JP3538910B2 - 高電圧用可変抵抗器 - Google Patents

高電圧用可変抵抗器

Info

Publication number
JP3538910B2
JP3538910B2 JP22186394A JP22186394A JP3538910B2 JP 3538910 B2 JP3538910 B2 JP 3538910B2 JP 22186394 A JP22186394 A JP 22186394A JP 22186394 A JP22186394 A JP 22186394A JP 3538910 B2 JP3538910 B2 JP 3538910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
lead terminal
lead
conductive rubber
variable resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22186394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0888101A (ja
Inventor
邦弘 三島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP22186394A priority Critical patent/JP3538910B2/ja
Publication of JPH0888101A publication Critical patent/JPH0888101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3538910B2 publication Critical patent/JP3538910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV受像機やCRTデ
ィスプレイ等に用いられる高電圧用可変抵抗器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高電圧用可変抵抗器は、
例えば、図4及び図5に示すように構成されている。図
4は図5のX−X線断面図、図5は絶縁ケースの開口面
側から見た樹脂モールド前の平面図である。この高電圧
用可変抵抗器は、図4及び図5に示すように、一面開口
状の合成樹脂製の絶縁ケース1の内壁面に設けられた支
持段部に、アルミナ等のセラミックからなる絶縁基板2
を接着剤で接着固定し、絶縁ケース1の開口面側であっ
て絶縁基板2の裏面(図4において上面)側にエポキシ
系の樹脂3をモールドして形成されている。絶縁ケース
1の開口面と対向する部分には円筒状の軸受部が設けら
れ、この軸受部には絶縁基板の表面(図4において下
面)に形成された被膜抵抗体(図示せず)の円弧状の可
変抵抗部を摺動する摺動子6を備えた回転軸5が軸受さ
れている。絶縁ケース1の側壁部には2つの出力端子保
持筒が設けられ、各出力端子保持筒の中心部には出力端
子7が側壁部で固定して取付けられている。
【0003】絶縁基板2の表面(図において下面)に
は、図示しないが、複数個の端子電極が形成され、この
複数個の端子電極に接続して被膜抵抗体が形成されてい
る。この端子電極には高電圧入力用のリード端子4、4
が導電性ゴム8を介して接続され、絶縁ケース1の開口
面側から引き出されている。
【0004】具体的には、図4に示すように、絶縁ケー
ス1の内部に設けられた導電性ゴム収納部9に導電性ゴ
ム8を収納し、導電性ゴム8は、絶縁基板2を絶縁ケー
ス1に接着剤で貼着固定した状態で、端子電極と弾性的
に接触するようになっている。この導電性ゴム8に、絶
縁基板2の裏面側から絶縁基板2の端子電極部分に形成
された貫通孔にリード端子4が差し込まれて、端子電極
とリード端子4とが電気的に接続されている。リード端
子4は、所望の引出し位置、方向を得るために、折曲げ
加工され、樹脂3により固定されている。
【0005】なお、図示しないが、高電圧出力用の端子
電極には導電性ゴムまたは接続用リード端子のはんだ付
けにより、端子電極と上記出力端子7とが接続されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
図4に示すようなリード端子4の取付け構造において
は、リード端子4は導電性ゴム8に単に挿入されている
だけであり、リード端子4の固定強度が弱く、リード端
子4の引出し部位での位置精度が悪く、たとえ、位置精
度よく挿入しても、リード端子4挿入部位を中心とし
て、リード端子4が図5の矢印Aで示す方向に回転移動
し、リード端子4引出し部位の位置が変化してしまうと
いう問題があった。つまり、樹脂モールド後のリード端
子4の位置精度が悪く、不良率が高くなり、リード端子
固定強度も弱く、かつ樹脂3を充填し硬化する時には、
リード端子4を位置決めし仮固定する何らかの手段を必
要とし、樹脂モールドの作業性が悪くなり、作業工数が
増加し、製造コストが高くなるという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、以上のような従
来の高電圧用可変抵抗器が持つ問題点を解消し、リード
端子を前記導電性ゴムに貫通させて、リード端子の先端
部を絶縁ケースに圧入することにより、リード端子の固
定強度を増し、リード端子を位置精度よく安定に固定で
き、リード端子の回転を防止し、よって、安価で、信頼
性の高い高電圧用可変抵抗器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、絶縁ケース内に、
被膜抵抗体と電極とを設けた絶縁基板を収納し、前記電
極に接触して導電性ゴムを配置し、この導電性ゴムに入
出力用または接続用のリード端子を差し込み、前記電極
と前記リード端子とを電気的に接続してなる高電圧用可
変抵抗器において、前記絶縁ケースに前記リード端子の
先端部が挿入される端子挿入穴を設け、前記リード端子
を前記導電性ゴムに貫通させて、前記リード端子の先端
部を前記端子挿入穴に圧入したことを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
高電圧用可変抵抗器において、前記リード端子の先端部
及び前記絶縁ケースの端子挿入穴の断面形状を円形以外
の形状としたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、リード端子の先端部を絶
縁ケースの端子挿入穴に圧入されるので、リード端子の
固定強度が増し、リード端子を位置精度よく安定に固定
できるとともに、リード端子の回転を防止できる。
【0011】さらに、リード端子の先端部及び絶縁ケー
スの端子挿入穴の断面形状を円形以外の形状とすること
により、リード端子の位置(引出し方向)決めを確実に
行うことができ、リード端子の回転を確実に防止でき
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図において、従来例と同一または相当す
る部分、同一機能のものについては同一符号を付す。
【0013】本発明の一実施例に係る高電圧用可変抵抗
器の構造を図1及び図2に示す。図1は1つのリード端
子接続部位での断面図であり、従来例の図4に対応する
図である。図2はリード端子接続部位を示す拡大分解斜
視図である。
【0014】図1に示すように、本実施例の高電圧用可
変抵抗器では、絶縁ケース1の内部に設けられた導電性
ゴム収納部9の底部にはリード端子4が挿入される端子
挿入穴10が形成されている。リード端子4は、絶縁基
板2の端子電極部分に形成された貫通孔から導電性ゴム
8を貫通して端子挿入穴10に挿入されている。
【0015】具体的には、図2に拡大して示すように、
リード端子4は断面円形の金属製の丸ピンであり、絶縁
ケース1の端子挿入穴10に挿入される先端部は斜めに
切断されて、断面略長方形状となるように偏平状に形成
されている。導電性ゴム8は中心部に貫通孔8aが設け
られた円筒状の形状であり、貫通孔8aの内径はリード
端子4の外径よりも小さく形成されている。絶縁ケース
1の導電性ゴム収納部9は導電性ゴム8と嵌合する形状
に形成され、導電性ゴム収納部9の底部の中央部には端
子挿入穴10が形成されている。
【0016】端子挿入穴10は断面円形状の一部に切り
溝を設け、リード端子4先端部に略嵌合する形状に形成
され、端子挿入穴10内寸はリード端子4先端部の挿入
部位の一部の外寸よりも若干小さく形成されている。
【0017】そして、リード端子4は、先端部の断面略
長方形状の長辺方向が端子挿入穴10の切り溝に合致す
るように、絶縁基板2の裏面側から絶縁基板2の貫通孔
を挿通して、導電性ゴム8の貫通孔8aを押し広げるよ
うに挿入されて導電性ゴム8を貫通して、端子挿入穴1
0に圧入されている。上記以外の構成については、従来
例の図4及び図5に示したものと同様の構成であり、そ
の説明を省略する。
【0018】以上のように、この構成では、リード端子
4は、その先端部が偏平状に形成され、端子挿入穴10
に合致するように挿入されるので、リード端子4の位置
決めを確実に行うことができ、リード端子4の引出し位
置、方向の精度を向上できるとともに、リード端子の回
転を確実に防止できる。また、リード端子4は、端子挿
入穴10に圧入されているので、リード端子4が絶縁ケ
ース1に固定され、リード端子4の固定強度が増しリー
ド端子4の浮き等も防止できる。したがって、樹脂3を
充填し硬化する時に、リード端子4を仮固定する作業工
数等を不要とし、リード端子4の引出し部位での位置精
度が向上し、不良率を低減し、製造コストを低減でき
る。また、樹脂モールド後のリード端子4の固定強度も
強くなり、リード端子接続の信頼性を向上できる。
【0019】なお、上記実施例では、丸ピンのリード端
子の先端部を斜めに切断した形状のもので説明したが、
リード端子先端部形状はこれに限るものではなく、例え
ば、図3に示すように、切削または潰し加工により断面
略四角形状としてもよく、円形以外の形状であればよ
く、端子挿入穴10の形状とともに回転を防止できる形
状とすればよい。
【0020】また、リード端子は丸ピンに限るものでは
なく、導電性ゴム及び導電性ゴム収納部の形状も断面四
角形状等の他の断面形状のものでもよい。また、リード
端子先端及び端子挿入穴の上部にテーパーを設けてリー
ド端子を端子挿入穴に挿入しやすいようにしてもよい。
【0021】また、上記実施例ではリード端子は絶縁基
板を貫通して引出されているが、これに限るものではな
く、絶縁基板を貫通することなく、絶縁ケース側壁部か
ら引出すようにしたものでもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高電
圧用可変抵抗器によれば、リード端子を導電性ゴムに貫
通させて、リード端子先端部に嵌合する形状の絶縁ケー
スの端子挿入穴に圧入して固定することにより、リード
端子の固定強度を増し、リード端子を位置精度よく安定
に固定できるとともに、リード端子の回転を確実に防止
できる。したがって、リード端子挿入後のリード端子の
位置変動がなく、樹脂モールド作業を容易に行うことが
でき、製造コストを低減するとともに、リード端子の接
続の信頼性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る高電圧用可変抵抗器の
断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るリード端子接続部位を
示す分解斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るリード端子先端部及
び絶縁ケースの端子挿入穴の形状を示す斜視図である。
【図4】従来の高電圧用可変抵抗器の断面図である。
【図5】本発明及び従来の高電圧用可変抵抗器の樹脂モ
ールド前の絶縁ケース開口面側からみた平面図である。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 2 絶縁基板 3 樹脂 4 リード端子 5 回転軸 6 摺動子 7 出力端子 8 導電性ゴム 9 導電性ゴム収納部 10 端子挿入穴

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ケース内に、被膜抵抗体と電極とを
    設けた絶縁基板を収納し、前記電極に接触して導電性ゴ
    ムを配置し、この導電性ゴムに入出力用または接続用の
    リード端子を差し込み、前記電極と前記リード端子とを
    電気的に接続してなる高電圧用可変抵抗器において、 前記絶縁ケースに前記リード端子の先端部が挿入される
    端子挿入穴を設け、前記リード端子を前記導電性ゴムに
    貫通させて、前記リード端子の先端部を前記端子挿入穴
    に圧入したことを特徴とする高電圧用可変抵抗器。
  2. 【請求項2】 前記リード端子の先端部及び前記絶縁ケ
    ースの端子挿入穴の断面形状を円形以外の形状としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の高電圧用可変抵抗器。
JP22186394A 1994-09-16 1994-09-16 高電圧用可変抵抗器 Expired - Fee Related JP3538910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22186394A JP3538910B2 (ja) 1994-09-16 1994-09-16 高電圧用可変抵抗器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22186394A JP3538910B2 (ja) 1994-09-16 1994-09-16 高電圧用可変抵抗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0888101A JPH0888101A (ja) 1996-04-02
JP3538910B2 true JP3538910B2 (ja) 2004-06-14

Family

ID=16773375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22186394A Expired - Fee Related JP3538910B2 (ja) 1994-09-16 1994-09-16 高電圧用可変抵抗器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3538910B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW340227B (en) * 1996-06-05 1998-09-11 Murata Manufacturing Co High-voltage variable resistor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0888101A (ja) 1996-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06132177A (ja) 固体電解コンデンサ
JP3538910B2 (ja) 高電圧用可変抵抗器
US5043836A (en) Noise proof capacitor unit for a vehicular generator
JPH08273910A (ja) 高圧用可変抵抗器
US4897514A (en) Distributor cap for an ignition distributor for an internal combustion engine
US6677849B1 (en) High-voltage variable resistor
JPH0579915U (ja) 面実装インダクタ
US7986214B2 (en) Electrical assembly with PTC resistor elements
JPS5872353A (ja) 電子機構部品
JPH0528724Y2 (ja)
JP2806285B2 (ja) 貫通型コンデンサ
JPH0697002A (ja) 貫通コンデンサ
JPH0319207Y2 (ja)
JPS5824403Y2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JPH0537535Y2 (ja)
JP2937175B2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JPH0883704A (ja) 高電圧用可変抵抗器
JP3678371B2 (ja) トリマーコンデンサ
JP3637641B2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JPS6339924Y2 (ja)
JP2819752B2 (ja) 指示計器
JPH08124723A (ja) 高電圧用可変抵抗器
JPS61131512A (ja) 可変式電子部品
JP3034498B2 (ja) 高電圧抵抗パック
JPH06341865A (ja) 表示計器のターミナルピン接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees