543501U JPH0543501U (ja) 1993-06-11
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