JPH06283387A - トリマーコンデンサ - Google Patents

トリマーコンデンサ

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Publication number
JPH06283387A
JPH06283387A JP5070247A JP7024793A JPH06283387A JP H06283387 A JPH06283387 A JP H06283387A JP 5070247 A JP5070247 A JP 5070247A JP 7024793 A JP7024793 A JP 7024793A JP H06283387 A JPH06283387 A JP H06283387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
rotor
dielectric
pedestal
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5070247A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakao
浩 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP5070247A priority Critical patent/JPH06283387A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立作業性に優れ、且つ耐熱信頼性に優れた
トリマーコンデンサを提供する。 【構成】 表面に凹部13が形成され、該凹部13にス
テータ端子11の一端が露出されるとともに、略中央に
貫通穴12が形成されて成るステータ台座1と、前記ス
テータ端子11と導通されるステータ電極21が配置さ
れるとともに、略中央に貫通穴22が形成されて成る誘
電体ステータ2と、前記誘電体ステータ2上を回動自在
に配置された金属ロータ3と、前記貫通穴12、22を
貫通するカシメピン31とからなり、該カシメピン31
の加締め処理により、ステータ台座1、誘電体ステータ
2、金属ロータ3が一体化されるトリマーコンデンサで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトリマーコンデンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】トリマーコンデンサ50は、図5に示す
ように、表面にステータ電極52を有するステータ基板
51上に、内部にロータ電極54が形成された誘電体ロ
ータ53を載置し、さらにロータ53上に金属製の調整
ピン55が回動可能に配置されていた。
【0003】これらの構成部品の一体化は、調整ピン5
5の下面から延びるピン部56を、誘電体ロータ53の
貫通穴、ステータ基板51の貫通穴に貫通して、ステー
タ基板51の下面で、ロータ端子57を介して加締め処
理されていた。ここで、調整ピン55を回動制御した時
に、誘電体ロータ53が同時に回動しなくては成らない
こと、及び誘電体ロータ53のロータ電極54がピン部
56を介してロータ端子57に導通しなくてはならない
ことなどから、誘電体ロータ53と調整ピン55との間
や誘電体ロータ53のロータ電極54が露出する貫通穴
部分に、半田や導電性粉末を含有する樹脂接着剤などの
導電性接着剤58を塗布、充填する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように調整ピン55と誘電体ロータ53との間や誘電体
ロータ53の貫通穴に導電性接着剤58を塗布、注入す
るには、熟練を要し、また乾燥や熱の印加など時間を要
し、組立作業効率が低かった。
【0005】また、プリント配線基板にリフロー接合に
より実装する際に、リフロー処理の熱により、半田や導
電性接着剤58が劣化することがあり、耐熱信頼性が低
かった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、各構成部品の重畳及び加締
め処理のみで組立可能で、耐熱信頼性に優れたトリマー
コンデンサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に凹部が
形成され、該凹部にステータ端子の一端が露出されると
ともに、略中央に貫通穴が形成されて成るステータ台座
と、該ステータ台座の凹部に嵌合され、前記ステータ端
子と接することにより導通されるステータ電極が配置さ
れるとともに、略中央に貫通穴が形成されて成る誘電体
ステータと、該誘電体ステータ上を回動自在に配置され
た金属ロータと、前記貫通穴を貫通するカシメピンとか
ら成り、前記カシメピンの加締め処理により、ステータ
台座、誘電体ステータ、金属ロータが一体化されている
トリマーコンデンサである。
【0008】
【作用】以上のように本発明では、回動部分がロータ電
極を兼ねた金属ロータのみであり、ステータ台座に、誘
電体ステータ、金属ロータを重畳し、その後、ピン部
を、ステータ台座の下面または金属ロータの内部で加締
め処理するだけで、組立たてられるため、作業効率が高
いトリマーコンデンサが達成される。
【0009】また、各構成部品が加締め処理によって一
体化されるため、従来のように熱の印加により、導通不
良や回動制御が不可能になることはなく、耐熱信頼性が
向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明のトリマーコンデンサを図面に
基いて詳説する。
【0011】図1は本発明のトリマーコンデンサの平面
図であり、図2は、図1中のA−A’線断面構造図であ
る。
【0012】本発明のトリマーコンデンサ10は、ステ
ータ端子11が一体化されたステータ台座1と、ステー
タ電極21が内部に配置された誘電体ステータ2と、ロ
ータ電極及び調整ピンを兼ねた金属ロータ3とから主に
成り、さらにロータ端子4とから構成されている。
【0013】ステータ台座1は、樹脂製の概ね直方体状
であり、その台座の略中央には、金属ロータ3のピン部
31が貫通する貫通穴12が形成されている。また、ス
テータ台座1の上面側には、誘電体ステータ2が嵌合さ
れる凹部13が形成され、また下面側には、加締め部が
位置する凹部14が形成されている。
【0014】また、スーテタ端子11は、ステータ台座
1にモールドされており、その一端が凹部13に露出し
て、他端がステータ台座1の一方端面に露出している。
【0015】誘電体ステータ2は、チタン酸バリウムな
どの誘電体セラミックが積層されてなり、凹部13に嵌
合される形状となっている。また、誘電体ステータ2の
略中央部には、凹部13に嵌合される時に、貫通穴12
と合致する貫通穴22が形成されている。ここでその形
状とは、円形状でなければあらゆる形状が採用できる。
【0016】また、誘電体ステータ2の内部には、半円
形状のステータ電極21が形成されており、このステー
タ電極21は、ビアホール導体23を介して、誘電体ス
テータ2の下面に形成した導体膜24に接続されてい
る。
【0017】金属ロータ3は概略円板状を成しており、
その表面には、ドライバーなどが嵌合される調整溝32
が形成され、その下面には、前記貫通穴12、22を貫
通し、ステータ台座1の底面の凹部14にまで達するピ
ン部31が形成されている。
【0018】また、下面のピン部31の周囲には、図3
の斜線部分で示すように、概略半円状で突出して、誘電
体ステータ2の上面に接触摺動する突出部(以下ロータ
電極という)33が形成されている。また、ロータ電極
33と対向する縁部には、ロータ電極33と同一高さの
突起34が形成されている。 ロータ端子4は、バネ性
を有する例えばリン青銅などからなり、ステータ台座1
の下面の凹部14からステータ台座1の他方端面に延出
するように、ステータ台座1の下面に沿って配置されて
いる。ロータ端子4の一端は、ピン部31の先端が貫通
し得る穴41が形成されており、穴41の周囲は、加締
め処理の座金効果が導出できるようにステータ台座1の
下面から若干浮いている。
【0019】このような構成部品からなるトリマーコン
デンサの組立は、まず、ステータ台座1の表面側の凹部
13に誘電体ステータ2を嵌合配置する。この時、凹部
13内のステータ端子11の一端が誘電体ステータ2の
下面側に形成された導体膜24に接触導通する。
【0020】次に、誘電体ステータ2上に、金属ロータ
3を配置するとともに、ピン部31を誘電体ステータ2
の貫通穴22、ステータ台座1の貫通穴12に貫通さ
せ、ステータ台座1の下面の凹部14に突出する。
【0021】次に、凹部14に突出したピン部31の先
端に、ロータ端子4の一端の穴41を通して、ロータ端
子4の他端をステータ台座1の他方端面になるように配
置する。
【0022】次に、金属ロータ3のピン部31の先端
を、ステータ台座1の下面の凹部14部分で加締め処理
して、金属ロータ3の円板状部と加締め部との間に、誘
電体ステータ2、ステータ台座1、ロータ端子4を加締
め保持する。
【0023】このようにして組立られたトリマーコンデ
ンサ10は、ロータ電極33(金属ロータ3)が、ピン
部31を介してロータ端子4と導通され、他方のステー
タ電極21が、ビアホール導体23、導体膜24を介し
てステータ端子11に導通されることになる。
【0024】従って、誘電体ステータ2の上面に接触摺
動するロータ電極33は、誘電体ステータ2を構成する
誘電体材料を介して内部のステータ電極21と対向する
ことになり、この対向面積に比例した容量が、ロータ端
子4とステータ端子11との間から導出されることにな
る。
【0025】さらに、金属ロータ3の表面に形成した調
整溝32を用いて、ドライバーなどで金属ロータ3を所
定量回動させると、概略半円形状のステータ電極21と
概略半円形状のロータ電極33との対向面積が可変し
て、可変する対向面積に応じた容量が、ロータ端子4と
ステータ端子11との間から導出されることになる。
【0026】以上のように、本発明のトリマーコンデン
サ10は、各構成部品が加締め処理のみで、簡単に組立
ることができ、従来のように、導電性接着剤の塗布、乾
燥工程、また半田付け工程がなくなり、作業性が大きく
向上する。
【0027】また、機械的な導通により全ての接続が行
われているため、例えばプリント配線基板にリフロー接
合によって実装する際には、リフロー処理温度を、ステ
ータ台座1の材料の耐熱温度まで高めても、導通の不良
や構造上の崩壊などが一切なく、耐熱信頼性が向上する
ことになる。
【0028】(他の実施例)上述の実施例では、ピン部
31は金属ロータ3と一体化されているが、図4に示す
ように、調整溝32、ロータ電極33が形成された円板
状部30とピン部31とを別部材としてもよい。この場
合、円板状部30には、上面側に段部36を有する貫通
穴35を形成し、ピン部31の上面側先端をその段部3
6で係止するような鋲形状にする。
【0029】さらに、図示していないが、図4におい
て、ピン部31をロータ端子4と一体化して、ピン部3
1をステータ台座1の下面側から金属ロータ3に貫通さ
せて、その先端部を貫通穴35内に突出させた状態で、
段部36を利用して加締め処理しても構わない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明では、各構成部品
が加締め処理によって一体化されるため、組立作業性が
向上し、さらに、熱による導通不良や回動制御が不可能
になることはなく、耐熱信頼性が向上するトリマーコン
デンサとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトリマーコンデンサの平面図である。
【図2】図1中のA−A’線断面構造図である。
【図3】金属ロータの下面側の平面図である。
【図4】本発明の他の実施例の断面構造図である。
【図5】従来のトリマーコンデンサの断面構造図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・ステータ台座 11・・・・ステータ端子 12・・・・貫通穴 13・・・・凹部 2・・・・・誘電体ステータ 21・・・・ステータ電極 22・・・・貫通穴 22・・・・ロータ電極 24・・・・導体膜 3・・・・・金属ロータ 31・・・・ピン部 4・・・・・ロータ端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹部が形成され、該凹部にステー
    タ端子の一端が露出されるとともに、略中央に貫通穴が
    形成されて成るステータ台座と、 前記ステータ台座の凹部に嵌合され、前記ステータ端子
    と導通されるステータ電極が配置されるとともに、略中
    央に貫通穴が形成されて成る誘電体ステータと、 前記誘電体ステータ上を回動自在に配置された金属ロー
    タと、 前記貫通穴を貫通するカシメピンとから成り、 前記カシメピンの加締め処理により、ステータ台座、誘
    電体ステータ、金属ロータが一体化されていることを特
    徴とするトリマーコンデンサ。
JP5070247A 1993-03-29 1993-03-29 トリマーコンデンサ Pending JPH06283387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5070247A JPH06283387A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 トリマーコンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5070247A JPH06283387A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 トリマーコンデンサ

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Publication Number Publication Date
JPH06283387A true JPH06283387A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13426051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5070247A Pending JPH06283387A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 トリマーコンデンサ

Country Status (1)

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JP (1) JPH06283387A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004247594A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Nec Tokin Corp チップ型コンデンサ及びその製造方法並びにモールド金型

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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