JPH0883704A - 高電圧用可変抵抗器 - Google Patents

高電圧用可変抵抗器

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JPH0883704A
JPH0883704A JP21594194A JP21594194A JPH0883704A JP H0883704 A JPH0883704 A JP H0883704A JP 21594194 A JP21594194 A JP 21594194A JP 21594194 A JP21594194 A JP 21594194A JP H0883704 A JPH0883704 A JP H0883704A
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JP
Japan
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slider
variable resistor
high voltage
output
insulating case
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Application number
JP21594194A
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English (en)
Inventor
Shinji Minematsu
伸次 峰松
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】出力線と摺動子を直接接続することにより、部
品点数を削減して、小形で、安価な、信頼性の高い高電
圧用可変抵抗器を提供する。 【構成】絶縁ケース1の軸受部1aに軸受され、先端に
摺動子6が取付けられた抵抗値調整軸5の軸心部に絶縁
被覆が施された出力線7が挿入され、出力線7の芯線は
摺動子6に接触接続される。この構成では、出力線と摺
動子との接続に、別の接続部品を介する必要はなく、部
品点数を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV受像機やCRTデ
ィスプレイ等に用いられる高電圧用可変抵抗器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高電圧用可変抵抗器は、
例えば、図5〜図7に示すように構成されている。図5
は出力線引出し(挿入)部位での断面図、図6は絶縁ケ
ースの開口面側を上にした斜視図、図7は絶縁基板に入
力用端子、アース端子を取り付けた状態の斜視図であ
る。この高電圧用可変抵抗器は、図5〜図7に示すよう
に、一面開口状の合成樹脂製の絶縁ケース1の内壁面の
全周に設けられた支持段部に、アルミナ等のセラミック
からなる絶縁基板2を接着剤で接着固定し、絶縁ケース
1の開口面側であって絶縁基板2の裏面(図において下
面)側にエポキシ系の樹脂3をモールドして形成されて
いる。絶縁ケース1の上部には円筒状の軸受部1aが、
側壁部には出力線保持部1bが、出力線保持部1bに対
応する内隅部には隔離壁1cが一体に形成されている。
【0003】絶縁基板2の表面(図において上面)に
は、出力用端子電極21、高電圧が入力(印加)される
入力用端子電極22、アース端子電極23が形成され、
端子電極22、23間に所要パターンの被膜抵抗体24
が形成されている。端子電極22、23にはリード端子
4、4がはんだ付け等により接続され、絶縁ケース1の
開口面側から引き出されている。
【0004】絶縁ケース1の軸受部1aには被膜抵抗体
24の円弧状の可変抵抗部を摺動する摺動子6を備えた
抵抗値調整軸5が軸受され、摺動子6の他端は出力用端
子電極21に接触して導通している。
【0005】絶縁ケース1の出力線保持部1bには絶縁
被覆が施された出力線7が挿入され、絶縁ケース1の隔
離壁1c内で、出力用端子電極21に接触して固定され
た導電性ゴム8に接続端子板9が挿入固定され、出力線
7の芯線7aは、接続端子板9に接続されている。接続
端子板9の出力線7の芯線7a挿入部には接触片が一体
に形成され、この接触片のバネ圧により芯線7aと接続
端子板9とが接触して導通しており、出力線7は着脱可
能に取り付けられている。なお、絶縁ケース1の隔離壁
1cは導電性ゴム8を収納するとともに、出力線7の挿
入量を規制するためのものである。出力線からはフォー
カス電圧やスクリーン電圧等が出力される。なお、上記
接続端子板9と出力用端子電極21との接続を、導電性
ゴムを用いずにはんだ付けにより接続したものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の高電圧用可変抵抗器においては、出力線の接続には接
続端子板や導電性ゴム等の接続用部品を必要とし、しか
も、これらの接続部品を組付け、またははんだ付けする
等の作業が必要であり、部品コスト、製造コストが高く
なるという問題があった。また、摺動子と出力用端子電
極と、出力用端子電極と接続端子板と、及び接続端子板
と出力線との接続等多くの接続箇所があり、接続の信頼
性が低下するという問題があった。
【0007】また、出力線保持部や隔離壁等を設ける等
複雑な形状の絶縁ケースを必要とし、コストも高くな
り、外形寸法が大きくなり、小形化、薄型化が困難であ
るという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、以上のような従
来の高電圧用可変抵抗器が持つ問題点を解消し、出力線
の芯線と摺動子とを直接接続することにより、部品点数
を削減し、製造工数を低減して、小形で、安価な、信頼
性の高い高電圧用可変抵抗器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、絶縁ケース内に、
被膜抵抗体と電極とを設けた絶縁基板を収納し、前記被
膜抵抗体に接触して摺動する摺動子を備えてなる高電圧
用可変抵抗器において、出力線の芯線を前記摺動子に直
接接続したことを特徴とするものである 請求項2に係る発明は、請求項1に記載の高電圧用可変
抵抗器において、前記出力線を、前記絶縁ケースに軸受
され、先端に前記摺動子を取り付けた抵抗値調整軸の軸
心部に挿入し配置したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、出力線の芯線と摺動子と
を直接接続することにより、接続端子板や導電性ゴム等
の接続用部品を不要とすることができ、部品点数を削減
するとともに、接続箇所を削減できる。また、絶縁ケー
スの形状を簡略化し、小形化、薄型化することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図において、従来例と同一または相当す
る部分、同一機能のものについては同一符号を付す。
【0012】本発明の第1実施例に係る高電圧用可変抵
抗器の構造を図1〜図3に示す。図1は抵抗値調整軸
(出力線引出し)部位での断面図、図2は絶縁ケースの
開口面側を上にした斜視図、図3は絶縁基板に入力用端
子、アース端子を取り付けた状態の斜視図である。図1
〜図3に示すように、本実施例の高電圧用可変抵抗器で
は、絶縁ケース1の軸受部1aに軸受され、先端に摺動
子6が取付けられた抵抗値調整軸5の軸心部には貫通孔
が形成されている。この抵抗値調整軸5の貫通孔には絶
縁被覆が施された出力線7が挿入され、出力線7の芯線
7aは摺動子6に直接接続されている。摺動子6の出力
線7の芯線7a挿入部には複数の接触片6aが一体に形
成され、この接触片6aのバネ圧により芯線7aと摺動
子6とが接触して導通するように接続されている。つま
り、出力線7と摺動子6との接続は、着脱可能に接触接
続され、他の接続部品を介することなく直接接続されて
いる。
【0013】そして、抵抗値調整軸5を回転させること
により、摺動子6の先端が絶縁基板2上に形成された被
膜抵抗体24の円弧状の可変抵抗部上を摺動するように
構成されている。絶縁ケース1には、従来例で示した出
力線保持部及び隔離壁は形成されておらず、また、絶縁
基板2には出力用端子電極は形成されていない。上記以
外の構成については、図5に示した従来例のものと同様
の構成であり、その説明を省略する。
【0014】以上のように、この構成では、接続端子や
導電性ゴム等の接続用部品を用いることなく、出力用端
子電極を形成することなく、出力線の芯線と摺動子とが
直接接続されているので、部品点数を削減できる。よっ
て、これらの部品の組込みやはんだ付け等の作業を不要
とし、かつ接続箇所を削減できる。
【0015】また、絶縁ケースには出力線保持部、隔離
壁等を設ける必要はなく、簡易な構造とすることができ
るので、絶縁ケースのコストを低減でき、外方へ突出す
る部分を減らし、小形化することができる。
【0016】次に、本発明の第2実施例に係る高電圧用
可変抵抗器の構造を図4に示す。図4は抵抗値調整軸
(出力線引出し)部位での断面図であり、抵抗値調整軸
を軸方向に移動させて、抵抗値調整軸の先端に取付けら
れた摺動子を直線的に摺動するようにしたものである。
【0017】図4に示すように、本実施例の高電圧用可
変抵抗器では、絶縁ケース1の側壁面側に軸受部1aが
形成され、軸受部1aには先端に摺動子6が取付けられ
た抵抗値調整軸5が軸受され、この抵抗値調整軸5の軸
心部には絶縁被覆が施された出力線7が挿入され、出力
線7の芯線7aは摺動子6に直接接続されている。つま
り、抵抗値調整軸5及び出力線7は絶縁基板2と平行に
配置され、絶縁基板2上の被膜抵抗体(図示せず)の可
変抵抗部は直線状に形成されている。摺動子6の出力線
7の芯線2a挿入部には複数の接触片6aが一体に形成
され、この接触片6aのバネ圧により芯線2aと摺動子
6とが接触して接続されている。
【0018】そして、抵抗値調整軸5を軸方向(図にお
いて水平方向)に移動させることにより、摺動子6の先
端が絶縁基板2上に形成された被膜抵抗体の直線状の可
変抵抗部上を摺動するように構成されている。
【0019】この構成においても、出力線は摺動子に直
接接続され、他の接続用部品を不要とし、絶縁ケースの
構造(形状)を簡略化できる。また、この実施例では、
絶縁ケース1の上部に突出部を設けていないので、大幅
に薄型化することができる。なお、この実施例では抵抗
値調整軸の軸心部に出力線を挿入しているが、これに限
るものではなく、絶縁ケースの出力線引出し(挿入)側
と対向する位置に軸受部を設け、抵抗値調整軸を絶縁ケ
ースに軸受するようにし、出力線を絶縁ケースに直接軸
受するようにしてもよく、摺動子の摺動機構は特に限定
するものではない。
【0020】また、上記各実施例では、1つの可変抵抗
部を有するもので説明したが、2つ以上の可変抵抗部を
有するものにも適用できることはいうまでもない。要す
るに、本発明は、出力線を直接摺動子に接続することを
特徴とするものであり、他の構成については、特に限定
するものではない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高電
圧用可変抵抗器によれば、出力線の芯線と摺動子とを直
接接続することにより、部品点数を削減して、部品コス
ト、製造コストを低減するとともに、接続箇所を削減し
て、信頼性の向上を図ることができる。
【0022】また、絶縁ケースの構造(形状)を簡略化
できるので、絶縁ケースのコストを低減でき、絶縁ケー
スの外方向への突出部を少なくして、小形化、薄型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高電圧用可変抵抗器
の断面図である。
【図2】図1に示す絶縁ケースの斜視図である。
【図3】図1に示す絶縁基板の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る高電圧用可変抵抗器
の断面図である。
【図5】従来の高電圧用可変抵抗器の断面図である。
【図6】図5に示す絶縁ケースの斜視図である。
【図7】図5に示す絶縁基板の斜視図である。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 1a 軸受部 2 絶縁基板 3 樹脂 4 リード端子 5 抵抗値調整軸 6 摺動子 6a 接触片 7 出力線 7a 芯線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ケース内に、被膜抵抗体と電極とを
    設けた絶縁基板を収納し、前記被膜抵抗体に接触して摺
    動する摺動子を備えてなる高電圧用可変抵抗器におい
    て、 出力線の芯線を前記摺動子に直接接続したことを特徴と
    する高電圧用可変抵抗器。
  2. 【請求項2】前記出力線を、前記絶縁ケースに軸受さ
    れ、先端に前記摺動子を取り付けた抵抗値調整軸の軸心
    部に挿入し配置したことを特徴とする請求項1に記載の
    高電圧用可変抵抗器。
JP21594194A 1994-09-09 1994-09-09 高電圧用可変抵抗器 Pending JPH0883704A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21594194A JPH0883704A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 高電圧用可変抵抗器

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JP21594194A JPH0883704A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 高電圧用可変抵抗器

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JPH0883704A true JPH0883704A (ja) 1996-03-26

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ID=16680801

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JP21594194A Pending JPH0883704A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 高電圧用可変抵抗器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112002508A (zh) * 2020-08-25 2020-11-27 广州赛宝计量检测中心服务有限公司 一种电阻箱

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Effective date: 20040823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050215

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