JPH11251119A - 回転型電気部品 - Google Patents

回転型電気部品

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JPH11251119A
JPH11251119A JP4727498A JP4727498A JPH11251119A JP H11251119 A JPH11251119 A JP H11251119A JP 4727498 A JP4727498 A JP 4727498A JP 4727498 A JP4727498 A JP 4727498A JP H11251119 A JPH11251119 A JP H11251119A
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JP
Japan
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rotating body
rotary electric
contact
electric component
support shaft
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Withdrawn
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JP4727498A
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Inventor
Toshio Honma
俊生 本間
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の回転型電気部品は、プリント基板への
半田付け時、フラックスの飛散による抵抗体37、良導
電体38、及び接触片32への侵入防止のために、カバ
ー35を必要とし、部品点数が多くなって、コスト高
で、生産性が悪い上に、大型となるという問題がある。 【解決手段】 本発明の回転型電気部品は、支持部材1
の開口部1aを覆うように回転体5を配置して、開口部
1a内の接触部材3、4、及び導電パターン8を覆うよ
うにしたため、プリント基板への半田付け時、フラック
スの飛散による開口部1aへの侵入を防止できると共
に、従来のようなカバーは不要となり、安価で、生産性
が良く、小型の回転型電気部品を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、半固定型の
可変抵抗器に使用して好適な回転型電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転型電気部品、例えば、可変抵
抗器は、図6に示すように、合成樹脂からなる絶縁基板
31には、接触片32と、支軸33と、支軸33によっ
て取り付けられた端子34と、金属製のカバー35が取
り付けられている。また、合成樹脂からなる回転体36
は、軸部36aと、凹部36bを設けた円形の基部36
cとを有し、この基部36cの下面には、抵抗体37と
良導電体38とが形成されている。そして、この回転体
36は、凹部36bに支軸33を嵌入し、軸部36aを
カバー35の孔35aから突出させ、板バネ39を基部
36cとカバー35との間に配置して構成されている。
【0003】そして、回転体36が取り付けられ際は、
回転体36は、支軸33とカバー35とで回転可能に保
持され、接触片32が抵抗体37に接触すると共に、板
バネ39によって回転体36が押され、良導電体38が
支軸33に接触した状態となっている。このような回転
型電気部品は、回転体36の軸部36aを回転すると、
回転体36は支軸33とカバー35をガイドにして回転
すると共に、良導電体38が支軸33に接触した状態
で、抵抗体37が接触片32に摺動して、抵抗値を調整
するようになっている。そして、このような回転型電気
部品は、通常、プリント基板(図示せず)に半田付けさ
れて、電子機器に使用されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転型電気部品は、プリント基板への半田付け時、フラ
ックスの飛散による抵抗体37、良導電体38、及び接
触片32への侵入防止のために、カバー35を必要と
し、部品点数が多くなって、コスト高で、生産性が悪い
上に、大型となるという問題がある。また、回転体36
の保持のために支軸33、カバー35、板バネ39を必
要とし、部品点数が多くなって、大型で、コスト高で、
しかも、生産性が悪いという問題がある。また、回転体
36は合成樹脂で形成されているため、熱、或いは経時
変化により反りを生じ、このため、下面に設けられた抵
抗体37、良導電体38に悪影響を与え、精度の良い電
気部品が得られないという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、絶縁材からなり、一側面に開
口部を有する支持部材と、該支持部材に取り付けられ、
前記開口部内に位置する接触部を有する接触部材と、絶
縁材からなり、一面に導電パターンを設けた回転体とを
備え、前記開口部を覆うように前記回転体を配設し、回
転体の回転により、前記導電パターンを前記接触部材の
前記接触部に摺接させるようにした構成とした。また、
第2の解決手段として、前記回転体の外周部を、前記開
口部を覆うように前記支持部材の一側面に当接させた構
成とした。また、第3の解決手段として、前記支持部材
には支軸を取り付け、前記回転体の中央部に設けた貫通
孔に前記支軸を挿通し、前記支軸の先端部をカシメる、
或いは前記支軸にスピードナットを取り付けることによ
り、前記回転体を前記支軸に取り付けた構成とした。ま
た、第4の解決手段として、前記回転体をセラミック材
で形成した構成とした。また、第5の解決手段として、
前記回転体の他面にはドライバー溝を設け、前記導電パ
ターンが良導電体と抵抗体とで形成され、前記支軸と前
記導電パターンに摺動する接触部材が前記支持部材に埋
設された構成とした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の回転型電気部品、例え
ば、半固定型の可変抵抗器を図面に基づいて説明する
と、図1〜図5は何れも本発明の回転型電気部品に係
り、図1は回転型電気部品の平面図、図2は回転型電気
部品の側面図、図3は回転型電気部品の断面図、図4は
回転型電気部品の支持部材を示す図で、Aは下面図、B
は平面図、図5は回転型電気部品の製造を示す説明図で
ある。
【0007】次に、本発明の回転型電気部品である可変
抵抗器を図1〜図5に基づいて説明すると、合成樹脂の
絶縁材からなる略箱状の支持部材1は、中央部に設けら
れた凹状の開口部1aと、外周の一部に設けられたスト
ッパー部1bとを有し、この支持部材1には、金属板か
らなる支軸2と、バネ性の金属板からなる一対の接触部
材3、4が埋設されて、一体化されている。そして、支
軸2は、絞り加工により形成され、大径部2aと小径部
2bとの間に肩部2cを有する軸部2dと、端子部2e
とを有している。また、一対の接触部材3、4は、それ
ぞれ基部3a、4aと、基部3a、4aの一端から伸び
た接触部3b,4bと、基部3a、4aの他端から伸び
た端子部3c,4cとを有している。
【0008】そして、支軸2と一対の接触部材3、4の
支持部材1への取付は、図5のAに示すような状態に支
軸2と接触部材3、4を配置し、しかる後、図5のBに
示すように、合成樹脂の成形により支持部材1を形成し
て、支軸2と接触部材3、4を支持部材1に埋設する。
そして、埋設後、支軸2は、図5のAにおける線S1で
直角に折り曲げ、また、接触部材3は、線S2では直角
に折り曲げると共に、線S3では180度に折り曲げ
て、接触部3bを支持部材1の開口部1a内に位置さ
せ、更に、接触部材4は、線S4では直角に折り曲げる
と共に、線S5では180度に折り曲げて、接触部4b
を支持部材1の開口部1a内に位置させて製造されてい
る。
【0009】また、セラミック材からかる回転体5は、
8角形状をなし、中央部に設けられた貫通孔5aと、上
面に設けられた十字状のドライバー溝5bと、十字状の
ドライバー溝5bの外周部を取り囲むように上面に形成
された平坦面5cと、側部に設けられたストッパー部5
dとを有している。そして、この回転体5の下面には、
図4に示すように、抵抗体6と銀ペースト等の良導電体
7からなる導電パターン8が形成されている。また、前
記良導電体7は、抵抗体6を挟んで外側に形成された良
導電体7aと内側に形成された良導電体7bとを有し、
外側の良導電体7aは、抵抗体6の一端に接続され、ま
た、内側の良導電体7bは、抵抗体6の他端に接続され
ると共に、貫通孔5a内と貫通孔5aの周囲に導通した
状態で形成されている。
【0010】そして、このような回転体5は、支持部材
1の開口部1aを覆うように配置されて、回転体5の外
周部が支持部材1の一側面に当接すると共に、回転体5
の貫通孔5aに支軸2の小径部2bを貫通させ、支軸2
である小径部2bの先端部をドライバー溝5dの底面の
貫通孔5aの周囲にカシメて、支軸2に回転可能に取り
付けられている。なお、ドライバー溝5dの底面で回転
体5を保持しているから、ドライバーの挿入スペースを
十分大きくすることができ、本実施例においては、小径
部2bの先端部をカシメているから、保持のための高さ
寸法を殆ど必要とせず、薄型化に特に好適であるが、カ
シメのる代わりに、小径部2bにスピードナット(図示
せず)を圧入して、回転体5を支軸2に取り付けても良
く、この場合にも、ドライバー溝5dの底面で回転体5
を保持するので、ドライバー挿入のためのスペースを大
きくすることができる。そして、この回転体5が取り付
けられた状態では、支軸2の肩部2cに良導電体7bが
押し付けられて接触すると共に、貫通孔5a内に形成さ
れた良導電体7bも小径部2bに接触し、更に、接触部
材3の接触部3bは抵抗体6に、また、接触部材4の接
触部4bは外側の良導電体7aに接触した状態となる。
【0011】そして、このような回転型電気部品におい
て、回転体5のドライバー溝5bにドライバーを挿入し
て回転体5を回転すると、内側の良導電体7bは支軸2
に接触した状態で、外側の良導電体7aは接触部材4
に、また、抵抗体6は接触部材3に摺接して、端子部3
cと端子部4c間、及び端子部3cと端子部2e間の抵
抗値の調整を行う。そして、回転体5のストッパー部5
dが支持部材1のストッパー部1bにぶつかると、回転
体5の回転が停止するようになっている。また、このよ
うな回転型電気部品における回転体5の組立は、バキュ
ーム(図示せず)によって回転体5の平坦面5cを吸引
して、回転体5を支持部材1まで移動して、支持部材1
に取り付けた支軸2に、回転体5の貫通孔5aをはめ合
わせた後、支軸2の先端部をカシメると、その組立は完
了し、自動化による組立ができる。また、このような回
転型電気部品は、プリント基板(図示せず)に半田付け
されて、電子機器に使用されるようになっている。
【0012】
【発明の効果】本発明の回転型電気部品は、支持部材1
の開口部1aを覆うように回転体5を配置して、開口部
1a内の接触部材3、4、及び導電パターン8を覆うよ
うにしたため、プリント基板への半田付け時、フラック
スの飛散による開口部1aへの侵入を防止できると共
に、従来のようなカバーは不要となり、安価で、生産性
が良く、小型の回転型電気部品を提供できる。なお、仮
に、回転体5と開口部1aの隙間から僅かのフラックス
が侵入されたとしても、侵入する方向に向けて導電パタ
ーン8を形成することとなるので、これに付着すること
はなく、接触の信頼性を損なう恐れはない。また、回転
体5の外周部を、開口部1aを覆うように支持部材1の
一側面に当接させることにより、開口部1aの閉鎖を確
実にでき、開口部1aへのフラックスの侵入を確実に防
止できる回転型電気部品を提供できる。また、支軸2の
先端部をカシメる、或いは支軸2にスピードナットを取
り付けることにより回転体5を支軸2に取り付けること
により、従来のような回転体36を保持するための板バ
ネ39、及びカバー35を必要とせず、その構成が簡単
で、安価で、組立性の良好な回転型電気部品を提供でき
る。
【0013】また、回転体5をセラミック材で形成する
ことにより、熱、或いは経時変化が小さく、導電パター
ン8への影響が少なく、精度の良い電気部品が得られ、
特に、抵抗体6を使用する可変抵抗器において有効であ
る。また、支持部材1に支軸2と接触部材3、4を埋設
して、回転体5に形成した良導電体7と抵抗体6に接触
させるようにしたため、部品点数が少なく、生産性の良
好な可変抵抗器として回転型電気部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転型電気部品の平面図。
【図2】本発明の回転型電気部品の側面図。
【図3】本発明の回転型電気部品の断面図。
【図4】本発明の回転型電気部品に係る支持部材を示す
説明図。
【図5】本発明の回転型電気部品の製造を示す説明図。
【図6】従来の回転型電気部品の断面図。
【符号の説明】
1 支持部材 1a 開口部 1b ストッパー部 2 支軸 2a 大径部 2b 小径部 2c 肩部 2d 軸部 2e 端子部 3 接触部材 3a 基部 3b 接触部 3c 端子部 4 接触部材 4a 基部 4b 接触部 4c 端子部 5 回転体 5a 貫通孔 5b ドライバー溝 5c 平坦部 5d ストッパー部 6 抵抗体 7 良導電体 8 導電パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材からなり、一側面に開口部を有す
    る支持部材と、該支持部材に取り付けられ、前記開口部
    内に位置する接触部を有する接触部材と、絶縁材からな
    り、一面に導電パターンを設けた回転体とを備え、前記
    開口部を覆うように前記回転体を配設し、回転体の回転
    により、前記導電パターンを前記接触部材の前記接触部
    に摺接させるようにしたことを特徴とする回転型電気部
    品。
  2. 【請求項2】 前記回転体の外周部を、前記開口部を覆
    うように前記支持部材の一側面に当接させたことを特徴
    とする請求項1記載の回転型電気部品。
  3. 【請求項3】 前記支持部材には支軸を取り付け、前記
    回転体の中央部に設けた貫通孔に前記支軸を挿通し、前
    記支軸の先端部をカシメる、或いは前記支軸にスピード
    ナットを取り付けることにより、前記回転体を前記支軸
    に取り付けたことを特徴とする請求項1、又は2記載の
    回転型電気部品。
  4. 【請求項4】 前記回転体をセラミック材で形成したこ
    とを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の回転型
    電気部品。
  5. 【請求項5】 前記回転体の他面にはドライバー溝を設
    け、前記導電パターンが良導電体と抵抗体とで形成さ
    れ、前記支軸と前記導電パターンに摺動する接触部材が
    前記支持部材に埋設されたことを特徴とする請求項1、
    又は2、又は3、又は4記載の回転型電気部品。
JP4727498A 1998-02-27 1998-02-27 回転型電気部品 Withdrawn JPH11251119A (ja)

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JP4727498A JPH11251119A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 回転型電気部品

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JP4727498A JPH11251119A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 回転型電気部品

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JPH11251119A true JPH11251119A (ja) 1999-09-17

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ID=12770724

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4727498A Withdrawn JPH11251119A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 回転型電気部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264851A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Omron Corp 電子タイマ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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