JP3538910B2 - 高電圧用可変抵抗器 - Google Patents
高電圧用可変抵抗器Info
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Description
ィスプレイ等に用いられる高電圧用可変抵抗器に関す
る。
例えば、図4及び図5に示すように構成されている。図
4は図5のX−X線断面図、図5は絶縁ケースの開口面
側から見た樹脂モールド前の平面図である。この高電圧
用可変抵抗器は、図4及び図5に示すように、一面開口
状の合成樹脂製の絶縁ケース1の内壁面に設けられた支
持段部に、アルミナ等のセラミックからなる絶縁基板2
を接着剤で接着固定し、絶縁ケース1の開口面側であっ
て絶縁基板2の裏面(図4において上面)側にエポキシ
系の樹脂3をモールドして形成されている。絶縁ケース
1の開口面と対向する部分には円筒状の軸受部が設けら
れ、この軸受部には絶縁基板の表面(図4において下
面)に形成された被膜抵抗体(図示せず)の円弧状の可
変抵抗部を摺動する摺動子6を備えた回転軸5が軸受さ
れている。絶縁ケース1の側壁部には2つの出力端子保
持筒が設けられ、各出力端子保持筒の中心部には出力端
子7が側壁部で固定して取付けられている。
は、図示しないが、複数個の端子電極が形成され、この
複数個の端子電極に接続して被膜抵抗体が形成されてい
る。この端子電極には高電圧入力用のリード端子4、4
が導電性ゴム8を介して接続され、絶縁ケース1の開口
面側から引き出されている。
ス1の内部に設けられた導電性ゴム収納部9に導電性ゴ
ム8を収納し、導電性ゴム8は、絶縁基板2を絶縁ケー
ス1に接着剤で貼着固定した状態で、端子電極と弾性的
に接触するようになっている。この導電性ゴム8に、絶
縁基板2の裏面側から絶縁基板2の端子電極部分に形成
された貫通孔にリード端子4が差し込まれて、端子電極
とリード端子4とが電気的に接続されている。リード端
子4は、所望の引出し位置、方向を得るために、折曲げ
加工され、樹脂3により固定されている。
電極には導電性ゴムまたは接続用リード端子のはんだ付
けにより、端子電極と上記出力端子7とが接続されてい
る。
図4に示すようなリード端子4の取付け構造において
は、リード端子4は導電性ゴム8に単に挿入されている
だけであり、リード端子4の固定強度が弱く、リード端
子4の引出し部位での位置精度が悪く、たとえ、位置精
度よく挿入しても、リード端子4挿入部位を中心とし
て、リード端子4が図5の矢印Aで示す方向に回転移動
し、リード端子4引出し部位の位置が変化してしまうと
いう問題があった。つまり、樹脂モールド後のリード端
子4の位置精度が悪く、不良率が高くなり、リード端子
固定強度も弱く、かつ樹脂3を充填し硬化する時には、
リード端子4を位置決めし仮固定する何らかの手段を必
要とし、樹脂モールドの作業性が悪くなり、作業工数が
増加し、製造コストが高くなるという問題があった。
来の高電圧用可変抵抗器が持つ問題点を解消し、リード
端子を前記導電性ゴムに貫通させて、リード端子の先端
部を絶縁ケースに圧入することにより、リード端子の固
定強度を増し、リード端子を位置精度よく安定に固定で
き、リード端子の回転を防止し、よって、安価で、信頼
性の高い高電圧用可変抵抗器を提供することにある。
に、本発明の請求項1に係る発明は、絶縁ケース内に、
被膜抵抗体と電極とを設けた絶縁基板を収納し、前記電
極に接触して導電性ゴムを配置し、この導電性ゴムに入
出力用または接続用のリード端子を差し込み、前記電極
と前記リード端子とを電気的に接続してなる高電圧用可
変抵抗器において、前記絶縁ケースに前記リード端子の
先端部が挿入される端子挿入穴を設け、前記リード端子
を前記導電性ゴムに貫通させて、前記リード端子の先端
部を前記端子挿入穴に圧入したことを特徴とするもので
ある。
高電圧用可変抵抗器において、前記リード端子の先端部
及び前記絶縁ケースの端子挿入穴の断面形状を円形以外
の形状としたことを特徴とするものである。
縁ケースの端子挿入穴に圧入されるので、リード端子の
固定強度が増し、リード端子を位置精度よく安定に固定
できるとともに、リード端子の回転を防止できる。
スの端子挿入穴の断面形状を円形以外の形状とすること
により、リード端子の位置(引出し方向)決めを確実に
行うことができ、リード端子の回転を確実に防止でき
る。
いて説明する。図において、従来例と同一または相当す
る部分、同一機能のものについては同一符号を付す。
器の構造を図1及び図2に示す。図1は1つのリード端
子接続部位での断面図であり、従来例の図4に対応する
図である。図2はリード端子接続部位を示す拡大分解斜
視図である。
変抵抗器では、絶縁ケース1の内部に設けられた導電性
ゴム収納部9の底部にはリード端子4が挿入される端子
挿入穴10が形成されている。リード端子4は、絶縁基
板2の端子電極部分に形成された貫通孔から導電性ゴム
8を貫通して端子挿入穴10に挿入されている。
リード端子4は断面円形の金属製の丸ピンであり、絶縁
ケース1の端子挿入穴10に挿入される先端部は斜めに
切断されて、断面略長方形状となるように偏平状に形成
されている。導電性ゴム8は中心部に貫通孔8aが設け
られた円筒状の形状であり、貫通孔8aの内径はリード
端子4の外径よりも小さく形成されている。絶縁ケース
1の導電性ゴム収納部9は導電性ゴム8と嵌合する形状
に形成され、導電性ゴム収納部9の底部の中央部には端
子挿入穴10が形成されている。
溝を設け、リード端子4先端部に略嵌合する形状に形成
され、端子挿入穴10内寸はリード端子4先端部の挿入
部位の一部の外寸よりも若干小さく形成されている。
長方形状の長辺方向が端子挿入穴10の切り溝に合致す
るように、絶縁基板2の裏面側から絶縁基板2の貫通孔
を挿通して、導電性ゴム8の貫通孔8aを押し広げるよ
うに挿入されて導電性ゴム8を貫通して、端子挿入穴1
0に圧入されている。上記以外の構成については、従来
例の図4及び図5に示したものと同様の構成であり、そ
の説明を省略する。
4は、その先端部が偏平状に形成され、端子挿入穴10
に合致するように挿入されるので、リード端子4の位置
決めを確実に行うことができ、リード端子4の引出し位
置、方向の精度を向上できるとともに、リード端子の回
転を確実に防止できる。また、リード端子4は、端子挿
入穴10に圧入されているので、リード端子4が絶縁ケ
ース1に固定され、リード端子4の固定強度が増しリー
ド端子4の浮き等も防止できる。したがって、樹脂3を
充填し硬化する時に、リード端子4を仮固定する作業工
数等を不要とし、リード端子4の引出し部位での位置精
度が向上し、不良率を低減し、製造コストを低減でき
る。また、樹脂モールド後のリード端子4の固定強度も
強くなり、リード端子接続の信頼性を向上できる。
子の先端部を斜めに切断した形状のもので説明したが、
リード端子先端部形状はこれに限るものではなく、例え
ば、図3に示すように、切削または潰し加工により断面
略四角形状としてもよく、円形以外の形状であればよ
く、端子挿入穴10の形状とともに回転を防止できる形
状とすればよい。
なく、導電性ゴム及び導電性ゴム収納部の形状も断面四
角形状等の他の断面形状のものでもよい。また、リード
端子先端及び端子挿入穴の上部にテーパーを設けてリー
ド端子を端子挿入穴に挿入しやすいようにしてもよい。
板を貫通して引出されているが、これに限るものではな
く、絶縁基板を貫通することなく、絶縁ケース側壁部か
ら引出すようにしたものでもよい。
圧用可変抵抗器によれば、リード端子を導電性ゴムに貫
通させて、リード端子先端部に嵌合する形状の絶縁ケー
スの端子挿入穴に圧入して固定することにより、リード
端子の固定強度を増し、リード端子を位置精度よく安定
に固定できるとともに、リード端子の回転を確実に防止
できる。したがって、リード端子挿入後のリード端子の
位置変動がなく、樹脂モールド作業を容易に行うことが
でき、製造コストを低減するとともに、リード端子の接
続の信頼性を大幅に向上できる。
断面図である。
示す分解斜視図である。
び絶縁ケースの端子挿入穴の形状を示す斜視図である。
ールド前の絶縁ケース開口面側からみた平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁ケース内に、被膜抵抗体と電極とを
設けた絶縁基板を収納し、前記電極に接触して導電性ゴ
ムを配置し、この導電性ゴムに入出力用または接続用の
リード端子を差し込み、前記電極と前記リード端子とを
電気的に接続してなる高電圧用可変抵抗器において、 前記絶縁ケースに前記リード端子の先端部が挿入される
端子挿入穴を設け、前記リード端子を前記導電性ゴムに
貫通させて、前記リード端子の先端部を前記端子挿入穴
に圧入したことを特徴とする高電圧用可変抵抗器。 - 【請求項2】 前記リード端子の先端部及び前記絶縁ケ
ースの端子挿入穴の断面形状を円形以外の形状としたこ
とを特徴とする請求項1に記載の高電圧用可変抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22186394A JP3538910B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 高電圧用可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22186394A JP3538910B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 高電圧用可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0888101A JPH0888101A (ja) | 1996-04-02 |
JP3538910B2 true JP3538910B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=16773375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22186394A Expired - Fee Related JP3538910B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 高電圧用可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3538910B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW340227B (en) * | 1996-06-05 | 1998-09-11 | Murata Manufacturing Co | High-voltage variable resistor |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP22186394A patent/JP3538910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0888101A (ja) | 1996-04-02 |
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