JP2000260604A - 回転型可変抵抗器 - Google Patents

回転型可変抵抗器

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JP2000260604A
JP2000260604A JP11060362A JP6036299A JP2000260604A JP 2000260604 A JP2000260604 A JP 2000260604A JP 11060362 A JP11060362 A JP 11060362A JP 6036299 A JP6036299 A JP 6036299A JP 2000260604 A JP2000260604 A JP 2000260604A
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knob
stopper
variable resistor
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Toshikatsu Miyake
利勝 三宅
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転型可変抵抗器は、ケース29から
摘み28とストッパー部21bが突出するため、摘み2
8の回転時、摘み28は、軸部21aを支点として矢印
A方向に撓み、その結果、ストッパー部21cが凹部2
8bから外れ、係合部28cがストッパー部21bに係
合せず、回転ストッパーが働かないばかりか、ストッパ
ー部21bが凹部28bから抜けて摘み28の内面に乗
り上げて、摘み28を破壊するという問題がある。 【解決手段】 本発明の回転型可変抵抗器は、摘み6の
一部が電子機器のケース9から突出して設けられ、ケー
ス9から突出した摘み6の一部と軸部1aを挟んで反対
側において、取付部材1のストッパー部1bを配置し、
係合部6cとストッパー部1bとで摘み6の回転ストッ
パーを構成したため、摘み6の操作時に、摘み6に撓み
が生じても、確実なストッパーを行うことが出来るばか
りか、摘み6の破損のない回転型可変抵抗器を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響機器、携帯電
話機等の電子機器の使用して好適な回転型可変抵抗器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転型可変抵抗器を図3、図4に
おいて説明すると、金属板からなる取付部材21は、中
央部に絞り加工により形成された軸部21aと、一端部
に折り曲げて形成されたストッパー部21bとを有して
いる。また、フレキシブルな絶縁材から絶縁基板22に
は、馬蹄型の抵抗体23と導電体24が設けられ、この
絶縁基板22は、取付部材21上に接着剤により取り付
けられている。そして、ストッパー部21bと軸部21
aを挟んで反対側においては、抵抗体23、導電体24
に接続された端子25が取り付けられている。
【0003】また、回転体26には摺動子27が取り付
けられて、この回転体26は、軸部21aに回転可能に
取り付けられている。また、合成樹脂の成型品からなる
摘み28は、中心部に設けられた孔28aと、外形に沿
って設けられた円弧状の凹部28bの端部に形成された
係合部28cとを有している。そして、この摘み28
は、孔28aに軸部21aを挿通し、軸部21aの先端
部をカシメて、軸部21aに回転可能に取り付けられる
と共に、凹部28b内には、ストッパー部21bが突入
して、ストッパー部21bと係合部28cとが係脱可能
となっている。
【0004】そして、このような回転型可変抵抗器は、
摘み28を回転すると回転体26が回転して、摺動子2
7が抵抗体23と導電体24に摺接して、抵抗値の可変
を行うようになっており、そして、係合部28cがスト
ッパー部21bに係合すると、摘み28の回転がストッ
プするようになる。また、このような回転型可変抵抗器
は、電子機器(図示せず)の回路基板(図示せず)に組
み込まれ、摘み28の一部が電子機器のケース29から
突出して取り付けられて、回転型可変抵抗器の操作を可
能としている。そして、摘み28の突出と同時に、スト
ッパー部21bもケース29から突出した状態となって
いる。
【0005】そして、電子機器における回転型可変抵抗
器の調整は、ケース29から突出した摘み28を回転す
ることによって行うが、この回転中において、図4の矢
印A方向に力が加わった状態で回転されることがある。
この時、摘み28は、軸部21aを支点として矢印A方
向に撓み、その結果、ストッパー部21cと係合部28
cの係合シロが減少して、ストッパー強度が低下してし
まうものであった。
【0006】また、電子機器の小型化、薄型化に伴い、
回転型可変抵抗器の摘み28の厚さも薄いものが要求さ
れ、その結果、回転ストッパーの不能が益々多くなるも
のであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転型可変抵抗
器は、ケース29から摘み28とストッパー部21bが
突出するため、摘み28の回転時、摘み28は、軸部2
1aを支点として矢印A方向に撓み、その結果、係合部
28cとストッパー部21bとの係合シロが減少し、強
度が低下してしまうと共に、回転ストッパーが働かない
という問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、ストッパー部を有する取付部
材と、該取付部材に軸部で回転可能に軸支され、係合部
を有する摘みと、抵抗体に摺動して抵抗値を可変する摺
動子とを備え、前記摘みの一部が電子機器のケースから
突出して設けられ、前記ケースから突出した前記摘みの
一部と前記軸部を挟んで反対側において、前記取付部材
の前記ストッパー部を配置し、前記係合部と前記ストッ
パー部とで前記摘みの回転ストッパーを構成した。ま
た、第2の解決手段として、前記取付部材と前記摘みと
の間に絶縁基板を配置し、該絶縁基板に設けた孔に前記
ストッパー部を挿通して、前記ストッパー部を前記係合
部に対向させるようにした構成とした。また、第3の解
決手段として、前記摘みは、厚さが0.5〜2.0mm
のものを使用した構成とした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の回転型可変抵抗器を図
1、図2に基づいて説明すると、図1は本発明の回転型
可変抵抗器の断面図、図2は本発明の回転型可変抵抗器
の分解斜視図であり、この図1、図2に示すように、金
属板からなる取付部材1は、中央部に絞り加工により形
成された軸部1aと、一端部に折り曲げて形成されたス
トッパー部1bとを有している。また、絶縁材からなる
絶縁基板2は、中央部に設けられた軸部1a挿通用の孔
2aと、端部の近傍に設けられたストッパー部1b挿通
用の孔2bを有している。
【0010】そして、この絶縁基板2の一面には、馬蹄
型の2個の抵抗体3と馬蹄型の2個の導電体4が設けら
れ、それらの端部に端子5が接続した状態で、端子5が
絶縁基板2に取り付けられている。そして、図1、図2
に示すように、ストッパー部1b挿通用の孔2bは、端
子5の近傍に設けられた状態となっている。また、この
絶縁基板2は、孔2aに軸部1aを、また、孔2bにス
トッパー部1bを挿通した状態で、取付部材1の一面に
載置されている。
【0011】また、合成樹脂の成型品からなる摘み6
は、中心部に設けられた孔6aと、外形に沿って設けら
れた円弧状の凹部6bの端部に形成された係合部6cと
を有している。また、金属板からなる一対の摺動子7
は、摘み6に取り付けられ、摺動子7を取り付けた摘み
6は、孔6aに軸部1aを挿通し、軸部1aの先端部を
カシメて、軸部1aに回転可能に取り付けられると共
に、凹部6b内には、ストッパー部1bが突入して、ス
トッパー部1bと摘み6の係合部6cとが係脱可能とな
っている。
【0012】そして、このような回転型可変抵抗器は、
摘み6を回転する摺動子7が回転して、摺動子7が抵抗
体3と導電体4に摺接して、抵抗値の可変を行うように
なっており、そして、係合部6cがストッパー部1bに
係合すると、摘み6の回転がストップするようになる。
なお、この実施例では、絶縁基板2に抵抗体3を、ま
た、摘み6に摺動子7を設けたもので示したが、絶縁基
板2に摺動子7を、また、摘み6に抵抗体3を設けたも
のでも良い。
【0013】また、このような回転型可変抵抗器は、電
子機器(図示せず)の回路基板8に組み込まれ、摘み6
の一部が電子機器のケース9から突出して取り付けられ
て、回転型可変抵抗器の操作を可能としている。そし
て、回転型可変抵抗が電子機器に取り付けられた際、ケ
ース9から突出する摘み6の一部と軸部1aを挟んで反
対側において、ストッパー部1bが配置された構成とな
っている。
【0014】そして、電子機器における回転型可変抵抗
器の調整は、ケース9から突出した摘み6を回転するこ
とによって行うが、この回転中において、図1の矢印A
方向に力が加わった状態で回転されることがある。この
時、摘み6は、軸部1aを支点として矢印A方向に撓む
が、ストッパー部1bが軸部1aを挟んで反対側に設け
られているため、回転ストッパーが確実に働く。また、
電子機器の小型化、薄型化に伴い、回転型可変抵抗器の
摘み6の厚さも薄いものが要求され、そして、実験の結
果、摘み6の厚みが0.5〜2.0mmにおいて、摘み
6の撓みが大きくなることから有効であった。
【0015】
【発明の効果】本発明の回転型可変抵抗器は、摘み6の
一部が電子機器のケース9から突出して設けられ、ケー
ス9から突出した摘み6の一部と軸部1aを挟んで反対
側において、取付部材1のストッパー部1bを配置し、
係合部6cとストッパー部1bとで摘み6の回転ストッ
パーを構成したため、摘み6の操作時に、摘み6に撓み
が生じても、確実なストッパーを行うことが出来る回転
型可変抵抗器を提供できる。
【0016】また、取付部材1と摘み6との間に絶縁基
板2を配置し、該絶縁基板2に設けた孔2bにストッパ
ー部1bを挿通して、ストッパー部1bを係合部6cに
対向させるようにしたため、ストッパー部1bが孔2b
で支持でき、ストッパー強度を大きくできると共に、ス
ペースファクターが良く、小型の回転型可変抵抗器を提
供できる。また、摘み6は、厚さが0.5〜2.0mm
のものを使用することにより、撓みの大きな摘み6にお
いて、一層有効な回転型可変抵抗器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型可変抵抗器の断面図。
【図2】本発明の回転型可変抵抗器の分解斜視図。
【図3】従来の回転型可変抵抗器の平面図。
【図4】従来の回転型可変抵抗器の断面図。
【符号の説明】
1 取付部材 1a 軸部 1b ストッパー部 2 絶縁基板 2a 孔 2b 孔 3 抵抗体 4 導電体 5 端子 6 摘み 6a 孔 6b 凹部 6c 係合部 7 摺動子 8 回路基板 9 ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストッパー部を有する取付部材と、該取
    付部材に軸部で回転可能に軸支され、係合部を有する摘
    みと、抵抗体に摺動して抵抗値を可変する摺動子とを備
    え、前記摘みの一部が電子機器のケースから突出して設
    けられ、前記ケースから突出した前記摘みの一部と前記
    軸部を挟んで反対側において、前記取付部材の前記スト
    ッパー部を配置し、前記係合部と前記ストッパー部とで
    前記摘みの回転ストッパーを構成したことを特徴とする
    回転型可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 前記取付部材と前記摘みとの間に絶縁基
    板を配置し、該絶縁基板に設けた孔に前記ストッパー部
    を挿通して、前記ストッパー部を前記係合部に対向させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の回転型可
    変抵抗器。
  3. 【請求項3】 前記摘みは、厚さが0.5〜2.0mm
    のものを使用したことを特徴とする請求項1、又は2記
    載の回転型可変抵抗器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100421191C (zh) * 2001-09-28 2008-09-24 株式会社村田制作所 可变电阻器
US7746214B2 (en) 2005-02-09 2010-06-29 Honda Motor Co., Ltd. Rotary variable resistor
US11235781B2 (en) 2019-10-18 2022-02-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system, vehicle controller, vehicle learning device, vehicle control method, and memory medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100421191C (zh) * 2001-09-28 2008-09-24 株式会社村田制作所 可变电阻器
US7746214B2 (en) 2005-02-09 2010-06-29 Honda Motor Co., Ltd. Rotary variable resistor
US11235781B2 (en) 2019-10-18 2022-02-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system, vehicle controller, vehicle learning device, vehicle control method, and memory medium

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