JPH04246012A - 整列供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、医薬品（錠剤，カプ
セル等），キャンディなどの小さな菓子類，ワッシャ，
ボタン電池，電子部品など主として小物，同一サイズ，
同一形状の物品を一列に整列しながら搬送する整列供給
装置の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】自動検査装置，自動包装装置においては
、ホッパー内に多量に雑然と投入された物品を目的に応
じて向きや姿勢を揃えこれを一列に整列して目的位置ま
で搬送供給することがなされる。このための装置として
はたとえば図４に示す回転式装置があり、この装置は実
公昭６０−２２０１０号公報において従来の整列装置と
して開示されている。

【０００３】この装置の詳細について以下に説明する。 図示しないホッパーに投入された被搬送物品（１）は、
振動フィーダー（２）により、一定速度で回転するター
ンテーブル（３）上に適宜量ずつ投下され載置される。 そして被搬送物品（１）はターンテーブル（３）の回転
に伴いその回転方向に移動するが、前記ターンテーブル
（３）の上方にその表面に摺接するように固設された整
流ガイド（４′），（５′）により、そのガイド面に沿
ってターンテーブル（３）の外周側に導かれ、ターンテ
ーブル（３）の外周縁部に固設された外壁（６）と整流
ガイド（４′），（５′）の先端とで形成される間隙を
通過する際にその規制作用によって円周方向にほぼ１〜
２列に連続して整列される。

【０００４】外壁（６）の適宜位置には出口部（７）が
設けられており、まず高さを規制する厚みゲート（８）
によって直立状態のものは倒伏され、また二段以上に積
重ったものは落下させられて、この厚みゲート（８）を
通り抜け、被搬送物品（１）はすべて一段にかつ偏平状
態に修正される。ただし、所定の厚みを越えた被搬送物
品は前記厚みゲート（８）を通り抜けられないので、中
心側の再循環経路へ進行する。

【０００５】前記厚みゲート（８）を通り抜けた被搬送
物品（１）は、次いで幅を規制する幅ゲート（９）によ
って一列に整列される。前記幅ゲート（９）は２本の側
壁（１０），（１１）によって構成され、被搬送物品（
１）の幅よりも若干広い溝であり、厚みゲート（８）に
よって高さを揃えられた被搬送物品（１）は幅ゲート（
９）にそのまま入り込む場合と、側壁（１１）の端部（
１２）に衝突した後、幅ゲート（９）に進行するか、中
心側の再循環経路に進行するか振り分けられる場合とが
生じる。

【０００６】以上により、雑然と投入された被搬送物品
（１）を一列に整列することが可能である。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】ところが、前記被搬送
物品（１）の横断面形状が円形である場合には、上述し
た装置により円滑にこれを一列に整列することが可能で
あるが、被搬送物品（１）のそれが楕円形，長方形等の
細長形状である場合には、以下に説明するような不都合
があった。

【０００８】前記被搬送物品（１）が楕円形等の場合に
、その姿勢を一定にし且つ一列に整列するには、前記側
壁（１０），（１１）間の幅を位搬送物品（１）の短径
よりも若干広い幅とし、被搬送物品（１）をその長径方
向（長手方向）に整列せしめるのが最も容易である。 しかるに、上述した従来の装置が備える整流ガイド（４
），（５）は被搬送物品（１）を単にターンテーブル（
３）の外周側に導く作用を奏するのみであり、被搬送物
品（１）の姿勢を規制することは不可能である。従って
、被搬送物品（１）はその姿勢を規制されることなく幅
ゲート（９）まで搬送され、被搬送物品（１）が幅ゲー
ト（９）を通過できない姿勢である場合には、図５に示
すように幅ゲート（９）部で停止し、これが後続の被搬
送物品（１）の幅ゲート（９）通過を阻止するのである
。

【０００９】本発明は以上の実情に鑑みなされたもので
あって、被搬送物品の横断面形状が楕円形，長方形等の
細長形状であっても容易にこれを一列に整列して搬送供
給することが可能な装置の提供を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、適宜に回転するターンテーブル，該ターン
テーブル上に被搬送物品を順次投入する物品投入部，前
記ターンテーブル上の被搬送物品を系外に排出する物品
排出部，前記ターンテーブルの上方に設けた整流ガイド
からなり、前記ターンテーブル上に載置された被搬送物
品を、ターンテーブルの回転及び前記整流ガイドにより
整列せしめて前記物品排出部まで搬送する装置であって
、前記整流ガイドを、前記ターンテーブルの外周側に始
端を有しその中心側に向けて延在する第一の整流ガイド
と、前記ターンテーブルの中心側に前記第一の整流ガイ
ドの終端から適宜離隔した始端を有し前記物品排出部に
向けて延在する第二の整流ガイドの両者から構成し、前
記第一の整流ガイドの中心側ガイド面に摺接して搬送さ
れる被搬送物品を前記第二の整流ガイドの外周側ガイド
面で捕捉可能にしたことを特徴とするものである。

【００１１】

【作用】次に本発明装置の作用について説明する。上記
本発明装置により被搬送物品を一列に整列せしめるには
、まず、物品投入部から順次連続的にターンテーブル上
に被搬送物品を投入する。これにより被搬送物品はター
ンテーブル上に未整列の状態で載置され、ターンテーブ
ルの回転により物品排出部側に搬送される。

【００１２】ついで被搬送物品は、搬送過程で第一の整
流ガイドと接触するが、被搬送物品の横断面が楕円形・
長方形等の細長形状である場合には、この接触により、
被搬送物品はその長手方向が第一の整流ガイドと略平行
となる。そして被搬送物品はターンテーブルの回転及び
第一の整流ガイドのガイド作用によって、これに摺接し
つつその終端まで移動する。一方、一の被搬送物品と第
一の整流ガイドとの間に他の被搬送物品が存在する場合
には、前記一の被搬送物品は前記第一の整流ガイドと接
触することができず、その姿勢は必ずしも第一の整流ガ
イドと平行にはならない。従って、被搬送物品は、第一
の整流ガイドと接するもののみその姿勢が制御され、他
のものは順次他の被搬送物品と接して積層状態となって
、第一の整流ガイドの終端まで移動する。

【００１３】ついで前記被搬送物品は前記第一の整流ガ
イドのガイド作用から離れ、ターンテーブルの回転によ
り移動する。そして、第一の整流ガイドに摺接して移動
する被搬送物品のみが第二の整流ガイドに捕捉されて物
品排出部に向け移動し、他の被搬送物品はターンテーブ
ルの回転によって回転軌道上を移動する。即ち、第二の
整流ガイドの始端が第一の整流ガイドの終端から適宜タ
ーンテーブルの中心側に離隔しているため、第一の整流
ガイドに摺接する被搬送物品のみ第二の整流ガイドで捕
捉可能なのである。

【００１４】しかして、被搬送物品はターンテーブル及
び第二の整流ガイドによりその長手方向に一列に整列せ
しめられ、物品排出部まで搬送せしめられるのである。

【００１５】

【実施例】以下、本発明装置の実施例について添付図面
に基づいて説明する。図１は本発明装置の一実施例を示
す平面図である。尚、本実施例装置において、図４に示
す従来の装置と同じ構成の部位については同一の符号を
付してその詳しい説明を省略する。

【００１６】実施例装置は図１に示すように、従来装置
の整流ガイドに代え、第一の整流ガイド（４）及び第二
の整流ガイド（５）を設けたものであって、以下これら
について詳述する。

【００１７】第一の整流ガイド（４）は振動フィーダ（
２）のターンテーブル（３）回転方向下流側近傍且つタ
ーンテーブル（３）の外周縁部を始端とし、ターンテー
ブル（３）の中心側且つその回転方向下流側を終端とし
て延在せしめた部材であり、適宜な曲率で湾曲せしめた
ものでも、真直状のものでもどちらでもかまわない。

【００１８】第二の整流ガイド（５）は前記第一の整流
ガイド（４）の終端から前記ターンテーブル（３）の中
心側に適宜離隔した位置を始端とし、出口部（７）の側
壁（１１）の端部（１２）近傍を終端として延在せしめ
た部材であり、これも適宜な曲率で湾曲せしめたもので
も、真直状のものでもどちらでもかまわない。

【００１９】次に、以上の構成を備える実施例装置の作
用について説明する。まず、振動フィーダ（２）により
被搬送物品（１）を搬送し、ターンテーブル（３）上に
適量ずつ順次連続的に供給する。供給された被搬送物品
（１）はターンテーブル（３）の回転により矢示Ａ方向
に移動し、何の障害もなければ第一の整流ガイド（４）
に接触する。そして、被搬送物品（１）の横断面形状が
楕円形，長方形等の細長形状である場合には、図２に示
すように、ターンテーブル（３）の回転による作用力の
働く方向と第一の整流ガイド（４）の延在する方向とが
所定の角度を有していることから、この作用力によって
被搬送物品（１）はその長手方向が第一の整流ガイド（
４）の延在方向と略平行となるようにその姿勢が制御さ
れ且つ第一の整流ガイド（４）の終端まで搬送される。 一方、後続の被搬送物品（１）は、自体と第一の整流ガ
イド（４）との間に他の被搬送物品（１）が存在するた
めに、第一の整流ガイド（４）に接触せず、姿勢の制御
がなされないまま前記第一の整流ガイドの終端まで搬送
される。従って、この段階では第一の整流ガイド（４）
に摺接して搬送される被搬送物品（１）は整列された状
態にある。

【００２０】ついで、被搬送物（１）は第一の整流ガイ
ド（４）のガイド作用から離れ、前記ターンテーブル（
３）の回転方向である矢示Ａ′方向に移動するが、この
移動過程で前記第一の整流ガイドに摺接して搬送された
被搬送物品（１）のみ、第二の整流ガイド（５）に捕捉
され、他の被搬送物品（１）はターンテーブル（３）の
回転により、再循環経路（矢示Ａ″方向）を移動せしめ
られる。

【００２１】そして、第二の整流ガイド（５）に捕捉さ
れた被搬送物品（１）は、第一の整流ガイド（４）にお
けるのと同様に、ターンテーブル（３）の回転による作
用力の働く方向と第一の整流ガイド（４）の延在する方
向とが所定の角度を有していることから、この作用力に
よって被搬送物品（１）はその長手方向が第二の整流ガ
イド（５）の延在方向と略平行となるようにその姿勢が
制御され且つ第二の整流ガイドに摺接してその終端まで
搬送され、一列に整列された状態で幅ゲート（９）に送
られる。

【００２２】以上により、雑然と供給される被搬送物品
を一列に整列することができる。尚、本実施例において
は以上の構成としたが、以下に説明するａ），ｂ）の構
成を単独で又は複合的に付加した構成にしてもよい。

【００２３】ａ）　　図３に示す如く、第二の整流ガイ
ド（５）の始端近傍に、矢示Ｄ方向に連続回転する回転
ローラ（１３）を設ける。尚、第一の整流ガイド（４）
の終端と回転ローラ（１３）とで形成される間隙は、第
一の整流ガイド（４）に摺接して移動する被搬送物品（
１）が、回転ローラ（１３）に触れることなく通過でき
る幅とする。これにより、第一の整流ガイド（４）に摺
接移動する以外の被搬送物品（１）は、回転ローラ（１
３）に触れ、この作用力によって積極的に再循環経路に
移動せしめられ、この被搬送物品（１）が第一の整流ガ
イド，第二の整流ガイド間を通過するを確実に防止する
ことができる。

【００２４】ｂ）　　第一の整流ガイド（４）及び第二
の整流ガイド（５）を一組とし、複数組連続的に配設す
る。これは、姿勢制御される被搬送物品を段階的に振り
分け、最終的にこれを一列に整列するものであるため、
多量の被搬送物品（１）を確実に整列処理することがで
きる。

【００２５】

【発明の効果】以上詳述したように本発明装置によれば
、被搬送物品の横断面形状が楕円形，長方形等の細長形
状であっても、これを容易に、その長手方向に一列で整
列せしめることができ、従来問題となっていた幅ゲート
における被搬送物品の詰りを解消することができる。

【００２６】従って、被搬送物品の整列供給を連続かつ
安定して行うことができ、無人化対応が可能であるとと
もに、その構成が簡単であることから装置を安価に製造
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す平面図である。

【図２】図１の一部を拡大した説明図である。

【図３】本発明の他の実施例を示す説明図である。

【図４】従来の装置を示す平面図である。

【図５】従来の装置における問題点を説明するための説
明図である。 １　　被搬送物品 ２　　振動フィーダ ３　　ターンテーブル ４　　第一の整流ガイド ５　　第二の整流ガイド ６　　外壁 ７　　出口部 ８　　厚みゲート ９　　幅ゲート １０　　側壁 １１　　側壁 １３　　回転ローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　適宜に回転するターンテーブル，該タ
   ーンテーブル上に被搬送物品を順次投入する物品投入部
   ，前記ターンテーブル上の被搬送物品を系外に排出する
   物品排出部，前記ターンテーブルの上方に設けた整流ガ
   イドからなり、前記ターンテーブル上に載置された被搬
   送物品を、ターンテーブルの回転及び前記整流ガイドに
   より整列せしめて前記物品排出部まで搬送する装置であ
   って、前記整流ガイドを、前記ターンテーブルの外周側
   に始端を有しその中心側に向けて延在する第一の整流ガ
   イドと、該第一の整流ガイドの終端から前記ターンテー
   ブルの中心側に適宜離隔した始端を有し前記物品排出部
   に向けて延在する第二の整流ガイドの両者から構成し、
   前記第一の整流ガイドの中心側ガイド面に摺接して搬送
   される被搬送物品を前記第二の整流ガイドの外周側ガイ
   ド面で捕捉可能にしたことを特徴とする整列供給装置。