JP2000255752A - 整列装置 - Google Patents

整列装置

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JP2000255752A
JP2000255752A JP11060179A JP6017999A JP2000255752A JP 2000255752 A JP2000255752 A JP 2000255752A JP 11060179 A JP11060179 A JP 11060179A JP 6017999 A JP6017999 A JP 6017999A JP 2000255752 A JP2000255752 A JP 2000255752A
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Toshihiko Tsuchida
俊彦 土田
Koji Toda
孝司 戸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック廃棄物等の物品を向きや姿勢を
揃え、これを確実に1列に整列する整列装置を提供す
る。 【解決手段】 ターンテーブル本体13の中央開口部1
2をターンテーブル本体13上面からオーバーフローし
た物品の落とし込み部とし、最小幅部13bを通過した
物品を搬出することにより一列に整列させる整列装置で
あって、主ガイド11A内側に、部材A(B,C,D)
を、その先端部が該主ガイド11Aの内側下方で最小幅
部13bの手前に位置すると共に、該先端部がターンテ
ーブル本体13の中央開口部12内縁からの距離が最短
になるように、かつ、先端部が中央開口部12内縁から
最小幅部13bと同じ幅長さの外周側位置より該中央開
口部12側に位置するように、設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整列装置に関し、
例えば清涼飲料水等のプラスチックボトルや食品、洗剤
等のプラスチック容器、包装袋等の各種プラスチック廃
棄物を処理あるいはリサイクルするに当たり、プラスチ
ック廃棄物を材料別に分別する装置等においてプラスチ
ック廃棄物を整列するのに好適な整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】清涼飲料水等のプラスチックボトルや食
品、洗剤等のプラスチック容器、包装袋等の各種プラス
チック製品は、使用後にプラスチック廃棄物として多量
に廃棄されており、焼却や埋め立て等により処分されて
いる。
【0003】しかしながら、近年、処理施設の問題や、
環境破壊の問題等によって、プラスチック廃棄物を有効
利用、例えば、プラスチック廃棄物から燃料を製造した
り、プラスチックの材質毎に分別し原料や素材としてリ
サイクルすること等が考えられている。
【0004】このようにプラスチック廃棄物等のプラス
チック成形品(以下、単にプラスチックと称する。)を
プラスチックの材質や色等を識別して分別し、リサイク
ルしようとする場合、識別のために、例えばホッパ内に
多量に雑然と投入された形状(大きさも含む)の異なる
プラスチックを向きや姿勢を揃え、これを1列に整列す
る必要がある。
【0005】本出願人は、先に特願平9−243193
号にて、投入された物品を前記搬送装置に搬送するター
ンテーブルと、該ターンテーブルの上方に設けられ、タ
ーンテーブルにて搬送される物品を所定の姿勢に整列す
る整流ガイドと、を含んで構成され、ターンテーブル
を、略円形の中央開口部が開設された環状のターンテー
ブル本体と、該ターンテーブル本体の回転駆動装置と、
を含んで構成し、整流ガイドを、ターンテーブル本体外
周縁の2点と連絡して前記中央開口部の内周縁に近接し
該中央開口部内周縁との間に最小幅部を形成する最小幅
形成部と、投入された物品が該最小幅形成部に向かうよ
うに物品を導く搬入ガイド部と、該最小幅形成部を通過
した物品が前記搬送装置に向かうように物品を導く搬出
ガイド部と、を有する主ガイドと、前記搬出ガイド部に
略沿って設けられ該搬出ガイド部との間を物品が通って
前記搬送装置に向かうように物品を導く補助ガイドと、
から構成し、ターンテーブル本体の中央開口部を、該タ
ーンテーブル本体からオーバーフローした物品の落とし
込み部とした技術を提案を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な技術において、整列装置から排出された物品、例えば
プラスチック廃棄物が1列に整列されずに、種々の方向
を向いたり、重なって排出されることがたまにあり、さ
らには整列装置内でプラスチック廃棄物が引っ掛かり、
閉塞するような場合もある。
【0007】かかる事象の要因としては、次の要因があ
ることがわかった。すなわち、図30に示す如く、形状
(大きさも含む)の異なる複数のプラスチック廃棄物1
が投入されると、大きいプラスチック廃棄物1Aに混ざ
って、この大きいプラスチック廃棄物1Aの径の半分程
度の径の小さいプラスチック廃棄物1Bもターンテーブ
ル本体13上に乗って搬送される。
【0008】例えば、主ガイド11Aとターンテーブル
13の中央開口部12とで形成される最小幅部13bを
処理対象のうちで最も大きいプラスチック廃棄物1Aが
通過可能な最小限度の幅に設定してあると、上記のよう
な小さいプラスチック廃棄物1Bは図30(B)および
図31に示すように、並列に並んで最小幅部13bを通
過することが可能であり、最小幅部13bにて正しく整
列されたもの以外のプラスチック廃棄物1、つまり、上
記のように並列に並んだ2つの小さいプラスチック廃棄
物1Bのうち一方を除外することができず、プラスチッ
ク廃棄物1を1列に整列して1つずつ搬送する機能が確
実に奏し得ないことがある。
【0009】逆に、最小幅部13bを、例えば、処理対
象のうちで最も小さいプラスチック廃棄物1Bが通過可
能な最小限度の幅に設定すれば、上記のように並列に並
んだ2つの小さいプラスチック廃棄物1Bが最小幅部1
3bを通過することがなくなるが、大きいプラスチック
廃棄物1Aは適正に整列されているにもかかわらず、全
て除外されてしまい、円滑な整列作業が行われなくなっ
てしまう。
【0010】さらに、主ガイド11Aと補助ガイド11
Bの間でプラスチック廃棄物1が引っ掛かり、その経路
を塞ぐような場合もある。この場合、主ガイド11Aの
搬出ガイド部と補助ガイド11Bの間隔を広げて、大き
なプラスチック廃棄物1の詰まりが生じないようにする
ことが考えられる。
【0011】しかし、このようにすると閉塞がなくなる
反面、主ガイド11Aの搬出ガイド部と補助ガイド11
Bの間隔の入口部分では、プラスチック廃棄物1が搬出
ガイド部と補助ガイドに拘束されないため、ターンテー
ブル本体13や主ガイド11Aの凹凸等によって整列状
態が乱れた状態で最小幅部13bを通過したプラスチッ
ク廃棄物1は、そのまま斜めの状態で搬送されてしま
い、並んだ状態のプラスチック廃棄物1にあっては、主
ガイド11Aの搬出ガイド部と補助ガイド11Bの間隔
において引っ掛かって該間隔を閉塞することがあった。
【0012】いずれにしても、異なるプラスチック廃棄
物の如き種々の形状(大きさも含む)の物品が投入され
ると、これをより精度よく円滑に1列に整列できないと
いう問題があった。
【0013】本発明は、以上のような従来の課題を解決
するためなされたものであり、異なるプラスチック廃棄
物の如き種々の形状(大きさも含む)の物品が投入され
ても、これをより精度よく円滑に1列に整列し得る整列
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、投入された物品を搬送する
ターンテーブルと、該ターンテーブルの上方に固定さ
れ、ターンテーブルにて搬送される物品を所定の姿勢に
整列する整流ガイドと、を含んで構成され、前記ターン
テーブルは、略円形の中央開口部が開設された環状のタ
ーンテーブル本体と、該ターンテーブル本体の回転駆動
装置と、を含んで構成され、前記整流ガイドは、ターン
テーブル本体外周縁の2点と連絡して、前記中央開口部
の内周縁に近接し該中央開口部内周縁との間に最小幅部
を形成すると共に、投入された物品が該最小幅部に向か
うように物品を導き、また該最小幅部を通過した物品が
該ターンテーブル本体外周縁に設けられた出口に向かう
ように物品を導く主ガイドと、前記最小幅部の下流の主
ガイドに略沿って設けられ該主ガイドとの間を物品が通
過するように物品を導く補助ガイドと、から構成され、
前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターンテーブ
ル本体上面からオーバーフローした物品の落とし込み部
とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出することによ
り一列に整列させる整列装置であって、主ガイド内側に
は、部材が、該部材は、その先端部が該主ガイドの内側
下方で前記最小幅部の手前に位置すると共に、該先端部
が前記ターンテーブル本体の中央開口部内縁からの距離
が最短になるように、かつ、該先端部が該中央開口部内
縁から前記最小幅部と同じ幅長さの外周側位置より該中
央開口部側に位置するように、設けられたことを特徴と
する。
【0015】請求項2に係る発明は、投入された物品を
搬送するターンテーブルと、該ターンテーブルの上方に
固定され、ターンテーブルにて搬送される物品を所定の
姿勢に整列する整流ガイドと、を含んで構成され、前記
ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設された環
状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体の回
転駆動装置と、を含んで構成され、前記整流ガイドは、
ターンテーブル本体外周縁の2点と連絡して、前記中央
開口部の内周縁に近接し該中央開口部内周縁との間に最
小幅部を形成すると共に、投入された物品が該最小幅部
に向かうように物品を導き、また該最小幅部を通過した
物品が該ターンテーブル本体外周縁に設けられた出口に
向かうように物品を導く主ガイドと、前記最小幅部の下
流の主ガイドに略沿って設けられ該主ガイドとの間を物
品が通過するように物品を導く補助ガイドと、から構成
され、前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターン
テーブル本体上面からオーバーフローした物品の落とし
込み部とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出するこ
とにより一列に整列させる整列装置であって、主ガイド
内側には、部材が、その全体が主ガイドの内側下方に位
置し、かつ前記最小幅部の手前の位置において、前記タ
ーンテーブル本体の回転中心を通る中心線に対して直交
する方向に沿うと共に、前記ターンテーブル本体の中央
開口部内縁から該直交部までの距離が、該中央開口部内
縁から前記最小幅部と同じ幅長さの外周側位置より該中
央開口部側に位置するように、設けられたことを特徴と
する。
【0016】請求項3に係る発明は、投入された物品を
搬送するターンテーブルと、該ターンテーブルの上方に
固定され、ターンテーブルにて搬送される物品を所定の
姿勢に整列する整流ガイドと、を含んで構成され、前記
ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設された環
状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体の回
転駆動装置と、を含んで構成され、前記整流ガイドは、
ターンテーブル本体外周縁の2点と連絡して、前記中央
開口部の内周縁に近接し該中央開口部内周縁との間に最
小幅部を形成すると共に、投入された物品が該最小幅部
に向かうように物品を導き、また該最小幅部を通過した
物品が該ターンテーブル本体外周縁に設けられた出口に
向かうように物品を導く主ガイドと、前記最小幅部の下
流の主ガイドに略沿って設けられ該主ガイドとの間を物
品が通過するように物品を導く補助ガイドと、から構成
され、前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターン
テーブル本体上面からオーバーフローした物品の落とし
込み部とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出するこ
とにより一列に整列させる整列装置であって、主ガイド
内側には、部材が、その先端部が該主ガイドの内側下方
の前記最小幅部に位置すると共に、該先端部が前記ター
ンテーブル本体の中央開口部内縁からの距離が最短にな
るように、設けられたことを特徴とする。
【0017】請求項4に係る発明は、投入された物品を
搬送するターンテーブルと、該ターンテーブルの上方に
固定され、ターンテーブルにて搬送される物品を所定の
姿勢に整列する整流ガイドと、を含んで構成され、前記
ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設された環
状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体の回
転駆動装置と、を含んで構成され、前記整流ガイドは、
ターンテーブル本体外周縁の2点と連絡して、前記中央
開口部の内周縁に近接し該中央開口部内周縁との間に最
小幅部を形成すると共に、投入された物品が該最小幅部
に向かうように物品を導き、また該最小幅部を通過した
物品が該ターンテーブル本体外周縁に設けられた出口に
向かうように物品を導く主ガイドと、前記最小幅部の下
流の主ガイドに略沿って設けられ該主ガイドとの間を物
品が通過するように物品を導く補助ガイドと、から構成
され、前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターン
テーブル本体上面からオーバーフローした物品の落とし
込み部とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出するこ
とにより一列に整列させる整列装置であって、主ガイド
内側には、部材が、その全体が主ガイドの内側下方に位
置し、かつ前記ターンテーブル本体の回転中心を通る中
心線に対して直交する方向に沿うと共に、前記直交部が
前記最小幅部に位置するように、設けられたことを特徴
とする。
【0018】なお、かかる請求項1〜4に係る発明にお
いて、主ガイド内側に設けられる部材としては、棒状部
材や釘等が適用される。前記下流とは、ターンテーブル
の回転方向を基準として定める。すなわち、基点位置か
ら回転するターンテーブル上のある位置が近ずく側を上
流といい、基点位置から回転するターンテーブル上のあ
る位置が遠のく側を下流という。
【0019】請求項5に係る発明は、前記部材は、弾性
線状部材であることを特徴とする。なお、かかる請求項
5に係る発明において、弾性線状部材としては、好まし
くはピアノ線が採用できる。ピアノ線の材質としては、
「JIS G 3502 ピアノ線材」等で規定されている各種炭
素鋼が使用できる。弾性線状部材としては、ピアノ線と
略同等な柔軟な線材、例えば溶接棒やばね鋼等からなる
線材を使用しても良く、「JIS G 3507 冷間圧造用炭素
鋼線材」、「JIS G 3506 硬鋼線材」も良い。さらに
は、プラスチック等の樹脂製の線材を使用しても良い。
また、その形状は、特に限定されず、横断面形状が四角
形等の角形状でも良いが、好ましくは横断面形状が円形
状が良い。
【0020】その他、帯状のバネ鋼、根本がバネやゴム
で先端が中空の管状の鋼等を用いてもよく、根本で弾性
力があればよく、先端部では弾性は特に重要ではない。
また、根本が弾性力が重要なので、根本の弾性部材の上
に、さらに別の弾性部材(コイルバネやゴム)を被覆す
るようにするとよい。
【0021】また、弾性線状部材の横断面形状が円形状
の場合、その直径は、0.5〜4mm、好ましくは2〜
3mm程度が好ましい。請求項6に係る発明は、前記部
材は、前記物品に面する面として、上部が前記主ガイド
側で下部が前記ターンテーブル本体の中央開口部内縁側
に位置する傾斜面を有することを特徴とする。
【0022】なお、かかる請求項6に係る発明におい
て、主ガイド内側に設けられる部材としては、直角三角
柱、棒状の四角柱で物品と面する面が傾斜面のもの等が
挙げられるが、本発明においては、傾斜面さえあればよ
く、傾斜面の後ろはなくてもよい(例えば板状でもよ
い)。
【0023】好ましくは、傾斜面を滑りやすくし、物品
が引っかからないようにするのがよく、例えば、アルマ
イト、フッ素樹脂(テフロン(登録商標))等のコーテ
ングをするとよい。
【0024】請求項7に係る発明は、前記傾斜面におい
て、ターンテーブル本体の回転中心を通る中心線に沿っ
た縦断面から見た場合の該傾斜面の傾斜角度βは、30
〜60度の角度に設定されることを特徴とする。
【0025】請求項8に係る発明は、前記部材は、弾性
線状部材であり、該弾性線状部材と前記ターンテーブル
本体の回転中心を通る中心線との水平交差角度σは、0
度〜85度の角度に設定されると共に、その弾性線状部
材の先端部において、ターンテーブル本体の回転中心を
通る中心線に沿った縦断面から見た場合の該弾性線状部
材の傾斜角度βは、30〜60度の角度に設定されるこ
とを特徴とする。
【0026】なお、かかる請求項8に係る発明におい
て、弾性線状部材とターンテーブル本体の回転中心を通
る中心線との水平交差角度σは、より好ましくは70度
〜80度の角度に設定するのがよい。
【0027】かかる水平交差角度は、上から見た際(投
影の際)の水平面上に形成される中心線との角度を指す
ものである。請求項9に係る発明は、前記部材は、前記
物品に面する面として、上部が前記主ガイド側で下部が
前記ターンテーブル本体の中央開口部内縁側に位置する
傾斜面を有し、該傾斜面(傾斜面上の水平線)と前記タ
ーンテーブル本体の回転中心を通る中心線との水平交差
角度σは、85度以下の角度(0度含まず)に設定され
ると共に、前記傾斜面において、ターンテーブル本体の
回転中心を通る中心線に沿った縦断面から見た場合の該
傾斜面の傾斜角度βは、30〜60度の角度に設定され
ることを特徴とする。
【0028】なお、かかる請求項9に係る発明におい
て、傾斜面とターンテーブル本体の回転中心を通る中心
線との水平交差角度σは、好ましくは70度〜80度の
角度に設定するのがよい。
【0029】請求項10に係る発明は、投入された物品
を搬送するターンテーブルと、該ターンテーブルの上方
に固定され、ターンテーブルにて搬送される物品を所定
の姿勢に整列する整流ガイドと、を含んで構成され、前
記ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設された
環状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体の
回転駆動装置と、を含んで構成され、前記整流ガイド
は、ターンテーブル本体外周縁の2点と連絡して、前記
中央開口部の内周縁に近接し該中央開口部内周縁との間
に最小幅部を形成すると共に、投入された物品が該最小
幅部に向かうように物品を導き、また該最小幅部を通過
した物品が該ターンテーブル本体外周縁に設けられた出
口に向かうように物品を導く主ガイドと、前記最小幅部
の下流の主ガイドに略沿って設けられ該主ガイドとの間
を物品が通過するように物品を導く補助ガイドと、から
構成され、前記ターンテーブル本体の中央開口部を該タ
ーンテーブル本体上面からオーバーフローした物品の落
とし込み部とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出す
ることにより一列に整列させる整列装置であって、前記
最小幅部の下流の主ガイド内側及び前記補助ガイド内側
には、それぞれ複数の弾性線状ガイドが設けられ、各弾
性線状ガイドは、内側下方に傾斜し、かつ前記ターンテ
ーブルが回転している状態において、その先端部の向い
ている方向が搬送方向から該搬送方向と直交する方向の
範囲のいずれかにある状態で各先端部が前記物品に触れ
るように構成されたことを特徴とする。
【0030】なお、かかる請求項10に係る発明におい
て、主ガイド内側の弾性線状ガイドと前記補助ガイド内
側の弾性線状ガイドのそれぞれの長さは、同じ長さであ
る必要はなく、要は両側の弾性線状ガイドが物品に触れ
ていれればよい。
【0031】この弾性線状ガイドとしては、前記弾性線
状部材と全く同様の材質や構成が採用し得る。請求項1
1に係る発明は、前記弾性線状ガイドの主ガイド又は補
助ガイドに対する水平取付角度は、搬送方向を起点とし
て内側に10度〜90度の角度に設定されることを特徴
とする。
【0032】なお、かかる請求項11に係る発明におい
て、弾性線状ガイドの主ガイド又は補助ガイドに対する
水平取付角度は、搬送方向を起点として内側により好ま
しくは20度〜50度の角度に、さらに好ましくは30
度に設定するのがよい。
【0033】かかる水平取付角度と、上から見た際(投
影の際)の水平面上に形成される角度を指すものであ
る。請求項12に係る発明は、前記主ガイド及び補助ガ
イドそれぞれにおける各弾性線状ガイドの取付間隔は、
50mm〜400mmに設定されることを特徴とする。
【0034】かかる請求項12に係る発明において、主
ガイド又は補助ガイドに対する複数の弾性線状ガイドの
取付間隔は、より好ましくは100mm〜300mm
に、さらに好ましくは200mmに設定するのがよい。
【0035】請求項13に係る発明は、前記補助ガイド
内側は、該補助ガイドと主ガイド間の間隔を上方から下
方に行くにしたがって徐々に狭くするように傾斜する傾
斜部を有し、その傾斜角度は、5度〜80度の範囲に設
定されることを特徴とする。
【0036】なお、かかる請求項13に係る発明におい
て、傾斜角度は、より好ましくは30度〜60度の範囲
に、さらに好ましくは45度に設定するのがよい。請求
項14に係る発明は、前記投入された物品は、形状の異
なる複数の物品であることを特徴とする。
【0037】かかる本発明の作用を説明する。請求項1
〜4に係る発明において、ターンテーブル本体に投入さ
れた物品は、ターンテーブル本体の回転によって整流ガ
イドに沿って搬送される。
【0038】ここで、整流ガイドは、多数かたまって投
入された物品を1列に整列して1つずつ搬送するよう
に、物品の方向を整える機能を奏する。すなわち、投入
された物品は、主ガイドの最小幅部に向かうように導か
れると共に、徐々に1列となるように方向付けられる。
最小幅部は、例えば、処理対象のうちで最も大きい物品
が通過可能な最小限度の幅に設定されており、正しく整
列されたもの以外の物品は、ターンテーブル本体の中央
開口部からなる落とし込み部に落とし込まれて除外され
る。
【0039】さらに、請求項1〜4に係る発明において
は、それぞれ主ガイド内側に所定の形状の部材を設けた
ことにより、最小幅部に向かって並列に並んで搬送され
るような2つの小さい物品は、部材によって中央開口部
側に寄せられ、並列に並んだ2つの小さい物品のうち中
央開口部側に位置する物品は、中央開口部からなる落と
し込み部に落とし込まれて除外され、ターンテーブル本
体の外周側に位置する物品のみが最小幅部を通過する。
【0040】また、主ガイド内側に設けられる部材は、
その先端部または全体が主ガイドの内側下方に位置して
いるため、主ガイド内面と中央開口部内周縁との間の間
隔全体を縮めるものではなく、主ガイドに適正に導かれ
た整列状態の大きい物品は、部材に接触して、部材によ
って中央開口部側に多少寄せられるが、落とし込み部に
落とし込まれて除外されることはない。
【0041】すなわち、例えば、最小幅部を処理対象の
うちで最も大きい物品が通過可能な最小限度の幅に設定
した場合には、適正な向きの大きい物品の通過は円滑に
行われつつ、小さい物品が並列に並んで最小幅部を通過
することが阻止され、それぞれ正しく整列されたもの以
外の物品を除外することができ、物品を1列に整列して
1つずつ搬送する精度が向上すると共に、大きい物品が
適正に整列されているにもかかわらず、全て除外される
こともなく、円滑な整列作業が行われる。
【0042】一方、最小幅部を通過した物品は、ターン
テーブルの回転作用により、最小幅部の下流の主ガイド
と、該下流の主ガイドに略沿って設けられた補助ガイド
との間に導かれてターンテーブル本体の外周縁に至ると
共に、ターンテーブル本体の外周速度は内周速度よりも
速いため、この外周縁に向かう間に搬送される物品個々
が引き離される。すなわち、物品同士が近づいて接触し
たまま搬送されないように、引き離し効果が奏される。
【0043】また、補助ガイドは、最小幅部の下流の主
ガイドに略沿って設けられ該主ガイドとの間を物品が通
過するように物品を導くようになっているため、ターン
テーブル本体の周方向への物品の移動が規制され、ター
ンテーブルの中央開口部側から外周縁へと物品をスムー
ズに案内することができる。
【0044】以上、このようにして物品が1列に整列さ
れ、物品を円滑に1列に整列させる精度が向上する。こ
こで、請求項5に係る発明においては、上述の主ガイド
内側に設けられる部材を弾性線状部材から構成したか
ら、搬送路幅が固定されることなく柔軟に変化するた
め、厳密に物品の通過を規制してしまうことがなく、例
えば大きな物品は慣性力により弾性線状部材を押し広げ
て通過し、並列に並んだ小さい物品は弾性線状部材によ
って弾かれる。このような柔軟性をもった通過規制を行
うため、弾性線状部材の先端部又は全体の設定位置が、
多少いい加減でも、おおむね1列となるように方向付け
られ、かつ適正な向きに搬送されてくる物品を落とし込
み部に落とし込んで除外してしまうことが少なく、通過
を規制し過ぎることがなく、最小幅部を通過する物品が
大幅に少なくなってしまうことがない。
【0045】特に、請求項8に係る発明においては、請
求項1または3に係る発明の部材を構成する弾性線状部
材とターンテーブル本体の回転中心を通る中心線との水
平交差角度σを、0度〜85度の角度に設定すると共
に、その弾性線状部材の先端部において、ターンテーブ
ル本体の回転中心を通る中心線に沿った縦断面から見た
場合の該弾性線状部材の傾斜角度βを、30〜60度の
角度に設定するようにしたから、最小幅部に向かって並
列に並んで搬送されるような2つの小さい物品を精度よ
く中央開口部に落とし込み、大きい物品は最小幅部を通
過させ、安定して搬送する作用をより効果的に発揮す
る。
【0046】請求項6に係る発明においては、前記部材
は、前記物品に面する面として、上部が前記主ガイド側
で下部が前記ターンテーブル本体の中央開口部内縁側に
位置する傾斜面を有する構成としたから、主ガイドの内
側下方を広い範囲に渡ってカバーでき、例えば最小幅部
に向かって並列に並んで搬送されてくる不適正な物品を
中央開口部側に落とし込む作用を奏しつつ、大きい物品
を最小幅部を通過させて安定して搬送する作用を効果的
に発揮し、特に、請求項7に係る発明においては、前記
傾斜面において、ターンテーブル本体の回転中心を通る
中心線に沿った縦断面から見た場合の該傾斜面の傾斜角
度βを、30〜60度の角度に設定したから、或いは、
請求項9に係る発明においては、請求項1または3に係
る発明の部材を、前記物品に面する面として、上部が前
記主ガイド側で下部が前記ターンテーブル本体の中央開
口部内縁側に位置する傾斜面を有し、該傾斜面と前記タ
ーンテーブル本体の回転中心を通る中心線との水平交差
角度σを、0度〜85度の角度に設定すると共に、前記
傾斜面の傾斜角度βを、30〜60度の角度に設定する
ようにしたから、より効果的である。
【0047】請求項10に係る発明において、補助ガイ
ドと主ガイドそれぞれの弾性線状ガイドにより、整列状
態が乱れた状態で最小幅部を通過した斜めの物品を整列
できると共に、並んだ状態で最小幅部を通過してしまっ
た物品を整列して搬送することができ、物品が主ガイド
と補助ガイドの間隔に引っ掛かって該間隔を閉塞する虞
を確実に解消することができ、ひいては物品を円滑に1
列に整列させる精度を向上することができる。
【0048】請求項11に係る発明および請求項12に
係る発明においては、弾性線状ガイドの主ガイド又は補
助ガイドに対する水平取付角度や主ガイド又は補助ガイ
ドに対する複数の弾性線状ガイドの取付間隔の適切な設
定により、弾性線状ガイドにより物品が拘束されて整列
されると共に、安定して搬送される。
【0049】請求項13に係る発明において、補助ガイ
ドが所定傾斜角度の傾斜部を有するようにすることによ
って、物品の形状に係わらず、確実に主ガイドに沿って
物品を移動することができ、確実に弾性線状ガイドによ
り物品が拘束されて整列されると共に、安定して搬送さ
れる。
【0050】請求項14に係る発明においては、投入さ
れた物品が、形状の異なる複数の物品であるから、大き
い物品に混ざって、この大きい物品の径の半分程度の径
の小さい物品も搬送されるような場合においても、主ガ
イド内側下方に設けた部材により、それぞれ正しく整列
されたもの以外の小物品を除外することができ、物品を
1列に整列して1つずつ搬送する機能が確実に奏し得る
ようになると共に、大きい物品が適正に整列されている
にもかかわらず、全て除外されることもなく、円滑な整
列作業が行われる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、
本発明の整列装置を、物品として、清涼飲料水等のプラ
スチック廃棄物や食品、洗剤等のプラスチック容器等の
形状(大きさを含む)の異なるプラスチック廃棄物の分
別装置に適用した例である。
【0052】図1〜図3において、分別装置は、投入さ
れたプラスチック廃棄物1を搬送しつつ一列に整列して
一つずつ排出する本発明に係る整列装置2と、この整列
装置2から排出されたプラスチック廃棄物1を搬送する
搬送装置3であって、プラスチックの種類を識別しその
種類に応じてプラスチック廃棄物1を分別するエリアを
搬送路またはその近傍に備えた搬送装置3とを含んで構
成される。つまり本実施形態にあっては、この搬送装置
3は、プラスチックの種類を識別する識別装置4と、こ
の識別装置4の下流に設けられたプラスチックの種類に
対応した複数の分別排出部5と、前記識別装置4の識別
結果に基づいて、プラスチック廃棄物1をそのプラスチ
ックの種類に対応した前記分別排出部5に分別排出する
分別排出装置6と、を搬送路またはその近傍に備えて構
成される。
【0053】前記整列装置2は、回転駆動されるターン
テーブル8と、該ターンテーブル8上にプラスチック廃
棄物1を順次投入する物品投入部9と、ターンテーブル
8上に投入されたプラスチック廃棄物1を前記識別装置
4に対して排出する物品排出部10(出口)と、ターン
テーブル8の上方に固定され、投入されたプラスチック
廃棄物1を所定の姿勢に整列し、これを物品排出部10
に向けて案内する整流ガイド11と、を含んで構成され
る。
【0054】ターンテーブル8は、円形の中央開口部1
2が開設された円環状のターンテーブル本体13と、該
ターンテーブル本体13の回転駆動装置と、を含んで構
成され、投入されたプラスチック廃棄物1を搬送装置3
に搬送する。
【0055】ターンテーブル本体13は支持足14によ
り所定高さに支持されている。支持足14の上端部には
円環状のレール部材15が固定取付されており、このレ
ール部材15にターンテーブル本体13下面の外周部に
夫々固定取付された車輪16が支持される。
【0056】また、ターンテーブル本体13下面の中央
開口部12周りには円環状の取付部材17が固定取付さ
れている。この取付部材17の内周面に当接して、取付
部材17を水平に回転支持するローラ部材21が、支持
足14に固定されたローラ固定部材14Aに設けられて
おり、ターンテーブル本体13は、ローラ部材21によ
り横移動を拘束されながら水平回転可能となっている。
【0057】前記取付部材17の外周部には外周面に歯
部を有する円環状の歯車18が固定取付されている。前
記支持足14の側部にはモータ19が固定取付されてお
り、このモータ19の回転駆動軸には前記歯車18と噛
み合う歯車20が固定取付され、モータ19の駆動によ
り、歯車20とこの歯車20と噛み合う歯車18が回転
して、ターンテーブル本体13が図1の矢印の如く右回
転駆動される。
【0058】前記整流ガイド11は、主ガイド11Aと
補助ガイド11Bとから構成されている。前記主ガイド
11Aは、ターンテーブル本体13外周縁の2点(始点
Xと終点Y)と連絡して前記中央開口部12の内周縁に
近接して、中央開口部12内周縁との間に最小幅部13
bを形成する最小幅形成部11bと、前記物品投入部9
の下流にあり、投入されたプラスチック廃棄物1が最小
幅形成部11bに向かうようにプラスチック廃棄物1を
導く搬入ガイド部11aと、最小幅形成部11bを通過
したプラスチック廃棄物1が搬送装置3に向かうように
プラスチック廃棄物1を導く搬出ガイド部11cと、を
有している。すなわち、主ガイド11Aは、ターンテー
ブル本体13外周縁の2点と連絡して、前記中央開口部
12の内周縁に近接し該中央開口部12内周縁との間に
最小幅部13bを形成すると共に、投入されたプラスチ
ック廃棄物1が該最小幅部13bに向かうようにプラス
チック廃棄物1を導き、また該最小幅部13bを通過し
たプラスチック廃棄物1が該ターンテーブル本体13外
周縁に設けられた出口に向かうようにプラスチック廃棄
物1を導くように設けられている。
【0059】本実施形態にあっては、主ガイド11A
は、ターンテーブル本体13外周縁の前記物品投入部9
近傍の下流位置の始点Xと該始点Xからターンテーブル
本体13中心に対して所定角度離間した物品排出部10
近傍位置の終点Yとを繋ぐように前記中央開口部12内
周縁に略沿って略円弧状に設けられ、かつターンテーブ
ル本体13外周縁の始点Xから終点Yに向かう途中で徐
々に中央開口部12内周縁に近づいて中央開口部12内
周縁との間に最小幅部13bを形成し、該最小幅部13
bからターンテーブル本体13外周縁の終点Yに至るよ
うに設けられた板部材から構成される。
【0060】前記補助ガイド11Bは、最小幅部13b
の下流の主ガイド11Aに、すなわち前記搬出ガイド部
11cに、略沿って設けられ、搬出ガイド部11cとの
間をプラスチック廃棄物1が通って搬送装置3に向かう
ようにプラスチック廃棄物1を導くように構成されてい
る。つまり、補助ガイド11Bは、物品出口部10にお
いて主ガイド11Aの終点Yから所定長さ搬出ガイド部
11c形状に略沿って略平行に所定間隔隔てターンテー
ブル本体13内周縁から外周縁へと横断する板部材から
構成される。この補助ガイド11Bのターンテーブル本
体13内周部側の端部11dは中央開口部12内周縁か
らさらに中央開口部側に所定長さ延設されている。
【0061】かかる主ガイド11Aと補助ガイド11B
とは、支持足14に支持されて、ターンテーブル本体1
3外周部と上面部を覆うように配設される遮蔽カバー2
2の上壁部に吊り下げ支持され、それぞれその下端面が
ターンテーブル本体13上面から所定距離(僅かな間
隙)離間するように配設される。
【0062】なお、整流ガイド11によりターンテーブ
ル本体13上面に形成される物品搬送路の幅の最小幅部
13bは、ターンテーブル本体13中心に対して物品投
入部9から略180度の角度隔てた位置に設けられ、投
入されるプラスチック廃棄物1の最大幅のものが通過可
能な最小限度の幅に設定される。
【0063】前記ターンテーブル本体13の中央開口部
12は、ターンテーブル本体13上面に形成される物品
搬送路からオーバーフローしたプラスチック廃棄物1の
落とし込み部となる。
【0064】ここで、主ガイド11A内側には、次に説
明するような部材が設けられている。かかる部材として
は、基本的に次の4つの形態のものがある。
【0065】第1の形態の部材Aは、その先端部が主ガ
イド11Aの内側下方で最小幅部13bの手前(上流)
に位置すると共に、該先端部がターンテーブル本体13
の中央開口部12内縁からの距離が最短になるように、
かつ、該先端部が該中央開口部12内縁から最小幅部1
3bと同じ幅長さの外周側位置より該中央開口部12側
に位置するように設けられている。
【0066】第2の形態の部材Bは、その全体が主ガイ
ド11Aの内側下方に位置し、かつ最小幅部13bの手
前の位置において、ターンテーブル本体13の回転中心
Oを通る中心線に対して直交する方向に沿うと共に、タ
ーンテーブル本体13の中央開口部12内縁から該直交
部までの距離が、該中央開口部12内縁から最小幅部1
3bと同じ幅長さの外周側位置より該中央開口部12側
に位置するように設けられている。
【0067】図4は、かかる第1の形態および第2の形
態の各部材A,Bの構成の原理図であり、部材A,Bは
図の斜線で示す領域に収まるように配置される。一方、
第3の形態の部材Cは、その先端部が主ガイド11Aの
内側下方の最小幅部13bに位置すると共に、該先端部
がターンテーブル本体13の中央開口部12内縁からの
距離が最短になるように設けられている。
【0068】第4の形態の部材Dは、その全体が主ガイ
ド11Aの内側下方に位置し、かつターンテーブル本体
13の回転中心Oを通る中心線に対して直交する方向に
沿うと共に、前記直交部が最小幅部13bに位置するよ
うに設けられている。
【0069】図5は、かかる第3の形態および第4の形
態の各部材C,Dの構成の原理図であり、部材C,Dは
図の斜線で示す領域に収まるように配置される。かかる
第1〜第4の形態の部材としては、棒状部材や釘等、あ
るいは、弾性線状部材から構成することができる。
【0070】この弾性線状部材としては、好ましくはピ
アノ線が採用できる。ピアノ線の材質としては、「JIS
G 3502 ピアノ線材」等で規定されている各種炭素鋼が
使用できる。弾性線状部材としては、ピアノ線と略同等
な柔軟な線材、例えば溶接棒やばね鋼等からなる線材を
使用しても良く、「JIS G 3507 冷間圧造用炭素鋼線
材」、「JIS G 3506 硬鋼線材」も良い。さらには、プ
ラスチック等の樹脂製の線材を使用しても良い。また、
その形状は、特に限定されず、横断面形状が四角形等の
角形状でも良いが、好ましくは横断面形状が円形状が良
い。
【0071】その他、帯状のバネ鋼、根本がバネやゴム
で先端が中空の管状の鋼等を用いてもよく、根本で弾性
力があればよく、先端部では弾性は特に重要ではない。
また、根本が弾性力が重要なので、根本の弾性部材の上
に、さらに別の弾性部材(コイルバネやゴム)を被覆す
るようにするとよい。
【0072】また、弾性線状部材の横断面形状が円形状
の場合、その直径は、0.5〜4mm、好ましくは2〜
3mm程度が好ましい。また、根本が弾性力が重要なの
で、根本の弾性部材の上に、さらに別の弾性部材(コイ
ルバネやゴム)を被覆するようにするとよい。
【0073】あるいは、部材としては、プラスチック廃
棄物1に面する面として、上部が主ガイド11A側で下
部がターンテーブル本体13の中央開口部12内縁側に
位置する傾斜面を有するブロックから構成することがで
きる。
【0074】このブロックとしては、直角三角柱、棒状
の四角柱でプラスチック廃棄物1と面する面が傾斜面の
もの等が適用され、傾斜面さえあればよく、傾斜面の後
ろはなくてもよい(例えば板状でもよい)。
【0075】好ましくは、傾斜面を滑りやすくし、プラ
スチック廃棄物1が引っかからないようにするのがよ
く、例えば、アルマイト、フッ素樹脂(テフロン)等の
コーテングをするとよい。
【0076】次に、かかる第1〜第4の形態の部材の具
体的な実施例を図6〜図23に基づいて説明する。図6
および図7の実施例は、第1の形態の部材であり、この
部材を弾性線状部材60から構成し、かつ、弾性線状部
材60とターンテーブル本体13の回転中心Oを通る中
心線との水平交差角度σを、0度〜85度の角度に設定
すると共に、その弾性線状部材60の先端部において、
ターンテーブル本体13の回転中心Oを通る中心線に沿
った縦断面から見た場合の該弾性線状部材60の傾斜角
度βを、30〜60度の角度に設定したものである。
【0077】図8および図9の実施例は、第1の形態の
部材であり、部材は、プラスチック廃棄物1に面する面
として、上部が主ガイド11A側で下部がターンテーブ
ル本体13の中央開口部12内縁側に位置する傾斜面6
1Aを有するブロック61から構成したものであり、か
つ、傾斜面61A(傾斜面61A上の水平線)とターン
テーブル本体13の回転中心Oを通る中心線との水平交
差角度σを、85度以下の角度(0度を含まず)に設定
すると共に、傾斜面61Aにおいて、ターンテーブル本
体13の回転中心Oを通る中心線に沿った縦断面から見
た場合の該傾斜面61Aの傾斜角度βを、30〜60度
の角度に設定したものである。
【0078】図10および図11の実施例は、第1の形
態の部材であり、この部材を弾性線状部材62から構成
し、かつ、弾性線状部材62とターンテーブル本体13
の回転中心Oを通る中心線との水平交差角度σと、その
弾性線状部材62の先端部において、ターンテーブル本
体13の回転中心Oを通る中心線に沿った縦断面から見
た場合の該弾性線状部材62の傾斜角度βとを、0度の
角度に設定したものである。
【0079】図12および図13の実施例は、第2の形
態の部材であり、この部材を、プラスチック廃棄物1に
面する面として、上部が主ガイド11A側で下部がター
ンテーブル本体13の中央開口部12内縁側に位置する
傾斜面63Aを有するブロック63から構成し、かつ、
傾斜面63A(傾斜面63A上の水平線)とターンテー
ブル本体13の回転中心Oを通る中心線との水平交差角
度σを、90度の角度に設定すると共に、傾斜面63A
において、ターンテーブル本体13の回転中心Oを通る
中心線に沿った縦断面から見た場合の該傾斜面63Aの
傾斜角度βを、30〜60度の角度に設定したものであ
る。
【0080】図14および図15の実施例は、第2の形
態の部材であり、この部材を弾性線状部材64から構成
し、かつ、弾性線状部材64とターンテーブル本体13
の回転中心Oを通る中心線との水平交差角度σを、90
度の角度に設定したものである。
【0081】図16および図17の実施例は、第3の形
態の部材であり、この部材を、弾性線状部材65から構
成し、かつ、弾性線状部材65とターンテーブル本体1
3の回転中心Oを通る中心線との水平交差角度σを、0
度〜85度の角度に設定すると共に、その弾性線状部材
65の先端部において、ターンテーブル本体13の回転
中心Oを通る中心線に沿った縦断面から見た場合の該弾
性線状部材65の傾斜角度βを、30〜60度の角度に
設定したものである。
【0082】図18および図19の実施例は、第3の形
態の部材であり、この部材を、プラスチック廃棄物1に
面する面として、上部が主ガイド11A側で下部がター
ンテーブル本体13の中央開口部12内縁側に位置する
傾斜面66Aを有するブロック66から構成し、かつ、
傾斜面66Aとターンテーブル本体13の回転中心Oを
通る中心線との水平交差角度σを、0度〜85度の角度
に設定すると共に、前記傾斜面の傾斜角度βを、30〜
60度の角度に設定したものである。
【0083】図20および図21の実施例は、第3の形
態の部材であり、この部材を、弾性線状部材67から構
成し、かつ、弾性線状部材67とターンテーブル本体1
3の回転中心Oを通る中心線との水平交差角度σを、0
度の角度に設定したものである。
【0084】図22および図23の実施例は、第4の形
態の部材であり、この部材を、プラスチック廃棄物1に
面する面として、上部が主ガイド11A側で下部がター
ンテーブル本体13の中央開口部12内縁側に位置する
傾斜面68Aを有するブロック68から構成し、かつ、
傾斜面68A(傾斜面68A上の水平線)とターンテー
ブル本体13の回転中心Oを通る中心線との水平交差角
度σを、90度の角度に設定すると共に、傾斜面68A
において、ターンテーブル本体13の回転中心Oを通る
中心線に沿った縦断面から見た場合の該傾斜面68Aの
傾斜角度βを、30〜60度の角度に設定したものであ
る。
【0085】図24および図25の実施例は、第4の形
態の部材であり、この部材を、弾性線状部材69から構
成し、かつ、弾性線状部材69とターンテーブル本体1
3の回転中心Oを通る中心線との水平交差角度σを、9
0度の角度に設定したものである。
【0086】なお、部材を弾性線状部材から構成したも
のにおいて、弾性線状部材とターンテーブル本体13の
回転中心Oを通る中心線との水平交差角度σは、より好
ましくは70度〜80度の角度に設定するのがよい。
【0087】また、部材を傾斜面を有するブロックから
構成したものにおいて、傾斜面(傾斜面上の水平線)と
ターンテーブル本体13の回転中心Oを通る中心線との
水平交差角度σを、好ましくは70度〜80度の角度に
設定するのがよい。
【0088】上記の水平交差角度は、上から見た際(投
影の際)の水平面上に形成される傾斜面上の水平線や弾
性線状部材の中心線との角度を指すものである。次に、
かかる構成の整列装置の作用について説明する。
【0089】プラスチック廃棄物1は、図示しない投入
装置から整列装置2のターンテーブル本体13の物品投
入部9に投入され、この投入されたプラスチック廃棄物
1は、ターンテーブル本体13の右回転によって整流ガ
イド11に沿って搬送され、この物品排出部10へと至
る。
【0090】ここで、整流ガイド11は、物品投入部9
に多数かたまって投入されたプラスチック廃棄物1を1
列に整列して1つずつ後段の搬送装置3のコンベヤ24
Aに搬送されるように、プラスチック廃棄物1の方向に
整える機能を奏する。
【0091】すなわち、整流ガイド11の主ガイド11
Aは、ターンテーブル本体13外周縁の2点(始点Xと
終点Y)と連絡して前記中央開口部12の内周縁に近接
し、中央開口部12内周縁との間に最小幅部13bを形
成すると共に、投入されたプラスチック廃棄物1が最小
幅部13bに向かうようにプラスチック廃棄物1を導
き、また最小幅部13bを通過したプラスチック廃棄物
1がタンーンテーブル本体13外周縁に設けられた物品
排出部10に向かうようにプラスチック廃棄物1を導く
ように形成されており、特に本実施形態においては、タ
ーンテーブル本体13外周縁の前記物品投入部9近傍位
置の始点Xと該始点Xからターンテーブル本体13中心
に対して所定角度離間した物品排出部10近傍位置の終
点Yとを繋ぐように前記中央開口部12内周縁に略沿っ
て略円弧状に設け、かつターンテーブル本体13外周縁
の始点Xから終点Yに向かう途中で徐々に中央開口部1
2内周縁に近づき、その後徐々に中央開口部12内周縁
から離れてターンテーブル本体13外周縁の終点Yに至
るように設けられているため、ターンテーブル本体13
上の物品搬送路は、中央開口部12に向けて徐々にその
幅が狭められ、物品搬送路の幅の最小幅部13bにてプ
ラスチック廃棄物1が1つだけ通過し得るように形成さ
れる。
【0092】このため、物品投入部9に投入されたプラ
スチック廃棄物1は、徐々に1列となるように方向付け
られ、必要以上に搬送されるプラスチック廃棄物1は中
央開口部12からなる落とし込み部に落とし込まれて除
外される。
【0093】ここで、本発明の実施形態において適用さ
れるプラスチック廃棄物1としては、例えばプラスチッ
ク廃棄物1として各図に示したペットボトルと称される
プラスチックボトルが挙げられる。
【0094】このようなプラスチックボトルは、大小の
差こそあれ、概ね円筒状、多角形状のものが主流であ
る。このような円筒状、六角形、八角形等の多角形状の
プラスチックボトルでは、主ガイド11A内面と接した
際に、主ガイド11Aの隅部とプラスチックボトルとの
間に、略三角形状をなす空間部ができ、この空間部は、
大きいプラスチックボトルに対するものの方が小さいプ
ラスチックボトルに対するものの方よりも大きい。
【0095】そこで、仮に主ガイド11Aの隅部に、こ
れと大きいプラスチックボトルとの間にできる大きい空
間部を埋めるような部材を予め設置したとすると、大き
いプラスチックボトルは、元々この空間部にはみだす部
分がほとんどないため、この部材が通過の障害にならず
に通過が許容されるが、主ガイド11A側に沿って搬送
される小さいプラスチックボトルにとっては、この空間
部にはみだす部分があるため、この空間部に設置した部
材が通過の障害物となり得る。
【0096】すなわち、大きいプラスチックボトルで
は、この部材に接して多少中央開口部12側に寄せられ
るだけであるが、主ガイド11A側に沿って搬送される
小さいプラスチックボトルにとっては、部材が通過の障
害物となって、中央開口部12側に大分寄せられる。
【0097】かかる知見に基づいて、主ガイド11A内
側に独特の形態の部材を設けたことにより、適正に整列
されていない並列に並んだ小さいプラスチック廃棄物1
Bの除去作用と適正に整列されている大きいプラスチッ
ク廃棄物1Aの安定した搬送作用とをできるようにした
のが、本発明であり、かかる本発明の各種の部材の実施
形態の作用を具体的に説明する。
【0098】すなわち、それぞれ主ガイド11A内側に
所定の形状の部材を設けたことにより、最小幅部13b
に向かって並列に並んで搬送されるような2つの小さい
プラスチック廃棄物1は、部材によって中央開口部12
側に寄せられ、ついに並列に並んだ2つの小さいプラス
チック廃棄物1Bのうち中央開口部12側に位置するプ
ラスチック廃棄物1Bは、中央開口部12からなる落と
し込み部に落とし込まれて除外され、主ガイド11A側
に位置するプラスチック廃棄物1Bのみが最小幅部13
bを通過する。
【0099】また、主ガイド11A内側に設けられる部
材は、その先端部または全体が主ガイド11Aの内側下
方に位置しているため、主ガイド11A内面と中央開口
部12内周縁との間の間隔全体を縮めるものではなく、
大きいプラスチック廃棄物1Aは、部材に接触するもの
の、部材によって中央開口部12側に多少寄せられる
が、落とし込み部に落とし込まれて除外されることはな
い。
【0100】すなわち、例えば、最小幅部13bを処理
対象のうちで最も大きいプラスチック廃棄物1Aが通過
可能な最小限度の幅に設定した場合には、適正な向きの
大きいプラスチック廃棄物1Aの通過は円滑に行われつ
つ、小さいプラスチック廃棄物1Bが並列に並んで最小
幅部13bを通過することが阻止され、部材を設けた部
分と最小幅部13bとにおいて、それぞれ正しく整列さ
れたもの以外のプラスチック廃棄物1を除外することが
でき、プラスチック廃棄物1を1列に整列して1つずつ
搬送する機能が奏し得るようになると共に、大きいプラ
スチック廃棄物1Aが適正に整列されているにもかかわ
らず、除外されることもなく、円滑な整列作業が行われ
る。
【0101】このように、大きいプラスチック廃棄物1
Aでは、主ガイド11主ガイド11Aの内側の部材に接
して多少中央開口部12側に寄せられるだけであるが、
小さいプラスチック廃棄物1Bは、部材が通過の障害物
となって、中央開口部12側に大分寄せられるという、
本発明の知見に基づいた、適正に整列されていない小さ
いプラスチック廃棄物1Bの除去作用と適正に整列され
ている大きいプラスチック廃棄物1Aの安定した搬送作
用とは、部材の各実施例を示した図6〜図25に示され
ている。
【0102】ここで、上述の主ガイド11A内側に設け
られる部材を弾性線状ガイドから構成したものでは、搬
送路幅が固定されることなく柔軟に変化するため、厳密
にプラスチック廃棄物1の通過を規制してしまうことが
なく、例えば大きなプラスチック廃棄物1Aは慣性力に
より弾性線状部材を押し広げて通過し、並列に並んだ小
さいプラスチック廃棄物1Bは弾性線状部材によって弾
かれる。このような柔軟性をもった通過規制を行うた
め、弾性線状部材の先端部又は全体の設定位置が、多少
いい加減でも、おおむね1列となるように方向付けら
れ、かつ適正な向きに搬送されてくるプラスチック廃棄
物1を落とし込み部に落とし込んで除外してしまうこと
が少なく、通過を規制し過ぎることがない。
【0103】特に、上述した第1の形態、第3の形態の
部材を構成する弾性線状部材とターンテーブル本体13
の回転中心を通る中心線との水平交差角度σを、0度〜
85度の角度に、好ましくは70度〜80度の角度に設
定すると共に、その弾性線状部材の先端部において、タ
ーンテーブル本体13の回転中心Oを通る中心線に沿っ
た縦断面から見た場合の該弾性線状部材の傾斜角度β
を、30〜60度の角度に、好ましくは45度の角度に
設定すれば、例えば最小幅部13bに向かって並列に並
んで搬送されるような2つの小さいプラスチック廃棄物
1Bを中央開口部側に寄せる作用を奏しつつ、大きいプ
ラスチック廃棄物1Aを中央開口部側に寄せずに安定し
て搬送する作用をより効果的に発揮する。
【0104】また、前記部材のプラスチック廃棄物1に
面する面として、上部が主ガイド11A側で下部がター
ンテーブル本体13の中央開口部12内縁側に位置する
傾斜面を有する構成とすれば、例えば最小幅部13bに
向かって並列に並んで搬送されるような不適正な小さい
プラスチック廃棄物1Bを中央開口部12側に落とし込
む作用を奏しつつ、大きいプラスチック廃棄物1Aを最
小幅部13bを通過させて安定して搬送する作用を効果
的に発揮し、特に、前記傾斜面において、ターンテーブ
ル本体の回転中心を通る中心線に沿った縦断面から見た
場合の該傾斜面の傾斜角度βを、30〜60度の角度
に、好ましくは45度の角度に設定すれば、或いは、上
述した第1の形態、第3の形態の部材を、プラスチック
廃棄物1に面する面として、上部が主ガイド11A側で
下部がターンテーブル本体13の中央開口部12内縁側
に位置する傾斜面を有し、該傾斜面(傾斜面上の水平
線)とターンテーブル本体13の回転中心Oを通る中心
線との水平交差角度σを、85度以下のの角度(0度を
含まず)に設定すると共に、前記傾斜面において、ター
ンテーブル本体の回転中心を通る中心線に沿った縦断面
から見た場合の該傾斜面の傾斜角度βを、30〜60度
の角度に、好ましく45度の角度に設定すれば、より効
果的である。
【0105】一方、物品搬送路の幅の最小幅部13bを
通過したプラスチック廃棄物1は、物品排出部10に向
かうが、主ガイド11Aは、最小幅部13bから徐々に
中央開口部12内周縁から離れてターンテーブル本体1
3外周縁の終点Yに至るように延びているため、この部
分の物品搬送路はターンテーブル本体13の内周部から
離れて外周部側に向かう。
【0106】この場合、ターンテーブル本体13の外周
速度は内周速度よりも速いため、この外周部側に向かう
物品搬送路にて搬送されるプラスチック廃棄物1個々が
引き離される。すなわち、プラスチック廃棄物1同士が
近づいて接触したまま搬送されないように、引き離し効
果が奏される。
【0107】また、補助ガイド11Bは、主ガイド11
Aの搬出ガイド部11cに略沿って設けられ、搬出ガイ
ド部11cとの間をプラスチック廃棄物1が通って搬送
装置3に向かうようにプラスチック廃棄物1を導くよう
に構成されている。つまり、補助ガイド11Bは、物品
出口部10において主ガイド11Aの終点Yから所定長
さ搬出ガイド部11c形状に略沿って略平行に所定間隔
隔てターンテーブル本体13内周縁から外周縁へと横断
しているため、ターンテーブル本体13の周方向へのプ
ラスチック廃棄物1の移動が規制され、かつ、補助ガイ
ド11Bのターンテーブル本体13内周部側の端部11
dは中央開口部12内周縁からさらに中央開口部側に所
定長さ延設されているため、最小幅部13bから物品排
出部10へとプラスチック廃棄物1をスムーズに案内す
ることができる。
【0108】本実施形態においては、図1に示すよう
に、補助ガイド11Bには、複数の弾性線状ガイド70
が設けられる。かかる弾性線状ガイド70は、内側下方
に傾斜し、かつターンテーブル本体13が回転している
状態において、その先端部の向いている方向が搬送方向
から該搬送方向と直交する方向の範囲のいずれかにある
状態で該先端部がプラスチック廃棄物1に触れるように
構成される。
【0109】また、最小幅部13bの下流の主ガイド1
1A内側にも、複数の弾性線状ガイド71が設けられ
る。かかる弾性線状ガイド71は、内側下方に傾斜しか
つ搬送状態においてその先端部の向いている方向が搬送
方向から該搬送方向と直交する方向の範囲のいずれかに
ある状態で該先端部がプラスチック廃棄物1に触れるよ
うに構成される。
【0110】この場合、弾性線状ガイド70、71の主
ガイド11A又は補助ガイド11Bに対する水平取付角
度を、搬送方向を起点として内側に10度〜90度の角
度に設定するのがよい。
【0111】なお、弾性線状ガイド70、71の11A
又は補助ガイド11Bに対する水平取付角度は、搬送方
向を起点として内側により好ましくは20度〜50度の
角度に、さらに好ましくは30度に設定するのがよい。
【0112】かかる水平取付角度は、上から見た際(投
影の際)の水平面上に形成される角度を指すものであ
る。また、主ガイド11A又は補助ガイド11Bに対す
る複数の弾性線状ガイド70,71の取付間隔を、50
mm〜400mmに、より好ましくは100mm〜30
0mmに、さらに好ましくは200mmに設定するのが
よい。
【0113】なお、弾性線状ガイド70,71を構成す
るものとしては、好ましくはピアノ線が採用できる。ピ
アノ線の材質としては、「JIS G 3502 ピアノ線材」等
で規定されている各種炭素鋼が使用できる。弾性線状ガ
イド70,71としては、ピアノ線と略同等な柔軟な線
材、例えば溶接棒やばね鋼等からなる線材を使用しても
良く、「JIS G 3507 冷間圧造用炭素鋼線材」、「JIS
G 3506 硬鋼線材」も良い。さらには、プラスチック等
の樹脂製の線材を使用しても良い。また、その形状は、
特に限定されず、横断面形状が四角形等の角形状でも良
いが、好ましくは横断面形状が円形状が良い。
【0114】その他、帯状のバネ鋼、根本がバネやゴム
で先端が中空の管状の鋼等を用いてもよく、根本で弾性
力があればよく、先端部では弾性は特に重要ではない。
また、根本が弾性力が重要なので、根本の弾性線状ガイ
ド70,71の上に、さらに別の弾性ガイド(コイルバ
ネやゴム)を被覆するようにするとよい。
【0115】また、弾性線状ガイド70,71の横断面
形状が円形状の場合、その直径は、0.5〜4mm、好
ましくは2〜3mm程度が好ましい。なお、補助ガイド
11Bは、該補助ガイド11Bと主ガイド11A間の間
隔を上方から下方に行くにしたがって徐々に狭くするよ
うに傾斜する傾斜部72を有しており、その傾斜角度
は、5度〜80度の範囲に設定される。
【0116】この傾斜角度は、より好ましくは30度〜
60度の範囲に、さらに好ましくは45度に設定するの
がよく、プラスチック廃棄物1の形状に係わらず、確実
に主ガイド11Aに沿って物品を移動することができ、
確実に弾性線状ガイド46によりプラスチック廃棄物1
が拘束されて整列されると共に、安定して搬送される。
【0117】かかる実施形態によれば、ターンテーブル
本体13や主ガイド11Aの凹凸等によって整列状態が
乱れた状態で最小幅部11bを通過した斜めのプラスチ
ック廃棄物1は、主ガイド11Aの搬出ガイド部11c
と補助ガイド11Bの両方の弾性線状ガイド70,71
によって拘束されて、その方向が矯正されるため整列さ
れて搬送され、並んだ状態で最小幅部13bを通過した
プラスチック廃棄物1は両方の弾性線状ガイド70,7
1によって1列に整列されて搬送され、搬出ガイド部1
1cと補助ガイド11Bの間隔に引っ掛かって該間隔を
閉塞する虞がなくなる。
【0118】したがって、このような整流ガイド11の
作用によって、最終的に物品排出部10から後段のコン
ベヤ24Aに送り出すプラスチック廃棄物1が1列に整
列される。
【0119】ターンテーブル本体13の物品排出部10
から排出されたプラスチック廃棄物1は、コンベヤ24
Aに供給される。このコンベヤ24Aの搬送速度は、タ
ーンテーブル本体13の物品の搬出速度よりも速く設定
されており、コンベヤ24Aに次々と投入されるプラス
チック廃棄物1の滞留を防止している。
【0120】また、コンベヤ24Aの搬入部から所定距
離の部分には、搬送路の一方の側部、すなわち、後段の
分別排出部5と同じ側の側部から斜め前方に延びる複数
の弾性線状ガイド46が設けられており、これら弾性線
状ガイド46により、コンベヤ24Aの搬入部における
搬送路幅を狭めて、整列されたプラスチック廃棄物1が
重なって搬送されないようになっていると共に、プラス
チック廃棄物1をプラスチック識別装置4の図示しない
測定ヘッド設置位置に方向付けて、如何なるサイズのプ
ラスチック廃棄物でも、必ずプラスチック識別装置4の
測定ヘッド設置位置を通過するようにしている。
【0121】すなわち、図26に示すように、コンベヤ
の側部には、側壁部24Dを設けると共に、該側壁部2
4Dに対向して他方の側部側には弾性線状ガイド46を
設けるのがよい。
【0122】この場合、コンベヤの他方の側部に側壁部
24Fを設け、この側壁部24Fの内面に弾性線状ガイ
ド46を設けるようにする。これにより、コンベヤの側
部に、側壁部24Dを設けてプラスチック廃棄物1を弾
性線状ガイド46によりその側壁部24Dに押し付けて
搬送すれば、整列したままの安定した状態でプラスチッ
ク廃棄物1が搬送される。
【0123】前記弾性線状ガイド46は、例えばピアノ
線により形成され、夫々その一端部が例えばスポット溶
接によって側壁部24Fに固着される。そして、側壁部
24Dと弾性線状ガイド46先端との間隔Dをプラスチ
ック廃棄物1の最小幅よりも小さく設定することによ
り、プラスチック廃棄物1は弾性線状ガイド46によっ
て側壁部24Dに押しつけられ、整列したままの状態で
安定した状態で搬送され、後の識別に適した姿勢とな
り、正確な識別が可能となる。
【0124】上記弾性線状ガイド46の取付間隔は、搬
送するプラスチック廃棄物1の長さにもよるが、100
〜1000mmの範囲が良く、好ましくは300〜70
0mm、より好ましくは500mmが良い。
【0125】弾性線状ガイド46のコンベヤのベルト面
からの取付高さEは、図26(B)の如く一段だけ取付
ける場合は、一般的には1〜250mmの範囲であれば
良いが、好ましくは10〜200mm、より好ましくは
70mmが良い。
【0126】弾性線状ガイド46を上下に一段だけ取付
けた場合は、つぶれたプラスチック廃棄物10や小さい
プラスチック廃棄物10が、弾性線状ガイド46に乗上
げて跳ね上がったり横転したりすることが、たまにある
が、図26(C)の如く弾性線状ガイド46を上下に多
段取付けると、そのような現象を回避できる。弾性線状
ガイド46を上下に多段取付ける場合は、最上段の弾性
線状ガイド46のコンベヤ24Aのベルト面からの取付
高さEが、前記値になるようにして、適宜上下に間隔を
設けて取付ければよい。なお、全て上下多段に弾性線状
ガイド46を設ける必要はなく、投入コンベヤ24Aの
入口端側の先頭の弾性線状ガイド46が多段として、一
つ置きに設けるようにしてもよい。
【0127】上記の弾性線状ガイド46の搬送方向成分
の寸法C(図26参照)は、前記上下多段の場合も一段
の場合も、搬送するプラスチック廃棄物10の長さにも
よるが、10〜700mmの範囲が良く、好ましくは3
00〜600mm、より好ましくは600mmが良い。
側壁部24Dと弾性線状ガイド46先端との間隔D(図
26参照)は、前記上下多段の場合も一段の場合も同様
に、プラスチック廃棄物10の最小幅よりも小さくする
ことが望ましいが、一般的には5〜200mmの範囲が
良く、好ましくは10〜100mm、より好ましくは3
0mmが良い。
【0128】弾性線状ガイド46の側壁部24Fへの取
付角度γ(図26参照)は、前記上下多段の場合も一段
の場合も同様に、搬送方向に対して1〜90度の範囲で
あれば良いのであるが、好ましくは30〜60度の範
囲、より好ましくは20度が良い。なお、弾性線状ガイ
ド46を途中で内側に曲げておくと、弾性線状ガイド4
6の弾性力がよく作用し、弾性線状ガイド46の先端部
が被識別物であるプラスチック廃棄物10をしっかり押
さえ、さらに安定した状態で搬送される。
【0129】弾性線状ガイド46とコンベヤ24Aのベ
ルト面との角度δ(図26参照)は、前記上下多段の場
合も一段の場合も同様に、一般的には1〜100度の範
囲が良く、好ましくは30〜90度の範囲、より好まし
くは80度が良い。
【0130】なお、側壁部24Dを構成するものとして
は、好ましくはステンレス鋼が採用できるが、炭素鋼、
プラスチック等の樹脂でもよい。また、弾性線状ガイド
46を取付ける側壁部24Fとしてプラスチック板を使
用してピアノ線からなる弾性線状ガイド46を取付ける
場合には、図27の如く側壁部24Fに隙間24Jを設
けて、該隙間24Jに弾性線状ガイド46を挿通し、外
端をボルト24Gとワッシャー24Hで固定すればよ
い。
【0131】弾性線状ガイド46により片側に寄せられ
コンベヤ24Aによって搬送されたプラスチック廃棄物
1は、後段の分別排出部5と反対側の側部に寄せられて
プラスチック識別装置4の測定ヘッドを通過し、前述し
たように、プラスチックの材質が判別される。
【0132】プラスチック識別装置4の測定ヘッドを通
過したプラスチック廃棄物1は、後段の分別排出部5と
反対側の側部に寄せられたまま搬送される。ここで、材
質を判別したプラスチック識別装置4は、材質判別信号
(識別信号)を図示しないシーケンサに出力し、シーケ
ンサは、材質判別信号を受けてから、それぞれ材質判別
信号が示す材質の種類毎に予め人為的にシーケンサに設
定した時間後に、該材質判別信号が示す材質の種類に対
応する分別排出装置6を構成するエアジェットノズル4
3のエア通路を開閉する開閉手段に開信号を予め定めた
時間出力する。
【0133】したがって、判別されたプラスチック廃棄
物1は、コンベヤ24Aの下流側に搬送されつつ、判別
された材質に対応した分別排出部5に向けてエアジェッ
トノズル43からのエアジェットによって吹き飛ばさ
れ、分別排出部5に排出され、回収箱5A内に回収され
る。
【0134】次ぎに、本発明の補助ガイド11Bの他の
実施形態について説明する。すなわち、図28(A)の
実施形態においては、補助ガイド11Bの主ガイド11
A対向面の略中程の高さから、該補助ガイド11Bと主
ガイド11A間の間隔を上方から下方に行くにしたがっ
て徐々に狭くするように傾斜する傾斜部としての傾斜ガ
イド11Cを設けた例である。図28(B)の実施形態
においては、補助ガイド11Bが傾斜部のみを有する場
合であり、すなわち補助ガイド11B自身が主ガイド1
1Aとの間の間隔を上方から下方に行くにしたがって徐
々に狭くするように傾斜している例である。図28
(C)の実施形態においては、補助ガイド11Bの主ガ
イド11A対向面の頂部から、該補助ガイド11Bと主
ガイド11A間の間隔を上方から下方に行くにしたがっ
て徐々に狭くするように傾斜する傾斜ガイド11Eを設
けた例である。
【0135】図29は、本発明のターンテーブル上の整
流ガイドの配置に係る他の実施形態を示している。図2
9(A)の実施形態においては、主ガイド112Aのタ
ーンテーブル本体外周縁の2点(始点と終点)間の距離
が図1の例より狭く形成されている例であり、図29
(B)の実施形態においては、主ガイド114Aのター
ンテーブル本体外周縁の2点(始点と終点)が、ターン
テーブルの中心に対して約180度離れて相対向してい
る例である。図29(C)の実施形態においては、主ガ
イド111Aと補助ガイド111Bが直線状に配置され
た例である。図29(D)の実施形態においては、図2
9(C)の直線状に対して曲線状に主ガイド113Aと
補助ガイド113Bが配置されたの例である。これらの
整流ガイドの配置は、ターンテーブルが各図の矢印の如
く右回転の場合であり、ターンテーブルが左回転の場合
は、当然、線対称(裏表の関係)に配置されなければな
らない。
【0136】いずれの整流ガイドにおいても、主ガイド
111A,112A,113A,114Aは、ターンテ
ーブル本体外周縁の2点と連絡して前記中央開口部の内
周縁に近接し該中央開口部内周縁との間に最小幅部11
1b,112b,113b,114bを形成する最小幅
形成部と、投入されたプラスチック廃棄物1が該最小幅
形成部に向かうようにプラスチック廃棄物1を導く搬入
ガイド部と、該最小幅形成部を通過したプラスチック廃
棄物1が前記搬送装置に向かうようにプラスチック廃棄
物1を導く搬出ガイド部と、を有し、補助ガイド111
B,112B,113B,114Bは、前記搬出ガイド
部に略沿って設けられ該搬出ガイド部との間をプラスチ
ック廃棄物1が通って前記搬送装置に向かうようにプラ
スチック廃棄物1を導くように構成されている。
【0137】なお、以上の実施形態においては、物品と
して、分別されるべきプラスチック廃棄物の整列装置に
適用した例について説明したが、その他の物品の整列に
適用してもよい。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜4に係る整列装置によれば、それぞれ主ガイド内側に
所定の形状の部材を設けたことにより、例えば、最小幅
部を処理対象のうちで最も大きい物品が通過可能な最小
限度の幅に設定した場合には、適正な向きの大きい物品
の通過は円滑に行われつつ、小さい物品が並列に並んで
最小幅部を通過することが阻止され、それぞれ正しく整
列されたもの以外の物品を除外することができると共
に、大きい物品が適正に整列されているにもかかわら
ず、除外されるという不具合もなく、物品を円滑に1列
に整列させる精度が向上する。
【0139】ここで、請求項5に係る発明によれば、主
ガイド内側に設けられる部材を弾性線状部材から構成し
たから、搬送路幅が固定されることなく柔軟に変化し、
厳密に物品の通過を規制してしまうことがなく、例えば
大きな物品は慣性力により弾性線状部材を押し広げて通
過し、並列に並んだ小さい物品は弾性線状部材によって
弾かれ、柔軟性をもった通過規制を行うことができる。
したがって、弾性線状部材の先端部又は全体の設定位置
が、多少いい加減でも、おおむね1列となるように方向
付けることができ、かつ適正な向きに搬送されてくる物
品を落とし込み部に落とし込んで除外してしまうことが
少ないと共に、通過を規制し過ぎることがなく、最小幅
部を通過する物品が大幅に少なくなってしまうことがな
く、部材の位置設定が極めて容易である。
【0140】請求項6に係る発明によれば、部材は、物
品に面する面として、上部が前記主ガイド側で下部が前
記ターンテーブル本体の中央開口部内縁側に位置する傾
斜面を有する構成としたから、主ガイドの内側下方を広
い範囲に渡ってカバーでき、例えば最小幅部に向かって
並列に並んで搬送されてくる不適正な物品を中央開口部
側に落とし込む作用を奏しつつ、大きい物品を最小幅部
を通過させて安定して搬送する作用を効果的に発揮す
る。
【0141】請求項7に係る発明によれば、前記傾斜面
において、ターンテーブル本体の回転中心を通る中心線
に沿った縦断面から見た場合の該傾斜面の傾斜角度β
を、30〜60度の角度に設定したから、或いは、請求
項8に係る発明においては、請求項1または3に係る発
明の部材を構成する弾性線状部材とターンテーブル本体
の回転中心を通る中心線との水平交差角度σを、0度〜
85度の角度に設定すると共に、その弾性線状部材の先
端部において、ターンテーブル本体の回転中心を通る中
心線に沿った縦断面から見た場合の該弾性線状部材の傾
斜角度βを、30〜60度の角度に設定するようにした
から、最小幅部に向かって並列に並んで搬送されてくる
不適正な物品を中央開口部側に落とし込む作用を奏しつ
つ、大きい物品を最小幅部を通過させて安定して搬送す
る作用を効果的に発揮する。
【0142】請求項9に係る発明によれば、請求項1ま
たは3に係る発明の部材を、物品に面する面として、上
部が主ガイド側で下部がターンテーブル本体の中央開口
部内縁側に位置する傾斜面を有し、該傾斜面と前記ター
ンテーブル本体の回転中心を通る中心線との水平交差角
度σを、85度以下の角度に設定すると共に、前記傾斜
面において、ターンテーブル本体の回転中心を通る中心
線に沿った縦断面から見た場合の該傾斜面の傾斜角度β
を、30〜60度の角度に設定するようにしたから、よ
り効果的である。
【0143】請求項10に係る発明によれば、補助ガイ
ドと主ガイドそれぞれの弾性線状ガイドにより、整列状
態が乱れた状態で最小幅部を通過した斜めの物品を整列
できると共に、並んだ状態で最小幅部を通過してしまっ
た物品を整列して搬送することができ、物品が主ガイド
と補助ガイドの間隔に引っ掛かって該間隔を閉塞する虞
を確実に解消することができ、ひいては物品を円滑に1
列に整列させる精度を向上することができる。
【0144】請求項11に係る発明および請求項12に
係る発明によれば、弾性線状ガイドの主ガイド又は補助
ガイドに対する水平取付角度や主ガイド又は補助ガイド
に対する複数の弾性線状ガイドの取付間隔の適切な設定
により、弾性線状ガイドにより物品が拘束されて整列さ
れると共に、安定して搬送される。
【0145】請求項13に係る発明によれば、補助ガイ
ドが所定傾斜角度の傾斜部を有するようにすることによ
って、物品の形状に係わらず、確実に主ガイドの搬出ガ
イド部に沿って物品を移動することができ、確実に弾性
線状ガイドにより物品が拘束されて整列されると共に、
安定して搬送される。
【0146】請求項14に係る発明によれば、投入され
た物品が、形状の異なる複数の物品であるから、大きい
物品に混ざって、この大きい物品の径の半分程度の径の
小さい物品も搬送されるような場合においても、主ガイ
ド内側下方に設けた部材により、それぞれ正しく整列さ
れたもの以外の小物品を除外することができ、物品を1
列に整列して1つずつ搬送する機能が確実に奏し得るよ
うになると共に、大きい物品が適正に整列されているに
もかかわらず、全て除外されることもなく、円滑な整列
作業が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る整列装置の一実施形態を示す平
面図
【図2】 その正面図
【図3】 同上の実施形態におけるターンテーブルの詳
細を示す平面図
【図4】 同上の実施形態における主ガイド内側の部材
の第1の形態および第2の形態の原理図であり、(A)
は平面図、(B)は(A)中B−B矢示断面図
【図5】 同上の実施形態における主ガイド内側の部材
の第3の形態および第3の形態の原理図であり、(A)
は平面図、(B)は(A)中A−A矢示断面図
【図6】 (A)〜(C)は同上の第1の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図7】 図6中B−B矢示断面図
【図8】 (A)〜(C)は同上の第1の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図9】 図8中B−B矢示断面図
【図10】 (A)〜(C)は同上の第1の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図11】 図10中B−B矢示断面図
【図12】 (A)〜(C)は同上の第2の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図13】 図12中B−B矢示断面図
【図14】 (A)〜(C)は同上の第2の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図15】 図14中B−B矢示断面図
【図16】 (A)〜(C)は同上の第3の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図17】 図16中A−A矢示断面図
【図18】 (A)〜(C)は同上の第3の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図19】 図18中A−A矢示断面図
【図20】 (A)〜(C)は同上の第3の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図21】 図20中A−A矢示断面図
【図22】 (A)〜(C)は同上の第4の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図23】 図22中A−A矢示断面図
【図24】 (A)〜(C)は同上の第4の形態の部材の
実施例を示す平面図
【図25】 図24中A−A矢示断面図
【図26】 図1に示したコンベヤ側の弾性線状ガイドの
構成の詳細を示す図で、(A)は平面図、(B)は
(A)中F−F矢示断面図、(C)は(A)中F−F矢
示断面図
【図27】 同上のコンベヤ側の弾性線状ガイドの他の構
成を示す平面図
【図28】 (A)は同上の傾斜ガイドの他の実施形態の
縦断面図、(B)は傾斜ガイドのさらに他の実施形態を
示す縦断面図、(C)は傾斜ガイドのさらに他の実施形
態を示す縦断面図
【図29】 (A)〜(D)はそれぞれ本発明のターンテ
ーブル上の整流ガイドの配置に係る他の実施形態を示す
平面図
【図30】 (A)〜(C)は従来技術の問題点を説明す
る平面図
【図31】 図30中A−A矢示断面図
【符号の説明】
1 プラスチック廃棄物 2 整列装置 8 ターンテーブル 11 整流ガイド 11A 主ガイド 11B 補助ガイド 12 中央開口部 13 ターンテーブル本体 13b 最小幅部 60 弾性線状部材 61 ブロック 61A 傾斜面 62 弾性線状部材 63 ブロック 63A 傾斜面 64 弾性線状部材 65 弾性線状部材 66 ブロック 66A 傾斜面 67 弾性線状部材 68 ブロック 68A 傾斜面 69 弾性線状部材 70 弾性線状ガイド 71 弾性線状ガイド
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Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入された物品を搬送するターンテーブル
    と、該ターンテーブルの上方に固定され、ターンテーブ
    ルにて搬送される物品を所定の姿勢に整列する整流ガイ
    ドと、を含んで構成され、 前記ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設され
    た環状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体
    の回転駆動装置と、を含んで構成され、 前記整流ガイドは、ターンテーブル本体外周縁の2点と
    連絡して、前記中央開口部の内周縁に近接し該中央開口
    部内周縁との間に最小幅部を形成すると共に、投入され
    た物品が該最小幅部に向かうように物品を導き、また該
    最小幅部を通過した物品が該ターンテーブル本体外周縁
    に設けられた出口に向かうように物品を導く主ガイド
    と、前記最小幅部の下流の主ガイドに略沿って設けられ
    該主ガイドとの間を物品が通過するように物品を導く補
    助ガイドと、から構成され、 前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターンテーブ
    ル本体上面からオーバーフローした物品の落とし込み部
    とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出することによ
    り一列に整列させる整列装置であって、 主ガイド内側には、部材が、その先端部が該主ガイドの
    内側下方で前記最小幅部の手前に位置すると共に、該先
    端部が前記ターンテーブル本体の中央開口部内縁からの
    距離が最短になるように、かつ、該先端部が該中央開口
    部内縁から前記最小幅部と同じ幅長さの外周側位置より
    該中央開口部側に位置するように、設けられたことを特
    徴とする整列装置。
  2. 【請求項2】投入された物品を搬送するターンテーブル
    と、該ターンテーブルの上方に固定され、ターンテーブ
    ルにて搬送される物品を所定の姿勢に整列する整流ガイ
    ドと、を含んで構成され、 前記ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設され
    た環状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体
    の回転駆動装置と、を含んで構成され、 前記整流ガイドは、ターンテーブル本体外周縁の2点と
    連絡して、前記中央開口部の内周縁に近接し該中央開口
    部内周縁との間に最小幅部を形成すると共に、投入され
    た物品が該最小幅部に向かうように物品を導き、また該
    最小幅部を通過した物品が該ターンテーブル本体外周縁
    に設けられた出口に向かうように物品を導く主ガイド
    と、前記最小幅部の下流の主ガイドに略沿って設けられ
    該主ガイドとの間を物品が通過するように物品を導く補
    助ガイドと、から構成され、 前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターンテーブ
    ル本体上面からオーバーフローした物品の落とし込み部
    とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出することによ
    り一列に整列させる整列装置であって、 主ガイド内側には、部材が、その全体が主ガイドの内側
    下方に位置し、かつ前記最小幅部の手前の位置におい
    て、前記ターンテーブル本体の回転中心を通る中心線に
    対して直交する方向に沿うと共に、前記ターンテーブル
    本体の中央開口部内縁から該直交部までの距離が、該中
    央開口部内縁から前記最小幅部と同じ幅長さの外周側位
    置より該中央開口部側に位置するように、設けられたこ
    とを特徴とする整列装置。
  3. 【請求項3】投入された物品を搬送するターンテーブル
    と、該ターンテーブルの上方に固定され、ターンテーブ
    ルにて搬送される物品を所定の姿勢に整列する整流ガイ
    ドと、を含んで構成され、 前記ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設され
    た環状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体
    の回転駆動装置と、を含んで構成され、 前記整流ガイドは、ターンテーブル本体外周縁の2点と
    連絡して、前記中央開口部の内周縁に近接し該中央開口
    部内周縁との間に最小幅部を形成すると共に、投入され
    た物品が該最小幅部に向かうように物品を導き、また該
    最小幅部を通過した物品が該ターンテーブル本体外周縁
    に設けられた出口に向かうように物品を導く主ガイド
    と、前記最小幅部の下流の主ガイドに略沿って設けられ
    該主ガイドとの間を物品が通過するように物品を導く補
    助ガイドと、から構成され、 前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターンテーブ
    ル本体上面からオーバーフローした物品の落とし込み部
    とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出することによ
    り一列に整列させる整列装置であって、 主ガイド内側には、部材が、その先端部が該主ガイドの
    内側下方の前記最小幅部に位置すると共に、該先端部が
    前記ターンテーブル本体の中央開口部内縁からの距離が
    最短になるように、設けられたことを特徴とする整列装
    置。
  4. 【請求項4】投入された物品を搬送するターンテーブル
    と、該ターンテーブルの上方に固定され、ターンテーブ
    ルにて搬送される物品を所定の姿勢に整列する整流ガイ
    ドと、を含んで構成され、 前記ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設され
    た環状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体
    の回転駆動装置と、を含んで構成され、 前記整流ガイドは、ターンテーブル本体外周縁の2点と
    連絡して、前記中央開口部の内周縁に近接し該中央開口
    部内周縁との間に最小幅部を形成すると共に、投入され
    た物品が該最小幅部に向かうように物品を導き、また該
    最小幅部を通過した物品が該ターンテーブル本体外周縁
    に設けられた出口に向かうように物品を導く主ガイド
    と、前記最小幅部の下流の主ガイドに略沿って設けられ
    該主ガイドとの間を物品が通過するように物品を導く補
    助ガイドと、から構成され、 前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターンテーブ
    ル本体上面からオーバーフローした物品の落とし込み部
    とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出することによ
    り一列に整列させる整列装置であって、 主ガイド内側には、部材が、その全体が主ガイドの内側
    下方に位置し、かつ前記ターンテーブル本体の回転中心
    を通る中心線に対して直交する方向に沿うと共に、前記
    直交部が前記最小幅部に位置するように、設けられたこ
    とを特徴とする整列装置。
  5. 【請求項5】前記部材は、弾性線状部材であることを特
    徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の整列
    装置。
  6. 【請求項6】前記部材は、前記物品に面する面として、
    上部が前記主ガイド側で下部が前記ターンテーブル本体
    の中央開口部内縁側に位置する傾斜面を有することを特
    徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の整列
    装置。
  7. 【請求項7】前記傾斜面において、ターンテーブル本体
    の回転中心を通る中心線に沿った縦断面から見た場合の
    該傾斜面の傾斜角度βは、30〜60度の角度に設定さ
    れることを特徴とする請求項6記載の整列装置。
  8. 【請求項8】前記部材は、弾性線状部材であり、該弾性
    線状部材と前記ターンテーブル本体の回転中心を通る中
    心線との水平交差角度σは、0度〜85度の角度に設定
    されると共に、その弾性線状部材の先端部において、タ
    ーンテーブル本体の回転中心を通る中心線に沿った縦断
    面から見た場合の該弾性線状部材の傾斜角度βは、30
    〜60度の角度に設定されることを特徴とする請求項1
    又は3記載の整列装置。
  9. 【請求項9】前記部材は、前記物品に面する面として、
    上部が前記主ガイド側で下部が前記ターンテーブル本体
    の中央開口部内縁側に位置する傾斜面を有し、該傾斜面
    と前記ターンテーブル本体の回転中心を通る中心線との
    水平交差角度σは、85度以下の角度に設定されると共
    に、前記傾斜面において、ターンテーブル本体の回転中
    心を通る中心線に沿った縦断面から見た場合の該傾斜面
    の傾斜角度βは、30〜60度の角度に設定されること
    を特徴とする請求項1又は3記載の整列装置。
  10. 【請求項10】投入された物品を搬送するターンテーブ
    ルと、該ターンテーブルの上方に固定され、ターンテー
    ブルにて搬送される物品を所定の姿勢に整列する整流ガ
    イドと、を含んで構成され、 前記ターンテーブルは、略円形の中央開口部が開設され
    た環状のターンテーブル本体と、該ターンテーブル本体
    の回転駆動装置と、を含んで構成され、 前記整流ガイドは、ターンテーブル本体外周縁の2点と
    連絡して、前記中央開口部の内周縁に近接し該中央開口
    部内周縁との間に最小幅部を形成すると共に、投入され
    た物品が該最小幅部に向かうように物品を導き、また該
    最小幅部を通過した物品が該ターンテーブル本体外周縁
    に設けられた出口に向かうように物品を導く主ガイド
    と、前記最小幅部の下流の主ガイドに略沿って設けられ
    該主ガイドとの間を物品が通過するように物品を導く補
    助ガイドと、から構成され、 前記ターンテーブル本体の中央開口部を該ターンテーブ
    ル本体上面からオーバーフローした物品の落とし込み部
    とし、前記最小幅部を通過した物品を搬出することによ
    り一列に整列させる整列装置であって、 前記最小幅部の下流の主ガイド内側及び前記補助ガイド
    内側には、それぞれ複数の弾性線状ガイドが設けられ、
    各弾性線状ガイドは、内側下方に傾斜し、かつ前記ター
    ンテーブルが回転している状態において、その先端の向
    いている方向が搬送方向から該搬送方向と直交する方向
    の範囲のいずれかにある状態で各先端が前記物品に触れ
    るように構成されたことを特徴とする整列装置。
  11. 【請求項11】前記弾性線状ガイドの主ガイド又は補助
    ガイドに対する水平取付角度は、搬送方向を起点として
    内側に10度〜90度の角度に設定されることを特徴と
    する請求項10記載の整列装置。
  12. 【請求項12】前記主ガイド及び補助ガイドそれぞれに
    おける各弾性線状ガイドの取付間隔は、50mm〜40
    0mmに設定されることを特徴とする請求項10または
    11記載の整列装置。
  13. 【請求項13】前記補助ガイド内側は、該補助ガイドと
    主ガイド間の間隔を上方から下方に行くにしたがって徐
    々に狭くするように傾斜する傾斜部を有し、その傾斜角
    度は、5度〜80度の範囲に設定されることを特徴とす
    る請求項10〜12のうちいずれか1つに記載の整列装
    置。
  14. 【請求項14】前記投入された物品は、形状の異なる複
    数の物品であることを特徴とする請求項1〜13のうち
    いずれか1つに記載の整列装置。
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JP2016121826A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 Jx金属株式会社 発炎筒供給装置

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