JP3092542B2 - Lc複合部品 - Google Patents

Lc複合部品

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JP3092542B2
JP3092542B2 JP09054327A JP5432797A JP3092542B2 JP 3092542 B2 JP3092542 B2 JP 3092542B2 JP 09054327 A JP09054327 A JP 09054327A JP 5432797 A JP5432797 A JP 5432797A JP 3092542 B2 JP3092542 B2 JP 3092542B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G7/00Capacitors in which the capacitance is varied by non-mechanical means; Processes of their manufacture
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES OR LIGHT-SENSITIVE DEVICES, OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G5/00Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture
    • H01G5/04Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture using variation of effective area of electrode
    • H01G5/12Capacitors in which the capacitance is varied by mechanical means, e.g. by turning a shaft; Processes of their manufacture using variation of effective area of electrode due to rotation of part-cylindrical, conical, or spherical electrodes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01Frequency selective two-port networks
    • H03H7/0115Frequency selective two-port networks comprising only inductors and capacitors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LC複合部品に
関するもので、特に、可変コンデンサおよびインダクタ
を備えるLC複合部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8には、この発明にとって興味あるL
C複合部品1が示されている。また、図9には、図8に
示したLC複合部品1が与える等価回路が示されてい
る。このようなLC複合部品1は、たとえば、ビデオデ
ッキ、テレビジョン受像機等に使用されるRFモジュレ
ータに組み込まれている。
【0003】LC複合部品1は、図8に示すように、互
いに直列に接続される可変コンデンサ2およびインダク
タとしてのコイル3を組み合わせたもので、可変コンデ
ンサ2の一方端に接続される第1の端子4と、可変コン
デンサ2の他方端とコイル3の一方端との接続部に接続
される第2の端子5と、コイル3の他方端に接続される
第3の端子6とを備えている。
【0004】図8に示すように、LC複合部品1は、電
気絶縁性の基板7を備える。LC複合部品1に備える可
変コンデンサ2は、空気を誘電体とするもので、ロータ
8およびステータ9を備え、これらロータ8およびステ
ータ9は基板7によって保持される。より詳細には、ロ
ータ8は、全体として金属からなり、回転軸部10およ
び回転軸部10から薄板状に張り出す複数のたとえば半
円形のロータ側電極11を備える。このようなロータ8
は、通常、一体の切削部品として構成される。回転軸部
10は基板7を貫通し、基板7の下面側において、スプ
リングワッシャ12および止めリング13が回転軸部1
0上に嵌められ、回転軸部10の下端部がかしめられる
ことによって、回転軸部10が基板7に対して回転可能
に保持される。
【0005】また、第1の端子4の基部14は、基板7
とスプリングワッシャ12との間に挟まれ、それによっ
て、第1の端子4が基板7に対して機械的に保持される
とともに、ロータ8と電気的に接続される。また、回転
軸部10の上端部には、樹脂のような電気絶縁性材料か
らなる調整軸部15が嵌合される。回転軸部10には、
係合凸部16が形成され、他方、調整軸部15には、係
合凸部16と係合する係合凹部17が形成され、それに
よって、回転軸部10と調整軸部15とは一体的に回転
するようにされる。調整軸部15の上端部には、たとえ
ばスクリュードライバのような調整用工具が係合可能な
調整用溝18が形成される。
【0006】他方、ステータ9は、複数の薄板状のステ
ータ側電極19およびこれらステータ側電極19間に挿
入されるスペーサ20を備える。第2の端子5は、基板
7を貫通するように取り付けられ、さらに、ステータ側
電極19およびスペーサ20をも貫通し、これらステー
タ側電極19およびスペーサ20と半田付けされること
により、これらが端子5に対して固定される。ステータ
側電極19は、前述したロータ8の回転に従って、ロー
タ側電極11間の空間内に挿入されるように位置され
る。
【0007】ここまで述べた構成によって、可変コンデ
ンサ2が実現される。すなわち、ロータ側電極11とス
テータ側電極19とが誘電体としての空気を介して対向
することによって静電容量が形成され、この静電容量が
第1および第2の端子4および5間に取り出される。そ
して、調整用溝18に、たとえばスクリュードライバの
ような調整用工具を係合させながら、調整軸部15を回
転させ、これに伴って回転軸部10を回転させることに
より、ロータ8を回転させ、ロータ側電極11とステー
タ側電極19との有効対向面積が変えられ、それによっ
て、静電容量が変えられる。
【0008】コイル3は、空芯コイルであり、その一方
端はステータ9に半田付けされ、その他方端は、基板7
を貫通し、前述した第3の端子6を構成する。このよう
にして、図9に示したように、コイル3の一方端に可変
コンデンサ2および第2の端子5が接続され、同じく他
方端に第3の端子6が接続された、LC複合部品1が得
られる。
【0009】さらに、可変コンデンサ2およびコイル3
を収容するように、シールドカバー21が基板7に取り
付けられる。シールドカバー21は、調整軸部15の調
整用溝18を露出させる開口22を有している。シール
ドカバー21が基板7に取り付けられたとき、調整軸部
15は、シールドカバー21の開口22の周縁部に係合
するので、回転軸部10から抜けることが防止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たLC複合部品1には、特に可変コンデンサ2の部分に
関して、次のような解決されるべき問題がある。まず、
可変コンデンサ2が空気を誘電体とするものであるの
で、所望の大きさの静電容量を得るため、ロータ側電極
11およびステータ側電極19の面積を広くする必要が
あり、その結果、周囲の浮遊容量の影響を受けやすい。
【0011】また、このようなLC複合部品1は、その
外形寸法、端子4〜6の配置、および調整軸部15の位
置に関して、標準化されている。したがって、特に調整
軸部15の位置が決められた上で、上述のようにロータ
側電極11の面積が広くされると、ロータ側電極11が
特定の回転位置においてシールドカバー21からはみ出
す設計となることがある。これに対処するため、シール
ドカバー21には、ロータ側電極11のはみ出しを許容
する窓23が設けられる。その結果、シールドカバー2
1による防塵効果やシールド効果が低減される。
【0012】また、ロータ側電極11を備える回転軸部
10を得るために切削加工を用いていることや、ステー
タ側電極19側の構造を得るための部品点数が比較的多
いことから、コストの低減を妨げている。この問題は、
より大きな静電容量を得るため、ロータ側電極11およ
びステータ側電極19の組合せの数を増やしたとき、よ
り顕著となる。
【0013】また、容量調整時に調整軸10が傾くと、
ロータ側電極11とステータ側電極19との間隔が変化
し、それに伴って容量も変化して、調整が困難になる。
また、ロータ側電極11およびステータ側電極19が薄
板状であるので、振動時や衝撃時に、これらが振動しや
すく、そのため、電極11および19間の距離が変動
し、静電容量が不所望にも変動する。
【0014】また、上述のような振動や衝撃により、ロ
ータ8やシールドカバー21が動き、ロータ8とシール
ドカバー21との間に形成される浮遊容量が不安定とな
る。また、ロータ側電極11およびステータ側電極19
は、それぞれ、基板7上の各々別々の位置に設けられた
ロータ8およびステータ9の各一部として構成されるの
で、組立時、振動時あるいは衝撃時において、ロータ側
電極11とステータ側電極19との電極間距離のばらつ
きが大きく生じやすく、そのため、静電容量が不安定と
なり、また、極端な場合には、ロータ側電極11とステ
ータ側電極19とが互いに接触し、電気的短絡状態を招
くことがある。
【0015】また、ロータ側電極11から第1の端子4
に至る電気的導通経路において、端子4の基部14と回
転軸部10あるいはスプリングワッシャ12との摺接に
よる電気的接続部分が存在するので、この摺接部分の腐
食や汚れ等により、電気的接触が阻害されることがあ
る。その結果、可変コンデンサ2ひいてはLC複合部品
1の機能が損なわれることがある。
【0016】そこで、この発明の目的は、上述した問題
を解決し得るLC複合部品を提供しようとすることであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、可変コンデ
ンサおよびインダクタを備えるLC複合部品に向けられ
るものであって、上述した技術的課題を解決するため、
次のような構成を備えることを特徴としている。すなわ
ち、この発明に係るLC複合部品は、まず、電気絶縁性
の基板を備える。この基板の一方主面上には、ステータ
側電極このステータ側電極に電気的に接続される第1
の端子電極、ステータ側電極を第1の端子電極に電気的
に接続する引出電極、および第1の端子電極とは独立し
第2の端子電極がそれぞれ形成される。
【0018】上述のステータ側電極に接触するように、
固体誘電体からなるロータが配置される。このロータ
は、ロータ側電極を保持する。ロータ側電極は、ステー
タ側電極に対してロータの少なくとも一部を介して対向
することによって静電容量を形成する。また、基板の一
方主面に対して直交する軸線のまわりに回転するよう
に、回転保持部材が保持される。回転保持部材は、その
回転をロータに伝達してロータをこれとともに回転させ
るものであって、その一方端側に調整用工具との係合が
可能とされた調整用形状部分を有する。
【0019】また、基板上に形成された前述の第1およ
び第2の端子電極間には、インダクタが接続される。さ
らに、基板には、シールドカバーが取り付けられる。こ
のシールドカバーは、回転保持部材の調整用形状部分を
露出させる開口を有するとともに、ロータ、回転保持部
材およびインダクタを収容する。
【0020】この発明において、ステータ側電極は、1
μm以下の表面粗さを有するように、たとえば鏡面加工
されることが好ましい。また、この発明において、好ま
しくは、ステータ側電極は、互いに独立した第1の電極
部と第2の電極部とからなり、第1の電極部とロータ側
電極との対向によって第1の静電容量が形成されるとと
もに、第2の電極部とロータ側電極との対向によって第
2の静電容量が形成され、かつ第1の静電容量と第2の
静電容量とがロータ側電極によって直列に接続される。
前述した第1の端子電極は第1の電極部に電気的に接続
される。また、基板上には、第2の電極部に電気的に接
続される第3の端子電極がさらに形成される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、この発明の第
1の実施形態によるLC複合部品31を説明するための
ものである。ここで、図1は、LC複合部品31を断面
で示す正面図であり、図2は、LC複合部品31の内部
を示す平面図であり、図3は、LC複合部品31に備え
る要素を分解して示す斜視図である。
【0022】このLC複合部品31は、前述した図9に
示した等価回路を与えるものであって、図9に示した可
変コンデンサ2に相当する可変コンデンサ32、コイル
3に相当するコイル33、ならびに第1、第2および第
3の端子4、5および6にそれぞれ相当する第1、第2
および第3の端子34、35および36を備えている。
また、このLC複合部品31には、図8に示したLC複
合部品1との互換使用を可能とする考慮が払われてい
る。
【0023】LC複合部品31は、たとえばアルミナの
ような電気絶縁性材料からなる基板37を備える。基板
37の一方主面すなわち図示の状態での上方主面上に
は、略半円形のステータ側電極38が形成される。ま
た、同じくこの主面上には、ステータ側電極38に対し
て引出電極39を介して電気的に接続される第1の端子
電極40が形成されるとともに、第1の端子電極40と
は独立して第2の端子電極41が形成される。また、基
板37のこの主面上には、ステータ側電極38の形成位
置とは逆側にダミー電極42が形成され、かつ第2の端
子電極41の形成位置とは逆側に遊び電極43が形成さ
れる。
【0024】これら電極38〜43は、たとえば導電性
ペーストを基板37上に塗布し焼き付けることによって
形成される。焼付け後において、セッティングドリフト
やQ等の特性を良くするため、好ましくは、電極38〜
43は、鏡面加工される。なお、ステータ側電極38、
第2の端子電極41、ダミー電極42および遊び電極4
3は、導電性ペーストを2度塗布するなどして厚く形成
され、それによって、たとえ基板37に反りが生じてい
ても、ステータ側電極38およびダミー電極42に適正
な研磨が施されるようにされる。
【0025】上述の特にステータ側電極38およびダミ
ー電極42の鏡面加工に関して、その表面粗さが1μm
以下となるようにされることが好ましい。このようにス
テータ側電極38およびダミー電極42の表面が平滑に
されると、ステータ側電極38およびダミー電極42と
後述するロータ44との間に潤滑オイルを付与すること
なく、ロータ44を円滑に回転させることが可能にな
る。通常の可変コンデンサにおいては、ロータの円滑な
回転のため、ステータ側電極等とロータとの間に潤滑オ
イルを付与するが、このオイルの影響により、静電容量
の調整後に、静電容量が増加するという問題があった。
この実施形態のように、ステータ側電極38およびダミ
ー電極42を鏡面加工して、その表面粗さを1μm以下
とすれば、潤滑オイルは不要となり、その結果、静電容
量の調整後の静電容量の変化が少なくなり、それゆえ、
可変コンデンサ32が与える静電容量を安定させること
ができる。
【0026】基板37には、ステータ側電極38とダミ
ー電極42との間に軸受穴45が貫通して設けられ、ま
た、第1および第2の端子電極40および41が形成さ
れた各領域内に貫通穴46および47がそれぞれ設けら
れる。上述した基板37上のステータ側電極38および
ダミー電極42に接触するように、たとえば円板状のロ
ータ44が配置される。ロータ44は、セラミック誘電
体のような固体誘電体から構成される。なお、ロータ4
4は、セラミック誘電体以外の固体誘電体から構成され
てもよい。ロータ44の中心には、基板37の軸受穴4
5と整列する軸受穴48が貫通して設けられる。
【0027】ロータ44の図示の状態での上方主面上に
は、略半円形のロータ側電極49が形成される。ロータ
側電極49は、ステータ側電極38に対してロータ44
を介して対向する。ロータ側電極49は、通常、ロータ
44の表面上に形成された導電膜によって与えられるも
のであるが、別に用意された金属板または金属箔によっ
て与えられ、これがロータ44の表面上に保持されるよ
うに取り付けられてもよい。また、ロータを積層構造と
し、その内部にロータ側電極を形成するようにしてもよ
い。この後者の場合には、ロータの厚みの一部を介して
ロータ側電極をステータ側電極に対向させることができ
るので、ロータにおいて十分な機械的強度を確保しなが
ら、大きな最大静電容量を得ることができる。
【0028】基板37の上方主面に対して直交する軸線
のまわりに回転するように、回転保持部材50が保持さ
れる。回転保持部材50は、回転軸部51とこの回転軸
部51の上端部に嵌合される調整軸部52とをもって構
成される。回転軸部51は金属のような導電性材料から
なり、調整軸部52は樹脂のような電気絶縁性材料から
なる。
【0029】回転軸部51には、係合凸部53が形成さ
れ、他方、調整軸部52には、係合凸部53と係合する
係合凹部54が形成され、それによって、回転軸部51
と調整軸部52とは一体的に回転するようにされる。調
整軸部52の上方端側には、図示しないたとえばスクリ
ュードライバのような調整用工具との係合が可能とされ
た調整用形状部分、たとえば調整用溝55を有してい
る。この調整用形状部分は、溝以外の形状をもって与え
られてもよい。
【0030】回転軸部51は、回転の軸線を与える軸5
6を備え、この軸56は、ロータ44の軸受穴48およ
び基板37の軸受穴45を貫通する。また、回転軸部5
1の上端部に形成されたフランジ57の下面には、ロー
タ44およびロータ側電極49に部分的に接触する突起
58が設けられ、これによって、フランジ57の下面と
ロータ側電極49との間にギャップが形成される。この
ギャップの存在により、フランジ57の下面が不所望に
もロータ側電極49と同等の電極として実質的に作用し
ないようにされる。また、突起58を介して、回転軸部
51がロータ側電極49に電気的に接続される。
【0031】上述のように、ロータ44の軸受穴48お
よび基板37の軸受穴45を貫通した回転軸部51の軸
56には、前述した第1の端子34が装着される。第1
の端子34の基部59には、図3によく示されているよ
うに、ばね性を有する皿状の形態が与えられている。こ
の基部59を基板37の下面側に位置させながら、回転
軸部51の軸56を基部59に設けられた中心穴60に
貫通させた状態で、図1に示すように、軸56の下端部
をかしめることにより、第1の端子34が基板37に取
り付けられる。
【0032】上述のように第1の端子34が基板37に
取り付けられることによって、基部59のばね作用が働
き、回転軸部51を介してロータ44が基板37上のス
テータ側電極38に接触する状態が確実に維持されるこ
とができる。なお、基板37上に形成された前述のダミ
ー電極42は、ロータ44が接触する領域において、ス
テータ側電極38の形成によってもたらされる段差を吸
収し、ロータ44が基板37の主面に対して傾くことを
防止する。
【0033】コイル33は、インダクタを構成するもの
であって、この実施形態では、ピアノ線、鉄線、銅線等
の導電線からなる空芯コイルによって構成される。な
お、コイル33は、空芯コイルの他にチップインダクタ
または基板37上に配線パターンによって形成されたイ
ンダクタを用いて構成されてもよい。コイル33の一方
端部は、基板37の上方から貫通穴46内に挿入され、
基板37の下方まで引き出される。この一方端部は、第
1の端子電極40に半田付けされるとともに、前述した
第2の端子35を構成する。また、コイル33の他方端
部は、基板37の上方から貫通穴47内に挿入され、基
板37の下方まで引き出される。この他方端部は、第2
の端子電極41に半田付けされるとともに、前述した第
3の端子36を構成する。これら半田付けにおいて付与
された半田の図示は省略されている。
【0034】なお、第2および第3の端子35および3
6を、コイル33の端部をもって構成するのではなく、
別に用意された部材によって構成してもよい。ロータ4
4、回転保持部材50およびコイル33を収容するよう
に、シールドカバー61が基板37に取り付けられる。
シールドカバー61は、調整軸部52の調整用溝55を
露出させる開口62を有する。しかしながら、このシー
ルドカバー61には、前述した図8に示した窓23に相
当する窓は形成されていない。
【0035】シールドカバー61は、LC複合部品31
の内部を保護するとともに、シールド効果を与えるため
のもので、たとえば金属板のような導電性材料から構成
される。シールドカバー61には、それ自身の一部をも
って複数の折り曲げ片63および複数の切り起こし片6
4がそれぞれ形成され、これら折り曲げ片63と切り起
こし片64との間に基板37の端縁部を挟むことによっ
て、シールドカバー61が基板37に対して位置決めさ
れる。
【0036】シールドカバー61は、基板37の下方側
においても張り出し、その内側に形成される空間内に回
転軸部51の軸56等を位置させている。また、シール
ドカバー61の下端縁からさらに下方へ突出して、アー
ス端子65が形成される。シールドカバー61が基板3
7に取り付けられたとき、調整軸部52は、シールドカ
バー61の開口62の周縁部に係合するので、回転軸部
51から抜けることが防止される。
【0037】シールドカバー61は、金属で構成する
他、たとえば、液晶樹脂等のめっき容易な樹脂により構
成し、ニッケル等の金属めっきを施したもの、あるいは
導電性が付与された樹脂で構成してもよい。このように
構成されたLC複合部品31は、図9に示す等価回路を
与え、可変コンデンサ32によって形成される静電容量
は、ロータ側電極49に回転軸部51を介して電気的に
接続された第1の端子34とステータ側電極38に引出
電極39および第1の端子電極40を介して電気的に接
続された第2の端子35との間に取り出される。また、
コイル33によって形成されるインダクタンスは、第2
の端子35と第3の端子36との間に取り出される。
【0038】可変コンデンサ32によって形成される静
電容量は、調整軸部52を回転させることにより変化す
る。より詳細には、調整用溝55にスクリュードライバ
のような調整用工具を係合させて調整軸部52を回した
とき、これとともに回転軸部51が回転し、この回転軸
部51の回転に伴って、ロータ44が回転する。このと
き、ロータ側電極49とステータ側電極38との対向面
積が変化し、応じて静電容量が変化する。
【0039】図4ないし図6は、この発明の第2の実施
形態を説明するためのものである。ここで、図4は図1
に相当の図であり、図5は図3に相当の図である。ま
た、図6は、この第2の実施形態によるLC複合部品3
1aに備える可変コンデンサ32aの部分が与える等価
回路図である。なお、図4および図5において、図1お
よび図3に示した要素に相当する要素には同様の参照符
号を付し、重複する説明は省略する。
【0040】この第2の実施形態によるLC複合部品3
1aは、第1の実施形態によるLC複合部品31と比較
して、基板37上の導電膜の形成パターン、ロータ側電
極49aの形状、回転保持部材50aの構成およびそれ
に関連する構成、ならびに第1の端子34aに関連する
構成において、主たる差異を有している。まず、基板3
7上の導電膜の形成パターンおよびロータ側電極49a
の形状に関して説明する。
【0041】基板37の上方主面上に形成されたステー
タ側電極38aは、互いに独立した第1および第2の電
極部71および72からなる。第1の電極部71は、軸
受穴45の一方側に形成され、第2の電極部72は、軸
受穴45の他方側に形成される。他方、ロータ側電極4
9aは、互いに実質的に同心であって、軸受穴48を介
して互いに逆方向への広がりを有する、比較的大径の略
半円形の主領域73と、比較的小径の略半円形の副領域
74とを備えている。
【0042】より特定的には、第1の電極部71は、ロ
ータ側電極49aの主領域73の略全面に対向し得る形
状を有している。また、第2の電極部72は、ロータ側
電極49aの主領域73の外周側部分に対向し得るが、
副領域74に対向し得る位置において切欠き部分75を
有している。また、基板37上には、第1の電極部71
は、第1の実施形態におけるステータ側電極38と類似
する形状を有していて、このステータ側電極38と同
様、引出電極39を介して第1の端子電極40が接続さ
れる。他方、第2の電極部72に対して引出電極76を
介して接続される第3の端子電極77が形成される。第
3の端子電極77が形成された領域には、貫通穴78が
設けられる。
【0043】このようなステータ側電極38aおよびロ
ータ側電極49aをもって構成した可変コンデンサ32
aは、図6に示すような等価回路を実現する。すなわ
ち、第1の電極部71とロータ側電極49aとの対向に
よって第1の可変の静電容量79が形成されるととも
に、第2の電極部72とロータ側電極49aとの対向に
よって第2の可変の静電容量80が形成され、かつ第1
の静電容量79と第2の静電容量80とはロータ側電極
49aによって直列に接続され、これら直列接続された
第1の静電容量79と第2の静電容量80とは、第1お
よび第3の端子電極40および77から取り出される。
【0044】可変コンデンサ32a全体としての直列静
電容量は、ロータ44の回転に従って、第1の電極部7
1とロータ側電極49aとの対向面積、および第2の電
極部72とロータ側電極49aとの対向面積を変えるこ
とによって、変えられる。この実施形態では、ロータ4
4の回転に従って、第1の電極部71とロータ側電極4
9aとの対向面積が減少するとき、第2の電極部72と
ロータ側電極49aとの対向面積が増加し、逆に、前者
の対向面積が増加するとき、後者の対向面積が減少す
る。
【0045】また、好ましくは、直列静電容量は、ロー
タ44の1回転において、最大値が1回だけ生じるよう
にされる。そのため、ロータ側電極49aと第2の電極
部72との対向面積が最大となったとき、この最大の対
向面積に実質的に等しい対向面積をもってロータ側電極
49aと第1の電極部71とが対向するようにされる。
【0046】次に、回転保持部材50aの構成およびそ
れに関連する構成について説明する。この第2の実施形
態では、回転保持部材50aは、一体的な構成を有して
いる。回転保持部材50aは、好ましくは、電気絶縁性
材料から一体に形成される。この電気絶縁性材料とし
て、たとえば、ポリアミド系樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート、液晶樹脂、ポリフェニレンサルファイド、等
の熱可塑性樹脂、あるいはセラミック系材料を用いるこ
とができる。樹脂を用いる場合、LC複合部品31aを
半田付けするときに受ける熱や高温下での長期使用に対
する安定性を確保するため、熱変形温度の高い樹脂を用
いることが好ましい。
【0047】回転保持部材50aは、ロータ44の軸受
穴48および基板37の軸受穴45を貫通する軸56a
を備え、それによって、基板37の上方主面に対して直
交する軸線のまわりに回転するように保持される。ま
た、回転保持部材50aの上方端側には、調整用溝55
aが形成される。また、上述のようにロータ44の軸受
穴48および基板37の軸受穴45を貫通した軸56a
には、その下端から、まず、スプリングワッシャ81が
嵌め込まれ、次いで、プッシュナット82が嵌め込まれ
る。プッシュナット82は、嵌め込まれたとき、軸56
aから抜けないように軸56aに食い込む。
【0048】このようにして、軸56aが軸受穴48お
よび45から抜けないように維持され、この状態におい
て、スプリングワッシャ81がプッシュナット82を基
板37から離隔させる方向に付勢するので、回転保持部
材50aを介して、ロータ44をステータ側電極38a
に確実に接触させることができる。次に、第1の端子3
4aに関して、この第1の端子34aは、図5によく示
されているように、N字状に曲成された線材によって与
えられる。第1の端子34aは、前述した第3の端子電
極77が形成された領域内の貫通穴78に下方から挿入
され、第3の端子電極77に半田付けされる。
【0049】第2の実施形態に関するその他の構成につ
いては、第1の実施形態と実質的に同様であるので、説
明を省略する。第2の実施形態によれば、基板37に形
成されるステータ側電極38aが第1および第2の電極
部71および72に分割され、これら第1および第2の
電極部71および72にロータ側電極49aが対向する
ことによって第1および第2の静電容量79および80
がそれぞれ形成され、これら第1および第2の静電容量
が79および80がロータ側電極49aによって直列に
接続されるので、この直列静電容量をステータ側電極3
8a側のみから取り出すことができる。したがって、静
電容量を取り出すための電気的導通経路をロータ44の
ような可動部分に形成する必要がないため、可変コンデ
ンサ32aひいてはLC複合部品31aの信頼性を向上
させることができる。
【0050】なお、上述のように、ステータ側電極38
aが第1および第2の電極部71および72に分割さ
れ、これら第1および第2の電極部71および72に共
通してロータ側電極49aが対向することによって第1
および第2の静電容量79および80がそれぞれ形成さ
れ、これら第1および第2の静電容量が79および80
がロータ側電極49aによって直列に接続される構成
は、他のパターンのステータ側電極およびロータ側電極
によって実現されてもよい。
【0051】図7は、この発明の第3の実施形態を説明
するためのもので、図1または図4に相当する図であ
る。ここに示したLC複合部品31bは、基板37上の
導電膜の形成パターン、ロータ側電極49aの形状、な
らびに第1の端子34aに関連する構成については、図
4に示したLC複合部品31aと実質的に同様である。
このLC複合部品31bは、回転保持部材50bおよび
それに関連する構成が他の実施形態と異なっている。
【0052】回転保持部材50bは、回転軸部51bと
調整軸部52bとを備える。回転軸部51bは、たとえ
ば金属のように塑性加工可能な材料からなり、調整軸部
52bは、好ましくは、樹脂のような電気絶縁性材料か
らなる。調整軸部52bの上方端側には、調整用溝55
bが形成される。また、調整軸部52bの中心軸線上に
は、貫通穴91が設けられ、この貫通穴91の軸線方向
の中間部には、段部92が形成される。他方、回転軸部
51bは、貫通穴91内に上方から挿入され、その頭部
93が段部92上に係合するようにされる。
【0053】なお、この実施形態では、回転軸部51b
と調整軸部52bとが一体的に回転することは必須では
なく、調整軸部52bのみが回転可能で、回転軸部51
bは、以下に述べるように、単に調整軸部52bおよび
ロータ44の回転のための支持軸を与えるだけとされて
いる。回転軸部51bは、回転の軸線を与える軸56b
を備え、この軸56bは、ロータ44の軸受穴48およ
び基板37の軸受穴45を貫通する。そして、軸受穴4
8および45を貫通した軸56bには、ばね性を有する
皿状のスプリングワッシャ94が装着され、次いで、軸
56bの下端部がかしめられる。
【0054】このようにスプリングワッシャ94が装着
されることによって、そのばね作用が働き、回転軸部5
1bおよび調整軸部52bを介してロータ44が基板3
7上のステータ側電極38a(図5参照)に接触する状
態が確実に維持されることができる。また、スプリング
ワッシャ94のばね作用により、調整軸部52bとロー
タ44との接触状態が強固に維持され、調整軸部52b
を回したとき、それに伴って、ロータ44も確実に回転
する。
【0055】この第3の実施形態によれば、回転保持部
材50bの基板37への取付けにおいて、かしめを用い
るので、第2の実施形態に比べて、耐熱性および強度の
点で信頼性が向上する。第3の実施形態におけるその他
の構成については、第2の実施形態と実質的に同様であ
るので、図4に示した要素に相当する要素には、同様の
参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0056】なお、第3の実施形態において、調整軸部
52bを金属で構成したときには、その下面に、前述し
た突起58に相当する突起を設け、この突起がロータ4
4なしはロータ側電極49a(図5参照)に部分的に接
触するようにするのがよい。
【0057】
【発明の効果】このように、この発明に係るLC複合部
品によれば、可変コンデンサにおける誘電体として空気
を用いず、固体誘電体からなるロータを用いるので、誘
電体の比誘電率を高くすることにより、所望の大きさの
静電容量を得るため、ロータ側電極およびステータ側電
極の面積をそれほど広くする必要がなく、したがって、
周囲の浮遊容量の影響を受けにくくすることができる。
【0058】また、上述のように、可変コンデンサの部
分を小型化することができるので、LC複合部品を構成
したとき、ロータ側電極またはロータとの干渉を避ける
ためにシールドカバーに窓を設けるといった処置が不要
である。したがって、シールドカバーによる防塵効果や
シールド効果が低減することはない。また、LC複合部
品を構成する部品を量産可能な方法で製造でき、また、
図8に示した従来のLC複合部品1に比べて、部品コス
トおよび組立工程数を低減できるとともに、これら部品
の組み立てもより容易になるので、コストダウンを図る
ことができる。
【0059】また、図8に示した従来のLC複合部品1
において遭遇したような諸問題、すなわち、容量調整時
に調整軸10が傾いて、ロータ側電極11とステータ側
電極19との間隔が変化し、それに伴って容量も変化し
て、調整が困難になる、という問題、また、ロータ側電
極11およびステータ側電極19が薄板状であるので、
振動時や衝撃時に、これらが振動しやすく、そのため、
電極11および19間の距離が変動し、静電容量が不所
望にも変動する、という問題、また、このような振動や
衝撃により、ロータ8やシールドカバー21が動き、ロ
ータ8とシールドカバー21との間に形成される浮遊容
量が不安定となる、という問題、また、ロータ側電極1
1およびステータ側電極19が、それぞれ、基板7上の
各々別々の位置に設けられたロータ8およびステータ9
の各一部として構成されるので、組立時、振動時あるい
は衝撃時において、ロータ側電極11とステータ側電極
19との電極間距離のばらつきが大きく生じやすく、そ
のため、静電容量が不安定となり、また、極端な場合に
は、ロータ側電極11とステータ側電極19とが互いに
接触し、電気的短絡状態を招くことがある、という問題
は、この発明によれば、すべて解消されることができ
る。
【0060】この発明において、ステータ側電極の表面
粗さが1μm以下となるようにされていると、ステータ
側電極とロータとの間に潤滑オイルを付与することな
く、ロータを円滑に回転させることが可能になる。した
がって、オイルの影響により、静電容量の調整後に、静
電容量が増加するという問題が解消され、可変コンデン
サが与える静電容量を安定させることができる。
【0061】また、この発明において、ステータ側電極
が、互いに独立した第1の電極部と第2の電極部とから
なり、第1の電極部とロータ側電極との対向によって第
1の静電容量が形成されるとともに、第2の電極部とロ
ータ側電極との対向によって第2の静電容量が形成さ
れ、かつ第1の静電容量と第2の静電容量とがロータ側
電極によって直列に接続されるように構成されると、静
電容量を取り出すための電気的導通経路を可動部分に形
成する必要がないため、LC複合部品の信頼性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるLC複合部品
31を断面で示す正面図である。
【図2】図1に示したシールドカバー61を除去した状
態でLC複合部品31を示す平面図である。
【図3】図1に示したLC複合部品31に備える要素を
分解して示す斜視図である。
【図4】この発明の第2の実施形態によるLC複合部品
31aを断面で示す正面図である。
【図5】図4に示したLC複合部品31aに備える要素
を分解して示す斜視図である。
【図6】図4に示したLC複合部品31aにおいて構成
される可変コンデンサ32aが与える等価回路図であ
る。
【図7】この発明の第3の実施形態によるLC複合部品
31bを断面で示す正面図である。
【図8】この発明にとって興味ある従来のLC複合部品
1を示す正面図であり、基板7の一部、ロータ8および
シールドカバー21が断面図で示されている。
【図9】この発明にとって興味あるLC複合部品が与え
る等価回路図である。
【符号の説明】 31,31a,31b LC複合部品 32,32a 可変コンデンサ 33 コイル 37 基板 38,38a ステータ側電極 40 第1の端子電極 41 第2の端子電極 44 ロータ 45,48 軸受穴 49,49a ロータ側電極 50,50a,50b 回転保持部材 55,55a,55b 調整用溝 56,56a,56b 軸 61 シールドカバー 62 開口 71 第1の電極部 72 第2の電極部 77 第3の端子電極 79 第1の静電容量 80 第2の静電容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 5/38 H01F 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変コンデンサおよびインダクタを備え
    る、LC複合部品において、 その一方主面上にステータ側電極、前記ステータ側電
    極に電気的に接続される第1の端子電極、前記ステータ
    側電極を前記第1の端子電極に電気的に接続する引出電
    極、および前記第1の端子電極とは独立し第2の端子
    電極がそれぞれ形成される、電気絶縁性の基板と、 前記ステータ側電極に接触するように配置される、固体
    誘電体からなるロータと、 前記ロータによって保持され、前記ステータ側電極に対
    して前記ロータの少なくとも一部を介して対向すること
    によって静電容量を形成する、ロータ側電極と、 前記基板の一方主面に対して直交する軸線のまわりに回
    転するように保持され、その回転を前記ロータに伝達し
    て前記ロータをこれとともに回転させるものであって、
    その一方端側に調整用工具との係合が可能とされた調整
    用形状部分を有する、回転保持部材と、 前記第1および第2の端子電極間に接続される、インダ
    クタと、 前記回転保持部材の前記調整用形状部分を露出させる開
    口を有するとともに、前記ロータ、前記回転保持部材お
    よび前記インダクタを収容するように前記基板に取り付
    けられる、シールドカバーとを備えることを特徴とす
    る、LC複合部品。
  2. 【請求項2】 前記ステータ側電極は、1μm以下の表
    面粗さを有する、請求項1に記載のLC複合部品。
  3. 【請求項3】 前記ステータ側電極は、互いに独立した
    第1の電極部と第2の電極部とからなり、 前記第1の電極部と前記ロータ側電極との対向によって
    第1の静電容量が形成されるとともに、前記第2の電極
    部と前記ロータ側電極との対向によって第2の静電容量
    が形成され、かつ前記第1の静電容量と前記第2の静電
    容量とが前記ロータ側電極によって直列に接続され、 前記第1の端子電極は前記第1の電極部に電気的に接続
    され、 前記基板上には、前記第2の電極部に電気的に接続され
    る第3の端子電極がさらに形成される、請求項1または
    2に記載のLC複合部品。
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